JPH0445422Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0445422Y2 JPH0445422Y2 JP1985149343U JP14934385U JPH0445422Y2 JP H0445422 Y2 JPH0445422 Y2 JP H0445422Y2 JP 1985149343 U JP1985149343 U JP 1985149343U JP 14934385 U JP14934385 U JP 14934385U JP H0445422 Y2 JPH0445422 Y2 JP H0445422Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- commutator
- press
- varistor
- ring
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、音響、映像機器及びOA機器などの
駆動用に使用される直流電動機(以下モータとい
う)、特に小型モータの整流子に関するものであ
る。
駆動用に使用される直流電動機(以下モータとい
う)、特に小型モータの整流子に関するものであ
る。
従来の技術
組立整流子の従来例を以下、図を参照し説明す
る。
る。
第3図に組立整流子の従来例を示す。又第4図
には第3図に示した従来の組立整流子を使用した
モータの回転子の実施例を示す。
には第3図に示した従来の組立整流子を使用した
モータの回転子の実施例を示す。
第3図において、円筒状整流子基台2は樹脂の
成型品であり、この整流子基台2にプレス加工さ
れたかわら状の整流子片1を整流子基台2の外周
部に密着して円筒状に等間隔に配置し、圧入ワツ
シヤ3にて前記整流子片1の外周を圧入支持し、
整流子基台2に密着固定する。
成型品であり、この整流子基台2にプレス加工さ
れたかわら状の整流子片1を整流子基台2の外周
部に密着して円筒状に等間隔に配置し、圧入ワツ
シヤ3にて前記整流子片1の外周を圧入支持し、
整流子基台2に密着固定する。
ライザー部1bは圧入ワツシヤ3の外径より径
方向に大きく作られ、リング状バリスタ4を半田
付している。このようにバリスタの半田付けの必
要上からリング状バリスタ4とライザー部1bの
端面は密着していなければならないので、おのず
とリング状バリスタ4の内径は圧入ワツシヤ3の
外径より大きくなつてしまう。この為にリング状
バリスタ4の外径が大きくなり第4図に示すよう
にリング状バリスタ4は回転子のコイル5の上に
配置する構成をとらなければならない。
方向に大きく作られ、リング状バリスタ4を半田
付している。このようにバリスタの半田付けの必
要上からリング状バリスタ4とライザー部1bの
端面は密着していなければならないので、おのず
とリング状バリスタ4の内径は圧入ワツシヤ3の
外径より大きくなつてしまう。この為にリング状
バリスタ4の外径が大きくなり第4図に示すよう
にリング状バリスタ4は回転子のコイル5の上に
配置する構成をとらなければならない。
考案が解決しようとする問題点
本考案は、機器の小型薄型化に対応するもので
ある。従来の組立て整流子では、前述のように圧
入ワツシヤの外側にリング状バリスタが配置さ
れ、その外径が大きいのでコイルの内径部分にで
きる空間Aにバリスタが収容できず、そのため第
4図に示す寸法Bはモータのトルク発生には無用
な寸法であるが、それだけモータのスラスト寸法
が大きくなり機器の小型薄型化を妨げてきた。本
考案は従来の整流子構造で発生していた以上の問
題点を解決するものである。
ある。従来の組立て整流子では、前述のように圧
入ワツシヤの外側にリング状バリスタが配置さ
れ、その外径が大きいのでコイルの内径部分にで
きる空間Aにバリスタが収容できず、そのため第
4図に示す寸法Bはモータのトルク発生には無用
な寸法であるが、それだけモータのスラスト寸法
が大きくなり機器の小型薄型化を妨げてきた。本
考案は従来の整流子構造で発生していた以上の問
題点を解決するものである。
問題点を解決するための手段
本考案は上記問題点を解決する手段として、ま
ずライザー部を整流子の長さ方向にU字状に折り
曲げ、このU字の中に圧入ワツシヤを収容する。
次にその上にリング状バリスタを重ねる。バリス
タの内径は圧入ワツシヤの内径と同程度に小さく
できるので外径も小さくでき、その結果圧入ワツ
シヤとリング状バリスタとライザー部の3者はと
もに回転子のコイルが巻かれていない中心部分の
スペースに収容することができる。
ずライザー部を整流子の長さ方向にU字状に折り
曲げ、このU字の中に圧入ワツシヤを収容する。
次にその上にリング状バリスタを重ねる。バリス
タの内径は圧入ワツシヤの内径と同程度に小さく
できるので外径も小さくでき、その結果圧入ワツ
シヤとリング状バリスタとライザー部の3者はと
もに回転子のコイルが巻かれていない中心部分の
スペースに収容することができる。
作 用
このように構成すれば回転子の中心部にできる
コイルの巻かれていない空間を有効に利用して整
流子を配置することができる。これにより、回転
子のスラスト方向の寸法を小さくし、モータの小
型、薄型化がはかれる。
コイルの巻かれていない空間を有効に利用して整
流子を配置することができる。これにより、回転
子のスラスト方向の寸法を小さくし、モータの小
型、薄型化がはかれる。
また、この構成ではリング状バリスタは整流子
の摺動部側にあるので回転子の組み立て完成後に
バリスタを後付けすることができ、従来に見られ
たリング状バリスタが整流子の反摺動部側にある
ものにくらべて製造工程が合理化できる。
の摺動部側にあるので回転子の組み立て完成後に
バリスタを後付けすることができ、従来に見られ
たリング状バリスタが整流子の反摺動部側にある
ものにくらべて製造工程が合理化できる。
実施例
第1図に本考案の整流子の実施例を、第2図に
その整流子を使用した回転子の実施例を示す。
その整流子を使用した回転子の実施例を示す。
第1図において、樹脂で成型された基台2に整
流子片1を組み込み、そのワツシヤ収納部に圧入
ワツシヤ3を圧入して固定する構造になつてい
る。具体的にはライザー部1bを折り曲げにより
第1図のようにU字型に折り曲げ加工し、ライザ
ー部1bに摺動部1a側端面が圧入ワツシヤ3の
厚みより、摺動部1a側にでるようにする。すな
わち圧入ワツシヤ3をライザー部のU字の中に収
容する。こうすることにより、第1図のようにバ
リスタ4の内径が圧入ワツシヤ3の外径よりも小
さいものでも、バリスタ4とライザー部1bを密
着することができる。
流子片1を組み込み、そのワツシヤ収納部に圧入
ワツシヤ3を圧入して固定する構造になつてい
る。具体的にはライザー部1bを折り曲げにより
第1図のようにU字型に折り曲げ加工し、ライザ
ー部1bに摺動部1a側端面が圧入ワツシヤ3の
厚みより、摺動部1a側にでるようにする。すな
わち圧入ワツシヤ3をライザー部のU字の中に収
容する。こうすることにより、第1図のようにバ
リスタ4の内径が圧入ワツシヤ3の外径よりも小
さいものでも、バリスタ4とライザー部1bを密
着することができる。
このためバリスタ特性をだすために必要なバリ
スタの幅Cが同一であれば第3図に示す従来例の
バリスタに比べ外径を小さくできる。外径の小さ
いバリスタを使用できることにより、第2図の使
用例のように、回転子のコイルがまかれていない
回転子の中心部の空間Aにリング状バリスタ4を
納めることができ、圧入ワツシヤ3、バリスタ4
がコイル5の高さ以内に入り、回転子のスラスト
寸法を小さくできる。
スタの幅Cが同一であれば第3図に示す従来例の
バリスタに比べ外径を小さくできる。外径の小さ
いバリスタを使用できることにより、第2図の使
用例のように、回転子のコイルがまかれていない
回転子の中心部の空間Aにリング状バリスタ4を
納めることができ、圧入ワツシヤ3、バリスタ4
がコイル5の高さ以内に入り、回転子のスラスト
寸法を小さくできる。
考案の効果
以上のように本考案は、回転子の中心部分のコ
イルのない空間を利用して、そこに整流子を配置
し回転子を小さくまとめることにより、モータの
小型、薄型化が実現できるものである。
イルのない空間を利用して、そこに整流子を配置
し回転子を小さくまとめることにより、モータの
小型、薄型化が実現できるものである。
第1図は本考案の整流子の実施例を示す半断面
図、第2図は本考案の整流子を使用した回転子の
実施例の半断面図、第3図は従来の整流子の実施
例を示す半断面図、第4図は従来の整流子を使用
した回転子の実施例の半断面図である。 1……整流子片、1a……摺動部、1b……ラ
イザー部、2……円筒状整流子基台、3……圧入
ワツシヤ、4……リング状バリスタ、5……コイ
ル。
図、第2図は本考案の整流子を使用した回転子の
実施例の半断面図、第3図は従来の整流子の実施
例を示す半断面図、第4図は従来の整流子を使用
した回転子の実施例の半断面図である。 1……整流子片、1a……摺動部、1b……ラ
イザー部、2……円筒状整流子基台、3……圧入
ワツシヤ、4……リング状バリスタ、5……コイ
ル。
Claims (1)
- 円筒状整流子基台と、この円筒状整流子基台を
取り囲んで配置された複数の整流子片と、上記複
数の整流子片をその外周を締め付けて上記円筒状
整流子基台に押しつけて固定する圧入ワツシヤ
と、リング状のバリスタとを備え、上記整流子片
は長さ方向にU字状に形成されかつ外周方向に延
びるライザー部を有し、上記圧入ワツシヤは上記
ライザー部のU字の中に収容され、上記リング状
のバリスタは上記圧入ワツシヤと重ねて配置され
かつ上記ライザー部に電気的接続されている直流
電動機の整流子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985149343U JPH0445422Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985149343U JPH0445422Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6257565U JPS6257565U (ja) | 1987-04-09 |
JPH0445422Y2 true JPH0445422Y2 (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=31064458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985149343U Expired JPH0445422Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445422Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5008577A (en) * | 1988-10-13 | 1991-04-16 | Johnson Electric S.A. | Assembled commutator with heat-resisting ring |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177253A (en) * | 1981-04-24 | 1982-10-30 | Ishizuka Denshi Kk | Rotor for miniature dc motor |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP1985149343U patent/JPH0445422Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177253A (en) * | 1981-04-24 | 1982-10-30 | Ishizuka Denshi Kk | Rotor for miniature dc motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6257565U (ja) | 1987-04-09 |
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