JPH1183618A - 音響監視装置 - Google Patents

音響監視装置

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JPH1183618A
JPH1183618A JP23983297A JP23983297A JPH1183618A JP H1183618 A JPH1183618 A JP H1183618A JP 23983297 A JP23983297 A JP 23983297A JP 23983297 A JP23983297 A JP 23983297A JP H1183618 A JPH1183618 A JP H1183618A
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Yoshihiko Uhara
義彦 鵜原
Hidesato Tsuruta
秀聡 鶴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音響データ収集条件が異なっていても、監視の
ために新たに採取した音響データと、予め採取してある
過去の参照データとの入力レベルを自動的に合せ、監視
対象機器が正常か否かを自動的に判定する高精度の音響
監視装置を提供する。 【解決手段】監視対象からの音響を取り込む音響入力装
置2からのディジタル化された音響信号を周波数解析す
る周波数解析装置4と、この周波数解析された音響デー
タのレベルを所定値に補正するレベル補正装置5と、こ
の補正された音響データを、予めレベルが所定値で採取
されている監視対象の過去の音響スペクトルを参照デー
タとして比較し、正常か否かを判定する正否判定装置8
と、その正否判定結果を表示する表示装置とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラントおよびプラ
ントを構成する機器の発する音響によりプラントおよび
その機器の運転状態を監視し、正常か否か等を診断する
音響監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラントおよびその機器に異常
が発生すると、これら機器の運転中に発する音響に変化
が現れる場合が多く、従来より、定期的に機器の発する
音響を聞いて、その状態を監視する手法が用いられてい
る。しかしながら、従来では音響の変化を検知するに
は、機器の発する音響の大きさ、音色を感覚的に身に付
けている必要があり、常に監視対象機器の保守を行なっ
ている熟練した保守要員でなければ行なえなかった。
【0003】一方、熟練した保守要員の不足に伴い、熟
練した保守要員でなくとも、監視が行なえる試みも行な
われている。すなわち、機器に異常が発生した場合に
は、異常の原因に対応した特定周波数成分が変化し、こ
れが音響の変化となって現れるので、その変化を監視す
る方法が行なわれている。そのために、最も多く用いら
れている方法は、監視対象機器の音響を、マイクロフォ
ンを用いて携帯用の音響録音装置により録音し、さらに
周波数解析して音響スペクトルとして可視化し、予め採
取してある機器正常時の音響スペクトルと、監視のため
に新たに採取した音響スペクトルとを比較し、その変化
から異常徴候を監視するものである。この場合、異常成
分は、音響スペクトルにおいて特定の周波数に山(ピー
ク)となって現れるので、そのピークの状態を過去のも
のと比較して機器が正常か否かを判断して監視を行なっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、大型のプラン
トでは、定期的に機器の監視パトロールが行なわれてい
るが、上記した従来例のように音響スペクトルを用いた
監視を行なうためには、まず、携帯用の音響録音装置を
持参し、監視ないし保守対象機器の発する音響をマイク
ロフォンを用いて、この録音装置に録音する場合が多
い。
【0005】その際、保守対象機器とマイクロフォンの
距離や、マイクロフォンの向き、音響録音装置の録音時
と再生時の各々のボリューム設定のずれ等で必ずしも音
響の大きさ(レベル)を同一で録音再生できず、予め採
取してある過去の音響データと自動的に比較が行なえる
音響データが採取されていないのが現状である。
【0006】そのため音響スペクトルの正常時と異常時
の判断は人間が行なっており、判断には時間がかかった
いた。また、過去のデータと比較する際にも、音響の録
音、再生の条件を考慮して比較する必要があり、自動処
理は行なえていなかった。
【0007】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、音響データ収集条件が異
なっていても、監視のために新たに採取した音響データ
と、予め採取してある過去の参照データとの入力レベル
を自動的に合せ、監視対象機器が正常か否かを自動的に
判定する高精度の音響監視装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する音響
監視装置は、監視対象からの音響を取り込む音響入力装
置と、この音響入力装置からのアナログ音響信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換装置と、このA/D変
換装置によりディジタル化された音響信号を周波数解析
する周波数解析装置と、この周波数解析装置により周波
数解析された音響データのレベルを所定値に補正するレ
ベル補正装置と、このレベル補正装置により補正された
音響データを蓄積する音響データベース装置と、前記レ
ベル補正装置により補正された音響データを、予めレベ
ルが上記所定値で採取されている上記監視対象の過去の
音響スペクトルを参照データとして比較し、正常か否か
を判定する正否判定装置と、この正否判定装置による判
定結果を表示する表示装置と、を具備していることを特
徴とする。
【0009】この発明によれば、プラント機器等の監視
対象から発せられた音響は、音響入力装置に取り込まれ
てから、A/D変換器によりディジタル信号に変換さ
れ、さらに周波数解析装置により周波数解析されて音響
スペクトラムが得られる。
【0010】この音響スペクトラムのレベルは、レベル
補正装置により所定値に補正される。この所定値は予め
採取されている監視対象が正常時または異常時等の種々
の過去の参照データのスペクトラムと同一のレベルであ
る。そこで、正否判定装置により、このレベルが所定値
に補正された音響スペクトラムがこの参照データのスペ
クトラムに比較されて正常か異常かが判定され、その判
定結果は表示装置に表示される。
【0011】したがって、監視対象からの音響を採取す
ることにより、その監視対象が正常か否かを自動的に判
定することができ、しかも、監視対象から採取した音響
データの入力レベルを、これに比較される過去の参照デ
ータの入力レベルに自動的に合せるので、これら両デー
タを自動的に比較することができると共に、正否の判定
精度を向上させることができる。
【0012】請求項2に対応する音響監視装置は、監視
対象からの音響を取り込む音響入力装置と、この音響入
力装置からのアナログ音響信号をディジタル信号に変換
するA/D変換装置と、このA/D変換装置によりディ
ジタル化された音響信号を周波数解析する周波数解析装
置と、この周波数解析装置により周波数解析された音響
データのレベルを所定値に補正するレベル補正装置と、
このレベル補正装置により補正された音響データを蓄積
する音響データベース装置と、前記レベル補正装置によ
り補正された音響データを、予めレベルが上記所定値で
採取されている上記監視対象の過去の音響スペクトルを
参照データとして比較し、正常か否かを判定する正否判
定装置と、上記レベル補正された音響データと類似する
過去の音響データを検索する検索装置と、前記正否判定
装置による判定結果および前記検索装置による検索結果
を表示する表示装置と、を具備していることを特徴とす
る。
【0013】この発明によれば、請求項1の発明の作用
効果に加えて、レベル補正装置によりレベル補正された
音響データと類似する過去の音響データを検索装置によ
り検索することができると共に、その検索結果を表示装
置により表示することができる。
【0014】請求項3に対応する音響監視装置は、請求
項1または2記載の音響監視装置において、レベル補正
装置は、周波数解析装置で求めた音響スペクトルの各ピ
ーク値と、参照データのスペクトルにおける前記音響ス
ペクトルでピークを示す周波数に対応する周波数での各
ピーク値との比をそれぞれ算出するピーク比算出手段
と、これらピーク比の最頻値を求める最頻値抽出手段
と、この最頻値を補正倍率としてA/D変換された音響
データに乗算するレベル補正手段とを有することを特徴
とする。
【0015】この発明によれば、請求項1または2の発
明の作用効果に加えて、音響データと参照データとのピ
ーク比の最頻値によって音響データのレベルを補正する
ので、監視対象機器の状態が変化し、音響スペクトルに
一部変化があった場合にも、これら変化に影響のない部
分のピーク比によってレベル補正を高精度で行なうこと
ができる。
【0016】請求項4に対応する音響監視装置は、請求
項1または2記載の音響監視装置において、レベル補正
装置は、周波数解析装置からの音響スペクトルのピーク
値とそのピーク値の周波数を、ピーク値の大きい順に順
次検出するピーク検出手段と、この検出された各々のピ
ーク値と、参照データのスペクトルにおける前記音響ス
ペクトルのピーク値の周波数に対応する周波数のピーク
値の比を逐次算出するピーク比算定手段と、これらピー
ク比の最頻値を求める最頻値抽出手段と、この最頻値を
補正倍率としてA/D変換された音響データに乗算する
レベル補正手段とを有し、前記ピーク検出手段は、検出
されたピーク値が最大ピーク値に対して所定の値以下と
なった場合に、ピーク値の検出を中止し、最頻値抽出手
段はその中止時点での最頻値を抽出し、レベル補正手段
はこの最頻値を補正倍率としてA/D変換された音響デ
ータに乗算するように構成されていることを特徴とす
る。
【0017】この発明によれば、請求項1または2の発
明の作用効果に加えて、レベル補正装置により、音響ス
ペクトルの微小な音響成分の精度の悪い部分を除外し、
比較的大きなピークを用いてピーク比を算出して音響デ
ータの入力レベルを補正するので、さらに精度よくレベ
ル補正を行なうことができる。
【0018】請求項5に対応する音響監視装置は、請求
項1または2記載の音響監視装置において、レベル補正
装置は、周波数解析装置で求められた音響スペクトルか
らピーク値と、そのピーク値の周波数をピーク値の大き
い順に順次検出するピーク検出手段と、この周波数解析
装置で求められた音響スペクトルから検出されたピーク
を除外するピーク除外手段と、このピーク除外手段によ
りピークを除外された音響スペクトルのバックグラウン
ドノイズを積分するバックグラウンドノイズ積分手段
と、この積分されたバックグラウンドノイズと、参照デ
ータのスペクトルのバッググラウンドノイズとの比を算
出して補正倍率を算出する補正量算出手段と、この補正
倍率をA/D変換された音響データに乗算するレベル補
正手段とを有することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、請求項1または2の発
明の作用効果に加えて、レベル補正装置により、明瞭な
ピークが見られない音響スペクトルや、ピークが異常に
より大きく変化した場合に対しても、大きく変化しない
バックグラウンドノイズを基準として音響データノ入力
レベルを補正するので、精度良くレベル補正を行なうこ
とができる。
【0020】請求項6に対応する音響監視装置は、請求
項1または2記載の音響監視装置において、請求項4記
載のレベル補正装置と、請求項5記載のレベル補正装置
とを有し、この請求項4記載のレベル補正装置において
算出されたピーク比の最頻値が、その最頻値の全計算個
数に対して、所定値を超えていない場合には、請求項5
記載のレベル補正装置により音響データのレベル補正を
行なう一方、所定値を超える場合は請求項4記載のレベ
ル補正手段により音響データの補正を行なうように構成
したことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、請求項1または2の発
明の作用効果に加えて、レベル補正装置により音響スペ
クトルの一部が変化した場合は、比較的大きい明瞭なピ
ークの比によってレベルを補正し、一方、明瞭なピーク
が見られない場合や異常に大きく変化した場合には、変
化の少ないバックグラウンドノイズの比によってレベル
を補正するので、あらゆる音響スペクトルに対しても精
度良く補正を行なうことができる。
【0022】請求項7に対応する音響監視装置は、特定
の周波数かつ単一大きさの音響を出力する基準音響発信
手段と、この発信手段からの音響と監視対象からの音響
とを同時に入力せしめる音響入力装置と、この入力装置
からのアナログ音響信号をディジタル信号に変換するA
/D変換装置と、このディジタル化された音響信号を周
波数解析する周波数解析装置と、この解析装置からの音
響スペクトルから上記特定周波数の基準音響ピークを抽
出する特定周波数抽出手段と、この基準音響のピークに
重なる音響スペクトルのピークと、予めレベルが所定値
で採取されている上記監視対象の過去の音響スペクトル
である参照データスペクトルの上記特定周波数のピーク
との比を求めるピーク算出手段と、このピーク比を補正
倍率として上記A/D変換された音響データに乗算する
ことにより音響データのレベルを上記所定値に補正する
レベル補正装置と、を有することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、監視対象からの音響を
取り込む際に、これを同時に、基準音響発信手段から基
準音響を同時に収録でき、その基準音響によってレベル
補正を行なうため、音響が変化した場合でも精度良く補
正を行なうことが可能となる。
【0024】請求項8に対応する音響監視装置は、請求
項7記載の音響監視装置において、A/D変換された音
響データから特定周波数を除外する特定周波数除外装置
と、この特定周波数が除外されたディジタル音響データ
をアナログ形式に変換するD/A変換装置とを有するこ
とを特徴とする。
【0025】この発明によれば、請求項7の発明の作用
効果に加えて、監視対象からの音響データと、これと同
時に入力された基準音響発信手段からの特定周波数を持
つ基準データを含む音響データから、その基準音響を特
定周波数除外装置により除き、これをD/A変換するの
で、監視対象の機器が発する本来の音響を再現すること
ができる。
【0026】請求項9に対応する音響監視装置は、請求
項1または2記載の音響監視装置において、音響データ
ベース装置は、参照データを格納する格納部と、正否判
定装置により監視対象が正常であると判定されたときの
正常音響データを格納する正常データ格納部と、正否判
定装置により監視対象が異常であること判定されたとき
の異常音響データを格納する異常データ格納部とを具備
し、これら各格納部は、さらに監視対象の運転時の音響
データを格納する運転状態データ格納部と、音響スペク
トルを格納する音響スペクトル格納部と、音響の原波形
を格納する音響原波形格納部とにそれぞれ分割されてい
ることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、請求項1または2の発
明の作用効果に加えて、音響データベース装置に、参照
データ格納部と正常データ格納部と異常データ格納部を
設け、かつ、これら各格納部を、運転状態データ格納部
と音響スペクトル格納部と音響原波形格納部とに分割し
ているので、監視対象のそれぞれの事象の音響データ検
索を可能にすることにより、採取した音響データの比
較、事象分類を効率的に行なうことが可能となる。
【0028】請求項10に対応する音響監視装置は、請
求項1または2記載の音響監視装置において、正否判定
装置は、レベル補正装置により補正された音響スペクト
ルと参照データのスペクトルとの各ピーク周波数でのピ
ーク値の差を2乗して加え合せたスペクトル距離を算出
するスペクトル距離演算手段と、このスペクトル距離が
所定値の範囲内にあるか否かを判定し、所定値の範囲内
に有れば類似と判定して音響データベースの正常データ
格納部に保存し、所定値の範囲内に無い場合は類似では
ないと判断して音響データベースの異常データ格納部に
保存する比較手段と、を有することを特徴とする。
【0029】この発明によれば、請求項1または2の発
明の作用効果に加えて、音響スペクトルと正常時や異常
時等過去の参照データスペクトルとのスペクトル距離を
算出して、これらの類否を判定し、音響スペクトルが参
照スペクトルに類似ていると判定したときに、正常デー
タとして正常データ格納部に保存し、非類似であるとき
に異常データとして異常データ格納部に保存することが
できる。
【0030】請求項11に対応する音響監視装置は、請
求項1または2記載の音響監視装置において、検索装置
は、正否判定装置により正常と判定された音響スペクト
ルと過去の異常音響スペクトルとの各ピーク周波数での
ピーク値の差を2乗して加え合せたスペクトル距離を算
出するスペクトル距離演算手段と、このスペクトル距離
が所定の範囲内にあるか否か判定し、所定の範囲内であ
れば類似の異常事象と判断する比較手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0031】この発明によれば、請求項1または2の発
明の作用効果に加えて、監視対象からの音響スペクトル
と、正常時の参照データペトクルとの類否をスペクトル
距離に基づいて判断し、異常と判定したときには、さら
に、この音響スペクトルを、異常原因が判明している過
去の複数の異常データのスペクトルと比較して類否を判
断するので、その類似から異常原因を究明することがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図17に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一
または相当部分には同一符号を付している。
【0033】図1は本発明の第1の実施形態に係る音響
監視装置1の全体構成を示すブロック図である。この音
響監視装置1は音響入力装置2、A/D(アナログ/デ
ィジタル)変換装置3、周波数解析装置4、レベル補正
装置5、音響データベース装置6、表示装置7、正否判
定装置8および検索装置9を具備している。
【0034】音響入力装置2はプラントおよびその機器
等の監視対象から出力される音響を入力せしめるマクク
ロフォン等であり、A/D変換装置3は音響入力装置2
により入力されたアナログの音響信号をディジタル形式
のデータに変換するものである。
【0035】周波数解析装置4はこのディジタルの音響
信号を高速フーリエ変換により周波数解析して音響スペ
クトルを出力するものである。音響データベース装置6
は上記監視対象が正常時に過去に出力された音響データ
のスペクトルを予め参照データとして蓄積する参照デー
タ格納部6aを有するものであり、レベル補正装置5は
この音響データベース装置6に予め蓄積されている正常
時の参照データのスペクトルのレベルに、上記音響入力
装置2により採取された監視対象の音響データスペクト
ルのレベルを合せるレベル補正を行なうものである。
【0036】さらに、このレベル補正された音響スペク
トルは正否判定装置8に与えられる。正否判定装置8は
今回新たに採取された音響スペクトルを再度参照データ
スペクトルと比較して所定の方法により監視対象が正常
か異常かを判定するものである。ここで、正常と判定さ
れた場合は、正否判定装置8により音響データベース装
置6の正常データ格納部6bに保存され、異常と判定が
なされた場合は、異常データ格納部6cに保存されると
ともに、検索装置9により、異常データ格納部6cから
読み出された過去の異常データスペクトルとパターンマ
ッチングが行なわれ、類似の音響スペクトルが検索され
る。
【0037】次に、この音響監視装置1の作用を説明す
る。
【0038】プラントおよびそのプラント構成機器等の
監視対象から出力される音響はマイクロフォン等の音響
入力装置2により所要レベルで入力され、録音される。
【0039】この音響入力装置2に入力されたアナログ
の音響信号はA/D変換器3によりディジタル信号に変
換されてから、周波数解析装置4において、高速フーリ
エ変換等により周波数解析されて音響スペクトルが得ら
れる。
【0040】この音響スペクトルのレベルは、レベル補
正装置5により、上記監視対象が正常時に出力された音
響データである参照データの入力レベルに合せるように
補正される。
【0041】この後、正否判定装置8は入力レベルを一
致させた音響スペクトルを正常な参照データのスペクト
ルと比較し、後述する所定方法により、音響スペクトル
が正常か否かを判定し、正常であると判定したときに
は、その音響スペクトルを正常データとして音響データ
ベース装置6の正常データ格納部6bに格納し、異常で
あると判定したときは、その音響スペクトルを異常デー
タとして異常データ格納部6cに格納する。
【0042】また、正否判定装置8が今回新たに採取し
た音響データが異常であると判定したときには、検索装
置9は、この音響データに、音響データベース装置6に
予め格納されている異常原因が究明されている過去の複
数の異常データをそれぞれ比較して、その類否を判断
し、その類似から異常原因を究明する。
【0043】したがって、この音響監視装置1によれ
ば、音響入力装置2に入力された音響データの入力レベ
ルを、レベル補正装置5により参照データの入力レベル
に合せるように補正してから、正否判定装置8で、その
参照データと比較して、その正否を判定するので、その
判定精度を向上させることができる。
【0044】また、検索装置9で過去の異常データを比
較して、その異常原因を究明する精度も向上させること
ができる。
【0045】図2は本発明の第2の実施形態に係る音響
監視装置の要部構成図である。これはレベル補正装置5
Aを改良した点に特徴がある。
【0046】このレベル補正装置5Aは図3(A)に示
すように周波数解析装置4からの音響スペクトルSaの
ピーク値a1 ,a2 ,a3 …an と、そのピーク時の周
波数(ピーク周波数)f1 ,f2 ,f3 …fn とを抽出
して、図3(B)に示すように音響データベース装置6
に格納された参照データスペクトルSb上で各々ピーク
周波数に対応する各周波数f1 ,f2 ,f3 …fn での
ピーク値b1 ,b2 ,b3 …bn との各々の比(以下ピ
ーク比という)を算出するピーク比算出手段10Aと、
図3(C)に示すように、ここで算出された各ピーク周
波数f1 …fn毎のピーク比のヒストグラムを作成し
て、その最頻値を摘出する最頻値抽出手段11と、この
最頻値を補正倍率として音響データに乗算しデータの補
正を行なうレベル補正手段12Aとを有する。
【0047】したがって、この実施形態によれば、参照
スペトクルSbとのピーク比の最頻値によって音響スペ
クトルSaの入力レベルを補正するので、プラント機器
の状態が変化し、音響スペクトルに一部変化があった場
合にも、変化に影響のない部分の最も多いピーク比によ
って音響データのレベルを自動的に補正することが可能
となり、そのレベルの補正精度を向上させることができ
る。
【0048】図4は本発明の第3実施形態に係るレベル
補正装置5Bの構成を示すブロック図である。レベル補
正装置5Bは上記第2の実施形態において、ピーク比算
出手段10の前段に、ピーク検出手段13を設けた点に
特徴がある。
【0049】ピーク検出手段13は、新たに採取された
監視対象の音響スペクトルからピーク値とその周波数
(ピーク周波数)をピーク値の大きい順に順次取り出す
ものであり、この取り出されたピーク値とピーク周波数
は逐次ピーク比算出手段10Bに与えられる。ピーク比
算出手段10B以後は、上記第2の実施形態と同様であ
り、ピーク比算出手段10はピーク検出手段13からの
各々のピークについて参照データスペクトル上で対応す
る周波数でのピークとの比を算出し、最頻値抽出手段1
1に与える。
【0050】ここで、ピーク検出手段13は検出したピ
ーク値が最大ピーク値に対して所定値以下になった場合
にピーク検出を中止し、最頻値抽出手段11はその時点
での最頻値を抽出し、レベル補正手段12Bに与える。
レベル補正手段12Bはこの最頻値を補正倍率としてA
/D変換されてデータに乗算し、レベル補正を行なう。
【0051】したがって、この実施形態によれば、音響
スペクトルの非常に小さなピークを除外して比較的大き
なピークを用いて補正倍率を決定できるので、A/D変
換器13によるA/D変換時の量子化に伴う桁落ち等に
よる精度の低下を防止ないし軽減することができ、レベ
ル補正精度を向上させることができる。
【0052】図5は本発明の第4の実施形態に係るレベ
ル補正装置5cの構成を示すブロック図である。このレ
ベル補正装置5cは、上記ピーク検出手段13、ピーク
除外手段14、バックグラウンドノイズ積分手段15、
補正量算出手段16および上記レベル補正手段12とを
有する。
【0053】図6に示すように、ピーク除外手段14
は、ピーク検出手段13で検出したピークを音響スペク
トルから大きな順に所定数個除外してバックグラウンド
ノイズを得る。この大きなピークを除外された音響スペ
クトルのバッググラウンドノイズはバックグラウンドノ
イズ積分手段15に与えられ、ここでバックグラウンド
ノイズを積分し、積分した結果を補正量算出手段16に
与える。補正量算出手段16は音響データベース装置6
から参照データを読み出し、そのバックグラウンドノイ
ズの積分値と、新たに採取した音響データのバックグラ
ウンドノイズとの比を算出し、補正倍率を算出する。
【0054】レベル補正手段12は、A/D変換された
音響データにこの補正倍率を乗算して、レベルの補正を
行なう。
【0055】したがって、この実施形態によれば、上記
第2の実施形態や第3の実施形態に係るレベル補正装置
5A,5Bにおいて、音響スペクトルSaに例えば明瞭
なピークが見られない場合や音響状態が大きく変化し、
比較的大きなピークが参照スペクトルと類似していない
場合にも、大きく変化しないバックグラウンドノイズに
より音響スペクトルの入力レベルの補正倍率を高精度で
決定することができ、レベル補正の精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0056】図7は本発明の第5の実施形態に係るレベ
ル補正装置5Dの構成を示すブロック図、図8はこのレ
ベル補正装置5Dの作用を示すフローチャート、図8中
S1〜S14はフローチャートのステップを示す。この
レベル補正装置5Dは上記第3の実施形態によるレベル
補正装置5Bと第4の実施形態によるレベル補正装置5
Cとを組み合せた点に特徴がある。
【0057】レベル補正装置5Dは、ピーク検出手段1
3、ピーク比算出手段10B、最頻値抽出手段11と、
ピーク値記憶手段17、ピーク除外手段14、バックグ
ラウンドノイズ積分手段15、補正量算出手段16、レ
ベル補正手段12Dとを具備している。
【0058】図8に示すようにS1で、ピーク検出手段
13は、新たに採取された音響スペクトルを読み込んで
から、S2で、その音響スペクトルのピーク値とそのピ
ーク周波数を、ピーク値の大きい順に順次取り出し、S
3で一時的にピーク値記憶手段17に蓄えておく。取り
出されたピーク値とピーク周波数は逐次ピーク比算出手
段10Bに与えられる。
【0059】S4で、ピーク比算出手段10Bは音響デ
ータベース装置6から参照データを読み出す一方、S5
ではS3で取り出された各々のピークについて、参照ス
ペクトル上で各々対応する各ピーク周波数のピークとの
比を算出し、最頻値抽出手段11に与える。S6で、ピ
ーク検出手段13は検出したi番目のピーク値Piが最
大ピーク値Pmax に対して所定値A以下であるか否か判
断し、Noの場合はS1へ戻って以下ステップを繰り返
す一方、Yesの場合はそのピーク検出を中止するの
は、上記第4の実施形態と同様であり、S7へ進む。
【0060】S7では最頻値抽出手段11がそのピーク
検出を中止した時点での最頻値を抽出し、S8でヒスト
グラムを作成して、この最頻値の全計算個数に対しての
割合、つまり、最頻度数/総点数を算定する。S9で
は、この割合が所定値cを超えているか否か判断し、Y
esの場合はS10へ進み、上記第4の実施形態と同様
に補正倍率を決定する。
【0061】しかし、S9でNoの場合、つまり、最頻
度数/総点数の比が所定値cを超えていない場合には、
S11でピーク除外手段14が、音響スペクトルから、
ピーク値記憶手段17に蓄えられたピーク値を除外して
バックグラウンドノイズを得る。S12で、このバック
グラウンドノイズはバックグラウンドノイズ積分手段1
5で積分され、以下第5の実施形態と同様に補正倍率が
決定される。
【0062】つまり、S13で補正量算出手段16は音
響データベース装置6から参照データを読み込み、S1
4で、この参照データと音響データとの積分値比より補
正量を算出する。レベル補正手段12Dは、上記S9と
S14のいずれかの手法で決定された補正倍率を求めて
音響データのレベル補正を行なう。これにより、如何な
る音響スペクトルに対しても最適なレベル補正方法を使
用して精度よくレベル補正を行なうことができる。
【0063】図9(A)は本発明の第6の実施形態に係
る音響監視装置1Aの構成を示すブロック図、図9
(B)は同図(A)の要部説明図である。この音響監視
装置1Aは、特定の周波数を持ち、かつ単一大きささの
校正用の音響を発する基準音響発信装置18を具備した
点に特徴がある。
【0064】すなわち、監視対象からの音響の収録時に
はその監視対象物に取り付けられた基準音響発信装置1
8の音響を基準音響として音響入力装置1により同時に
入力して、音響データに基準音響データを重畳する。
【0065】そして、レベル補正装置5Eは、特定周波
数抽出手段19、ピーク比算出手段10E、レベル補正
手段12を有する。特定周波数抽出手段19は、周波数
解析装置により周波数解析された音響データと基準音響
データとの重畳データから特定周波数の基準音響Scの
ピークを抽出し、ピーク比算出手段10Eは、図10に
示すようにこの基準音響ピーク周波数上の監視対象の音
響データSaのピークaと、参照データSb上の基準音
響ピークbとの比a:bを算出し、レベル補正手段12
Eに与える。レベル補正手段12Eは、このピーク比を
補正倍率としてA/D変換された音響データに乗算する
ことにより補正を行なう。
【0066】したがって、この実施形態によれば、常に
校正用の基準音響を、監視対象からの音響に重ねて常に
録音しているので、何らかの理由により監視対象からの
音響が変化した場合でも、周波数とレベルが一定である
基準音響のピーク周波数上のピーク値に基づいて音響デ
ータの入力レベルの補正値を求めるので、そのレベル補
正精度を向上させることができる。
【0067】図11は本発明の第7の実施形態に係る音
響監視装置1Bの全体構成を示すブロック図である。こ
の音響監視装置1Bは、上記第6の実施形態に係る音響
監視装置1Aでは、音響データを単に直接再生した場合
に、その音響データに音響発信装置18の基準音響が重
畳しているので、監視対象からの元の正しい音響を聞け
ないので、聞こえるように構成した点に特徴がある。
【0068】つまり、音響監視装置1Bは、図12に示
すように、A/D変換された音響データSaから特定周
波数を除外する特定周波数除外装置20、この特定周波
数を除外されたデータをアナログに変換するD/A変換
装置21、スピーカ22を具備している。したがって、
音響再生時には、図12に示すようにA/D変換された
音響データから基準音響を除外して、D/A変換を行な
うので、基準音響を除外した機器自体の発する音響を正
確に再現することができる。
【0069】図13は本発明の第8の実施形態に係る音
響監視装置1Cの要部ブロック図である。この音響監視
装置1Cは、上記各実施形態に係る音響データベース装
置6を改良した点に特徴がある。つまり、音響データベ
ース装置6は参照データを保存する参照データ格納部6
a、参照データと比較して正常と判断された音響データ
を保存する正常データ格納部6bおよび参照データと比
較して異常と判断された音響データを保存する異常デー
タ格納部6cを具備し、さらに、これら各格納部6a〜
6cに、監視対象のプラント等の運転状態のデータを格
納する運転状態格納部6d、監視対象から収録した音響
スペクトルを格納する音響スペクトル格納部6eおよび
音響スペクトルの原波形を格納する音響原波形格納部6
fをそれぞれ設けている。
【0070】レベル補正装置5(5A〜5E)は、参照
データ格納部6aの運転状態データ格納部6dから新規
データの運転状態と合致する音響データを検索し、その
音響スペクトルとの新規の音響スペクトルから補正倍率
を算定するものであり、正否判定装置8と、検索装置9
は上述した通りの機能を有する。
【0071】したがって、この実施形態によれば、音響
スペクトルを、参照データと正常データと異常データと
にそれぞれ分類し、かつこれらを各々別のエリアに格納
しているので、検索装置9によるデータの検索を事象別
に効率的に行なうことができる。また、プラント運転中
に種々の運転状態をなす機器についても、その運転状態
毎にデータを格納しているので、音響データのレベル補
正、検知、検索を効率的に行なうことができる。
【0072】図14は本発明に係る音響監視装置1Dの
要部ブロック図であり、正否判定装置8を改良した点に
特徴がある。正否判定装置8はレベル補正装置5、また
は5A〜5Eのいずれかにより入力レベルが補正された
音響スペクトルと、参照データ格納部6aに格納された
参照データのスペクトルとのスペクトル距離を算出する
スペクトル距離演算手段23と、このスペクトル距離を
所定値と比較して、音響データが正常か否かを判定し、
その判定結果を表示装置7に表示させるとともに、各音
響スペクトル格納部6eに保存する比較手段24とを有
する。
【0073】図15はこのスペクトル距離演算手段23
と比較手段24の作用を示すフローチャートであり、図
中S21〜S26はフローチャートの各ステップを示
す。
【0074】すなわち、S21で、音響スペクトルSa
と参照スペクトルSbについて、次の数1式で示すよう
に、各周波数でのピーク値の差を2乗して加え合せたス
ペクトル距離dを算出する。
【0075】
【数1】d=Σ(Perfi −Pi )2
【0076】次のS22で、比較手段24によりこのス
ペクトル距離dが所定値Dの範囲内であるか否か(d<
D)を判定し、所定値Dの範囲内であればS23で類似
と判定してS24で正常データ格納部6bに保存し、そ
うでない場合は、S25で類似ではないと判断して異常
データ格納部6cに保存する。
【0077】したがって、この実施形態によれば、監視
対象からの音響スペクトルと参照スペクトルとの差異を
判定し、正常な音響か異常な音響かを自動で判定し、分
類することができる。
【0078】図16は本発明に係る音響監視装置1Eの
要部ブロック図であり、検索装置9を改良した点に特徴
がある。検索装置9は正否判定装置8により異常と判断
された音響スペクトルSaと、異常データ格納部6cに
格納された過去の異常原因が究明されている異常音響ス
ペクトルScとのスペクトル距離dを上記数1式により
算出するスペクトル距離演算手段25と、このスペクト
ル距離dを所定値Dと比較して正常か否かを判定し、そ
の判定結果を表示装置7に表示させる比較手段32とを
要する。
【0079】図17に示すように、スペクトル距離演算
手段25は、S31で音響スペクトルSaと異常スペク
トルSdとのスペクトル距離dを上記数1式により算出
し、S32で比較手段26はこのスペクトル距離dが所
定値Dの範囲内であるか否か(d<D)を判定し、所定
値Dの範囲内であれば、S33でこの音響スペクトルS
aが過去の異常音響スペクトルScと類似の異常事象と
判定する。類似の異常スペクトルが検索されなかった場
合は、S34で新たな異常事象のスペクトルと判断す
る。
【0080】したがって、この実施形態によれば、監視
対象からの音響データと過去の異常データとのマッチン
グにより、異常事象を分類し、迅速に異常原因を究明す
ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ラントまたはプラント機器等の監視対象から収録した音
響データと、これと比較される参照データとの録音レベ
ル等の差異によるレベルの差を自動的に補正することが
できるので、従来熟練した保守作業員しか行なえなかっ
た音響による監視を、高精度で自動的に行なうことがで
きるうえに、異常音が検知された場合には過去の異常音
との類似性より異常原因を検索することができ、異常検
知後の対応を迅速に行なうことが可能となる。そのた
め、異常音が発生した場合の原因究明を迅速に行なうこ
とができ、プラントの安定運転をサポートすることがて
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る音響監視装置の
全体構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るレベル補正装置
の構成を示すブロック図。
【図3】(A)は図2で示すレベル補正装置に入力され
る音響データのスペクトル図、(B)は同参照データの
スペクトル図、(C)は図2で示す最頻値抽出手段によ
り作成された最頻値ヒストグラム。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るレベル補正装置
の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るレベル補正装置
の構成を示すブロック図。
【図6】図5で示すピーク除外手段の作用を示すバック
グラウンドノイズ抽出図。
【図7】本発明の第5の実施形態に係るレベル補正装置
の構成を示すブロック図。
【図8】図7で示すレベル補正装置の作用を示すフロー
チャート。
【図9】(A)は本発明の第6の実施形態に係る音響監
視装置の要部ブロック図、(B)は同図(A)の音響入
力装置に入力される基準音響を出力する基準音響発信装
置を示す図。
【図10】図9(A)で示す特定周波数抽出手段とピー
ク比算出手段の作用を示す各音響データのスペクトル
図。
【図11】本発明の第7の実施形態に係る音響監視装置
の全体構成を示すブロック図。
【図12】図11で示す特定周波数除外装置により音響
スペクトルから基準音響を除外する作用を示すスペクト
ル図。
【図13】本発明の第8の実施形態に係る音響監視装置
の要部ブロック図。
【図14】本発明の第9の実施形態に係る音響監視装置
の要部ブロック図。
【図15】図14で示す正否判定装置の作用(処理)を
示すフローチャート。
【図16】本発明の第10の実施形態に係る音響監視装
置の要部ブロック図。
【図17】図16で示す検索装置の作用(処理)を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D 音響監視装置 2 音響入力装置 3 アナログ/ディジタル変換装置 4 周波数解析装置 5,5A,5B,5C,5D,5E レベル補正装置 6 音響データベース装置 7 表示装置 8 正否判定装置 9 検索装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象からの音響を取り込む音響入力
    装置と、この音響入力装置からのアナログ音響信号をデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換装置と、このA/D
    変換装置によりディジタル化された音響信号を周波数解
    析する周波数解析装置と、この周波数解析装置により周
    波数解析された音響データのレベルを所定値に補正する
    レベル補正装置と、このレベル補正装置により補正され
    た音響データを蓄積する音響データベース装置と、前記
    レベル補正装置により補正された音響データを、予めレ
    ベルが上記所定値で採取されている上記監視対象の過去
    の音響スペクトルを参照データとして比較し、正常か否
    かを判定する正否判定装置と、この正否判定装置による
    判定結果を表示する表示装置と、を具備していることを
    特徴とする音響監視装置。
  2. 【請求項2】 監視対象からの音響を取り込む音響入力
    装置と、この音響入力装置からのアナログ音響信号をデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換装置と、このA/D
    変換装置によりディジタル化された音響信号を周波数解
    析する周波数解析装置と、この周波数解析装置により周
    波数解析された音響データのレベルを所定値に補正する
    レベル補正装置と、このレベル補正装置により補正され
    た音響データを蓄積する音響データベース装置と、前記
    レベル補正装置により補正された音響データを、予めレ
    ベルが上記所定値で採取されている上記監視対象の過去
    の音響スペクトルを参照データとして比較し、正常か否
    かを判定する正否判定装置と、上記レベル補正された音
    響データと類似する過去の音響データを検索する検索装
    置と、前記正否判定装置による判定結果および前記検索
    装置による検索結果を表示する表示装置と、を具備して
    いることを特徴とする音響監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の音響監視装置に
    おいて、レベル補正装置は、周波数解析装置で求めた音
    響スペクトルの各ピーク値と、参照データのスペクトル
    における前記音響スペクトルでピークを示す周波数に対
    応する周波数での各ピーク値との比をそれぞれ算出する
    ピーク比算出手段と、これらピーク比の最頻値を求める
    最頻値抽出手段と、この最頻値を補正倍率としてA/D
    変換された音響データに乗算するレベル補正手段とを有
    することを特徴とする音響監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の音響監視装置に
    おいて、レベル補正装置は、周波数解析装置からの音響
    スペクトルのピーク値とそのピーク値の周波数を、ピー
    ク値の大きい順に順次検出するピーク検出手段と、この
    検出された各々のピーク値と、参照データのスペクトル
    における前記音響スペクトルのピーク値の周波数に対応
    する周波数のピーク値の比を逐次算出するピーク比算定
    手段と、これらピーク比の最頻値を求める最頻値抽出手
    段と、この最頻値を補正倍率としてA/D変換された音
    響データに乗算するレベル補正手段とを有し、前記ピー
    ク検出手段は、検出されたピーク値が最大ピーク値に対
    して所定の値以下となった場合に、ピーク値の検出を中
    止し、最頻値抽出手段はその中止時点での最頻値を抽出
    し、レベル補正手段はこの最頻値を補正倍率としてA/
    D変換された音響データに乗算するように構成されてい
    ることを特徴とする音響監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の音響監視装置に
    おいて、レベル補正装置は、周波数解析装置で求められ
    た音響スペクトルからピーク値と、そのピーク値の周波
    数をピーク値の大きい順に順次検出するピーク検出手段
    と、この周波数解析装置で求められた音響スペクトルか
    ら検出されたピークを除外するピーク除外手段と、この
    ピーク除外手段によりピークを除外された音響スペクト
    ルのバックグラウンドノイズを積分するバックグラウン
    ドノイズ積分手段と、この積分されたバックグラウンド
    ノイズと、参照データのスペクトルのバッググラウンド
    ノイズとの比を算出して補正倍率を算出する補正量算出
    手段と、この補正倍率をA/D変換された音響データに
    乗算するレベル補正手段とを有することを特徴とする音
    響監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の音響監視装置に
    おいて、請求項4記載のレベル補正装置と、請求項4記
    載のレベル補正装置とを有し、この請求項4記載のレベ
    ル補正装置において算出されたピーク比の最頻値が、そ
    の最頻値の全計算個数に対して、所定値を超えていない
    場合には、請求項5記載のレベル補正装置により音響デ
    ータのレベル補正を行なう一方、所定値を超える場合は
    請求項4記載のレベル補正手段により音響データの補正
    を行なうように構成したことを特徴とする音響監視装
    置。
  7. 【請求項7】 特定の周波数かつ単一大きさの音響を出
    力する基準音響発信手段と、この発信手段からの音響と
    監視対象からの音響とを同時に入力せしめる音響入力装
    置と、この入力装置からのアナログ音響信号をディジタ
    ル信号に変換するA/D変換装置と、このディジタル化
    された音響信号を周波数解析する周波数解析装置と、こ
    の解析装置からの音響スペクトルから上記特定周波数の
    基準音響のピークを抽出する特定周波数抽出手段と、こ
    の基準音響ピークに重なる音響スペクトルのピークと、
    予めレベルが所定値で採取されている上記監視対象の過
    去の音響スペクトルである参照データスペクトルの上記
    特定周波数のピークとの比を求めるピーク算出手段と、
    このピーク比を補正倍率として上記A/D変換された音
    響データに乗算することにより音響データのレベルを上
    記所定値に補正するレベル補正装置と、を有することを
    特徴とする音響監視装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の音響監視装置において、
    A/D変換された音響データから特定周波数を除外する
    特定周波数除外装置と、この特定周波数が除外されたデ
    ィジタル音響データをアナログ形式に変換するD/A変
    換装置とを有することを特徴とする音響監視装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2記載の音響監視装置に
    おいて、音響データベース装置は、参照データを格納す
    る格納部と、正否判定装置により監視対象が正常である
    と判定されたときの正常音響データを格納する正常デー
    タ格納部と、正否判定装置により監視対象が異常である
    こと判定されたときの異常音響データを格納する異常デ
    ータ格納部とを具備し、これら各格納部は、さらに監視
    対象の運転時の音響データを格納する運転状態データ格
    納部と、音響スペクトルを格納する音響スペクトル格納
    部と、音響の原波形を格納する音響原波形格納部とにそ
    れぞれ分割されていることを特徴とする音響監視装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または2記載の音響監視装置
    において、正否判定装置は、レベル補正装置により補正
    された音響スペクトルと参照データのスペクトルとの各
    ピーク周波数でのピーク値の差を2乗して加え合せたス
    ペクトル距離を算出するスペクトル距離演算手段と、こ
    のスペクトル距離が所定値の範囲内にあるか否かを判定
    し、所定値の範囲内に有れば類似と判定して音響データ
    ベースの正常データ格納部に保存し、所定値の範囲内に
    無い場合は類似ではないと判断して音響データベースの
    異常データ格納部に保存する比較手段と、を有すること
    を特徴とする音響監視装置。
  11. 【請求項11】 請求項1または2記載の音響監視装置
    において、検索装置は、正否判定装置により正常と判定
    された音響スペクトルと過去の異常音響スペクトルとの
    各ピーク周波数でのピーク値の差を2乗して加え合せた
    スペクトル距離を算出するスペクトル距離演算手段と、
    このスペクトル距離が所定の範囲内にあるか否か判定
    し、所定の範囲内であれば類似の異常事象と判断する比
    較手段と、を有することを特徴とする音響監視装置。
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