JPH1183373A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH1183373A JPH1183373A JP9236336A JP23633697A JPH1183373A JP H1183373 A JPH1183373 A JP H1183373A JP 9236336 A JP9236336 A JP 9236336A JP 23633697 A JP23633697 A JP 23633697A JP H1183373 A JPH1183373 A JP H1183373A
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- side plate
- header pipe
- heat exchanger
- hole
- taper
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/04—Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates
- F28F9/16—Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling
- F28F9/18—Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling by welding
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/001—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0243—Header boxes having a circular cross-section
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイドプレートを容易に組み付けることがで
きる熱交換器を提供すること。 【構成】 フィンを介して積層した複数のチューブと、
前記チューブの端部に配設したヘッダパイプと、前記チ
ューブ層を保持するサイドプレートとを備えた熱交換器
において、前記サイドプレート８は、その端部８２を前
記ヘッダパイプ３又は４に設けたサイドプレート孔１０
に挿入して接合し、前記サイドプレート８の端部８２に
は、その先端８２ａに向って厚さ寸法を減少するテーパ
ーを設けた。また、サイドプレート８の端部８２にその
先端に向って幅寸法を減少するテーパーを設けたり、サ
イドプレートにヘッダパイプ３，４の外面と当接する当
接部８１ａを設け、この当接部とヘッダパイプの外面と
をろう付けしたり、更に、サイドプレートの端部には、
当該サイドプレートの端部がサイドプレート孔１０から
抜けるのを防止する抜け止め手段を設けた。
きる熱交換器を提供すること。 【構成】 フィンを介して積層した複数のチューブと、
前記チューブの端部に配設したヘッダパイプと、前記チ
ューブ層を保持するサイドプレートとを備えた熱交換器
において、前記サイドプレート８は、その端部８２を前
記ヘッダパイプ３又は４に設けたサイドプレート孔１０
に挿入して接合し、前記サイドプレート８の端部８２に
は、その先端８２ａに向って厚さ寸法を減少するテーパ
ーを設けた。また、サイドプレート８の端部８２にその
先端に向って幅寸法を減少するテーパーを設けたり、サ
イドプレートにヘッダパイプ３，４の外面と当接する当
接部８１ａを設け、この当接部とヘッダパイプの外面と
をろう付けしたり、更に、サイドプレートの端部には、
当該サイドプレートの端部がサイドプレート孔１０から
抜けるのを防止する抜け止め手段を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィンを介して積
層した複数のチューブと、前記チューブの両端に配設し
たヘッダパイプと、前記チューブ層を保持するサイドプ
レートとを備えた熱交換器に関する。
層した複数のチューブと、前記チューブの両端に配設し
たヘッダパイプと、前記チューブ層を保持するサイドプ
レートとを備えた熱交換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、フィンを介して複数のチューブ
を積層するとともに、これらのチューブの各端部をチュ
ーブ層の両脇に配設したヘッダパイプに連通接続して構
成される熱交換器が知られている。この構成によると、
熱交換用の媒体は、ヘッダパイプに設けられた出入口継
手間で複数回蛇行して通流し、この通流過程で大気と熱
交換を行う。
を積層するとともに、これらのチューブの各端部をチュ
ーブ層の両脇に配設したヘッダパイプに連通接続して構
成される熱交換器が知られている。この構成によると、
熱交換用の媒体は、ヘッダパイプに設けられた出入口継
手間で複数回蛇行して通流し、この通流過程で大気と熱
交換を行う。
【０００３】この種の熱交換器は、チューブ層を保持す
るサイドプレートを設けることによって、構造的強度が
向上されている。すなわち、サイドプレートは、チュー
ブ層の最外に位置するフィンと接合されるとともに、そ
の端部を各ヘッダパイプにそれぞれ支持して設けられて
いる。
るサイドプレートを設けることによって、構造的強度が
向上されている。すなわち、サイドプレートは、チュー
ブ層の最外に位置するフィンと接合されるとともに、そ
の端部を各ヘッダパイプにそれぞれ支持して設けられて
いる。
【０００４】通常、チューブ、ヘッダパイプ、フィン、
及びサイドプレート等の各部材は、それぞれ、ろう材を
クラッドした金属性の素材を所定の形状に成形してなる
ものであって、治具等を用いて組み付けられ、この組み
付け体を炉内に送って加熱処理することにより、ろう付
けされて一体に形成されている。とりわけ、サイドプレ
ートは、双方の端部をそれぞれヘッダパイプの要所に設
けたサイドプレート孔に挿入及びろう付けして設けられ
ている。
及びサイドプレート等の各部材は、それぞれ、ろう材を
クラッドした金属性の素材を所定の形状に成形してなる
ものであって、治具等を用いて組み付けられ、この組み
付け体を炉内に送って加熱処理することにより、ろう付
けされて一体に形成されている。とりわけ、サイドプレ
ートは、双方の端部をそれぞれヘッダパイプの要所に設
けたサイドプレート孔に挿入及びろう付けして設けられ
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したサ
イドプレート孔は、サイドプレートの端部がガタツキな
く挿入される大きさに形成されている。これは、サイド
プレートの端部をサイドプレート孔に挿入してろう付け
した際に、ヘッダパイプの気密性又は液密性を確実に確
保するためである。
イドプレート孔は、サイドプレートの端部がガタツキな
く挿入される大きさに形成されている。これは、サイド
プレートの端部をサイドプレート孔に挿入してろう付け
した際に、ヘッダパイプの気密性又は液密性を確実に確
保するためである。
【０００６】このため、サイドプレートの端部をサイド
プレート孔に挿入するのは、非常に面倒な作業であっ
て、これが熱交換器の生産性を低下させる原因となって
いる。
プレート孔に挿入するのは、非常に面倒な作業であっ
て、これが熱交換器の生産性を低下させる原因となって
いる。
【０００７】とりわけ、従来では、サイドプレートの端
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
た。
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
た。
【０００８】そこで本発明は、以上の問題点を鑑みて、
サイドプレートを容易に組み付けることができる熱交換
器を提供することを目的としている。
サイドプレートを容易に組み付けることができる熱交換
器を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本願第１請求項に記載し
た発明は、フィンを介して積層した複数のチューブと、
前記チューブの端部に配設したヘッダパイプと、前記チ
ューブ層を保持するサイドプレートとを備えた熱交換器
において、前記サイドプレートは、その端部を前記ヘッ
ダパイプに設けたサイドプレート孔に挿入して接合し、
前記サイドプレートの端部には、その先端に向って厚さ
寸法を減少するテーパーを設けた構成の熱交換器であ
る。
た発明は、フィンを介して積層した複数のチューブと、
前記チューブの端部に配設したヘッダパイプと、前記チ
ューブ層を保持するサイドプレートとを備えた熱交換器
において、前記サイドプレートは、その端部を前記ヘッ
ダパイプに設けたサイドプレート孔に挿入して接合し、
前記サイドプレートの端部には、その先端に向って厚さ
寸法を減少するテーパーを設けた構成の熱交換器であ
る。
【００１０】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの端部に、その先端に向って厚さ寸法を減少す
るテーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘ
ッダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することが
できる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレ
ート孔に挿入する際、その位置決めが厚さ方向に多少そ
れても、このテーパーによって定位置へ導くことができ
る。
プレートの端部に、その先端に向って厚さ寸法を減少す
るテーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘ
ッダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することが
できる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレ
ート孔に挿入する際、その位置決めが厚さ方向に多少そ
れても、このテーパーによって定位置へ導くことができ
る。
【００１１】従って、サイドプレートの組み付け性を向
上することができ、延いては、熱交換器の生産性を向上
することができる。
上することができ、延いては、熱交換器の生産性を向上
することができる。
【００１２】とりわけ、従来では、サイドプレートの端
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
たが、本発明では、サイドプレートの端部にテーパーを
設けるので、そのような不都合を解消することができ
る。
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
たが、本発明では、サイドプレートの端部にテーパーを
設けるので、そのような不都合を解消することができ
る。
【００１３】本願第２請求項に記載した発明は、請求項
１において、前記サイドプレートの端部には、その先端
に向って幅寸法を減少するテーパーを設けた構成の熱交
換器である。
１において、前記サイドプレートの端部には、その先端
に向って幅寸法を減少するテーパーを設けた構成の熱交
換器である。
【００１４】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの端部に、その先端に向って幅寸法を減少する
テーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘッ
ダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することがで
きる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレー
ト孔に挿入する際、その位置決めが幅方向に多少それて
も、このテーパーによって定位置へ導くことができる。
プレートの端部に、その先端に向って幅寸法を減少する
テーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘッ
ダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することがで
きる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレー
ト孔に挿入する際、その位置決めが幅方向に多少それて
も、このテーパーによって定位置へ導くことができる。
【００１５】従って、サイドプレートの組み付け性を更
に向上することができる。
に向上することができる。
【００１６】本願第３請求項に記載した発明は、請求項
１又は請求項２において、前記サイドプレートに、前記
ヘッダパイプの外面と当接する当接部を設け、前記当接
部と前記ヘッダパイプの外面とをろう付けした構成の熱
交換器である。
１又は請求項２において、前記サイドプレートに、前記
ヘッダパイプの外面と当接する当接部を設け、前記当接
部と前記ヘッダパイプの外面とをろう付けした構成の熱
交換器である。
【００１７】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの当接部とヘッダパイプの外面とをろう付けす
るので、サイドプレートの支持強度を向上することがで
き、その構造的強度を向上することができる。
プレートの当接部とヘッダパイプの外面とをろう付けす
るので、サイドプレートの支持強度を向上することがで
き、その構造的強度を向上することができる。
【００１８】また、サイドプレートの端部をサイドプレ
ート孔に挿入する際、この当接部とヘッダパイプの外面
とを当接させることによって、サイドプレートを位置決
めすることができ、従って、サイドプレートを正確に組
み付けることができる本願第４請求項に記載した発明
は、請求項３において、前記ヘッダパイプは円管状のも
のであって、前記当接部は、前記ヘッダパイプの外面に
外嵌する曲率を有する構成の熱交換器である。
ート孔に挿入する際、この当接部とヘッダパイプの外面
とを当接させることによって、サイドプレートを位置決
めすることができ、従って、サイドプレートを正確に組
み付けることができる本願第４請求項に記載した発明
は、請求項３において、前記ヘッダパイプは円管状のも
のであって、前記当接部は、前記ヘッダパイプの外面に
外嵌する曲率を有する構成の熱交換器である。
【００１９】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの当接部が、円管状のヘッダパイプの外面に外
嵌する曲率を有するので、サイドプレートの支持強度を
更に向上することができ、その構造的強度を更に向上す
ることができる。すなわちこれは、当接部とヘッダパイ
プの外面との当接及びろう付けが、奥行のある立体面に
てなされるためである。
プレートの当接部が、円管状のヘッダパイプの外面に外
嵌する曲率を有するので、サイドプレートの支持強度を
更に向上することができ、その構造的強度を更に向上す
ることができる。すなわちこれは、当接部とヘッダパイ
プの外面との当接及びろう付けが、奥行のある立体面に
てなされるためである。
【００２０】また、この当接部は、ヘッダパイプの外面
に外嵌することから、ヘッダパイプの補強材ともなるの
で、ヘッダパイプの変形や破裂を防止することができ
る。
に外嵌することから、ヘッダパイプの補強材ともなるの
で、ヘッダパイプの変形や破裂を防止することができ
る。
【００２１】本願第５請求項に記載した発明は、請求項
１乃至請求項４のいずれかにおいて、前記サイドプレー
トの端部には、当該サイドプレートの端部が前記サイド
プレート孔から抜けるのを防止する抜け止め手段を設け
た構成の熱交換器である。
１乃至請求項４のいずれかにおいて、前記サイドプレー
トの端部には、当該サイドプレートの端部が前記サイド
プレート孔から抜けるのを防止する抜け止め手段を設け
た構成の熱交換器である。
【００２２】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの端部がサイドプレート孔から抜けるのを防止
する抜け止め手段を設けたので、サイドプレートを組み
付けてからろう付けするまでに、サイドプレートの端部
がサイドプレート孔から抜けるような事態を未然に防ぐ
ことができる。すなわち、サイドプレートを堅固に組み
付けることができ、サイドプレートの端部とサイドプレ
ート孔とを確実にろう付けすることができる。
プレートの端部がサイドプレート孔から抜けるのを防止
する抜け止め手段を設けたので、サイドプレートを組み
付けてからろう付けするまでに、サイドプレートの端部
がサイドプレート孔から抜けるような事態を未然に防ぐ
ことができる。すなわち、サイドプレートを堅固に組み
付けることができ、サイドプレートの端部とサイドプレ
ート孔とを確実にろう付けすることができる。
【００２３】また、ろう付け後においても、抜け止め手
段によってサイドプレートの支持強度を増大することが
でき、その構造的強度を向上することができる。
段によってサイドプレートの支持強度を増大することが
でき、その構造的強度を向上することができる。
【００２４】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体例を図面に
基いて詳細に説明する。
基いて詳細に説明する。
【００２５】図１において、本発明の熱交換器１は、フ
ィン５，５を介して積層した複数のチューブ２，２と、
これらのチューブ２，２の両端に配設したヘッダパイプ
３，４とを連通接続して構成されている。
ィン５，５を介して積層した複数のチューブ２，２と、
これらのチューブ２，２の両端に配設したヘッダパイプ
３，４とを連通接続して構成されている。
【００２６】各ヘッダパイプ３，４は、上下の端部開口
をキャップ６，６で閉鎖され、内部を所定部位に配設し
た仕切板７，７で仕切られ、更に、媒体を内部に取り入
れる入口継手３ａ又は媒体を外部に排出する出口継手４
ａが設けられたものである。各ヘッダパイプ３，４の長
手方向に亘っては、所定の間隔でチューブ孔９，９が形
成されている。各チューブ２，２は、それらの各端部を
前記チューブ孔９，９に挿入及びろう付けして設けられ
ている。
をキャップ６，６で閉鎖され、内部を所定部位に配設し
た仕切板７，７で仕切られ、更に、媒体を内部に取り入
れる入口継手３ａ又は媒体を外部に排出する出口継手４
ａが設けられたものである。各ヘッダパイプ３，４の長
手方向に亘っては、所定の間隔でチューブ孔９，９が形
成されている。各チューブ２，２は、それらの各端部を
前記チューブ孔９，９に挿入及びろう付けして設けられ
ている。
【００２７】また、チューブ２，２層の上下には、それ
ぞれ、サイドプレート８，８を配置している。サイドプ
レート８は、チューブ層２，２の最外に位置するフィン
にろう付けされるとともに、その端部を各ヘッダパイプ
３，４に設けたサイドプレート孔１０に挿入及びろう付
けして設けられており、チューブ２，２層を保持して熱
交換器の構造的強度を向上している。
ぞれ、サイドプレート８，８を配置している。サイドプ
レート８は、チューブ層２，２の最外に位置するフィン
にろう付けされるとともに、その端部を各ヘッダパイプ
３，４に設けたサイドプレート孔１０に挿入及びろう付
けして設けられており、チューブ２，２層を保持して熱
交換器の構造的強度を向上している。
【００２８】この構成によると、入口継手３ａから取り
入れられた媒体は、所定のチューブ２群単位で各ヘッダ
パイプ３，４を往復するように複数回蛇行して通流さ
れ、熱交換をしつつチューブ２を通過し、出口継手４ａ
から排出される。また、媒体の熱交換は、チューブ２，
２及びサイドプレート８の間に介したフィン５による放
熱効果で促進される。
入れられた媒体は、所定のチューブ２群単位で各ヘッダ
パイプ３，４を往復するように複数回蛇行して通流さ
れ、熱交換をしつつチューブ２を通過し、出口継手４ａ
から排出される。また、媒体の熱交換は、チューブ２，
２及びサイドプレート８の間に介したフィン５による放
熱効果で促進される。
【００２９】尚、チューブ２，２、ヘッダパイプ３，
４、フィン５，５、キャップ６，６、仕切板７，７、及
びサイドプレート８，８は、それぞれ、ろう材をクラッ
ドした金属性の素材を所定の形状に成形してなり、これ
らを組み付けてろう付けすることにより、一体に形成さ
れている。
４、フィン５，５、キャップ６，６、仕切板７，７、及
びサイドプレート８，８は、それぞれ、ろう材をクラッ
ドした金属性の素材を所定の形状に成形してなり、これ
らを組み付けてろう付けすることにより、一体に形成さ
れている。
【００３０】サイドプレート８は、図２（ａ）乃至図２
（ｃ）に示すように、プレート本体部８１と、前記プレ
ート本体部８１の両端に形成した端部８２，８２と、前
記プレート本体部８１の幅方向縁部を垂直に起こしてな
る突条部８３，８３とを備え、大略、長手方向に亘って
断面コ字形状を呈するものである。尚、図中の８４は、
ろう付けするフィン５側に突出させた突部であって、サ
イドプレート８の剛性を向上するとともに、このフィン
５に押し付けることによって、それらの良好な組み付け
具合を確保するものである。
（ｃ）に示すように、プレート本体部８１と、前記プレ
ート本体部８１の両端に形成した端部８２，８２と、前
記プレート本体部８１の幅方向縁部を垂直に起こしてな
る突条部８３，８３とを備え、大略、長手方向に亘って
断面コ字形状を呈するものである。尚、図中の８４は、
ろう付けするフィン５側に突出させた突部であって、サ
イドプレート８の剛性を向上するとともに、このフィン
５に押し付けることによって、それらの良好な組み付け
具合を確保するものである。
【００３１】サイドプレート８の各端部８２，８２は、
図３乃至図４に示すように、それぞれヘッダパイプ３又
は４のサイドプレート孔１０に挿入してろう付けされ
る。
図３乃至図４に示すように、それぞれヘッダパイプ３又
は４のサイドプレート孔１０に挿入してろう付けされ
る。
【００３２】また、これらの各端部８２，８２には、そ
の先端に向って、厚さ寸法を減少するテーパー、及び、
幅寸法を減少するテーパーを形成している。すなわち本
例では、これらのテーパーを設けることによって、サイ
ドプレート８の各端部８２，８２を、それぞれヘッダパ
イプ３又は４のサイドプレート孔１０，１０に容易に挿
入することができるように構成している。
の先端に向って、厚さ寸法を減少するテーパー、及び、
幅寸法を減少するテーパーを形成している。すなわち本
例では、これらのテーパーを設けることによって、サイ
ドプレート８の各端部８２，８２を、それぞれヘッダパ
イプ３又は４のサイドプレート孔１０，１０に容易に挿
入することができるように構成している。
【００３３】また、プレート本体部８１の長手方向の縁
部には、ヘッダパイプ３又は４の外面と当接する当接部
８１ａ，８１ａを設けている。すなわち、これらの当接
部８１ａ，８１ａは、端部８２の付け根近傍に位置し、
端部８２をチューブ孔１０に挿入するとともにヘッダパ
イプ３又は４の外面と当接されて、ろう付けによってこ
のヘッダパイプ３又は４の外面と接合される。
部には、ヘッダパイプ３又は４の外面と当接する当接部
８１ａ，８１ａを設けている。すなわち、これらの当接
部８１ａ，８１ａは、端部８２の付け根近傍に位置し、
端部８２をチューブ孔１０に挿入するとともにヘッダパ
イプ３又は４の外面と当接されて、ろう付けによってこ
のヘッダパイプ３又は４の外面と接合される。
【００３４】サイドプレート８を組み付ける際は、これ
らの各当接部８１，８１をそれぞれ各ヘッダパイプ３，
４に当接することによって、その位置決めがなされる。
らの各当接部８１，８１をそれぞれ各ヘッダパイプ３，
４に当接することによって、その位置決めがなされる。
【００３５】尚、本例の各ヘッダパイプ３，４は、図５
（ａ）乃至図５（ｂ）に示すように、プレート状の素材
にチューブ孔９，９及びサイドプレート孔１０，１０を
設け、更にこれを丸めて形成した円管状のものである。
サイドプレート８の各当接部８１ａ，８１ａは、この円
管状のヘッダパイプ３又は４の外面に外嵌する曲率を有
し、それらの当接及びろう付けは、奥行のある立体面に
てなされている。
（ａ）乃至図５（ｂ）に示すように、プレート状の素材
にチューブ孔９，９及びサイドプレート孔１０，１０を
設け、更にこれを丸めて形成した円管状のものである。
サイドプレート８の各当接部８１ａ，８１ａは、この円
管状のヘッダパイプ３又は４の外面に外嵌する曲率を有
し、それらの当接及びろう付けは、奥行のある立体面に
てなされている。
【００３６】尚、図６に示すように、チューブ孔１０の
幅方向の縁部をサイドプレート８の端部８２の挿入方向
と平行に切欠いて、チューブ孔１０の幅方向の縁部と端
部８２とのろう付け面積を増大するように構成してもよ
い。
幅方向の縁部をサイドプレート８の端部８２の挿入方向
と平行に切欠いて、チューブ孔１０の幅方向の縁部と端
部８２とのろう付け面積を増大するように構成してもよ
い。
【００３７】以上説明したように、本例の熱交換器は、
サイドプレートの端部に、その先端に向って厚さ寸法を
減少するテーパーを設けたので、サイドプレートの端部
を、ヘッダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入する
ことができる。すなわち、サイドプレートの端部をサイ
ドプレート孔に挿入する際、その位置決めが厚さ方向に
多少それても、このテーパーによって定位置へ導くこと
ができる。
サイドプレートの端部に、その先端に向って厚さ寸法を
減少するテーパーを設けたので、サイドプレートの端部
を、ヘッダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入する
ことができる。すなわち、サイドプレートの端部をサイ
ドプレート孔に挿入する際、その位置決めが厚さ方向に
多少それても、このテーパーによって定位置へ導くこと
ができる。
【００３８】従って、サイドプレートの組み付け性を向
上することができ、延いては、熱交換器の生産性を向上
することができる。
上することができ、延いては、熱交換器の生産性を向上
することができる。
【００３９】とりわけ、従来では、サイドプレートの端
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
たが、本例では、サイドプレートの端部にテーパーを設
けるので、そのような不都合を解消することができる。
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
たが、本例では、サイドプレートの端部にテーパーを設
けるので、そのような不都合を解消することができる。
【００４０】また、本例の熱交換器は、サイドプレート
の端部に、その先端に向って幅寸法を減少するテーパー
を設けたので、サイドプレートの端部を、ヘッダパイプ
のサイドプレート孔に容易に挿入することができる。す
なわち、サイドプレートの端部をサイドプレート孔に挿
入する際、その位置決めが幅方向に多少それても、この
テーパーによって定位置へ導くことができる。
の端部に、その先端に向って幅寸法を減少するテーパー
を設けたので、サイドプレートの端部を、ヘッダパイプ
のサイドプレート孔に容易に挿入することができる。す
なわち、サイドプレートの端部をサイドプレート孔に挿
入する際、その位置決めが幅方向に多少それても、この
テーパーによって定位置へ導くことができる。
【００４１】従って、サイドプレートの組み付け性を更
に向上することができる。
に向上することができる。
【００４２】また、本例の熱交換器は、サイドプレート
の当接部とヘッダパイプの外面とをろう付けするので、
サイドプレートの支持強度を向上することができ、その
構造的強度を向上することができる。
の当接部とヘッダパイプの外面とをろう付けするので、
サイドプレートの支持強度を向上することができ、その
構造的強度を向上することができる。
【００４３】また、サイドプレートの端部をサイドプレ
ート孔に挿入する際、この当接部とヘッダパイプの外面
とを当接させることによって、サイドプレートを位置決
めすることができ、従って、サイドプレートを正確に組
み付けることができる。
ート孔に挿入する際、この当接部とヘッダパイプの外面
とを当接させることによって、サイドプレートを位置決
めすることができ、従って、サイドプレートを正確に組
み付けることができる。
【００４４】また、本例の熱交換器は、サイドプレート
の当接部が、円管状のヘッダパイプの外面に外嵌する曲
率を有するので、サイドプレートの支持強度を更に向上
することができ、その構造的強度を更に向上することが
できる。すなわちこれは、当接部とヘッダパイプの外面
との当接及びろう付けが、奥行のある立体面にてなされ
るためである。
の当接部が、円管状のヘッダパイプの外面に外嵌する曲
率を有するので、サイドプレートの支持強度を更に向上
することができ、その構造的強度を更に向上することが
できる。すなわちこれは、当接部とヘッダパイプの外面
との当接及びろう付けが、奥行のある立体面にてなされ
るためである。
【００４５】また、この当接部は、ヘッダパイプの外面
に外嵌することから、ヘッダパイプの補強材ともなるの
で、ヘッダパイプの変形や破裂を防止することができ
る。
に外嵌することから、ヘッダパイプの補強材ともなるの
で、ヘッダパイプの変形や破裂を防止することができ
る。
【００４６】次に、本発明の別具体例を図７に基いて説
明する。
明する。
【００４７】本例は、サイドプレート８の端部８２に、
この端部８２がサイドプレート孔１０から抜けるのを防
止する抜け止め手段を設けたものである。その他の構成
については、前述した具体例と同様であるので、その説
明を省略する。
この端部８２がサイドプレート孔１０から抜けるのを防
止する抜け止め手段を設けたものである。その他の構成
については、前述した具体例と同様であるので、その説
明を省略する。
【００４８】本例の抜け止め手段は、サイドプレート８
の端部８２の最大幅ｗ’を、サイドプレート孔１０の幅
ｗより大きく設定することによって設けている。
の端部８２の最大幅ｗ’を、サイドプレート孔１０の幅
ｗより大きく設定することによって設けている。
【００４９】すなわち、この最大幅ｗ’となる端部８２
の部位は、この端部８２の先端８２ａに向ってその厚さ
寸法を減少するテーパーと連続しており、サイドプレー
ト８の端部８２を適宜押圧力を以ってチューブ孔１０に
挿入することにより、ヘッダパイプ３又は４の内部にも
たらされる。その結果、最大幅ｗ’となる端部８２の部
位は、サイドプレート孔１０の内側に掛け止められ、端
部８２は、サイドプレート孔１０から抜けるのを防止さ
れる。
の部位は、この端部８２の先端８２ａに向ってその厚さ
寸法を減少するテーパーと連続しており、サイドプレー
ト８の端部８２を適宜押圧力を以ってチューブ孔１０に
挿入することにより、ヘッダパイプ３又は４の内部にも
たらされる。その結果、最大幅ｗ’となる端部８２の部
位は、サイドプレート孔１０の内側に掛け止められ、端
部８２は、サイドプレート孔１０から抜けるのを防止さ
れる。
【００５０】このように、本例の熱交換器は、サイドプ
レートの端部がサイドプレート孔から抜けるのを防止す
る抜け止め手段を設けたので、サイドプレートを組み付
けてからろう付けするまでに、サイドプレートの端部が
サイドプレート孔から抜けるような事態を未然に防ぐこ
とができる。すなわち、サイドプレートを堅固に組み付
けることができ、サイドプレートの端部とサイドプレー
ト孔とを確実にろう付けすることができる。
レートの端部がサイドプレート孔から抜けるのを防止す
る抜け止め手段を設けたので、サイドプレートを組み付
けてからろう付けするまでに、サイドプレートの端部が
サイドプレート孔から抜けるような事態を未然に防ぐこ
とができる。すなわち、サイドプレートを堅固に組み付
けることができ、サイドプレートの端部とサイドプレー
ト孔とを確実にろう付けすることができる。
【００５１】また、ろう付け後においても、抜け止め手
段によってサイドプレートの支持強度を増大することが
でき、その構造的強度を向上することができる。
段によってサイドプレートの支持強度を増大することが
でき、その構造的強度を向上することができる。
【００５２】次に、本発明の具体例を図８乃至図９に基
いて説明する。
いて説明する。
【００５３】本例の場合、抜け止め手段は、サイドプレ
ート孔１０に挿入したサイドプレート８の端部８２に曲
げを付与することによって設けている。その他の構成に
ついては、前述した具体例と同様であるので、その説明
を省略する。
ート孔１０に挿入したサイドプレート８の端部８２に曲
げを付与することによって設けている。その他の構成に
ついては、前述した具体例と同様であるので、その説明
を省略する。
【００５４】すなわち本例では、図８に示すように、サ
イドプレート８の端部８２を長手方向に分断する切込み
８２ｂ、及び、前記切込み８２ｂと連続する切欠８２ｃ
を設け、端部８２を、サイドプレート孔１０に挿入した
後、同図中の矢印及び鎖線で示すように、切込み８２ｂ
及び切欠８２ｃに沿って幅方向に開くことによって、こ
の端部８２がサイドプレート孔１０から抜けるの防止し
ている。
イドプレート８の端部８２を長手方向に分断する切込み
８２ｂ、及び、前記切込み８２ｂと連続する切欠８２ｃ
を設け、端部８２を、サイドプレート孔１０に挿入した
後、同図中の矢印及び鎖線で示すように、切込み８２ｂ
及び切欠８２ｃに沿って幅方向に開くことによって、こ
の端部８２がサイドプレート孔１０から抜けるの防止し
ている。
【００５５】このように、サイドプレート孔に挿入した
端部に曲げを付与することによって、抜け止め手段とす
ることができる。また、サイドプレートの端部は、適宜
切込みや切欠を設けることによって、それぞれの方向に
曲げることができる。
端部に曲げを付与することによって、抜け止め手段とす
ることができる。また、サイドプレートの端部は、適宜
切込みや切欠を設けることによって、それぞれの方向に
曲げることができる。
【００５６】また、図９に示すように、切込み８２ｂ又
は切欠８３ａを複数設けて構成することもできる。同図
に示す端部８２の場合は、切込み８２ｂで分断された各
部位を、それぞれ工具を用いて叩打することによりヘッ
ダパイプ３又は４の上下方向に曲げる。
は切欠８３ａを複数設けて構成することもできる。同図
に示す端部８２の場合は、切込み８２ｂで分断された各
部位を、それぞれ工具を用いて叩打することによりヘッ
ダパイプ３又は４の上下方向に曲げる。
【００５７】
【発明の効果】本願第１請求項に記載した発明は、フィ
ンを介して積層した複数のチューブと、前記チューブの
端部に配設したヘッダパイプと、前記チューブ層を保持
するサイドプレートとを備えた熱交換器において、前記
サイドプレートは、その端部を前記ヘッダパイプに設け
たサイドプレート孔に挿入して接合し、前記サイドプレ
ートの端部には、その先端に向って厚さ寸法を減少する
テーパーを設けた構成の熱交換器である。
ンを介して積層した複数のチューブと、前記チューブの
端部に配設したヘッダパイプと、前記チューブ層を保持
するサイドプレートとを備えた熱交換器において、前記
サイドプレートは、その端部を前記ヘッダパイプに設け
たサイドプレート孔に挿入して接合し、前記サイドプレ
ートの端部には、その先端に向って厚さ寸法を減少する
テーパーを設けた構成の熱交換器である。
【００５８】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの端部に、その先端に向って厚さ寸法を減少す
るテーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘ
ッダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することが
できる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレ
ート孔に挿入する際、その位置決めが厚さ方向に多少そ
れても、このテーパーによって定位置へ導くことができ
る。
プレートの端部に、その先端に向って厚さ寸法を減少す
るテーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘ
ッダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することが
できる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレ
ート孔に挿入する際、その位置決めが厚さ方向に多少そ
れても、このテーパーによって定位置へ導くことができ
る。
【００５９】従って、サイドプレートの組み付け性を向
上することができ、延いては、熱交換器の生産性を向上
することができる。
上することができ、延いては、熱交換器の生産性を向上
することができる。
【００６０】とりわけ、従来では、サイドプレートの端
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
たが、本発明では、サイドプレートの端部にテーパーを
設けるので、そのような不都合を解消することができ
る。
部を容易に挿入するべく、サイドプレート孔の内周に、
その開口面積を拡大するテーパーを設けたりしているも
のの、このようなテーパーの加工は、用いる機具や工具
がサイドプレート孔内に遮られるため極めて困難であっ
たが、本発明では、サイドプレートの端部にテーパーを
設けるので、そのような不都合を解消することができ
る。
【００６１】本願第２請求項に記載した発明は、請求項
１において、前記サイドプレートの端部には、その先端
に向って幅寸法を減少するテーパーを設けた構成の熱交
換器である。
１において、前記サイドプレートの端部には、その先端
に向って幅寸法を減少するテーパーを設けた構成の熱交
換器である。
【００６２】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの端部に、その先端に向って幅寸法を減少する
テーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘッ
ダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することがで
きる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレー
ト孔に挿入する際、その位置決めが幅方向に多少それて
も、このテーパーによって定位置へ導くことができる。
プレートの端部に、その先端に向って幅寸法を減少する
テーパーを設けたので、サイドプレートの端部を、ヘッ
ダパイプのサイドプレート孔に容易に挿入することがで
きる。すなわち、サイドプレートの端部をサイドプレー
ト孔に挿入する際、その位置決めが幅方向に多少それて
も、このテーパーによって定位置へ導くことができる。
【００６３】従って、サイドプレートの組み付け性を更
に向上することができる。
に向上することができる。
【００６４】本願第３請求項に記載した発明は、請求項
１又は請求項２において、前記サイドプレートに、前記
ヘッダパイプの外面と当接する当接部を設け、前記当接
部と前記ヘッダパイプの外面とをろう付けした構成の熱
交換器である。
１又は請求項２において、前記サイドプレートに、前記
ヘッダパイプの外面と当接する当接部を設け、前記当接
部と前記ヘッダパイプの外面とをろう付けした構成の熱
交換器である。
【００６５】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの当接部とヘッダパイプの外面とをろう付けす
るので、サイドプレートの支持強度を向上することがで
き、その構造的強度を向上することができる。
プレートの当接部とヘッダパイプの外面とをろう付けす
るので、サイドプレートの支持強度を向上することがで
き、その構造的強度を向上することができる。
【００６６】また、サイドプレートの端部をサイドプレ
ート孔に挿入する際、この当接部とヘッダパイプの外面
とを当接させることによって、サイドプレートを位置決
めすることができ、従って、サイドプレートを正確に組
み付けることができる本願第４請求項に記載した発明
は、請求項３において、前記ヘッダパイプは円管状のも
のであって、前記当接部は、前記ヘッダパイプの外面に
外嵌する曲率を有する構成の熱交換器である。
ート孔に挿入する際、この当接部とヘッダパイプの外面
とを当接させることによって、サイドプレートを位置決
めすることができ、従って、サイドプレートを正確に組
み付けることができる本願第４請求項に記載した発明
は、請求項３において、前記ヘッダパイプは円管状のも
のであって、前記当接部は、前記ヘッダパイプの外面に
外嵌する曲率を有する構成の熱交換器である。
【００６７】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの当接部が、円管状のヘッダパイプの外面に外
嵌する曲率を有するので、サイドプレートの支持強度を
更に向上することができ、その構造的強度を更に向上す
ることができる。すなわちこれは、当接部とヘッダパイ
プの外面との当接及びろう付けが、奥行のある立体面に
てなされるためである。
プレートの当接部が、円管状のヘッダパイプの外面に外
嵌する曲率を有するので、サイドプレートの支持強度を
更に向上することができ、その構造的強度を更に向上す
ることができる。すなわちこれは、当接部とヘッダパイ
プの外面との当接及びろう付けが、奥行のある立体面に
てなされるためである。
【００６８】また、この当接部は、ヘッダパイプの外面
に外嵌することから、ヘッダパイプの補強材ともなるの
で、ヘッダパイプの変形や破裂を防止することができ
る。
に外嵌することから、ヘッダパイプの補強材ともなるの
で、ヘッダパイプの変形や破裂を防止することができ
る。
【００６９】本願第５請求項に記載した発明は、請求項
１乃至請求項４のいずれかにおいて、前記サイドプレー
トの端部には、当該サイドプレートの端部が前記サイド
プレート孔から抜けるのを防止する抜け止め手段を設け
た構成の熱交換器である。
１乃至請求項４のいずれかにおいて、前記サイドプレー
トの端部には、当該サイドプレートの端部が前記サイド
プレート孔から抜けるのを防止する抜け止め手段を設け
た構成の熱交換器である。
【００７０】このように、本発明の熱交換器は、サイド
プレートの端部がサイドプレート孔から抜けるのを防止
する抜け止め手段を設けたので、サイドプレートを組み
付けてからろう付けするまでに、サイドプレートの端部
がサイドプレート孔から抜けるような事態を未然に防ぐ
ことができる。すなわち、サイドプレートを堅固に組み
付けることができ、サイドプレートの端部とサイドプレ
ート孔とを確実にろう付けすることができる。
プレートの端部がサイドプレート孔から抜けるのを防止
する抜け止め手段を設けたので、サイドプレートを組み
付けてからろう付けするまでに、サイドプレートの端部
がサイドプレート孔から抜けるような事態を未然に防ぐ
ことができる。すなわち、サイドプレートを堅固に組み
付けることができ、サイドプレートの端部とサイドプレ
ート孔とを確実にろう付けすることができる。
【００７１】また、ろう付け後においても、抜け止め手
段によってサイドプレートの支持強度を増大することが
でき、その構造的強度を向上することができる。
段によってサイドプレートの支持強度を増大することが
でき、その構造的強度を向上することができる。
【図１】 本発明の具体例に係り、熱交換器を示す正面
図である。
図である。
【図２】 本発明の具体例に係り、（ａ）はサイドプレ
ートを示す正面図、（ｂ）はサイドプレートを示す側面
図、（ｃ）は（ａ）のＡ―Ａ断面矢視図である。
ートを示す正面図、（ｂ）はサイドプレートを示す側面
図、（ｃ）は（ａ）のＡ―Ａ断面矢視図である。
【図３】 本発明の具体例に係り、サイドプレートの端
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
【図４】 本発明の具体例に係り、サイドプレートの端
部及びヘッダパイプを示す側面図である。
部及びヘッダパイプを示す側面図である。
【図５】 本発明の具体例に係り、（ａ）はヘッダパイ
プを示す正面図、（ｂ）は（ａ）のＢ―Ｂ断面矢視図で
ある。
プを示す正面図、（ｂ）は（ａ）のＢ―Ｂ断面矢視図で
ある。
【図６】 本発明の具体例に係り、サイドプレートの端
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
【図７】 本発明の具体例に係り、サイドプレートの端
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
【図８】 本発明の具体例に係り、サイドプレートの端
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
【図９】 本発明の具体例に係り、サイドプレートの端
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
部及びヘッダパイプを示す正面図である。
１ 熱交換器 ２ チューブ ３ ヘッダパイプ ３ａ 入口継手 ４ ヘッダパイプ ４ａ 出口継手 ５ フィン ６ キャップ ７ 仕切板 ８ サイドプレート ９ チューブ孔 １０ サイドプレート孔 ８１ プレート本体部 ８１ａ 当接部 ８２ サイドプレートの端部 ８２ａ サイドプレートの端部の先端 ８２ｂ 切込み ８２ｃ 切欠 ８３ 突条部 ８４ 突部 ｗ サイドプレート孔の幅 ｗ’ サイドプレートの端部の最大幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 灰谷 貞男 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)発明者 杉田 隆司 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)発明者 秋山 勝司 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)発明者 梅原 孝文 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内
Claims (5)
- 【請求項１】 フィンを介して積層した複数のチューブ
と、前記チューブの端部に配設したヘッダパイプと、前
記チューブ層を保持するサイドプレートとを備えた熱交
換器において、 前記サイドプレートは、その端部を前記ヘッダパイプに
設けたサイドプレート孔に挿入して接合し、前記サイド
プレートの端部には、その先端に向って厚さ寸法を減少
するテーパーを設けたことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項２】 前記サイドプレートの端部には、その先
端に向って幅寸法を減少するテーパーを設けたことを特
徴とする請求項１記載の熱交換器。 - 【請求項３】 前記サイドプレートに、前記ヘッダパイ
プの外面と当接する当接部を設け、前記当接部と前記ヘ
ッダパイプの外面とをろう付けしたことを特徴とする請
求項１又は請求項２記載の熱交換器。 - 【請求項４】 前記ヘッダパイプは円管状のものであっ
て、前記当接部は、前記ヘッダパイプの外面に外嵌する
曲率を有することを特徴とする請求項３記載の熱交換
器。 - 【請求項５】 前記サイドプレートの端部には、当該サ
イドプレートの端部が前記サイドプレート孔から抜ける
のを防止する抜け止め手段を設けたことを特徴とする請
求項１乃至請求項４のいずれか記載の熱交換器。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9236336A JPH1183373A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 熱交換器 |
| US09/486,490 US6357520B1 (en) | 1997-09-01 | 1998-08-27 | Heat exchanger |
| EP98940587A EP1020697A4 (en) | 1997-09-01 | 1998-08-27 | HEAT EXCHANGER |
| PCT/JP1998/003823 WO1999011994A1 (en) | 1997-09-01 | 1998-08-27 | Heat exchanger |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9236336A JPH1183373A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1183373A true JPH1183373A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=16999304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9236336A Withdrawn JPH1183373A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 熱交換器 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6357520B1 (ja) |
| EP (1) | EP1020697A4 (ja) |
| JP (1) | JPH1183373A (ja) |
| WO (1) | WO1999011994A1 (ja) |
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