JPH1178458A - トーションビーム式サスペンション - Google Patents

トーションビーム式サスペンション

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JPH1178458A
JPH1178458A JP9237387A JP23738797A JPH1178458A JP H1178458 A JPH1178458 A JP H1178458A JP 9237387 A JP9237387 A JP 9237387A JP 23738797 A JP23738797 A JP 23738797A JP H1178458 A JPH1178458 A JP H1178458A
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JP
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torsion beam
upper plate
plate portion
radius
vehicle
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JP9237387A
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English (en)
Inventor
Keiko Nagasaka
恵子 長坂
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/13Torsion spring
    • B60G2202/136Twist-beam type arrangement
    • B60G2202/1362Twist-beam type arrangement including a second torsional element, e.g. second beam, stabiliser bar or tube
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/20Constructional features of semi-rigid axles, e.g. twist beam type axles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/40Constructional features of dampers and/or springs
    • B60G2206/42Springs
    • B60G2206/427Stabiliser bars or tubes

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、トーションビームの断面二次モーメ
ントを大きくすることなく座屈を防止できるトーション
ビーム式サスペンション。 【解決手段】 トーションビーム32の上板34の前端
と、下板36の傾斜部36Bの前端とは、トーションビ
ーム32の長手方向(車両幅方向)全体に渡って、連設
板38を介して一体的に連続している。連設板38は、
上部及び下部において、下板36の傾斜部36Bと上板
34との双方の内面に接する内接円C1の半径R1より
も小さな半径R2で湾曲して、車両前方側に向かって膨
出する小径部38Aと、これら小径部38Aの間で小径
部38Aと一体的に連続し、車両後方側に向かって突出
する中間部38Bと、を有している。このため、トーシ
ョンビーム32は板厚を厚くすることなく、また、断面
二次モーメントを大きくすることなく、座屈強度が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トーションビーム
式サスペンションに関し、さらに詳しくは、後ろ開き断
面形状のトーションビームを有するトーションビーム式
サスペンションにに関する。
【0002】
【従来の技術】図10には、トーションビーム式サスペ
ンションの一種である中間ビーム式サスペンション11
0が示されている。
【0003】この中間ビーム式サスペンション110で
は、前端が車体に軸支された一対のトレーリングアーム
112の後端に車輪が回転可能に軸支されている。トレ
ーリングアーム112は車両後方側に向かうに従って徐
々に外側に湾曲している。
【0004】トレーリングアーム112の前後方向略中
間部には、トーションビーム114が掛け渡されて固定
されている。トーションビーム114は、図11に示す
ように、トレーリングアーム112に掛け渡される略長
尺平板状の上板116と、車両前後方向略中央で屈曲さ
れて前端部に向かって上昇する傾斜部118Bが形成さ
れた下板118及び、上板116の前端と下板118の
前端とに連続し、断面視にて上板116と傾斜部118
Bとの双方の内面に接する内接円C1に沿って半径R1
で形成された円弧状の連設部120と、が一体的に形成
されている。従って、トーションビーム114全体とし
て後ろ開き断面形状となっている。
【0005】さらに、トーションビーム114が固定さ
れた部分と車輪122が軸支された部分との間には、ア
ブソーバ・コイルユニット124の下端が連結されてい
る。アブソーバ・コイルユニット124の上端は車体に
支持されており、車両走行時の突起乗り越し等によって
車輪122が上方にバウンドすると、この動きがアブソ
ーバ・コイルユニット124によって吸収される。
【0006】また、バウンド等により、左右の車輪12
2の高さに差が生じると、トーションビーム114が捩
じれるため、この反力で左右の車輪122の高さの差が
解消される。
【0007】しかし、この中間ビーム式サスペンション
110では、トレーリングアーム112の車両幅方向外
側に車輪122が軸支され、これより車両幅方向内側で
トーションビーム114が固定されると共に、これらの
中間でアブソーバ・コイルユニット124の下端が連結
されているため、車輪122の上昇でアブソーバ・コイ
ルユニット124から下方入力が作用し、トーションビ
ーム114の上板116に圧縮力が働く。特に、アブソ
ーバ・コイルユニット124内に設けられたバウンドス
トッパによってアブソーバ・コイルユニット124の縮
み量が制限された場合には、バウンドストッパからトー
ションビーム114に作用する下方入力が大きくなり、
上板116は大きな圧縮力を受ける。
【0008】また、突起乗り越し等で車輪122に後方
側への力が作用した場合には、トレーリングアーム11
2の後端に車両幅方向内側への力が作用し、トーション
ビーム114の両端に後方側への力が作用するため、ト
ーションビーム114の後端に圧縮力が働く。
【0009】従って、トーションビーム114にバウン
ドストッパからの下向きの力と、車輪122からの後方
側への力が同時に作用すると、図12にも示すように、
上板116(特に上板116の長手方向中央付近)に大
きな応力が作用し、上板116のエッジ(車両後方側の
縁部分)に非常に大きな圧縮力が働く。これにより、ト
ーションビーム114は長手方向中央付近でいわゆる断
面くずれを起こし、上板116が座屈するおそれが生じ
る。
【0010】かかる上板116の座屈を防止するために
は、例えば、上板116をトーションビーム114の長
手方向に沿って部分的に凹ませて、リブを形成すること
が考えられる。しかし、プレス加工によってこのような
リブを形成すると、トーションビーム114の内側から
の型抜きが困難となったり、あるいは型抜きによってリ
ブの加工精度が落ちてしまったりすることがある。
【0011】また、トーションビーム114の内側に
は、トーションビーム114と別体に形成されたスタビ
ライザ等の部材が配設されるため、リブの形状は、この
部材と干渉しない形状とする必要があり、リブをトーシ
ョンビーム114の長手方向全体に渡って形成できな
い。このため、リブの端部(断面変化部分)の強度が低
下する。
【0012】上板116の座屈を防止するための別の方
法として、トーションビーム114を構成する板材の板
厚を厚くすることも考えられる。しかし、板厚を厚くす
ると、トーションビーム114の重量が増加し、車両全
体としてばね下重量の増加を招く。また、板厚を厚くす
るこにとよりトーションビーム114の強度が上がる
と、トーションビーム114の断面二次モーメントが大
きくなってトーションビーム114は捩じれ難くなるた
め、トレーリングアーム112の、トーションビーム1
14が取り付けられた部分に作用する応力が増大する。
このため、トレーリングアーム112の強度を向上させ
る必要が生じてしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、軽量で、トーションビームの断面二次モーメン
トを大きくすることなく座屈を防止できるトーションビ
ーム式サスペンションを得ることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、車両の左右両側に配置され、前端が車体に軸支され
後端に車輪を回転可能に支持する支持部が備えられた一
対のアームと、前記一対のアームに掛け渡されて固定さ
れた上板部及び下板部と、この上板部と下板部とに車両
前方側で連続して断面後ろ開き形状を構成すると共に少
なくとも一部が上板部と下板部との内接円の半径よりも
小さな径とされた連設部と、を備えたトーションビーム
と、を有することを特徴とする。
【0015】車輪が路面の凹凸や突起を乗り越す際に、
車輪に突き上げ力が作用すると、アームが前端を中心と
して揺動し、車輪が上下動する。
【0016】上板部と下板部とに車両前方側で連続する
連設部の一部は、上板部と下板部とに接する内接円の半
径よりも小さな径とされているため、上板部及び下板部
の座屈強度が向上している。アームの揺動により、アー
ムに掛け渡されたトーションビームの上板部又は下板部
に圧縮力が作用することがあるが、この場合でも、上板
部及び下板部の座屈強度が向上しているため、上板部及
び下板部は座屈しない。
【0017】また、トーションビームを構成する板材の
板厚を厚くしていないので、従来のトーションビームと
比較して、トーションビームの断面二次モーメントは増
大しない。このため、車輪の上下動によって左右の車輪
の高さ(上下方向の位置)が異なった場合には、従来の
トーションビームと同様に捩じれて、この高さの差を解
消する方向の力を車輪に作用させる。
【0018】さらに、トーションビームを構成する板材
の板厚を厚くしていないためにトーションビームの重量
が増大せず、トーションビーム式サスペンション全体の
重量も増大しない。
【0019】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記連設部が、前記上板部と前記下
板部との中間部でこの連設部を構成する板材を車両幅方
向全体に渡って車両後方側に突出させて構成されている
ことを特徴とする。
【0020】このため、トーションビームの形状を複雑
にすることなく、上板部と下板部とに接する内接円の半
径よりも小さな径を有する部分を、板材を車両後方側に
突設させた部分の上下に構成することができる。連設部
は車両幅方向全体に渡って構成されるので、トーション
ビームの強度が部分的に低下することもない。
【0021】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記連設部が、前記上板部と前記下
板部との中間部で前記内接円の半径よりも大径とされ、
上板部及び下板部と連続する部分の近傍で内接円の半径
よりも小径とされて構成されていることを特徴とする。
【0022】このため、トーションビームの形状を複雑
にすることなく、上板部と下板部とに接する内接円の半
径よりも小さな径を有する部分を、上板部及び下板部と
連続する部分の近傍に構成することができる。連設部は
車両幅方向全体に渡って構成されるので、トーションビ
ームの強度が部分的に低下することもない。
【0023】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態に係るトーションビーム式サスペンションの一種で
ある中間ビーム式サスペンション10が示されている。
以下、各図面において車両幅方向を矢印Wで、車両前方
向を矢印Fで、車両上方向を矢印Hで示す。
【0024】この中間ビーム式サスペンション10は、
車両幅方向両側に配置される一対のトレーリングアーム
12を有している。トレーリングアーム12の前端はブ
ッシュ14によって車体(図示省略)に軸支されてお
り、これによって、トレーリングアーム12がその前端
を中心として車両上下方向に揺動可能に、かつ弾性的に
車体に支持されている。
【0025】また、トレーリングアーム12は、前端か
ら前後方向中央に向かって徐々に幅方向内側に湾曲し、
さらに前後方向中央から後端に向かって車両幅方向外側
に湾曲してクランク状とされている。これにより、左右
のトレーリングアーム12はその前後方向中央で互いに
接近すると共に、後端が前端よりも幅方向外側に位置し
ている。
【0026】トレーリングアーム12の後端には、平面
視にて略コ字状の支持ブラケット16が固着されてお
り、この支持ブラケット16に取り付けられたスピンド
ル(図示省略)を介して車輪18が回転可能に取り付け
られている。
【0027】トレーリングアーム12の後端近傍には、
アブソーバ・コイルユニット20を構成するショックア
ブソーバ22の下端が連結されている。このショックア
ブソーバ22は、内部に粘性流体が封入され、上面に開
口が形成されたシリンダ24と、シリンダ24の上面の
開口からシリンダ24内に挿入され、下端にピストンが
取り付けられたピストンロッド26と、で構成されてい
る。このピストンにはオリフィスが形成されており、ピ
ストンのシリンダ24内での移動が、このオリフィスを
通過する粘性流体の粘性によって抵抗を受ける。
【0028】ピストンロッド26の上端は、アッパサポ
ート28を介して車体のパネル(図示省略)に固定され
ている。従って、ショックアブソーバ22は、車体とト
レーリングアーム12との間に掛け渡されている。
【0029】ショックアブソーバ22の周囲には、コイ
ルスプリング30が巻装されている。コイルスプリング
30の上端はアッパサポート28に固着され、下端はシ
リンダ24に固着されている。車輪18の上下動によ
り、ショックアブソーバ22を構成するシリンダ24と
ピストンロッド26とが相対的に移動すると、コイルス
プリング30が伸縮する。このコイルスプリング30の
伸縮は、ショックアブソーバ22のシリンダ24内でピ
ストンの動きが抵抗を受けることにより減衰される。
【0030】コイルスプリング30内には、発泡ウレタ
ンやゴム等の弾性材料によって形成されたバウンドスト
ッパが配置されており、車輪18の上昇によるコイルス
プリング30の縮み量が一定値に達すると、バウンドス
トッパが、上昇したシリンダ24の上端面に当たって、
車輪18の上昇ストロークが一定量に制限されるように
なっている。
【0031】左右のトレーリングアーム12の前後方向
中間には、トーションビーム32が掛け渡されて固定さ
れている。車輪18がバウンドした際に、左右でのバウ
ンド量が異なっている場合や、左右の車輪18が逆相で
バウンドした場合等には、トーションビーム32が捩じ
れるため、この捩じれの反力で左右の車輪18の高さの
差を解消する方向の力が車輪18に作用する。
【0032】図2にも示すように、トーションビーム3
2は、長尺平板状に形成された上板34を有している。
この上板34の長手方向(車両幅方向、図2では紙面と
垂直の方向)両端が、それぞれ左右のトレーリングアー
ム12の上面に固着されている。
【0033】また、トーションビーム32は、上板34
と略平行な平行部36Aが車両後方側(図2右側)に形
成され、さらに、この平行部36Aの前端側(図2左
側)で上板34に接近する方向(上方)に屈曲する傾斜
部36Bが形成された下板36を有している。下板36
の平行部36Aの長手方向(車両幅方向)両端が、それ
ぞれ左右のトレーリングアーム12の下面に固着されて
いる。
【0034】上板34の前端と、下板36の傾斜部36
Bの前端とは、トーションビーム32の長手方向(車両
幅方向)全体に渡って、連設板38を介して一体的に連
続している。この連設板38の断面形状は、図2に示す
ように、上部及び下部において、下板36の傾斜部36
Bと上板34との双方の内面に接する内接円C1の半径
R1よりも小さな半径R2で湾曲して、車両前方側に向
かって膨出する小径部38Aと、これら小径部38Aの
間で小径部38Aと一体的に連続し、車両後方側に向か
って突出する中間部38Bと、を有する形状となってい
る。これにより、トーションビーム32は、断面視に
て、車両後方側が開口した略「M」字状になっている。
なお、これに対し従来のトーションビーム114(図1
1参照、図2においても二点鎖線で示す)は、この内接
円C1に沿った形状とされている。
【0035】そして、トーションビーム32の断面形状
を上記したように略「M」字状とすることで、トーショ
ンビーム32のいわゆる断面くずれが防止されている。
以下、その理由について説明する。
【0036】従来のトーションビーム114を図3に実
線で示す断面形状の曲り梁50で、第1の実施の形態に
係るトーションビーム32を図4に実線で示す断面形状
の曲り梁90でそれぞれ近似し、これらの曲り梁50、
90の他端(図3及び図4左側端部)に、それぞれ離間
する方向(上方向及び下方向)の力Pが作用した場合
の、この他端のたわみ量δ1、δ2を計算する(なお、
図3及び図4では、この力Pによって変形した曲り梁5
0、90の形状を、それぞれ二点鎖線で示している)。
以下の計算において、縦断面係数(ヤング率)をE、断
面二次モーメントをIでそれぞれ表す。
【0037】曲り梁50は、平行な一対の平板状の平板
部52(間隔2b、幅L)と、この平板部52の一端側
(図3左側)で連続する、半径b、中心角π(rad)
の円弧部54と、で構成されている。曲り梁50は、軸
線Sに対して上下対称なので、軸線Sの上側の部分のみ
で荷重Pによる点Cの変位量を計算し、これを2倍する
ことでたわみ量δ1を求める。
【0038】曲り梁50の上半分を、図3に線分A−B
で示す円弧部54A(半径b、中心角π/2(ra
d))と、線分B−Cで示す直線部52A(長さL)
と、に分けて計算する。
【0039】円弧部54Aに関して、点Aを固定して考
えると、点Bの位置では、図3上方に向かう荷重Pと、
反時計周り方向の回転モーメントが作用している。上方
への荷重Pによって、点Bの位置は、上方へ、
【0040】
【数1】
【0041】だけ移動する。また、反時計周り方向への
回転モーメントによって、円弧部54Aの半径が大きく
なり(別言すれば、円弧部54Aの断面形状が直線に近
づき)、点Bでの接線は、
【0042】
【数2】
【0043】で示される回転角Δθ11で、反時計周り方
向へ回転する。この回転による点Cの変位は(直線部5
2Aが変形しないと考えると)、
【0044】
【数3】
【0045】となる。一方、直線部52Aに関しては、
点Bを固定して考えると、点Cに上方への荷重Pが作用
しているので直線部52Aは湾曲し、点Cは上方へ、
【0046】
【数4】
【0047】だけ移動する。従って、式(1) 、(2)
及び(3) から、曲り梁50のたわみ量δ1は、
【0048】
【数5】
【0049】となる。これに対し、図4に示す曲り梁9
0は、平行な一対の平板状の平板部92(間隔2b、幅
L)と、この平板部92の一端側(図4左側)で連続
し、車両前方に向かって凸の円弧状に形成された円弧部
94(半径c=b/3、中心角π(rad))と、この
円弧部94と連続し、車両後方に向かって凸の円弧状に
形成された中央円弧部96(半径c、中心角π(ra
d))と、で構成されている。
【0050】この曲り梁90も、曲り梁50と同様、軸
線Sに対して上下対称なので、上半分のみを考え(後で
2倍する)、さらに、線分A−Bで示す円弧部96A
(半径c、中心角π/4(rad))と、線分B−Cで
示す円弧部94A(半径c、中心角π/2(rad))
及び、線分C−Dで示す直線部92A(長さL)と、に
分けて計算する。
【0051】円弧部96Aに関して、点Aを固定して考
えると、点Bに作用する上方への荷重Pにより、点Bの
位置は、
【0052】
【数6】
【0053】だけ上方へ移動する。また点Bに作用する
反時計周り方向の回転モーメントによって、円弧部96
Aの半径が小さくなり、点Bでの接線は、
【0054】
【数7】
【0055】で示される回転角Δθ21で、反時計周り方
向へ回転する。円弧部94Aに関しては、点Bを固定し
て考えると、点Cに作用する上方への荷重Pにより、点
Cの位置は、
【0056】
【数8】
【0057】だけ移動する。また点Cに作用する反時計
周り方向の回転モーメントによって、点Cでの接線は、
【0058】
【数9】
【0059】で示される回転角Δθ22で、反時計周り方
向へ回転する。点Bでの接線の回転と、点Cでの接線の
回転を合わせて考えると(回転角Δθ21+Δθ22)、こ
の回転による点Dの変位は、(直線部92Aが変形しな
いと考え)、
【0060】
【数10】
【0061】となる。直線部92Aに関しては、点Cを
固定して考えると、点Dに上方への荷重Pが作用してい
るので、曲り梁50の場合と同様、点Dは上方へ
【0062】
【数11】
【0063】だけ移動する。従って、式(5) 、(6)
、(7) 及び(8) から、曲り梁50のたわみ量δ2
は、
【0064】
【数12】
【0065】となる。以上より、δ1−δ2を計算する
と、
【0066】
【数13】
【0067】となる。ここで、b=3c、a>0、b>
0、P>0、L>0を考慮すると、δ1>δ2であるこ
とが分かり、図3に示す曲り梁50よりも、図4に示す
曲り梁90の方が、たわみ量が少ない。
【0068】すなわち、本実施の形態に係るトーション
ビーム32において、上板34の後端側及び平行部36
Aの後端側に、互いに離間する方向の力が作用した場合
に、これら後端側の変位量が、従来のトーションビーム
114と比較して少なくなり、いわゆる断面くずれが防
止される。
【0069】なお、式(4) からわかるように、一般的
に平板部52Aの幅Lが同じ場合には、円弧部52Aの
半径bが小さくなるほど、たわみ量δ1が小さくなる。
すなわち、式(4) のみからでも、内接円C1の半径R
1よりも小さな半径の円弧部を有するトーションビーム
(例えば、トーションビーム32や後述するトーション
ビーム62、及びトーションビーム82等)の方が、従
来のトーションビーム114よりも断面くずれが防止さ
れることが理解できる。
【0070】次に、第1の実施の形態に係る中間ビーム
式サスペンション10の作用を説明する。
【0071】車両走行時に、車輪18が路面の凹凸や突
起を通過して突き上げ荷重が作用すると、アブソーバ・
コイルユニット20のコイルスプリング30が縮み、ト
レーリングアーム12が揺動して、車輪18は車体に対
して上方に移動する。
【0072】この車輪18の移動はアブソーバ・コイル
ユニット20によって制限されることになるため、トレ
ーリングアーム12に、その中央部が下方に向かうモー
メントが作用する。特に、車輪18に作用する突き上げ
荷重が大きい場合には、コイルスプリング30の縮み量
も大きくなるため、シリンダ24の上端がコイルスプリ
ング30の内側に配置されたバウンドストッパに当り、
トレーリングアーム12外側端部(トレーリングアーム
12の後端)を中心として、トレーリングアーム12の
中央部が下方に回転しようとする。左右のトレーリング
アーム12の略中央にはトーションビーム32が掛け渡
されて固定されているため、このトーションビーム32
の上板34に圧縮力が作用することになる。
【0073】また、車輪18が路面の凹凸や突起に当た
ったときには、車輪18に車両進行方向に対して後方へ
向かう力が作用する。トレーリングアーム12の後端
は、トレーリングアーム12の先端(車体に軸支されて
いる)よりも車両幅方向外側に位置しているために、車
輪18の後方側への移動によって、トレーリングアーム
12の後端側に、前端を支点として車両幅方向内側への
力のモーメントが作用する。これによって、トーション
ビーム32の後端側(開口側)に圧縮力が作用する。
【0074】このように、アブソーバ・コイルユニット
20からの下方への荷重、及び、車輪18からの車両後
方側への荷重が同時に作用すると、上板34の後端縁に
大きな圧縮力が作用する。
【0075】しかし、この場合であっても、トーション
ビーム32の連設板38には、従来のトーションビーム
114(図10及び図11参照)と比較して小さい半径
R2を有する小径部38Aが形成されて、上板34の後
端側と下板36の後端側とが広がりにくくなっている。
すなわち、図5に示すトーションビーム32の応力分布
を、図12に示す従来のトーションビーム114の応力
分布と比較すると、強い応力の範囲が、幅方向に渡って
広がると共に、トーションビーム32の幅方向中央付近
で狭くなっている。これにより上板34の座屈強度が向
上して断面くずれが防止されるため、上板34は座屈し
ない。
【0076】また、例えば小径部38Aをトーションビ
ーム32の長手方向の一部にのみ形成し、他の部分は形
成しない場合には、小径部38Aの端部(すなわち連設
部38の断面が変化する部分)の強度が低下して、この
部分でトーションビーム32が座屈するおそれがある
が、本発明のトーションビーム32では、その長手方向
(車両幅方向)全体に渡って小径部38Aが形成されて
おり、連設板38の断面が変化する部分がないため、ト
ーションビーム32が座屈することはない。
【0077】なお、トーションビーム32を上記したよ
うに、断面視にて略「M」字状としても、トーションビ
ーム32の断面二次モーメントは、従来のトーションビ
ーム32と比較してほとんど変化しない。このため、左
右の車輪18で高さに差が生じた場合にトーションビー
ム32が捩じれ難いということがなく、トーションビー
ム32は従来のトーションビーム114と同様に十分に
捩じれて、左右の車輪18の高さの差を解消する方向の
力を車輪18に作用させる。
【0078】また、トーションビーム32を構成する板
材の板厚を厚くしていないので、トーションビーム32
の重量が、従来のトーションビーム114よりも増大す
ることはない。すなわち、トーションビーム式サスペン
ション10全体としても重量が増大せず、ばね下重量も
増大しない。
【0079】さらに、例えば上板34等を部分的に凹ま
せてリブ等を形成していないので、トーションビーム3
2内に別部材(スタビライザー等)を配設する際に、こ
の別部材と干渉するおそれがない。
【0080】図6には、本発明の第2の実施の形態に係
るトーションビーム式サスペンションの一種である中間
ビーム式サスペンションに適用されるトーションビーム
62が断面図にて示されている。
【0081】この中間ビーム式サスペンションでは、第
1の実施の形態に係るトーションビーム式サスペンショ
ン10と比較して、トーションビーム62の断面形状の
みが異なっており、それ以外は全て同じである。以下、
第1の実施の形態に係るトーションビーム式サスペンシ
ョン10と同一の部材については同じ符号を付して説明
を省略する。
【0082】トーションビーム62は、第1の実施の形
態に係るトーションビーム32と同様の上板34及び下
板36を有しており、この上板34と下板36とが、車
両前方側でトーションビーム62の長手方向全体に渡っ
て、連設板64を介して一体的に連続している。
【0083】連設板64は、平板部64Bを有してい
る。平板部64Bは略長尺板状に形成されており、実質
的に、断面視にて半径が極めて大きい、或いは半径が無
限大の円弧となっている。平板部64Bの上端は、上板
34に対して略直角に屈曲されて上板34と一体的に連
続し、平板部64Bの下端は下板36に対して鈍角的に
屈曲されて下板36の傾斜部36Bと一体的に連続して
いる。従って、連設板64は、その上端及び下端に、第
1の実施の形態に係る小径部38Aよりも極めて小さな
半径R5の円弧部64Aが形成されていることになる。
【0084】このため、このトーションビーム62も第
1の実施の形態に係るトーションビーム32と同様、い
わゆる断面くずれが防止され、上板34の後端側と下板
36の後端側とが広がりにくくなっている。以下、その
理由について説明する。
【0085】第2の実施の形態に係るトーションビーム
62を、図7に実線で示す断面形状の曲り梁70で近似
し、この曲り梁70の他端(図7左側端部)に、それぞ
れ離間する方向(上方向及び下方向)の力Pが作用した
場合の、この他端のたわみ量δ3を計算する(図7で
は、この力Pによって変形した曲り梁70の形状を二点
鎖線で示している)。
【0086】曲り梁70は、平行な一対の平板状の平板
部72(間隔2b、幅L)と、この平板部72の一端側
(図3左側)で連続する、半径a(a<b)、中心角π
/2(rad)の円弧部74と、円弧部74に連続する
縦直線部76と、で構成されている。曲り梁70は軸線
Sに対して上下対称なので、軸線Sの上側の部分のみで
荷重Pによる点Dの変位量を計算し、これを2倍して、
たわみ量δ3を求める。
【0087】曲り梁70の上半分を、図7に線分A−B
で示す縦直線部76Aと、線分B−Cで示す円弧部74
A、及び線分C−Dで示す直線部72Aと、に分けて考
える。
【0088】縦直線部76の中点Aを固定すると、点B
の位置では、図7上方への荷重Pと、反時計周り方向へ
の回転モーメントが作用している。上方への荷重Pによ
っては、点Bは殆ど変位しないが、反時計周り方向への
回転モーメントによって、縦直線部76の上部及び下部
が車両前方側へ移動し、点Bでの法線は、
【0089】
【数14】
【0090】で示される回転角Δθ31で、反時計周り方
向へ回転する。円弧部74Aに関しては、点Bを固定し
て考えると、点Cに図7上方へ向かう荷重Pと、反時計
周り方向への回転モーメントが作用している。上方への
荷重Pによって、点Cの位置は、
【0091】
【数15】
【0092】だけ上方へ移動する。また、反時計周り方
向への回転モーメントによって、円弧部74Aの半径が
大きくなり、点Cでの接線は、
【0093】
【数16】
【0094】で示される回転角Δθ32で、反時計周り方
向へ回転する。この回転による点Dの変位は(直線部7
2Aが変形しないと考えると)、
【0095】
【数17】
【0096】となる。直線部72Aに関しては、点Cを
固定して考えると、点Dに上方への荷重Pが作用してい
るので、曲り梁50及び曲り梁90の場合と同様、点D
は上方へ
【0097】
【数18】
【0098】だけ移動する。従って、式(11)、(1
2)及び(13)から、曲り梁70のたわみ量δ3は、
【0099】
【数19】
【0100】となる。以上より、δ1−δ3を計算する
と、
【0101】
【数20】
【0102】となる。ここで、b−a>0、a>0、b
>0、P>0、L>0を考慮すると、δ1>δ3である
ことが分かり、図3に示す曲り梁50よりも、図7に示
す曲り梁70の方が、たわみ量が少ない。
【0103】また、図8に示すトーションビーム62の
応力分布を見ても、強い応力の範囲が、従来のトーショ
ンビーム32や第1の実施の形態に係るトーションビー
ム32よりも、さらに幅方向に渡って広がると共に、ト
ーションビーム62の幅方向中央付近では、強い応力の
作用する領域が狭くなっている。これにより、上板34
の座屈強度が向上して断面くずれが防止され、上板34
が座屈しない、ということが分かる。
【0104】図9には、本発明の第3の実施の形態に係
るトーションビーム式サスペンションの一種である中間
ビーム式サスペンションに適用されるトーションビーム
82が断面図にて示されている。
【0105】この中間ビーム式サスペンションでは、第
1の実施の形態に係る中間ビーム式サスペンション10
と比較して、トーションビーム82の断面形状のみが異
なっており、それ以外は全て同じである。以下、第1の
実施の形態に係るトーションビーム式サスペンション1
0と同一の部材については同じ符号を付して説明を省略
する。
【0106】トーションビーム82の連設板84は、上
下方向中間部において、内接円C1の半径R1よりも大
きな半径R3で車両前方側に膨出した大径円弧部84B
と、この大径円弧部84Bの上端及び下端で、半径R1
よりも小さな半径R4で上板34及び下板36に連続す
る小径円弧部84Aと、で構成されている。このため、
実質的に、第2の実施の形態に係るトーションビーム6
2の平板部64Bが、車両前方側に円弧状に膨出された
形状となっており、トーションビーム82の内側の空間
が広くなっている。
【0107】そして、このトーションビーム82におい
ても、内接円C1の半径R1よりも小さな半径R4の小
径円弧部84Aが形成されているので、従来のトーショ
ンビーム32と比較して、断面くずれが防止され、座屈
強度が向上している。
【0108】なお、上記説明から明らかなように、上板
34だけでなく下板36の座屈強度も向上し、下板36
の座屈が防止されている。しかも、上板34及び下板3
6に、上記した突起乗り越し等とは異なる要因によって
圧縮力が働いた場合であっても、上板34及び下板36
の座屈は防止され、座屈防止の効果が圧縮力の要因によ
らないことはもちろんである。
【0109】また、上記した第1〜3の実施の形態に係
るトーションビーム32、62、82の断面形状はあく
まで例であり、トーションビームの断面形状はこれらに
限られるものではない。要するに、内接円C1の半径R
1よりも小さい半径を有する部分が、連設板38、6
4、84の少なくとも一部分に形成されていればよい。
例えば、連設板84に代えて、この連設板84の上端及
び下端を車両後方側に向かって鋭角的に屈曲させて、ト
ーションビームを断面略「M」字状としてもよい。同様
に、上板34及び下板36の形状も上記したものに限ら
れず、例えば、下板36が上板34と同様に平板状に形
成されていてもよく、逆に、上板34が下板36と同様
に車両前後方向中間部で屈曲していてもよい。
【0110】さらに、上記においてはトーションビーム
式サスペンションの一例として中間ビーム式サスペンシ
ョンを挙げて説明したが、他のタイプのトーションビー
ム式サスペンション(例えば、後端ビーム式サスペンシ
ョン)に、本発明に係るトーションビーム(トーション
ビーム32、62、82等)を適用してもよい。
【0111】
【発明の効果】請求項1の発明においては、一対のアー
ムに掛け渡されて固定された上板部及び下板部と、この
上板部と下板部とに車両前方側で連続して断面後ろ開き
形状を構成すると共に少なくとも一部が上板部と下板部
との内接円の半径よりも小さな径とされた連設部と、を
備えたトーションビームを有するので、トーションビー
ム式サスペンション全体の重量を増大させずに、且つト
ーションビームの断面二次モーメントを増大させずに、
上板部及び下板部の座屈強度を向上させて座屈を防止で
きる。
【0112】請求項2の発明においては、請求項1に記
載の発明において、連設部が、上板部と下板部との中間
部でこの連設部を構成する板材を車両幅方向全体に渡っ
て車両後方側に突出させて構成されているので、トーシ
ョンビームの形状を複雑にすることなく、上板部と下板
部とに接する内接円の半径よりも小さな径を有する部分
を構成することができる。
【0113】請求項3の発明においては、請求項1に記
載の発明において、連設部が、上板部と下板部との中間
部で内接円の半径よりも大径とされ、上板部及び下板部
と連続する部分の近傍で内接円の半径よりも小径とされ
て構成されているので、トーションビームの形状を複雑
にすることなく、上板部と下板部とに接する内接円の半
径よりも小さな径を有する部分を構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
のトーションビームの断面形状を示す図1のII−II
線断面図である。
【図3】従来の中間ビーム式サスペンション(トーショ
ンビーム式サスペンション)のトーションビームのたわ
み量を近似的に計算するための曲り梁を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
のトーションビームのたわみ量を近似的に計算するため
の曲り梁を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
のトーションビームにおける有限要素法解析による応力
分布を示す応力分布図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
のトーションビームの断面形状を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
のトーションビームのたわみ量を近似的に計算するため
の曲り梁を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
のトーションビームにおける有限要素法解析による応力
分布を示す応力分布図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る中間ビーム式
サスペンション(トーションビーム式サスペンション)
のトーションビームの断面形状を示す縦断面図である。
【図10】従来の中間ビーム式サスペンション(トーシ
ョンビーム式サスペンション)を示す斜視図である。
【図11】従来の中間ビーム式サスペンション(トーシ
ョンビーム式サスペンション)のトーションビームの断
面形状を示す図1のX−X線断面図である。
【図12】従来の中間ビーム式サスペンション(トーシ
ョンビーム式サスペンション)のトーションビームにお
ける有限要素法解析による応力分布を示す応力分布図で
ある。
【符号の説明】
10 中間ビーム式サスペンション(トーションビ
ーム式サスペンション) 12 トレーリングアーム(アーム) 32 トーションビーム 34 上板(上板部) 36 下板(下板部) 38 連設板(連設部) 62 トーションビーム 64 連設板(連設部) 82 トーションビーム 84 連設板(連設部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の左右両側に配置され、前端が車体
    に軸支され後端に車輪を回転可能に支持する支持部が備
    えられた一対のアームと、 前記一対のアームに掛け渡されて固定された上板部及び
    下板部と、この上板部と下板部とに車両前方側で連続し
    て断面後ろ開き形状を構成すると共に少なくとも一部が
    上板部と下板部との内接円の半径よりも小さな径とされ
    た連設部と、を備えたトーションビームと、 を有することを特徴とするトーションビーム式サスペン
    ション。
  2. 【請求項2】 前記連設部が、前記上板部と前記下板部
    との中間部でこの連設部を構成する板材を車両幅方向全
    体に渡って車両後方側に突出させて構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のトーションビーム式サス
    ペンション。
  3. 【請求項3】 前記連設部が、前記上板部と前記下板部
    との中間部で前記内接円の半径よりも大径とされ、上板
    部及び下板部と連続する部分の近傍で内接円の半径より
    も小径とされて構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のトーションビーム式サスペンション。
JP9237387A 1997-09-02 1997-09-02 トーションビーム式サスペンション Pending JPH1178458A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020086095A (ko) * 2001-05-11 2002-11-18 현대자동차주식회사 소형자동차의 리어현가장치
KR20050068622A (ko) * 2003-12-30 2005-07-05 현대자동차주식회사 차량의 커플 토션빔 액슬 구조
EP1772297A1 (fr) * 2005-10-06 2007-04-11 Peugeot Citroen Automobiles SA Traverse de train arrière de véhicule automobile

Cited By (4)

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FR2891771A1 (fr) * 2005-10-06 2007-04-13 Peugeot Citroen Automobiles Sa Traverse de train arriere de vehicule automobile

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