JPH1185390A - オリジナルマウスパッドの作製材料およびオリジナルマウスパッドの作製方法 - Google Patents

オリジナルマウスパッドの作製材料およびオリジナルマウスパッドの作製方法

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JPH1185390A
JPH1185390A JP9252701A JP25270197A JPH1185390A JP H1185390 A JPH1185390 A JP H1185390A JP 9252701 A JP9252701 A JP 9252701A JP 25270197 A JP25270197 A JP 25270197A JP H1185390 A JPH1185390 A JP H1185390A
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JP
Japan
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layer
image
mouse pad
resin
adhesive layer
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JP9252701A
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English (en)
Inventor
Koji Tachiki
宏治 立木
Yoshihiro Oshio
義博 大塩
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Kimoto Co Ltd
Original Assignee
Kimoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種記録材料を用いて個人でデザインし出力
したものを用いることにより安価にオリジナリティーに
あふれたマウスパッドを提供する。 【解決手段】 一方の面が画像受容可能とされた基材の
前記画像受容可能とされた面11と反対面に粘着層13
を有するデザインシートの前記画像受容可能とされた面
11にインクジェットプリンタ、PPC複写機等により
所望のオリジナル画像を出力し、次に前記デザインシー
トの出力された画像受容可能とされた面11に保護層2
2の片面に粘着層23を有する表面シートを貼り合わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの入
力装置の一つであるマウスの移動操作に適したマウスパ
ッドに係り、特に、個人でデザインができるオリジナル
マウスパッドの作製材料、およびそれを用いたオリジナ
ルマウスパッドの作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マウスパッドは市販されてい
るものやパソコンを購入したときに付属品として入手し
たものを使用していた。また、これらのマウスパッドと
しては、ウレタンマットや印刷面にハードコートを塗布
したもの(実開平5−17733号)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のマウスパッドは決まった絵柄の印刷されているもの
しかなく、購入者が選ぶという選択権しかなかった。従
って本発明は、各種記録材料を用いて個人でデザインし
出力したものを用いることにより安価にオリジナリティ
ーにあふれたマウスパッドを提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明のオリジナルマウスパッドの作製材料は、保護層の
片面に粘着層を有する表面シートと一方の面が画像受容
可能とされた基材の前記画像受容可能とされた面と反対
面に粘着層又は滑り防止層を有するデザインシートから
構成されることを特徴とするものである。
【0005】また、前記一方の面が画像受容可能とされ
た基材が、支持体上にインクジェットインク受容層を設
けたもの、あるいは支持体上にトナー定着層を設けたも
のであることを特徴とするものである。
【0006】さらに、表面シートの保護層の粘着層と反
対面表面にマット層を有し、前記マット層の中心線平均
粗さRaが0.3〜10μmであることを特徴とするも
のである。
【0007】本発明のオリジナルマウスパッドの作製方
法としては、一方の面が画像受容可能とされた基材の前
記画像受容可能とされた面と反対面に粘着層又は滑り防
止層を有するデザインシートの前記画像受容可能とされ
た面にインクジェットプリンタ、PPC複写機等により
所望のオリジナル画像を出力し、次に前記デザインシー
トの出力された画像受容可能とされた面に保護層の片面
に粘着層を有する表面シートを貼り合わせることを特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のオリジナルマウ
スパッドの作製材料およびオリジナルマウスパッドの作
製方法の詳細を説明する。本発明のオリジナルマウスパ
ッドの作製材料の基本的な構造を図1・図2・図3・図
4に示す。
【0009】また、図5・図6に本発明のオリジナルマ
ウスパッドの作製材料を用いたマウスパッドの構造を示
す。
【0010】デザインシート1の基材15は一方の面が
画像受容可能とされたものである。一般的には支持体1
2上に画像受容層11を積層することによって形成する
ことができる(図1,図2)。
【0011】デザインシート1の支持体12としては、
メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル等の(メタ)ア
クリル酸エステルの単独若しくは共重合体、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン等の樹脂シートや紙を使用することができ、
厚みは適宜変更しうるが25〜188μmの範囲のもの
が好適に使用しうる。
【0012】画像受容層11は、インクジェットプリン
タ、レーザービームプリンタ、PPC複写機、静電プロ
ッタ、溶融熱転写プリンタ、昇華熱転写プリンタ等の出
力機で記録するための層であり一般に出力機によって異
なるものである。
【0013】例えば、インクジェットプリンタで記録す
る場合には、インクジェットインク受容層であり、厚み
は1〜100μmの範囲、好ましくは1〜50μmの範
囲が望ましい。
【0014】このようなインク受容層は、従来公知のも
のが使用でき、主として親水性高分子ないし水溶性高分
子からなる。また、必要に応じて耐水化された水溶性高
分子、非水溶性高分子等の高分子化合物や性能を阻害し
ない程度の体質顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベ
リング剤等の添加剤を混合したものでも良い。
【0015】親水性高分子ないし水溶性高分子として
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、水
溶性セルロース樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、ポリビ
ニルアセタール、アクリル酸、アクリルアミド共重合
体、メラミン樹脂、ポリエーテルポリオールまたはその
架橋物等の合成樹脂やゼラチン、カゼイン、でんぷん、
キチン、キトサン等の天然樹脂が挙げられる。
【0016】耐水化された水溶性高分子としては、水溶
性高分子とイオン結合、配位結合、共有結合、水素結合
等により反応して不溶化したものが挙げられる。
【0017】非水溶性高分子としては、スチレンマレイ
ン酸共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、アクリ
ル樹脂、セルロース樹脂、ポリエステル樹脂、(メタ)
アクリル酸エステル、ポリビニルブチラールなどがあげ
られる。
【0018】また、レーザービームプリンタ、PPC複
写機等で記録する場合には、画像受容層11はトナー定
着層である。トナー定着層はガラス転移温度が45〜1
00℃の範囲の樹脂で形成されたものが望ましい。45
℃以上とするのはデザインシート1を多数積層した場
合、ブロッキングが発生するのを防止するためであり、
100℃以下とするのはトナーの接着性を向上させるた
めである。但し、定着温度が高い機種で使用する場合は
100℃以上であっても使用可能である。このような樹
脂としては、アクリル、ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルブ
チラール、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミ
ド、ポリエステル等のホモポリマーまたはコポリマーを
単独あるいは混合して使用できる。
【0019】トナー定着層には必要に応じて各種添加剤
を添加することもできる。特に好ましい添加剤としては
帯電防止剤である。帯電防止剤を添加すると、デザイン
シート1の搬送性、取扱い性を向上させることができ
る。トナー定着層の厚さとしては、0.1μm以上であ
ればよい。
【0020】また、トナー定着層は支持体12上に直接
設けても良く、支持体12上に筆記性を付与するためマ
ット層(図示せず)を設けてその上に設けてもよい。
【0021】マット層の樹脂としては、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリビニルアルコール等を単独または
混合して用いることができる。
【0022】マット層に含有される顔料としては、一般
的な体質顔料であれば用いることができ、例えばクレ
ー、タルク、炭酸カルシウム、シリカ等を使用すること
ができ、マット層の膜厚は1〜5μm程度が好ましい。
【0023】マット層には、必要によりレベリング剤、
帯電防止剤、紫外線吸収剤、その他の添加剤を入れても
構わない。
【0024】また、インクジェットプリンタやレーザー
プリンタ、PPC複写機などを共用して記録する場合に
好適な画像受容層11として、特開平7−149040
号記載のものを使用することができ、これは樹脂成分と
して親水性樹脂及び親油性樹脂を含み、望ましくはマッ
ト化剤を含有するものである。
【0025】このような親水性樹脂としてはポリビニル
ピロリドンを、親油性樹脂としてはすくなくとも4種の
モノマーからなる塩基性の(メタ)アクリル酸エステル
共重合体を用いる。
【0026】親水性樹脂であるポリビニルピロリドン
は、ペンプロッタ等に使用される油性インクに用いられ
る有機溶媒、例えばトルエン、キシレン、ケトン類、エ
ステル類等には一般に不溶または難溶であるので、これ
らのインクで記録した場合にも塗膜が侵されにくく、良
好な記録を行うことができる。更にインクジェットのよ
うに水系のインクに対するインク吸収性及びインク発色
性に優れ、特に後述する(メタ)アクリル酸エステル共
重合体と組み合わせることにより、デザインシート1と
して必要な性能、例えばインク吸収性、耐水性、耐候性
等を向上させることができる。
【0027】親油性樹脂である塩基性の(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合体は、少なくとも(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル(HEMA或いはHEA)とメ
タクリル酸2−ジメチルアミノエチル(DMMA)とを
含む親水性モノマーと、少なくともメタクリル酸メチル
(MMA)とメタクリル酸n−ブチル(BMA)とを含
む耐水性(親油性)モノマーとから構成される、少なく
とも4元以上の共重合体が好ましく、個々のモノマーの
特性を阻害しない限り、5元以上のものも使用できる。
このように塩基性の(メタ)アクリル酸エステル共重合
体を用いることにより、トナーの接着性及びポリビニル
ピロリドンとの相溶性を高めることができる。また、少
なくとも2種類の耐水性モノマーとを組み合わせた4元
以上とすることにより、これらモノマーの配合比を適当
に選択して、親水性と耐水性のバランスを調節すること
ができ、しかも塗膜の物理的性質などの他の性能の調整
が容易となる。
【0028】また、インクジェットプリンタやレーザー
プリンタ、PPC複写機などを共用して記録する場合に
好適な画像受容層11は、筆記性を付与するためにマッ
ト化されていることが好ましい。このため、支持体12
自体をマット化してもよく、インク受容層を形成する樹
脂中にマット化剤を添加してもよく、また両者を併用し
てもよい。
【0029】次に、粘着層13は、滑り止め基材3や直
接机などに貼るために必要なものである(図1)。粘着
層13としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、シリコーン系樹脂等からなる粘着剤
が使用できる。
【0030】また、マトリックス粘着層や再粘着可能な
粘着層を使用することもでき、厚みとしては5〜100
μm程度が適当である。
【0031】マトリックス粘着層は、粘着層を粘着剤で
凹凸に形成して空気の流通する隙間を粘着層にあたえる
ことにより、器具を使わずに被着体に綺麗に貼り合わせ
ることが可能となるものである。
【0032】離型シート14は出力の際の不都合をなく
すために必要に応じて粘着層13表面に設けることがで
き、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
プラスチックフイルムや紙等の表面をシリコーンなどで
適宜離型処理を施したものが使用できる。
【0033】離型シート14の厚みとしては、作業性を
考慮して4〜200μm、好ましくは20〜100μm
の範囲である。
【0034】また、デザインシート1に粘着層13を設
けない場合は、マウスパッドとした時にマウスの移動に
よってマウスパッド自体が動かないようにするために滑
り防止層16を粘着層13のかわりに設ける(図2)。
この滑り防止層16としては、静電吸着層、吸盤印刷
層、ゴム系樹脂層などがあげられる。
【0035】次に、表面シート2は保護層22の片面に
粘着層23を設けたものである(図3)。
【0036】表面シート2の保護層22は画像受容層1
1を保護するためにあり、保護層22としては、メタク
リル酸メチル、アクリル酸メチル等の(メタ)アクリル
酸エステルの単独若しくは共重合体、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン等の透明性を有する樹脂シー
トを使用することができ、厚みは25μm〜188μm
程度が適当である。
【0037】また、マット層21はマウスの操作性を良
好にするために、保護層22の粘着層24の反対面表面
に適宜設けられる。
【0038】マット層21の凹凸の中心線平均粗さRa
は、0.3〜10μmの範囲が好ましく、0.5〜8μ
mの範囲が更に好ましい。0.3μm未満ではマウス内
のボールがうまく転がらないため好ましくなく、10μ
mを越えると凹凸の山と山にぶつかってしまい、マウス
自体がスムーズに動かず好ましくないからである。
【0039】なお、本発明における「中心線平均粗さR
a」とは、JIS−B0601における「Ra75」を意
味するものである。
【0040】マット層21は、サンドブラスト法やエン
ボス法、ケミカルコーティング法などで設けることがで
きる。
【0041】ケミカルコーティングなどのマット層21
は、バインダー樹脂とマット剤からなり、バインダー樹
脂を選択することによりハードコート層と兼ねることも
できる。
【0042】バインダー樹脂としては、酢酸ビニル樹
脂、変性酢酸ビニル樹脂、変性酢酸ビニル/アクリル共
重合樹脂、エチレン/酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリル共重合樹脂、アクリルシリコーン系樹脂、
セルロース樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、
スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、変
性ポリビニルアルコール樹脂、アクリロニトリルゴム等
から選ばれる1種または2種以上を混合して使用するこ
とができる。
【0043】マット剤としては、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、酸化チタン、タルク、シリカ等の無機材料か
らなる粒子およびシリコーン樹脂、アクリル樹脂、ナイ
ロン樹脂、スチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂粒子を用いること
ができる。
【0044】マット層21には、必要によりレベリング
剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、抗菌剤その他の添加剤
を入れても構わない。
【0045】マット層21には、ゴミや埃などの付着を
防ぐために帯電防止性を付与してもよく、帯電防止性を
付与するために帯電防止剤などをマット層21の樹脂に
混合してもよく、マット層21表面に別に帯電防止剤層
を設けてもよい。
【0046】マット層21には、雑菌などの増殖を防ぐ
ために抗菌性を付与してもよく、抗菌性を付与するため
に抗菌剤などをマット層21の樹脂に混合してもよく、
マット層21表面に別に抗菌層を設けてもよい。
【0047】また、保護層22若しくはマット層21表
面にはハードコート層(図示せず)を設けても良く、ハ
ードコート層の樹脂としては、熱硬化型樹脂、電離放射
線硬化型樹脂等が挙げられる。
【0048】熱硬化型樹脂としては、オルガノポリシロ
キサン系、メラミン系、ポリウレタン系等の樹脂が挙げ
られる。
【0049】電離放射線硬化型樹脂は、すくなくとも電
子線あるいは紫外線照射により硬化される樹脂を含有す
る塗料から形成される。具体的には、光重合性プレポリ
マー、光重合性モノマー、光重合開始剤を含有し、更に
必要に応じて増感剤、非反応性樹脂、レベリング剤など
の添加剤、溶剤を含有するものである。
【0050】粘着層23はデザインシート1の画像受容
層11と表面シート2を貼り合わせるためのものであ
り、粘着層23としては、器具を使わずに被着体と貼り
合わせることが可能なマトリックス粘着層が好ましい。
【0051】粘着層23としては、アクリル系樹脂、ウ
レタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹
脂、ゴム系樹脂等からなる透明粘着剤が使用でき、厚み
としては5〜100μm程度が適当である。
【0052】粘着層23の表面には、作業性向上のため
必要に応じて離型シート24を設けることができ、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチ
ックフイルムや紙等の表面をシリコーンなどで適宜離型
処理を施したものが使用できる。
【0053】離型シート24の厚みとしては、作業性を
考慮して4〜200μm、好ましくは20〜100μm
の範囲である。
【0054】上述した各層は、上記樹脂、顔料などを溶
媒に溶解又は分散させた塗布液を、例えば、バーコータ
ー、グラビアコーター、カーテンコーター、ロールコー
ター、ブレードコーター等の適当な塗布装置で塗布する
ことにより形成する。
【0055】以上が本発明のオリジナルマウスパッドの
作製材料である。これは以下で説明する作製方法により
オリジナルマウスパッドとされ、机などに直接貼り付け
たり、置くことによって使用することができる。
【0056】次に、本発明のオリジナルマウスパッドの
作製方法について説明する。
【0057】本発明のデザインシート1の画像受像可能
とされた面に、インクジェットプリンタ、PPC複写
機、静電プロッタ、溶融熱転写プリンタ、昇華熱転写プ
リンタ等の出力機でオリジナルのデザインを出力し、オ
リジナルのデザインシート1を作製する。次いで、必要
に応じて本発明の表面シート2の離型シート24を取り
除き、表面シート2の粘着層23をデザインシート1の
オリジナルのデザインが出力された面に貼り合わせる
(図4)。次いで、デザインシート1の離型シート14
を取り除き、マウスの操作性の向上のために滑り止め基
材3と貼り合わせオリジナルマウスパッドが作製できる
(図5)。
【0058】前記滑り止め基材3は、プラスチック又は
ゴムの発泡材料のような摩擦係数の高い軟質の樹脂シー
トを使用することができ、また、一般に市販されている
マウスパッドを使用することもできる。
【0059】また、デザインシート1の離型シート14
を取り除き、滑り止め基材3に貼りあわせることなく、
机などに直接貼り付けてマウスパッドとして使用するこ
ともできる。
【0060】また、滑り防止層16を有するデザインシ
ート1を用いた場合は、本発明のデザインシート1の画
像受像可能とされた面に、インクジェットプリンタ、P
PC複写機、静電プロッタ、溶融熱転写プリンタ、昇華
熱転写プリンタ等の出力機でオリジナルのデザインを出
力し、オリジナルのデザインシート1を作製する。次い
で、必要に応じて本発明の表面シート2の離型シート2
4を取り除き、表面シート2の粘着層23をデザインシ
ートのオリジナルのデザインが出力された面に貼り合わ
せる(図6)。このようにしてオリジナルマウスパッド
が作製でき、滑り止め基材3に貼ることなく使用するこ
とができる。
【0061】
【実施例】
[実施例1]厚さ75μmのポリエステルフィルム(ル
ミラーT60:東レ社)12の片面に下記のインク受容
層用塗工液を乾燥後の膜厚が8μmとなるようにバーコ
ーター法により塗工、110℃で2分間の条件で乾燥
し、インク受容層11を設け、基材15を得た。
【0062】<インク受容層用塗工液> ポリビニルアルコール(鹸化度71〜75%) 6重量部 (ゴーセノール KP-06:日本合成化学工業社) ポリビニルアルコール(鹸化度98〜99%) 4重量部 (ゴーセノール NH-18:日本合成化学工業社) シリカ 10重量部 (サイリシア435:富士シリシア化学社) 水 90重量部
【0063】また、坪量110g/m2 の上質紙にポリ
エチレンを30μm厚さにラミネートし、円錐形の凹部
を、縦横を1mm間隔毎に、開口部内径を0.3mm
に、且つ深さを20μmになるようにエンボスにより形
成し、エンボス面にシリコーン樹脂を塗布し2枚の離型
シート14、24を作製した。
【0064】前記離型シート14のシリコーン樹脂塗布
面に粘着剤(BPS−5160:東洋インキ社)を70
g/m2 塗布し乾燥して粘着層13を形成した。次い
で、この粘着層13に前記インク受容層11を設けた基
材15のインク受容可能とされていない面を貼り合わ
せ、デザインシート1を作製した。
【0065】このデザインシートに、個人で作製した絵
柄をインクジェットプリンタにて正像で出力し、オリジ
ナルのデザインシート1を得た。
【0066】次に、保護層22として厚さ100μmの
ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に下
記のマット層用塗工液を中心線平均粗さRaが0.8μ
mになるように塗布・乾燥後、紫外線を照射して硬化さ
せマット層21を得た。
【0067】<マット層用塗工液> 紫外線硬化樹脂(樹脂固形分94%) 50重量部 (アデカオプトマー KR566:旭電化工業社) アクリル系樹脂粒子 0.5重量部 (MX-1000:綜研化学社) メチルエチルケトン 50重量部
【0068】前記離型シート24のシリコーン樹脂塗布
面に粘着剤(BPS-5160:東洋インキ社)を70g/m2
塗布し乾燥して粘着層23を形成した。
【0069】次いで、この粘着層23を前記マット層2
1を塗工した保護層22のマット層面21と反対面に貼
り合わせ、表面シート2を作製した。
【0070】上記で得られた表面シート2の離型シート
24を取り除き、デザインシート1の出力面上に被覆し
た。
【0071】次いで、デザインシート1の離型シート1
4を取り除き、市販のマウスパッドに貼り合わせてオリ
ジナルのマウスパッドを得た。
【0072】[実施例2]厚さ75μmのポリエステル
フィルム(ルミラーT60:東レ社)12の片面に下記
のトナー定着層用塗工液を乾燥膜厚1μmとなるように
塗布、乾燥してトナー定着層11を形成し、基材15を
得た。
【0073】<トナー定着層用塗工液> アクリル系樹脂エマルジョン 2重量部 (ジョンクリル 780:ジョンソンポリマー社) アクリル系樹脂エマルジョン 8重量部 (ニカゾール RX301:日本カーバイド工業社) スチレン系帯電防止性樹脂 1重量部 (VERSA TL-125:カネボウ・エヌエスシー社) 水 34重量部 メタ変性アルコール 15重量部
【0074】実施例1と同様にして、離型シート14の
シリコーン樹脂塗布面に粘着層13を形成した。
【0075】前記粘着層13に前記トナー定着層11を
設けた基材15のトナー定着層11と反対面を貼り合わ
せ、デザインシート1を作製した。
【0076】このデザインシート1に、個人で作製した
絵柄をPPC複写機にて正像で出力し、オリジナルのデ
ザインシート1を得た。
【0077】また、実施例1と同様にして得られた表面
シート2の離型シート24を取り除き、デザインシート
1の出力面上に被覆した。
【0078】次いで、デザインシート1の離型シート1
4を取り除き、市販のマウスパッドに貼り合わせてオリ
ジナルのマウスパッドを得た。
【0079】実施例1、実施例2ともに自分でデザイン
したオリジナルのマウスパッドが簡単に作製することが
できた。
【0080】また、表面シート2のマット層21の中心
線平均粗さRaが0.78μmでマウスの操作性も良好
だった。
【0081】
【発明の効果】以上に述べたように本発明のオリジナル
マウスパッドの作製材料は、各種記録材料を用いて個人
でデザインし出力したものを用いることにより安価にオ
リジナリティーにあふれたマウスパッドを提供すること
ができるものである。
【0082】また、現在使用中のマウスパッドに貼るこ
とによりまったく新しいマウスパッドのようにすること
ができるものである。
【0083】更に、2枚のシートを使用することにより
デザインした絵柄を正像印刷することでオリジナルのマ
ウスパッドが作製できる。
【0084】また、机などに置くだけでマウスパッドと
して使用することができるオリジナルのマウスパッドが
作製できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデザインシートの一実施例の構
成を示す断面図である。
【図2】 本発明に係るデザインシートの他の実施例の
構成を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る表面シートの一実施例の構成を
示す断面図である。
【図4】 本発明に係るオリジナルマウスパッドの作製
材料の一実施例の構成を示す断面図である。
【図5】 本発明によるマウスパッドの一実施例の構成
を示す断面図である。
【図6】 本発明によるマウスパッドの他の実施例の構
成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・ デザインシート 11・・・ 画像受容層 12・・・ 支持体 13・・・ 粘着層 14・・・ 離型シート 15・・・ 基材 16・・・ 滑り防止層 2 ・・・ 表面シート 21・・・ マット層 22・・・ 保護層 23・・・ 粘着層 24・・・ 離型シート 3 ・・・ 滑り止め基材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護層の片面に粘着層を有する表面シート
    と、一方の面が画像受容可能とされた基材の前記画像受
    容可能とされた面と反対面に粘着層を有するデザインシ
    ートから構成されるオリジナルマウスパッドの作製材
    料。
  2. 【請求項2】保護層の片面に粘着層を有する表面シート
    と、一方の面が画像受容可能とされた基材の前記画像受
    容可能とされた面と反対面に滑り防止層を有するデザイ
    ンシートから構成されるオリジナルマウスパッドの作製
    材料。
  3. 【請求項3】前記一方の面が画像受容可能とされた基材
    が、支持体上にインクジェットインク受容層若しくはト
    ナー定着層を設けたものであることを特徴とする請求項
    1または2記載のオリジナルマウスパッドの作製材料。
  4. 【請求項4】前記表面シートが、前記保護層の粘着層と
    は反対面にマット層を有し、かつ前記マット層の中心線
    平均粗さRaが0.3〜10μmであることを特徴とす
    る請求項1または2記載のオリジナルマウスパッドの作
    製材料。
  5. 【請求項5】一方の面が画像受容可能とされた基材の前
    記画像受容可能とされた面と反対面に粘着層又は滑り防
    止層を有するデザインシートの前記画像受容可能とされ
    た面にインクジェットプリンタ、レーザービームプリン
    タ、PPC複写機等により所望のオリジナル画像を出力
    し、次に前記デザインシートの出力された画像受容可能
    とされた面に保護層の片面に粘着層を有する表面シート
    の粘着層を貼り合わせることを特徴とするオリジナルマ
    ウスパッドの作製方法。
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