JPH1181344A - 既存直接基礎構造物の基礎免震化工法 - Google Patents

既存直接基礎構造物の基礎免震化工法

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JPH1181344A
JPH1181344A JP25937997A JP25937997A JPH1181344A JP H1181344 A JPH1181344 A JP H1181344A JP 25937997 A JP25937997 A JP 25937997A JP 25937997 A JP25937997 A JP 25937997A JP H1181344 A JPH1181344 A JP H1181344A
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JP
Japan
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footing
foundation
new
seismic isolation
isolation device
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JP25937997A
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English (en)
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Hideo Omizu
英雄 大水
Toshio Suzuki
敏夫 鈴木
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に地耐力に余裕のない既存の直接基礎構造
物に対しても、その基礎フーチングの下面に免震装置を
介装して免震化を図ることができる既存直接基礎構造物
の基礎免震化工法を提供する。 【解決手段】 先ず既存の基礎フーチング2下に第1の
新設杭3を打設し、次いで基礎フーチング2下の地盤1
の一部を掘削し、この掘削部に第2の新設杭5を打ち込
んだ後に新設フーチング6を打設して支承部材7を仮設
し、次いで基礎フーチング2下の地盤の残り部分を掘削
するとともに、第1の新設杭3を切断した後に、底部に
新設フーチング8を増設し、さらにこの新設フーチング
8と基礎フーチング2との間に支承部材7を仮設した後
に、免震装置を介装すべき位置の支承部材を撤去して免
震装置10を配設し、次いで新設フーチングと基礎フー
チングとの間の他の支承部材を撤去することにより、基
礎フーチングの鉛直軸力を免震装置を介して新設フーチ
ングによって支承させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地耐力に余裕のな
い地盤上に直接基礎によって支持された既存構造物を基
礎免震化する際に用いて好適な基礎免震化工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種構造物における免震化の要請
の高まりから、既存の構造物に対しても、当該構造物の
基礎部分や中間階層等に、積層ゴム等からなる高減衰弾
性体支承やすべり支承を用いた免震装置を介装すること
により、地震によって地盤から構造物に伝播しようとす
る振動を緩衝して、上部構造に生じる応力や変形を少な
くするようにした各種の免震化工法が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
既存の構造物を、その基礎部分に免震装置を介装するこ
とによって免震化させるに際して、当該構造物が杭基礎
によって支承されている場合には、既存構造物の地盤を
掘削しても、ひとまず既存構造物の鉛直軸力を上記杭に
よって支持しておくことができる。したがって、既存の
杭と並列的に仮設したサポートジャッキによって一旦上
記鉛直軸力を支承させ、既存の杭を切断して免震装置を
配設した後に、上記サポートジャッキを解放して上記鉛
直軸力を免震装置に移し変えることにより、比較的容易
にその基礎免震化を図ることが可能である。
【0004】ところが、上記既存構造物が複数の基礎フ
ーチングによって支持された直接基礎構造物である場合
には、隣接する基礎フーチングを繋ぐ基礎梁(地中梁)
が構築されている場合においても、一箇所の基礎フーチ
ングの下の地盤を全て掘削してしまうと、当該基礎梁
は、強度上基礎フーチングに作用する鉛直軸力を隣接す
る基礎フーチングに伝達することまで考慮して設計され
ていないため、結局下方が掘削された基礎フーチングに
作用する鉛直軸力を支持することができなくなってしま
うという致命的な問題点があった。また、特に地盤が軟
弱であったり、あるいは基礎フーチングの形状が小さい
場合のように、地耐力に余裕のない設計の既存直接基礎
構造物に対しては、基礎フーチングの下を掘削するとい
うこと自体が現実的ではなく、よって現在のところこの
ような直接基礎による既存構造物に対しては、基礎免震
化を図る有効な工法が無く、その開発が強く望まれてい
た。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、特に地耐力に余裕のない既存の直接基礎構造物に
対しても、その基礎フーチングの下面に免震装置を介装
して免震化を図ることができる既存直接基礎構造物の基
礎免震化工法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る既存直接基礎構造物の基礎免震化工法は、複数の
基礎フーチングによって支持された既存の直接基礎構造
物を、当該基礎フーチングの下面に免震装置を介装して
免震化するに際して、先ず既存の基礎フーチング下に第
1の新設杭を打ち込み、次いで当該第1の新設杭の打設
されていない箇所の基礎フーチング下の地盤の一部を掘
削し、この掘削部の底部に新設フーチングを打設して、
当該新設フーチングと基礎フーチングとの間に支承部材
を仮設することにより、上記基礎フーチングに作用する
鉛直軸力を支承し、次いで上記基礎フーチング下の地盤
の残り部分を掘削するとともに、その底部に上記新設フ
ーチングと連続する新設フーチングを増設し、さらにこ
の増設した新設フーチングと基礎フーチングとの間に支
承部材を仮設して基礎フーチングに作用する鉛直軸力を
支承した後に、第1の新設杭を切断するとともに、免震
装置を介装すべき位置の支承部材を撤去して新設フーチ
ングと基礎フーチングとの間に免震装置を配設し、次い
で新設フーチングと基礎フーチングとの間の他の支承部
材を撤去することにより、基礎フーチングに作用する鉛
直軸力を免震装置を介して新設フーチングによって支承
させることを特徴とするものである。
【0007】この際に、請求項2に記載の発明は、上記
地盤の一部を掘削して構築された新設フーチングと基礎
フーチングとの間に、支承部材を、第1の新設杭と共に
基礎フーチングに作用する全鉛直軸力以上の軸力を支承
可能な本数仮設することを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に記載の既存直接基礎構造
物の基礎免震化工法は、先ず既存の基礎フーチング下に
第1の新設杭を打ち込み、次いで当該第1の新設杭の打
設されていない箇所の基礎フーチング下の地盤の一部を
掘削し、この掘削部の底部に第2の新設杭を打ち込んだ
後に、当該掘削部の底部に新設フーチングを打設し、さ
らに当該新設フーチングと基礎フーチングとの間に支承
部材を仮設することにより、基礎フーチングに作用する
鉛直軸力を支承し、次いで基礎フーチング下の地盤の残
り部分を掘削し、第1の新設杭を切断するとともに、そ
の底部に新設フーチングと連続する新設フーチングを増
設し、さらにこの増設した新設フーチングと基礎フーチ
ングとの間に支承部材を仮設して基礎フーチングに作用
する鉛直軸力を支承した後に、免震装置を介装すべき位
置の支承部材を撤去して新設フーチングと基礎フーチン
グとの間に免震装置を配設し、次いで新設フーチングと
基礎フーチングとの間の他の支承部材を撤去することに
より、基礎フーチングに作用する鉛直軸力を免震装置を
介して新設フーチングによって支承させることを特徴と
するものである。
【0009】この際に、請求項4に記載の発明は、上記
地盤の一部を掘削して構築された新設フーチングと基礎
フーチングとの間に、上記支承部材を、基礎フーチング
に作用する全鉛直軸力以上の軸力を支承可能な本数仮設
することを特徴とするものである。さらに、請求項5に
記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明に
おいて、上記第1の新設杭を基礎フーチングの外周部に
打ち込み、かつ基礎フーチング下の免震装置を介装すべ
き位置を含んだ部分を先行掘削することを特徴とするも
のである。
【0010】また、請求項6に記載の既存直接基礎構造
物の基礎免震化工法は、先ず既存の基礎フーチング下に
その外周部に沿って当該基礎フーチングに作用する全鉛
直軸力を支承可能な本数の第1の新設杭を打ち込み、次
いで当該第1の新設杭を残して基礎フーチング下の地盤
の全面積を掘削し、この掘削部の底部に新設フーチング
を打設した後に、当該新設フーチングと基礎フーチング
との間に、基礎フーチングに作用する全鉛直軸力以上の
軸力を支承可能な本数の支承部材を仮設することによ
り、基礎フーチングに作用する鉛直軸力を支承し、次い
で第1の新設杭を切断するとともに、免震装置を介装す
べき位置の支承部材を撤去して新設フーチングと基礎フ
ーチングとの間に上記免震装置を配設し、次いで新設フ
ーチングと基礎フーチングとの間の他の支承部材を撤去
することにより、基礎フーチングに作用する鉛直軸力を
免震装置を介して新設フーチングによって支承させるこ
とを特徴とするものである。
【0011】さらに、請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6のいずれかに記載の発明において、上記第1の新
設杭を切断する際に、その下部を残して増設される新設
フーチングに埋設することを特徴とするものである。
【0012】直接基礎で支持された既存の構造物のう
ち、地盤が比較的強固な場所に構築されている場合や、
基礎フーチングが余裕をもった大きさ、形状等に設計さ
れている場合などのように、地耐力に余裕がある場合に
は、免震装置を介装する工程において、そのままあるい
は予め基礎フーチング下の地盤改良を行なって地耐力を
向上させた後に、基礎フーチング下の地盤の一部を掘削
しても、掘削されていない部分の地盤によって上記基礎
フーチングに作用する鉛直軸力を支承することが可能で
ある。例えば、地耐力が基礎フーチングに作用する単位
面積あたりの鉛直軸力とほぼ等しい場合には、予め地盤
改良によって地耐力を2倍以上に向上させておけば、基
礎フーチング下の地盤の面積約半分を掘削しても、掘削
されていない部分の地盤によって施工前と同等以上の支
承力によって基礎フーチングを支持しておくことができ
る。
【0013】ところが、地耐力に余裕が無い場合や、地
盤改良を行なっても地耐力を2倍以上にできない地盤に
対しては、上記工法を採ることができない。このような
地盤上に構築された既存の直接基礎構造物に対して、請
求項1〜5のいずれかに記載の発明においては、先ず既
存の基礎フーチング下に第1の新設杭を打ち込んでいる
ので、当該新設杭を介して基礎フーチングに作用する鉛
直軸力の一部を支承することができる。そこで次に、基
礎フーチング下の地盤の一部を掘削することにより、一
旦基礎フーチングに作用する鉛直軸力を上記新設杭と掘
削されていない部分の地盤とによって支承し、次いで上
記掘削部の底部に打設した新設フーチングと基礎フーチ
ングとの間に仮設したサポートジャッキ等の支承部材に
よって、上記鉛直軸力を支承することにより、基礎フー
チング下の地盤の残り部分を掘削することが可能にな
る。
【0014】そこで、基礎フーチング下の地盤の他の部
分を掘削するとともに、掘削した底部に上記新設フーチ
ングと連続する新設フーチングを増設して、この増設し
た新設フーチングと基礎フーチングとの間に支承部材を
仮設する。これにより、既存の基礎フーチングに作用す
る鉛直軸力は、新設したフーチングおよびこれに増設し
た新設フーチングと基礎フーチングとの間に介装された
支承部材によって支持される。次いで、免震装置を介装
すべき位置の上記支承部材を撤去して新設フーチングと
基礎フーチングとの間に免震装置を配設した後に、他の
支承部材を撤去することにより、最終的に基礎フーチン
グに作用する鉛直軸力を免震装置を介して新設フーチン
グによって支承することができる。
【0015】この際、特に請求項2または4に記載の発
明のように、地盤の一部を掘削し、その底部に構築した
新設フーチングと基礎フーチングとの間に、支承部材
を、請求項1に記載の発明にあっては第1の新設杭と共
に、また請求項3に記載の発明にあっては当該支承部材
のみで、基礎フーチングに作用する全鉛直軸力以上の軸
力を支承可能な本数仮設すれば、次工程において他の部
分を掘削して基礎フーチングが地盤によって全く支持さ
れない状態になった場合においても、施工箇所において
鉛直軸力の支承力の低下を招くことがなく、この結果基
礎フーチング下を掘削する際に、常に基礎フーチングを
施工前以上の支承力によって支持しておくことが可能に
なるために、確実に施工時の安全性を確保することがで
きる。
【0016】また、請求項5に記載の発明においては、
第1の新設杭を基礎フーチングの外周部に打ち込んでい
るので、第1の新設杭の打設が容易である。また、基礎
フーチング下の免震装置を介装すべき位置を含んだ部分
を先行掘削しているので、基礎フーチングを免震装置を
介装すべき位置の周辺に構築した新設フーチング上に支
承部材を介して支持し、次いで外周部の地盤を掘削して
増設した新設フーチングと基礎フーチングとの間に支承
部材を仮設した後に、免震装置の介装位置の支承部材を
撤去して免震装置を配設するといった、免震装置を介装
するための一連の工程を円滑かつ合理的に行なうことが
できる。
【0017】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
既存の基礎フーチング下にその外周部に沿って当該基礎
フーチングに作用する全鉛直軸力を支承可能な本数の第
1の新設杭を打ち込んでいるので、次工程において基礎
フーチング下の地盤の全面積を掘削することが可能にな
る。そこで、全面積について掘削した後の掘削部底部に
新設フーチングを打設し、当該新設フーチングと基礎フ
ーチングとの間に、基礎フーチングに作用する全鉛直軸
力以上の軸力を支承可能な本数の支承部材を仮設するこ
とにより、基礎フーチングに作用する鉛直軸力を支承す
ることができる。この結果、それまで全鉛直軸力を支承
していた第1の新設杭を切断することが可能になる。そ
こで次に、上記第1の新設杭を切断し、さらに免震装置
を介装すべき位置の支承部材を撤去して免震装置を配設
した後に、他の支承部材を撤去することにより、最終的
に基礎フーチングに作用する鉛直軸力を免震装置を介し
て新設フーチングによって支承することができる。
【0018】以上のようにして、請求項1〜6のいずれ
かに記載の発明によれば、地耐力に余裕が無い場合や、
地盤改良を行なっても地耐力を2倍以上にできない地盤
に構築された既存直接基礎構造物に対しても、その基礎
フーチングの下面に免震装置を介装した免震化を図るこ
とができる。この際に、請求項7に記載の発明のよう
に、第1の新設杭を切断する際に、その下部を残して増
設される新設フーチングに埋設するようにすれば、軟弱
な地盤に対しても強固な新設フーチングを構築すること
ができて好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る既存直接基礎構造物の基礎免震化工法の実施形態につ
いて説明する。 (第1の実施形態)図1〜図8は、上述したような地耐
力に余裕が無い地盤上に構築された既存の独立基礎によ
る構造物に対して、その基礎フーチング下に免震装置を
介装する工程を、一箇所の基礎フーチングについて順次
示したものである。この基礎免震化工法においては、先
ず図1に示すように、地盤1に所定の根切り深さまで埋
設された基礎フーチング2の外周部下に新設杭(第1の
新設杭)3を打設する。この際に、新設杭3は、例えば
アンダーピーニングや、あるいは基礎フーチング2にド
リルカッタで穴を穿設し、この穴を利用して下方の地盤
1に新設杭3を打ち込んだ後に当該穴を埋め戻す等の方
法で新設すればよい。また、上記新設杭3は、平面視多
角形状をなす基礎フーチング2の外周辺部に沿って、打
設することが好ましい。このようにして、地盤1と新設
杭3とによって基礎フーチング2を支持した後に、図2
に示すように、基礎フーチング2の外周側(図2の紙面
表側または裏側)から基礎フーチング2の中央部下の地
盤を掘削してゆく。
【0020】次いで、図3に示すように、掘削部4の底
部に新設フーチング6を打設し、さらにこの新設フーチ
ング6と基礎フーチング2との間に仮設のサポートジャ
ッキ(支承部材)7を介装することにより、基礎フーチ
ング2に作用する鉛直軸力の一部を上記サポートジャッ
キ7によって支承する。ここで、サポートジャッキ7
は、基礎フーチング2の下の全面積を掘削した場合にお
いても、新設杭3と共に基礎フーチング2に作用する全
鉛直軸力以上の軸力を支承可能な本数設置する。これに
より、基礎フーチング2下の地盤の残り部分を掘削する
ことが可能になる。そこで次に、図4に示すように、基
礎フーチング2下における上記掘削部3の両側方の地盤
1を全て掘削する。これにより、基礎フーチング2は、
新設杭3とサポートジャッキ7によって新設フーチング
6上に支承された状態になる。
【0021】次いで、図5に示すように、掘削部の全域
にわたって新設フーチング6と一体に連続する新設フー
チング8を増設する。この結果、新設杭3の下部3aが
上記新設フーチング8の杭として利用される。そして、
この増設した新設フーチング8と基礎フーチング2との
間にも、仮設のサポートジャッキ7を介装するととも
に、上記新設杭3を切断する。この結果、基礎フーチン
グ2に作用する全鉛直軸力は、新設フーチング6、8上
の全てのサポートジャッキ7によって支持される。
【0022】そこで次に、図6に示すように、免震装置
を介装すべき位置9のサポートジャッキを撤去し、図7
に示すように、上記位置9に免震装置10を配設する。
次いで、新設フーチング6、8と基礎フーチング2との
間の他のサポートジャッキ7の圧力を徐々に下げて基礎
フーチング2の鉛直軸力を免震装置10側に移し、最終
的に図8に示すように、全てのサポートジャッキ7を撤
去する。そして、以上の工程を既存の直接基礎構造物に
おける全ての基礎フーチング2に対して行なうことによ
り、基礎フーチング2と新設フーチング6、8との間に
免震装置10が介装された免震化が完了する。ここで、
上記工程は、全ての基礎フーチング2に対して同時に並
行して行なうことも可能であるが、施工中に地震を受け
た際の安全性を考慮すると、上記基礎フーチングを複数
の区画に分割して、順次各区画毎の基礎フーチング2に
対して繰り返し上記工程を施工して行くことが好まし
い。
【0023】(第2の実施形態)図9〜図15は、本発
明の第2の実施形態を示すもので、図1〜図8に示した
ものと同一構成部分については、同一符号を付してその
説明を簡略化する。この基礎免震化工法においては、第
1の実施形態と同様に基礎フーチング2の外周部下に新
設杭3を打設して地盤1と新設杭3とによって基礎フー
チング2を支持した後に、図9に示すように、基礎フー
チング2の中央部下の地盤を掘削する。そして、本実施
形態においては、この掘削部4の底部に、後述する新設
フーチング用の複数本の新設杭(第2の新設杭)5を打
ち込んでおく。
【0024】次いで、図10に示すように、掘削部4の
底部に新設フーチング6を打設し、さらにこの新設フー
チング6と基礎フーチング2との間に仮設のサポートジ
ャッキ7を介装する。ここで、サポートジャッキ7は、
基礎フーチング2に作用する全鉛直軸力以上の軸力を支
承可能な本数設置する。この結果、基礎フーチング2下
の地盤の残り部分を掘削するとともに、新設杭3を切断
することが可能になる。そこで次に、図11に示すよう
に、基礎フーチング2下における上記掘削部3の両側方
の地盤1を掘削するとともに、この掘削に伴って露出し
た上記新設杭3を切断する。この際に、新設杭3の下部
3aを所定の長さ残して切断し、その上部を撤去する。
これにより、基礎フーチング2は、サポートジャッキ7
のみによって新設フーチング6上に支承された状態にな
る。
【0025】次いで、図12に示すように、掘削部の全
域にわたって同様の新設フーチング8を増設する。この
結果、新設杭の下部3aが上記新設フーチング8の杭と
して利用される。そして、この増設した新設フーチング
8と基礎フーチング2との間に、仮設のサポートジャッ
キ7を介装することにより、新設フーチング6、8上の
全てのサポートジャッキ7によって基礎フーチング2を
支持する。ちなみに、この状態においては、図11に示
した状態からさらにサポートジャッキ7の本数が増加し
ているために、その支持力には余裕がある。したがっ
て、この際に増設するサポートジャッキ7の本数は、後
述する免震装置を挿入するために撤去するサポートジャ
ッキ7の本数以上であればよい。
【0026】次いで、図13に示すように、免震装置を
介装すべき位置9のサポートジャッキを撤去し、図14
に示すように、上記位置9に免震装置10を配設した後
に、新設フーチング6、8と基礎フーチング2との間の
他のサポートジャッキ7の圧力を徐々に下げて基礎フー
チング2の鉛直軸力を免震装置10側に移し、最終的に
図8に示すように、全てのサポートジャッキ7を撤去す
る。これにより、基礎フーチング2と新設フーチング
6、8との間に免震装置10が介装された免震化が完了
する。
【0027】このように、第1および第2の実施形態に
示した既存直接基礎構造物の基礎免震化工法によれば、
先ず既存の基礎フーチング2下に新設杭3を打ち込んで
いるので、この新設杭3によって基礎フーチング2に作
用する鉛直軸力の一部を支承することができる。この結
果、基礎フーチング2下の地盤1の一部を掘削すること
により、一旦基礎フーチング2に作用する鉛直軸力を新
設杭3と掘削されていない部分の地盤とによって支承
し、次いで掘削部4の底部に打設した新設フーチング6
と基礎フーチング2との間に仮設したサポートジャッキ
7によって、上記鉛直軸力を支承することにより、基礎
フーチング2下の地盤の残り部分を掘削することができ
る。
【0028】そこで、基礎フーチング2下の地盤の他の
部分を掘削するとともに、さらに掘削した底部に新設フ
ーチング6と連続する新設フーチング8を増設して、こ
の増設した新設フーチング8と基礎フーチング2との間
にサポートジャッキ7を仮設することにより、既存の基
礎フーチング2の鉛直軸力を、新設フーチング6、8と
基礎フーチング2との間に介装されたサポートジャッキ
7によって支持することができ、よって免震装置10を
介装すべき位置のサポートジャッキ7を撤去して免震装
置10を配設した後に、他のサポートジャッキ7を撤去
することにより、最終的に基礎フーチング2の鉛直軸力
を免震装置10を介して新設フーチング6、8によって
支承することができる。したがって、上記基礎免震化工
法によれば、地耐力に余裕が無い場合や、地盤改良を行
なっても地耐力を2倍以上にできない地盤に構築された
既存直接基礎構造物に対しても、その基礎フーチングの
下面に免震装置10を介装した免震化を図ることができ
る。
【0029】この際に、新設杭3を、基礎フーチング2
の外周辺部に沿って打ち込んでいるので、新設杭3の打
設が容易である。そして、始めに基礎フーチング2下の
免震装置を介装する中央部側を掘削しているので、基礎
フーチング2を中央部に構築した新設フーチング6上に
サポートジャッキ7を介して支持し、次いで外周部の地
盤を掘削して増設した新設フーチング8と基礎フーチン
グ2との間にサポートジャッキ7を仮設した後に、中央
部のサポートジャッキ7を撤去して免震装置10を配設
するといった、免震装置10を介装するための一連の工
程を円滑かつ合理的に行なうことができる。
【0030】特に、第2の実施形態においては、基礎フ
ーチング2の一部を掘削した後に、その底部に新設フー
チングに埋設される新設杭5を打ち込み、かつ新設杭3
を切断する際に、その下部3aを残して増設される新設
フーチング8の杭として利用しているので、地盤が軟弱
な場合においても強固な新設フーチング6、8を構築す
ることができる。さらに、地盤1の一部を掘削し、その
底部に構築した新設フーチング6と基礎フーチング2と
の間にサポートジャッキ7を仮設する際に、第1の実施
形態においては新設杭3とサポートジャッキ7とによっ
て、また第2の実施形態においてはサポートジャッキ7
のみによって、いずれも基礎フーチング2に作用する全
鉛直軸力以上の軸力を支承可能な本数のサポートジャッ
キ7を仮設しているので、次工程において他の部分を掘
削して、基礎フーチング2が地盤1によって全く支持さ
れない状態においても、施工箇所において鉛直軸力の支
承力の低下を招くことがなく、この結果基礎フーチング
2下を掘削する際に、常に基礎フーチング2を施工前以
上の支承力によって支持しておくことができるため、確
実に施工時の安全性を確保することができる。
【0031】(第3の実施形態)図16〜図21は、本
発明の第3の実施形態を示すもので、同様に図1〜図1
5に示したものと同一構成部分については、同一符号を
付してその説明を簡略化する。この基礎免震化工法にお
いては、先ず図16に示すように、基礎フーチング2の
外周部下に、その外周辺部に沿って基礎フーチング2に
作用する全鉛直軸力を支承可能な本数の新設杭3を打ち
込む。これにより、基礎フーチング2下の全面積にわた
って地盤1を掘削することが可能になる。そこで次に、
図17に示すように、新設杭3を残して基礎フーチング
2下の地盤の全面積を掘削することにより、一先ず基礎
フーチング2を新設杭3のみによって支持する。
【0032】次いで、図18に示すように、この掘削部
11の底部全域に新設フーチング12を打設した後に、
この新設フーチング12と基礎フーチング2との間に、
基礎フーチング2に作用する全鉛直軸力以上の軸力を支
承可能な本数の支承部材7を仮設することにより、基礎
フーチング2に作用する鉛直軸力を支承する。これによ
り、新設杭3を切断することが可能になる。そこで次
に、図19に示すように、新設杭3を切断し、この新設
杭3を切断した箇所に支承部材7を増設した後に、免震
装置を介装すべき位置9の支承部材を撤去する。そし
て、図20に示すように、この位置9に免震装置10を
配設し、さらに新設フーチング12と基礎フーチング2
との間の他のサポートジャッキ7の圧力を徐々に下げて
基礎フーチング2の鉛直軸力を免震装置10側に移し、
最終的に図21に示すように、全てのサポートジャッキ
7を撤去する。これにより、基礎フーチング2と新設フ
ーチング12との間に免震装置10が介装された免震化
が完了する。
【0033】このように、第3の実施形態に示した既存
直接基礎構造物の基礎免震化工法によれば、第1および
第2の実施形態に示したものと同様の効果が得られるう
えに、既存の基礎フーチング2下にその外周部に沿って
基礎フーチング2に作用する全鉛直軸力を支承可能な本
数の新設杭3を打ち込んでいるので、次工程において基
礎フーチング2下の地盤の全面積を掘削することができ
る。したがって、第1および第2の実施形態と比較し
て、新設杭3の打設により手間を要するものの、基礎フ
ーチング2下の全面積について一度に掘削することがで
き、かつ掘削した後の掘削部底部に新設フーチング12
を一体に打設することができるために、異なった職種の
工程が交錯することが無く、よって作業の簡易化と工期
の短縮化を図ることができるという利点がある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7のい
ずれかに記載の発明によれば、既存の基礎フーチング下
に打ち込んだ第1の新設杭によって基礎フーチングに作
用する鉛直軸力の一部または全部を支承することによ
り、基礎フーチング下の地盤を掘削することが可能にな
り、よって地耐力に余裕が無い場合や、地盤改良を行な
っても地耐力を2倍以上にできない地盤に構築された既
存直接基礎構造物に対しても、その基礎フーチングの下
面に免震装置を介装した免震化を図ることができる。こ
の際に、請求項2または4に記載の発明によれば、施工
中において常に基礎フーチングを施工前以上の支承力に
よって支持しておくことが可能になるために、確実に施
工時の安全性を確保することができる。
【0035】また、特に請求項5に記載の発明によれ
ば、新設杭の打設が容易であるとともに、免震装置を介
装するための一連の工程を円滑かつ合理的に行なうこと
ができ、請求項6に記載の発明によれば、全体としての
作業の簡易化と工期の短縮化を図ることができ、さらに
請求項7に記載の発明によれば、地盤が軟弱な場合にお
いても強固な新設フーチングを構築することができると
いった優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための図
で、基礎フーチング下に新設杭を打ち込んだ状態を示す
縦断面図である。
【図2】図1の基礎フーチング下の中央部分を掘削した
状態を示す縦断面図である。
【図3】図2の掘削部に新設フーチングを構築してサポ
ートジャッキを介装した状態を示す縦断面図である。
【図4】図3の基礎フーチング下の隣接部分を掘削した
状態を示す縦断面図である。
【図5】図4の掘削部に新設フーチングを増設してサポ
ートジャッキを介装した後に新設杭を切断した状態を示
す縦断面図である。
【図6】図5の免震装置を配置する位置のサポートジャ
ッキを取り外した状態を示す縦断面図である。
【図7】図6の空間部に免震装置を配設した状態を示す
縦断面図である。
【図8】図7の他のサポートジャッキを撤去して免震化
が完了した状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を説明するための図
で、基礎フーチング下の中央部分を掘削して第2の新設
杭を打設した状態を示す縦断面図である。
【図10】図9の掘削部に新設フーチングを構築してサ
ポートジャッキを介装した状態を示す縦断面図である。
【図11】図10の基礎フーチング下の隣接部分を掘削
して新設杭を切断した状態を示す縦断面図である。
【図12】図11の掘削部に新設フーチングを増設して
サポートジャッキを介装した状態を示す縦断面図であ
る。
【図13】図12の免震装置を配置する位置のサポート
ジャッキを取り外した状態を示す縦断面図である。
【図14】図13の空間部に免震装置を配設した状態を
示す縦断面図である。
【図15】図14の他のサポートジャッキを撤去して免
震化が完了した状態を示す縦断面図である。
【図16】本発明の第3の実施形態を説明するための図
で、基礎フーチング下にその全軸力を支承可能な本数の
新設杭を打ち込んだ状態を示す縦断面図である。
【図17】図16の基礎フーチング下の全面積にわたっ
て地盤を掘削した状態を示す縦断面図である。
【図18】図17の掘削部に全域に新設フーチングを構
築してサポートジャッキを介装した状態を示す縦断面図
である。
【図19】図18の新設杭を切断するとともに免震装置
を配置する位置のサポートジャッキを取り外した状態を
示す縦断面図である。
【図20】図19の空間部に免震装置を配設した状態を
示す縦断面図である。
【図21】図20の他のサポートジャッキを撤去して免
震化が完了した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 地盤 2 基礎フーチング 3 新設杭(第1の新設杭) 4、11 掘削部 5 新設杭(第2の新設杭) 6、8、12 新設フーチング 7 サポートジャッキ(支承部材) 9 免震装置の配設位置 10 免震装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基礎フーチングによって支持され
    た既存の直接基礎構造物を、当該基礎フーチングの下面
    に免震装置を介装して免震化するための基礎免震化工法
    であって、 先ず既存の上記基礎フーチング下に第1の新設杭を打ち
    込み、次いで当該第1の新設杭の打設されていない箇所
    の上記基礎フーチング下の地盤の一部を掘削し、この掘
    削部の底部に新設フーチングを打設して、当該新設フー
    チングと上記基礎フーチングとの間に支承部材を仮設す
    ることにより、上記第1の新設杭と共に上記基礎フーチ
    ングに作用する鉛直軸力を支承し、次いで上記基礎フー
    チング下の地盤の残り部分を掘削するとともに、その底
    部に上記新設フーチングと連続する新設フーチングを増
    設し、さらにこの増設した新設フーチングと上記基礎フ
    ーチングとの間に支承部材を仮設して上記基礎フーチン
    グに作用する鉛直軸力を支承した後に、上記第1の新設
    杭を切断するとともに、上記免震装置を介装すべき位置
    の上記支承部材を撤去して上記新設フーチングと上記基
    礎フーチングとの間に上記免震装置を配設し、次いで上
    記新設フーチングと上記基礎フーチングとの間の他の上
    記支承部材を撤去することにより、上記基礎フーチング
    に作用する鉛直軸力を上記免震装置を介して上記新設フ
    ーチングによって支承させることを特徴とする既存直接
    基礎構造物の基礎免震化工法。
  2. 【請求項2】 上記地盤の一部を掘削して構築された上
    記新設フーチングと上記基礎フーチングとの間に、上記
    支承部材を、上記第1の新設杭と共に上記基礎フーチン
    グに作用する全鉛直軸力以上の軸力を支承可能な本数仮
    設することを特徴とする請求項1に記載の既存直接基礎
    構造物の基礎免震化工法。
  3. 【請求項3】 複数の基礎フーチングによって支持され
    た既存の直接基礎構造物を、当該基礎フーチングの下面
    に免震装置を介装して免震化するための基礎免震化工法
    であって、 先ず既存の上記基礎フーチング下に第1の新設杭を打ち
    込み、次いで当該第1の新設杭の打設されていない箇所
    の上記基礎フーチング下の地盤の一部を掘削し、この掘
    削部の底部に第2の新設杭を打ち込んだ後に、当該掘削
    部の底部に新設フーチングを打設し、さらに当該新設フ
    ーチングと上記基礎フーチングとの間に支承部材を仮設
    することにより、上記基礎フーチングに作用する鉛直軸
    力を支承し、次いで上記基礎フーチング下の地盤の残り
    部分を掘削し、上記第1の新設杭を切断するとともに、
    その底部に上記新設フーチングと連続する新設フーチン
    グを増設し、さらにこの増設した新設フーチングと上記
    基礎フーチングとの間に支承部材を仮設して上記基礎フ
    ーチングに作用する鉛直軸力を支承した後に、上記免震
    装置を介装すべき位置の上記支承部材を撤去して上記新
    設フーチングと上記基礎フーチングとの間に上記免震装
    置を配設し、次いで上記新設フーチングと上記基礎フー
    チングとの間の他の上記支承部材を撤去することによ
    り、上記基礎フーチングに作用する鉛直軸力を上記免震
    装置を介して上記新設フーチングによって支承させるこ
    とを特徴とする既存直接基礎構造物の基礎免震化工法。
  4. 【請求項4】 上記地盤の一部を掘削して構築された上
    記新設フーチングと上記基礎フーチングとの間に、上記
    支承部材を上記基礎フーチングに作用する全鉛直軸力以
    上の軸力を支承可能な本数仮設することを特徴とする請
    求項3に記載の既存直接基礎構造物の基礎免震化工法。
  5. 【請求項5】 上記第1の新設杭を、上記基礎フーチン
    グの外周部に打ち込み、かつ上記基礎フーチング下の免
    震装置を介装すべき位置を含んだ部分を先行掘削するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の既
    存直接基礎構造物の基礎免震化工法。
  6. 【請求項6】 複数の基礎フーチングによって支持され
    た既存の直接基礎構造物を、当該基礎フーチングの下面
    に免震装置を介装して免震化するための基礎免震化工法
    であって、 先ず既存の上記基礎フーチング下にその外周部に沿って
    当該基礎フーチングに作用する全鉛直軸力を支承可能な
    本数の第1の新設杭を打ち込み、次いで当該第1の新設
    杭を残して上記基礎フーチング下の地盤の全面積を掘削
    し、この掘削部の底部に新設フーチングを打設した後
    に、当該新設フーチングと上記基礎フーチングとの間
    に、上記基礎フーチングに作用する全鉛直軸力以上の軸
    力を支承可能な本数の支承部材を仮設することにより、
    上記基礎フーチングに作用する鉛直軸力を支承し、次い
    で上記第1の新設杭を切断するとともに、上記免震装置
    を介装すべき位置の上記支承部材を撤去して上記新設フ
    ーチングと上記基礎フーチングとの間に上記免震装置を
    配設し、次いで上記新設フーチングと上記基礎フーチン
    グとの間の他の上記支承部材を撤去することにより、上
    記基礎フーチングに作用する鉛直軸力を上記免震装置を
    介して上記新設フーチングによって支承させることを特
    徴とする既存直接基礎構造物の基礎免震化工法。
  7. 【請求項7】 上記第1の新設杭を切断する際に、その
    下部を残して増設される上記新設フーチングに埋設する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の
    既存直接基礎構造物の基礎免震化工法。
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KR102218442B1 (ko) * 2020-08-12 2021-02-22 디엘이앤씨 주식회사 건축물 수직증축 리모델링을 위한 말뚝기초 보강방법 및 말뚝기초 보강 구조

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