JPH1181241A - 橋梁の桁ジョイント施工用足場構造 - Google Patents

橋梁の桁ジョイント施工用足場構造

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JPH1181241A
JPH1181241A JP25266297A JP25266297A JPH1181241A JP H1181241 A JPH1181241 A JP H1181241A JP 25266297 A JP25266297 A JP 25266297A JP 25266297 A JP25266297 A JP 25266297A JP H1181241 A JPH1181241 A JP H1181241A
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scaffolding
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balance
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Tatsuo Yoshida
龍生 吉田
Shinichi Arayoshi
信市 新吉
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KAWAJU KOJI KK
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KAWAJU KOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】鉄道や道路等の橋梁を所定のユニットの橋桁を
介してのジョイントにより連結するに際し、該ジョイン
ト施工部の架設足場を完全に、且つ、スムーズ,迅速に
確実にセット出来るようにする。 【解決手段】後行架設橋桁1' の頂部にトラバース的に
渡設した天秤にクランプブラケット16を介しスライド
バー18を延設し、その端部にカウンターウエイト18
''を設け、該クランプブラケット16に足場縦地6' を
垂設し、該足場縦地6' に梯子のステップを設け、一方
側の先行橋桁1より足場枠の足場縦地6' を引き下げる
ことにより、ジョイント13と曲折展開部のジョイント
15を介し足場縦地6' に対し足場布地12,12' ,
12'',12''' が90°の縮少状態から180°の展
開状態に展開されて施工がスムーズ、且つ、安全裡に確
実に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、鉄道や高速道路等の
橋梁を所定長さにする場合にユニット長の橋桁を相互に
スプライスプレート等を介して連結する場合と溶接にて
連結する場合のジョイント施工用の足場の構造の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、山間林野部が多く、しか
も、長い海岸線に近接して平野部が限られた特殊の地勢
条件の我が国にあっては全国各地に亘りネットワーク的
に道路や鉄道網が敷設されており、したがって、かかる
道路や鉄道の構築に際しては山間林野部において多くの
橋梁の構築が避けられない。
【0003】而して、当該橋梁の構築に際しては図6に
示す様、先行橋桁1と後行架設橋桁1' を連結接続する
に、スプライスプレート2等を当該橋桁1,1' の側部
に添設して溶接やハイテンションボルトの締結等の作業
をジョイント部3に対して行うようにされ、当該ジョイ
ント作業には架設用足場5が必要とされる。
【0004】ところで、先行橋桁1の端部はベント4で
支持されているのに対し後行架設橋桁1' を吊り込んで
先行橋桁1とのジョイント部3の工事をスプライスプレ
ート2等に対して行うに際しては初期施工において架設
用足場5が無い状態であり(該種ベント4等に支持され
ている先行橋桁1に対しクレーン等により搬入されて該
先行橋桁1に対し接続される後行架設橋桁1' は架設足
場の組立解体時の作業が危険であり、且つ、組み立てら
れた足場の作業性が充分でなく、解体時も危険であるも
のであった。
【0005】而して、現実には図7,図8に示す様に、
一般的に先行橋桁1、及び、後行架設橋桁1' の可及的
近接部位の頂部に天秤5' を幅方向にトラバースして渡
設し、該各天秤5' に足場縦地6を吊設し、該足場縦地
6に対して所定ピッチで梯子状のステップ7,7を配設
して天秤枠8を形成し、該天秤枠8の足場縦地6の梯子
状の所定のステップ7,7間に足場板9を渡設し、作業
員10が天秤枠8のステップ7の外側をつたわって内側
に入り込み、足場板9を介してスプライスプレート2等
の溶接やハイテンションボルト締結や塗層等の所定の作
業を行うようにしていた。
【0006】勿論、該天秤枠8は先行橋桁1、及び、後
行架設橋桁1' の両側面に吊設されているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述架
設用のジョイントの施工用足場11においては先行橋桁
1、及び、後行架設橋桁1' の頂部にトラバースして幅
方向に天秤5を渡設し、その後、梯子状のステップ7を
有する足場縦地6を吊設する足場枠8を架設する工事が
必要であり、先行橋桁1はベント4に一応支持されては
いるものの、後行架設橋桁1' は不安定な姿勢であり、
したがって、桁ジョイント施工用の足場11の架設施工
は極めて安全性に乏しく、しかも、高所作業であるため
に熟練を要し、不測の墜落,落下事故等も起こりかねな
い可能性があるという危険性があり、又、施工精度にも
信頼性が充分におけないという難点があり、又、施工能
率の点から施工期間が長く、山間林野部における不測の
天候急変等の点からも施工期間が長くなるというネック
があった。
【0008】そして、結果的にコスト高に至るというデ
メリットがあった。
【0009】
【発明の目的】この発明の目的は上述従来技術に基づく
所定長の橋梁をユニット長の桁ジョイント部相互の連結
を介して構築にするに、先行橋桁と後行架設橋桁のジョ
イント施工用の架設足場の問題点を解決すべき技術的課
題とし、先行橋桁、又は、後行架設橋桁の端部近傍に予
め縮少状態で架設足場をセットしておき、当該ジョイン
ト部におけるスプライスプレートの溶接やハイテンショ
ンボルトの締結等の作業に際しては当該セットされてい
る架設用足場をワンタッチ的に展開し、所定にジョイン
トがスムーズに行われるようにして撤去も簡易に行わ
れ、次回施工に転用が可能であるようにして建設産業に
おける橋梁構築技術利用分野に益する優れた橋梁の桁ジ
ョイント施工用足場構造を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、先行橋桁と後行架設橋桁のジョ
イント施工部の橋桁上に渡設した天秤を介して吊下した
天秤枠に足場枠を組付された橋梁の桁ジョイント施工用
足場構造において、上記天秤枠が上記橋桁上から該橋桁
に連結するクランプブラケットを介して天秤に吊設され
た足場縦地と該天秤に回動自在に連係したピンシューに
基端部をピン枢支された一対のスライドバーとから成
り、而して、該天秤枠にクランプを介して曲折展開自在
な足場布地より成る足場枠が連係されているようにした
ことを基幹とし、上記天秤枠のスライドバーの先端にカ
ウンターウエイトが配設されているようにして、更に、
上記足場枠の足場縦地寄りの足場板にハッチがヒンジを
介して開閉自在に装備されているようにし、又、上記足
場枠に足場板と共に曲折展開自在な手摺が配設されてい
るようにし、更に、上記足場縦地と足場布地の曲折展開
部が90°〜180°の範囲で曲折展開するピン枢支構
造部とし、加えて、上記天秤枠と足場枠とが橋桁の桁ジ
ョイント施工部の少くとも一側に配設されているように
した技術的手段を講じたものである。
【0011】
【作用】而して、道路や鉄道等の橋梁の構築に際し、先
行橋桁に対し後行架設橋桁の接続をジョイント施工によ
り行うに際し当該先行橋桁、又は、後行架設橋桁の可及
的端部にその頂部にトラバースして天秤を渡設し、天秤
から橋桁に対して設けたクランプブラケットから梯子状
のステップを有する足場縦地を張設し、又、該クランプ
ブラケットのピンシューから基端をピン枢支したスライ
ドバーを延設し、該スライドバーの先端部分にはカウン
ターウエイトが配設され、又、該足場縦地の複数部位に
はピンを有するヒンジを介し90°〜180°の範囲で
曲折展開部を介し足場板を有することが可能な足場布地
を設け、先行橋桁と後行架設橋桁とを接合するに際し、
天秤から吊設した天秤枠と足場枠を各足場縦地と足場布
地のヒンジを介しワンタッチ的に展開し、先行橋桁と後
行架設橋桁の両側面の少くとも一方のジョイント施工部
を確実にカバー出来るように設置し、その際、足場枠の
周囲に沿って手摺も曲折展開自在に設け、又、足場縦地
の梯子状の所定のステップ間に渡設した足場板の足場縦
地に近い部位にはヒンジを介しハッチを設け、足場枠の
外側のステップを介し昇降する作業員が当該足場板にス
ムーズに、且つ、安全に移行して所定の作業をすること
が出来るようにし、又、ジョイントの施工が終了した場
合には、ヒンジを介し足場枠と天秤枠を折りたたみ姿勢
にして天秤を取り外すことにより解体撤去がスムーズに
行われ、次の橋梁の桁ジョイント施工に供することが出
来るようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この出願の発明の実施しよ
うとする形態を1実施例の態様として図1〜図5に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
【0013】尚、図6以下の態様と同一態様部分につい
ては同一符号を付して説明するものとする。
【0014】この出願の発明の橋梁の桁ジョイント施工
用足場は先行橋桁1、又は、後行架設橋桁の1' の端部
近傍に予めセットされる足場枠20と該足場枠20にク
ランプブラケット19' を介し組付解体自在にされてい
る足場枠20との組み合わせからなるものであり、当該
実施例においては橋桁の両側部のスプライスプレート2
に対する溶接や塗装やハイテンションボルト締め付け等
の諸工事を所定に行うために設けられる架設足場であ
る。
【0015】而して、その全体的な構造略図を図1の
(イ)に示す縮少姿勢で後行架設橋桁1' のジョイント
端部近傍に取り付けられた正面図(実際には側面図)を
示し、(ロ)はジョイント施工時に当該架設足場を展開
した正面図(実際には側面図)を示したものである。
【0016】而して、後行架設橋桁1' においては該後
行架設橋桁1' のジョイント部に近接した頂部部位にト
ラバース状態に天秤5' が渡設され、番桁等の後行架設
橋桁1' の端部に対する図3の(ヘ)に示すフォーク状
のクランプブラケット16を介して解体自在に固設さ
れ、該クランプブラケット16の上部には回転ブラケッ
ト18' を介しピンシュー17が設けられてスライドバ
ー18をピン14を介し回動自在に枢支されており、
又、該クランプブラケット16には足場枠20の足場縦
地6' がスライド自在に挿通されている。
【0017】尚、該足場縦地6' が後行架設橋桁1' の
頂部から相当長さ突出するような虞がある場合には、予
めジョイント式のオスメスネジを介し所定長さに取り除
くことが出来る等されている。
【0018】而して、該スライドバー18の中途部分に
はスライドシュー17' が上記クランプブラケット16
に上述同様の構造で取り付けられており、他の足場縦地
6'を相対的に上下方向にスライド自在にされており、
又、スライドバー18をスライドシュー17' が相対進
退スライド自在にしている。
【0019】そして、該スライドバー18の後端部には
カウンターウエイト18''が固設されており、該足場枠
20の開角折りたたみに際し伸縮開閉がスムーズに行わ
れるようにバランスをとり易くされている。
【0020】而して、一対の足場縦地6' ,6' の間か
ら直角方向にその中途部分で相対向して延設する足場布
地12,12' の基端部が該足場縦地6' ,6' に対し
図2の(ハ)に示す様な所定クランプジョイント13に
よりピン14を介し直交状態にTの字状に固設されてお
り、そして、該足場布地12,12' の内端部は両者を
連結する足場縦地6''の端部に対し、図2の(ロ)に示
す曲折展開部15によりピン14により曲折展開が90
°〜180°の範囲で曲折展開自在にされており、全開
姿勢状態においては足場縦地6''の直円部15' に足場
布地12''が当接して水平姿勢を維持することが出来る
ようにされている。
【0021】又、該一対の足場縦地6' ,6' の中途、
及び、端部部分において直交する足場布地12'',12
''' の他の足場縦地6''に対する90°直交する固定連
結状態と90°〜180°にかけて曲折展開自在にする
曲折展開部は図2の(ホ)の15に示す様に、当該図2
の(ニ)に示す曲折展開部15とは位置関係が逆関係に
されて同じく90°直交した状態から図1の(ロ)に示
す様に、水平姿勢にされて該足場布地6' ,6''、及
び、足場縦地12,12' ,12'',12''' に適宜に
足場板9を固設セットすることが出来るようにされてい
る。
【0022】尚、図4,図5に示す様に、天秤枠19と
足場枠20とは該天秤枠19の2本のメイン天秤5' と
サブ天秤5''の橋桁の両側に延設されている部分にクラ
ンプブラケット19' ,19' を介しクランプされ、
又、クランプブラケット16の回転ブラケット18' を
介し、所定に旋回動自在にされ、先行橋桁1側から作業
員が後行架設橋桁1' のクランプブラケット16に挿通
された先行橋桁1寄りの足場縦地6' を引き下げること
により、該足場縦地6' に直交状態に配設されている足
場布地12,12' ,12'',12''' は直交姿勢のジ
ョイント13,13,13…、及び、曲折展開部15,
15,15を介し90°縮少姿勢から180°展開され
た各開状態に図1の(イ)から(ロ)に示す様に、拡張
されてジョイント部3のスプライスプレート2を全体的
にカバーして所定の作業をし得る姿勢にされ、作業員1
0はクランプブラケット16,16から吊下された足場
枠20の梯子の各ステップ7を介して昇降し、所定に渡
設された足場板9の部位にてそのハッチ22をヒンジ2
3' を介し、該足場板9からスプライスプレート2の吊
設やハイテンションボルトの締め付け等の連結作業を所
定に行う。
【0023】尚、上述プロセスにおいてジョイント足場
の作業員10による一方の先行橋桁1側からの拡開作業
に際しては、スライドバー18がスライドシュー17を
スライドして進退するために、カウンターウエイト18
''が急激な足場縦地6' や足場布地12,12' 等の衝
突や損壊を防止し、衝撃を和らげスムーズな展開が行わ
れる。
【0024】このようにして図1の(イ)から(ロ)に
示す様に、展開されたジョイント施工用の足場が先行橋
桁1に対する後行架設橋桁1' の吊り込み接続に際し連
結ジョイント施工を行うに際し、足場が直ちにスムーズ
にセット出来、安全に、しかも、効率良く連結ジョイン
ト作業が行われる。
【0025】したがって、安全性も高く、施工能率も極
めて良好に行われ得るものである。
【0026】尚、足場枠20においては足場縦地6' や
足場布地12等の周囲に手摺21を配設するに際しては
図示はしていないが、該手摺21にも図2の(ハ)に示
すジョイント13や図2の(ニ),(ホ)に示す曲折展
開部15等を介して足場枠20の曲折展開に倣って同様
に曲折展開がなされるようにすることが出来るものであ
る。
【0027】又、足場板9については予め後行架設橋桁
1' にセットする固設足場の足場布地12に適宜にセッ
トしておくようにすることも可能である。
【0028】そして、ジョイント施工作業中は勿論のこ
と、架設足場の縮少状態から拡開状態にする作業中にお
いても橋桁1,1' の両面側に天秤5' の両端部を介し
足場枠20が一種の吊設状態で設けられることにより、
両側におけるバランスが良く、それだけ、安全性が高ま
り、作業能率が向上するということが充分に期待出来る
ものではあるが、橋桁の一方側において他方側にクラン
プブラケットを介し固定状態が維持出来るような保証状
態が現出される場合には、橋桁の一面側においてのみ架
設足場のセット拡開が行われることは勿論のことであ
る。
【0029】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、架設
足場は後行架設橋桁1' 側に先行橋桁1寄りに予めセッ
トしておくばかりでなく、先行橋桁1の後行架設橋桁1
' 寄りに予めセットしておくようにしても良く、要は先
行橋桁1、後行架設橋桁1' の架設等のジョイント部を
カバー出来るように縮少状態から拡開状態にし得るよう
に予めセットするようにすることが出来れば良い等種々
の態様が採用可能である。
【0030】又、設計変更的には橋桁の頂部に設置する
天秤5' は先行橋桁1寄りのクランプブラケットにピン
シューを設けるばかりでなく、サブ天秤や足場縦地の昇
降を許容するようにする等も可能であることは勿論のこ
とである。
【0031】そして、足場板のハッチ22はヒンジ23
' を介し上側に開くことも可能であるが、下側にも開く
ようにすることも工事の都合により自在であることは設
計的な自由な範囲である。
【0032】又、足場枠の側面に命綱を張ったり、救助
網を添設する等も自在である。
【0033】勿論、橋桁の両面側における架設足場の拡
開セットについては一方側は先行橋桁一側に予めセット
しておき、他方側は後行架設橋桁1' 側に予めセットす
るようにしておく等設計変更の範囲内である。
【0034】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に山間林野部や峡谷部における、或いは、都市部におけ
る鉄道や高速道路等の橋梁等を所定長構築するに際し、
各ユニットの橋桁を各ジョイント部を介し連結するに、
該ジョイント部の連結施工に際し架設足場が不可欠であ
るが、一般に先行橋桁に対し、後行架設橋桁は該先行橋
桁がベント等を介し安定した姿勢であるのに対し、後行
架設橋桁がクレーン等を介し吊り込み式に接続するため
に、そのジョイント部の施工に一方側の橋桁の頂部に天
秤をトラバース的に渡設し、該天秤から足場縦地等を吊
設し、該足場縦地に設けた梯子のステップを介し該ステ
ップ間に所定に渡設した足場板を介してスプライスプレ
ート等の溶接施工や塗装工事やハイテンションボルトの
締め付け工事を行うに際しては高所作業で極めて安全性
が低く作業能率が悪く、工期が長くなり、立地条件や天
候条件に左右されて施工精度も向上し在来態様がこの出
願の発明によれば、ベントに支持された先行橋桁に対し
後行架設橋桁をクレーン等により接続するに際し、その
一方の橋桁の頂部にトラバースして渡設した天秤に足場
縦地梯子のステップを有する足場縦地を有し、且つ、足
場布地を直交する固定ジョイントと曲折展開部を有し、
90°〜180°に曲折展開自在な足場枠を吊設したこ
とにより一方側の、例えば、先行橋桁側から後行架設橋
桁に予めセットした天秤から吊設した足場縦地を引き下
げることにより、足場枠が曲折展開部のヒンジジョイン
トを介し自然に足場布地が90°から水平状態に拡開
し、両橋桁のスプライスプレート等のジョイント部を充
分にカバーする架設足場が展開セット出来るという優れ
た効果が奏される。
【0035】しかも、一方側の橋桁に予めセットした足
場縦地にクランプブラケットを介し先端にカウンターウ
エイトを有するスライドバーをスライドシューを介し旋
回自在に設けたことにより、該スライドバーと天秤とで
天秤枠が構成され、該天秤枠に対し足場枠を拡開状態に
展開する際に急激なモーメント荷重による展開時の衝撃
が生ぜず、架設足場の交換や機能喪失が生じなく、スム
ーズな拡開状態が保証されるという優れた効果が奏され
る。
【0036】又、足場枠の周囲に曲折展開自在な手摺を
介設することにより該手摺も足場枠の拡開展開と同時に
拡開展開がなされ、ジョイント施工作業の安全性をより
高められるという優れた効果が奏される。
【0037】又、足場枠の足場縦地の梯子のステップに
渡設した足場板に該足場縦地に近くハッチを開閉自在に
設けたことにより、作業員が足場枠の梯子のステップを
単に外側から昇降するのみならず、架設等のジョイント
施工時における足場板からの作業が極めてし易く、作業
能率が向上するという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の架設足場の正面図(実際には
側面図)であり、(イ)橋桁に仮付け状態の縮少状態の
正面図であり、(ロ)は拡開時の正面図である。
【図2】足場縦地、及び、足場布地のジョイントの正面
図であり、(ハ)は直交する固定ジョイントの正面図で
あり、(ニ),(ホ)は90°〜180°の曲折展開を
行うジョイントの正面図である。
【図3】クランプブラケットの斜視図であり、(ヘ)は
天秤と足場縦地とスライドバーのクランプブラケットの
概略斜視図であり、(ト)は足場枠の天秤枠への取り付
けクランプブラケットの模式概略斜視図である。
【図4】天秤枠の概略斜視図である。
【図5】足場枠の概略斜視図である。
【図6】一般態様の先行橋桁と後行架設橋桁の接続態様
の模式側面図である。
【図7】従来技術に基づく先行橋桁と後行架設橋桁のジ
ョイント施工部の架設足場の模式正面図(実際には側面
図)である。
【図8】同部分側面図であり、(チ)は半断面側面図で
あり、(リ)は半断面平面図である。
【符号の説明】
1 先行橋桁 1' 後行架設橋桁 3 ジョイント部 5,5' 天秤 19 天秤枠 20 足場枠 11 ジョイント施工用架設足場 16 クランプブラケット 6' 足場縦地 17 ピンシュー 14 ピン 18 スライドバー 19 クランプブラケット 12,12' ,12'',12''' 足場布地 18'' カウンターウエイト 22 ハッチ 23' ヒンジ 21 手摺

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先行橋桁と後行架設橋桁のジョイント施工
    部の橋桁上に渡設した天秤を介して吊下した天秤枠に足
    場枠を組付された橋梁の桁ジョイント施工用足場構造に
    おいて、上記天秤枠が上記橋桁上から該橋桁に連結する
    クランプブラケットを介して天秤に吊設された足場縦地
    と上記天秤に回動自在に連係したピンシューに基端部を
    ピン枢支された一対のスライドバーとから成り、而して
    該天秤枠にクランプを介して曲折展開折りたたみ自在な
    足場布地より成る足場枠が連係されていることを特徴と
    する橋梁の桁ジョイント施工用足場構造。
  2. 【請求項2】上記天秤枠のスライドバーの先端にカウン
    ターウエイトが配設されていることを特徴とする請求項
    1記載の橋梁の桁ジョイント施工用足場構造。
  3. 【請求項3】上記足場枠の足場縦地寄りの足場板にハッ
    チがヒンジを介して開閉自在に装備されていることを特
    徴とする請求項1記載の橋梁の桁ジョイント施工用足場
    構造。
  4. 【請求項4】上記足場枠に足場板と共に曲折展開自在な
    手摺が配設されていることを特徴とする請求項1記載の
    橋梁の桁ジョイント施工用足場構造。
  5. 【請求項5】上記足場枠の曲折展開部が90°〜180
    °の範囲で曲折展開するピン枢支構造部とされているこ
    とを特徴とする請求項1記載の橋梁の桁ジョイント施工
    用足場構造。
  6. 【請求項6】上記天秤枠と足場枠とが橋桁の桁ジョイン
    ト施工部の少くとも片側一側に配設されていることを特
    徴とする請求項1記載の橋梁の桁ジョイント施工用足場
    構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114351600A (zh) * 2022-03-03 2022-04-15 赵亚玲 基于公路桥梁湿接缝施工用折叠式外挂篮
CN114589377A (zh) * 2022-04-20 2022-06-07 安徽马钢设备检修有限公司 一种桥式起重机主梁开裂处在线焊接装置及在线焊接方法

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