JPH1182839A - 波付管用管継手 - Google Patents

波付管用管継手

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Publication number
JPH1182839A
JPH1182839A JP24235897A JP24235897A JPH1182839A JP H1182839 A JPH1182839 A JP H1182839A JP 24235897 A JP24235897 A JP 24235897A JP 24235897 A JP24235897 A JP 24235897A JP H1182839 A JPH1182839 A JP H1182839A
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JP
Japan
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corrugated
pipe
corrugated pipe
fitting
peripheral surface
Prior art date
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Application number
JP24235897A
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English (en)
Inventor
Takamasa Maruyama
高正 圓山
Yasushi Shiga
靖司 志賀
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Tigers Polymer Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】波付管の端部同士を、シール状態で容易に接続
することができる。 【解決手段】波付管50と同様の螺旋状の波形を内周面
を有する円筒状のシール部材14が受け口用接続具10
の嵌合部12内に嵌合されており、シール部材14内に
波付管50の端部が挿入されると、嵌合部12にナット
部材30がネジ結合されて縮径され、波付管50の端部
に受け口用接続具10がシール状態で取り付けられる。
挿し口用接続具20の嵌合部22内にも、波付管50と
同様の波形の内周面を有する円筒状のシール部材24が
内部に嵌合されており、シール部材24内に波付管50
の端部が挿入されると、嵌合部22にナット部材30が
ネジ結合され、波付管50の端部に挿し口用接続具20
がシール状態で取り付けられる。挿し口用接続具20に
設けられた挿し口部13は、受け口用接続具10に設け
られた受け口部13内に挿入されて、相互にシール状態
で接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周面に螺旋状波形
の内周溝が設けられた一対の波付管の端部同士を接続す
るために使用される波付管用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの保護管として、あるい
は、ガス、水道等の配管として使用される波付管は、周
面に螺旋状波形が設けられている。このような波付管同
士を接続する管継手としては、各種提案されており、例
えば、実公平5−16838号公報には、波付管の外周
面と同様の波形状になった内周面を有するパッキン材
を、接続すべき一対の波付管の端部にそれぞれ嵌合させ
た状態で、2つ割の継手半体同士をボルト等によって締
め付ける構成の管継手が開示されている。
【0003】また、波付管の外周面と同様の波形状にな
った周面を有する短管を管継手として使用する方法も実
施されている。この場合、一方の波付管に対して短管の
一方の端面を突き合わせて、短管を回転させることによ
って、短管内にその波付管を短管のほぼ全長にわたって
嵌合させた後に、接続すべき他の波付管の端部に短管の
他方の端面に突き合わせた状態で、短管を逆方向に回転
させることによって、一方の側部に波付管の端部が嵌合
された短管の他方の側部に波付管の端部が嵌合される。
この場合、短管に接続された各波付管と短管との間にわ
たって、粘着テープ、ビニルテープ等が巻き付けられ
て、短管と各波付管との間が、それぞれシールされるよ
うになっている。
【0004】さらに、実公平8−9507号公報には、
接続される各波付管の端部が嵌合される一対の螺旋波形
管が、中央筒によって連結された管継手が開示されてい
る。この管継手では、各螺旋波形管に波付管の端部がそ
れぞれ嵌合されて、各螺旋波付管と各波付管との間に、
粘着テープ、ビニルテープ等がそれぞれ巻き付けられる
ことによって、各螺旋波付管と各波付管との間がそれぞ
れシールされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】波付管は、通常、リー
ル等に巻き付けられた状態で、現場等に搬入されるよう
になっており、管継手によって波付管同士を接続する際
には、波付管の端部を、リール等から巻き戻して管継手
に接続する必要がある。しかしながら、リール等に巻き
付けられた波付管は偏平状態になっており、波付管の端
部を管継手に嵌合させることが容易でないという問題が
ある。
【0006】また、2つ割の継手半体同士を複数のボル
ト等によって相互に締め付けて、管継手と波付管との間
のシール性を確保する場合には、ボルトの締め付け力、
各ボルト間の締め付け力のバランス等によって、シール
性がばらつくという問題もある。さらに、波付管と管継
手との間を止水するために、粘着テープ等を巻き付ける
場合にも、テープの張力、巻回数、ラップ方式等によっ
てシール性が大きくばらつく。
【0007】波付管をマンホール等の構造物に接続する
場合には、構造物に緩衝パイプを取り付けて、その緩衝
パイプに波付管を接続することも行われている。この場
合には、構造物と緩衝パイプとの接続、両者の間の止水
処理、さらには緩衝パイプと波付管との止水処理等が必
要になり、作業性が悪いという問題がある。また、構造
物に取り付けられた接続管の端部に、波付管取付用の管
継手を取り付けて、波付管と接続する場合には、構造物
に取り付けられた接続管から波付管用の管継手が容易に
外れるおそれがある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、螺旋状に波形が設けられた一対の
波付管の端部同士を容易に接続することができ、しか
も、波付管との間のシール性に優れた波付管用管継手を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の波付管用管継手
は、周面に螺旋状に波形が設けられた波付管を接続する
ために使用される波付管用管継手であって、波付管と同
様の螺旋状波形の内周溝を有する円筒状のシール部材が
内部に設けられており、このシール部材内に波付管の端
部が挿入されて、ナット部材によって縮径されるように
なった円筒状の嵌合部が一方の端部に設けられるととも
に、波付管と同様の螺旋状波形の内周溝を有する円筒状
の接続本体部がこの嵌合部に隣接して設けられている受
け口用接続具を具備することを特徴とする。
【0010】前記受け口用接続具の他方の端部には、円
筒状の受け口が設けられている。前記受け口用接続具の
受け口部内に挿入されて止水状態で抜け止めされる挿し
口部が一方の端部に設けられた挿し口用接続具をさらに
具備しており、この挿し口用接続具の他方の端部には、
波付管と同様の螺旋状波形の内周溝を有する円筒状のシ
ール部材が内部に設けられた円筒状の嵌合部を有し、こ
のシール部材内に波付管の端部が挿入されてナット部材
によって縮径されるようになっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の波付管用管継手の実施の
形態の一例を示す一部破断正面図である。この波付管用
管継手は、例えば、周面に螺旋状の波形が設けられた一
対の波付管50の端部同士を接続するために使用される
ものであり、一方の波付管50の端部に取り付けられる
受け口用接続具10と、他方の波付管50の端部に取り
付けられる挿し口用接続具20とを有している。
【0013】受け口用接続具10は、軸方向中央部に設
けられた円筒状の接続本体部11と、波付管50の端部
が挿入されるように一方の端部に接続本体部11と同心
状態で設けられた円筒状の嵌合部12と、接続本体部1
1の他方の端部に同心状態で設けられた円筒状の受け口
部13とを有している。この受け口用接続具10の接続
本体部11、嵌合部12、および受け口部13は、合成
樹脂によって一体的に成形されている。
【0014】嵌合部12は、接続本体部11よりも内径
が小さくなっており、接続本体部11との境界部分には
放射方向に沿った段差17が形成されている。また、嵌
合部12の先端部には、それぞれが軸方向に沿って延び
る8つのスリット12aが、周方向に等しい間隔をあけ
て設けられおり、各スリット12aが設けられた嵌合部
12の先端部は、縮径し得るようになっている。縮径可
能になった嵌合部12の先端部外周面には、ネジ溝12
bが形成されており、このネジ溝12bに、内周面にネ
ジ溝31が設けられた円筒状のナット部材30がネジ結
合されることによって、嵌合部12の先端部が縮径され
る。ナット部材30の内周面に設けられたネジ溝31
は、一方の端面開口部から他方の端面近傍にかけて設け
られており、そのネジ溝31に連続して、ネジ溝31か
ら離れるにつれて順次内径が小さくなったテーパー面3
2が設けられている。ナット部材30におけるネジ溝3
1が設けられていない端部外周面には、レンチ等の治具
が係合するように、長方形状に切り欠かれて構成された
4つの切欠部33が、周方向に等しい間隔をあけて設け
られている。
【0015】嵌合部12の内部には、例えば、硬度50
のゴムによって構成された円筒状のシール部材14が嵌
合されている。このシール部材14は、嵌合部12と接
続本体部11との境界の段差部17に突き当てられてお
り、その内周面には、波付管50の周面に螺旋状に設け
られた波形と同様の螺旋状波形になった内周溝が、例え
ば、1.5ピッチ分だけ形成されている。シール部材1
4は、嵌合部12の内周面および段差部17に接着剤に
よって接着されている。
【0016】嵌合部12に連続する接続本体部11の内
周面は、シール部材14の内周面に連続した状態になっ
ており、その内周面に、波付管50の周面と同様の螺旋
波形になった内周溝が、シール部材14の内周面に設け
られた波形に連続して、2.5ピッチだけ設けられてい
る。接続本体部11内周面に設けられた螺旋波形状の内
周溝は、接続本体11における受け口部13寄りの位置
にて、接続本体部11の放射方向に沿った段差部11a
に突き合わされている。
【0017】接続本体部11の軸方向中央部には、外方
に突出するフランジ部11bが設けられており、このフ
ランジ部11bの外周面には、レンチ等の治具が係合す
るように、長方形状に切り欠かれて構成された4つの切
欠部11cが、周方向に等しい間隔をあけて設けられて
いる。
【0018】受け口用接続具10の受け口部13は、接
続本体部11の外径よりも若干小さな外径を有する円筒
状になっており、その内径は、接続本体部11の内径よ
りも若干大きな内径を有している。受け口部13におけ
る接続本体部11に隣接した内奥部には、全周にわたっ
て係止溝部13aが設けられている。
【0019】接続される他方の波付管50の端部に取り
付けられる挿し口用接続具20は、軸方向中程に位置す
る接続本体部21と、波付管50の端部が挿入されるよ
うに一方の端部に設けられた円筒状の嵌合部22と、受
け口用接続具10の受け口部13内に挿入されるよう
に、接続本体部21の他方の端部に設けられた挿し口部
23とを有している。
【0020】挿し口用接続具20の嵌合部22および接
続本体部21は、前記受け口用接続具10の嵌合部12
および接続本体部11と同様の構造になっており、嵌合
部22の先端部には、軸方向に沿って延びる8つのスリ
ット22aが周方向に等しい間隔をあけて設けられて、
縮径可能になっている。また、嵌合部22の先端部外周
面には、ネジ溝22bが設けられており、受け口用接続
具10の嵌合部12に取り付けられるナット部材30と
同様の構造になったナット部材30が、そのネジ溝22
bにネジ結合されて、嵌合部22が縮径されるようにな
っている。
【0021】嵌合部22の内部には、例えば硬度50の
ゴムによって構成された円筒状のシール部材24が嵌合
されて、接着剤によって接続本体部21の内周面および
段差部27に接着されている。シール部材24の内周面
には、波付管50の螺旋波形と同様の螺旋状波形になっ
た内周溝が1.5ピッチ分だけ形成されている。そし
て、シール部材24に連続する接続本体部21の内周面
には、シール部材24の螺旋状波形に連続した螺旋状波
形の内周溝が2.5ピッチにわたって設けられており、
その螺旋状波形の内周溝は、接続本体部21の内周面に
設けられた段差部21aに突き当てられた状態になって
いる。接続本体部21の軸方向中央部外周面には、フラ
ンジ部21bが設けられており、フランジ部21bの外
周面に、4つの切欠部21cが設けられている。
【0022】接続本体部21に連続して設けられた挿し
口部23は、受け口用接続具10の受け口部13内に挿
入し得る外径を有する円筒状に構成されており、接続本
体部21とは同心状態に配置されている。挿し口部23
の先端部は、先端面から軸方向に沿って延びる8本のス
リット23aが、周方向に等しい間隔をあけて設けられ
ており、従って、挿し口部23の先端部は縮径可能な状
態になっている。また、挿し口部23の先端部外周面
は、外方に突出した係止爪23bが全周にわたって設け
られている。係止爪23bは、挿し口部23の先端側に
なるにつれて順次外径が小さくなったテーパー状になっ
ており、係止爪23bは、挿し口部23が受け口用接続
具10の受け口部13内に挿入された際に、その受け口
部13の内周面に設けられた係止溝部13aに係止され
るようになっている。挿し口部23の基端部外周面に
は、凹溝23cが全周にわたって設けられており、この
凹溝23c内に、Oリング25が嵌合されている。
【0023】このような構成の波付管用管継手は、一対
の波付管50同士を接続するために使用され、受け口用
接続具10が、一方の波付管50の端部に取り付けられ
るとともに、挿し口用接続具20が、他方の波付管50
の端部に取り付けられる。
【0024】この場合、一方の波付管50の端部にナッ
ト部材30を嵌合させた状態で、受け口用接続具10の
嵌合部12内に、波付管50の端部が挿入される。受け
口用接続具10の嵌合部12内には、円筒状のシール部
材14が、予め嵌合されて、接着剤によって接着されて
おり、波付管50の端部に対して、挿し口用接続具10
を回転させることによって、シール部材14内に波付管
50の端部が、順次、螺旋送りされて挿入される。そし
て、波付管50が、シール部材14内周面の螺旋状波形
になった内周溝および接続本体部11の螺旋状波形にな
った内周溝に沿って螺旋送りされ、波付管50の端面が
接続本体部11内の段差部11aに突き当てられる。
【0025】このような状態になると、波付管50の端
部に予め嵌合されたナット部材30が、受け口用接続具
10における嵌合部12の先端部に嵌合されて、ナット
部材30の内周面に設けられたネジ溝31が、嵌合部1
2の先端部外周面に設けられたネジ溝12bにネジ結合
される。そして、ナット部材30が嵌合部12に対して
ネジ送りされることによって、嵌合部12の先端面が、
ナット部材30の内奥部に設けられたテーパー面32に
当接される。嵌合部12の先端部には、複数のスリット
12aが設けられているために、ナット部材30のテー
パー面32が当接することによって、嵌合部12の先端
部は縮径される。これにより、嵌合部12内に嵌合され
たシール部材14が、その内部に挿入された波付管50
の端部外周面に圧接され、受け口用接続具10の嵌合部
12は、波付管50の端部に対して、シール部材14に
よってシールされた状態で強固に取り付けられる。
【0026】ナット部材30を受け口用接続具10の嵌
合部12にネジ結合させる際には、ナット部材30の外
周面に設けられた各切欠部33、および、挿し口用接続
具10の接続本体部11におけるフランジ部11bの外
周面に設けられた各切欠部11cに、レンチ等の治具が
それぞれ係合されて、受け口用接続具10およびナット
部材30のいずれか一方が回り止めされた状態で他方が
回転される。
【0027】挿し口用接続具20を他方の波付管50の
端部に取り付ける場合も、同様にして、挿し口用接続具
20の嵌合部22内に波付管50の端部を、挿し口用接
続具20を回転させることによって挿入し、その後に、
嵌合部22にナット部材30をネジ結合させて、嵌合部
22の先端部を縮径させる。これにより、嵌合部22内
に設けられたシール部材24が波付管50の端部に圧接
されて、挿し口用接続具20が、波付管50の端部に、
シール部材24によってシールされた状態で強固に取り
付けられる。
【0028】この場合も、挿し口用接続具20の接続本
体部21におけるフランジ部21bに設けられた各切欠
部21cにレンチ等の治具が係合されるとともに、ナッ
ト部材30の外周面に設けられた各切欠部33にもレン
チ等の治具が係合されて、いずれか一方が回り止めされ
た状態で他方が回転される。
【0029】このようにして、各波付管50の端部に、
受け口用接続具10および挿し口用接続具20がそれぞ
れ取り付けられると、挿し口用接続具20に設けられた
挿し口部23の先端部が縮径されて、受け口用接続具1
0に設けられた受け口部13内に挿入される。挿し口部
23が受け口部13内に挿入されると、挿し口部23の
先端に設けられた係止爪23aが、受け口部13の内奥
部内周面に設けられた係止溝部13a内に嵌入して係止
される。これにより、受け口部13内に挿入された挿し
口部23は、受け口部13から抜け止めされる。また、
このとき、挿し口部23の基端部外周面に設けられた凹
溝23cにOリング25が嵌合されており、このOリン
グ25が受け口部13の内周面に全周にわたって圧接さ
れた状態になり、挿し口部23と受け口部13との間が
シールされる。これにより、波付管の端部同士が、相互
にシールされた状態で接続される。
【0030】本実施の形態の波付管用管継手において、
受け口用接続具10および挿し口用接続具20を、波付
管50の端部にそれぞれ取り付けた状態で、受け口部1
3および挿し口部23を相互に接続し、さらに、波付管
用管継手の周囲に水を充填して、2.0kg/cm2
水圧で10分間にわたって加圧したところ、波付管用管
継手の内部に水の浸入が認められず、波付管用管継手は
シール性が良好なことが確認された。
【0031】なお、上記実施の形態では、受け口用接続
具10の嵌合部12内に嵌合されたシール部材14、お
よび、挿し口用接続具20の嵌合部22内に嵌合された
シール部材24は、それぞれ、接着剤によって各嵌合部
12および22の内周面および段差部17および27に
接着されていたが、接着剤を使用することなく、例え
ば、段差部17および27に凹凸を形成するとともに、
その凹凸に係合する凹凸をシール部材14および24の
端面にそれぞれ形成して、各凹凸同士を相互に嵌合させ
ることによって取り付けるようにしてもよく、また、各
嵌合部12および24の内周面とシール部材14の外周
面とをネジ結合させて取り付けるようにしてもよい。
【0032】本実施の形態の波付管用管継手では、マン
ホール等の構造物に波付管を接続する場合には、波付管
の端部にナット部材30によって取り付けられた挿し口
用接続具20のみが使用される。この場合には、例え
ば、構造物に、予め、接続管が接続される。この接続管
は、一方の端部外周面に接着剤にて砂を接着した状態
で、その端部を、マンホール等の構造物に設けられた貫
通孔内に挿入して、接続管と貫通孔との間隙内に、モル
タル、接着剤、コーキング材等を充填するこてによっ
て、構造物に取り付けられている。また、接続管の他方
の端部内周面には、係合溝が全周にわたって設けられて
いる。
【0033】このように、マンホール等の構造物に取り
付けられた接続管の端部に、本発明の波付管用管継手に
おける挿し口用接続具20の挿し口部23が、波付管5
0の端部にナット部材30によって取り付けられた状態
で挿入される。このとき、挿し口部23の先端部に設け
られた係止爪23aが、接続管の端部内周面に設けられ
た係合溝に係止されて、接続管に抜け止め状態および止
水状態で取り付けられる。
【0034】
【発明の効果】本発明の波付管用管継手は、このよう
に、波付管の端部に対して、受け口用接続具を回転させ
ることによって、波付管の端部が嵌合され、また、ナッ
ト部材を回転させることによって、波付管の端部に受け
口用接続具がそれぞれシールされた状態で取り付けられ
るために、受け口用接続具を波付管の端部に容易に取り
付けることができる。また、受け口用接続具の嵌合部に
隣接して設けられた接続本体部にも、波付管と同様の螺
旋状波形の内周溝が設けられているために、波付管を確
実に抜け止めすることができる。
【0035】さらに、波付管の端部に対して挿し口用接
続具を回転させることによって、同様に、挿し口用接続
具に波付管の端部が嵌合され、ナット部材を挿し口用接
続具に対して回転させることによって、波付管の端部に
挿し口用接続具がシールされた状態で取り付けられるた
めに、挿し口用接続具も波付管の端部に容易に取り付け
ることができる。しかも、波付管の各端部に取り付けら
れた受け口用接続具および挿し口用接続具は、確実にシ
ールされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波付管用管継手の実施の形態の一例を
示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
10 受け口用接続具 11 接続本体部 12 嵌合部 12a スリット 12b ネジ溝 13 受け口部 14 シール部材 20 挿し口用接続具 21 接続本体部 22 嵌合部 22a スリット 22b ネジ溝 23 挿し口部 24 シール部材 30 ナット部材 31 ネジ溝 32 テーパー面 50 波先管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に螺旋状に波形が設けられた波付管
    を接続するために使用される波付管用管継手であって、 波付管と同様の螺旋状波形の内周溝を有する円筒状のシ
    ール部材が内部に設けられており、このシール部材内に
    波付管の端部が挿入されて、ナット部材によって縮径さ
    れるようになった円筒状の嵌合部が一方の端部に設けら
    れるとともに、波付管と同様の螺旋状波形の内周溝を有
    する円筒状の接続本体部がこの嵌合部に隣接して設けら
    れている受け口用接続具を具備することを特徴とする波
    付管用管継手。
  2. 【請求項2】 前記受け口用接続具の他方の端部には、
    円筒状の受け口が設けられている請求項1に記載の波付
    管用管継手。
  3. 【請求項3】 前記受け口用接続具の受け口部内に挿入
    されて止水状態で抜け止めされる挿し口部が一方の端部
    に設けられた挿し口用接続具をさらに具備しており、こ
    の挿し口用接続具の他方の端部には、波付管と同様の螺
    旋状波形の内周溝を有する円筒状のシール部材が内部に
    設けられた円筒状の嵌合部を有し、このシール部材内に
    波付管の端部が挿入されてナット部材によって縮径され
    るようになっている請求項2に記載の波付管用管継手。
JP24235897A 1997-09-08 1997-09-08 波付管用管継手 Pending JPH1182839A (ja)

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JP24235897A Pending JPH1182839A (ja) 1997-09-08 1997-09-08 波付管用管継手

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JP (1) JPH1182839A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127170A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Tigers Polymer Corp 波付可撓管の接続方法

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JP2007127170A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Tigers Polymer Corp 波付可撓管の接続方法

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