JPH1180764A - 熱間圧延油及び熱間圧延方法 - Google Patents

熱間圧延油及び熱間圧延方法

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JPH1180764A JP25050797A JP25050797A JPH1180764A JP H1180764 A JPH1180764 A JP H1180764A JP 25050797 A JP25050797 A JP 25050797A JP 25050797 A JP25050797 A JP 25050797A JP H1180764 A JPH1180764 A JP H1180764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールと圧延材間の摩擦係数を大幅に下げる
ことができる、潤滑性の良好な熱間圧延油及びそれを用
いた鋼及び特殊鋼の熱間圧延方法を提供することであ
る。 【解決手段】 パームオレイン油を5〜90重量%含有
することを特徴とする熱間圧延油。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼及び特殊鋼の熱
間圧延に際し、ロールと圧延材間の摩擦係数を大幅に低
下させることができる潤滑性に優れた熱間圧延油及び熱
間圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼や特殊鋼の熱間圧延ではロールと圧延
材間の摩擦係数を下げるため、熱間圧延油が使用され効
果をおさめている。この圧延油としては、高温で潤滑効
果のある黒鉛、水ガラス、窒化硼素、雲母、二硫化モリ
ブデン、酸化鉄、炭酸カルシウム、フッ素化黒鉛などの
固体潤滑剤;硫化油脂、硫化オレフィン、ジンクジアル
キルジチオホスフェート、リン酸エステル等の極圧剤;
鉱油、油脂、油脂重合体、合成エステル等の油性向上
剤;メタクリレートコポリマーやブチレンブタジエンコ
ポリマー等の付着性向上剤兼流動点降下剤等の少なくと
も1種、又はこれにさらに、酸化防止剤(ジターシャリ
ブチルクレゾール、アルファナフチルアミン、ジターシ
ャリブチルフェノール等)を加えたものが一般に使用さ
れている。しかし、前記の鋼や特殊鋼の熱間圧延は、高
い温度領域で行われるため、上記の極圧剤や油性向上剤
が酸化したり熱分解したりして、潤滑面で十分な効果を
発揮できない。このため、熱間圧延では、低温下で行わ
れる冷間圧延に比べ、ロールと圧延材間の摩擦係数減少
に対して十分な効果を得ることが難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温領域で
行なわれる鋼や特殊鋼の熱間圧延において、ロールと圧
延材の双方又は片方に、ウォーターインジェクション方
式や、エアースプレー方式、或いは直接塗布等によって
給油された場合、ロールと圧延材間の摩擦係数を大幅に
下げることができる、潤滑性の良好な熱間圧延油及びそ
れを用いた鋼及び特殊鋼の熱間圧延方法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、パーム
オレイン油を5〜90重量%含有することを特徴とする
熱間圧延油により達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用される基油として
は、鉱油(スピンドル油、マシン油、シリンダー油
等)、アルコール(オレイルアルコール、イソステアリ
ルアルコール等)、合成エステル(脂肪酸オクチルエス
テル、トリメチロールプロパン脂肪酸エステル、ペンタ
エリスリトール脂肪酸エステル、クロスリンクドエステ
ルと呼ばれるアジピン酸、ダイマー酸等の二塩基酸とト
リメチロールプロパン脂肪酸エステル等のポリオールエ
ステルを重合させて得られる高分子量化エステル等)、
油脂(大豆油、なたね油、パーム油、牛脂、豚脂等)、
重合油脂(大豆油、菜種油、ヒマシ油、アマニ油等の不
飽和脂肪酸を成分とする天然油脂を不活性雰囲気下で加
熱重合させて得られる重合油脂や、酸素雰囲気下で加熱
重合して得られるエポキシ化重合油脂等)等の1種又は
2種以上の混合物が挙げられる。これらの基油は、いず
れもロールと圧延材の間に潤滑膜を形成し、摩擦係数を
下げる働きがある。この熱間圧延油の摩擦係数低下効果
を十分に発揮させるには、熱間圧延油中の基油の量を1
0重量%〜95重量%とすることが望ましい。基油の含
有量が10重量%未満では、十分な摩擦係数低下効果が
得られない。基油の含有量が95重量%を越えた場合に
も、十分な摩擦係数低下効果が得られない。
【0006】本発明の熱間圧延油は、潤滑油添加剤を加
えることによって、より潤滑性を向上させることが可能
である。このような添加剤の具体例としては、モノ、ジ
又はポリカルボン酸及びその無水物(オレイン酸、ステ
アリン酸、ダイマー酸、トリマー酸、アルケニルコハク
酸、アルケニルコハク酸無水物)、極圧剤(ジンクジア
ルキルジチオホスフェート、モリブデンカーバメート、
オクチル酸コバルト等の亜鉛、モリブデン、コバルト等
を含有する油溶性有機金属化合物、ラードや菜種油等の
動植物油脂やトリメチロールプロパン脂肪酸エステル等
の合成油を硫化して得られる硫化油脂及び硫化合成エス
テル、ジドデシルポリサルファイドやジノニルポリサル
ファイド等の含硫黄オレフィン系化合物、リン酸エステ
ル、亜リン酸エステル、酸性リン酸エステル等のリン化
合物)、粘度指数向上剤(ポリイソブチレン、ポリメタ
クリレート、スチレンブタジエンブロックコポリマー
等)、酸化防止剤(アルファナフチルアミン、ジターシ
ャリブチルフェノール、ジフェニルアミントリメチルペ
ンテノイド等)、高塩基性金属塩化合物(高塩基性カル
シウムスルホネート、高塩基性カルシウムフェネート、
高塩基性カルシウムサリシレート、高塩基性カルシウム
カルボキシレート等)が挙げられる。これらの添加剤の
使用量は特に制限されないが通常、熱間圧延油中0.1
〜30重量%である。
【0007】本発明の熱間圧延油に使用されるパームオ
レイン油は、パーム油の分別物として一般に市販されて
いる公知の物質である。市販品としては例えば、パーム
オレイン油SS(商品名:旭電化株式会社製)、ユニバ
ー100N(商品名:不二製油株式会社製)、パリック
ス100DL(商品名:東京油脂株式会社製)、パリッ
クス100L(商品名:東京油脂株式会社製)、パーム
エース10(商品名:不二製油株式会社製)等が挙げら
れる。
【0008】以下にパームオレイン油の代表的な製法の
例を示す。DRY−FRACTIONATION法:原
料パーム油を、約70℃で完全に溶解し、静かに攪拌し
ながら、冷却水で徐冷し、結晶を生じさせ、油温が約2
0℃となったら冷却を止めて濾過を行なう。さらに、濾
過残さを加圧し、濾過する。得られた濾液がパームオレ
イン油である。DETERGENT−FRACTION
ATION法:原料パーム油を完全に溶解した後、徐冷
して21〜22℃まで冷却し、DETERGENTとし
てラウリル硫酸ナトリウムを、電解質として硫酸マグネ
シウムをそれぞれ水溶液として添加、攪拌すると、パー
ムステアリン油の結晶部分と、液状のパームオレイン油
とDETERGENTに分離する。これを濾別してパー
ムステアリン油の結晶部分を除去した後、DETERG
ENTを洗浄除去するとパームオレイン油が得られる。
【0009】上記パームオレイン油は、脱酸、脱色、脱
臭等の精製処理を行うことによって、より使用し易く、
作業性の良いものにすることができるが、本発明には、
精製処理したものも、精製処理しないものも使用でき
る。本発明に使用するパームオレイン油は、ヨウ素価が
55以上、好ましくは58以上のものが望ましい。ヨウ
素価が55未満では、十分な潤滑性が得られないことが
ある。また本発明に使用するパームオレイン油は、遊離
脂肪酸を除いたエステル成分中の脂肪酸組成が、パルミ
チン酸を30〜45重量%含有するものが望ましい。さ
らに、エステル成分中、パルミチン酸1重量部に対して
オレイン酸を0.95〜1.50重量部含有するものが
望ましい。本発明の熱間圧延油中、パームオレイン油の
含有量は、5〜90重量%であり、好ましくは、10〜
90重量%である。5重量%未満では、十分な潤滑性が
得られず、90重量%を越えた場合も、十分な潤滑性が
得られない。
【0010】本発明の熱間圧延方法は、本発明の熱間圧
延油を、一般に圧延油ポンプとして使用される、ギヤー
方式や、プランジャー方式のポンプによって、ロール材
料の双方あるいは、片方に、ウオーターインジェクショ
ン方式、エアースプレー方式、又は刷毛塗り方式等によ
って給油するものであり、これによって、鋼又は特殊鋼
の熱間圧延時のロールと圧延材間の摩擦係数を低下させ
る。給油量は0.01〜100.0L/分程度が適当で
ある。
【0011】
【発明の効果】本発明の熱間圧延油は、従来の熱間圧延
油と比較して、摩擦係数低下効果が優れている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。表1〜4
に示す成分を、撹拌機を有するステンレス製加熱釜に、
表1〜4に示す重量比率で投入し、50〜80℃で30
分〜1時間撹拌することにより、実施例1〜15及び比
較例1〜9の熱間圧延油を製造した。また比較例10と
して市販熱間圧延油(キュードールHR−30:協同油
脂株式会社製)を使用し、比較例11では圧延油の代わ
りに水を使用した。この熱間圧延油を、二重式熱間圧延
機のロール表面に圧延油給油ポンプを用いたウォーター
インジェクション方式による圧延油給油設備を用い、以
下に示す熱間圧延条件及び圧延油給油量で給油した。圧
延油を使用しない比較例11では、ウォーターインジェ
クション方式による圧延油給油設備により圧延油の代わ
りに希釈水のみを噴射した。
【0013】 熱間圧延条件及び圧延油給油量 圧延ロール 高炭素高合金鋳鉄ロール 150mmΦ×150mmL 圧延材 SUS430鋼板 厚さ4mm 幅25mm 長さ100mm SPHC鋼板 厚さ4mm 幅25mm 長さ100mm 圧下率、速度 20%、 14mpm 鋼材加熱温度 700 ℃、800 ℃、900 ℃の3条件 圧延油給油量 上下ロールに 合計 0.1L/分 圧延油給油ポンプの型式 プランジャーポンプ 希釈水量 上下ロールに 合計 1.0L/分 ロール水切り板 ゴム製 圧延油の評価 熱間圧延時の摩擦係数を測定した。摩擦係数が低い ほど、圧延性が良好である。 通常は、700 ℃、800 ℃、900 ℃の3条件において 摩擦係数が0.15以下であることが望ましい。
【0014】ヨウ素価は、日本油化学協会編集基準油脂
分析試験法により測定した。パルミチン酸及びオレイン
酸含有量は、日本油化学協会編集基準油脂分析試験法ガ
スクロマトグラフ法により測定した。
【0015】
【表1】 圧延油の組成 実施例 1 2 3 4 5 6 7 (1)精製鉱油ISO VG 46 95.0 90.0 50.0 10.0 − − − (3)菜種白絞油 − − − − 90.0 − − (4)パーム油 − − − − − 20.0 − (7)菜種重合油 − − − − − − 50.0 (10)パームオレイン油(1) − − − − − − 40.0 (11)パームオレイン油(2) 5.0 10.0 50.0 90.0 − − − (12)パームオレイン油(3) − − − − − 80.0 − (13)パームオレイン油(4) − − − − 10.0 − − (18)極圧剤(硫化油脂1) − − − − − − 10.0 (23)圧延油の動粘度 46 44 44 42 38 44 100 (24)摩擦係数 700℃ SUS304 0.16 0.14 0.14 0.15 0.14 0.14 0.13 SPHC 0.13 0.11 0.11 0.13 0.12 0.12 0.11 800℃ SUS304 0.14 0.13 0.12 0.13 0.13 0.13 0.12 SPHC 0.12 0.11 0.10 0.11 0.11 0.11 0.10 900℃ SUS304 0.12 0.10 0.10 0.11 0.10 0.10 0.10 SPHC 0.10 0.09 0.08 0.09 0.08 0.08 0.08
【0016】
【表2】 圧延油の組成 実施例 8 9 10 11 12 13 14 (2)トリメチロール プロパントリオレート − − 80.0 40.0 − − 53.0 (3)菜種白絞油 − − − 40.0 − − − (5)豚脂 − − − − 10.0 − − (6)牛脂 − − − − − 10.0 − (8)アマニ重合油 50.0 50.0 − − − − − (9)ダイマー酸 − 2.0 − − − − − (10)パームオレイン油(1) − − − − 90.0 90.0 − (11)パームオレイン油(2) − − − − − − 30.0 (12)パームオレイン油(3) 38.8 − − − − − − (13)パームオレイン油(4) − 38.0 20.0 10.0 − − − (16)極圧剤(DHP) − − − − − − 5.0 (17)極圧剤(Zn化合物) − − − 10.0 − − 5.0 (19)極圧剤 (硫化油脂2) 10.0 − − − − − − (20)極圧剤 (含硫黄化合物) − 8.0 − − − − 5.0 (21)酸化防止剤(アルファナフチルアミン) 0.2 1.0 − − − − 1.0 (22)酸化防止剤(di-t-Bu-フェノール)1.0 1.0 − − − − 1.0 (23)圧延油の動粘度 110 90 45 70 40 40 50 (24)摩擦係数 700℃ SUS304 0.13 0.13 0.14 0.15 0.15 0.15 0.13 SPHC 0.11 0.11 0.12 0.12 0.13 0.13 0.10 800℃ SUS304 0.12 0.12 0.13 0.12 0.13 0.13 0.12 SPHC 0.09 0.09 0.11 0.10 0.11 0.11 0.09 900℃ SUS304 0.10 0.10 0.10 0.10 0.11 0.11 0.10 SPHC 0.09 0.09 0.08 0.08 0.10 0.10 0.09
【0017】
【表3】 圧延油の組成 実施例 比較例 15 1 2 3 4 5 (1)精製鉱油ISO VG 46 − 97.0 5.0 − 50.0 90.0 (3)菜種白絞油 50.0 − − − − − (4)パーム油 − − − − 50.0 − (11)パームオレイン油(2) − 3.0 95.0 100.0 − − (13)パームオレイン油(4) 40.0 − − − − − (14)パームオレイン油(5) − − − − − 10.0 (18)極圧剤(硫化油脂1) 10.0 − − − − − (23)圧延油の動粘度 60 45 42 41 46 45 (24)摩擦係数 700℃ SUS304 0.13 0.21 0.21 0.22 0.21 0.22 SPHC 0.11 0.20 0.20 0.20 0.19 0.20 800℃ SUS304 0.12 0.21 0.21 0.22 0.21 0.21 SPHC 0.09 0.19 0.19 0.20 0.19 0.19 900℃ SUS304 0.10 0.18 0.18 0.20 0.18 0.20 SPHC 0.08 0.16 0.16 0.18 0.16 0.18
【0018】
【表4】 圧延油の組成 比較例 6 7 8 9 10 11 (1)精製鉱油ISO VG 46 50.0 10.0 90.0 − − − (2)トリメチロール プロパントリオレート − − − 80.0 − − (11)パームオレイン油(2) − − − 3.0 − − (14)パームオレイン油(5) 50.0 90.0 − − − − (15)パームステアリン油 − − 10.0 − − − (16)極圧剤(DHP) − − − 5.0 − − (17)極圧剤(Zn化合物) − − − 5.0 − − (20)極圧剤 (含硫黄化合物) − − − 5.0 − − (21)酸化防止剤(アルファナフチルアミン) − − − 1.0 − − (22)酸化防止剤(di-t-Bu-フェノール) − − − 1.0 − − (23)圧延油の動粘度 43 42 45 60 135 − (24)摩擦係数 700℃ SUS304 0.21 0.22 0.24 0.22 0.23 0.32 SPHC 0.20 0.19 0.22 0.20 0.21 0.29 800℃ SUS304 0.21 0.21 0.23 0.21 0.24 0.32 SPHC 0.19 0.18 0.21 0.19 0.22 0.28 900℃ SUS304 0.18 0.20 0.22 0.20 0.25 0.31 SPHC 0.18 0.18 0.20 0.18 0.23 0.28
【0019】備考: (10)パームオレイン油(1) :パームオレイン油SS(旭
電化株式会社製) (11)パームオレイン油(2) :ユニバー100N(不二製
油株式会社製) (12)パームオレイン油(3) :パリックスL(東京油脂株
式会社製) (13)パームオレイン油(4) :パームエース10(不二製
油株式会社製) (14)パームオレイン油(5) :試作品(協同油脂株式会社
製) (15)パームステアリン油 (16)極圧剤(DHP) :ジブチルハイドロジエンホスファイ
ト (17)極圧剤(Zn化合物) :ジンクジアルキルジチオリン
酸塩 (18)極圧剤(硫化油脂1):ダイルーブS310KD(商品名:
大日本インキ化学製) (19)極圧剤 (硫化油脂2):サルパーム110(商品名:
カエルケミカル製) (20)極圧剤 (含硫黄化合物) :ジドデシルポリサルファ
イド (21)酸化防止剤(アルファナフチルアミン) :アルファナフチルアミ
ン (22)酸化防止剤(di-t-Bu-フェノール) :ジターシャリブチル
フェノール (23)圧延油の動粘度:40℃、mm2/sec
【0020】使用したパーム油のヨウ素価と脂肪酸の組
成を表5に示す。
【0021】
【表5】 パーム油 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) ヨウ素価 60 55 56 66 70 54 42 パルミチン酸(%)(A) 32 39 42 33 31 44 54 オレイン酸(%)(B) 47 43 42 47 48 39 32 (B)/(A) 1.47 1.10 1.00 1.42 1.55 0.89 0.59 (1) パームオレイン油:パームオレイン油SS (2) パームオレイン油:ユニバー100N (3) パームオレイン油:パリックスL (4) パームオレイン油:パームエース10 (5) パームオレイン油:試作品(協同油脂(株)製) (6) パームステアリン油 (7) パーム油

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パームオレイン油を5〜90重量%含有
    することを特徴とする熱間圧延油。
  2. 【請求項2】 鋼又は特殊鋼用である請求項1記載の熱
    間圧延油。
  3. 【請求項3】 パームオレイン油が、遊離脂肪酸を除く
    エステル中の脂肪酸組成において、パルミチン酸を30
    〜45重量%含有し、パルミチン酸1重量部に対してオ
    レイン酸を0.95〜1.50重量部含有する請求項1
    又は2項記載の熱間圧延油。
  4. 【請求項4】 パームオレイン油のヨウ素価が55以上
    である請求項1〜3のいずれか1項記載の熱間圧延油。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の熱間
    圧延油を使用することを特徴とする鋼又は特殊鋼の熱間
    圧延方法。
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