JPH0741738U - ディスク状体のクランプ装置 - Google Patents
ディスク状体のクランプ装置Info
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- JPH0741738U JPH0741738U JP6983193U JP6983193U JPH0741738U JP H0741738 U JPH0741738 U JP H0741738U JP 6983193 U JP6983193 U JP 6983193U JP 6983193 U JP6983193 U JP 6983193U JP H0741738 U JPH0741738 U JP H0741738U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 CD再生装置において、開閉扉の開閉時に、
クランパが開閉扉などに接触して発生する異音の防止、
およびクランパがCDに接触する際に生じるディスク状
体の傷付きを防止する。 【構成】 クランプ装置は、CDをターンテーブルに挟
圧する挟圧部45および円筒部46から成るクランパ本
体66と、複数の突起部67および68を有し、ゴムな
どによって実現される緩衝部材69と、フランジ47
と、ターンテーブルに磁気吸着し、ディスク状体をター
ンテーブルに固定するためのクランプ磁石49と、押え
板55とを備えるクランパ48を含んで構成される。前
記突起部68は、前記フランジ47に設けられた複数の
孔73からそれぞれ突出し、また前記突起部67は、前
記クランパ本体66の挟圧部45に設けられた複数の孔
72を介し、挟圧部45の底面からそれぞれ突出する。
クランパが開閉扉などに接触して発生する異音の防止、
およびクランパがCDに接触する際に生じるディスク状
体の傷付きを防止する。 【構成】 クランプ装置は、CDをターンテーブルに挟
圧する挟圧部45および円筒部46から成るクランパ本
体66と、複数の突起部67および68を有し、ゴムな
どによって実現される緩衝部材69と、フランジ47
と、ターンテーブルに磁気吸着し、ディスク状体をター
ンテーブルに固定するためのクランプ磁石49と、押え
板55とを備えるクランパ48を含んで構成される。前
記突起部68は、前記フランジ47に設けられた複数の
孔73からそれぞれ突出し、また前記突起部67は、前
記クランパ本体66の挟圧部45に設けられた複数の孔
72を介し、挟圧部45の底面からそれぞれ突出する。
Description
【0001】
本考案は、たとえばコンパクトディスク(以後CDと記す)等のディスク状体 をターンテーブルに挟圧固定するディスク状体のクランプ装置に関する。
【0002】
図7は、従来のCD再生装置1の内部の構成を示す断面図である。CD再生装 置1には開閉自在な開閉扉17が設けられており、この開閉扉17の内側にはC D2をターンテーブル3に挟圧固定するためのクランプ装置4が設けられている 。
【0003】 クランプ装置4は、CD2をターンテーブル3に挟圧する挟圧部5および挟圧 部5に一端が固定される円筒部6から成るクランパ本体26と、円筒部6の他端 に形成されるフランジ7とを備えて構成されるクランパ8を含んで構成される。 クランパ8は、CD再生時に高速で回転を行うCD2と、ターンテーブル3との 間に滑りを生じさせないために、内部にドーナツ状のクランプ磁石9を内蔵して いる。このクランプ磁石9は、押え板15とクランパ8の挟圧部5とによって挟 持されており、磁性材料から成るターンテーブル3に磁気吸着し、CD2をター ンテーブル3に挟圧固定している。
【0004】 また、クランパ8において、挟圧部5と一体成形された円筒部6には、複数の 係止片16が形成されている。これに対応してフランジ7には、前記係止片16 と係合する複数の係止片14が形成されている。クランプ磁石9が円筒部6内部 に装着され、さらに押え板15が装着された後、前記係止片16は、前記係止片 14にそれぞれ係合されて円筒部6とフランジ7とが相互に固定される。
【0005】 図示しない再生スタートボタン等が操作されることによって、ターンテーブル 3は駆動モータ10の回転軸10aを中心として回転を開始し、トラッキングモ ータ19によってピックアップ20が移動され、CD2に記録されている情報が 読出される。ここで、駆動モータ10とトラッキングモータ19とは、基台18 に取付けられている。
【0006】 また、開閉扉17は、筺体13に回転可能に固定されている開閉扉ホルダ17 aに固定されており、外部からのたとえば操作者の指等による押圧操作によって ヒンジ17bを中心として揺動変位する。開閉扉ホルダ17aには、クランパ8 を支持するための支持部材である支持枠11が形成されている。この支持枠11 の先端部11aは、クランパ8の円筒部6の外径よりも大きく、かつクランパ8 のフランジ7の外径よりも小さい内径の遊通孔12に形成されており、開閉扉1 7を閉じた状態でクランパ8が先端部11aとの間に隙間W3を有するように該 遊通孔12を遊挿して、ターンテーブル3に近接・離反変位可能に支持している 。
【0007】 CD再生時においては、クランパ8は回転を行うので、遊通孔12の隙間W3 は、クランパ8の回転を妨げることがないだけの間隔に選ばれる。また、クラン パ8は、CD2を挟圧固定した状態で回転を行うので、ターンテーブル3の回転 中心10cと、該クランパ8の回転中心25とを一致させる必要がある。そこで 、ターンテーブル3の表面から、回転軸10aの先端を突出させて形成した突起 部10bに嵌合する傾斜面21,22を有する凹部23を、クランパ8の挟圧部 5に形成し、開閉扉17を閉じたときに、該クランパ8はターンテーブル3の突 起部10bが傾斜面21,22上を摺動してゆくことによって案内され、クラン パ8の回転中心25とターンテーブル3の回転中心10cとが一致しやすいよう にしている。
【0008】 一方、CD2の再生が終了してCD2を取出す場合、図示しないCD取出釦が 操作されると、開閉扉17の遊端側の筺体13に取付けられたフックがはずれ、 開閉扉17が図示しないバネの弾発力によって開かれる。これに伴って、クラン プ磁石9によってターンテーブル3に吸着しているクランパ8のフランジ7が支 持枠11の先端部11aによって持上げられて、クランパ8がターンテーブル3 から引離され、さらに前記先端部11aに保持されて開閉扉17が開ききるまで 誘導され、2点鎖線で示す状態となる。
【0009】
従来のCD再生装置1のクランパ8は、フランジ7が樹脂などの硬質材料で形 成されているために、前述のようにCD取出釦が操作されて開閉扉17が開く際 に、支持枠11の先端部11aによって誘導されてきたクランパ8がその慣性に よって開閉扉17の内面に衝突し、さらにその反動で先端部11aに衝突すると いう具合に、開閉扉17の内面と先端部11aとの間で衝突を繰返し、カタカタ カタ…という異音が生じるという問題がある。
【0010】 また、前記クランパ8は、クランパ本体26が樹脂などの硬質材料で形成され ているため、指等による押圧操作によって開閉扉17が閉じられる際にクランパ 8の挟圧部5がCD2に接触するとCD2に傷がつくという問題がある。
【0011】 本考案の目的は、開閉扉の開閉時に、クランパが開閉扉などに接触することに よる異音の発生を防止することができるとともに、クランパがCDなどのディス ク状体に接触することによる傷の発生を防止することができるディスク状体のク ランプ装置を提供することである。
【0012】
本考案は、ターンテーブル上に載置されたディスク状体を、前記ターンテーブ ルに近接・離反変位自在となるように支持部材によって揺動自在に支持されたク ランパによって、前記ディスク状体が回転自在となるように挟圧固定するディス ク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、 前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができる有底筒状のクラン パ本体と、 前記クランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方向外方に伸び、前記取 付孔よりも大径のフランジと、 前記クランパ本体の底面の少なくとも一部分に取付けられる弾性部材とを含 むことを特徴とするディスク状体のクランプ装置である。
【0013】 また本考案は、ターンテーブル上に載置されたディスク状体を、前記ターンテ ーブルに近接・離反変位自在となるように支持部材によって揺動自在に支持され たクランパによって、前記ディスク状体が回転自在となるように挟圧固定するデ ィスク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、 前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができる有底筒状のクラン パ本体と、 前記クランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方向外方に伸び、前記取 付孔よりも大径のフランジと、 前記フランジの表裏両面の少なくともいずれか一方に取付けられる弾性部材 とを含むことを特徴とするディスク状体のクランプ装置である。
【0014】 また本考案は、ターンテーブル上に載置されたディスク状体を、前記ターンテ ーブルに近接・離反変位自在となるように支持部材によって揺動自在に支持され たクランパによって、前記ディスク状体が回転自在となるように挟圧固定するデ ィスク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、 前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができる有底筒状のクラン パ本体と、 前記クランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方向外方に伸び、前記取 付孔よりも大径のフランジと、 前記フランジの外周面が嵌り込む凹溝が形成された無端環状の弾性部材とを 含むことを特徴とするディスク状体のクランプ装置である。
【0015】 また本考案は、ターンテーブル上に載置されたディスク状体を、前記ターンテ ーブルに近接・離反変位自在となるように支持部材によって揺動自在に支持され たクランパによって、前記ディスク状体が回転自在となるように挟圧固定するデ ィスク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができる有 底筒状のクランパ本体と、前記クランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方 向外方に伸び、前記取付孔よりも大径のフランジとを備え、弾性部材で一体成形 されることを特徴とするディスク状体のクランプ装置である。
【0016】
本考案に従えば、ディスク状体のクランプ装置は、開閉扉などの内面に形成さ れる支持部材によってターンテーブルに近接・離反変位自在となるように支持さ れたクランパによって、前記ターンテーブル上に載置されたコンパクトディスク などのディスク状体を回転自在に挟圧固定する。
【0017】 前記クランパは、有底筒状のクランパ本体と、クランパ本体の開口端側端部の 外周面から半径方向外方に伸びるフランジとを備えて構成される。前記クランパ 本体は、前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができるように形成さ れ、また前記フランジは、クランパが前記取付孔から脱落しないように前記取付 孔よりも大径に形成されているために、前記クランパは、前記支持部材によって 揺動自在に支持されている。
【0018】 上述のような構成であるディスク状体のクランプ装置において、ディスク状体 の再生が終了してコンパクトディスク取出釦などが操作されると、前記開閉扉が バネの弾発力などによって開かれる。これに伴って、クランパのフランジが前記 取付孔の先端部に引掛かり、クランパが引き上げられ、開閉扉が開ききるまで誘 導される。
【0019】 本考案に従えば、上述のようなディスク状体のクランプ装置において、前記ク ランパは、クランパ本体の底面の少なくとも一部分に、ゴムなどによって実現さ れる弾性部材が取付けられている。したがって、前記開閉扉が閉じられる際のク ランパ本体の底面がディスク状体に接触するときに生じるディスク状体の傷が防 止できる。
【0020】 また本考案に従えば、前述のようなディスク状体のクランプ装置において、ク ランパには、フランジの表裏両面の少なくともいずれか一方に、ゴムなどによっ て実現される弾性部材が取付けられている。したがって、前述のようにコンパク トディスク取出釦が操作されて開閉扉が開かれる際、開閉扉が開ききったときに 、その反動で前記クランパのフランジが前記支持部材に接触して発生する異音が 防止できる。
【0021】 さらにまた本考案に従えば、前述のようなディスク状体のクランプ装置におい て、クランパには、フランジの外周面が嵌まり込む凹溝が形成された、ゴムなど によって実現される弾性部材が備えられているために、前述のようにコンパクト ディスク取出釦が操作されて開閉扉が開く際に、開閉扉が開ききったときに、そ の反動で前記クランパのフランジが前記支持部材に接触して発生する異音を防止 することができる。
【0022】 さらにまた本考案に従えば、前述のようなディスク状体のクランプ装置におい て、クランパのクランパ本体とフランジとが、ゴムなどによって実現される弾性 部材で一体成形されている。したがって前記開閉扉が閉じられる際にクランパ本 体の底面がディスク状体に接触するときに生じるディスク状体の傷が防止でき、 さらに、前述のようにコンパクトディスク取出釦が操作されて開閉扉が開く際に 、開閉扉が開ききったとき、その反動で前記クランパのフランジが前記支持部材 に接触して発生する異音も防止することができる。
【0023】
図1は本考案の一実施例のクランパ48の分解斜視図であり、図2はクランパ 48の構成を示す断面図であり、図3は前記クランパ48が備えられたCD再生 装置41の内部の構成を示す断面図である。
【0024】 CD再生装置41には、開閉自在な開閉扉57が備えられており、この開閉扉 57の内側にはCD42をターンテーブル43に挟圧固定するためのクランプ装 置44が備えられている。
【0025】 クランプ装置44は、CD42をターンテーブル43に挟圧する挟圧部45お よび円筒部46から成る有底筒状のクランパ本体66と、緩衝部材69と、フラ ンジ47とを備えるクランパ48を含んで構成される。前記クランパ48は、C D再生時に高速で回転を行うCD42と、ターンテーブル43との間に滑りを生 じさせないために、内部にドーナツ状のクランプ磁石49を内蔵しており、前記 クランプ磁石49が、磁性材料から成るターンテーブル43に磁気吸着し、CD 42をターンテーブル43に挟圧固定する。
【0026】 前記緩衝部材69は、大略的に、底面に複数の突起部67を有する筒状の緩衝 部材本体70と、表面に複数の突起部68を有するフランジ部71とから成り、 ゴムなどによって一体成形される。クランパ本体66に、前記緩衝部材本体70 が嵌合され、前記突起部67は、クランパ本体66の挟圧部45に設けられた複 数の孔72をそれぞれ介し、挟圧部45の底面から突出する。さらに前記緩衝部 材本体70の内部には、クランプ磁石49と、押え板55とが内蔵され、前記押 え板55の複数の位置決め突起75がクランプ磁石49の内周面76に嵌り込む ことによって、クランプ磁石49の横ぶれが防止される。
【0027】 また、前記クランパ本体66の円筒部46には複数の係止片56が備えられて おり、前記係止片56は、緩衝部材69のフランジ部71に設けられた複数の孔 74を介し、フランジ47に設けられた複数の係止片54にそれぞれ係合するこ とによって、クランパ本体66と、緩衝部材69およびフランジ47との接合お よび固定が行われる。
【0028】 これに伴って、前記緩衝部材69の突起部68は、前記フランジ47に設けら れた複数の孔73をそれぞれ介し、フランジ47の上面から突出する。またこれ に伴って、前記フランジ47の位置決め突起77が、前記押え板55の位置決め 孔78に嵌まり込み、押え板55の横ぶれが防止され、これと同時に、クランプ 磁石49および押え板55は、緩衝部材69を介してクランパ本体66とフラン ジ47との間に挟持される。
【0029】 図示しない再生釦等が操作されることによって、ターンテーブル43は駆動モ ータ50の回転軸50aを中心として回転を開始し、トラッキングモータ59に よってピックアップ60が移動され、CD42に記録されている情報が読出され る。ここで、前記駆動モータ50と前記トラッキングモータ59とは、基台58 に取付けられている。
【0030】 また、開閉扉57は、筺体53に回転可能に固定されている開閉扉ホルダ57 aに固定されており、外部からのたとえば操作者の指等による押圧操作によって ヒンジ57bを中心として揺動変位する。開閉扉ホルダ57aには、クランパ4 8を支持するための支持部材である支持枠51が形成されている。この支持枠5 1の先端部51aは、クランパ48の円筒部46の外径よりも大きく、かつクラ ンパ48のフランジ47の外径よりも小さい内径の遊通孔52に形成されており 、開閉扉57を閉じた状態でクランパ48が先端部51aとの間に隙間W4を有 するように該遊通孔52を遊挿して、ターンテーブル43に近接・離反変位可能 に支持している。
【0031】 CD再生時においては、クランパ48は回転を行うので、遊通孔52の隙間W 4は、クランパ48の回転を妨げることがないだけの間隔に選ばれる。また、ク ランパ48は、CD42を挟圧固定した状態で回転を行うために、ターンテーブ ル43の回転中心50cとクランパ48の回転中心65とを一致させる必要があ る。そこで、ターンテーブル43の表面から、回転軸50aの先端を突出させて 形成した突起部50bに嵌合する傾斜面61,62を有する凹部63を、クラン パ48の挟圧部45に形成し、開閉扉57を閉じたときに、該クランパ48はタ ーンテーブル43の突起部50bが傾斜面61,62上を摺動してゆくことによ って案内され、クランパ48の回転中心65とターンテーブル43の回転中心5 0cとが一致しやすいようにしている。
【0032】 一方、CD42の再生が終了してCD42を取出す場合、図示しないCD取出 釦が操作されると、開閉扉57の遊端側の筺体53に取付けられたフックがはず れ、開閉扉57が図示しないバネの弾発力によって開かれる。これに伴って、ク ランプ磁石49によってターンテーブル43に吸着しているクランパ48のフラ ンジ47が支持枠51の先端部51aによって持上げられて、クランパ48がタ ーンテーブル43から引離され、さらに前記先端部51aによって開閉扉57が 開ききるまで誘導され、図3において2点鎖線で示す状態となる。
【0033】 前述のようにして、開閉扉57が開く際に、支持枠51の先端部51aによっ て誘導されてきたクランパ48がその慣性によって開閉扉57の内面に衝突し、 さらにその反動で先端部51aに衝突するという具合に、開閉扉57の内面と先 端部51aとの間で衝突を繰返すのであるが、クランパ48には緩衝部材69が 備えられており、フランジ47の孔73から突出した前記緩衝部材69の突起部 68と、フランジ部71とによって、樹脂などの硬質の材料で形成されているフ ランジ47の、開閉扉57の内面および前記先端部51aへの直接の接触が防止 される。こうして、開閉扉57が開かれる際の異音の発生を防止することができ る。
【0034】 また、前記クランパ48は、緩衝部材69を備え、その緩衝部材本体70の底 面に設けられた突起部67が、クランパ本体66の挟圧部45の孔72からそれ ぞれ突出しているので、CD42が取換えられ、指等による押圧操作によって開 閉扉57が閉じられるにあたって、樹脂などの硬質の材料で形成されるクランパ 本体66の挟圧部45がCD42を挟圧固定するときに、CD42に傷が付くの を防止することができる。
【0035】 図4は、本考案の他の実施例のクランパ48aの構成を示す断面図である。ク ランパ48aは、先の実施例におけるクランパ48と同様に、図3に示されるよ うなCD再生装置41に備えられており、前記クランパ48と対応する部分には 、同一の参照符号を付す。
【0036】 注目すべきは、クランパ48aには、ゴムなどによって一体成形される緩衝部 材69aが備えられる点である。前記緩衝部材69aは、フランジ47の外周面 が嵌り込む凹溝79を有するフランジ部71aと、底面に複数の突起部67aを 有する無端環状の緩衝部材本体70aとから成る。
【0037】 したがって、CD取出釦などの操作によって開閉扉57が開かれた際に、緩衝 部材69aのフランジ部71aによってフランジ47が開閉扉57の内面および 支持枠51の先端部51aに、直接接触することによって生じる異音を防止する ことができる。
【0038】 また、前記クランパ48aは、緩衝部材69aの緩衝部材本体70aの底面に 設けられた突起部67aが、クランパ本体66の挟圧部45の孔72を介し、該 挟圧部45の底面からそれぞれ突出するように形成されているので、指等による 押圧操作によって開閉扉57が閉じられる際に、挟圧部45によって、CD42 に傷が付くのを防止することができる。
【0039】 図5は本考案のさらに他の実施例のクランパ48bの分解斜視図であり、図6 はクランパ48bの構成を示す断面図である。クランパ48bは、第1および第 2実施例におけるクランパ48および48aと同様に、図3に示されるようなC D再生装置41に備えられている。
【0040】 注目すべきは、クランパ48bは、クランパ本体66bとフランジ47bとが 、ゴムなどによって一体成形されている点であり、前記クランパ本体66bの挟 圧部45bの底面には、複数の突起部67bが備えられている。また、前記クラ ンパ本体66bの内部には、ドーナツ状のクランプ磁石49aが備えられており 、押え板55aの外周部分が、前記クランパ本体66bの内周面に設けられた凹 溝80に嵌り込むことによって、前記クランプ磁石49aは、押え板55aとク ランパ本体66bとによって挟持される。これと同時に、押え板55aの複数の 位置決め突起75aがクランプ磁石49aの内周面76aにそれぞれ嵌り込み、 クランプ磁石49aの横ぶれが防止される。
【0041】 したがって、CD取出釦などの操作によって開閉扉57が開かれた際に、フラ ンジ47aが開閉扉57の内面および支持枠51の先端部51aに接触すること によって生じる異音を防止することができる。
【0042】 また、前記クランパ48bは、クランパ本体66bがゴムなどによって構成さ れているために、CD42が取出され、指等による押圧操作によって開閉扉57 が閉じられる際にCD42に傷が付くのを防止することができる。
【0043】 なお、本実施例では、クランパ48bのクランパ本体66bがゴムなどによっ て形成されているので、前記クランパ本体66bの底面に設けられた突起部67 bはなくてもよい。
【0044】
以上のように本考案によれば、クランパ本体の底面の少なくとも一部分に、ゴ ムなどによって実現される弾性部材が取付られており、樹脂などの硬質の材料で 形成されているクランパ本体が、コンパクトディスクなどのディスク状体に直接 に接触しないために、クランパがディスク状体に装填されるときに生じるディス ク状体の傷を防止することができる。
【0045】 また本考案によれば、クランパには、フランジの表裏両面の少なくともいずれ か一方に、ゴムなどによって実現される弾性部材が取付けられており、樹脂など の硬質の材料で形成されるフランジが、支持部材に直接に接触しないので、たと えば開閉扉が開かれたときなどに生じる異音の発生を防止することができる。
【0046】 さらにまた本考案によれば、クランパには、フランジの外周面が嵌り込む凹溝 が形成され、ゴムなどによって実現される弾性部材が備えられているので、樹脂 などの硬質の材料で形成されているフランジが、支持部材に直接に接触すること はなく、たとえば開閉扉が開かれたときなどに生じる異音の発生を防止すること ができる。
【0047】 さらにまた本考案によれば、クランパは、クランパ本体とフランジとが、ゴム などによって実現される弾性部材で一体成形されているので、クランパがディス ク状体に装着されるときに生じるディスク状体の傷付を防止することができ、さ らに、開閉扉が開かれたときなどにフランジが支持部材に接触することによって 生じる異音の発生を防止することができる。
【図1】本考案の第1実施例のクランパ48の分解斜視
図である。
図である。
【図2】クランパ48の構成を示す断面図である。
【図3】クランパ48が備えられたCD再生装置41の
内部の構成を示す断面図である。
内部の構成を示す断面図である。
【図4】本考案の第2実施例のクランパ48aの構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】本考案の第3実施例のクランパ48bの分解斜
視図である。
視図である。
【図6】クランパ48bの構成を示す断面図である。
【図7】従来のCD再生装置1の内部の構成を示す断面
図である。
図である。
41 CD再生装置 42 CD 43 ターンテーブル 44 クランプ装置 45,45a 挟圧部 46,46a 円筒部 47,47b フランジ 48,48a,48b クランパ 49,49a クランプ磁石 50 駆動モータ 51 支持枠 52 遊通孔 53 筺体 55,55a 押え板 57 開閉扉 57a 開閉扉ホルダ 59 トラッキングモータ 60 ピックアップ 66,66b クランパ本体 67,67a,67b 突起部 68 突起部 69,69a 緩衝部材
Claims (4)
- 【請求項1】 ターンテーブル上に載置されたディスク
状体を、前記ターンテーブルに近接・離反変位自在とな
るように支持部材によって揺動自在に支持されたクラン
パによって、前記ディスク状体が回転自在となるように
挟圧固定するディスク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、 前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができ
る有底筒状のクランパ本体と、 前記クランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方向
外方に伸び、前記取付孔よりも大径のフランジと、 前記クランパ本体の底面の少なくとも一部分に取付けら
れる弾性部材とを含むことを特徴とするディスク状体の
クランプ装置。 - 【請求項2】 ターンテーブル上に載置されたディスク
状体を、前記ターンテーブルに近接・離反変位自在とな
るように支持部材によって揺動自在に支持されたクラン
パによって、前記ディスク状体が回転自在となるように
挟圧固定するディスク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、 前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができ
る有底筒状のクランパ本体と、 前記クランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方向
外方に伸び、前記取付孔よりも大径のフランジと、 前記フランジの表裏両面の少なくともいずれか一方に取
付けられる弾性部材とを含むことを特徴とするディスク
状体のクランプ装置。 - 【請求項3】 ターンテーブル上に載置されたディスク
状体を、前記ターンテーブルに近接・離反変位自在とな
るように支持部材によって揺動自在に支持されたクラン
パによって、前記ディスク状体が回転自在となるように
挟圧固定するディスク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、 前記支持部材に形成された取付孔を遊挿することができ
る有底筒状のクランパ本体と、 前記クランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方向
外方に伸び、前記取付孔よりも大径のフランジと、 前記フランジの外周面が嵌り込む凹溝が形成された無端
環状の弾性部材とを含むことを特徴とするディスク状体
のクランプ装置。 - 【請求項4】 ターンテーブル上に載置されたディスク
状体を、前記ターンテーブルに近接・離反変位自在とな
るように支持部材によって揺動自在に支持されたクラン
パによって、前記ディスク状体が回転自在となるように
挟圧固定するディスク状体のクランプ装置において、 前記クランパは、前記支持部材に形成された取付孔を遊
挿することができる有底筒状のクランパ本体と、前記ク
ランパ本体の開口端側端部の外周面から半径方向外方に
伸び、前記取付孔よりも大径のフランジとを備え、弾性
部材で一体成形されることを特徴とするディスク状体の
クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6983193U JPH0741738U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ディスク状体のクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6983193U JPH0741738U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ディスク状体のクランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741738U true JPH0741738U (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=13414119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6983193U Withdrawn JPH0741738U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ディスク状体のクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741738U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412053B1 (ko) * | 1996-01-16 | 2004-03-18 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크드라이브의디스크고정장치 |
KR100468746B1 (ko) * | 2002-07-09 | 2005-01-29 | 삼성전자주식회사 | 디스크 클램핑 장치 및 이를 채용한 디스크 드라이브 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP6983193U patent/JPH0741738U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412053B1 (ko) * | 1996-01-16 | 2004-03-18 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크드라이브의디스크고정장치 |
KR100468746B1 (ko) * | 2002-07-09 | 2005-01-29 | 삼성전자주식회사 | 디스크 클램핑 장치 및 이를 채용한 디스크 드라이브 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |