JPH1187149A - 電磁装置 - Google Patents
電磁装置Info
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- JPH1187149A JPH1187149A JP24089597A JP24089597A JPH1187149A JP H1187149 A JPH1187149 A JP H1187149A JP 24089597 A JP24089597 A JP 24089597A JP 24089597 A JP24089597 A JP 24089597A JP H1187149 A JPH1187149 A JP H1187149A
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- bobbin
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Abstract
ボビン内に位置決めすることができる電磁装置を提供す
る。 【解決手段】コイル1と、このコイル1を巻回する筒部
4を有するボビン2と、筒部2の内部に遊嵌される柱状
部7を有しこの柱状部7の後端部から筒部4の径方向に
延びる接続部8を有しこの接続部8の端部から筒部4に
略平行に柱状部7と同方向に延びる脚部9を有するコア
3と、ボビン2に設けられて柱状部7を筒部4に略同心
に位置決めするように脚部9を保持する保持手段6とを
備えている。
Description
よびコイルを有する電磁装置に関するものである。
ち、70は一対のコア、71はボビン、72はその1次
ボビン部、73はコイル、74は絶縁テープである。こ
の電磁装置は、コア70をボビン71および1次ボビン
部72に固定するのに絶縁テープ74を用いていた。そ
のため、図6に示すようにコア70の柱状部75と、ボ
ビン71の筒部76とが偏心する可能性があった。
による固定では、コア70の柱状部75とボビン71の
筒部76を同心位置に維持することが難しく、容易に偏
心してコイル73との絶縁距離が短くなる箇所ができ、
絶縁耐圧不良を起こす可能性があった。さらに絶縁テー
プ74を使用することにより部品点数が増加しコストア
ップと組立時の工数アップになっていた。
が増加せず組立容易で偏心なくコアをボビン内に位置決
めすることができる電磁装置を提供することである。
は、コイルと、このコイルを巻回する筒部を有するボビ
ンと、前記筒部の内部に遊嵌される柱状部を有しこの柱
状部の後端部から前記筒部の径方向に延びる接続部を有
しこの接続部の端部から前記筒部に略平行に前記柱状部
と同方向に延びる脚部を有するコアと、前記ボビンに設
けられて前記柱状部を前記筒部に略同心に位置決めする
ように前記脚部を保持する保持手段とを備えたものであ
る。
脚部をボビンの保持手段で保持したため、コアの柱状部
をボビンの筒部内に偏心することなく略同心に位置決め
することができ、絶縁テープと比較して安定した保持が
可能となる。このため、コイルと柱状部との絶縁距離が
一様に確保され、絶縁距離が短い箇所があることによる
絶縁破壊を防ぐことができ、安定した高品質で経年劣化
の少ない耐久性のある電磁装置を実現することができ
る。さらに絶縁テープが不要になることで、部品点数と
加工および組立工数を削減でき、コストダウンが可能と
なる。
いて、前記保持手段が、前記筒部の周方向に対向する一
対の側面と径方向の外方に向いた底面からなる軸方向に
平行な略溝状のボビン脚部カバーであり、前記脚部が前
記保持手段に軸方向および径方向に圧入嵌合されるもの
である。請求項2記載の電磁装置によれば、請求項1と
同様な効果のほか、脚部を保持手段に位置決めしやすい
ので組立容易である。
いて、前記コイル、前記ボビンおよび前記コアを収納す
るケースを有し、前記脚部を前記筒部の軸方向および径
方向に押圧して前記筒部と前記柱状部を略同心位置に維
持する突起を前記ケースに設けたものである。請求項3
記載の電磁装置によれば、請求項2と同様な効果のほ
か、ケースの突起でコアの脚部を押え固定するので、柱
状部と筒部との略同心配置が維持され、単純な形状で確
実に保持できるとともに、ケースへ組み込んだ後の柱状
部と筒部との略同心位置のばらつきを抑え、品質アップ
が可能となる。
1および図2により説明する。すなわち、この電磁装置
は高圧トランスに適用されるもので、コイル1と、ボビ
ン2と、コア3とを有する。コイル1は通常の高圧トラ
ンス用のコイル線を用いている。
有する。実施の形態では円筒状の筒部4の一端に一対の
フランジ10,11を設け、その間の筒部4に1次コイ
ル(図示せず)を巻回する1次ボビンを構成している。
また他端のフランジ5および一対のフランジ10,11
にそれぞれコイル端子12〜14を設け、コイル1およ
び1次コイルの端部を接続している。
部7を有し、この柱状部7の後端部から筒部の径方向に
延びる接続部8を有し、この接続部8の端部から筒部に
略平行に柱状部7と同方向に延びる脚部9を有する。実
施の形態のコア3は一対からなり、圧粉鉄心を成形した
RU型フェライトコアを用い、柱状部7が外径が筒部4
の内径よりも小さい円柱状であり、接続部8および脚部
9がそれぞれ角柱状であり、全体としてコ字形をなして
いる。したがって、柱状部7が筒部4に嵌合すると遊嵌
状態となり、柱状部7の外面と筒部4の内面との間に隙
間15が形成され、柱状部7と筒部4とが離隔形成され
る。柱状部7を筒部4に遊嵌した状態で脚部9の端面9
a同士がギャップをおいて相対向する。
部8を筒部4に略同心に位置決めするように脚部9を保
持する。実施の形態では、保持手段6が脚部9を圧入嵌
合させる角筒状に形成され、これを筒部4の側部に配置
し、その端部とフランジ5,10の縁部とを一体に連結
している。この場合、フランジ5は外周に周壁16を形
成してその内側に接続部8を嵌める凹部17を形成して
いる。
に圧入嵌合することにより柱状部7が筒部4内に嵌めら
れるとともに接続部8が凹部17に嵌められて、保持手
段6によりコア3がボビン2に保持される。この場合、
寸法関係の設定により柱状部7を筒部4に略同心に位置
決めすることができるので、柱状部7の外周と筒部4の
内周との間の隙間15が全周にわたって略一定となり、
柱状部7と筒部4とが略一定に離隔形成される。
に充填すると均一充填となり絶縁が向上する。この発明
の第2の実施の形態を図3に示す。すなわち、この電磁
装置は、第1の実施の形態の保持手段6を角筒形に代え
て、保持手段6が、筒部4の周方向に対向する一対の側
面6a,6cと径方向の外方に向いた底面6bからなる
軸方向に平行な略溝状のボビン脚部カバーであり、脚部
9が保持手段6に軸方向および径方向に圧入嵌合される
ようにしている。
段6に位置決めしやすいので組立容易である。また単純
な形状で柱状部7と筒部4を略同心位置に維持でき、コ
イル1の高電圧部とコア3の柱状部7との沿面距離が増
えることにより、低コストで沿面放電を防止できる。そ
の他は第1の実施の形態と同様である。この発明の第3
の実施の形態を図4に示す。すなわち、第2の実施の形
態において、コイル1、ボビン2およびコア3を収納す
るケース19を有し、脚部9を保持手段6に筒部4の軸
方向および径方向に押圧して筒部4と柱状部7を略同心
位置に維持する突起20,21をケース19に設けてい
る。実施の形態の突起20,21はケース19の内側面
に形成したリブであり、コア3の接続部8および脚部9
に対向するように形成している。突起20は脚部9を径
方向に押圧し、突起21は接続部8を介して脚部9を軸
方向に押圧する。
状部7を筒部4に挿入するように脚部9を保持手段6に
保持させて、ケース19に挿入すると、突起20,21
でコア3の脚部9をボビン2の保持手段6に軸方向およ
び径方向に押付け、柱状部7を筒部4に略同心に維持す
る。この実施の形態によれば、ケース19の突起20,
21でコア3の脚部9を押え固定するので、柱状部7と
筒部4との略同心配置が維持され、単純な形状で確実に
保持できるとともに、ケース19へ組み込んだ後の柱状
部7と筒部4との略同心位置のばらつきを抑え、品質ア
ップが可能となる。その他は、第2の実施の形態と同様
である。
1の実施の形態の電磁装置に適用することも可能であ
る。また、この発明において、保持手段6およびコア3
はボビンの一端側のみに設けられたものでもよい。また
保持手段6と脚部9とは面当たりでもよいが、保持手段
6の内面に形成したリブに脚部9を圧入する構成でもよ
い。
の脚部をボビンの保持手段で保持したため、コアの柱状
部をボビンの筒部内に偏心することなく略同心に位置決
めすることができ、絶縁テープと比較して安定した保持
が可能となる。このため、コイルと柱状部との絶縁距離
が一様に確保され、絶縁距離が短い箇所があることによ
る絶縁破壊を防ぐことができ、安定した高品質で経年劣
化の少ない耐久性のある電磁装置を実現することができ
る。さらに絶縁テープが不要になることで、部品点数と
加工および組立工数を削減でき、コストダウンが可能と
なる。
1と同様な効果のほか、脚部を保持手段に位置決めしや
すいので組立容易である。請求項3記載の電磁装置によ
れば、請求項2と同様な効果のほか、ケースの突起でコ
アの脚部を押え固定するので、柱状部と筒部との略同心
配置が維持され、単純な形状で確実に保持できるととも
に、ケースへ組み込んだ後の柱状部と筒部との略同心位
置のばらつきを抑え、品質アップが可能となる。
る。
である。
視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 コイルと、このコイルを巻回する筒部を
有するボビンと、前記筒部の内部に遊嵌される柱状部を
有しこの柱状部の後端部から前記筒部の径方向に延びる
接続部を有しこの接続部の端部から前記筒部に略平行に
前記柱状部と同方向に延びる脚部を有するコアと、前記
ボビンに設けられて前記柱状部を前記筒部に略同心に位
置決めするように前記脚部を保持する保持手段とを備え
た電磁装置。 - 【請求項2】 前記保持手段は、前記筒部の周方向に対
向する一対の側面と径方向の外方に向いた底面からなる
軸方向に平行な略溝状のボビン脚部カバーであり、前記
脚部が前記保持手段に軸方向および径方向に圧入嵌合さ
れる請求項1記載の電磁装置。 - 【請求項3】 前記コイル、前記ボビンおよび前記コア
を収納するケースを有し、前記脚部を前記筒部の軸方向
および径方向に押圧して前記筒部と前記柱状部を略同心
位置に維持する突起を前記ケースに設けた請求項2記載
の電磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24089597A JP3660479B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 電磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24089597A JP3660479B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 電磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187149A true JPH1187149A (ja) | 1999-03-30 |
JP3660479B2 JP3660479B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=17066288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24089597A Expired - Fee Related JP3660479B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 電磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3660479B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007335841A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-12-27 | Sumida Corporation | バランストランス |
JP2010118571A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Tamura Seisakusho Co Ltd | インダクタ |
CN107221405A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-09-29 | 安徽盛洲汽车部件有限公司 | 点火线圈壳体结构 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP24089597A patent/JP3660479B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007335841A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-12-27 | Sumida Corporation | バランストランス |
JP2010118571A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Tamura Seisakusho Co Ltd | インダクタ |
CN107221405A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-09-29 | 安徽盛洲汽车部件有限公司 | 点火线圈壳体结构 |
CN107221405B (zh) * | 2017-06-28 | 2024-01-30 | 安徽盛洲汽车部件有限公司 | 点火线圈壳体结构 |
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---|---|
JP3660479B2 (ja) | 2005-06-15 |
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