JPH1181346A - 擁壁用コンクリートブロック及び擁壁 - Google Patents

擁壁用コンクリートブロック及び擁壁

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JPH1181346A
JPH1181346A JP6225198A JP6225198A JPH1181346A JP H1181346 A JPH1181346 A JP H1181346A JP 6225198 A JP6225198 A JP 6225198A JP 6225198 A JP6225198 A JP 6225198A JP H1181346 A JPH1181346 A JP H1181346A
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retaining wall
wall
front wall
concrete block
retaining
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JP6225198A
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Masaharu Shino
眞陽 篠
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PARITEI JIPANGU KK
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PARITEI JIPANGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 矩形枠型の擁壁用コンクリートブロックに関
し、単一形状のブロックで各現場毎に要求される機能や
構造に応じた各種の擁壁を構築可能にする。 【解決手段】 両側壁2、3と前壁4と控壁5とで平面
矩形枠状に形成された本体枠1を備え、本体枠の前下方
に側壁及び前壁の厚さ分だけ後退したコ字形差込部10
が一体に形成されている。好ましくは、控壁5に上フラ
ンジ6及び下フランジ7を設け、この上下のフランジを
平面同一位置で貫通する鉄筋挿通孔8を設ける。垂直な
擁壁を構築するときは、上段のブロックの差込前壁11
を下段のブロックの前壁4の背面に当接させて積重し、
鉄筋挿通孔8に鉄筋を貫通して上下のフランジ6、7の
間にコンクリートを充填する。傾斜した擁壁を構築する
ときは、上段のブロックの後退によって形成された下段
のブロックの前方の空間を植栽ポットとして利用でき
る。ブロック内に土木廃材を充填することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、擁壁を構築する
のに用いるプレキャスト型のコンクリートブロックに関
するもので、単位ブロックを並べて積み上げることによ
り、または単位ブロックとつなぎ板とを組み合せながら
積み上げることにより、平面状ないし凸曲面状の擁壁を
構築する矩形枠型のコンクリートブロックに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】擁壁は基本的には崖地における土砂の崩
落を防止するために構築されるものであるが、その高さ
や土地の利用形態等により、擁壁に要求される機能に相
違が生じ、これに対応して何種類もの擁壁構造が用いら
れている。
【0003】現在の我国における土木工事においては、
建設作業者の不足、建設機械の普及、工期の短縮や労働
安全性の要求などから、成形工場で成形されたプレキャ
スト型のコンクリートブロックを用いて、機械施工によ
り擁壁を構築する場合が殆どである。用いられるコンク
リートブロックには、L形擁壁ブロック、箱形ブロッ
ク、間知ブロック、井桁ブロック、梁ブロック等様々で
あり、施工形態においても積み上げたブロックの中空部
にコンクリートを流し込んで一体化する剛構造のものか
ら、ブロック相互の間に割石や栗石を介在させる柔構造
のものまで色々である。
【0004】国土が狭く人工密度の高い我国において、
有効な土地利用を図るという点から言えば、擁壁面が垂
直面となるL形擁壁が好ましいこととなる。しかしL形
擁壁は構築し得る高さに限界があり、擁壁を設ける際に
崖面を一度大きく掘削して埋め戻してやるという作業が
必要であり、工事が大掛りになるほか、土地の利用状況
によって採用することができない場合も多い。
【0005】一方、擁壁面を斜めにして背面の土圧を擁
壁の重量によってバランスさせようとするもたれ擁壁
は、その原理から言って垂直な擁壁を構築することは不
可能であり、土地の有効利用という点では不利である。
さらにより高い安全性の観点から、擁壁面を重力によっ
て自然に締め固められる崖面の傾斜に近づけようとする
と、壁面の傾斜は益々緩くなり、土地の有効利用と矛盾
する結果になる。
【0006】また、自然環境の保護の観点から、擁壁面
に植物を生育させるいわゆる緑化擁壁が要望されている
が、壁面を垂直にしたL形擁壁では、壁面を緑化するこ
とが不可能であり、またもたれ擁壁であっても傾斜を急
勾配としたものは、壁面の緑化が困難である。
【0007】さらに背後の崖地からの湧水の量や、土質
が崩落しやすいか安定であるか、さらに強大地震が発生
するおそれがあるかどうかなどにより、擁壁には種々の
そして往々にして相矛盾する機能が要求され、個々の擁
壁に要求される機能に可能な限り対応できるようにする
ために、種々な形状のコンクリートブロックを用いた様
々な構造の擁壁が構築されるのである。
【0008】一方社会の要請に応じて道路や擁壁あるい
は公共建築物などの種々の建造物が構築されるが、これ
らの建造物は社会の変化や老朽化等のために改修ないし
改築が必要となり、場合によっては不要となるものもあ
る。このような建造物の取り壊しによって生ずる廃材す
なわち建築廃材は、それ自体は決して有害物質を含むも
のではないが、重量が大きくかつ再生が困難であること
から、埋め立てにしか利用することができない厄介な廃
棄物となり、埋立場が狭小で遠隔地であることから、不
法な投棄が行われたり、建造物を改修ないし改築する際
の建築廃材の処理コストが施工コストを高騰させるとい
う問題が生じてきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、擁壁
に要求される機能の相違に応じて種々の形状のコンクリ
ートブロックが用いられ、その形状の相違により、施工
手順にも相違が生ずる。このことは、各種の形状の型枠
が必要であったり、多品種少量生産となるために、生産
効率を低下させるなどのために、コンクリートブロック
のコスト低減の障害となり、施工コストの上昇や工事の
不慣れに起因する工期の遅延等の問題を生ずる。また前
述した建築廃材の処理において、道路などと同様な社会
基盤の構築事業である擁壁の構築の際に、建設廃材の再
利用を図ることができれば、その処理が非常に容易にな
る。また自然環境の保護の観点から、擁壁面の緑化も不
可欠である。
【0010】この発明は、種々の相矛盾する機能を要求
される擁壁の構築において、要求される擁壁構造に柔軟
に対応することが可能で、建築廃材の再利用や擁壁面の
緑化の要請にも応えることができる擁壁用コンクリート
ブロックを得ることを課題としており、単一形状のブロ
ックで個々の現場毎に要求される機能や構造に応じた各
種の形態の擁壁を構築することが可能なコンクリートブ
ロックを得ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の擁壁用コンク
リートブロックは、両側壁2、3と前壁4と控壁5とで
平面矩形枠状に形成された本体枠1を備えている。側壁
2、3の前方部分及び前壁4を含むコンクリートブロッ
クの前方下方には、側壁2、3の外面から側壁の厚さ分
だけ後退した差込側壁12、13と前壁4から所定寸法
だけ後退した差込前壁11とを備えたコ字形差込部10
が一体に形成されている。
【0012】好ましくは、差込前壁11を前壁4の外面
から前壁の厚さ分だけ後退させ、控壁5の上縁及び下縁
に前壁4に向けて短い庇状に突出する上フランジ6及び
下フランジ7を設け、この上フランジ6と下フランジ7
とに両者を平面視で同一位置で貫通する複数の係止孔8
を設ける。
【0013】この発明の擁壁は、上記した擁壁用コンク
リートブロック30の複数個を並置かつ積重して構築さ
れている。積重に際しては、上段のコンクリートブロッ
クの差込部10を下段のコンクリートブロックの本体枠
1の枠内に嵌装した状態で積重する。
【0014】垂直な擁壁を構築するときは、上段のコン
クリートブロックの差込前壁11を下段のコンクリート
ブロックの前壁4の背面に当接させた状態で積重し、上
段及び下段のコンクリートブロックの係止孔8に鉄筋等
の係止具20を装着して少なくとも控壁5の内側の上下
のフランジ6、7の間に形成された空間にコンクリート
を充填して固化させる。
【0015】積重して擁壁を構築した各コンクリートブ
ロックの本体枠1の内部には、栗石、砕石、土などを充
填するが、アスファルト屑やコンクリート塊などの建築
廃材23を投入することもできる。
【0016】この発明の擁壁用コンクリートブロック
は、両側壁2、3と前壁4と控壁5とで平面矩形枠状に
形成された本体枠1を備えている。本体枠1はその前壁
4を左右両側に延長した張出部18を備えている。側壁
2、3の前方部分及び前壁4を含むコンクリートブロッ
クの前方下方には、側壁2、3の外面から側壁の厚さ分
だけ後退した差込側壁12、13と前壁4から所定寸法
だけ後退した差込前壁11とを備えたコ字形差込部10
が一体に形成されている。好ましくは、本体枠の控壁5
の下縁に前壁4に向けて突出する短い庇状の下フランジ
7を設け、この下フランジに上下方向に貫通する複数個
の係止孔8を設ける。
【0017】上記擁壁用コンクリートブロック30の複
数個を上段のものの差込部を下段のものの本体枠内に嵌
装した様態で上下に積重して擁壁の高さ方向を構築す
る。擁壁の幅方向を構築するときは、積み上げたとき
に、最上段のもの30aがその張出部18相互及び控壁
5相互が当接するように、最下段のもの30bの張出部
相互の間隙S及び控壁相互の間隙Rを計算し、隣接する
最下段のものを間隙S、Rを隔てて横方向に配置する。
最上段のものを除く下段のもの相互に形成される張出部
相互の間隙Sは前壁4と同じ高さのつなぎ板32を張出
部18の内面に当接させて閉鎖する。擁壁の各コンクリ
ートブロックの本体枠1の内部には、コンクリートを投
入したり栗石、砕石、土などを充填したり、アスファル
ト屑やコンクリート塊などの建築廃材23を投入し、本
体枠相互及びつなぎ板で形成された空所33には砕石や
栗石を入れる。
【0018】張出部を有する又はこれを有しない本発明
のコンクリートブロックで傾斜した擁壁(もたれ型の擁
壁)を構築するときは、上段のコンクリートブロックの
前壁4を下段のコンクリートブロックの前壁4より後退
した位置にして積重する。このとき、その後退によって
下段のコンクリートブロックの前壁4と上段のコンクリ
ートブロックの差込前壁11との間に空間が形成される
ので、この空間を植栽ポット24としてやれば緑化擁壁
を構築できる。
【0019】
【作用】この発明の擁壁用コンクリートブロックは、上
段のものの差込部10を下段のものの本体枠1に嵌装す
ることにより、上段のコンクリートブロックと下段のコ
ンクリートブロックとの左右方向の相対位置関係が規制
され、上段のコンクリートブロックは下段のコンクリー
トブロックの上に正確な左右位置関係で積み重ねられ
る。一方上段のコンクリートブロック30は、その差込
前壁11の前面が下段のコンクリートブロックの前壁の
背面に当接することにより、下段のコンクリートブロッ
ク30より前方に変位させることはできないが、差込部
10が本体枠の前部下方にのみ形成されている関係上、
上段のコンクリートブロックを下段のコンクリートブロ
ックより後方に変位させて積み上げることは可能であ
る。すなわち、上段のコンクリートブロックの差込前壁
11と下段のコンクリートブロックの前壁4とを当接さ
せた状態でコンクリートブロックを積み上げてゆけば、
壁面が鉛直な擁壁を構築することができ、一方各コンク
リートブロックを水平に置いた状態で上段のコンクリー
トブロックを下段のコンクリートブロックに対して後方
に変位させて積み上げてゆけば、擁壁面が傾斜したもた
れ型の擁壁を構築することができる。
【0020】上段のコンクリートブロックの差込前壁1
1と下段のコンクリートブロックの本体枠の前壁4とを
当接させた状態で、鉛直な壁面を有する擁壁を構築する
ときは、上段のコンクリートブロックと下段のコンクリ
ートブロックの係止孔8が同一位置となるので、この係
止孔8に上下段のコンクリートブロックを貫通するよう
に鉄筋20を挿通し、挿通した鉄筋が各コンクリートブ
ロックの控壁5の内側で露出している部分に現場打ちコ
ンクリートを打ち込んで固化させると、挿通された鉄筋
20と各コンクリートブロックの控壁5とが一体化され
る。壁面が鉛直な擁壁を構築したときは、背後の土圧が
擁壁を前方に押し、擁壁にはこの土圧による曲げ応力が
作用する。この曲げ応力はコンクリートブロックの控壁
5側に引張応力を生じさせるが、この部分に挿通された
鉄筋20がこの引張応力に抵抗し、擁壁を堅牢なものと
するように作用する。
【0021】もたれ擁壁を構築するときは、擁壁面が全
体として所望の傾斜角となるように、積み重ねたコンク
リートブロックの上段のものを下段のものに対して所望
の傾斜角に対応する量だけ後退させて積み上げる。上段
のコンクリートブロックの後退量が本体枠の前壁4の厚
さより大きければ、下段のコンクリートブロックの前壁
4の背後の空所の上面が開放される。従って下段のコン
クリートブロックの前壁4の背後の部分に植生土25を
充填してやれば、その開口部分24aに擁壁面を緑化す
るための植物を植えることができる。
【0022】なお、控壁5の前面に現場打ちコンクリー
トを打ち込む場合は、必要に応じて本体枠1の控壁5側
に適宜仕切板21を配置してやればよい。差込部10が
本体枠1より板厚分だけ内側に形成される関係上、本体
枠1の下方には必然的に段部15が形成され、前記仕切
板21はこの段部15によって支えることができる。本
体枠の控壁5側に仕切板を差し込むために、必要があれ
ばこの段部15を側壁2、3の下縁内側に沿って控壁5
に達する長さで設けてやればよい。
【0023】以上のように、前面を鉛直壁としてまたは
傾斜壁として多段に積重されたコンクリートブロックの
内部には、コンクリートを充填することも砕石や割栗石
を充填することも可能であるが、道路を改修したときに
生ずるアスファルト屑や建物を取り壊したときに生ずる
コンクリート塊などの建築廃材を充填することもでき
る。擁壁の構築には大型の土木機械が用いられるのが一
般的であり、工期の短縮等を図るために、ブロック自体
も大型化しているので、比較的大きな建築廃材を投入す
ることも困難ではなく、かつ種々の大きさの建築廃材を
充填することによって、充填密度を高めることができ
る。また、底板26を用いることによって、建築廃材の
充填空間と植生土などの充填空間とを区画することも簡
単にできる。
【0024】前壁4を左右両側に延長した張出部18を
備えた擁壁用コンクリートブロックを上下左右に積重す
ることにより、宅地造成地の段地の角部等のような凸曲
面を備えた擁壁を構築することができる。また、最上段
のものを除く下段のコンクリートブロックの張出部相互
の間に形成される間隙Sを閉鎖するときに、張出部の内
面でつなぎ板32を係止することができる。本体枠の控
壁5の下縁に設けた下フランジ7の係止孔8にピン等を
落とし込んでやれば、上下のコンクリートブロックの前
後方向の移動も規制することができる。
【0025】上記擁壁用コンクリートブロック30及び
つなぎ板で凸曲面の擁壁を構築し、上下方向に連通する
本体枠の内部にはコンクリート、砕石や栗石、道路を改
修したときに生ずるアスファルト屑や建物を取り壊した
ときに生ずるコンクリート塊などの建築廃材を充填し、
本体枠1とつなぎ板32とで形成された空所33にはコ
ンクリートや砕石や栗石を充填する。前述のようにもた
れ型の擁壁ももちろん構築することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1及び図2はこの発明のコンク
リートブロックの第1実施例を示したものである。コン
クリートブロックの主体は2枚の側壁2、3と、前壁4
及び控壁5で構成された平面視で矩形枠型の本体枠1で
あり、側壁2、3の上下辺には構築する擁壁に水抜孔を
形成するための面取り部16が設けられている。本体枠
1の側壁2、3の前方部分及び前壁4の下方には、その
外表面を側壁2、3の外表面及び前壁4の外表面からそ
れぞれ側壁2、3の板厚分及び前壁4の板厚分だけ後退
させた差込側壁12、13及び差込前壁11で平面視で
コ字形になった差込部10が下方に向けて一体に延在し
ている。差込側壁12、13の後縁は差込側壁の前後方
向の幅が下方にいくほど狭くなる方向に傾斜している。
【0027】差込側壁12、13が本体枠1の側壁2、
3よりその板厚分だけ後退して形成されている関係上、
本体枠の側壁2、3の下辺部内側には差込側壁12、1
3の上縁となる段部15が形成される。この段部15は
図1、2に示すように、控壁5部分まで延在させること
ができる。この段部15は本体枠1の内側に各種の充填
物を充填するとき、その充填領域を仕切るための底板2
6や仕切板21の支えとして利用できる。仕切板用の一
例として図1、2に示すように、控壁5に近い段部15
の上下に仕切板21の厚みに相当する幅の凹所9a、9
bを設けている。図6のように積み重ねた下段のコンク
リートブロックの凹所9aと上段のコンクリートブロッ
クの凹所9bとで仕切板21を前後左右にずれないよう
に支える。また底板26は段部15で支えられる。
【0028】本体枠の控壁5の上下縁には、前壁4に向
いた上フランジ6、下フランジ7が突出している。この
フランジ6、7には平面視で同一の位置に係止孔8が複
数個設けられている。
【0029】図の実施例のものでは、差込側壁12、1
3の後縁上端に下段のコンクリートブロックに対して上
段のコンクリートブロックを最大量後退させたときに、
下段のコンクリートブロックの上側の上フランジ6が挿
入される切欠14が設けてある。この切欠14と下段の
コンクリートブロックの上フランジ6とが係合した状態
では、上段のコンクリートブロックの前倒れが下段のコ
ンクリートブロックによって拘束される。
【0030】上記のような構造のコンクリートブロック
は、特に成形が困難であるというほどのものではない
が、成形型枠の構造をより簡単にしたいならば、差込側
壁の切欠14と上フランジ6とを備えない構造とし、前
壁4を下面にして成形するようにすればよい。
【0031】図6は第1実施例のコンクリートブロック
30を積重して形成した擁壁の第1実施例を示すもので
ある。この第1実施例の擁壁は、上段のコンクリートブ
ロックの差込前壁11を下段のコンクリートブロックの
本体枠1の前壁の背面に当接させた状態でコンクリート
ブロックを積み上げており、構築される擁壁の壁面は鉛
直面となる。積み重ねたブロックの上下フランジの係止
孔8には鉄筋20が挿通され、仕切板21によって区画
した本体枠内側の控壁に近接した部分に現場打ちコンク
リート22が充填されている。本体枠1の内部の仕切板
21より前方の部分には、建築廃材23が充填されてい
る。仕切板21は、図4に示すような下辺両隅に本体枠
の側壁内側の段部15に係合する切欠21aを備えた形
状で、ブロックを積み上げながら本体枠1に差し込ま
れ、鉄筋20を差し込んだあと仕切板21と控壁5との
間に現場打ちコンクリートを投入して固化させる。
【0032】図7は第1実施例のコンクリートブロック
で構築される擁壁の第2実施例を示したもので、上段の
コンクリートブロックを下段のコンクリートブロックよ
り後退させて積重することにより、擁壁面が全体として
斜面になったもたれ擁壁を構築した例を示したものであ
る。このように積重したときには、上段のコンクリート
ブロックの差込前壁11と下段のコンクリートブロック
の本体枠の前壁4との間に空間が形成されるので、本体
枠の側壁下端内側に形成される段部15に底板26を嵌
め込めば、この部分に植栽ポット24が形成される。こ
の植栽ポットに植生土25を入れることによって、擁壁
面の緑化を図ることができる。植栽ポット24部分を除
く本体枠の空所には、建築廃材23等を充填する。
【0033】これらの擁壁において、最下段のコンクリ
ートブロックの差込部10は、現場打ちコンクリートの
基礎27内に埋設することができ、基礎27とコンクリ
ートブロック30とを一体化するのに有効である。更に
図8に示すように、上下及び左右のコンクリートブロッ
クが当接する部分に、4つの面取り部16により断面菱
形の水抜孔17が形成されるので、背後の崖面の湧水を
コンクリートブロックの中を通過させないで排出させる
ことができ、コンクリートブロック内部に充填された建
築廃材が擁壁外に溶出するのを防止することができる。
また、コンクリートブロックの内部に建築廃材を充填し
ない場合には、控壁5や差込前壁11には適宜水抜孔を
設けて、背後の崖面の湧水が擁壁内部を通って流れ、あ
るいは植栽ポット24内に流れるようにすることも有効
である。
【0034】擁壁の最上位には図3に示すような平坦な
コンクリートの蓋板28をするか、背後崖上面と同じ土
を入れて面一にする方法が採用できる。蓋板の底面には
前壁の内側及び上フランジの前縁に当接する鍔29、2
9を設けてやれば、外力により蓋板の位置がずれるのを
防止することができる。
【0035】図9及び図12はこの発明のコンクリート
ブロックの第2実施例を示したものである。コンクリー
トブロックの主体は、第1実施例と同様に側壁2、3と
凹凸模様を有する前壁4及び無模様の控壁5で構成され
た本体枠1を備えている。前壁の左右両側には前壁と側
壁との連接部を越えて前壁と同一平面内で突出する張出
部18が設けられている。張出部18の突出長さは、張
出部や側壁の内側にある前壁の部分に加わる荷重を考慮
して、張出部と側壁との連接部に過大に曲げモーメント
が生じない長さとする。本体枠1の側壁2、3の前方部
分及び前壁4の下方には、その外表面を側壁2、3の外
表面から側壁2、3の板厚分だけ後退させた差込側壁1
2、13と、前壁4の外表面から前壁4の板厚の半分だ
け後退させた差込前壁11とで形成された平面視でコ字
形の差込部10が下方に向けて一体に形成されている。
差込部の高さは前壁の高さの略3分の1であり、差込側
壁12、13の後縁は差込側壁の前後方向の幅が下方に
いくほど狭くなる方向に傾斜している。
【0036】差込側壁12、13が本体枠1の側壁2、
3よりその板厚分だけ後退して形成されているので、本
体枠の側壁2、3の下辺部内側には差込側壁12、13
の上縁となる段部15が形成され、また差込前壁が前壁
4の板厚の半分だけ後退して形成されているので、本体
枠の前壁の下辺部内側には差込前壁の上縁となる幅狭の
段部19が形成される。この段部15、19は第1実施
例で述べたように、本体枠の内側に各種の充填材を充填
するとき、その充填領域を仕切るための底板26(図5
参照)や仕切板21(図4参照)の支えとして利用でき
る。本体枠の控壁5の下縁には前壁4に向いた下フラン
ジ7が突出している。この下フランジ7には上下方向の
係止孔8が複数個設けられている。係止孔と控壁との距
離は、係止孔にピンを落とし込んだときにピンの周面と
控壁の内面とが接近する距離である。
【0037】図13ないし15は第2実施例のコンクリ
ートブロック30を積重して凸曲面の擁壁を構築した場
合の説明図であり、図13は最上段の隣接するコンクリ
ートブロック30aを示したもので、張出部18の相互
と控壁5の相互とが当接している。コンクリートブロッ
クの張出部の突出長さや側壁の長さを変えることにより
凸曲面の曲率を変えることができる。図14は4段に積
重した場合の最下段の隣接するコンクリートブロック3
0bを示したもので、下段のもの30bは最上段のもの
30aに対して前壁の厚さの1.5倍だけ前方に突出し
ており、張出部相互及び控壁相互の間に形成される矩形
の間隙S、Rを介して横方向に離隔している。最上段の
ものを除く下段のコンクリートブロックの張出部相互の
間隙Sは前壁4と同じ高さのつなぎ板32を張出部18
の内面に当接させて閉鎖する。上下のつなぎ板の厚さを
前壁と同一にしてやれば、上段のつなぎ板は下段のつな
ぎ板の後ろ側半分に積み重なる。つなぎ板の幅は張出部
の突出長さの2倍より若干短いものがよく、すべてのつ
なぎ板の幅を一定にすることができる。
【0038】以上のような、張出部を有するコンクリー
トブロックで凸曲面を構築するには、まず積み上げるブ
ロックの数(段数)を決め、1段目(最下段)のコンク
リートブロック相互の間隙R、Sを計算して基礎に差込
部10を埋め込んだ状態で配置し、張出部の内面につな
き板32を当接させ、本体枠の内部には建築廃材を充填
し、空所33には高さの略3分の1程度栗石を投入して
つなぎ板を固定する。2段目のコンクリートブロックの
差込前壁11を1段目のコンクリートブロックの本体枠
1の前壁の背面に当接させた状態でコンクリートブロッ
クを積み上げ、積み重ねたコンクリートブロックの下フ
ランジの係止孔8には図15に示すようにステンレス製
ピン31を挿通する。これによりピンの垂下部と控壁と
が当接して上段のブロックの前後方向移動を規制され
る。張出部の内面につなき板32を当接させ、本体枠の
内部には建築廃材を充填し、空所33には2段目のコン
クリートブロックの高さの略3分の1程度栗石を投入し
て2段目のつなぎ板を固定する。このような手順で3段
目及び4段目のコンクリートブロックを積み上げる。4
段目(最上段)のコンクリートブロックは図13に示し
たように、コンクリートブロックの張出部18の相互と
控壁の相互とが当接している。上段と下段のつなぎ板は
単に当接しているだけなので漏水しやすく、建築廃材な
どを充填するには適さない。
【0039】このように構築した凸曲面の擁壁は、上段
のブロックの前面が下段のブロックの前面より前壁の板
厚の半分だけ後退した傾斜面となっており、垂直な平面
とした場合に比べて、擁壁の前に立つ人に圧迫感を与え
ることがない。図15の擁壁の最上段のコンクリートブ
ロックには図16に示すような台形のコンクリート製蓋
板28を載せることにより、本体枠の上面開口部及び空
所33の開口部を閉鎖する。
【0040】なお、上段のコンクリートブロックの前壁
4を下段のコンクリートブロックの前壁4より大きく後
退した位置に積重して、その後退によって形成される下
段のコンクリートブロックの前壁4と上段のコンクリー
トブロックの差込前壁11との間の空間に植物を栽培し
て緑化することができる。この場合は、種々の幅のつな
ぎ板を準備しておく必要がある。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より理解されるように、この
発明の擁壁用コンクリートブロックにより、単一形状の
コンクリートブロックを用いて、鉛直壁面や自由な角度
の傾斜壁面を有する擁壁を構築することが可能で、上下
段のコンクリートブロックの位置合わせも容易で、従っ
て施工が容易であり、また内部に建築廃材を充填してそ
れらの再利用を図ることや、コンクリートブロックの前
方部分に植栽ポットを形成して、擁壁面を緑化すること
も容易に可能な擁壁を構築することができる。すなわち
この発明により、単一形状で擁壁構築現場における種々
の要求に広汎に対応することができる擁壁用コンクリー
トブロックが得られる。
【0042】更に、張出部を有するこの発明の擁壁用コ
ンクリートブロック及びつなぎ板を用いることにより、
造成地の段地の角部の凸曲面の擁壁を構築することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートブロックの斜視図
【図2】図1の側面断面図
【図3】蓋板を裏返した斜視図
【図4】仕切板の斜視図
【図5】底板の斜視図
【図6】本発明のコンクリートブロックを使用した擁壁
の第1実施例を示す断面図
【図7】本発明のコンクリートブロックを使用した擁壁
の第2実施例を示す断面図
【図8】本発明のコンクリートブロックを使用した擁壁
の水抜孔の正面図
【図9】第2実施例のコンクリートブロックの平面図
【図10】同正面図
【図11】図9のA部断面図
【図12】図11のB部断面図
【図13】コンクリートブロックの横方向の第1の配置
例を示す平面図
【図14】コンクリートブロックの横方向の第2の配置
例を示す平面図
【図15】積重状態のコンクリートブロックの断面図
【図16】蓋板の斜視図
【符号の説明】
1 本体枠 2 側壁 3 側壁 4 前壁 5 控壁 6 上フランジ 7 下フランジ 8 係止孔 10 差込部 11 差込前壁 12 差込側壁 13 差込側壁 20 鉄筋 23 建築廃材 24 植栽ポット 30 コンクリートブロック

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側壁(2,3) と前壁(4) と控壁(5) とで
    平面矩形枠状に形成された本体枠(1) を備え、側壁(2,
    3) の前方部分及び前壁(4) を含むコンクリートブロッ
    クの前方下方には側壁(2,3) の外面から側壁の厚さ分だ
    け後退した差込側壁(12,13) と前壁(4) から所定寸法だ
    け後退した差込前壁(11)とを備えたコ字形差込部(10)が
    一体に延長形成されていることを特徴とする、擁壁用コ
    ンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 差込前壁(11)は前壁(4) の外面から前壁
    の厚さ分だけ後退しており、控壁(5) はその上縁及び下
    縁に前壁(4) に向けて短い庇状に突出する上フランジ
    (6) 及び下フランジ(7) を備えており、この上フランジ
    (6) 及び下フランジ(7) には両者を平面視で同一位置で
    貫通する複数の係止孔(8) が設けられていることを特徴
    とする、請求項1記載の擁壁用コンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の擁壁用コンクリートブロ
    ック(30)の複数個が上段のものの差込部(10)を下段のも
    のの本体枠(1) の枠内に嵌装した状態で積重され、上段
    及び下段のコンクリートブロックの係止孔(8) に鉄筋(2
    0)を貫通して少なくとも控壁(5) の内側の上下のフラン
    ジ(6,7) の間に形成された空間にコンクリートを充填固
    化したことを特徴とする、擁壁。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の擁壁用コンクリ
    ートブロック(30)の複数個が上段のものの差込部(10)を
    下段のものの本体枠(1) の枠内に嵌装した状態で上下に
    積重され、そのコンクリートブロックの本体枠(1) の内
    部に建築廃材(23)が投入されていることを特徴とする、
    擁壁。
  5. 【請求項5】 両側壁(2,3) と前壁(4) と控壁(5) とで
    平面矩形枠状に形成された本体枠(1) を備え、側壁(2,
    3) の前方部分及び前壁(4) を含むコンクリートブロッ
    クの前方下方には側壁(2,3) の外面から側壁の厚さ分だ
    け後退した差込側壁(12,13) と前壁(4) から所定寸法だ
    け後退した差込前壁(11)とを備えたコ字形差込部(10)が
    一体に延長形成されており、本体枠(1) がその前壁(4)
    を左右両側に延長した張出部(18)を備えていること特徴
    とする、擁壁用コンクリートブロック。
  6. 【請求項6】 本体枠の控壁(5) の下縁に前壁(4) に向
    けて突出する短い庇状の下フランジ(7) が設けられてお
    り、下フランジには上下方向に貫通する複数個の係止孔
    (8) が設けられていることを特徴とする、請求項5記載
    の擁壁用コンクリートブロック。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の擁壁用コンクリー
    トブロック(30)の複数個が上段のものの差込部を下段の
    ものの本体枠内に嵌装した様態で上下に積重されてお
    り、最上段のもの(30a) はその張出部(18)及び控壁(5)
    が当接した状態で横方向に隣接しており、その他の下段
    のもの(30b) は張出部相互及び控壁相互の間に形成され
    る矩形の間隙(S,R) を介して横方向に離隔しており、前
    記張出部相互の間隙(S) を前壁(4) と同じ高さのつなぎ
    板(32)を隣接する張出部(18)の内面に当接させて閉鎖す
    ることにより構築した凸曲面を備えていることを特徴と
    する、擁壁。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、5又は6記載の擁壁用コ
    ンクリートブロック(30)の複数個が上段のものの差込部
    (10)を下段のものの本体枠(1) の枠内に嵌装した状態で
    上下に積重され、上段のコンクリートブロックの前壁
    (4) は下段のコンクリートブロックの前壁(4) より後退
    した位置に積重され、その後退によって形成される下段
    のコンクリートブロックの前壁(4) と上段のコンクリー
    トブロックの差込前壁(11)との間の空間を植栽ポット(2
    4)とすることを特徴とする、擁壁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4809431B2 (ja) * 2007-03-02 2011-11-09 東栄商興株式会社 構造物の基礎部構造及び擁壁
AU2012216310B2 (en) * 2011-08-24 2013-09-26 Island Block & Paving Pty Ltd Retaining wall system

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