JPH10264624A - サスペンションアーム - Google Patents

サスペンションアーム

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JPH10264624A
JPH10264624A JP28369597A JP28369597A JPH10264624A JP H10264624 A JPH10264624 A JP H10264624A JP 28369597 A JP28369597 A JP 28369597A JP 28369597 A JP28369597 A JP 28369597A JP H10264624 A JPH10264624 A JP H10264624A
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Shoji Ando
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接を行わなくても十分な剛性を有するサス
ペンションアームを提供する。 【解決手段】 サスペンションアームとしてのロアアー
ム10は、金属板Mをプレス加工することにより形成さ
れ、その金属板Mの外周を成す辺10a、10bには断
面略円形のパイプ状の補強部28a、28bが形成され
ている。補強部28a、28bは金属板Mの端部を巻き
込むように折り返して形成され、補強部28a、28b
のうち巻き込み部分30a、30bは二重板構造となっ
ている。巻き込み部分30aの長さL2は補強部28a
の全周の長さL1の5〜20%に設定されている。この
ロアアーム10は、巻き込み部分を有さない場合に比べ
て剛性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のサスペンシ
ョン機構の一部を構成するアッパアームやロアアームに
代表されるサスペンションアームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のサスペンション機構の一部
を構成するサスペンションアームとしては、例えば図1
5に示すロアアームが知られている。このロアアーム1
10は、ボールジョイント取付部112、ボディ取付部
114、116を備えている。ボールジョイント取付部
112は、ホイールを懸架するボールジョイント102
を取り付ける箇所であり、ボディ取付部114、116
は、ロアアーム110をボディに取り付けるための箇所
である。
【0003】このロアアーム110は、図15(b)に
示すように、ロアアームアッパー部材110aとロアア
ームロア部材110bとをモナカ合わせした状態でお互
いのフランジ部分Fa、Fbを溶接することにより形成
されている。しかしながら、上記ロアアーム110では
十分な剛性を備えているものの、2ピース即ちロアアー
ムアッパー部材110aとロアアームロア部材110b
とを用いるため使用材料が多くなり、その分コストが嵩
み重量が重くなるという問題があった。一方、このよう
なロアアーム110と同じ形状のものを鋳物として製造
することも知られているが、板厚が厚いため重量が重い
という問題があった。
【0004】このような問題点を解決するサスペンショ
ンアームとして、特開平8−188022号公報に記載
されたものが知られている。この公報に記載されたサス
ペンションアームは、金属板をプレス加工することによ
り形成され、その両側縁には断面略三角形の補強部が形
成されている。また、変形例として、断面略円形の補強
部も開示されている。なお、同様のサスペンションアー
ムは特開平8−318722号公報にも開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−188022号公報や特開平8−318722
号公報に記載されたサスペンションアームでは、車両の
前後方向の負荷が加えられたときの剛性が必ずしも十分
でないことがあった。このような場合、折り返した部分
を溶接して剛性アップを図ることも考えられるが、溶接
作業は煩雑なうえコストも嵩むため、溶接以外の手段に
より剛性アップを図ることが望まれていた。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、溶接を行わなくても十分高い剛性を有
するサスペンションアームを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は、車両のサスペンション機構
の一部を構成する金属板製のサスペンションアームであ
って、前記金属板の外周を成す辺の少なくとも一部に前
記金属板の端部を折り返してパイプ状に形成した補強部
を備え、前記金属板の端部は前記補強部の内側に巻き込
まれて前記金属板に重ねられている(以下、この重ねら
れた部分を巻き込み部と称する)ことを特徴とする。な
お、巻き込み部は金属板と密着していてもよいし、金属
板との間に隙間があってもよい。
【0008】本発明のサスペンションアームは、金属板
の外周を成す辺の少なくとも一部に補強部を備えている
が、この補強部は二重板構造の巻き込み部を有している
ため、ただ単に金属板の端部を折り返して巻き込み部を
有さない補強部を形成した場合に比べて、溶接を行わな
くても十分に高い剛性を実現できる。
【0009】本発明のサスペンションアームは、前記補
強部が断面略円形であることが好ましい。この場合、断
面形状にはRの小さい部分がないため応力が集中する箇
所がなく、断面崩れしにくい。これに対して、補強部の
断面形状を略多角形状(例えば略三角形又は略四角形)
とした場合には、その断面形状のうちR(曲率半径)の
小さい部分つまりカドの部分に応力が集中しやすいた
め、断面崩れしやすい。従って、このサスペンションア
ームによれば、断面略円形としたことにより、一層剛性
が高くなるという効果が得られる。また、補強部を断面
略円形としたため、その製造工程はまず金属板の端部を
略L字に屈曲し、次にその屈曲部を金型で巻き込むよう
にプレスすればよく、2工程という短い工程数で製造で
きる。
【0010】また、本発明のサスペンションアームは、
前記補強部の先端が前記金属板に固着されていなくても
十分な剛性を有する。この場合、補強部の先端を金属板
に固着する作業(例えば溶接作業)が不要のため、その
分製造工程が簡略化され、コストも低減される。
【0011】さらに、本発明のサスペンションアーム
は、前記補強部のうち巻き込み部分の長さL2が、前記
補強部の全周の長さL1の5%以上(この割合を巻き込
み率(100×L2/L1)と称する)であることが好
ましい。巻き込み率が5%未満では金属板の端部を巻き
込まない場合に比べて十分な効果が得られないおそれが
あるからである。たとえば巻き込み率が5%の場合には
金属板の端部を巻き込まない場合に比べて剛性が数%程
度アップする。また、巻き込み率が10%の場合には剛
性が10%以上アップする。なお、巻き込み率が高いほ
ど剛性はアップするものの、逆に金属板の使用量が増す
ため重量増となる。このため、要求される剛性と重量の
2つを考慮に入れたうえで巻き込み率を適宜決定するこ
とになる。実用的な重量を考慮すれば、巻き込み率の上
限を20%とすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施形態は、
下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明
の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることは
いうまでもない。
【0013】[参考形態]まず、実施形態を説明するに
先立ち、参考形態を図1〜図8に基づいて説明する。図
1はサスペンション機構の概略構成図、図2はロアアー
ムの平面図、図3は左側面図、図4は底面図である。図
5〜図8は、それぞれ図2のA−A、B−B、C−C、
D−D断面図である。
【0014】図1に示すように、タイヤT及びホイール
Wより成る車輪を支持するサスペンション機構1は、ホ
イールWを回転自在に支持するナックルNの下部を車体
Bに接続するロアアーム10と、ナックルNの上部を車
体に接続するアッパアーム20と、ナックルNの上下動
を緩衝すべく車体との間に配置されたダンパーD及びコ
イルスプリングSとを備えている。なお、ロアアーム1
0、アッパアーム20がサスペンションアームに相当す
る。ロアアーム10の外端に設けたボールジョイント取
付部12はボールジョイント2を介してナックルNに連
結され、内端に設けた第1及び第2ボディ取付部14、
16は前後一対のゴムブッシュジョイント3、4を介し
て車体Bに連結されている。また、アッパアーム20の
外端に設けたボールジョイント取付部22はボールジョ
イント5を介してナックルNに連結され、内端に設けた
第1及び第2ボディ取付部24、26は前後一対のゴム
ブッシュジョイント6、7を介して車体Bに連結されて
いる。
【0015】ロアアーム10は、図2に示すように、金
属板Mをプレス加工することにより形成され、ボールジ
ョイント取付部12、第1ボディ取付部14、第2ボデ
ィ取付部16、補強部18a〜cを備えている。ボール
ジョイント取付部12は、金属板Mに設けられたバーリ
ング穴であり、ホイールを懸架するボールジョイント
(図1のボールジョイント2参照)を取り付ける箇所で
ある。
【0016】第1ボディ取付部14は、金属板Mに設け
られたバーリング穴であり、ボディにゴムブッシュジョ
イント3(図1参照)を介して取り付けるための箇所で
ある。この第1ボディ取付部14のバーリング穴の略半
周には折り返し部14a、14aが設けられている。
尚、折り返し部14a、14aは中間部14c、14c
(図2、図5参照)を介して補強部18a、18bに連
なって形成されている。
【0017】第2ボディ取付部16は、金属板Mに溶接
されたパイプであり、ブレーキを踏んだときにタイヤに
対してボディが前方に進もうとする荷重を受けるゴムブ
ッシュジョイント4(図1参照)を取り付けるための部
材である。この第2ボディ取付部16を取り付ける取付
箇所17、17は、金属板Mを裏方向にやや湾曲しつつ
延ばした形状に形成されており(図3参照)、それぞれ
補強部18a、18cに連なって形成されている。
【0018】補強部18a〜cは、ロアアーム10の外
周を成す辺10a〜c、即ち、ボールジョイント取付部
12と第1ボディ取付部14とを結ぶ辺10a、第1ボ
ディ取付部14と第2ボディ取付部16とを結ぶ辺10
b、第2ボディ取付部16とボールジョイント取付部1
2とを結ぶ辺10c、に設けられている。
【0019】補強部18a〜cは、図6に示すように
(但し図6には補強部18a、18bのみを示したが補
強部18cも同形状である)、金属板Mをカーリングす
ることにより断面略円形に形成されている。上記構成を
備えたロアアーム10につき、コンピュータによる構造
解析を行ったところ、従来のモナカ合わせタイプのロア
アーム110(図15参照)に比べて、応力が下がり応
力の集中している箇所もみられず応力が分散されている
という結果が得られた。
【0020】また、ロアアーム10の辺10aは、ハン
ドルを切ったときにタイヤが入り込んでくる箇所である
ため、このタイヤと干渉しない大きさに制限される。こ
の点に関し、従来のロアアーム110はフランジFa、
Fbを有していたため、その分断面積が小さくなり剛性
面で不利であったが、このロアアー10ムはモナカ合わ
せではないためフランジが不要であり、その分断面積
(つまり幅)を大きくすることができ剛性面で有利であ
る。
【0021】[第1実施形態]図9は第1実施形態の補
強部の断面図(図2のB−B断面に相当する図面)であ
る。第1実施形態のロアアームは、補強部の断面形状が
異なる以外は参考形態のロアアームと同様の構成である
ため、同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明を省
略する。
【0022】第1実施形態のロアアームには、図9に示
すように、金属板Mの辺10a、10bに沿ってビード
29a、29bが設けられ、このビード29a、29b
の外側には、金属板Mの端部を折り返して形成された断
面略円形のパイプ状の補強部28a、28bが設けられ
ている。この金属板Mの端部を補強部28a、28bの
内側に巻き込んで金属板Mに重ねられた巻き込み部30
a、30bは、二重板構造となっており、ビード29
a、29bに密着している。また、補強部28a、28
bは金属板Mに固着されていない。さらに、巻き込み率
(補強部28aの全周の長さL1に対する、巻き込み部
30aの長さL2の割合)は約10%に設定されてい
る。具体的には、巻き込み部30aの長さL2は5〜6
mm、補強部28aの全周の長さL1は約60mmであ
る。なお、図示しないが、辺10cにも同様の補強部が
形成されている。
【0023】この第1実施形態のロアアームを製造する
には、まず図10(a)に示す第1プレス工程において
金属板Mの端部を略L字に屈曲すると共にビード29
a、29bを形成し、次に図10(b)に示す第2プレ
ス工程においてその屈曲した部分を金型でプレスして巻
き込み、補強部28a、28bを形成する。このように
第1実施形態のロアアームは2工程という短い工程数に
より容易に製造できる。なお、ビード29a、29b
は、金属板Mの平板部分(つまり両ビード29a、29
bの間の部分)を補強すると共に、金属板Mのうち巻き
込み部30a、30bと向かい合う箇所を円弧状として
巻き込み部30a、30bの長さを長くする役割を果た
している。
【0024】この第1実施形態のロアアームを備えたサ
スペンションを車両に搭載して加減速した場合、ロアア
ームには車輪から車両前後方向への荷重が入力される。
ところで、車両前後方向の荷重とボールジョイント取付
部12の変位の関係を表すグラフは図11のようにな
り、図11におけるピーク値が座屈強度となり、グラフ
の傾きが剛性値となる。このことからボールジョイント
取付部12の変位量が剛性の指標となる。そこで、この
車両前後方向の荷重とボールジョイント部の変位の関係
につき、本実施形態のロアアームと以下の第1、第2比
較形態のロアアームとの間で比較を行った。
【0025】第1比較形態のロアアームは、図14
(a)に示すように、辺10a、10bに、金属板Mの
端部を折り返して断面略三角形のパイプ状の補強部68
a、68bを形成し、図示しない辺10cにも同様の補
強部を形成したものであり、その他の構成は参考形態と
同様とした。一方、第2比較形態のロアアームは、図1
4(b)に示すように、辺10a、10bに、金属板M
の端部を折り返して断面略円形の補強部78a、78b
を形成し、図示しない辺10cにも同様の補強部を形成
したものであり、その他の構成は参考形態と同様とし
た。なお、いずれの補強部も金属板Mに溶接されておら
ず、第1実施形態の巻き込み部30a、30bに相当す
る二重板構造を備えていない。また、第1実施形態及び
第1、第2比較形態は、同じ板厚、同程度の断面形状
(具体的には断面の縦(高さ)と横(幅)が同じ)とし
た。
【0026】第1実施形態及び第1、第2比較形態の各
ボールジョイント取付部12に、車両前後方向(図2の
白抜き矢印参照)に1000kgの荷重を負荷したとき
の変位量を、有限要素法によるコンピュータ解析により
求めた。その結果、第1実施形態では0.45mm、第
1比較形態では0.64mm、第2比較形態では0.5
8mmであった。ここで、第1比較形態の剛性を「10
0」とすると、第2比較形態は「110」、第1実施形
態は「130」であり、第1実施形態が第1、第2比較
形態に比べて20〜30%剛性がアップすることがわか
った。
【0027】このように、本実施形態のロアアームによ
れば、煩雑でコストのかかる溶接作業を施さなくても、
十分高い剛性を実現できるという効果が得られる。ま
た、座屈荷重も高く、略円形断面ゆえに局部的な応力集
中もなく、耐久性にも優れるという効果も得られる。さ
らに、製造面においては、プレス工程が2工程で済むた
め低コスト化が図れるという効果も得られる。
【0028】[第2実施形態]図12(a)は第2実施
形態の補強部の断面図(図2のB−B断面に相当する図
面)である。第2実施形態のロアアームは、補強部の断
面形状が異なる以外は参考形態のロアアームと同様の構
成であるため、同じ構成要素には同じ符号を付し、その
説明を省略する。
【0029】第2実施形態のロアアームには、金属板M
の辺10a、10bに、金属板Mの端部を折り返して形
成された断面略三角形のパイプ状の補強部38a、38
bが設けられている。この金属板Mの端部を補強部38
a、38bの内側に巻き込んで金属板Mに重ねられた巻
き込み部40a、40bは、二重板構造となっており、
金属板Mに密着している。また、補強部38a、38b
は、金属板Mの板面を境として略対称に形成され、巻き
込み率は約10%に設定されている。この第2実施形態
のロアアームによれば、巻き込み部40a、40bのな
い場合(図14(a)参照)に比べて剛性がアップす
る。但し、第2実施形態は断面が略三角形のため第1実
施形態に比べて角張った部分に応力が集中しやすい傾向
にあり、また製造工程が多段階必要になる。
【0030】[第3実施形態]図12(b)は第3実施
形態の補強部の断面図(図2のB−B断面に相当する図
面)である。第2実施形態のロアアームは、補強部の断
面形状が異なる以外は参考形態のロアアームと同様の構
成であるため、同じ構成要素には同じ符号を付し、その
説明を省略する。
【0031】第3実施形態のロアアームには、金属板M
の辺10a、10bに、金属板Mの端部を折り返して形
成された断面略円形のパイプ状の補強部48a、48b
が設けられている。この金属板Mの端部を補強部48
a、48bの内側に巻き込んで金属板Mに重ねられた巻
き込み部50a、50bは、二重板構造となっており、
金属板Mに密着している。また、補強部48a、48b
は、金属板Mの板面を境として略対称に形成され、巻き
込み率は約10%に設定されている。この第3実施形態
のロアアームによれば、第1実施形態と略同等の効果が
得られる。但し、第3実施形態ではビードが存在してい
ないため、金属板Mの巻き込み作業はビードが存在して
いる第1実施形態の方が容易に行える。
【0032】尚、上記各実施形態では、補強部28a、
28b、38a、38b、48a、48bは金属板Mに
溶接しない構成としたが、金属板Mに溶接する構成とし
てもよい。また、上記各実施形態ではロアアームについ
て説明したが、特にロアアームに限定されるものではな
く、サスペンションアームであれば例えば図1及び図1
3に示すアッパアーム20などであっても本発明の構成
を適用できる。具体的には、図13のアッパアーム20
のE−E断面が図9あるいは図12(a)、(b)とな
るように製造すれば、第1実施形態と同様の効果が得ら
れる。
【0033】更に、上記各実施形態では巻き込み部30
a、30b、40a、40b、50a、50bを金属板
Mと密着させたが、各巻き込み部は必ずしも金属板Mと
密着させる必要はなく金属板Mとの間に隙間があっても
よい。この場合も上記実施形態と略同等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考形態のサスペンション機構の概略構成図
である。
【図2】 参考形態のロアアームの平面図である。
【図3】 参考形態のロアアームの左側面図である。
【図4】 参考形態のロアアームの底面図である。
【図5】 図1のA−A断面図である。
【図6】 図1のB−B断面図である。
【図7】 図1のC−C断面図である。
【図8】 図1のD−D断面図である。
【図9】 第1実施形態のロアアームの断面図(B−B
断面図に相当する図面)である。
【図10】 第1実施形態のロアアームの製造工程図で
ある。
【図11】 車両前後方向の荷重とボールジョイント部
の変位の関係を表す一般的なグラフである。
【図12】 他の実施形態のロアアームの断面図(B−
B断面図に相当する図面)であり、(a)は第2実施形
態、(b)は第3実施形態を表す。
【図13】 アッパアームの平面図である。
【図14】 比較形態のロアアームの断面図(B−B断
面図に相当する図面)であり、(a)は第1比較形態、
(b)は第2比較形態を表す。
【図15】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
10・・・ロアアーム、10a〜c・・・辺、12・・
・ボールジョイント取付部、14・・・第1ボディ取付
部、14a・・・折り返し部、14c・・・中間部、1
6・・・第2ボディ取付部、18a〜c・・・補強部、
M・・・金属板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のサスペンション機構の一部を構成
    する金属板製のサスペンションアームであって、 前記金属板の外周を成す辺の少なくとも一部に前記金属
    板の端部を折り返してパイプ状に形成した補強部を備
    え、前記金属板の端部は前記補強部の内側に巻き込まれ
    て前記金属板に重ねられていることを特徴とするサスペ
    ンションアーム。
  2. 【請求項2】 前記補強部は断面略円形であることを特
    徴とする請求項1記載のサスペンションアーム。
  3. 【請求項3】 前記補強部のうち前記金属板の端部が前
    記金属板に重ねられた部分の長さは、前記補強部の全周
    の長さの5%以上であることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のサスペンションアーム。
  4. 【請求項4】 前記補強部のうち前記金属板の端部が前
    記金属板に重ねられた部分の長さは、前記補強部の全周
    の長さの5〜20%であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のサスペンションアーム。
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