JPH1179162A - 包装装置および緩衝部材 - Google Patents

包装装置および緩衝部材

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JPH1179162A
JPH1179162A JP9236070A JP23607097A JPH1179162A JP H1179162 A JPH1179162 A JP H1179162A JP 9236070 A JP9236070 A JP 9236070A JP 23607097 A JP23607097 A JP 23607097A JP H1179162 A JPH1179162 A JP H1179162A
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JP
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contact portion
buffer
cushioning
packaged
packaging
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JP9236070A
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Toru Tanizaki
崎 通 谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩衝性能の高い緩衝部材と、その緩衝部材を
使用した包装装置を提供する。 【解決手段】 被包装体(10)を包装する包装装置
(1)において、被包装体が納入される箱体(11)
と、箱体内に載置され被包装体を支持する緩衝部材(1
2)と、を備え、緩衝部材(12)は、断面形状がL字
状であって被包装体に当接する平面状の当接部(16)
と、当接部の端部から当接部の背面側に向かって延出し
て形成され、当接部の背面側との間で複数の緩衝用空間
(18)を形成するように当接部の背面側に対向し複数
に屈曲する屈曲部(17)と、を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、緩衝部材および
緩衝部材を用いた包装装置に係り、特に空気調和機等の
包装に使用する緩衝部材および緩衝部材を用いた包装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に空気調和機の室外機を包装する従
来の包装装置101を示す。包装装置101は、空気調
和機の室外機が納入される箱体102と、箱体102内
に載置され室外機を支持する緩衝部材103とを備えて
いる。
【0003】図9に示すように、緩衝部材103は、段
ボールシートが複数積層されて形成されている。段ボー
ルシートの内部には微細の多数の空隙が多数形成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す緩衝部材103は、緩衝空間として微細な空隙しか
形成されていないため、緩衝性能が十分ではないという
問題があった。
【0005】特に、空気調和機の室外機のように重量の
大きい被包装体を包装する場合においては、図9に示す
緩衝部材103を使用した図8に示す従来の包装装置1
01は、空気調和機の室外機の搬送中における衝撃等に
室外機を破壊させるという問題を有していた。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、緩衝性能の高い緩衝部材と、その
緩衝部材を使用した緩衝性能の高い包装装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の包装装置は、被包装体を包装する包装
装置において、前記被包装体が納入される箱体と、前記
箱体内に載置され前記被包装体を支持する緩衝部材と、
を備え、前記緩衝部材は、断面形状がL字状であって前
記被包装体に当接する平面状の当接部と、前記当接部の
端部から前記当接部の背面側に向かって延出して形成さ
れ、前記当接部の背面側との間で複数の緩衝用空間を形
成するように前記当接部の背面側に対向し複数に屈曲す
る屈曲部と、を有することを特徴とする。
【0008】第2の発明は、前記屈曲部が、前記当接部
の一方の端部と他方の端部とを連結するよう形成されて
いる。
【0009】第3の発明は、前記緩衝部材の長手方向に
複数の部分に分割可能にスリットが形成されている。
【0010】第4の発明は、前記箱体内の対向する周壁
部に少なくとも一対の前記緩衝部材が載置されており、
前記箱体内に載置され前記一対の前記緩衝部材の移動を
防止する段ボール板を備えている。
【0011】第5の発明は、前記被包装体の底面に取り
付けられた脚部を有し、前記段ボール板が前記脚部の下
方に位置する。
【0012】第6の発明は、前記緩衝部材が前記被包装
体の底面縁部を支持し、前記段ボール板が前記脚部の下
方に前記脚部の底面から所定間隔の間隙を形成するよう
に位置する。
【0013】第7の発明は、前記所定間隔を、前記緩衝
部材が衝撃等を受けて圧縮される圧縮量の大きさにほぼ
等しい大きさにしている。
【0014】第8の発明の緩衝部材は、断面形状がL字
状であって前記被包装体に当接する平面状の当接部と、
前記当接部の端部から前記当接部の背面側に向かって延
出して形成され、前記当接部の背面側との間で複数の緩
衝用空間を形成するように前記当接部の背面側に対向し
複数に屈曲する屈曲部とを有する。
【0015】第9の発明は、前記屈曲部が、前記当接部
の一方の端部と他方の端部を連結するよう形成されてい
る。
【0016】第10の発明は、前記屈曲部の各々の前記
緩衝用空間がほぼ円形の切り口面を有するように形成さ
れている。
【0017】第11の発明は、前記屈曲部の輪郭部に接
するように形成する2つの平面が互いに直交するよう
に、複数の前記緩衝用空間が配設され形成されている。
【0018】第12の発明は、被包装体を空気調和機と
している。
【0019】上述の発明において、緩衝用部材は当接部
と屈曲部とを有し、屈曲部には当接部の端部から当接部
の背面側に向かって延出して複数の緩衝用空間を形成す
るようにしたので、簡易な構成で複数の緩衝用空間を形
成することができる。また、緩衝用空間を、簡易に大き
く形成することができ、緩衝性能を大きくすることがで
きる。
【0020】また、当接部の一方の端部と他方の端部と
が互いに連結するようにして屈曲部を形成することによ
り、当接部の一方の端部と他方の端部とを別々に当接部
の背面等に固定する場合に比べて簡易な構成で複数の緩
衝用空間を形成することができ、また、耐衝撃性を強く
することができる。
【0021】緩衝部材は、長手方向に複数の部分に分割
可能にスリットが形成されているので、使用箇所の大き
さに合わせて分割でき部品の共用化を図ることができる
とともに、容易に分割でき廃棄処分を容易にすることが
できる。
【0022】また、段ボール板を設けることにより、箱
体内に載置された緩衝部材の移動を防止することができ
る。
【0023】また、段ボール板を被包装体の底面に取り
付けられた脚部の下方に位置させることにより、脚部を
段ボール板によって緩衝させることができる。
【0024】また、緩衝部材で被包装体の底面縁部を支
持し、段ボール板を脚部の下方に脚部の底面から所定間
隔の間隙を形成するように位置させることにより、衝撃
等を受け衝撃部材が圧縮した場合に、脚部の受ける衝撃
力等を小さくすることができる。
【0025】また、前記所定間隔は、緩衝部材が衝撃等
を受けて圧縮される圧縮量の大きさにほぼ等しい大きさ
であるので、脚部は段ボール板によって緩衝作用を受け
ることができる。
【0026】また、屈曲部は、各々の前記緩衝用空間が
ほぼ円形の切り口面を有するので、緩衝部材が衝撃等に
より強い圧縮力を受けた場合においても、緩衝用空間の
切り口面の形状は変形しにく円形の形状を維持する傾向
を有し、受けた圧縮力を効率的に分散することができ、
高い緩衝性能を実現することができる。
【0027】屈曲部の輪郭部に接するように形成する2
つの平面が互いに直交するように、複数の緩衝用空間が
配設され形成されているので、緩衝部材の屈曲部を箱体
の内周壁の角部に密着させることができ、緩衝部材を箱
体内に安定して載置することができる。
【0028】緩衝部材を紙管製緩衝材で形成することに
より、屈曲部に形成された緩衝用空間による緩衝作用に
加えて、紙管製緩衝材の緩衝作用を加算することがで
き、高い緩衝性能を有することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本願発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0030】図1乃至図4を参照して本発明の第1実施
形態について説明する。
【0031】図2は、空気調和機の室外機を包装した包
装装置1を示し、包装装置1は下部包装部2と段ボール
からなる上部包装部3と室外機を内部に包装した包装用
カバー4と結束バンド5を備えている。
【0032】図1は、図2に示す包装装置の組立分解図
である。図1に示すように、直方体状の室外機10には
その底面に細長の2本の安定保持用の脚部10aが取り
付けられている。
【0033】室外機10は、包装用カバー4によって包
装され、その上から側面において保護段ボール6が固定
テープ7によって取り付けられ、下部包装部2に納めら
れ、次に上方から上部包装部3が被せられ、結束バンド
5によって結束される。
【0034】次に、図3を参照して下部包装部2につい
て詳細に説明する。
【0035】下部包装部2は、室外機10が納入される
直方体状の箱体11と、箱体11内に載置された紙管製
緩衝材で形成された緩衝部材12、13、14と、箱体
11内で緩衝部材12、13、14の移動を防止するた
めの段ボール板15を備えている。
【0036】図3に示すように、緩衝部材12、13、
14は、箱体11内に内周壁に接するように対向して対
をなして載置されている。最も長い緩衝部材12は、箱
体11の長手方向に載置され、長手部材12の両端側に
は段ボール板15を間に介して最も短い緩衝部材13が
載置されている。中位の長さの緩衝部材14は、箱体1
1の短手方向に載置されている。段ボール板15の長手
方向の両端部は、箱体11の長手方向の対向する内周壁
に当接しており、また、段ボール板15は箱体11内に
おいて脚部10aの下方に位置する。
【0037】各々の緩衝部材12、13、14は、円筒
状の紙管材を変形加工することにより平面状の当接部1
6と屈曲状の屈曲部17を形成している。当接部16
は、互いに直交する2つの平面が交叉されたL字状の断
面形状を有し、室外機10の縁部に当接する。屈曲部1
7は、当接部15の端部から当接部16の背面側に向か
って延出して形成され、当接部16の背面側との間で3
個の緩衝用空間18を形成するように当接部16の背面
側に対向し複数に屈曲するとともに当接部16の一方の
端部と他方の端部とが互いに連結されて形成されてい
る。
【0038】3個の緩衝用空間18はほぼ円形の切り口
面を有する。緩衝用空間18はほぼ円形の切り口面を有
するために、緩衝部材12等が衝撃等により強い圧縮力
を受けた場合においても、緩衝用空間18切り口面の形
状は変形しにくく円形の形状を維持する傾向を有すると
ともに、受けた圧縮力を効率的に分散することができ、
高い緩衝性能を実現することができる。
【0039】なお、緩衝用空間18の個数は3個の例を
示したあるが、複数であれば、3個以外であってもよ
い。
【0040】3個の緩衝用空間18は、屈曲部17の輪
郭部に接するように形成する2つの平面19a、19b
が互いに直交するように、互いに配設されている。この
結果、屈曲部17は、その輪郭部が箱体11の角状の内
側縁部に密着するように、載置される。緩衝用空間18
の個数が3個以外の場合も、屈曲部17の輪郭部に接す
るように形成する2つの平面19a、19bが互いに直
交するようにできる。
【0041】なお、屈曲部17は、当接部16の一方の
端部と他方の端部とが互いに連結されておらず、各々の
端部が当接部16の背面に連結されていてもよい。
【0042】次に、図4を参照して、緩衝部材12、1
3、14の厚さDと段ボール板15の厚さdとの関係に
ついて説明する。図4は、図1において室外機10を包
装した状態でA−Aから見た断面図である。
【0043】図4に示すように、緩衝部材12、13、
14の厚さDは、脚部10aの高さhと段ボール板15
の厚さdとの和に等しいように設定されている。緩衝部
材12、13、14の厚さDは、屈曲部17において屈
曲する部分の曲率半径を適当に選択し緩衝用空間18の
大きさを設定することによって容易に行うことができ
る。
【0044】室外機10の底面の縁部は緩衝部材12等
の当接部16の水平部16aに当接し支持され、脚部1
0aは段ボール部材15に当接し支持されている。
【0045】以上説明したように、上述の実施形態の構
成によれば、緩衝部材12、13、14は、3個の緩衝
用空間18が形成されるように当接部16と屈曲部17
が形成されているので、高い緩衝性能を実現することが
できる。
【0046】また、円筒状の紙管を変形加工するだけな
ので製造が容易である。
【0047】また、当接部16はL字状の断面形状を有
するので室外機10の角状の底面縁部に密着して当接で
きる。また、屈曲部17の輪郭部に接するように形成す
る2つの平面19a、19bが互いに直交するように複
数の緩衝用空間18が形成されているので、屈曲部17
が箱体11の角状の内側縁部に密着して当接するよう
に、緩衝部材12、13、14を載置することができ
る。
【0048】また、緩衝部材12、13、14の厚さD
を、脚部10aの高さhと段ボール板15の厚さdとの
和に等しいように設定したので、室外機10の底面の縁
部を緩衝部材12、13、14に当接させ、脚部10a
を段ボール板15に当接させることができ、室外機10
を安定して緩衝部材12、13、14と脚部10aとに
よって支持することができる。
【0049】また、下部包装部2は緩衝部材12、1
3、14を備えているので、包装装置1は高い緩衝性能
を有することができる。
【0050】次に、図5乃至図7を参照して本発明の第
2の実施形態について説明する。
【0051】図5は、図6に示す包装装置の組立分解図
である。図5に示すように、直方体状の室外機10には
その底面に細長の2本の安定保持用の脚部10aが取り
付けられている。
【0052】室外機10は、包装用カバー4によって包
装され、その上から側面において保護段ボール6が固定
テープ7によって取り付けられ、下部包装装置2に納め
られ、次に上方から上部包装部3が被せられ、結束バン
ド5によって結束される。
【0053】次に、図6を参照して下部包装部2につい
て詳細に説明する。
【0054】下部包装部2は、室外機10が納入される
直方体状の箱体11と、箱体11内に載置された紙管製
緩衝材で形成された緩衝部材12、13、14と、箱体
11内で緩衝部材12、13、14の移動を防止するた
めの段ボール板15を備えている。
【0055】図6に示すように、緩衝部材22、23、
24は、箱体11内に内周壁に接するように対向して対
をなして載置されている。最も長い緩衝部材22は、箱
体11の長手方向に載置され、長手部材22の両端側に
は段ボール板25を間に介して最も短い緩衝部材23が
載置されている。中位の長さの緩衝部材24は、箱体1
1の短手方向に載置されている。段ボール板25の長手
方向の両端部は、箱体11の長手方向の対向する内周壁
に当接しており、また、段ボール板25は箱体11内に
おいて脚部10aの下方に位置する。
【0056】各々の緩衝部材22、23、24は、第1
実施形態における緩衝部材12、13、14とほぼ同様
に構成されているので、重複する部分の説明は同一符号
を付して省略し、異なることのみについて説明する。
【0057】長手方向に比較的に長い緩衝部材22、2
4には、複数の部分に分割可能なようにミシン目状のス
リット30が形成されている。緩衝部材22には3個の
スリット30が形成されており、4個の緩衝部材23に
相当する部分に分割可能であるり、緩衝部材24には1
個のスリット30が形成されており、2個の緩衝部材2
3に相当する部分に分割可能である。
【0058】また、緩衝部材23としては緩衝部材22
を2個に分割したもの流用し、緩衝部材24としては緩
衝部材22を4個に分割したものあるいは緩衝部材23
を2個に分割したものを流用することができる。
【0059】次に、図7を参照して、緩衝部材22、2
3、24の厚さDと段ボール板25の厚さdとの関係に
ついて説明する。図7は、図5において室外機10を包
装した状態でA−Aから見た断面図である。
【0060】図7に示すように、緩衝部材22、23、
24の厚さDは、脚部10aの高さhと段ボール板25
の厚さdとの和に等しいように設定されている。緩衝部
材22、23、24の厚さDは、屈曲部17において屈
曲する部分の曲率半径を適当に選択し緩衝用空間18の
大きさを設定することによって容易に行うことができ
る。
【0061】室外機10の底面の縁部は緩衝部材22、
23、24の当接部16の水平部16aに当接し支持さ
れており、脚部10aは段ボール部材25には当接され
ていない。すなわち、脚部10aの下面と段ボール部材
25の上面との間には、間隙32が形成されている。間
隙32の大きさGは、緩衝部材22、23、24の厚さ
Dと、脚部10aの高さhと段ボール板25の厚さdと
の和との差で与えられる。
【0062】間隙32の大きさGは、室外機10の搬送
中等に生じる衝撃等によって緩衝部材22、23、24
が受け得る圧縮量を考慮し、その圧縮量にほぼ等しい量
に設定されている。間隙32の大きさGの設定は、緩衝
部材22、23、24の厚さDと段ボール板25の厚さ
dとを適当に選択することにより好適に設定することが
できる。
【0063】以上説明したように、上述の実施形態の構
成によれば、長い緩衝部材22等にはスリット30が形
成されているので、使用する箇所に合わせて所望の長さ
の緩衝部材に容易に分割して使用することができ、部品
の共用化を図ることができる。
【0064】また、長い緩衝部材22等を廃棄処分する
場合に、長い緩衝部材22等にはスリット30が形成さ
れているので、従来のように強力な力をかけて折り曲げ
たりする必要がなく、容易に分割して廃棄処分すること
ができる。
【0065】また、緩衝部材22、23、24は、3個
の緩衝用空間18が形成されるように当接部16と屈曲
部17が形成されているので、高い緩衝性能を実現する
ことができる。
【0066】また、当接部16はL字状の断面形状を有
するので室外機10の角状の底面縁部に密着して当接で
きる。また、屈曲部17の輪郭部に接するように形成す
る2つの平面19a、19bが互いに直交するように複
数の緩衝用空間18が形成されているので、屈曲部17
が箱体11の角状の内側縁部に密着して当接するよう
に、緩衝部材22、23、24を載置することができ
る。
【0067】また、緩衝部材22、23、24の厚さD
を、脚部10aの高さhと段ボール板25の厚さdとの
和より大きくし、間隙32を形成するようにし、間隙3
2の大きさGを衝撃等によって緩衝部材22、23、2
4が受け得る圧縮量とほぼ等しくなるようにしたので、
室外機10の搬送中等に衝撃等を受けた場合でも、脚部
10aは段ボール板25による緩衝作用を受けることが
でき、脚部10aが破損したりすることを防止すること
ができる。
【0068】また、下部包装部2は緩衝部材222、2
4を備えているので、包装装置21は高い緩衝性能を有
することができる。
【0069】以上の実施形態の説明において、緩衝部材
12、13、14、22、23、24等を紙管製緩衝材
で形成するとしたが、緩衝部材12、22等は紙管製緩
衝材以外の材料、例えば生分解性プラスチック材等で形
成してもよい。
【0070】また、被包装体として、空気調和機の室外
機10を例に取り説明したが、被包装体は室外機10に
限らず室内機でもよく、さらに空気調和機以外のもので
あってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、従来の段ボールを積層した緩衝部材に比べて緩衝
性能が高く製造し易い包装装置及び緩衝部材を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態の包装装置を示す組み
立て分解図。
【図2】本願発明の第1実施形態の包装装置を示す斜視
図。
【図3】本願発明の第1実施形態の包装装置の下部包装
部を示す組み立て分解図。
【図4】組み立てられた状態の包装装置を図1のA−A
から見たの断面図。
【図5】本願発明の第2実施形態の包装装置を示す組み
立て分解図。
【図6】本願発明の第2実施形態の包装装置の下部包装
部を示す組み立て分解図。
【図7】組み立てられた状態の包装装置を図5のA−A
から見たの断面図。
【図8】従来の包装装置の下部を示す組み立て分解図。
【図9】従来の緩衝部材を示す斜視図。
【符号の説明】
1 包装装置 2 下部包装部 3 上部包装部 4 包装用カバー 5 結束バンド 10 室外機 10a 脚部 11 箱体 12 緩衝部材 13 緩衝部材 14 緩衝部材 15 段ボール板 16 当接部 17 屈曲部 18 緩衝用空間 19a 平面 19b 平面 21 包装装置 22 緩衝部材 23 緩衝部材 24 緩衝部材 25 段ボール板

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被包装体を包装する包装装置において、 前記被包装体が納入される箱体と、前記箱体内に載置さ
    れ前記被包装体を支持する緩衝部材と、を備え、 前記緩衝部材は、 断面形状がL字状であって前記被包装体に当接する平面
    状の当接部と、 前記当接部の端部から前記当接部の背面側に向かって延
    出して形成され、前記当接部の背面側との間で複数の緩
    衝用空間を形成するように前記当接部の背面側に対向し
    複数に屈曲する屈曲部と、 を有することを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】前記屈曲部は、前記当接部の一方の端部と
    他方の端部とが連結されていることを特徴とする請求項
    1に記載の包装装置。
  3. 【請求項3】前記緩衝部材は、長手方向に複数の部分に
    分割可能にスリットが形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の包装装置。
  4. 【請求項4】前記箱体内の対向する周壁部に少なくとも
    一対の前記緩衝部材が載置されており、前記箱体内に載
    置され前記一対の前記緩衝部材の移動を防止する段ボー
    ル板を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装装
    置。
  5. 【請求項5】前記被包装体はその底面に取り付けられた
    脚部を有し、前記段ボール板は前記脚部の下方に位置す
    ることを特徴とする請求項4に記載の包装装置。
  6. 【請求項6】前記緩衝部材は前記被包装体の底面縁部を
    支持し、前記段ボール板は前記脚部の下方に前記脚部の
    底面から所定間隔の間隙を形成するように位置すること
    を特徴とする請求項5に記載の包装装置。
  7. 【請求項7】前記所定間隔は、前記緩衝部材が衝撃等を
    受けて圧縮される圧縮量の大きさにほぼ等しい大きさで
    あることを特徴とする請求項6に記載の包装装置。
  8. 【請求項8】断面形状がL字状であって被包装体に当接
    する平面状の当接部と、 前記当接部の端部から前記当接部の背面側に向かって延
    出して形成され、前記当接部の背面側との間で複数の緩
    衝用空間を形成するように前記当接部の背面側に対向し
    複数に屈曲する屈曲部と、 を有することを特徴とする緩衝部材。
  9. 【請求項9】前記屈曲部は、前記当接部の一方の端部と
    他方の端部とが互いに連結されて形成されていることを
    特徴とする請求項8に記載の緩衝部材。
  10. 【請求項10】前記屈曲部は、各々の前記緩衝用空間が
    ほぼ円形の切り口面を有するように形成されていること
    を特徴とする請求項8に記載の緩衝部材。
  11. 【請求項11】前記屈曲部の輪郭部に接するように形成
    する2つの平面が互いに直交するように、複数の前記緩
    衝用空間が配設され形成されていことを特徴とする請求
    項8に記載の緩衝部材。
  12. 【請求項12】前記被包装体は空気調和機であることを
    特徴とする請求項1乃至7に記載の包装装置。
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WO2020039471A1 (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置の室外機の梱包体
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