JPH11110129A - オリジナルマウスパッド作製材料およびオリジナルマウスパッド作製方法 - Google Patents

オリジナルマウスパッド作製材料およびオリジナルマウスパッド作製方法

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JPH11110129A
JPH11110129A JP9281268A JP28126897A JPH11110129A JP H11110129 A JPH11110129 A JP H11110129A JP 9281268 A JP9281268 A JP 9281268A JP 28126897 A JP28126897 A JP 28126897A JP H11110129 A JPH11110129 A JP H11110129A
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Japan
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layer
resin
sheet
mouse pad
image
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JP9281268A
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Inventor
Koji Tachiki
宏治 立木
Takehisa Kimura
剛久 木村
Yoshihiro Oshio
義博 大塩
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Kimoto Co Ltd
Original Assignee
Kimoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種記録材料を用いて個人でデザインし出力
したものを用いることにより安価、かつ容易にオリジナ
リティーにあふれたマウスパッドを提供する。 【解決手段】 保護層12の一方の面が画像受容層13
を設け、他方の面にマット層11を設けたデザインシー
ト1の画像受容層13に、インクジェットプリンタ、レ
ーザービームプリンタ、PPC複写機などによりオリジ
ナル画像を出力し、次にそのオリジナル画像面に粘着層
22、離型シート23からなる粘着シート2を貼り合わ
せ、離型シート23を取り除き、机などに貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの入
力装置の一つであるマウスの移動操作に適したマウスパ
ッドに係り、特に、個人でデザインができるオリジナル
マウスパッド作製材料、およびそれを用いたオリジナル
マウスパッド作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マウスパッドは市販されてい
るものやパソコンを購入したときに付属品として入手し
たものを使用していた。また、これらのマウスパッドと
しては、ウレタンマットや印刷面にハードコートを塗布
したもの(実開平5−17733号)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のマウスパッドは決まった絵柄の印刷されているもの
しかなく、購入者が選ぶという選択権しかなかった。従
って本発明は、各種記録材料を用いて個人でデザインし
出力したものを用いることにより安価かつ容易にオリジ
ナリティーにあふれたマウスパッドを提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明のオリジナルマウスパッドの作製材料は、保護層の
一方の面が画像受容可能とされたデザインシートと、少
なくとも粘着層を有する粘着シートから構成されること
を特徴とするものである。
【0005】また、前記デザインシートが保護層の一方
の面にインクジェットインク受容層もしくはトナー定着
層を設けたものであることを特徴とするものである。
【0006】さらに、デザインシートの保護層の画像受
容可能とされた面と反対面にマット層を有し、前記マッ
ト層の中心線平均粗さRaが0.3〜10μmであるこ
とを特徴とするものである。
【0007】本発明のオリジナルマウスパッドの作製方
法としては、保護層の一方の面が画像受容可能とされた
デザインシートの前記画像受容可能とされた面にインク
ジェットプリンタ、レーザービームプリンタ、PPC複
写機などにより所望のオリジナル画像を出力し、次に出
力された画像面に粘着層を有する粘着シートを貼り合わ
せることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のオリジナルマウ
スパッド作製材料およびオリジナルマウスパッド作製方
法の詳細を説明する。
【0009】デザインシート1は保護層を有するもので
あり、かつ保護層の一方の面が画像受容可能とされたも
のである。一般的に、保護層12の一方の面を画像受容
可能とするために画像受容層13が設けられる(図
1)。
【0010】デザインシート1の保護層12は出力され
た画像を保護するとともに画像受容層13などを支持し
て作業性を向上させるためにあり、保護層12として
は、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル等の(メ
タ)アクリル酸エステルの単独若しくは共重合体、ポリ
エチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の透明性を有
する樹脂シートを使用することができ、厚みは25〜1
88μm程度が適当である。
【0011】また、保護層12の画像受容層13の反対
面表面にはハードコート層(図示せず)を設けても良
く、このようなハードコート層は、熱硬化型樹脂、電離
放射線硬化型樹脂などで構成される。
【0012】熱硬化型樹脂としては、オルガノポリシロ
キサン系、メラミン系、ポリウレタン系等の樹脂があげ
られる。
【0013】電離放射線硬化型樹脂は、すくなくとも電
子線あるいは紫外線照射により硬化される樹脂を含有す
る塗料から形成される。具体的には、光重合性プレポリ
マー、光重合性モノマー、光重合開始剤を含有し、更に
必要に応じて増感剤、非反応性樹脂、レベリング剤など
の添加剤、溶剤を含有するものである。
【0014】また、マウスの操作性を良好にするため
に、保護層12の画像受容層13の反対面にマット層1
1を設けることが好ましい。
【0015】マット層11の凹凸の中心線平均粗さRa
は、0.3〜10μmの範囲が好ましく、0.5〜8μ
mの範囲が更に好ましい。0.3μm未満ではマウス内
のボールがうまく転がらないため好ましくなく、10μ
mを越えると凹凸の山と山にぶつかってしまい、マウス
自体がスムーズに動かず好ましくないからである。
【0016】なお、本発明における「中心線平均粗さR
a」とは、JIS−B0601における「Ra75」を意
味するものである。
【0017】マット層11は、サンドブラスト法やエン
ボス法、ケミカルコーティング法などで設けることがで
きるが、形成された画像が視認できる程度の透明性を必
要とする。
【0018】ケミカルコーティングなどのマット層11
は、バインダー樹脂とマット剤からなり、バインダー樹
脂を選択することによりハードコート層と兼ねることも
可能である。
【0019】バインダー樹脂としては、酢酸ビニル樹
脂、変性酢酸ビニル樹脂、変性酢酸ビニル/アクリル共
重合樹脂、エチレン/酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリル共重合樹脂、アクリルシリコーン系樹脂、
セルロース樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、
スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、変
性ポリビニルアルコール樹脂、アクリロニトリルゴム等
から選ばれる1種または2種以上を混合して使用するこ
とができる。
【0020】マット剤としては、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、酸化チタン、タルク、シリカ等の無機材料か
らなる粒子およびシリコーン樹脂、アクリル樹脂、ナイ
ロン樹脂、スチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂粒子を用いること
ができる。
【0021】マット層11には、必要によりレベリング
剤、紫外線吸収剤、抗菌剤その他の添加剤を入れても構
わない。
【0022】また、マット層11には、ゴミや埃などの
付着を防ぐために帯電防止性を付与することも好まし
い。帯電防止性を付与するためには、帯電防止剤などを
マット層11の樹脂に混合してもよく、マット層11表
面に別に帯電防止剤層を設けてもよい。
【0023】さらに、マット層11には、雑菌などの増
殖を防ぐために抗菌性を付与することも好ましい。抗菌
性を付与するためには、抗菌剤などをマット層11の樹
脂に混合してもよく、マット層11表面に別に抗菌層を
設けてもよい。
【0024】画像受容層13は、インクジェットプリン
タ、レーザービームプリンタ、PPC複写機、静電プロ
ッタ、溶融熱転写プリンタ、昇華熱転写プリンタ等の出
力機で記録するための層であり一般に出力機によって異
なるものである。
【0025】例えば、インクジェットプリンタで記録す
る場合には、インクジェットインク受容層であり、厚み
は1〜100μmの範囲、好ましくは1〜50μmの範
囲が望ましい。1μmより薄いとインクを吸収しきれな
くなり好ましくない。インクを吸収するという点では厚
みは厚いほど好ましいが、100μm以上になるとデザ
インシート1とした場合に機器の通紙性が損なわれてし
まうため好ましくない。
【0026】このようなインク受容層は、従来公知のも
のが使用でき、一般に親水性高分子ないし水溶性高分子
を主成分として構成される。また、必要に応じて耐水化
された水溶性高分子、非水溶性高分子等の高分子化合物
や性能を阻害しない程度の体質顔料、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、レベリング剤等の添加剤を混合することも可
能である。
【0027】親水性高分子ないし水溶性高分子として
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、水
溶性セルロース樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、ポリビ
ニルアセタール、アクリル酸、アクリルアミド共重合
体、メラミン樹脂、ポリエーテルポリオールまたはその
架橋物等の合成樹脂やゼラチン、カゼイン、でんぷん、
キチン、キトサン等の天然樹脂があげられる。
【0028】耐水化された水溶性高分子としては、水溶
性高分子とイオン結合、配位結合、共有結合、水素結合
等により反応して不溶化したものがあげられる。
【0029】非水溶性高分子としては、スチレンマレイ
ン酸共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、アクリ
ル樹脂、セルロース樹脂、ポリエステル樹脂、(メタ)
アクリル酸エステル、ポリビニルブチラールなどがあげ
られる。
【0030】一方、インクジェットインク受容層を塗膜
中に空孔を有する多孔質樹脂層によって構成することも
可能である。多孔質樹脂層を構成する樹脂としては、ポ
リビニルアルコール、でんぷん、カゼイン、アラビアゴ
ム、ゼラチン、ポリアクリルアミド、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルクロラ
イド、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルニトリル、ポリメ
チルメタクリレート、ポリビニルホルマール、メラミン
樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン
樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチ
レン、セルロースアセテート、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂などがあげられるが、多孔質構造を形成できる
ものであればこれらに限定することなく使用できる。ま
た、非水溶性の樹脂を使うことにより耐水性を得ること
も可能である。
【0031】多孔質樹脂層は、膜の表面に開放孔を有
し、膜の厚さ方向に連続気泡が形成されている層であ
り、開放孔の直径により微細孔層、ブラッシング層があ
げられる。
【0032】開放孔の直径が約5μm以下の細かい孔、
いわゆる微細孔を有する層である微細孔層では、例え
ば、前述した樹脂をよく溶解する溶媒(良溶媒)および
ほとんど溶解しない溶媒(貧溶媒)を混合した溶剤中に
溶解し、塗布・乾燥することにより形成することがで
き、良溶媒と貧溶媒の比率を変化させることにより、孔
の径を調整することができる。
【0033】また、開放孔の直径5μm以上の粗い開放
孔を有する層、いわゆるブラッシング層は、樹脂溶液を
塗布後、60〜80%程度の湿度雰囲気中で乾燥させる
ことにより形成することができる。
【0034】また、前述した親水性高分子ないし水溶性
高分子を主成分とするインクジェットインク受容層に上
述の多孔質樹脂層を積層してインク受容層とすることも
できる。これらの層を積層することにより、バックプリ
ントにより適したインク受容層となる。また、多孔質樹
脂層により隠蔽効果が得られ記録されたオリジナルの絵
柄を見やすくすることができる。
【0035】次に、レーザービームプリンタ、PPC複
写機等で記録する場合には、画像受容層13はトナー定
着層である。トナー定着層はガラス転移温度が45〜1
00℃の範囲の樹脂で形成されたものが望ましい。45
℃以上とするのはデザインシート1を多数積層した場
合、ブロッキングが発生するのを防止するためであり、
100℃以下とするのはトナーの接着性を向上させるた
めである。但し、定着温度が高い機種で使用する場合は
100℃以上であっても使用可能である。このような樹
脂としては、アクリル、ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルブ
チラール、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミ
ド、ポリエステル等のホモポリマーまたはコポリマーを
単独あるいは混合して使用できる。
【0036】トナー定着層には必要に応じて各種添加剤
を添加することもできる。特に好ましい添加剤としては
帯電防止剤である。帯電防止剤を添加すると、デザイン
シート1の搬送性、取扱い性を向上させることができ
る。トナー定着層の厚さとしては、0.1μm以上であ
ればよい。
【0037】また、トナー定着層は保護層12上に直接
設けても良く、保護層12上に筆記性を付与するためマ
ット層(図示せず)を設けてその上に設けてもよい。
【0038】マット層としては、前記マット層11と同
様のものが使用でき、マット層の膜厚は1〜5μm程度
が好ましい。
【0039】また、インクジェットプリンタやレーザー
プリンタ、PPC複写機などを共用して記録する場合に
好適な画像受容層11として、特開平7−149040
号記載のものを使用することができ、これは樹脂成分と
して親水性樹脂及び親油性樹脂を含み、望ましくはマッ
ト剤を含有するものである。
【0040】このような親水性樹脂としてはポリビニル
ピロリドンを、親油性樹脂としてはすくなくとも4種の
モノマーからなる塩基性の(メタ)アクリル酸エステル
共重合体を用いる。
【0041】親水性樹脂であるポリビニルピロリドン
は、ペンプロッタ等に使用される油性インクに用いられ
る有機溶媒、例えばトルエン、キシレン、ケトン類、エ
ステル類等には一般に不溶または難溶であるので、これ
らのインクで記録した場合にも塗膜が侵されにくく、良
好な記録を行うことができる。更にインクジェットのよ
うに水系のインクに対するインク吸収性及びインク発色
性に優れ、特に後述する(メタ)アクリル酸エステル共
重合体と組み合わせることにより、デザインシート1と
して必要な性能、例えばインク吸収性、耐水性、耐候性
等を向上させることができる。
【0042】親油性樹脂である塩基性の(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合体は、少なくとも(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル(HEMA或いはHEA)とメ
タクリル酸2−ジメチルアミノエチル(DMMA)とを
含む親水性モノマーと、少なくともメタクリル酸メチル
(MMA)とメタクリル酸n−ブチル(BMA)とを含
む耐水性(親油性)モノマーとから構成される、少なく
とも4元以上の共重合体が好ましく、個々のモノマーの
特性を阻害しない限り、5元以上のものも使用できる。
このように塩基性の(メタ)アクリル酸エステル共重合
体を用いることにより、トナーの接着性及びポリビニル
ピロリドンとの相溶性を高めることができる。また、少
なくとも2種類の耐水性モノマーとを組み合わせた4元
以上とすることにより、これらモノマーの配合比を適当
に選択して、親水性と耐水性のバランスを調節すること
ができ、しかも塗膜の物理的性質などの他の性能の調整
が容易となる。
【0043】また、インクジェットプリンタやレーザー
プリンタ、PPC複写機などを共用して記録する場合に
好適な画像受容層11は、筆記性を付与するためにマッ
ト化されていることが好ましい。このため、支持体12
自体をマット化してもよく、インク受容層を形成する樹
脂中にマット剤を添加してもよく、また両者を併用して
もよい。
【0044】次に、粘着シート2は、デザインシート1
がマウスを操作したときに動かないようにするためのも
のであり、少なくとも粘着層22を有するシートであ
る。粘着シートは、粘着層22単層のみからなってもよ
く、粘着層22の片面若しくは両面に作業性向上のため
に必要に応じて離型シート21、23を設けても良い
(図2)。さらに、粘着層22は、紙、あるいは樹脂フ
ィルム24の両面に設けられていても良い(図3)。
【0045】粘着層22としては、アクリル系樹脂、ウ
レタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹脂
等からなる粘着剤が使用できる。
【0046】また、器具を使わずに被着体と貼り合わせ
ることが可能なマトリックス粘着層や再粘着可能な粘着
層を使用することもでき、厚みとしては5〜100μm
程度が適当である。
【0047】マトリックス粘着層は、粘着層を粘着剤で
凹凸に形成して空気の流通する隙間を粘着層にあたえる
ことにより、器具を使わずに被着体に綺麗に貼り合わせ
ることが可能となるものである。
【0048】粘着層22には、必要に応じて隠蔽効果を
持たせるために、粘着剤に無機顔料、や有機顔料、体質
顔料、染料などの着色効果のあるものを添加した着色粘
着層としたり、別に着色層を設けても良い。
【0049】また、粘着シート2の粘着層22の片面に
は、マウスパッドとした場合のマウスパッドの設置性を
向上させるために滑り防止層25を設けても良い(図
4)。
【0050】滑り防止層25としては、静電吸着層、吸
盤印刷層、ゴム系樹脂層などの摩擦係数が高い層が挙げ
られるが、市販のマウスパッドをそのまま利用すること
もできる。
【0051】離型シート21、23としては、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック
フイルムや紙等の表面をシリコーンなどで適宜離型処理
を施したものが使用できる。
【0052】離型シート21、23の厚みは、特に限定
するものではないが作業性を考慮して4〜200μm、
好ましくは20〜100μmの範囲である。
【0053】上述した各層は、上記樹脂、顔料などを溶
媒に溶解又は分散させた塗布液を、例えば、バーコータ
ー、グラビアコーター、カーテンコーター、ロールコー
ター、ブレードコーター等の適当な塗布装置で塗布する
ことにより形成する。
【0054】以上が本発明のオリジナルマウスパッド作
製材料である。これは以下で説明する作製方法によりオ
リジナルマウスパッドとされ、机などに直接貼り付けた
り、置くことによって使用することができる。
【0055】次に、本発明のオリジナルマウスパッド作
製方法について説明する。
【0056】上述したデザインシート1の画像受像可能
とされた面に、インクジェットプリンタ、PPC複写
機、静電プロッタ、溶融熱転写プリンタ、昇華熱転写プ
リンタ等の出力機でオリジナルのデザインを出力し、オ
リジナルのデザインシート1を作製する。次いで、必要
に応じて本発明の粘着シート2の離型シート21を取り
除き、粘着シート2の粘着層22をデザインシート1の
オリジナルのデザインが出力された面に貼り合わせる。
次いで、粘着シート2の離型シート23を取り除き、市
販のマウスパッドなどと貼り合わせオリジナルマウスパ
ッドが作製できる。
【0057】また、粘着シート2の離型シート23を取
り除き、市販のマウスパッドなどに貼りあわせることな
く、机などに直接貼り付けてマウスパッドとして使用す
ることもできる。
【0058】また、滑り防止層25を有する粘着シート
2を用いた場合は、本発明のデザインシート1の画像受
像可能とされた面に、インクジェットプリンタ、PPC
複写機、静電プロッタ、溶融熱転写プリンタ、昇華熱転
写プリンタ等の出力機でオリジナルのデザインを出力
し、オリジナルのデザインシート1を作製する。次い
で、必要に応じて本発明の粘着シート2の離型シート2
1を取り除き、粘着シート2の粘着層22をデザインシ
ートのオリジナルのデザインが出力された面に貼り合わ
せる。このようにしてオリジナルマウスパッドが作製で
きる。
【0059】
【実施例】
[実施例1]厚さ100μmのポリエステルフィルム
(ルミラーT60:東レ社)12の片面に下記処方のマ
ット層用塗工液を中心線平均粗さRaが0.8μmにな
るようにバーコーターにより塗布・乾燥後、紫外線を照
射して塗膜を硬化させマット層11を形成した。
【0060】<マット層用塗工液> 紫外線硬化樹脂(樹脂固形分94%) 50重量部 (アデカオプトマー KR566:旭電化工業社) アクリル系樹脂粒子 0.5重量部 (MX-1000:綜研化学社) メチルエチルケトン 50重量部
【0061】上記、保護層12のマット層11と反対面
に下記処方のインク受容層用塗工液を乾燥後の膜厚が8
μmとなるようにバーコーター法により塗工、110℃
で2分間の条件で乾燥し、インク受容層13を設け、デ
ザインシート1を作製した。
【0062】<インク受容層用塗工液> ポリビニルアルコール(鹸化度71〜75%) 6重量部 (ゴーセノール KP-06:日本合成化学工業社) ポリビニルアルコール(鹸化度98〜99%) 4重量部 (ゴーセノール NH-18:日本合成化学工業社) 水 90重量部 シリカ 10重量部 (サイリシア 435:富士シリシア化学社)
【0063】このようにして作製されたデザインシート
1に、個人で作製した絵柄をインクジェットプリンタで
鏡像にて出力し、オリジナルのデザインシートを得た。
【0064】また、坪量110g/m2 の上質紙にポリ
エチレンを30μm厚さにラミネートし、円錐形の凹部
を、縦横を1mm間隔毎に、開口部内径を0.3mm
に、且つ深さを20μmになるようにエンボスにより形
成し、エンボス面にシリコーン樹脂を塗布し、離型シー
ト21、23を得た。
【0065】前記離型シート21のシリコーン樹脂塗布
面に粘着剤(BPS−5160:東洋インキ社)を70
g/m2 塗布し乾燥して粘着層22を形成し、前記離型
シート23を貼り合わせ、粘着シート2を作製した。
【0066】上記で得られた粘着シート2の離型シート
21を取り除き、デザインシート1の出力面上に被覆し
た。
【0067】次いで、粘着シート2の離型シート23を
取り除き、市販のマウスパッドに貼り合わせてオリジナ
ルのマウスパッドを得た。
【0068】[実施例2]実施例1のインク受容層用塗
工液を下記処方のトナー定着層用塗工液に変更し、乾燥
膜厚1μmとなるように塗布、乾燥してトナー定着層1
1を形成し、デザインシート1を得た。
【0069】<トナー定着層用塗工液> アクリル系樹脂エマルジョン 2重量部 (ジョンクリル 780:ジョンソンポリマー社) アクリル系樹脂エマルジョン 8重量部 (ニカゾール RX301:日本カーバイド工業社) スチレン系帯電防止性樹脂 1重量部 (VERSA TL-125:カネボウ・エヌエスシー社) 水 34重量部 メタ変性アルコール 15重量部
【0070】このようにして作製されたデザインシート
1に、個人で作製した絵柄をPPC複写機で鏡像にて出
力し、オリジナルのデザインシートを得た。
【0071】さらに、実施例1と同様に粘着シート2を
作製した。
【0072】得られた粘着シート2の離型シート21を
取り除き、デザインシート1の画像出力面に貼り合わ
せ、粘着シート2の離型シート23を取り除き、市販の
マウスパッドに貼り合わせ、オリジナルのマウスパッド
が得られた。
【0073】実施例1、実施例2ともに自分でデザイン
したオリジナルのマウスパッドが簡単に作製することが
できた。
【0074】また、表面シート2のマット層21の中心
線平均粗さRaが0.8μmでマウスの操作性も良好だ
った。
【0075】
【発明の効果】以上に述べたように本発明のオリジナル
マウスパッド作製材料は、各種記録材料を用いて個人で
デザインし出力したものを用いることにより安価かつ容
易にオリジナリティーにあふれたマウスパッドを作製す
ることができるものである。
【0076】また、現在使用中のマウスパッドに貼るこ
とによりまったく新しいマウスパッドのようにすること
ができるものである。
【0077】また、机などに貼り付けたり、置いたりす
るだけでマウスパッドとして使用することができるオリ
ジナルのマウスパッドが作製できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデザインシートの一実施例を示
す断面図。
【図2】 本発明に係る粘着シートの一実施例を示す断
面図。
【図3】 本発明に係る粘着シートの他の実施例を示す
断面図。
【図4】 本発明に係る粘着シートの他の実施例を示す
断面図。
【図5】 本発明に係るオリジナルマウスパッドの一実
施例を示す断面図。
【図6】 本発明に係るオリジナルマウスパッドの他の
実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ・・・ デザインシート 11・・・ マット層 12・・・ 保護層 13・・・ 画像受容層 2 ・・・ 粘着シート 21・・・ 離型シート 22・・・ 粘着層 23・・・ 離型シート 24・・・ 樹脂フィルム 25・・・ 滑り防止層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護層の一方の面が画像受容可能とされた
    デザインシートと、少なくとも粘着層を有する粘着シー
    トから構成されるオリジナルマウスパッド作製材料。
  2. 【請求項2】前記デザインシートが、保護層の一方の面
    にインクジェットインク受容層もしくはトナー定着層を
    設けたものであることを特徴とする請求項1記載のオリ
    ジナルマウスパッド作製材料。
  3. 【請求項3】前記デザインシートが、前記保護層の画像
    受容可能とされた面とは反対面にマット層を有し、且つ
    前記マット層の中心線平均粗さRaが0.3〜10μm
    であることを特徴とする請求項1記載のオリジナルマウ
    スパッド作製材料。
  4. 【請求項4】保護層の一方の面が画像受容可能とされた
    デザインシートの前記画像受容可能とされた面にインク
    ジェットプリンタ、レーザービームプリンタ、PPC複
    写機などにより所望のオリジナル画像を出力し、次に前
    記デザインシートの画像出力された面に粘着層を有する
    粘着シートの前記粘着層を貼り合わせることを特徴とす
    るオリジナルマウスパッド作製方法。
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