JP2013200144A - 異常音診断装置 - Google Patents

異常音診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013200144A
JP2013200144A JP2012067287A JP2012067287A JP2013200144A JP 2013200144 A JP2013200144 A JP 2013200144A JP 2012067287 A JP2012067287 A JP 2012067287A JP 2012067287 A JP2012067287 A JP 2012067287A JP 2013200144 A JP2013200144 A JP 2013200144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample series
series
time
reference sample
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012067287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5930789B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Abe
芳春 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012067287A priority Critical patent/JP5930789B2/ja
Priority to TW102107198A priority patent/TWI481828B/zh
Priority to KR1020130026529A priority patent/KR101446418B1/ko
Priority to CN201310089453.1A priority patent/CN103325387B/zh
Publication of JP2013200144A publication Critical patent/JP2013200144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5930789B2 publication Critical patent/JP5930789B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H17/00Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves, not provided for in the preceding groups
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】従来は、正常音の基準音データと検査対象機器の音データとを比較し異音判定を行うが、機器の環境条件や運転条件による特性変化が無考慮のため、検査対象機器の音データの上記諸条件の相違による変化を異常として誤検出する。
【解決手段】音データ取得手段で検査対象機器の動作と同期して取得した当該機器の音データから、分析手段で各時間の強度からなる標本系列を求め、学習時の標本系列を基準標本系列とし、診断時の対象標本系列と基準標本系列に基づき推定される補正量または補正量系列により、対象標本系列か基準標本系列の少なくとも一方を補正手段で補正し、補正後の対象標本系列または基準標本系列と対応する基準標本系列または対象標本系列とを比較して異常度を算出し、算出された異常度を閾値と比較して判定異常度を出力する判定手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、検査対象機器から発生する音を集音し集音された音の時間周波数解析によって運転中の機器の異常音の発生の可能性を判定する装置に関する。
異常音診断装置に関し、特許文献1に示すような異常音診断装置が知られている。特許文献1に開示されている異常音診断装置は、事前に人が聴き正常音と判断した検査対象機器の音データを基準値として記憶手段で保存し、前記記憶手段により事前に保存されている前記機器における前記基準値と、計測手段で測定された診断時の検査対象機器から発生する音の測定データとの一致度を、一つあるいは複数を処理手段で算出し、前記処理手段により算出された結果の一致度により検査対象機器の異音の良否を判定手段にて判定するものである。
さらに、検査対象機器の音データの基準値と検査対象機器における診断時の音の測定データとの一致度を算出する処理手段は、前記基準値の各周波数における振幅値を入力とし、同じ振幅値を出力とする比例式の直線を基準の設定直線とし、前記測定データの各周波数における振幅値の設定直線からのズレ具合を最小2乗法により算出し、その結果を一致度の指標としてなるものである。
さらにまた、設定直線からのズレを数値化する手段は、測定する各周波数における振幅値が設定直線を下回る際、前記各周波数における振幅値に対し、設定直線上にあると仮定する補正を行い、機器の不具合により零あるいは低振幅による基準値の音データとの一致度不整合を防止するものである。
特開2005-283227号公報
しかしながら、従来の異常音診断装置は、温度、気圧、湿度、速度、加速度、圧力、張力、荷重などの諸条件による、検査対象機器の発する音の時間周波数特性の特に特定の時間や周波数における変化の違いを考慮していないため、基準とする音データの時間周波数特性と診断する時の入力の音データの時間周波数特性の上記諸条件の相違による特定の時間や周波数における変化を、異常として誤検出するという課題があった。
本発明に係る異常音診断装置は、
検査対象とする機器から発生する音を学習時と診断時とで取得し、学習時と診断時との音を比較し、音の異常を診断する異常音診断装置であって、
上記検査対象機器の動作と同期して検査対象機器から発生する音データを取得する音データ取得手段と、
上記音データから、各時間の強度からなる標本系列を求める分析手段と、
学習時の標本系列を基準標本系列として記憶する記憶手段と、
診断時の標本系列である対象標本系列と上記基準標本系列に基づいて推定される補正量または補正量系列に基づいて、対象標本系列または基準標本系列の少なくとも何れか一方を補正する補正手段と、
上記補正後の対象標本系列または基準標本系列と対応する基準標本系列または対象標本系列とを比較し異常度を算出するとともに算出された異常度を所定の閾値と比較して判定異常度を出力する判定手段とを備える。
本発明に係る異常音診断装置によれば、検査対象の機器の発する音の時間周波数特性を変化させる可能性のある温度、気圧、湿度などの検査対象機器の環境条件や、速度、加速度、圧力、張力、荷重などの検査対象機器運転条件の諸条件による、音データの時間周波数特性の特に特定の時間や周波数における変化の違いを補正手段により補正して考慮するように構成したため、上記諸条件の相違による特定の時間や周波数における変化を、異常として誤検出する可能性を低減するという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における異常音診断装置を示すブロック構成図である。 実施の形態1の補正部による補正前後の標本化系列を示す模式図である。 実施の形態2の補正部による補正前後の標本化系列を示す模式図である。 実施の形態3の補正部による補正前後の標本化系列を示す模式図である。 実施の形態4の補正部による補正前後の標本化系列を示す模式図である。 本発明の実施の形態5における異常音診断装置を示すブロック構成図である。 実施の形態5の補正部による補正前後の標本化系列を示す模式図である。 集音器からの測定信号取得から学習モードか診断モードかを判断するまでの処理の流れ図である。 学習モード時の処理の流れ図である。 診断モード時の処理の流れ図である。
実施の形態1.
本実施の形態は、検査対象機器の発する異常な音を診断する装置として、パーソナルコンピュータ(以下PCと称す)上のソフトウェアとして実装され、正常時の波形を取込む学習モードと試験時の波形を取込む診断モードを有する。測定者はマイク、音響センサー、加速度センサー等の集音器を検査対象機器に設置し、集音器をPCのUSB(Universal Serial Bus)インタフェースの入力端子に接続して、学習モード時と診断モード時の操作を行う。
検査対象機器は、例えば、エレベータのような複数の稼働部品からなる機器である。エレベータの場合、集音器をエレベータの乗車かごの中またはかごの外に取り付け、制御ケーブルを経由して集音器の信号を機械室に置いたPCに取込んで、乗車かごを上下に往復運転することで、エレベータの各機器の稼動音を診断する。
エレベータは、複数の部品から構成されているため、集音器に集音される音はこれらの部品からの混合音である。しかも、各部品から発生する音の周波数特性は異なる。また、集音器の位置は乗車かごが時間とともに移動するため、時間周波数成分は、時間によって、時間周波数成分が由来する部品が異なる。さらに、各部品から、発生する音の強度は、温度、気圧、湿度、速度、加速度、圧力、張力、荷重などの諸条件の違いにより部品毎に異なった変化を示す。例えば、レールとガイドシューが摺動する際に発生するレール音は、レールに塗布される油の粘度が温度上昇とともに減少するため、温度が上がると摩擦が小さくなり音圧が低下する。逆に、ロープがシーブに巻きつく際に発生する音は、温度との相関はあまり見られない。また、空調音は温度上昇とともにファン回転数が増加し強度が増加する傾向が見られる。
このように、集音器に集音される音の時間周波数分布は、その強度が、前記諸条件の変化により、時間周波数特性の特定の時間や周波数毎に異なるため、機器が正常であっても、前記諸条件の相違によって、集音器に集音される音の時間周波数特性が特定の時間や周波数毎に変化し、この前記諸条件の相違による変化成分を異常音による成分として誤判定する可能性が高くなる。
図1は、本発明の実施の形態1における異常音診断装置を示すブロック構成図である。
図1において、1はマイクや音響センサーや振動センサーなどの集音器、2は集音器1からの信号をサンプリングしデジタル信号に変換して波形データ3を出力する波形取得部、4は波形データ3に時間窓を掛け時間窓を時間方向にずらしながら高速フーリエ変換(以下FFTと称す)演算により波形データ3を時間周波数分析し時間と周波数に対する強度を示すスペクトル値からなる時間周波数分布5を出力する時間周波数分析部、501は時間周波数分布5から所定の各周波数の強度を示すスペクトル値を各時間でサンプリングして得られる時系列である各周波数の標本系列502を出力する標本化部である。標本系列502は、所定の各周波数についての各時間の標本値からなる時系列である。
なお、以下の実施の形態の説明では、時間周波数分析部4が出力する時間周波数分布5を音データとする場合について説明する。音データとしては波形データや、波形データを解析して得られるその他の特徴量であってもよい。
503は学習時に取得される音データから得られる標本系列502を記憶する記憶部、506は学習時に記憶部503に記憶され、異常度を計算する際の基準となる各周波数の標本系列からなる基準標本系列、507は診断時に取得された音データから得られ、異常度を計算する際の対象となる各周波数の標本系列からなる対象標本系列である。
601は、基準標本系列506及び対象標本系列507を参照し、補正量602を算出する補正量算出部、603は補正量602に基づいて対象標本系列507を補正し、補正後の対象標本系列509を出力する補正部である。
15は、所定の各周波数について、基準標本系列506及び補正後の対象標本系列509を参照し、異常音発生の可能性の度合いを示す異常度を計算し異常度16を出力する異常度計算部、17は所定の各周波数に関する異常度16に基づいて異常音の発生の可能性を判定し判定結果18を出力する判定部である。
以下図8〜図10の処理流れ図を参照し、動作を説明する。
学習モードまたは診断モードにおいて、波形取得部2は、集音器1から出力される測定信号を取得して増幅しAD変換することにより、サンプリングされてサンプリング周波数48kHzの16ビットリニアPCM(pulse code modulation)のデジタル信号の波形データ3に測定信号を変換する(図8のステップS1)。
時間周波数分析部4は、波形取得部2が出力する波形データ3に対して、1024点の時間窓を16ミリ秒の間隔で時間方向にずらしながらフレームを切出し、各フレームに対してFFT演算により周波数スペクトルの系列y(t,f)を求め、時間周波数分布5として出力する(図8のステップS2)。ここで、tは分析窓をずらすシフト間隔に対応する時刻のインデックス、fはFFT演算の結果の周波数を示すインデックスである。なお、時間tおよび周波数fは、それぞれ、0≦t≦T,0≦f≦Fなる関係を満たす。ここで、Tは時間周波数分布5の時間方向のフレーム数、Fは波形データ3のサンプリング周波数fsの1/2であるナイキスト周波数に対応する周波数を示すインデックスである(F=fs/2)。
標本化部501は、時間周波数分布5から、所定の各周波数として、0.5kHz、1kHz、2kHz、4kHz、8kHzを中心周波数として、それぞれ、1オクターブ幅の帯域からなる5つの周波数帯域について、これら5つの周波数帯域に含まれる周波数成分を8フレームを1単位としてスペクトル値の総和を求め、8フレーム(256ms)を単位とする所定の各時間の標本値を取得し、標本系列502を出力する(図8のステップS3)。いま、各周波数、各時間の標本系列502における標本値をY(n,b)とすると、Y(n,b)は式(1−1)で計算される。
Figure 2013200144
ここで、nは標本化された系列の時間のインデックスで、1〜Nの範囲の自然数(ただしNは時間範囲の上限、N=T/8で余りは切り捨て)、bは周波数のインデックスで1〜Bの範囲の自然数(Bは周波数帯域の数で本実施の形態ではB=5)である。また、Ω(n,b)は、時間周波数分布y(t,f)において、標本化のために総和をとる対象となる時間と周波数の組(t,f)の集合を表す。
標本化部501により標本系列502が取得されると、異常音診断装置は学習モード時かまたは診断モード時かを判断する(図8のステップS4)。
学習モード時であると、記憶部503は、各周波数について(図9のステップS201)標本系列502を基準標本系列506として、記憶する(図9のステップ202)。
次に、診断モード時の診断処理について動作を説明する。
診断モード時であると、各周波数について(図10のステップS301)、標本系列502を診断の対象標本系列507とする(図10のステップS302)。
補正量算出部601は、各周波数について、記憶部503に記憶されている基準標本系列506と、標本化部501により標本化された対象標本系列507から、補正量602を算出する(図10のステップS303)。詳細には、各周波数bの各時間nの補正量を、次の手順《A1−1》〜《A1−2》で算出する。
《A1−1》周波数bの対象標本系列Y1(n,b)と周波数bの基準標本系列Y0(n,b)の差の標本系列D(n,b)を求める。(式(2−1))
《A1−2》差の標本系列D(n,b)の時間nに関する平均を求め、補正量H1(b)として出力する。(式(2−2))
Figure 2013200144
なお、式(2−2)は差系列の平均を求めているが、式(2−2)の右辺は式(2−3)の右辺のように変形できることから、補正量H1(b)を求めるため、それぞれの標本系列の平均を求めてから、それぞれの平均の差を求めて、補正量H1(b)を計算するようにしても構わない。
Figure 2013200144
補正部603は、対象標本系列507から、補正量H(b)を減算することにより補正後の対象標本系列509を求める(図10のステップS304)。詳細には、周波数bの補正後の対象標本系列をY11(b,n)とすると、Y11(b,n)は、式(2−4)のように、周波数bの対象標本系列Y1(n,b)から、補正量H1(b)を減算することにより計算される。
Figure 2013200144
ここに、Y11(b,n)は補正後の対象標本系列509である。
図2は、補正部603による補正の前後の標本化系列を示す模式図である。
(A)は、補正前の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。この場合、温度が上昇したため、対象標本系列の標本値が全時間にわたってほぼ一様に基準標本系列に対して小さくなっている。矢印は補正量による補正方向を示している。
(B)は、補正後の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。補正後は基準標本系列と対象標本系列の差系列の平均が0に近づくように補正されることがわかる。
異常度計算部15は、各周波数について、基準標本系列506と補正後の対象標本系列509を入力し、両者の差異を計算し、異常度16として出力する(図10のステップS305)。詳細には、各周波数bについて、基準標本系列Y0(n,b)と補正後の対象標本系列Y11(n,b)の両者の差異の異常度を、各標本系列の差の2乗平均値(標本系列をN次元空間のベクトルとみなすとユークリッド距離と同値)として計算する(式(3−1))。
Figure 2013200144
ここで、上式において、a(b)は周波数bの異常度である。また、総和におけるnの範囲は全時間(1≦n≦N)である。
判定部17は、異常度計算部15が出力する各周波数の異常度16から計算される総合異常度と所定の閾値を比較することにより、異常音が発生している可能性があるかどうかを判定して、判定結果18として出力する(図10のステップS307)。詳細には、まず、各周波数の異常度a(b)をその分散で正規化した正規化異常度a^(b)を各周波数について求める(式(3−2))。次に、正規化異常度の周波数に関する最大値を総合異常度a*とする(式(3−3))。最後に、式(3−3)で計算される総合異常度a*と閾値を比較して総合異常度が閾値以上であるとき異常音が発生している可能性があると判定して、「異常」を判定結果18として出力する。また、総合異常度が閾値未満のときは異常音は発生している可能性が低いと判定して、「正常」を判定結果18として出力する。
Figure 2013200144
ここで、a(b)は周波数bの異常度、a^(b)は周波数bの異常度a(b)をその分散δ(b)で正規化した正規化異常度、δ(b)は周波数bの異常度の分散である。異常度の分散は、例えば、複数の学習用音データから異常度のサンプルを求め、これら異常度のサンプルの標準偏差を異常度の分散として求めることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、学習時と診断時の間で、温度などの諸条件の変化により、標本系列が時間軸にそって一様に変化したときでも、各周波数毎に、それぞれ、独立して、両者の差の平均が0に近づくように、診断時の標本系列の補正を行った後、各周波数の異常度を求めるように構成したので、診断時と学習時の間で、各周波数で必ずしも同じでない標本値の変化に起因する誤判定の可能性を削減するという効果がある。
なお、上記の説明では、対象標本系列と基準標本系列の差系列の平均に基づいて、対象標本系列を補正するようにしたが、基準標本系列と対象標本系列の差系列の平均に基づいて、基準標本系列の側を補正するようにしても同様の効果を奏することは言うまでもない。
さらに、基準標本系列と対象標本系列の差系列の平均をもとに、基準標本系列と対象標本系列のそれぞれを差系列の平均の半分の量づつ、あるいは所定の比率に基づいた量により両者の差の平均が0に近づくように補正するようにしても同様の効果を奏することは言うまでもない。
実施の形態2.
本実施の形態において、対象標本系列は、診断時の検査対象機器の音が正常であれば、正常時の基準標本系列と同じ標本値をとり、一方、診断時の検査対象機器の音に異常があれば、異常音による成分により、標本値が上昇すると考えられることから、対象標本系列は基準標本系列よりも、上にくるという、制約をつけた補正を行うものである。
実施の形態1との相違点だけを説明する。
相違点は、補正量算出部601、及び、補正量602、補正部603の動作が異なる。
以下、動作を、図1、図3、図10を用いて説明する。
補正量算出部601は、各周波数について、基準標本系列506と対象標本系列507から、補正量602を算出する(図10のステップS303)。詳細には、周波数bの各時間nの補正量は、次の手順《A2−1》〜《A2−2》で算出される。
《A2−1》周波数bの対象標本系列Y1(n,b)と周波数bの基準標本系列Y0(n,b)の差の標本系列D(n,b)を求める。(式(4−1))
《A2−2》差の標本系列D(n,b)の時間nに関する最小値を求め、補正量H2(b)として出力する。(式(4−2))
Figure 2013200144
補正部603は、対象標本系列507から、補正量H2(b)を減算することにより補正後の対象標本系列509を求める(図10のステップS304)。詳細には、補正後の対象標本系列をY12(b,n)とすると、Y12(b,n)は、式(4−3)のように、Y1(b,n)からH2(b)を減算することで計算される。
Figure 2013200144
図3は、実施の形態2の補正部603による補正の前後の標本化系列を示す模式図である。
(A)は、補正前の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。この場合、温度が上昇したため、対象標本系列の標本値が全時間にわたってほぼ一様に基準標本系列に対して小さくなるとともに、時間の後半部分に、異常音が発生しているため、標本値が大きくなっている。矢印は補正量H2(b)による補正の方向を示している。この矢印の時刻付近で、対象標本系列と基準標本系列の標本値の差が最小値となっているため、ちょうど、矢印の方向に補正が行われる。
(B)は、基準標本系列と補正後の対象標本系列の関係を示す。補正は基準標本系列と補正後の対象標本系列の差系列の最小値が0に近づくように補正される。この補正の結果、異常音の成分が過剰に補正され基準標本系列に埋もれることなく、基準標本系列に対して異常音の成分の相対的関係が維持されていることがわかる。
以上のように、実施の形態2によれば、各周波数について、学習時と診断時の間で、温度の変化などにより、標本系列が時間軸にそって一様に変化し、なお、異常音成分が不均一に重畳したときでも、両者の差の最小値を求めて、この最小値が0に近づくように、補正した後、学習時と診断時の標本系列の間で、両者の違いから異常度を求めるように構成されているので、診断時と学習時の間で、周波数毎に、温度の変化などによる時間的に一様な標本値の変化に起因する誤判定の可能性を削減するとともに、異常音成分を過剰に補正することを防止し、異常音の判定精度を維持ないし向上するという効果がある。
実施の形態3.
本実施の形態において、対象標本系列は、正常時に採取された基準標本系列と同じか、異常音成分による分だけ、パワーが上昇すると仮定できるが、実際には、検査対象機器の運転音が雑音であることから、帯域パワーの瞬時値は絶えず揺らいでいる。このため、標本値も測定回毎の揺らぎを有しており、この標本値の測定回毎の揺らぎを考慮するため、最小値の代わりに、標本系列間の差の分布から得られるq分位数を用いることで、揺らぎの影響を緩和した制約付きの標本系列の補正を行った後、標本列間の異常を判定するものである。
相違点は、補正量算出部601、及び、補正量602、補正部603の動作が異なる。
以下、動作を、図1、図4、図10を用いて説明する。
補正量算出部601は、各周波数帯域の基準標本系列506と対象標本系列507から、補正量602を算出する(図10のステップS303)。詳細には、周波数bの各時間nの補正量は、次の手順《A3−1》〜《A3−2》で算出される。
《A3−1》周波数bの対象標本系列Y1(n,b)と周波数bの基準標本系列Y0(n,b)の差の標本系列D(n,b)を求める。(式(5−1))
《A3−2》差の標本系列D(n,b)の分布を求め、分布のq分位数を求め、補正量H3(b)として出力する。(式(5−2))
q分位数のqとしては、例えば、q=0.25とすることができる。また、q=0とすれば、実施の形態2と同じ、最小値を用いることに相当する。q=0.5とすれば、分布の中央値となり、分布の形状が平均を中心に対象であれば、ほぼ平均に近い値が得られ、実施の形態1と同じ、効果を得ることができる。
Figure 2013200144
ここに、quantile{X;q}は、標本系列Xに含まれる標本が構成する分布のq分位数を求める演算を表す。
補正部603は、対象標本系列507から、補正量H3(b)を減算することにより補正後の対象標本系列509を求める(図10のステップS304)。詳細には、補正後の対象標本系列をY13(b,n)とすると、Y13(b,n)は、式(5−3)のように、Y(b,n)からH3(b)を減算することで計算される。
Figure 2013200144
図4は、実施の形態3の補正部603による補正の前後の標本化系列を示す模式図である。
(A)は、補正前の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。この場合、温度が上昇したため、対象標本系列の標本値が全時間にわたってほぼ一様に基準標本系列に対して小さくなるとともに、時間の後半部分に、異常音が発生しているため、標本値が大きくなっている。また、図の標本値CやDは、測定毎の揺らぎにより、一部がところどころ極端に小さくなっていることを示す。これらの標本値CやDと対応する位置の基準標本系列の標本値との差は、その分布で下側の外れ値となるため、最小値の代わりにq分位数を用いる結果、矢印に示される適正な補正量H3(b)が得られる。
(B)は、補正後の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。補正後は基準標本系列と対象標本系列の差系列のq分位数が0に近づくように補正される。この補正の結果、異常音の成分が過剰に補正され基準標本系列に埋もれることなく、また、測定毎の揺らぎによる差系列の外れ値を除外した補正が行われ、基準標本系列に対して異常音の成分の相対的関係が適正に維持されることがわかる。
以上のように、実施の形態3によれば、周波数毎に、学習時と診断時の間で、温度の変化などにより、標本系列が時間軸にそって一様に変化し、なお、異常音成分が不均一に重畳するとともに、測定毎の揺らぎにより、差系列中の一部の標本値が分布上で外れ値となったときでも、両者の差の分布のq分位数を求めて、この分位数が0に近づくように、補正した後、学習時と診断時の標本系列の間で、両者の違いから異常度を求めるように構成されているので、診断時と学習時の間で、周波数毎に、温度の変化などによる時間的に一様な標本値の変化に起因する誤判定の可能性を削減するとともに、異常音成分を過剰に補正することを防止し、測定毎の揺らぎにより、極端に差異が拡大する方向に補正されないようにして、異常音の判定精度を向上するという効果がある。
実施の形態4.
本実施の形態は、測定毎の揺らぎの影響を緩和するため、少なくとも何れか一方の標本系列を平滑化してから、差系列を求め、差系列の最小値または差系列の標本値の分布のq分位数により、補正量を決定するものである。
相違点は、補正量算出部601、及び、補正量602、補正部603の動作が異なる。
以下、動作を、図1、図5、図10を用いて説明する。
補正量算出部601は、各周波数の基準標本系列506と対象標本系列507から、補正量602を算出する(図10のステップS303)。詳細には、周波数bの各時間nの補正量は、次の手順《A4−1》〜《A4−5》で算出される。
《A4−1》周波数bの対象標本系列Y1(n,b)を平滑化して平滑化された対象標本系列Y1〜(n,b)を求める(式(6−1)))。
《A4−2》周波数bの基準標本系列Y0(n,b)を平滑化して平滑化された基準標本系列Y0〜(n,b)を求める(式(6−2)))。
《A4−3》周波数bの平滑化された対象標本系列Y1〜(n,b)と周波数bの平滑化された基準標本系列Y0〜(n,b)の差の標本系列D〜(n,b)を求める(式(6−3))。
《A4−4》差の標本系列D〜(n,b)から、補正量H4(b)を求め(式(6−4))、出力する。
《A4−5》差の標本系列D〜(n,b)の分布を求め、分布のq分位数を求め(式(6−5))、補正量H5(b)として出力する。
q分位数のqとしては、例えば、q=0.25とすることができる。また、q=0とすれば、実施の形態2と同じ、最小値を用いることに相当する。q=0.5とすれば、分布の中央値となり、分布の形状が平均を中心に対象であれば、ほぼ平均に近い値が得られ、実施の形態1と同じ、効果を得ることができる。
Figure 2013200144
ここに、smooth{X}は、標本系列Xを時間方向に移動平均により平滑化する演算、quantile{X;q}は、標本系列Xに含まれる標本が構成する分布のq分位数を求める演算を表す。ここで、平滑化の移動平均の時間窓の幅は例えば1秒とすることができる。
補正部603は、対象標本系列507から、補正量H4(b)または補正量H5(b)を減算することにより補正後の対象標本系列509を求める(ステップS304)。詳細には、補正後の対象標本系列をY14(b,n)またはY15(b,n)とすると、Y14(n,b)またはY15(n,b)は、式(6−6)または式(6−7)のように、Y1(n,b)からH4(b)またはH5(b)を減算することで計算される。
Figure 2013200144
図5は、実施の形態4の補正部603による補正の前後の標本化系列を示す模式図である。
(A)は、補正前の対象標本系列と基準標本系列の関係を示す。この場合、温度が上昇したため、対象標本系列の標本値が全時間にわたってほぼ一様に基準標本系列に対して小さくなるとともに、時間の後半部分に、異常音が発生しているため、標本値が大きくなっている。ただし、測定毎の揺らぎのため、時間的に小さくたえず揺らいでいる。
(B)は、両者を平滑化した後の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。平滑化により、小刻みな揺らぎは除去されて、時間的に大局的な変化を表すようになる。ここで、矢印は平滑化後の対象標本系列と基準標本系列の差系列の最小値を示す時間に補正量と補正の大きさを示している。
(C)は、補正後の対象標本系列と基準標本系列の関係を示す。補正後は(B)における平滑化後の対象標本系列と基準標本系列の差系列の最小値が0に近づくように補正されている。この補正の結果、異常音の成分が過剰に補正されることなく、また、測定毎の揺らぎによる差系列の外れ値を除外した補正が行われ、基準標本系列に対して異常音の成分の相対的関係が適正に維持されることがわかる。
以上のように、実施の形態4によれば、周波数毎に、学習時と診断時の間で、温度の変化などにより、標本系列が時間軸にそって一様に変化し、なお、異常音成分が不均一に重畳するとともに、測定毎の時間的に変化の激しい揺らぎがあっても、平滑化後の差系列の最小値またはq分位数を用いて、補正した後、学習時と診断時の標本系列の間で、両者の違いから異常度を求めるように構成されているので、診断時と学習時の間で、周波数毎に、温度の変化などによる時間的に一様な標本値の変化に起因する誤判定の可能性を削減するとともに、異常音成分を過剰に補正することを防止し、測定毎の揺らぎにより、極端に差異が拡大する方向に補正されないようにして、異常音の判定精度を向上するという効果がある。
実施の形態5.
本実施の形態は、上記検査対象機器の動作と同期して音データの強度をサンプルする際の各時間における上記検査対象機器の作動状態を取得ないしは推定または学習する手段を設け、対象標本系列または基準標本系列の補正量系列を各時間における上記検査対象機器の作動状態に応じて変化させるものである。
図6は本実施の形態の構成図である。図において、701は検査対象機器の作動を制御する制御信号、703は波形取得部2と同期して検査対象機器の作動状態を推定する作動状態推定部、702は検査対象機器から入力される制御信号701を処理して波形取得部2と作動状態推定部703に検査対象機器の作動と時間を同期するための信号を出力する時間同期部、704は作動状態推定部703により推定される標本系列502の各時間における検査対象機器の動作速度の推定値の系列である推定動作速度系列である。
また、601は、基準標本系列506と対象標本系列507と推定動作速度系列704を入力し、補正量系列602を出力する補正量算出部である。
補正量算出部601は、基準標本系列506と対象標本系列507と推定動作速度系列704から、補正量系列602を算出する(図10のステップS303)。詳細には、周波数bの各時間nの補正量は、次の手順《A6−1》〜《A6−4》で算出される。
《A6−1》周波数bの対象標本系列Y1(n,b)と周波数bの基準標本系列Y(n,b)の差の標本系列D(n,b)を求める(式(7−1))。
《A6−2》推定動作速度系列V(n)をnに関する最大値で正規化することにより荷重係数系列W(n)を求める(式(7−2))。
《A6−3》差の標本系列D(n,b)に対して、荷重係数系列W(n)を掛け、荷重差系列DW(n,b)を求める(式(7−3))。
《A6−3》荷重差系列DW(n,b)の平均を求め仮の補正量H6(b)を求める(式(7−4))。
《A6−4》仮の補正量H6(b)に対して荷重係数系列W(n)をかけることにより補正量系列H7(n,b)を求める(式(7−5))。
Figure 2013200144
ここに、Y0(n,b)は周波数bの時間nの基準標本系列の標本値、Y1(n,b)は周波数bの時間nの対象標本系列の標本値、V(n)は時間nの推定動作速度系列の値、W(n)は時間nの荷重係数系列の値、H6(b)は仮の補正量、H7(n,b)は周波数bの時間nの補正量系列の値である。
補正部603は、対象標本系列507から、補正量系列H7(n、b)を減算することにより補正後の対象標本系列509を求める(図10のステップS304)。詳細には、補正後の対象標本系列をY17(n,b)とすると、Y17(n,b)は、式(7−6)のように、Y1(n,b)から、補正量系列H7(n,b)を減算することにより計算される。
Figure 2013200144
ここに、Y17(n,b)は補正後の対象標本系列である。
図7は、補正部603による補正の前後の標本系列を示す模式図である。
(A)は、補正前の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。また、下部に機器の動作速度を示す。この場合、温度が上昇したため、対象標本系列の標本値が全時間にわたって、基準標本系列に対して小さくなっている。また、小さくなり方は、動作速度とほぼ比例する関係にあり、動作速度が小さいT1及びT3の区間では温度による変化は小さい。また、動作速度が最大となるT2の区間では、温度による変化が大きくなっている。3つの矢印は各区間T1,T2,T3における補正量系列の平均的な大きさと補正方向を示している。
(B)は、補正後の基準標本系列と対象標本系列の関係を示す。補正後は基準標本系列と対象標本系列の差系列の平均が0に近づくように補正されることがわかる。
以上のように、実施の形態5によれば、周波数毎に、学習時と診断時の間で、温度の変化などにより、標本系列が機器の動作に合わせて変化したときでも、機器の動作で荷重した両者の荷重差の時間平滑化による平均的な補正量系列を求めて、この補正量系列による補正を行った後、学習時と診断時の標本系列の間で、両者の違いから異常度を求めるように構成したので、診断時と学習時の間で、周波数毎に、温度の変化などによる機器の動作に依存する標本値の変化に起因する誤判定の可能性を削減するという効果がある。
本発明の異常音診断装置は、使用条件が大きく変化する機器、例えば、エレベータにおいてその異常状態を検出する検出装置として利用される可能性がある。
1;集音器、2;波形取得部、3;波形データ、4;時間周波数分析部、5;時間周波数分布、15;異常度計算部、16;異常度、17;判定部、18;判定結果、501;標本化部、502;標本系列、503;記憶部、506;基準標本系列、507;対象標本系列、509;補正後の対象標本系列、601;補正量算出部、602;補正量、603;補正部、701;制御信号、703;作動状態推定部、702;時間同期部、704;推定動作速度系列。

Claims (7)

  1. 検査対象とする機器から発生する音を学習時と診断時とで取得し、学習時と診断時との音を比較し、音の異常を診断する異常音診断装置であって、
    上記検査対象機器の動作と同期して検査対象機器から発生する音データを取得する音データ取得手段と、
    上記音データから、各時間の強度からなる標本系列を求める分析手段と、
    学習時の標本系列を基準標本系列として記憶する記憶手段と、
    診断時の標本系列である対象標本系列と上記基準標本系列に基づいて推定される補正量または補正量系列に基づいて、対象標本系列または基準標本系列の少なくとも何れか一方を補正する補正手段と、
    上記補正後の対象標本系列または基準標本系列と対応する基準標本系列または対象標本系列とを比較し異常度を算出するとともに算出された異常度を所定の閾値と比較して判定異常度を出力する判定手段と
    を備えることを特徴とする異常音診断装置。
  2. 上記補正手段は、
    対象標本系列と基準標本系列の各時間における差異を求め、両者の差異の平均が0に近づくように対象標本系列または基準標本系列を補正する構成にされたことを特徴とする請求項1記載の異常音診断装置。
  3. 上記補正手段は、
    対象標本系列と基準標本系列の各時間における差異を求め、両者の差異の最小値が0に近づくように対象標本系列または基準標本系列を補正する構成にされたことを特徴とする請求項1記載の異常音診断装置。
  4. 上記補正手段は、
    対象標本系列と基準標本系列の各時間における差異を求め、両者の差異の分布のq分位数が0に近づくように対象標本系列または基準標本系列を補正する構成にされたことを特徴とする請求項1記載の異常音診断装置。
  5. 上記補正手段は、
    対象標本系列または基準標本系列の何れか一方を平滑化し、平滑化された標本系列と他方の標本系列の差異を求め、両者の差異の平均値または最小値またはq分位数が0に近づく方向に対象標本系列または基準標本系列を補正する構成にされたことを特徴とする請求項1記載の異常音診断装置。
  6. 上記補正手段は、
    上記検査対象機器の動作と同期して音データの強度をサンプルする際の各時間における上記機器の作動状態を取得または推定または学習する手段を設け、対象標本系列または基準標本系列の補正量系列を各時間における上記機器の作動状態に応じて変化させる構成にされたことを特徴とする請求項1記載の異常音診断装置。
  7. 上記判定手段は、
    判定異常度を算出する際に上記補正後の対象標本系列また基準標本系列と対応する基準標本系列または対象標本系列とから異常度を求め、この異常度の分散で正規化された異常度を用いる構成にされたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の異常音診断装置。
JP2012067287A 2012-03-23 2012-03-23 異常音診断装置 Expired - Fee Related JP5930789B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012067287A JP5930789B2 (ja) 2012-03-23 2012-03-23 異常音診断装置
TW102107198A TWI481828B (zh) 2012-03-23 2013-03-01 Abnormal sound diagnostic device
KR1020130026529A KR101446418B1 (ko) 2012-03-23 2013-03-13 이상음 진단 장치
CN201310089453.1A CN103325387B (zh) 2012-03-23 2013-03-20 异常声音诊断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012067287A JP5930789B2 (ja) 2012-03-23 2012-03-23 異常音診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013200144A true JP2013200144A (ja) 2013-10-03
JP5930789B2 JP5930789B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=49194083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012067287A Expired - Fee Related JP5930789B2 (ja) 2012-03-23 2012-03-23 異常音診断装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5930789B2 (ja)
KR (1) KR101446418B1 (ja)
CN (1) CN103325387B (ja)
TW (1) TWI481828B (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015122288A1 (ja) * 2014-02-17 2015-08-20 三菱電機株式会社 異音検知装置、加工機異音検知システムおよび異音検知方法
JP5996153B1 (ja) * 2015-12-09 2016-09-21 三菱電機株式会社 劣化個所推定装置、劣化個所推定方法および移動体の診断システム
JPWO2016125256A1 (ja) * 2015-02-03 2017-08-03 三菱電機株式会社 異常音診断装置、異常音診断システム、異常音診断方法および異常音診断プログラム
JP2019104039A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 蛇の目ミシン工業株式会社 電動プレス、荷重判定方法およびプログラム
JP2020153935A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日本電気株式会社 音響特性計測装置及び音響特性計測方法
CN111707355A (zh) * 2020-06-19 2020-09-25 浙江讯飞智能科技有限公司 设备运行状态检测方法、装置、设备及存储介质
DE102021105350A1 (de) 2020-03-10 2021-09-16 Jtekt Corporation Überwachungsvorrichtung und Überwachungsverfahren
CN113984191A (zh) * 2021-10-27 2022-01-28 苏州微著设备诊断技术有限公司 一种电力设备异音智能听针系统及其诊断方法
EP3954975A1 (en) 2020-08-11 2022-02-16 JTEKT Corporation Monitoring device, sound collecting device, and monitoring method
WO2022107507A1 (ja) 2020-11-19 2022-05-27 株式会社ジェイテクト 監視装置、集音装置及び監視方法
CN114688693A (zh) * 2020-12-31 2022-07-01 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 环境温度变化的检测方法、检测装置、电子设备和介质

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105705928B (zh) * 2013-11-08 2018-07-24 三菱电机株式会社 异常声音诊断装置
CN104409078A (zh) * 2014-12-11 2015-03-11 黑龙江真美广播通讯器材有限公司 异常声音检测和识别系统
KR101663820B1 (ko) * 2014-12-26 2016-10-10 주식회사 아이티매직 사운드 신호를 이용하여 기계 장치를 진단하는 방법 및 장치
KR20170051856A (ko) * 2015-11-02 2017-05-12 주식회사 아이티매직 사운드 신호에서 진단 신호를 추출하는 방법 및 진단 장치
JP5939480B1 (ja) * 2015-12-25 2016-06-22 富士ゼロックス株式会社 端末装置、診断システムおよびプログラム
JP6268218B2 (ja) * 2016-05-17 2018-01-24 ミネベアミツミ株式会社 呼吸波形描画システム及び呼吸波形描画方法
JP6842299B2 (ja) * 2016-12-28 2021-03-17 三菱パワー株式会社 診断装置、診断方法及びプログラム
CN113899577A (zh) * 2017-09-06 2022-01-07 日本电信电话株式会社 异常声音探测装置、异常声音生成装置及异常声音生成方法
US11370131B2 (en) * 2018-02-28 2022-06-28 Nissan Motor Co., Ltd. Abnormality detecting device and abnormality detecting method
CN108566320A (zh) * 2018-03-28 2018-09-21 青岛海信智慧家居系统股份有限公司 一种信息上报的方法及电子设备
CN108827456A (zh) * 2018-04-27 2018-11-16 成都麦隆电气有限公司 一种测试设备噪音的方法及系统
JP7117573B2 (ja) * 2018-11-14 2022-08-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 音状態表示方法、音状態表示装置および音状態表示システム
JP7260292B2 (ja) * 2018-12-04 2023-04-18 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 異常診断装置及び異常診断方法
JP7001200B2 (ja) * 2019-06-06 2022-01-19 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 分析装置
TWI751642B (zh) * 2020-08-10 2022-01-01 騰擎科研創設股份有限公司 異音偵測及判斷成因之檢測系統
CN112665705B (zh) * 2020-11-27 2022-10-21 浙江大学 一种分散式听力实验方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59211831A (ja) * 1983-05-16 1984-11-30 Mitsubishi Electric Corp 音質比較装置
JPS6283931U (ja) * 1985-11-14 1987-05-28
JPH06160172A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Nkk Corp 異常検出装置
JPH1183618A (ja) * 1997-09-04 1999-03-26 Toshiba Corp 音響監視装置
JP2004279129A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Koyo Seiko Co Ltd 回転精度測定方法及び回転精度測定装置
JP2006069699A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Mitsubishi Electric Corp エレベータシステム診断方法およびエレベータシステム診断装置
JP2006242800A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 不良シジミ貝判別方法およびシジミ貝選別装置
US20080002832A1 (en) * 2006-06-29 2008-01-03 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Methods of detecting an abnormal operation of processing apparatus and systems thereof
JP2008022498A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク異常検知装置、ネットワーク異常検知方法及びネットワーク異常検知システム
JP2009175077A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Koga:Kk 異音判定装置
JP2010203929A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Jfe Steel Corp 機械設備における異常診断システム
JP2010266327A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Denso Corp 設備診断装置及び設備診断方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58189524A (ja) * 1982-04-30 1983-11-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd 原動機関の故障検知装置
JP2000009527A (ja) 1998-06-24 2000-01-14 Konica Corp 騒音監視システム及び有線送信システム
US6507790B1 (en) * 1998-07-15 2003-01-14 Horton, Inc. Acoustic monitor
US7627441B2 (en) * 2003-09-30 2009-12-01 Rosemount Inc. Process device with vibration based diagnostics
US20050222515A1 (en) * 2004-02-23 2005-10-06 Biosignetics Corporation Cardiovascular sound signature: method, process and format
JP2005283227A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 異音検査方法およびその装置
JP2006113002A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Nsk Ltd 機械設備の異常診断システム
JP4103884B2 (ja) 2004-11-08 2008-06-18 株式会社デンソー 異音検査方法及び異音検査装置
CN101097835A (zh) * 2006-06-29 2008-01-02 台湾积体电路制造股份有限公司 程序机构异常运作检测系统及其方法
CN101398827B (zh) * 2007-09-28 2013-01-23 三星电子株式会社 用于哼唱检索的方法和装置
JP5271771B2 (ja) * 2009-03-30 2013-08-21 日本電産サンキョー株式会社 異音検査装置および異音検査方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59211831A (ja) * 1983-05-16 1984-11-30 Mitsubishi Electric Corp 音質比較装置
JPS6283931U (ja) * 1985-11-14 1987-05-28
JPH06160172A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Nkk Corp 異常検出装置
JPH1183618A (ja) * 1997-09-04 1999-03-26 Toshiba Corp 音響監視装置
JP2004279129A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Koyo Seiko Co Ltd 回転精度測定方法及び回転精度測定装置
JP2006069699A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Mitsubishi Electric Corp エレベータシステム診断方法およびエレベータシステム診断装置
JP2006242800A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 不良シジミ貝判別方法およびシジミ貝選別装置
US20080002832A1 (en) * 2006-06-29 2008-01-03 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Methods of detecting an abnormal operation of processing apparatus and systems thereof
JP2008022498A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク異常検知装置、ネットワーク異常検知方法及びネットワーク異常検知システム
JP2009175077A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Koga:Kk 異音判定装置
JP2010203929A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Jfe Steel Corp 機械設備における異常診断システム
JP2010266327A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Denso Corp 設備診断装置及び設備診断方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5925397B2 (ja) * 2014-02-17 2016-05-25 三菱電機株式会社 異音検知装置、加工機異音検知システムおよび異音検知方法
WO2015122288A1 (ja) * 2014-02-17 2015-08-20 三菱電機株式会社 異音検知装置、加工機異音検知システムおよび異音検知方法
JPWO2016125256A1 (ja) * 2015-02-03 2017-08-03 三菱電機株式会社 異常音診断装置、異常音診断システム、異常音診断方法および異常音診断プログラム
JP5996153B1 (ja) * 2015-12-09 2016-09-21 三菱電機株式会社 劣化個所推定装置、劣化個所推定方法および移動体の診断システム
WO2017098601A1 (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 三菱電機株式会社 劣化個所推定装置、劣化個所推定方法および移動体の診断システム
JP7028625B2 (ja) 2017-12-14 2022-03-02 株式会社ジャノメ 電動プレス、荷重判定方法およびプログラム
JP2019104039A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 蛇の目ミシン工業株式会社 電動プレス、荷重判定方法およびプログラム
JP2020153935A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日本電気株式会社 音響特性計測装置及び音響特性計測方法
JP7338188B2 (ja) 2019-03-22 2023-09-05 日本電気株式会社 音響特性計測装置及び音響特性計測方法及び音響特性計測プログラム
DE102021105350A1 (de) 2020-03-10 2021-09-16 Jtekt Corporation Überwachungsvorrichtung und Überwachungsverfahren
CN111707355A (zh) * 2020-06-19 2020-09-25 浙江讯飞智能科技有限公司 设备运行状态检测方法、装置、设备及存储介质
EP3954975A1 (en) 2020-08-11 2022-02-16 JTEKT Corporation Monitoring device, sound collecting device, and monitoring method
WO2022107507A1 (ja) 2020-11-19 2022-05-27 株式会社ジェイテクト 監視装置、集音装置及び監視方法
CN114688693A (zh) * 2020-12-31 2022-07-01 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 环境温度变化的检测方法、检测装置、电子设备和介质
CN113984191A (zh) * 2021-10-27 2022-01-28 苏州微著设备诊断技术有限公司 一种电力设备异音智能听针系统及其诊断方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN103325387A (zh) 2013-09-25
CN103325387B (zh) 2015-11-18
TWI481828B (zh) 2015-04-21
KR101446418B1 (ko) 2014-10-01
KR20130108123A (ko) 2013-10-02
JP5930789B2 (ja) 2016-06-08
TW201350804A (zh) 2013-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5930789B2 (ja) 異常音診断装置
JP5783808B2 (ja) 異常音診断装置
CN109239360B (zh) 一种反应曲线异常检测方法及装置
JP2013200143A (ja) 異常音診断装置および異常音診断システム
JP6038347B2 (ja) 異常音診断装置
JP4791093B2 (ja) 乗客コンベアの診断装置
EP2857917A1 (en) State diagnosing method and state diagnosing apparatus
US20080033693A1 (en) Diagnostic device for use in process control system
JP6103899B2 (ja) 故障個所推定装置
JP6420885B1 (ja) 電磁振動成分の除去方法、回転機械診断方法、及び回転機械診断装置
JP5106329B2 (ja) 設備異常診断方法およびシステム
US20190166442A1 (en) Abnormality detecting device, abnormality detection method, and abnormality detection computer program
JP2020159945A (ja) 転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置、異常診断プログラム
JP2006220629A (ja) 蓄電池の内部インピーダンス測定装置および蓄電池の内部インピーダンス測定方法
JP2010266327A (ja) 設備診断装置及び設備診断方法
KR100812303B1 (ko) 웨이블릿 변환을 이용한 유도전동기의 고장 진단 장치 및방법
JP5606107B2 (ja) 基準値作成装置及び基準値作成方法
JP6225079B2 (ja) エアコン動作の検知方法、及びそのシステム
JP7334457B2 (ja) 異常検知システム、異常検知装置、異常検知方法およびプログラム
JP4680780B2 (ja) エンジン評価方法及びエンジン評価装置
US6236950B1 (en) Automatic stencil generation system and method
KR102566810B1 (ko) 진동 신호 기반 모션 신호 추출 시스템 및 방법
JPWO2019123633A1 (ja) 音響計測システム及びパラメータ生成装置
JP7157293B2 (ja) 故障検知・予知装置及び故障検知・予知用プログラム
US20230332979A1 (en) Vibration analysis system and vibration analysis method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5930789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees