JPH1179269A

JPH1179269A - ディスク保持装置

Info

Publication number: JPH1179269A
Application number: JP16952998A
Authority: JP
Inventors: Ian Macfarlane Cowan; イアン・マクファーレン・カワン
Original assignee: ALPHA TECH MOULDING Ltd
Current assignee: ALPHA TECH MOULDING Ltd
Priority date: 1997-06-17
Filing date: 1998-06-17
Publication date: 1999-03-23
Also published as: EP0886278A1; NO982776D0; GB9712536D0; NO982776L

Abstract

(57)【要約】【課題】ディスクの外側にあって、ディスクの中心孔
ではなくディスクの周辺エッジに係合する手段を提供す
ることによってＤＶＤに損傷を引き起こす不都合を回避
する。【解決手段】ボックスまたは他の容器において移動し
ないようにディスク１４の周辺エッジによってディスク
を固定できるようにしたディスク保持装置であって、前
記ディスク保持装置は、ディスク（１４）を挿入するほ
ぼ円形の開口部（１３）を形成する、相補的な形状をし
た一対の弧状のロケーター（１１、１２）と、担持部材
（１５）とクリップ部材（１６）とからなるディスク係
合手段と、ディスクを偏倚させてクリップ部材（１６）
と係合させるリーフスプリング１７）のような手段とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、ディスク保持装
置に関し、また、本願発明に係わるディスク保持装置を
備えたディスク用の容器に関する。

【０００２】本願発明は、本願明細書において、ディジ
タルビデオディスク（ＤＶＤ）に関連して使用するディ
スク保持装置を特に参照して説明されているが、本願発
明をそれに限定して解釈すべきではない。本願発明に係
わるディスク保持装置は、また、コンパクトディスク
（ＣＤ）などと関連して使用することもできる。

【０００３】

【従来の技術】ＣＤにもＤＶＤにも、ディスクプレーヤ
ーのスピンドル（軸）に係合する中心孔が設けられてい
る。従来、ディスクを貯蔵可能な容器には、ディスクの
中心孔に係合するクリップが設けられている。前記クリ
ップは、概ね、容器の表面に取り付けられるようになっ
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記既知のクリップに
ディスクを係合させるために、また、前記クリップとの
係合からディスクを取り外すために、直径周辺でディス
クを曲げることが必要である。

【０００５】ＤＶＤの隣接する溝は、ＣＤの溝よりも互
いにより接近して形成されており、ＤＶＤを曲げると、
ＤＶＤに損傷を引き起こし易くなっていた。

【０００６】本願出願人は、ディスクの外側にあって、
ディスクの中心孔ではなくディスクの周辺エッジに係合
する手段を提供することによって、上述した不都合を避
けることができるディスク保持装置を発明した。

【０００７】

【課題を解決するための手段】したがって、本願発明
は、ディスク保持装置であって、支持面と；前記支持面
に取り付けられ、相補的な形状にされた一対の弧状のロ
ケーターであって、該一対のロケーターの間にディスク
を挿入することができるほぼ円形の開口部を形成するロ
ケーターと；互いに対して直径方向で対向して設けられ
た担持部材及びクリップ部材を有する、ディスク係合手
段と；前記ディスクを偏倚させて前記クリップ部材と係
合させる手段と；を備え、それによって、前記ディスク
がその周辺エッジによって固定されるディスク保持装置
を提供するものである。

【０００８】前記弧状のロケーターは、各々、前記ディ
スクを保持する外側部と、前記ディスクを支持する内側
部とを備えていることが好ましい。

【０００９】前記クリップ部材には、ディスクの周縁部
に係合できるように形成された第１の部分と、第２の部
分とが、適切に設けられており、前記第２の部分によっ
て、前記クリップ部材を前記ディスクとの係合から取り
外しことができるようになっている。そのような第２の
部分は、例えば、レバーとすることができる。

【００１０】前記ディスクを偏倚させて前記クリップ部
材と係合させる手段は、適切なリーフスプリング（板ば
ね）を備えている。

【００１１】前記リーフスプリングの一端は、前記支持
面に取り付けられていることが好ましい。前記リーフス
プリングの他端は、前記ディスクの周辺エッジに接触
し、これによって、前記ディスクの周辺エッジは、前記
クリップ部材と係合できるようになっている。

【００１２】さらに、支持部材を設けることができ、こ
れらの支持部材を、前記ロケーターによって形成された
前記円形の開口部内で前記支持面に設けると便利にする
ことができる。

【００１３】前記ロケーター、前記担持部材、前記クリ
ップ部材、前記リーフスプリング、及び前記支持部材
を、各々、前記支持面と一体的に成形することができ
る。前記支持面と一体部材とは、そのため、例えば、ポ
リプロピレンのような成形可能なプラスチック材料から
形成することができる。

【００１４】前記支持面は、ディスク用のボックス等の
容器の半体を構成することができる。

【００１５】したがって、本願発明は、また、上述した
ようなディスク保持装置を含むディスク用の容器を提供
するものである。

【００１６】本願発明の好適な実施例は、下記の説明の
具体例によって、また、添付した図面によって、単に例
証されている。

【００１７】図面において、同じ参照符号は、同じ部品
を示している。

【００１８】

【発明の実施の形態】図１ないし図３を参照すると、支
持面１０には、互いに対し相補的な形状の一対の弧状の
ロケーター（又は位置決め部材）１１及び１２が（例え
ば、型成形によって）取り付けられている。ロケーター
１１及び１２は、該ロケーター１１及び１２の間に、デ
ィスク１４を挿入することができるほぼ円形の開口部１
３を形成している。

【００１９】ディスク１４は、段付きの担持部材１５
と、段付きの担持部材１５に対し直径方向で反対側に設
けられたクリップ部材１６と、ロケーター１１及び１２
とに係合することによって、該ディスク１４の周辺に沿
って固定される。段付きの担持部材１５と、クリップ部
材１６と、ロケーター１１及び１２とは、全て、（例え
ば、型成形によって）支持面１０に取り付けられる。

【００２０】一端が同様に支持面１０に取り付けられた
リーフスプリング１７によって、ディスク１４は、クリ
ップ部材１６の表面１６Ａに対して偏倚される。

【００２１】クリップ部材１６は、レバー部１６Ｂを備
えている。レバー部１６Ｂが押されたとき、レバー部１
６Ｂによって、ディスク１４の周辺と表面１６Ａとの係
合が解放されるようになっている。リーフスプリング１
７のこの作動によって、ディスク１４が押されて、ロケ
ーター１１及び１２から離れ、ディスク１４を取り外す
ことができる。

【００２２】図４に示されているように、ロケーター１
１は、ディスク１４を保持する外側部１１Ａと、ディス
ク１４を支持する内側部１１Ｂとを備えている。これと
対応して、ロケーター１２も、ディスク１４を保持する
外側部と、ディスク１４を支持する内側部とを備えてい
る。

【００２３】さらに、３つの支持部材１８、１９、及び
２０を設けることができる。かかる支持部材によって、
ディスク１４が本願発明のディスク保持装置に係合した
とき、ディスク１４の安定性を高めることができる。

【００２４】支持面１０は、適切に、ディスク用のボッ
クス等の容器の半体を構成している。そのため、支持面
１０は、相補的な形状の「蓋」に都合良くヒンジ留めす
ることができる。前記蓋は、例えば、成形可能なプラス
チック材料から形成することができる。前記蓋には、ク
リップや凹部などを設けることができる。これによっ
て、例えば、パンフレットや指示リーフレットを含める
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本願発明にかかわるディスク保持装置
の平面図である。

【図２】図２は、図１に示されたディスク保持装置の側
面図である。

【図３】図３は、図１の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿って取っ
た断面図である。

【図４】図４は、図１の線ＩＶ−ＩＶに沿って取った断
面図である。

【符号の説明】

１０支持面１１ロケーター１１Ａ外側部１１Ｂ内側部１２ロケーター１３開口部１４ディスク１５段付きの担
持部材１６クリップ部材１６Ａ表面１６Ｂレバー部１７リーフスプ
リング１８支持部材１９支持部材２０支持部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598080093 ＳａｎｄｓＩｎｄｕｓｔｒｉａｌＥｓｔａｔｅ，ＨｉｇｈＷｙｃｏｍｂｅ，ＢｕｃｋｉｎｇｈａｍｓｈｉｒｅＨＰ12 ４ＨＪ，Ｅｎｇｌａｎｄ (72)発明者イアン・マクファーレン・カワンイギリス国ウエスト・ミドランズビー 73・６アールピー，サットン・コールドフィールド，チェスター・ロード・ノース 338

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】支持面（１０）と；前記支持面（１０）
に取り付けられ、相補的な形状にされた一対の弧状のロ
ケーター（１１、１２）であって、該一対のロケーター
の間に、ディスク（１４）を挿入することができるほぼ
円形の開口部（１３）を形成する一対の弧状のロケータ
ー（１１、１２）と；担持部材（１５）と、前記担持部
材（１５）に対して直径方向で対向して設けられたクリ
ップ部材（１６）とを有する、ディスク係合手段と；前
記ディスク（１４）を偏倚させて前記クリップ部材（１
６）と係合させる手段と；を備え、それによって、前記ディスクが、その周辺エッジによっ
て固定されることを特徴とするディスク保持装置。
【請求項２】請求項１に記載のディスク保持装置にお
いて、各弧状のロケーター（１１、１２）は、前記ディスク
（１４）を保持する外側部（１１Ａ）と、前記ディスク
（１４）を支持する内側部（１１Ｂ）とを備えているこ
とを特徴とするディスク保持装置。
【請求項３】請求項１または２に記載のディスク保持
装置において、前記クリップ部材（１６）は、前記ディスク（１４）の
周縁部に係合できるように形成された第１の部分（１６
Ａ）と、第２の部分（例えば、レバー１６Ｂ）とを備え
ており、前記第２の部分によって、前記クリップ部材
（１６）は、前記ディスク（１４）との係合から解除で
きることを特徴とするディスク保持装置。
【請求項４】請求項１ないし３のいずれか１項に記載
のディスク保持装置において、前記ディスク（１４）を偏倚させて前記クリップ部材
（１６）と係合させる前記手段は、リーフスプリング
（１７）を備えていることを特徴とするディスク保持装
置。
【請求項５】請求項４に記載のディスク保持装置にお
いて、前記リーフスプリング（１７）の一端は前記支持面（１
０）に取り付けられており、前記リーフスプリング（１７）の他端は前記ディスク
（１４）に接触し、これによって、前記ディスク（１
４）が偏倚されて前記クリップ部材（１６）と係合可能
になっていることを特徴とするディスク保持装置。
【請求項６】請求項１ないし５のいずれか１項に記載
のディスク保持装置において、さらに、支持部材（１８、１９、２０）が、前記ロケー
ター（１１、１２）によって形成された前記開口部（１
３）内で前記支持面（１０）に設けられていることを特
徴とするディスク保持装置。
【請求項７】請求項１ないし６のいずれか１項に記載
のディスク保持装置において、前記ロケーター（１１、１２）、前記担持部材（１
５）、前記クリップ部材（１６）、前記リーフスプリン
グ（１７）、及び前記支持部材（１８、１９、２０）
は、前記支持面（１０）と一体的に成形されていること
を特徴とするディスク保持装置。
【請求項８】請求項７に記載のディスク保持装置にお
いて、前記支持面（１０）と前記一体部材（１１、１２、１
５、１６、１７、１８、１９、２０）とは、例えば、ポ
リプロピレンのような成形可能なプラスチック材料から
形成されていることを特徴とするディスク保持装置。
【請求項９】請求項１ないし８のいずれか１項に記載
のディスク保持装置において、前記支持面（１０）は、前記ディスク（１４）用のボッ
クス等の容器の半体を備えていることを特徴とするディ
スク保持装置。
【請求項１０】ディスク用のボックスまたは他の容器
であって、前記ボックスは、請求項１ないし９のいずれ
か１項に記載のディスク保持装置を備えていることを特
徴とする、ディスク用のボックスまたは他の容器。