JPH117934A - アルカリ蓄電池 - Google Patents

アルカリ蓄電池

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JPH117934A
JPH117934A JP9300122A JP30012297A JPH117934A JP H117934 A JPH117934 A JP H117934A JP 9300122 A JP9300122 A JP 9300122A JP 30012297 A JP30012297 A JP 30012297A JP H117934 A JPH117934 A JP H117934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ蓄電池の改良に関するもので、それ
に用いるセパレータへのアクリル酸のグラフト重合処理
とその後の洗浄処理を最適化して、電池内の炭酸根量を
抑制することにより、電池としての寿命特性、自己放電
特性の改善を図る。 【解決手段】 正極、負極、セパレータおよびアルカリ
電解液を備えたアルカリ蓄電池において、セパレータに
は、その表面層にアクリル酸がグラフト重合されたポリ
プロピレン樹脂を構成材料とする不織布を用いた電池で
あって、かつこの電池内の炭酸根量は電池容量1Ah当
たり150mg以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ蓄電池の
改良に関し、とくにそのセパレータの特性改善に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池の代表的なものに、ニッ
ケル−カドミウム蓄電池(以下Ni−Cd電池と記す)
がある。ポータブル機器の電源としてNi−Cd電池と
鉛蓄電池とを比較した場合、Ni−Cd電池の方が、単
位重量および単位体積当たりのエネルギー密度が高く、
サイクル寿命等の信頼性に優れているため、種々のポー
タブル機器の電源として広く用いられている。
【0003】しかしながら、Ni−Cd電池と同様な信
頼性を有し、さらに高エネルギー密度の蓄電池がポータ
ブル機器用の電源として切望されている。近年では、従
来のNi−Cd電池の1.3倍以上の電池容量を有する
高容量Ni−Cd電池や、Ni−Cd電池のカドミウム
負極の代わりに電気化学的に多量の水素の吸蔵・放出反
応(充放電反応)が可能な水素吸蔵合金を用いたニッケ
ル−水素蓄電池などが用いられてきている。
【0004】従来、アルカリ蓄電池用セパレータとして
は、ポリアミド系樹脂繊維よりなる織布、不織布が広く
用いられてきた。これらのアルカリ蓄電池用セパレータ
には適度な機械的強度、良好なガス透過性、電解液保持
能力、耐アルカリ性及び耐酸化性が要求される。ポリア
ミド系樹脂繊維よりなる織布、不織布は機械的強度、ガ
ス透過性、電解液保持能力に優れているが、耐アルカリ
性、耐酸化性に乏しい。従って、高温度のもとや非常に
長期間に亘る電池使用では、セパレータの強度が低下し
内部短絡の原因となる。さらに、高温度での保存や過充
電時に発生する酸素ガスにより、ポリアミド系樹脂繊維
が分解し、分解生成物の酸化還元反応により電池として
の自己放電が進み、電池の放電特性が低下する。
【0005】そこで、適度な耐熱性を有し、高温度、高
濃度のアルカリ電解液中でも分解しないセパレータ材料
として、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂の採
用が注目されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリオ
レフィン系樹脂は親水性に乏しく、電池用セパレータと
して必要な電解液保持能力に難点がある。そのため、親
水化処理法として以下のような提案がなされてきた。
【0007】樹脂表面に界面活性剤を付着させる。
【0008】発煙硫酸や濃硫酸中に浸漬し、スルホン
基を導入する。
【0009】カルボキシル基等の親水基を有する物
質、例えばアクリル酸などをグラフト重合させる。
【0010】前記の方法では、セパレータが高温度、
高濃度のアルカリ電解液中で、しかも過充電時に正極か
ら発生する酸素ガスに触れることにより、界面活性剤が
ポリオレフィン系樹脂から脱離し、セパレータの電解液
保持能力が低下する結果、電池の寿命特性が低下する。
また、界面活性剤の多量添加はアルカリ蓄電池の自己放
電を生じさせる結果となり、保存特性に悪影響を及ぼ
す。
【0011】前記の方法は、セパレータに親水性を容
易に付与でき、自己放電特性も大幅に改善できる利点が
ある。しかし、織布、不織布または多孔膜全体に均一に
スルホン基を導入することが困難であり、セパレータ中
の親水性の偏りが生じやすい。また、スルホン基を多量
に導入すればするほど自己放電を少なくできる傾向があ
るが、反面、スルホン化された部分の機械的強度が低下
する危険性がある。また、セパレータとしての電解液保
持力の面では従来のポリアミド系不織布よりも劣る。
【0012】これに対しの方法では、樹脂表面に均一
かつ強固に親水基を導入でき、ポリアミド系不織布と同
等の電解液保持力が得られる有効な方法である。また、
スルホン基の場合と同様に、カルボキシル基を多量に導
入すればするほど自己放電を少なくでき、保存特性が向
上する。また、その導入処理によりセパレータの機械的
強度が低下することも少ない。
【0013】しかし、この親水化処理方法で作成したセ
パレータの特性は、グラフトした枝の数や長さ、あるい
はグラフトした場所の分布に依存して変化する。そのた
め、重合活性点を作るための樹脂表面への放射線や電子
線の照射条件や、モノマーの濃度、反応温度等の重合条
件、その後の洗浄処理等によってセパレータの特性、特
にグラフト修飾物の安定性のバラツキが大きくなり、充
放電を繰り返すと修飾物が酸化劣化し、電池の充放電の
繰り返しによる寿命特性が不安定となるという課題があ
った。
【0014】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するものであり、充放電時にも酸化劣化しない一定範
囲内の親水性化合物量を有するポリオレフィン系樹脂の
織布、不織布または多孔膜をセパレータとして用いるこ
とにより、アルカリ蓄電池としての寿命特性と自己放電
の進行による容量維持率の低下を抑制することを主たる
目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアルカリ蓄電池は、セパレータとして、そ
の表面層がカルボキシル基を有する親水性化合物でグラ
フト重合されたポリオレフィン系樹脂を主構成材料とす
る織布、不織布または多孔膜を用い、かつ電池内の炭酸
根量を電池容量1Ah当たり150mg以下に規制した
ものである。さらに好ましくはセパレータへの親水性化
合物のグラフト率を4〜16重量%としたものである。
【0016】セパレータ中に遊離あるいは不完全なグラ
フト重合状態で存在するカルボキシル基は、電池を充放
電することによって、酸化分解されて炭酸根になる。こ
の炭酸根が負極活物質である水素吸蔵合金を酸化させて
これを不活性化させ、寿命特性を低下させる。したがっ
て、本発明では、このような電池内の炭酸根量を少な
く、例えば電池容量1Ah当たり150mg以下に規制
して電池の寿命特性を改善した。また、セパレータは、
ポリオレフィン表面にグラフト重合した親水性化合物の
グラフト率を4〜16重量%にすることによってセパレ
ータの保液性を改善し、電池としての自己放電を少なく
したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、正極、負極、セパレータおよびアルカリ電解液を備
え、前記セパレータには、その表面層にカルボキシル基
を有する親水性化合物がグラフト重合されたポリオレフ
ィン系樹脂を構成材料とする織布、不織布および多孔膜
のうちのいずれかを用いた電池であって、かつこの電池
内の炭酸根量は電池容量1Ah当たり150mg以下で
あるアルカリ蓄電池としたものである。
【0018】これは、セパレータ表面へのグラフト処理
時の条件を適切化して不安定なカルボキシル基である未
反応物を少なくすることや、この残った未反応物やホモ
ポリマーなどをその後の洗浄処理時に充分除去して電池
内で生成される炭酸根の発生源を抑制して、電池内の炭
酸根量を電池容量1Ah当たり150mg以下に規制す
ることにより電池の寿命特性を改善できるものである。
【0019】また、種々検討の結果、電池内の炭酸根量
を電池容量1Ah当たり60mg以下に抑制すると、電
池寿命特性をさらに改善できる。この場合、セパレータ
の工業的生産性(グラフト処理やその後の洗浄処理)を
考慮すると電池内の炭酸根量は、20mg以下にするこ
とは困難であるので、20〜60mgの範囲に規制する
のが最も好ましい。
【0020】請求項2記載の発明は、ポリオレフィン系
樹脂からなる織布、不織布または多孔膜で構成されたセ
パレータの表面層へのカルボキシル基を有する親水性化
合物のグラフト重合法を規定したものであり、アクリル
酸またはメタクリル酸のうちの少なくとも一方をグラフ
ト重合したもので、そのグラフト率を4〜16重量%と
したものである。
【0021】グラフト率が高いほど自己放電は少なくで
き、すなわち保存後においても当初の容量に対比した容
量維持率は良好な傾向を示す。また、このグラフト率が
4重量%以上であれば、45℃で2週間電池を充電保存
した後の容量維持率が60%以上を確保でき、実使用上
の問題がない。ただしグラフト率が16重量%を越える
と、セパレータをグラフト処理した後のカルボキシル基
を有する未反応物やホモポリマーなどの洗浄処理を充分
行うためには非常な労力を必要とし、工業的な生産には
向かない。
【0022】電池としての容量維持と充放電サイクル寿
命を考え、これにさらにセパレータの工業的生産性を加
味すると、セパレータへグラフト重合させる親水性化合
物のグラフト率は、7〜11重量%が最も好ましい範囲
である。
【0023】
【実施例】以下、発明の詳細を図面とともに説明する。
なお、本実施例では、セパレータとしてその表面層にア
クリル酸のグラフト重合処理を施したポリプロピレン繊
維の不織布(以後AGPPと称す)を用いたニッケル−
水素蓄電池を例にとり説明する。
【0024】AGPPは以下の手順で作製した。まず、
ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)からな
る分割性複合繊維で公称繊維径が4.7μmと、PP/
PE芯鞘繊維で公称繊維径が9μmの繊維を湿式水流交
絡等の方法で、目付重量が55g/m2、厚みが150
μmのポリプロピレン不織布とした。この不織布をアク
リル酸20重量%、蒸溜水65重量%、ベンゾフェノン
0.5重量%、モール塩0.3重量%、メトキシエタノ
ール13.7重量%、ノニオン系界面活性剤0.5重量
%よりなる組成の重合溶液中に10分間浸漬した。
【0025】なお、この溶液は、その後の重合処理時に
酸素の影響を極力排除するため、予め窒素によって脱酸
素化したものを用いた。重合溶液中に漬けたポリプロピ
レン不織布は過剰の溶液を除去した後、脱酸素雰囲気下
でその両面より5cmの距離から110ワットの出力の
低圧水銀ランプを用いて紫外線を2分間照射してアクリ
ル酸をグラフト重合した。この紫外線照射時の不織布の
温度は、90℃に保った。その後、温度60℃の蒸溜水
で10分間水洗し、さらにメタノールで10分間洗浄し
た。この洗浄工程は、未反応のアクリル酸のホモポリマ
ー、界面活性剤、モール塩中の鉄元素等の不純物を除去
するためである。その後、乾燥して、カレンダー処理
し、目付重量が60g/m2、厚み150μmのAGP
Pを得た。
【0026】ここでAGPPのグラフト率は、グラフト
重合処理前のセパレータ重量(W0)と処理後のセパレ
ータ重量(W1)とから、次に示す(式1)により求め
られるグラフト率で定義した。
【0027】
【式1】グラフト率=(W1−W0)×100/W00:グラフト重合処理前のセパレータ重量 W1:グラフト重合処理後のセパレータ重量 上記セパレータの場合、アクリル酸のグラフト率は9重
量%となった。
【0028】上記の構成方法の中で、重合溶液の各成分
の濃度、重合溶液中への浸漬時間、紫外線照射時間、お
よび洗浄条件等を変更し、各種のAGPPセパレータを
作成し、これらのセパレータを用いてニッケル−水素蓄
電池を構成し、各電池の寿命試験と自己放電試験を行っ
た。
【0029】以下に、上記のニッケル−水素蓄電池の構
成した例を示す。
【0030】正極には、亜鉛、コバルト等を適量共晶さ
せた活物質である水酸化ニッケル粉末100重量部に対
し、水酸化コバルト粉末7重量部を加えて粉末混合し、
これらに分散媒として水を全ペーストに占める比重が2
5重量部となるように加え、練合してペースト状にした
ものをスポンジ状ニッケル多孔体に充填し、乾燥、加圧
した後、フッ素樹脂のディスパージョンに浸漬した。そ
して、これを乾燥後所望の寸法の帯状に切断して180
0mAhの理論電気容量を有する正極板を作製した。
【0031】負極には、CaCu5型の結晶構造を有す
る、組成式MmNi3.55Mn0.4Al 0.3Co0.75(Mm
は希土類元素の混合物)の水素吸蔵合金をボールミルで
平均粒子径約25μmの微粉末に粉砕し、80℃のKO
H溶液中で浸漬処理し、水洗した後、スチレン・ブタジ
エンゴムのディスパージョンとカルボキシメチルセルロ
ースとカーボン粉末と水とを混合してペースト状にした
ものを、鉄にニッケルめっきしたパンチングメタルに塗
着、乾燥、プレスした後、所望の寸法の帯状の板に切断
し、正極の理論電気容量の1.4倍の理論電気容量を有
する負極板を作製した。
【0032】上記で作製した帯状の正極板と負極板との
間に、長さが正極板の長さの2倍+40mmのAGPP
セパレータを介して渦巻状に捲回して構成した極板群を
鉄製の電池ケースの内部に挿入し、アルカリ電解液を
2.3cc注入した後、電池ケースの上部を正極端子を
兼ねた封口板で密閉して、公称容量1800mAhで、
4/5Aサイズのニッケル−水素蓄電池を構成した。な
お、アルカリ電解液には比重1.30のKOH水溶液中
にLiOH・H2Oを40g/l溶解させたものを用い
た。
【0033】これらの電池は、20℃の雰囲気下で予備
充放電を3サイクル行った後、寿命試験1,2および自
己放電試験を行った。
【0034】(寿命試験1)セパレータは、アクリル酸
のグラフト率が9重量%で、そのグラフト重合処理後の
洗浄条件を変更したA〜Fの6種類のAGPPを用意し
た。これらのA〜FのAGPP用いて構成したニッケル
−水素蓄電池を電池A〜Fとし、これらの電池について
寿命試験1を行った。試験方法は、20℃雰囲気下にお
いて、1.8A(1CA)の電流の大きさで72分間充
電し、1.8A(1CA)の電流の大きさで端子電圧が
1.0Vに至るまで放電することを1サイクルの充放電
とし、その1サイクル目の放電容量を100%とし、充
放電を繰り返し、放電容量が1サイクル目のそれに対し
て60%以下に低下した時点を電池の寿命が尽きた時点
とし、この充放電サイクル数を寿命特性とした。
【0035】そして、これらの電池の寿命が尽きた時点
での電池内の炭酸根量を以下の手順で測定した。
【0036】まず、電池を分解して極板群を取り出し6
0℃の純水100ml中で1時間保持して電解液を抽出
した。その後極板群より抽出した電解液を指示薬として
フェノールフタレインとメチルオレンジとを用いて0.
1規定のHClで滴定して炭酸根量を測定した。次に、
電池組立時に侵入する大気中に存在する炭酸根の影響を
排除するために寿命試験を行っていない電池の炭酸根量
を測定し、その炭酸根量を電池の寿命が尽きた時点のそ
れより差し引いた値を求め、これを電池の寿命が尽きた
時点の炭酸根量とした。
【0037】寿命試験1を行った6種類の電池A〜Fの
洗浄条件、その電池の寿命特性、および電池の寿命が尽
きた時点の電池容量1Ah当たりの電池内の炭酸根量を
次の(表1)に示す。尚、全てのAGPPのアクリル酸
のグラフト率は9重量%とした。
【0038】
【表1】
【0039】また、寿命試験1を行った後の電池の寿命
が尽きた時点の電池容量1Ah当たりの電池内の炭酸根
量と寿命特性との関係を図1に示す。図1に示すよう
に、グラフト重合処理後のセパレータを充分に洗浄して
未反応のアクリル酸のホモポリマー、界面活性剤、モー
ル塩中の鉄元素等の不純物を除去することによって、寿
命試験後の電池内炭酸根量が減少しており、その結果、
電池としての寿命特性が向上することがわかった。
【0040】(寿命試験2)次に別途電池A〜Fを新た
に構成し、上記の充放電条件とは異なる寿命試験2を行
った。試験方法は、20℃雰囲気下において、充電を1
80mA(0.1CmA)の電流の大きさで15時間、
放電を360mA(0.2CmA)の電流の大きさで端
子電圧が1.0Vに至るまでを1サイクルの充放電と
し、その1サイクル目の放電容量を100%とし、充放
電を繰り返し、放電容量が1サイクル目のそれに対して
60%以下に低下した時点を電池の寿命が尽きた時点と
し、この充放電サイクル数を寿命特性とした。
【0041】この電池A〜Fの寿命特性と電池の寿命が
尽きた時点での電池容量1Ah当たりの電池内の炭酸根
量を次の(表2)に示す。
【0042】
【表2】
【0043】また、寿命試験2を行った後における電池
容量1Ah当たりの電池内の炭酸根量と寿命特性(サイ
クル数)との関係を図2に示す。
【0044】図2に示すように、寿命試験2において
も、電池内の炭酸根量が少ない電池ほど寿命特性がよく
なっているのがわかる。
【0045】このように、図1,図2に示すように、電
池の寿命特性は、充放電の電流の大きさや充電深度など
の充放電条件に依存することが明らかとなった。このこ
とは、実使用時に電池電圧、電池温度などの状態を監視
する種々の充電制御の方法にも大きく影響を受けること
を示唆する。
【0046】しかしながら、上記のいづれの試験条件に
おいても、寿命特性の良好な電池ほど電池の寿命が尽き
た時点で電池内の炭酸根量が少ない結果となった。
【0047】従来、この種の電池では、寿命試験2にお
いて、500サイクルの寿命特性が得られている。つま
り、電池Aが従来の電池に相当する。従って、電池の寿
命特性を向上させるには、電池の寿命が尽きた時点で電
池内の炭酸根量を(表2)に示すように150mg/A
h以下に規制することが好ましい。この電池内の炭酸根
量を60mg/Ah以下に規制することによって、さら
に寿命特性は800サイクル以上と飛躍的に伸びるので
好ましい。
【0048】この電池内の炭酸根量を削減するには、先
に示したようにグラフト重合処理後のセパレータを十分
な洗浄によって達成する方法だけでなく、グラフト重合
処理条件を最適化する方法がある。しかしながら、電池
内の炭酸根量を削減するためのセパレータの処理には、
工業的な生産性において、限度がある。このため工業的
生産性を考慮すると、電池寿命が尽きた時点での電池内
の炭酸根量は、20〜60mg/Ahの範囲が最も好ま
しい。
【0049】なお、この電池内の炭酸根量の増加によ
り、寿命特性が低下する原因は未だ明らかではない。し
かし、電池を分解して正極、負極をそれぞれ単極で充放
電試験したところ、炭酸根量の多い電池の負極ほど、水
素吸蔵合金が酸化しており、放電時の分極も大きかっ
た。このことから、炭酸根は負極材料である水素吸蔵合
金を酸化して不活性化させ、その結果電池寿命が低下す
ると推測した。
【0050】(自己放電特性)次に、セパレータの樹脂
表面層へのアクリル酸のグラフト重合処理時のグラフト
率と、それを用いた電池の自己放電特性との関係につい
て検討を行った。この検討の目的は、電池内の炭酸根量
の削減方法として前記グラフト率を低くする手段を講じ
た場合の電池特性への弊害を把握するためである。
【0051】セパレータの樹脂表面層へグラフト重合さ
せるアクリル酸のグラフト率を変化させても、電池内の
炭酸根量と寿命特性との関係は上記の実施例の場合と同
じ傾向を示し、電池内の炭酸根量としては電池容量1A
h当たり150mg以下であることが好ましく、最も好
ましい範囲は20〜60mg/Ahであることを見出し
た。
【0052】また、セパレータの樹脂表面層へのアクリ
ル酸のグラフト率が低いAGPPは、後処理としての洗
浄が容易であり、同じ洗浄条件でもそのグラフト率が低
いほど寿命が尽きた後の電池内の炭酸根量が少なかっ
た。
【0053】このことから、AGPPのアクリル酸のグ
ラフト率は、寿命特性だけを考慮すれば、セパレータの
保液性が損なわれない程度に低い方が良い。しかしなが
ら、そのグラフト率を低くすると自己放電が進み、初期
の放電容量に対する保存後の放電容量の維持率が低下す
るのでその最適なグラフト率を求める必要がある。
【0054】このため、セパレータの樹脂表面層へグラ
フト重合したアクリル酸のグラフト率と、そのセパレー
タを用いた電池の自己放電特性との関係を求めた。自己
放電特性を求める試験としては、構成した電池を1.8
A(1CA)の電流の大きさで72分間充電し、1.8
A(1CA)の大きさの電流で1.0Vに至るまで放電
したときの放電容量を100%とし、これを初期の放電
容量とした。次にこの電池を1.8A(1CA)の電流
の大きさで充電し、45℃雰囲気下において2週間保存
した後、1.8A(1CA)でこの電池を1.0Vに至
るまで放電して保存後の放電容量を求め、初期の電池の
放電容量に対する容量維持率を求め、これを自己放電特
性とした。その結果を図3に示す。
【0055】図3から明らかな様に、アクリル酸のグラ
フト率を低くすると自己放電が進み、容量維持率が低下
した。実使用を考慮すると、45℃雰囲気下において充
電状態で2週間保存した後でも60%以上の容量維持率
を示していることが望ましい。このため、セパレータの
樹脂表面層へグラフト重合させるアクリル酸のグラフト
率は、4重量%以上必要である。また、電池として保存
後の容量維持率と寿命特性を考えると、そのグラフト率
は4〜16重量%が好ましく、さらにそのグラフト率は
7〜11重量%の範囲にすると、45℃雰囲気下におい
て充電状態で2週間保存した後でも容量維持率が70%
を越える。しかもグラフト重合処理後のセパレータ中の
アクリル酸の未反応物や重合開始剤などの不純物も、通
常の工業的な洗浄処理などで容易に除去できるので最も
好ましい。
【0056】上記の試験の結果、本発明者らはAGPP
を用いたニッケル−水素蓄電池では、寿命特性には電池
内の炭酸根量、自己放電特性にはグラフト率が重要であ
ることを見出した。このため、AGPPは、アクリル酸
が安定な状態でポリプロピレンにグラフト重合されたも
のが必要となる。つまり、このAGPPにおけるアクリ
ル酸のグラフト率が安定な状態を維持するには、ポリプ
ロピレンにアクリル酸がしっかりとグラフト重合されて
おり、アルカリ電解液と接したときに遊離しないことで
ある。
【0057】そこで、このAGPPにおいて、グラフト
重合されたアクリル酸が安定状態であるか否かは、次の
耐アルカリ性試験によって、一つの目安をつけることが
できる。
【0058】耐アルカリ性試験は、65℃の温度に保た
れた7.2mol/lのKOHの水溶液中にAGPPを
1週間浸漬させ、浸漬前後の重量変化を測定する。
【0059】例えば、AGPPのグラフト重合したアク
リル酸のグラフト率が9重量%の場合、先に示した構成
のようにグラフト重合するときの紫外線照射時のセパレ
ータの温度を90℃に保って処理されたAGPPは、グ
ラフト重合されているアクリル酸は安定であることがわ
かっている。この場合、このAGPPを上記の耐アルカ
リ性の試験を行うと、AGPPのCOOHのHがKに置
換してCOOKに変化するところから重量が増加する。
このため耐アルカリ性試験後のAGPPの重量は、試験
前のそれよりも2%の重量増加となった。
【0060】AGPPのグラフト率が同じく9重量%で
あっても、先に示した構成のグラフト重合するときの紫
外線照射時のセパレータの温度を80℃に保って処理さ
れたAGPPは、グラフト重合が不十分であるアクリル
酸が存在し、遊離しやすいことがわかっている。この場
合、このAGPPを上記の耐アルカリ性試験を行うと、
この試験後のAGPPの重量は、試験前のそれよりも6
%の重量減少となった。これは、このAGPPでは、ポ
リプロピレン表面へのグラフト重合が不十分であったア
クリル酸が、AGPP表面よりKOHの水溶液中に遊離
するためである。
【0061】このように耐アルカリ性試験を行って、A
GPPでのアクリル酸のグラフト重合の安定性を計る一
つの目安とすることができ、AGPPのアクリル酸のグ
ラフト率が4〜16重量%の場合、上記の耐アルカリ性
試験を行った結果、耐アルカリ性試験後のAGPPの重
量が試験前のそれの0.3〜4%の重量増加となること
が好ましい。
【0062】以上の実施例では、セパレータとして樹脂
表面層にアクリル酸をグラフト重合処理したポリプロピ
レン不織布を例に取り説明した。しかし本発明でのセパ
レータには、その樹脂表面層にカルボキシル基を有する
親水性化合物がグラフト重合されていればよく、例えば
メタクリル酸でグラフト重合処理してもよいし、アクリ
ル酸とメタクリル酸とを併用してもよい。また、セパレ
ータの形状としては、不織布の他に織布やフィルムなど
どのような形状のものでも良く、その材質もポリエチレ
ン、ポリプロピレンとポリエチレンとの共重合体などポ
リオレフィン系樹脂であれば良い。
【0063】さらに、セパレータの構成繊維としては、
実施例で示した一種類の繊維から成っているものに限ら
ず、数種類の繊維から成っているものでもよい。例え
ば、セパレータには、ポリオレフィン系樹脂繊維とし
て、繊維径2〜8μmの細繊維に繊維径9〜15μmの
太繊維を一定の比率で混在させることによって、コシの
強さや通気度が向上し、電池の寿命特性を一層向上させ
ることができる。
【0064】さらにまた、本発明では、セパレータを用
いる電池としてニッケル−水素蓄電池に適用した例を示
したが、この外に二酸化マンガン−水素蓄電池など、水
素吸蔵合金負極を用いたアルカリ蓄電池においても同様
に用いることができる。
【0065】
【発明の結果】以上のように本発明は、正極、負極、セ
パレータおよびアルカリ電解液を備えたアルカリ蓄電池
において、セパレータには、その表面層にカルボキシル
基を有する親水性化合物がグラフト重合されたポリオレ
フィン系樹脂を構成材料とする織布、不織布および多孔
膜のうちのいずれかを用いた電池であって、かつこの電
池内の炭酸根量は電池容量1Ah当たり150mg以下
とすることによって、電池の寿命特性に優れ、しかも自
己放電が少なく保存特性に優れたアルカリ蓄電池を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における寿命試験(1)におけ
る電池容量1Ah当たりの電池内の炭酸根量と寿命特性
との関係を示す図
【図2】同寿命試験(2)における電池容量1Ah当た
りの電池内の炭酸根量と寿命特性との関係を示す図
【図3】同セパレータの樹脂表面層へ重合させたアクリ
ル酸のグラフト率と、そのセパレータを用いた電池を4
5℃の雰囲気下において充電状態で2週間保存した後の
放電容量維持率との関係を示す図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極、負極、セパレータおよびアルカリ電
    解液を備え、前記セパレータには、その表面層にカルボ
    キシル基を有する親水性化合物がグラフト重合されたポ
    リオレフィン系樹脂を構成材料とする織布、不織布およ
    び多孔膜のうちのいずれかを用いた電池であって、かつ
    この電池内の炭酸根量は電池容量1Ah当たり150m
    g以下であるアルカリ蓄電池。
  2. 【請求項2】前記セパレータの樹脂表面層へグラフト重
    合されたカルボキシル基を有する親水性化合物は、アク
    リル酸および/またはメタクリル酸であり、そのグラフ
    ト率が4〜16重量%である請求項1記載のアルカリ蓄
    電池。
  3. 【請求項3】前記アクリル酸および/またはメタクリル
    酸のグラフト率は、7〜11重量%である請求項2記載
    のアルカリ蓄電池。
  4. 【請求項4】正極、負極、セパレータおよびアルカリ電
    解液を備え、前記セパレータは、その表面層にアクリル
    酸および/またはメタクリル酸がグラフト重合されたポ
    リオレフィン系樹脂を構成材料とする織布または不織布
    より構成された電池であり、かつこの電池は、1サイク
    ル目の充放電の放電容量を100%とし、充放電を繰り
    返し、放電容量が1サイクル目のそれの60%以下に低
    下した時点で、その電池内部に存在する炭酸根量が電池
    容量1Ah当たり150mg以下に規制されているアル
    カリ蓄電池。
  5. 【請求項5】充放電のサイクルは、0.1CmAの電流
    の大きさで15時間充電し、0.2CmAの電流の大き
    さで1.0Vに至るまで放電することを1サイクルとす
    る請求項4記載のアルカリ蓄電池。
  6. 【請求項6】前記セパレータの樹脂表面層へグラフト重
    合されたカルボキシル基を有する親水性化合物は、アク
    リル酸および/またはメタクリル酸であり、そのグラフ
    ト率が4〜16重量%である請求項4記載のアルカリ蓄
    電池。
  7. 【請求項7】前記アクリル酸および/またはメタクリル
    酸のグラフト率は、7〜11重量%である請求項6記載
    のアルカリ蓄電池。
  8. 【請求項8】正極、負極、セパレータおよびアルカリ電
    解液を備え、セパレータは、ポリオレフィン系樹脂を構
    成材料とする織布または不織布よりなり、その表面層に
    アクリル酸および/またはメタクリル酸がグラフト重合
    されていて、そのグラフト率が7〜11重量%である電
    池であり、かつこの電池は、1サイクル目の充放電の放
    電容量を100%とし、充放電を繰り返し、放電容量が
    1サイクル目のそれの60%以下に低下した時点で、そ
    の電池内部に存在する炭酸根量が電池容量1Ah当たり
    20〜60mgに規制されているアルカリ蓄電池。
  9. 【請求項9】充放電のサイクルは、0.1CmAの電流
    の大きさで15時間充電し、0.2CmAの電流の大き
    さで1.0Vに至るまで放電することを1サイクルとす
    る請求項8記載のアルカリ蓄電池。
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