JPH118113A - マグネット用組成物、その組成物より成るマグネット、及びその製造方法 - Google Patents

マグネット用組成物、その組成物より成るマグネット、及びその製造方法

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JPH118113A
JPH118113A JP17326197A JP17326197A JPH118113A JP H118113 A JPH118113 A JP H118113A JP 17326197 A JP17326197 A JP 17326197A JP 17326197 A JP17326197 A JP 17326197A JP H118113 A JPH118113 A JP H118113A
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magnet
powder
magnetic
fluororesin
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JP17326197A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ishiguro
顕一 石黒
Takeshi Imamura
剛 今村
Makoto Nakamura
誠 中村
Kyota Hizuka
恭太 肥塚
Kenji Narita
研二 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形が少なく、寸法精度が高く、高磁力の得
られるマグネットを提供することを目的とする。 【解決手段】 非結晶性エラストマーから成るバインダ
ー、磁性粉及びフッ素樹脂粉を含有するマグネット用組
成物を押し出し成形機のシリンダ1に供給し、これをス
クリュー1Aによって加圧し、ニップル2及び配向ダイ
3を通して押し出してローラ状のマグネットを製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネット用組成
物、その組成物より成るマグネット、及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ或いはファクシミ
リなどの画像形成装置、或いはその他の各種機械機器に
おいて、樹脂又はゴム、又はその両者から成るバインダ
ーで成形されたマグネットが多用されている。例えば、
像担持体表面に形成された静電潜像を現像装置によって
トナー像として可視像化する画像形成装置においては、
その現像装置にこの形式のマグネットが使用されてい
る。また像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に
転写した後、その像担持体表面に残留する転写残トナー
を像担持体表面から除去するクリーニング装置にかかる
マグネットを用いることもある。このようなマグネット
は、プラスチックマグネット又はゴムマグネット、或い
はこれらを総称して、プラスチックマグネットなどと称
せられている。
【0003】このように各種の技術分野において使用さ
れるこの種のマグネットは、ハードフェライトまたは希
土類金属間化合物から成る磁性粉を樹脂ないしはゴムと
混合した材料を、押し出し成形や射出成形により、必要
な形状の成形品とした後、必要に応じて、その成形品を
着磁して所定の磁気特性を付与することにより製造され
ている。こうしたマグネットに含まれるフェライトある
いは希土類金属間化合物の単位胞は、一般的に一軸異方
性の性質を持っている。そのため、高磁力を有するマグ
ネットを得るには、成形を磁場中で行い、材料中の磁性
粉を配向させて、その向きを揃えることが重要である。
従って、高い磁気特性の望まれるマグネットのほとんど
は、磁場を印加しながら押し出し成形または射出成形を
行う磁場配向成形によって製造される。
【0004】磁場中射出成形では、溶融した樹脂材料に
磁場を印加して配向を行った後、磁性粉の向きが保持さ
れる程度の粘度となるまで金型内で冷却を行うため、成
形されたマグネットの磁気特性は特に高いものとなる。
【0005】一方、磁場を印加しながら押し出し成形す
る磁場中押し出し成形では、磁性粉の配向が乱れてしま
う程度の粘度のまま押し出し成形機のダイからマグネッ
トを押し出してしまうために、成形されたマグネットの
磁気特性は射出成形したものに比べて低くなるのが一般
的である。しかしながら押し出し成形したマグネット
は、射出成形したものに比べると、(1)連続成形のた
めマグネット1個あたりの加工時間が短いことや、
(2)金型構造が簡単でかつ小型であるため金型費用が
安いこと等の利点があり、これらの利点を活かすために
磁気を向上させることが課題となっている。
【0006】樹脂中の磁性粉を配向ダイにより配向させ
てマグネットを製造する磁場中押し出し成形では、例え
ば、図1及び図2に示すような押し出し成形機が用いら
れる。ここに示した押し出し成形機は、一軸押し出し成
形機であって、そのシリンダ1に供給された材料がスク
リュー1Aによって加圧され、ニップル2、配向ダイ3
を通して押し出し成形され、マグネットが製造される。
4は磁場発生コイル、5はヨーク、5Aは非磁性体より
成るスペーサであり、これによって材料が配向ダイ3を
通るとき、材料中の磁性粉が配向される。Rは材料の押
し出し方向である。
【0007】このような磁場中押し出し成形では、材料
中の磁性粉を配向させるため、配向ダイ3から押し出さ
れた成形品は樹脂温度が高く、粘度が低い状態にある。
このため、配向ダイ出口で発生している押し出し方向の
磁場、樹脂自身が内包している応力、及びその重力によ
り、配向ダイを出た成形品に変形が生じ、所望の形状の
マグネットが得られなかったり、変形がなくとも磁性粉
の配向が乱されて磁気特性が低下してしまう。
【0008】図7は、その前者の不具合を模式的に示し
ており、この図における矢印B1は、所定の配向磁場の
磁力線を示し、配向ダイ3内の材料6は、その所定の磁
場中を通るが、配向ダイ3の出口近傍にも、矢印B2で
示す如き望ましくない磁場が発生し、その押し出し方向
の成分の影響を受けて成形品6Aが変形する。また図8
は後者の不具合を示しており、望ましいなく磁場B2の
影響によって、成形品6A中の磁性粉7の配向が乱され
ている様子を模式的に示すものである。図8におけるB
1も、所定の配向磁場の磁力線を示している。
【0009】また、配向ダイの内面と材料外周部との接
触抵抗により材料が配向ダイへ引っかかり、完成したマ
グネットの表面が荒れたり、材料外周部の樹脂の流れが
遅延し、材料径方向断面での流速差が生じ、磁性粉の配
向が乱されて磁気特性が低下することもある。図9は、
配向ダイ3内の材料6の押し出し方向Rの流速Vに差が
生じ、材料6中の磁性粉7の配向が乱されたときの様子
を模式的に示している。
【0010】さらに、多極に配向された成形品の場合、
充分に冷却固化されないと成形品自身の磁場によっても
変形が生じたり、磁性粉の配向が乱されて磁気特性が低
下する。図10の(a)は、所定の形態に成形された4
極配向時の成形品6Aより成るマグネットを示し、図1
0の(b)は、成形品自身の磁場によって変形した押し
出し成形品6Aより成るマグネットを示す。
【0011】マグネット材料には、成形機内での材料の
流動性を良くして加工を容易にするため、通常、金属
塩、脂肪酸アミドなどの滑剤が添加されている。配向ダ
イから押し出された成形材料は、これらの滑剤により流
動性が大きくなって、滑剤を添加していない材料に比べ
て変形が一層大きくなったり、磁気特性が一層低下す
る。成形材料に滑剤を添加しなければ、成形品の変形
や、磁気特性の低下の度合を小さくすることができるよ
うに考えられるが、高磁力を狙ったマグネット材料では
磁性粉が80%以上含まれているので、滑剤無添加では
材料流動性が非常に悪くなり、押し出し成形時に、材料
と配向ダイとの接触抵抗により、成形されたマグネット
の表面に荒れやボイドやクラックが発生してしまう。マ
グネットの表面磁力には、そのマグネット表面付近に存
在する配向している磁性粉の寄与が大きいので、表面の
荒れやボイドやクラックは外観を損なうだけでなく、磁
力も低下させることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、変形が少なく、かつ磁力の大きなマグネットを製造
できるマグネット用組成物を提供することにある。
【0013】本発明の第2の目的は、変形が少なく、か
つ磁力の大きなマグネットを提供することにある。
【0014】本発明の第3の目的は、変形が少なく、か
つ磁力の大きなマグネットを製造する方法を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、非結晶性エラストマーから成るバイ
ンダー、磁性粉及びフッ素樹脂粉を含有することを特徴
とするマグネット用組成物を提案する(請求項1)。
【0016】その際、上記請求項1に記載のマグネット
用組成物において、フッ素樹脂粉が四フッ化エチレン樹
脂、パーフルオロエチレンプロピレン樹脂、パーフルオ
ロアルコキシ樹脂から選ばれる少なくとも1つからなる
と有利である(請求項2)。
【0017】さらに、上記請求項1又は2に記載のマグ
ネット用組成物において、フッ素樹脂粉が粒径1μm以
下の微粒子であると有利である(請求項3)。
【0018】また、上記請求項1乃至3のいずれかに記
載のマグネット用組成物において、バインダーである非
結晶性エラストマーが、エチレンエチルアクリレート共
重合体を100重量%としてエチルアクリレート含量が
20〜40重量%であるエチレンエチルアクリレート共
重合体であると有利である(請求項4)。
【0019】また、本発明は、上記第2の目的を達成す
るため、請求項1乃至4のいずれかに記載の組成物を押
し出し成形してなることを特徴とするマグネットを提案
する(請求項5)。
【0020】さらに、本発明は、上記第3の目的を達成
するため、非結晶性エラストマー、磁性粉及びフッ素樹
脂粉の混合物あるいは混練物を、非結晶性エラストマー
の軟化点より高くフッ素樹脂の融点より低い温度で磁場
中押し出し成形することを特徴とするマグネットの製造
方法を提案する(請求項6)。
【0021】同じく、本発明は、上記第3の目的を達成
するため、非結晶性エラストマーの粉体と、磁性粉及び
フッ素樹脂粉の混合物あるいは混練物を、非結晶性エラ
ストマーの軟化点より高くフッ素樹脂の融点より低い温
度で磁場中押し出し成形することを特徴とするマグネッ
トの製造方法を提案する(請求項7)。
【0022】さらに、本発明は、上記第3の目的を達成
するため、エチレンエチルアクリレートの共重合体の粉
体と、マグネット全体を100重量%として4重量%を
越えないフッ素樹脂粉と、90重量%以上の磁性粉から
成る混練物で、温度250℃、荷重10kgでのメルト
フローレートが15〜55g/10分である混練物を、
シリンダ温度150〜200℃で磁場中押し出し成形す
ることを特徴とするマグネットの製造方法を提案する
(請求項8)。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を説明
する。
【0024】先ず、マグネット用組成物から明らかにす
るが、これらの組成物は、これを材料とし、例えば図1
及び図2に示した一軸押し出し成形機を用いてマグネッ
トを製造できるものである。すなわち、先にも説明した
ように、図1に示したシリンダ1に供給した材料をスク
リュー1Aによって矢印R方向に加圧し、ニップル2、
配合ダイ3を通して押し出し成形してマグネットを製造
する。図1における4は磁場発生コイルであり、また5
はヨーク、5Aは非磁性体のスペーサであって、これら
によって構成される配向ダイ3を材料が通るとき、後述
する材料中の磁性粉が配向されることは前述の通りであ
る。
【0025】ここで、上述のように成形されるマグネッ
ト用組成物は、非結晶性エラストマーから成るバインダ
ー、磁性粉及びフッ素樹脂粉を含有する(請求項1)。
【0026】フッ素樹脂は、押し出し成形機のダイ内壁
面に対する摩擦係数が他の樹脂に比べて小さい。かかる
フッ素樹脂粉と、磁性粉と、フッ素樹脂より融点の低い
非結晶性エラストマーであるバインダーからなる組成物
から、フッ素樹脂の融点より低い温度での磁場中押し出
し成形によりマグネットを製造する。その際、バインダ
ーが可塑化していてもフッ素樹脂が固体のまま存在する
ことにより、配向ダイ3から出てきたマグネットの粘度
を大きくし、マグネットの変形、磁性粉の配向の乱れを
小さくすることが可能となる。
【0027】また、フッ素樹脂は他の樹脂より摩擦係数
が小さいため、成形時に材料と配向ダイ3との接触抵抗
を小さくすることができるので、成形品表面に荒れが生
じたり、成形品中の磁性粉の配向に乱れが生じるのを防
ぎ、磁力の大きいマグネットを得ることが可能となる。
【0028】バインダーがエラストマー樹脂であること
により、エラストマーの融点付近でも充分な柔軟性を持
つため、エラストマー融点近くの温度でも配向ダイ内で
材料が固まることなく磁場中押し出し成形を行うことが
できる。エラストマー融点近くの温度で成形できれば、
配向ダイ3から出てきた成形品を迅速に融点以下まで冷
え固まらせることができるので、成形品の変形や、磁性
粉の配向の乱れが生じるのを、より一層防ぐことが可能
となる。
【0029】また、エラストマーの柔軟性により、成形
材料が磁性粉及びフッ素樹脂粉を多量に含んでいても、
マグネットにクラックが発生しにくくなり、磁力の大き
いマグネットを得ることが可能となる。エラストマーは
配向ダイ3に粘着しやすいという欠点があるが、摩擦係
数の小さいフッ素樹脂粉が成形材料外周面に存在するこ
とにより成形材料外周面と配向ダイ内面の粘着を防ぐ。
【0030】次に、上述したマグネット用組成物におい
て、フッ素樹脂粉が、四フッ化エチレン樹脂(以下、P
TFEと記す)、パーフルオロエチレンプロピレン樹脂
(同じく、FEPと記す)、パーフルオロアルコキシ樹
脂(同様にPFAと記す)から選ばれた少なくとも1つ
から成ると有利である(請求項2)。
【0031】PTFE、FED、PFAは、一般に次の
化1乃至化3の構造式で表わされる。
【化1】
【化2】
【化3】 (式中、Rfはパーフルオロアルキル基である)
【0032】マグネット用組成物のフッ素樹脂が、PT
FE、FEP、PFAのいずれかか、またはこれらの混
合物であると、PTFE、FEP、PFAは、それぞれ
高融点樹脂であり、上記の構造式で示されるように、分
子中の炭素原子がフッ素原子だけか、またはほぼフッ素
原子にだけ結合し、炭素鎖がフッ素原子に覆われてい
る。そのために、これらのフッ素樹脂は、フッ素樹脂の
中でも特に摩擦係数が小さいため、フッ素樹脂の融点よ
り低い温度での磁場中押し出し成形によりマグネットを
製造する際に、特に、成形材料と配向ダイ3との接触抵
抗を小さくすることができる。
【0033】例えば、PTFEは、ASTM試験法で動
摩擦係数が0.10と小さい。従って、このマグネット
用組成物は、バインダーが溶融してもフッ素樹脂がその
まま粒子で存在することにより、配向ダイ3から出てき
たマグネットの粘度を大きくしてマグネットの変形及び
磁性粉の乱れを小さくすることができ、しかも、押し出
し材料と配向ダイ3との接触抵抗を小さくして材料流速
差による磁性粉の配向の乱れを小さくでき、かつマグネ
ットの表面荒れを防止できる。
【0034】また、上述した各マグネット用組成物にお
いて、フッ素樹脂粉が1μm以下の微粒子であると特に
有利である(請求項3)。
【0035】マグネットに使用される磁性粉は、工業的
には磁性体を粉砕することにより得られているため、そ
の磁性粉の粒径が1μmより小さくなると、磁性粉表面
の結晶格子の歪んでいる部分が磁性粉1粒当たりに占め
る割合が大きくなり磁気性能が低下する。また、磁性粉
が希土類金属間化合物の場合、磁性粉表面の酸化によ
り、やはり磁気性能は低下する。このために、磁性粉の
粒径は1μm以上であることが多い。
【0036】フッ素樹脂粉の粒径が1μm以下である
と、フッ素樹脂はバインダー中でフッ素樹脂より大きな
磁性粉の粒子の間を補うように存在することになり、マ
グネット中の磁性粉の充填率を損なうことなく磁性粉と
混在することができる。これによって、単位体積当りの
磁性粉の量を増やすことができ、マグネットの磁力を高
めることが可能となる。また、フッ素樹脂の融点より低
い温度での磁場中押し出し成形によりマグネットを製造
する際に、摩擦係数の低いフッ素樹脂によって材料と配
向ダイ3との接触抵抗を小さくすることができる。
【0037】また、上述した各マグネット用組成物にお
いて、非結晶性エラストマーからなるバインダーを、エ
チレンエチルアクリレート共重合体を100重量%とし
てエチルアクリレート含量が20〜40重量%であるエ
チレンエチルアクリレート共重合体とすると有利である
(請求項4)。
【0038】この共重合体は、結晶化度が20%以下の
エラストマーであり、広い温度範囲での柔軟性があるた
め、成形時のマグネット材料の変形が小さく、環境変動
下でもクラックを発生しない磁力の大きいマグネットを
得ることができる。
【0039】前述のように、上述した各マグネット用組
成物は、押し出し成形され、これによってマグネットが
製造される(請求項5)。非結晶性エラストマーから成
るバインダー、磁性粉、フッ素樹脂粉を押し出し成形し
てマグネットを構成することにより、磁力が大きく変形
が少ないマグネットを得ることができる。
【0040】また、非結晶性エラストマー、磁性粉及び
フッ素樹脂粉の混合物あるいは混練物を、非結晶性エラ
ストマーの軟化点より高くフッ素樹脂の融点より低い温
度で磁場中押し出し成形してマグネットを製造すること
により、磁力が大きく、変形が少ないマグネットを得る
ことができる(請求項6)。
【0041】以上説明した組成物をマグネットの成形の
ために用いるとき、その非結晶性エラストマーは、粉体
であってもペレットであってもよいが、これを粉体と
し、かかる非結晶性エラストマーの粉体と、磁性粉及び
フッ素樹脂粉の混合物あるいは混練物を、非結晶性エラ
ストマーの軟化点より高くフッ素樹脂の融点より低い温
度で磁場中押し出し成形してマグネットを製造すると特
に有利である(請求項7)。
【0042】粉体の非結晶性エラストマーを磁性粉と混
合あるいは混練することにより、ペレット形状の非結晶
性エラストマーと磁性粉を混合あるいは混練した場合よ
りも磁性粉を材料中に均一に分散させることができる。
特に混練時、材料の磁性粉の含有量がマグネット全体を
100重量%として90重量%以上になっても磁性粉を
材料中に均一に分散することができる。これにより成形
時に圧力変動が小さくなり、押し出し方向で磁力・形状
の変動の小さいマグネットを得ることが可能となる。ま
た、成形式の圧力変動が小さいことにより異方性を持つ
磁性粉を安定して配向させることができるので、磁力の
大きなマグネットを得ることが可能となる。
【0043】さらに、エチレンエチルアクリレートの共
重合体の粉体と、マグネット全体を100重量%として
4重量%を越えないフッ素樹脂粉と、90重量%以上の
磁性粉から成る混練物で、温度250℃、荷重10kg
でのメルトフローレートが15〜55g/10分である
混練物を、シリンダ温度150〜200℃で磁場中押し
出し成形することによりマグネットを製造すると有利で
ある(請求項8)。
【0044】この製造方法によれば、異方性の磁性粉を
充分に配向させると共に、マグネットの変形及び表面の
荒れ、磁性粉の配向乱れがほとんど生じない範囲に、配
向ダイ3から出た直後の成形材料の粘度がなるよう、成
形の際のダイ通過時の材料粘度を収めることが可能とな
る。従って、表面の荒れ、変形が少なく、磁力の大きい
マグネットを得ることが可能となる。
【0045】以上、図1及び図2に示した押し出し成形
機によって上述の各組成物を成形する方法と、製造され
たマグネットを説明したが、これ以外の各種成形機によ
ってマグネットを成形することもできる。例えば、配向
ダイ内で成形材料を冷却固化を行い、磁性粉の配向を保
持する押し出し成形機や、配向ダイの先端に冷却ダイ又
は冷却装置を設置したものなども用いることができる。
【0046】より具体的に示すと、図3に示すように、
配向ダイ3の材料押し方向Rの下流側に冷却ダイ8を接
続した押し出し成形機を用い、この冷却ダイ8によっ
て、配向ダイ3を通過した材料を冷却し、押し出された
成形品の変形、及びその磁性粉の配向の乱れを防止でき
るようにしてもよい。
【0047】上述のように冷却ダイ8などを用いて材料
を冷却すると、従来は、その材料の樹脂とダイが接触す
るために、樹脂の外周部から冷却され、その外周部と中
心部とで材料の流速差が大きくなり、配向ダイで配向さ
れた磁性粉が乱されてしまうおそれがあったが、材料と
して摩擦係数の小なるフッ素樹脂を含む前述の各組成物
を用いると、その材料とダイの接触抵抗を小さくできる
ので材料の流速差が従来のように大きくなることを阻止
でき、磁性粉が乱されることを防止できる。
【0048】また、配向ダイ3から押し出された成形
品、すなわちマグネットを液体などの流体によって冷却
する押し出し成形機を用いることもできる。その際、従
来は配向ダイから押し出された成形品を直ちに流体によ
って冷却しないと、前述のように、配向ダイ出口付近の
磁場や成形品自身の磁場、樹脂自身が内包している応
力、及びその重力によって成形品が変形したり、磁性粉
の配向が乱されるおそれがあった。ところが、このよう
に配向ダイを出た成形品に対し、直ちに流体を当てる
と、その近傍に位置する配向ダイの熱が流体に奪われ、
そのダイの温度が過度に低下するおそれがある。
【0049】ところが、前述の各組成物を材料として用
いれば、そのフッ素樹脂により、配向ダイ3を出た直後
の成形品の粘度が大きくなるので、配向ダイ3を出た成
形品の変形や磁性粉の配向の乱れを防止でき、従って配
向ダイ3を出た直後の成形品に流体を当てるのではな
く、配向ダイ3から離れた位置で、成形品に流体を当て
ることが可能となる。このようにして、流体によって配
向ダイの温度を過度に下げてしまう不具合の発生を阻止
することができる。
【0050】さらに、特開平6−99520号公報に開
示されているように、成形空間中心部に中空部形成用コ
アを配し、樹脂層の厚みを薄くすると共に、ダイとコア
とによる内外面両方からの冷却作用により、押し出しダ
イ内の成形空間を通過する成形材料の径方向における温
度差を小さくし、もって、成形空間を通過する材料の流
速差を小さくし、配向した磁性粉が機械的に乱されるの
を防ぐ方法が公知であるが、かかる方法によって、前述
の各組成物を材料としてマグネットを製造することもで
きる。
【0051】また同公報に開示されているように、溶融
材料の径方向外周部とダイの成形空間内面間に、成形温
度において溶融材料よりも流動性の高い滑剤を介在させ
て、材料とダイ内面との接触抵抗を緩和させる方法も公
知であるが、この方法によって前述の各組成物を製造す
ることもできる。
【0052】さらに、特開平4−291382号公報に
開示されているように、マグネット材料に増粘用微粒子
を混合し、その増粘用微粒子としてシリカ、アルミナ、
炭酸カルシウム、含水けい酸のいずれかを用いる方法が
提案されているが、この方法によって本発明に係るマグ
ネットを製造することもできる。これによってダイから
出てきたマグネットの粘度を一層大きくでき、その変形
をより効果的に防ぐことができ、磁性粉の配向の乱れを
より一層低減することが可能となる。
【0053】このように、いずれの押し出し成形法を採
用したときも、ダイから出た成形品が大きく変形するこ
とを阻止し、完成したマグネットの磁気特性及び形状寸
法精度を高めることができる。
【0054】
【実施例】次に、本発明の実施例と比較例を図面を参照
して説明するが、本発明がこの実施例のみに限定されな
いことは勿論である。
【0055】実施例及び比較例として、図4及び図5に
示すように多極に磁気配向され、円周方向に非対称性の
磁気特性を持つマグネットローラ10を作製した。この
マグネットローラ10は、直径D=15mm、内径d=8
mm、長さL=300mmの円筒形のマグネット11を、直
径d=8mm、長さL′=370mmの鉄製芯金12にかぶ
せたものである。図4における破線は、マグネット11
の磁極の位置を示し、S,Nはその極性を示しており、
Pはその磁束密度を表わしている。
【0056】なお、このようなマグネットローラ10
は、例えば、非磁性の現像スリーブ内に挿入され、これ
らが画像形成装置の現像装置に組込まれて使用されるも
のである。そして、そのマグネットローラを固定し、現
像スリーブを回転駆動しながら、その表面にトナーとキ
ャリアを有する二成分系現像剤を担持して搬送し、その
現像剤によって、像担持体表面の静電潜像をトナー像と
して可視像化する。
【0057】実施例:マグネット材料の磁性粉として異
方性ストロンチウムフェライト(戸田工業株式会社製F
H801)900部(重量部)を用意した。バインダー
としては、エチレンエチルアクリレート共重合体(以降
EEAと表記)(三井デュポンポリケミカル株式会社製
A−709)100部を用意した。また、滑剤としてス
テアリン酸Zn(株式会社サトー商事SZ−2000)
1部を用意した。
【0058】磁性粉は希土類金属間化合物等でも構わな
い。バインダーは、他の非結晶性エラストマーでも構わ
ない。滑剤も上述したもの以外のものでもよいし、添加
量も本実施例に限定されず、また無添加でも構わない。
また、上記以外の滑剤と併用しても構わない。この他、
酸化防止剤、可塑剤等の添加剤を加えてもよい。
【0059】またフッ素樹脂粉としては粒径0.4〜
0.7μmのPTFE(株式会社喜多村製KTL−50
0F)5部を用意した。フッ素樹脂はPTFE以外のも
のでも構わないし、添加量も本実施例に限定されない。
ただし、磁性粉含量を落とさず、材料の粘度を磁性粉の
配向及び材料の可塑性を妨げるまでに大きくし過ぎない
ためには、フッ素樹脂の添加量は10部を越えないのが
望ましい。
【0060】これらの材料を混合機で混合したものを一
軸混練機に投入し、その混練機のシリンダの温度を18
0℃とし、これによって材料を加熱溶融混練し、この混
練機から出てきた材料を造粒機で4mmほどのペレットに
した。このペレットを、図1に示した配向ダイ3を有す
る一軸押し出し成形機のシリンダ1に投入し、170℃
で磁場中押し出し成形を行い、図4に示されているよう
に、多極に配向され、円周方向に非対称の磁気特性を持
つ直径15mm、内径8mmのマグネットを作製した。その
後、この円筒形のマグネットを長さ300mmになるよう
切断してマグネット11を得た。そして、このマグネッ
ト11内に直径が8mm、長さが370mmの鉄製の芯金1
2を圧入し、マグネットローラ10とした。
【0061】比較例:マグネット材料の磁性粉として異
方性ストロンチウムフェライト900部、バインダーと
してEEA100部、滑剤としてステアリン酸Zn1部
をそれぞれ用意した。これらの材料を混合機で混合した
ものを一軸混練機に投入し、シリンダ温度180℃で加
熱溶融混練し、混練機から出てきた材料を造粒機で4mm
ほどのペレットにした。このペレットを材料として、実
施例と同様の工程で、同寸法のマグネットローラ10を
作製した。
【0062】比較結果:マグネットローラ10の変形の
度合いを示す指標として、図6に示すように円周方向で
マグネットの山、谷部分の肉厚T1,T2を測定し、山の
測定値と隣接する両側の谷の測定値の平均値の差を各山
に対して算出したものの平均値を変形量と定義し、実施
例と比較例を比較した。また、マグネットローラ10の
磁力を表わす指標として、磁力測定機のプローブを各マ
グネットローラ10で磁力最大の極に突き当てて測定し
た際の表面磁力について実施例と比較例を比較した。上
述の実施例と比較例それぞれ3本ずつのマグネットロー
ラについて、変形の度合いと最大磁力を比較した結果が
次の表1である。
【0063】
【表1】
【0064】表1から、実施例のマグネットローラは比
較例のマグネットローラより変形が少なく、磁力が大き
いことを理解できる。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載のマグネット用組成物を
用いると、摩擦係数が他の樹脂より小さいフッ素樹脂粉
と、磁性粉と、フッ素樹脂より融点の低い非結晶性エラ
ストマーであるバインダーからなる組成物から、フッ素
樹脂の融点より低い温度での磁場中押し出し成形により
マグネットを製造する際に、非結晶性エラストマーであ
るバインダーが可塑化していてもフッ素樹脂が固体のま
ま存在することにより、配向ダイから出てきた非結晶性
エラストマーの粘度を大きくし、マグネットの変形、磁
性粉の配向の乱れを小さくすることができる。しかも、
成形材料と配向ダイとの接触抵抗を小さくし、成形品表
面に荒れが生じたり、成形品中の磁性粉の配向に乱れが
生じるのを防ぐことができ、変形が小さく磁力の大きい
マグネットを得ることが可能となる。
【0066】また、バインダーがエラストマー樹脂であ
ることにより、エラストマーの融点付近でも充分な柔軟
性を持つため、エラストマーの融点近くの温度でも配向
ダイ内で材料が固まることなく磁場中押し出し成形を行
うことができる。エラストマーの融点近くの温度で成形
できれば、配向ダイから出てきた成形品を迅速に融点以
下まで冷え固まらせることができるので、成形品の変形
や、磁性粉の配向の乱れが生じるのを、より一層防ぐこ
とができる。
【0067】また、エラストマーの柔軟性により、成形
材料が磁性粉及びフッ素樹脂粉を多量に含んでいても、
マグネットにクラックが発生しにくいため、磁力の大き
いマグネットを得ることが可能となる。エラストマーは
配向ダイに粘着しやすいという欠点があるが、摩擦係数
の小さいフッ素樹脂粉が成形材料外周面に存在すること
により成形材料外周面と配向ダイ内面の粘着を防ぐこと
ができる。
【0068】また、請求項2に記載のマグネット用組成
物は、フッ素樹脂として、特に摩擦係数の小なるものを
用いたので、かかる組成物より成る成形材料と配向ダイ
の接触抵抗を効果的に小さくでき、マグネットの表面荒
れをより効果的に防止できる。
【0069】請求項3に記載のマグネット用組成物によ
れば、フッ素樹脂粉の粒径が1μm以下であるため、フ
ッ素樹脂はバインダー中でフッ素樹脂より大きな磁性粉
の間を補うように存在することになり、マグネット中の
磁性粉の充填率を損なうことなく磁性粉と混在すること
ができる。また、その融点より低い温度での磁場中押し
出し成形によりマグネットを製造する際に、材料と配向
ダイとの接触抵抗を小さくすることができる。
【0070】請求項4に記載のマグネット用組成物によ
ると、非結晶性エラストマーからなるバインダーとし
て、エチレンエチルアクリレート共重合体を100重量
%としてエチルアクリレート含量が20〜40重量%で
あるエチレンエチルアクリレート共重合体を用いること
により、成形時の変形が小さく、環境変動下でもクラッ
クを発生しない磁力の大きいマグネットを得ることがで
きる。
【0071】請求項5に記載のマグネットによると、そ
の磁力を大きくし、かつ変形を少なくすることができ
る。
【0072】請求項6に記載のマグネットの製造方法に
よれば、磁力が大きく、変形の少ないマグネットを得る
ことができる。
【0073】請求項7に記載のマグネットの製造方法に
よれば、成形時に圧力変動が小さくなり、押し出し方向
での磁力、形状の変動の小さいマグネットが得られる。
また成形式の圧力変動が小さいことにより、異方性を持
つ磁性粉を安定して配向させることができ、磁力の大き
なマグネットを得ることができる。
【0074】請求項8に記載のマグネットの製造方法に
よれば、表面の荒れ、変形が特に少なく、しかも磁力の
大きなマグネットを得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁場中押し出し成形機の一例を示す断面図であ
って、従来例と本発明実施例の説明に供した図である。
【図2】図1の垂直横断面図である。
【図3】冷却ダイを用いた例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例と比較例のマグネットローラと
その磁気特性を示す説明図である。
【図5】図4に示したマグネットローラの正面図であ
る。
【図6】本発明の実施例と比較例のマグネットローラの
変形の度合いの算出方法を示す説明図である。
【図7】押し出し方向の磁場が成形品に与える影響を示
す断面説明図である。
【図8】押し出し方向の磁場が成形品に与える影響を示
す断面説明図である。
【図9】ダイ内面と材料外周部との接触抵抗が磁性粉の
配向に与える影響を示す断面説明図である。
【図10】4極配向時の押し出し成形品の変形の様子を
説明する図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 11 マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 肥塚 恭太 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 成田 研二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非結晶性エラストマーから成るバインダ
    ー、磁性粉及びフッ素樹脂粉を含有することを特徴とす
    るマグネット用組成物。
  2. 【請求項2】 フッ素樹脂粉が四フッ化エチレン樹脂、
    パーフルオロエチレンプロピレン樹脂、パーフルオロア
    ルコキシ樹脂から選ばれる少なくとも1つからなること
    を特徴とする請求項1に記載のマグネット用組成物。
  3. 【請求項3】 フッ素樹脂粉が粒径1μm以下の微粒子
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のマグネ
    ット用組成物。
  4. 【請求項4】 バインダーである非結晶性エラストマー
    が、エチレンエチルアクリレート共重合体を100重量
    %としてエチルアクリレート含量が20〜40重量%で
    あるエチレンエチルアクリレート共重合体であることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマグネッ
    ト用組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の組成
    物を押し出し成形してなることを特徴とするマグネッ
    ト。
  6. 【請求項6】 非結晶性エラストマー、磁性粉及びフッ
    素樹脂粉の混合物あるいは混練物を、非結晶性エラスト
    マーの軟化点より高くフッ素樹脂の融点より低い温度で
    磁場中押し出し成形することを特徴とするマグネットの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 非結晶性エラストマーの粉体と、磁性粉
    及びフッ素樹脂粉の混合物あるいは混練物を、非結晶性
    エラストマーの軟化点より高くフッ素樹脂の融点より低
    い温度で磁場中押し出し成形することを特徴とするマグ
    ネットの製造方法。
  8. 【請求項8】 エチレンエチルアクリレートの共重合体
    の粉体と、マグネット全体を100重量%として4重量
    %を越えないフッ素樹脂粉と、90重量%以上の磁性粉
    から成る混練物で、温度250℃、荷重10kgでのメ
    ルトフローレートが15〜55g/10分である混練物
    を、シリンダ温度150〜200℃で磁場中押し出し成
    形することを特徴とするマグネットの製造方法。
JP17326197A 1997-06-14 1997-06-14 マグネット用組成物、その組成物より成るマグネット、及びその製造方法 Pending JPH118113A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019419A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Neomax Co Ltd 希土類系ボンド磁石の製造方法
JP2007220747A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Sumida Corporation 複合磁性シートおよびその製造方法

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