JP2003118345A - ストラット式サスペンション装置 - Google Patents

ストラット式サスペンション装置

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JP2003118345A
JP2003118345A JP2001317159A JP2001317159A JP2003118345A JP 2003118345 A JP2003118345 A JP 2003118345A JP 2001317159 A JP2001317159 A JP 2001317159A JP 2001317159 A JP2001317159 A JP 2001317159A JP 2003118345 A JP2003118345 A JP 2003118345A
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torsion bar
vehicle
wheel
bar type
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Michito Hirahara
道人 平原
Mitsuhiro Makita
光弘 牧田
Keijiro Iwao
桂二郎 巖
Kenji Suma
賢二 須磨
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • B60G21/0551Mounting means therefor
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    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
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    • B60G2204/122Mounting of torsion springs
    • B60G2204/1222Middle mounts of stabiliser on vehicle body or chassis
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    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/45Stops limiting travel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車輪に作用する車体内方へのモーメントでス
トラット部材が横力を受けて摺動抵抗が増し乗り心地が
悪化するのを、トーションバー式スタビライザーにより
防止する。 【解決手段】 左右輪に係わるストラット部材11間に
コ字状のトーションバー式スタビライザー22を架設
し、その車幅方向延在部22aの両端をブラケット23
により車体に支持し、両側における車両前後方向延在部
22bをそれぞれ縦方向連結棒24および横方向連結棒
25により対応するストラット部材11および車輪支持
部材18に連結する。スタビライザー22は、自由形状
を図示の取り付け形状よりも幅広として取り付け時にス
トラット部材11および車輪支持部材18を車幅方向外
方に付勢し、車輪に作用する車体内方へのモーメントで
ストラット部材11が受ける横力を打ち消す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪をバウンド、
リバウンドし得るよう上下動可能に懸架するためのサス
ペンション装置、特にストラット式サスペンション装置
の改良提案に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストラット式サスペンション装置は通
常、例えば図13に示すように、ほぼ車両上下方向に延
在するショックアブソーバを可とする伸縮動作可能なス
トラット部材1を具え、その上端1a(通常はショック
アブソーバのピストンロッド6)を車体側に連結して取
着する。そして、ストラット部材の下端1b(通常はシ
ョックアブソーバの筒体4)には、ナックルやアクスル
と称せられる車輪支持部材を剛結合し、これを介してス
トラット部材1に車輪2を回転自在に支持する。
【0003】一方でストラット式サスペンション装置に
は更に、ほぼ車幅方向に延在するロアリンク3を設け、
該ロアリンク3の内端3aを車体側に連結し、外端3b
を上記の車輪支持部材に連結することにより、車輪支持
部材および車輪2を上下方向へストローク可能にして車
幅方向に拘束する。
【0004】ところで、ストラット式サスペンション装
置においてはストラット部材1がサスペンション構成要
素の1つを兼ねているため、ストラット部材1を構成す
る筒体4とピストン5およびピストンロッド6との間の
摺動部に、静荷重状態においても大きな横力が作用する
ことがある。この横力を、図13のごとくサスペンショ
ンスプリング7がストラット部材1に同軸に組み込まれ
ている場合について考察するに、車両前方から見て車輪
2の接地点を通る軸直角面とロアリンク3の延長線との
交点をP0とし、サスペンションスプリング7の中心軸
線αとロアリンク3の延長線との交点をP1とした時、
交点P0,P1間の距離Dとサスペンションスプリング
7のバネ反力Fsとにより車輪2には回転モーメントM
(=Fs・D)が作用し、これにより車輪2は接地点か
ら遠い上部が車幅方向内方へ変位するような倒れモーメ
ントを受ける。
【0005】車輪2が受ける車幅方向内方への倒れモー
メントMは、ストラット部材1に図14のごとく横力F
1,F2を作用させ、この横力が、ストラット部材1を
構成する筒体4とピストン5およびピストンロッド6と
の間の摺動部に及ぶ。従って、図13のサスペンション
装置にあっては当該摺動部の摩擦抵抗が大きくなり、ス
トラット部材1の伸縮動作をスムーズでなくすため、車
両の乗り心地を悪化させたり、操縦安定性の向上をし難
くする懸念がある。
【0006】この問題を解消するためには、車輪2に作
用する車幅方向内方への倒れモーメントM(=Fs・
D)の発生要因たる交点P0,P1間の距離Dを0にす
べく、つまり交点P1を交点P0に一致させるべく、サ
スペンションスプリング7(その中心軸線α)の傾斜角
を図15に示すように大きくしてモーメントM(=Fs
・D)を0にすることが考えられる。この場合、ストラ
ット部材1に図14のごとき横力F1,F2が作用する
ことがなくなり、ストラット部材1の筒体4とピストン
5およびピストンロッド6との間の摺動部における摩擦
抵抗が大きくならず、ストラット部材1の伸縮動作をス
ムーズに行わせ得て、車両の乗り心地や操縦安定性にお
ける上記の懸念を払拭することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
にサスペンションスプリング7の傾斜角を大きくする対
策では、サスペンションスプリング7の車体内方(図1
3および図15の左方)への張り出し量、および車体外
方(図13および図15の右方)への張り出し量が共に
大きくなって、エンジンルームやトランク容量の犠牲を
強いられる。ところで、寸法的な制約が大きくて車室内
スペースに余裕のない小型車では、上記の犠牲を払うこ
とができず、サスペンションスプリング7の傾斜角をさ
ほど大きくすることができず、サスペンションスプリン
グ7の傾斜角を大きくする対策では前記の懸念を確実に
払拭することができない。
【0008】なお当該懸念は、サスペンションスプリン
グ7がストラット部材1に同軸に組み込まれていない場
合についても同様に生ずる。図16は、サスペンション
スプリング7をストラット部材1に同軸に組み込まず、
ロアリンク3と車体側メンバ8との間に介装してストラ
ット部材1に並置したものである。
【0009】この構成においてサスペンションスプリン
グ7のバネ反力Fsは、ロアリンク3を介してこれと車
輪支持部材との連結点P2に作用する。ところで連結点
P2は、ブレーキロータ等との干渉があるため車輪接地
点の上方における交点P0に一致させることができず、
連結点P2および交点P0間に距離dが発生するのを避
けられない。従ってこの場合も、車輪2は車幅方向内方
への倒れモーメントを受けてストラット部材1の摺動摩
擦抵抗を大きくし、前記の懸念を発生させるが、かかる
構成のストラット式サスペンション装置においては、サ
スペンションスプリング7の傾斜角を大きくする前記の
対策を施すことさえ不可能である。
【0010】図17は、サスペンションスプリング7を
ほぼ車両前後方向に延在するトーションバーで構成し、
その一端を車体側に固設し、他端をロアリンク3の基端
3aに固設したもので、サスペンションストロークに伴
ってロアリンク3が矢印方向に回動する時にトーション
バー式サスペンションスプリング7が弾性的に捩られて
緩衝機能を果たすことができる。
【0011】この構成においてもトーションバー式サス
ペンションスプリング7のバネ反力Fsは、ロアリンク
3を介してこれと車輪支持部材との連結点P2に作用
し、図16に示すストラット式サスペンション装置の場
合と同様、連結点P2および交点P0間に距離dに起因
して車輪2は車幅方向内方への倒れモーメントを受け、
ストラット部材1の摺動摩擦抵抗を大きくして前記の懸
念を生じさせる。かかる構成のストラット式サスペンシ
ョン装置においても、サスペンションスプリング7の構
成上、その傾斜角を大きくする前記の対策を施すことさ
え不可能である。
【0012】なお従来、実開昭61−47709号公報
により、左右輪間でサスペンションストロークを相互に
相関させて旋回走行時における車体のローリングを抑制
するためのスタビライザーにバネを取り付け、そのバネ
反力をストラット部材に作用させることにより、静荷重
状態でストラット部材に作用する横力を打ち消すように
した技術が提案されている。
【0013】しかし当該対策では、別途にバネを用意す
る必要があってコスト高になるという問題を生ずるだけ
でなく、追加バネの設置スペースを確保するのが困難で
あって実際的でないという問題や、更に、追加のバネが
ストラット式サスペンション装置の全体的なバネ定数を
高くして乗り心地を悪化させるという問題を生ずる。
【0014】本発明は以上の実情に鑑み、車輪が車幅方
向内方への倒れモーメントを受けることのないように対
策するのではなく、当該モーメントによってもストラッ
ト部材に横力が作用しないよう対策することにより、小
型車でも前記の懸念を確実に払拭し得るようにすること
を主旨とするものであり、上記した実開昭61−477
09号公報による対策のような問題を全く生ずることな
く当該主旨を叶え得るようにしたストラット式サスペン
ション装置を提案することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的のため、請求項
1に記載の発明によるストラット式サスペンション装置
は、ほぼ車両上下方向に延在して上端を車体側に連結さ
れ、下端に車輪支持部材を剛結合された伸縮動作可能な
ストラット部材を具え、ほぼ車幅方向に延在して内端を
車体側に連結され、外端を前記車輪支持部材に連結され
たロアリンクにより、車輪支持部材を上下方向へストロ
ーク可能にして車幅方向に位置規制し、対をなす左右輪
に係わる前記ストラット部材間を、左右輪のサスペンシ
ョンストロークが相互に影響し合うよう、トーションバ
ー式スタビライザーにより連結したストラット式サスペ
ンション装置において、前記トーションバー式スタビラ
イザーにより前記ストラット部材または車輪支持部材を
車幅方向外方へ付勢したことを特徴とするものである。
【0016】請求項2に記載の発明によるストラット式
サスペンション装置は、前記トーションバー式スタビラ
イザーの自由形状を取り付け時の形状と異ならせること
により、トーションバー式スタビライザーがストラット
部材または車輪支持部材を車幅方向外方へ付勢するよう
構成したことを特徴とするものである。
【0017】請求項3に記載の発明によるストラット式
サスペンション装置は、前記トーションバー式スタビラ
イザーとストラット部材または車輪支持部材との間の連
結を、ほぼ車両上下方向に延在してサスペンションスト
ロークがトーションバー式スタビライザーに伝わるよう
にする縦方向連結棒、および、ほぼ車幅方向に延在して
トーションバー式スタビライザーからの車幅方向外方へ
の付勢力がストラット部材または車輪支持部材に伝わる
ようにする横方向連結棒により行うよう構成したことを
特徴とするものである。
【0018】請求項4に記載の発明によるストラット式
サスペンション装置は、前記トーションバー式スタビラ
イザーとストラット部材または車輪支持部材との間の連
結を弾性ブッシュを介して行い、この弾性ブッシュをそ
の軸線が車両前後方向に延在するよう配置したことを特
徴とするものである。
【0019】請求項5に記載の発明によるストラット式
サスペンション装置は、前記トーションバー式スタビラ
イザーが前記ストラット部材または車輪支持部材を車幅
方向外方へ付勢する付勢力を、静荷重状態で車輪が受け
る車幅方向内方への倒れモーメントと釣り合うのに必要
な力以下に定めたことを特徴とするものである。
【0020】請求項6に記載の発明によるストラット式
サスペンション装置は、左右輪に係わる前記ストラット
部材または車輪支持部材にそれぞれ連結した前記トーシ
ョンバー式スタビライザーの両端間における車体側取り
付け点を3カ所以上としたことを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、スト
ラット部材の伸縮ストロークにより車輪支持部材のサス
ペンションストロークが発生可能で、この間、ロアリン
クが車輪支持部材を車幅方向に位置規制し、左右輪のス
トラット部材または車輪支持部材間に連結したトーショ
ンバー式スタビライザーが左右輪のサスペンションスト
ロークを相互に影響させ、旋回走行時における車体のロ
ールを抑制する。
【0022】ところで請求項1に記載の発明において
は、トーションバー式スタビライザーによりストラット
部材または車輪支持部材を車幅方向外方へ付勢するか
ら、前記したように車輪が車幅方向内方へ傾く回転モー
メントを受けてストラット部材に横力を作用させ、その
伸縮動作時における摺動抵抗を増大させようとしても当
該現象を上記の車幅方向付勢力により緩和することがで
きる。
【0023】従って、ストラット部材の伸縮動作をスム
ーズに行わせ得て、車両の乗り心地や操縦安定性が悪く
なるといった前記の懸念を払拭することができる。しか
も当該作用効果を達成するに際し、車輪が車幅方向内方
への倒れモーメントを受けることのないように対策する
のではなく、当該モーメントによってもストラット部材
に横力が作用しないよう対策することにより目的を達成
し得るようにしたため、図13に示すごとくサスペンシ
ョンスプリングがストラット部材に同軸に組み込まれた
ストラット式サスペンション装置において、スペース上
サスペンションスプリングを大きく傾斜させることがで
きず、この対策では車輪が車幅方向内方への倒れモーメ
ントを受けることのないようにすることができない小型
車でも、また図16および図17に示すごとき、サスペ
ンションスプリングを傾斜させる対策すら採用不能な構
造のストラット式サスペンション装置付き車両でも、上
記の懸念を確実に払拭することができる。
【0024】更に請求項1に記載の発明によれば、既存
のトーションバー式スタビライザーを用いて上記の作用
効果を達成するから別途にバネを用意する必要がなくて
コスト高になるという問題を生ずることもないし、追加
バネの設置スペースを確保する必要もなくて採用が容易
であり、更に、バネの追加によってストラット式サスペ
ンション装置の全体的なバネ定数が高くなってて乗り心
地を悪化させるという問題を生ずることもない。
【0025】請求項2に記載の発明においては、トーシ
ョンバー式スタビライザーの自由形状を取り付け時の形
状と異ならせることにより、トーションバー式スタビラ
イザーがストラット部材または車輪支持部材を車幅方向
外方へ付勢するよう構成したから、トーションバー式ス
タビライザーの初期形状の変更のみで簡単且つ安価に前
記の作用効果を達成することができる。
【0026】請求項3に記載の発明においては、トーシ
ョンバー式スタビライザーとストラット部材または車輪
支持部材との間の連結に当たり、ほぼ車両上下方向に延
在してサスペンションストロークがトーションバー式ス
タビライザーに伝わるようにする縦方向連結棒、およ
び、ほぼ車幅方向に延在してトーションバー式スタビラ
イザーからの車幅方向外方への付勢力がストラット部材
または車輪支持部材に伝わるようにする横方向連結棒に
より当該連結を行うため、縦方向連結棒によりトーショ
ンバー式スタビライザー本来の機能を保証し、横方向連
結棒によりストラット部材または車輪支持部材に対する
上記車幅方向外方への付勢力の伝達を保証することがで
きる。
【0027】請求項4に記載の発明においては、トーシ
ョンバー式スタビライザーとストラット部材または車輪
支持部材との間の連結を弾性ブッシュを介して行い、こ
の弾性ブッシュをその軸線が車両前後方向に延在するよ
う配置したから、当該連結部の車両上下方向および車幅
方向における剛性が高く、車両上下方向の高剛性により
トーションバー式スタビライザー本来の機能を保証し、
車幅方向の高剛性によりストラット部材または車輪支持
部材に対する上記車幅方向外方への付勢力の伝達を保証
することができる。
【0028】請求項5に記載の発明においては、トーシ
ョンバー式スタビライザーがストラット部材または車輪
支持部材を車幅方向外方へ付勢する付勢力を、静荷重状
態で車輪が受ける車幅方向内方への倒れモーメントと釣
り合うのに必要な力以下に定めたため、当該付勢力が過
大になって過大分でストラット部材に前記したとは逆方
向の横力が作用し、これが原因でストラット部材の摺動
抵抗が大きくなるのを防止することができる。
【0029】請求項6に記載の発明においては、左右輪
のストラット部材または車輪支持部材にそれぞれ連結し
たトーションバー式スタビライザーの両端間における車
体側取り付け点を3カ所以上としたから、トーションバ
ー式スタビライザーがストラット部材または車輪支持部
材を車幅方向外方への付勢する時、上記連結点のうち両
側の連結点間における連結点が反力受けとして機能する
こととなり、ストラット部材または車輪支持部材に対す
る上記車幅方向外方への付勢力を大きくし得て、寸法上
の制約があったり、細いトーションバー式スタビライザ
ーしか使用できない場合でも上記の付勢力を要求通りの
ものにすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1〜図4は、本発明の一実
施の形態になる左前輪用のストラット式サスペンション
装置を示し、図1はこれを車両前方から見て示す斜視
図、図2はこれを同じく車両前方から見て示す正面図で
ある。先ず図1および図2により全体的な構成を説明す
るに、本実施の形態になるストラット式サスペンション
装置は、ほぼ車両上下方向に延在するショックアブソー
バを可とする伸縮動作可能なストラット部材11を具え
る。
【0031】ストラット部材11は液体を封入した筒体
12と、その内部に摺動自在に嵌合したピストン13
と、筒体2の一端から摺動自在に突出させたピストンロ
ッド14とよりなる通常のものとし、筒体12とピスト
ンロッド14との間にサスペンションスプリング15を
伸長方向に作用させ、このサスペンションスプリング1
5をストラット部材11に嵌め合わせてこれに一体的に
組み込む。
【0032】ピストンロッド14の先端をインシュレー
タ16を介して車体17に取り付け、筒体12の底端に
ナックルやアクスル等の車輪支持部材18を剛結合し、
これを介してストラット部材11に車輪19を回転自在
に支持する。ストラット式サスペンション装置には更
に、ほぼ車幅方向に延在するロアリンク20を設け、該
ロアリンク20の内端20aを車体17のサスペンショ
ンメンバ21に上下方向揺動可能に連結し、外端20b
を車輪支持部材18に連結することにより、車輪支持部
材18および車輪19を上下方向へストローク(サスペ
ンションストローク)可能にして車幅方向に拘束する。
【0033】対をなす左右前輪に係わるストラット部材
11間にコ字状のトーションバー式スタビライザー22
を架設し、このトーションバー式スタビライザー22は
車幅方向延在部22aの両端を図3に示すごとくブラケ
ット23により車体に支持し、両側における車両前後方
向延在部22bをそれぞれ対応する側における前輪のス
トラット部材11および車輪支持部材18に以下の方法
で連結する。つまり図4に示すごとく、ほぼ車両上下方
向に延在する縦方向連結棒24を両端におけるボールジ
ョイント24a,24bを介してストラット部材11の
筒体12およびトーションバー式スタビライザー22の
車両前後方向延在部22b間に架設し、ほぼ車幅方向に
延在する横方向連結棒25を両端におけるボールジョイ
ント25a,25bを介して筒体12の底端における車
輪支持部材18およびトーションバー式スタビライザー
22の車両前後方向延在部22b間に架設し、これら縦
方向連結棒24および横方向連結棒25によりトーショ
ンバー式スタビライザー22の車両前後方向延在部22
bをそれぞれ対応する側におけるストラット部材11の
筒体12および車輪支持部材18に連結する。
【0034】かくして、縦方向連結棒24はサスペンシ
ョンストロークをトーションバー式スタビライザー22
の車両前後方向延在部22bを介し車幅方向延在部22
aに捩りとして伝えるよう機能し、横方向連結棒25は
トーションバー式スタビライザー22の車両前後方向延
在部22bと車輪支持部材18との間を車幅方向に連結
する。ところでトーションバー式スタビライザー22
は、自由形状を図3に破線で示すごときものとして、車
両前後方向延在部22bをストラット部材11の筒体1
2および車輪支持部材18に連結した時に図3に実線で
示す形状になるものとする。よってトーションバー式ス
タビライザー22は上記の連結状態で車両前後方向延在
部22bからの図3にβで示す車幅方向外方へのバネ反
力を横方向連結棒25を介してストラット部材11の筒
体12および車輪支持部材18に伝達し、これらを同方
向に付勢する。
【0035】上記実施の形態になるストラット式サスペ
ンション装置の作用を次に説明する。車輪19からの弾
発力で発生するサスペンションストローク時における衝
撃はサスペンションスプリング15の弾性変形により緩
和され、このサスペンションスプリング15の弾性変形
に起因して発生するの振動は、ストラット部材11の伸
縮動作によって行われるピストン13の前後での封入液
体の置換流動抵抗により減衰させることができる。そし
てトーションバー式スタビライザー22は、左右前輪1
9のサスペンションストロークを縦方向連結棒24を介
し車幅方向延在部22aに捩りとして入力され、左右前
輪19のサスペンションストロークが相互に影響し合う
ことで旋回走行時における車体のロールを抑制すること
ができる。
【0036】ところで本実施の形態においては特に、ト
ーションバー式スタビライザー22が車両前後方向延在
部22bからの図3に示すバネ反力βにより横方向連結
棒25を介しストラット部材11を車幅方向外方へ付勢
するから、以下の作用効果が得られる。図2に示すよう
に、車両前方から見て車輪19の接地点を通る軸直角面
とロアリンク20の延長線との交点をP0とし、サスペ
ンションスプリング15の中心軸線αとロアリンク20
の延長線との交点をP1とした時、交点P0,P1間の
距離Dとサスペンションスプリング15のバネ反力Fs
とにより車輪19には、図13につき前述したと同様な
回転モーメントM(=Fs・D)が作用し、これにより
車輪19は接地点から遠い上部が車幅方向内方へ変位す
るような倒れモーメントを受け、ストラット部材11に
横力を作用させることから、ストラット部材11の伸縮
動作時における摺動抵抗を大きくして車両の乗り心地を
悪化させたり、操縦安定性の向上をし難くする懸念があ
る。しかし本実施の形態においては図5に示すように、
トーションバー式スタビライザー22が車両前後方向延
在部22bからのバネ反力βにより横方向連結棒25を
介しストラット部材11を車幅方向外方へ付勢するか
ら、上記したように車輪19が車幅方向内方へ傾く回転
モーメントを受けてストラット部材11に作用させる横
力を小さく、または打ち消すことができ、ストラット部
材11の伸縮動作時における摺動抵抗が増大するのを緩
和して上記乗り心地等に関する懸念を払拭し得る。
【0037】なお、トーションバー式スタビライザー2
2がストラット部材11を車幅方向外方へ付勢する付勢
力βは、静荷重状態で車輪19が受ける車幅方向内方へ
の倒れモーメントMに丁度釣り合ってこれを打ち消すの
に必要な力とするのが最適であり、図5における交点P
1の周りにおける釣り合いから、付勢力βの交点P1周
りのアーム長hと、車輪荷重Wと、前記の距離Dとによ
りβ=W・D/hとするのが良い。この場合、前記の作
用効果を完璧に奏し得るし、付勢力βが過大になって過
大分でストラット部材11に前記したとは逆方向の横力
が作用し、これが原因でストラット部材11の摺動抵抗
が大きくなるのを防止することができる。この意味合い
において上記の付勢力βは上式で表される最適値を超え
ない限り、前記の作用効果を程度の差はあっても達成す
ることができることから、付勢力βは当該最適値以下に
定めることができる。
【0038】図6は、本発明の他の実施の形態を示し、
本実施の形態においてはトーションバー式スタビライザ
ー22の車幅方向延在部22aを両端ブラケット23の
間に配置した付加的な任意数(図示例では1個)の追加
ブラケット26によっても車体に支持する。この場合、
トーションバー式スタビライザー22の車体前後方向延
在部22bがストラット部材11を車幅方向外方への付
勢する時、上記追加ブラケット26が反力受けとして機
能することで車幅方向延在部22aの曲げ剛性を高める
ことができ、ストラット部材11に対する車幅方向外方
への付勢力βを大きくし得る。ここで、寸法上の制約が
あって前記のアーム長hを小さくせざるを得なかった
り、前記の間隔Dを大きくする必要があったり、細い直
径のトーションバー式スタビライザー22しか使用でき
ない場合は、図6に破線で示す自由形状から実線で示す
取り付け形状への変形を非常に大きくして所定の付勢力
βを実現させる必要が生じて実際的でなくなるが、本実
施の形態によればその必要なしに所定の付勢力βを実現
させることができる。
【0039】図7は、本発明の他の実施の形態になるス
トラット式サスペンション装置を示し、本実施の形態に
おいては、トーションバー式スタビライザー22の車両
前後方向延在部22bとストラット部材11(車輪支持
部材18)との間の連結を、前記したような連結棒2
4,25の代わりに、図8または図9に例示するような
環状に形成した1個の弾性ブッシュ27を介して行い、
この弾性ブッシュ27をその軸線が車両前後方向に延在
するよう配置する。かかる弾性ブッシュ27の配置によ
れば、弾性ブッシュの径方向における剛性が軸線方向に
おける剛性よりも高いことから、車両前後方向延在部2
2bとストラット部材11(車輪支持部材18)との間
の連結部を、車両上下方向および車幅方向における剛性
が高いものにすることができる。
【0040】よって、車両上下方向の高剛性によりトー
ションバー式スタビライザー22の本来の機能を保証
し、車幅方向の高剛性によりストラット部材11に対す
る車幅方向外方への付勢力βの伝達を保証することがで
きる。そして弾性ブッシュ27の軸線方向における剛性
が低いことから、車両前後方向延在部22bとストラッ
ト部材11(車輪支持部材18)との間の連結部を、車
両前後方向における剛性が低いものにすることができ、
以下の作用効果が得られる。
【0041】つまり車両側方からストラット式サスペン
ション装置を見た図10に示すように、トーションバー
式スタビライザー22の揺動中心は車幅方向延在部22
aの軸線位置であり、車輪19のサスペンションストロ
ーク中におけるトーションバー式スタビライザー22の
車両前後方向延在部22bの先端移動軌跡はγのごとき
ものであるのに対し、車輪19のサスペンションストロ
ーク中におけるストラット部材11上の車輪支持部材の
揺動中心はOで示すような後方位置であるため車輪支持
部材18(図7参照)に取り付けた弾性ブッシュ27の
移動軌跡はδのごときものとなる。従ってサスペンショ
ンストローク中、先端移動軌跡γとδとの間における差
分だけ車両前後方向延在部22bの先端と弾性ブッシュ
27とは相対変位する必要があるが、弾性ブッシュ27
の軸線方向における低い剛性がこの相対変位を吸収して
サスペンションストロークが妨げられるのを防止するこ
とができる。
【0042】図11は、図16におけると同様なストラ
ット式サスペンション装置に対し、図1〜図4につき前
述したような対策により、つまり図3に示すような自由
形状および取り付け形状のトーションバー式スタビライ
ザー22を設け、その車両前後方向延在部22bを図
1、図2および図4に示すごとく縦方向連結棒24およ
び横方向連結棒25によりストラット部材1および車輪
支持部材に連結することにより、トーションバー式スタ
ビライザー22からストラット部材1に車幅方向外方へ
の付勢力βを付与する構成にしたものである。
【0043】この構成においては本来なら図16につき
前記したごとく、サスペンションスプリング7のバネ反
力Fsがロアリンク3を介してこれと車輪支持部材との
連結点P2に作用し、連結点P2および交点P0間に距
離dに起因して車輪2に車幅方向内方への倒れモーメン
トを作用させる結果、ストラット部材1の摺動摩擦抵抗
が横力により大きくなって前記の懸念を発生させるが、
本実施の形態においては、トーションバー式スタビライ
ザー22からストラット部材1への車幅方向外方への付
勢力βがストラット部材1の上記横力を減殺してその摺
動摩擦抵抗を小さく、または無くすことにより前記の懸
念を前記した実施の形態におけると同様に払拭すること
ができる。
【0044】なお、トーションバー式スタビライザー2
2がストラット部材1を車幅方向外方へ付勢する付勢力
βは、静荷重状態で車輪2が受ける車幅方向内方への倒
れモーメントに丁度釣り合ってこれを打ち消すのに必要
な力とするのが最適であり、図11における交点P2の
周りにおける釣り合いから、付勢力βの交点P2周りの
アーム長hと、車輪荷重Wと、前記の距離dとによりβ
=W・d/hとするのが良い。この場合、前記の作用効
果を完璧に奏し得るし、付勢力βが過大になって過大分
でストラット部材1に前記したとは逆方向の横力が作用
し、これが原因でストラット部材1の摺動抵抗が大きく
なるのを防止することができる。この意味合いにおいて
上記の付勢力βは上式で表される最適値を超えない限
り、前記の作用効果を程度の差はあっても達成すること
ができることから、付勢力βは当該最適値以下に定める
ことができる。
【0045】図12は、図17におけると同様なストラ
ット式サスペンション装置に対し、図1〜図4につき前
述したような対策により、つまり図3に示すような自由
形状および取り付け形状のトーションバー式スタビライ
ザー22を設け、その車両前後方向延在部22bを図
1、図2および図4に示すごとく縦方向連結棒24およ
び横方向連結棒25によりストラット部材1および車輪
支持部材に連結することにより、トーションバー式スタ
ビライザー22からストラット部材1に車幅方向外方へ
の付勢力βを付与する構成にしたものである。
【0046】この構成においては本来なら図17につき
前記したごとく、トーションバー式サスペンションスプ
リング7のバネ反力Fsは、ロアリンク3を介してこれ
と車輪支持部材との連結点P2に作用し、連結点P2お
よび交点P0間に距離dに起因して車輪2に車幅方向内
方への倒れモーメントを作用させる結果、ストラット部
材1の摺動摩擦抵抗が横力により大きくなって前記の懸
念を発生させるが、本実施の形態においては、トーショ
ンバー式スタビライザー22からストラット部材1への
車幅方向外方への付勢力βがストラット部材1の上記横
力を減殺してその摺動摩擦抵抗を小さく、または無くす
ことにより前記の懸念を前記した実施の形態におけると
同様に払拭することができる。
【0047】なお、トーションバー式スタビライザー2
2がストラット部材1を車幅方向外方へ付勢する付勢力
βは、静荷重状態で車輪2が受ける車幅方向内方への倒
れモーメントに丁度釣り合ってこれを打ち消すのに必要
な力とするのが最適であり、図12における交点P2の
周りにおける釣り合いから、付勢力βの交点P2周りの
アーム長hと、車輪荷重Wと、前記の距離dとによりβ
=W・d/hとするのが良い。この場合、前記の作用効
果を完璧に奏し得るし、付勢力βが過大になって過大分
でストラット部材1に前記したとは逆方向の横力が作用
し、これが原因でストラット部材1の摺動抵抗が大きく
なるのを防止することができる。この意味合いにおいて
上記の付勢力βは上式で表される最適値を超えない限
り、前記の作用効果を程度の差はあっても達成すること
ができることから、付勢力βは当該最適値以下に定める
ことができる。
【0048】なお本実施の形態では、ストラット部材1
1と車輪支持部材18とが剛結合されているから、トー
ションバー式スタビライザー22の付勢力をストラット
部材11または車輪支持部材18のどちらにかけても前
記したと同様の作用効果を奏し得ること明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態になるストラット式サ
スペンション装置を車両前方から見て示す斜視図であ
る。
【図2】 図1に示すストラット式サスペンション装置
を車両前方から見た正面図である。
【図3】 同実施の形態になるストラット式サスペンシ
ョン装置におけるトーションバー式スタビライザーの自
由形状と取り付け形状とを比較して示す平面図である。
【図4】 同実施の形態になるストラット式サスペンシ
ョン装置におけるトーションバー式スタビライザーの取
り付け構造を分解して示す斜視図である。
【図5】 同実施の形態になるストラット式サスペンシ
ョン装置の作用説明図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態になるストラット式
サスペンション装置のトーションバー式スタビライザー
を示す、図3と同様な平面図である。
【図7】 本発明の更に他の実施の形態になるストラッ
ト式サスペンション装置を示す、トーションバー式スタ
ビライザーの取り付け構造の分解斜視図である。
【図8】 同トーションバー式スタビライザーの取り付
け構造に用いる弾性ブッシュの一例を示す断面図であ
る。
【図9】 同トーションバー式スタビライザーの取り付
け構造に用いる弾性ブッシュの他の例を示す断面図であ
る。
【図10】 同実施の形態になるストラット式サスペン
ション装置を車両側方から見て示す側面図である。
【図11】 本発明の更に他の実施の形態になるストラ
ット式サスペンション装置の正面図である。
【図12】 本発明の更に別の実施の形態になるストラ
ット式サスペンション装置の正面図である。
【図13】 従来のストラット式サスペンション装置の
正面図である。
【図14】 同従来のストラット式サスペンション装置
においてストラット部材に作用する横力の作用形態を示
す説明図である。
【図15】 同従来のストラット式サスペンション装置
の従来の改良例を示す正面図である。
【図16】 他の型式になる従来のストラット式サスペ
ンション装置の正面図である。
【図17】 更に他の型式になる従来のストラット式サ
スペンション装置の正面図である。
【符号の説明】
1 ストラット部材 2 車輪 3 ロアリンク 4 筒体 5 ピストン 6 ピストンロッド 7 サスペンションスプリング 8 車体側メンバ 11 ストラット部材 12 筒体 13 ピストン 14 ピストンロッド 15 サスペンションスプリング 16 インシュレータ 17 車体 18 車輪支持部材 19 車輪 20 ロアリンク 21 サスペンションメンバ 22 トーションバー式スタビライザー 23 ブラケット 24 縦方向連結棒 25 横方向連結棒 26 追加ブラケット 27 弾性ブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巖 桂二郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 須磨 賢二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D001 AA03 AA18 BA02 DA06 DA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ車両上下方向に延在して上端を車体
    側に連結され、下端に車輪支持部材を剛結合された伸縮
    動作可能なストラット部材を具え、 ほぼ車幅方向に延在して内端を車体側に連結され、外端
    を前記車輪支持部材に連結されたロアリンクにより、車
    輪支持部材を上下方向へストローク可能にして車幅方向
    に位置規制し、 対をなす左右輪に係わる前記ストラット部材間を、左右
    輪のサスペンションストロークが相互に影響し合うよ
    う、トーションバー式スタビライザーにより連結したス
    トラット式サスペンション装置において、 前記トーションバー式スタビライザーにより前記ストラ
    ット部材または車輪支持部材を車幅方向外方へ付勢した
    ことを特徴とするストラット式サスペンション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記トーションバー
    式スタビライザーの自由形状を取り付け時の形状と異な
    らせることにより、トーションバー式スタビライザーが
    ストラット部材または車輪支持部材を車幅方向外方へ付
    勢するよう構成したことを特徴とするストラット式サス
    ペンション装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記トーシ
    ョンバー式スタビライザーとストラット部材または車輪
    支持部材との間の連結を、ほぼ車両上下方向に延在して
    サスペンションストロークがトーションバー式スタビラ
    イザーに伝わるようにする縦方向連結棒、および、ほぼ
    車幅方向に延在してトーションバー式スタビライザーか
    らの車幅方向外方への付勢力がストラット部材または車
    輪支持部材に伝わるようにする横方向連結棒により行う
    よう構成したことを特徴とするストラット式サスペンシ
    ョン装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記トーシ
    ョンバー式スタビライザーとストラット部材または車輪
    支持部材との間の連結を弾性ブッシュを介して行い、こ
    の弾性ブッシュをその軸線が車両前後方向に延在するよ
    う配置したことを特徴とするストラット式サスペンショ
    ン装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、前記トーションバー式スタビライザーが前記ストラ
    ット部材または車輪支持部材を車幅方向外方へ付勢する
    付勢力を、静荷重状態で車輪が受ける車幅方向内方への
    倒れモーメントと釣り合うのに必要な力以下に定めたこ
    とを特徴とするストラット式サスペンション装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、左右輪に係わる前記ストラット部材または車輪支持
    部材にそれぞれ連結した前記トーションバー式スタビラ
    イザーの両端間における車体側取り付け点を3カ所以上
    としたことを特徴とするストラット式サスペンション装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1683663A1 (de) * 2005-01-25 2006-07-26 Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft Radaufhängung für ein Kraftfahrzeug
EP1683662A3 (de) * 2005-01-21 2006-11-02 Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft Haltevorrichtung für einen Stabilisator einer Radaufhängung
WO2020242192A1 (ko) * 2019-05-27 2020-12-03 주식회사 센트랄 스트러트 현가장치

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US7530586B2 (en) 2005-01-21 2009-05-12 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Holder for stabilizer of a wheel suspension
EP1683663A1 (de) * 2005-01-25 2006-07-26 Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft Radaufhängung für ein Kraftfahrzeug
WO2020242192A1 (ko) * 2019-05-27 2020-12-03 주식회사 센트랄 스트러트 현가장치
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