JPH055671U - リヤスプリングハウスの構造 - Google Patents

リヤスプリングハウスの構造

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JPH055671U
JPH055671U JP5292591U JP5292591U JPH055671U JP H055671 U JPH055671 U JP H055671U JP 5292591 U JP5292591 U JP 5292591U JP 5292591 U JP5292591 U JP 5292591U JP H055671 U JPH055671 U JP H055671U
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JP
Japan
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house panel
panel
spring
wheel house
bead
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孝司 松井
淳一 永野
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤスプリングハウスの強度を高める。 【構成】 スプリングハウスパネル20を幅広にして両
側にビード20b、20cを形成し、且つ各ビードの所
定位置にサスペンションのアッパアームを支持する軸受
20d、20eを設け、スプリングハウスパネルを取り
付けるホイルハウスパネル6とクォータインナとにより
各ビードを閉断面構造とし、更に、ホイルハウスパネル
とリヤフロアとの間に各ビードと連続させて閉断面構造
のガセット21、22を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のリヤスプリングハウスの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5乃至図7に示すように乗用車のリヤホイルハウス1は、下端がクォータア ウタ2の下端にヘミング加工されたクォータインナ3と、上端6aがクォータイ ンナ3に、下端6bがリヤフロア4に溶着されたリヤサイドメンバ5の側面に溶 着されたホイルハウスパネル6と、ホイルハウスパネル6の内側に配設され上部 に形成されたスプリングハウス7aがホイルハウスパネル6の孔6c(図7)を 貫通し、上端がホイルハウスパネル6の上部に、下端が当該ホイルハウスパネル 6の下端6bと共にリヤサイドメンバ5の側面に夫々溶着されたスプリングハウ スパネル7等により構成されている。そして、ショックアブソーバ8は、下端が リヤホイール9を支持するロアアーム10に、上端がマウント11を介してコイ ルスプリング12と共にスプリングハウス7aに収納されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造のリヤホイルハウス1は、スプリングハウスパネル7 の幅が狭く、当該スプリングハウスパネル7との合わせ部以外の部分がクォータ インナ3とホイルハスパネル6との各一枚のパネルにより構成されているために マルチリンクタイプのサスペンションのアッパアームを取り付ける箇所がない、 即ち、これらの各一枚のパネルでは強度が不足してマルチリンクサスペンション のアッパアームからの入力を支えることができない。このため上記構造のリヤホ イルハウスではマルチリンクタイプのサスペンションを採用するこが出来ないと いう問題がある。
【0004】 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、リヤハウスのパネルの剛性を高め てマルチリンクサスペンションのアッパアームを支持することを可能としたリヤ スプリングハウスの構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、スプリングハウスパネルを幅広に して両側にビードを形成し且つ各ビードの所定位置にサスペンションのアッパア ームを支持する軸受を設け、当該スプリングハウスパネルを取り付けるホイルハ ウスパネルとクォータインナとにより前記各ビードを閉断面構造とし、更に前記 ホイルハウスパネルとリヤフロアとの間に前記各ビードと連続させて閉断面構造 のガセットを設けた構造としたものである。
【0006】
【作用】
スプリングハウスパネル及びホイルハウスパネルは、閉断面構造のビード及び ガセットとによりその強度が高くなり、マルチリンクタイプのサスペンションの アッパアームからスプリングハウスパネルに入力される左右方向の力、こじり力 は、前記各ビード及びガセットを介してサイドボデーとリヤサイドメンバ、リヤ フロア等のアンダボデーに効率よく分散される。また、振動、騒音等が低減され る。
【0007】
【実施例】
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。尚、図6に示す従来の リヤホイルハウス1を構成する部材と同じ部材には同一符号を付してある。 図1及び図2においてリヤホイルハウスを構成するスプリングハウスパネル2 0は、幅広く、且つ上端からクォータインナ3側に長く延びた形状とされており 、円筒形状のスプリングハウス20aの両側には長手方向に沿って即ち、クォー タインナ3側の上端からリヤフロア4側の下端までビード20b、20cが形成 されている。そして、これらの各ビード20b、20cは、略中央の底面の所定 箇所が断面半円形状に外方に膨出されて半割型の軸受20d、20eが形成され ている。
【0008】 クォータアウタ2の下端とクォータインナ3の下端とはヘミング加工されてお り、クォータインナ3は、リヤホイルハウス1の外側半分を形成している。ホイ ルハウスパネル6は、上端6aがクォータインナ3に溶着され、下端6bがリヤ サイドメンバ5の側面に溶着されている。このホイルハウスパネル6によりリヤ ホイルハウス1の内側半分が形成される。
【0009】 リヤスプリングハウスパネル20は、車室側から見てホイルハウスパネル6の 外側に合わされて配置され、スプリングハウス20aが当該ホイルハウスパネル 6の孔6cを貫通して上方に突出し、上端がクォータインナ3の外側に合わされ て溶着され、下端がホイルハウスパネル6の下部に溶着されている。これにより クォータインナ3、ホイルハウスパネル6は、リヤスプリングハウスパネル20 により補強される。
【0010】 この状態において、スプリングハウスパネル20の各ビード20b、20cは 各開口端がクォータインナ3、ホイルハウスパネル6により閉塞されて閉断面構 造(図3、図4)とされる。これによりスプリングハウスパネル20、ホイルハ ウスパネル6及びクォータインナ3の各パネルの強度即ち、リヤホイルハウス1 の強度が大幅に向上する。
【0011】 更に、ホイルハウスパネル6の下部とリヤフロア4との間にはガセット21、 22が設けられている。これらのガセット21、22は、図2に示すように側面 視三角形状をなし、周縁にフランジ21a、22aが一体に形成されている。こ れらのガセット21、22は、夫々スプリングハウスパネル20のビード20b 、20cと繋がるように配置されており、フランジ21a、22aの各上半分が ホイルハウスパネル6の下部に溶着され、各下半分がリヤフロア4に溶着されて いる。これによりスプリングハウスパネル20、ホイルハウスパネル6は、閉断 面構造のビード20b、20cとガセット21、22とにより閉断面が連続して 形成され、その強度が向上する。
【0012】 マルチリンクサスペンション25のショックアブソーバ26の下端は、リヤホ イール9を支持するロアアーム27に、上端がマウント28を介してコイルスプ リング29と共にスプリングハウスパネル20のスプリングハウス20aに収納 されている。また、アッパアーム30の一端30aは、ナックル31を介してロ アアーム27に連結され、各他端30b、30c(図3)は、スプリングハウス パネル20の各ビード20b、20cに形成された軸受20d、20e(図2) に支持される。即ち、他端30bは、ブッシュ32を介してビード20bの軸受 20dに嵌合され、当該軸受20dと軸受キャップ33とにより支持される。他 端30cも同様にしてビード20cの軸受20eに支持される。
【0013】 以下に作用を説明する。 サスペンション25のナックル31を経てアッパアーム30(図1)からスプ リングハウスパネル20の軸受20d、20eへの左右方向の入力A、A’(図 1)及びこじり力B、B’(図3)は、閉断面構造のビード20b、20c及び ガセット21、22を介してクォータアウタ2、クォータインナ3等のサイドボ デーと、リヤフロア4、リヤサイドメンバ5等のアンダボデーに効率よく伝達さ れて分散される。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、スプリングハウスパネルを幅広にして両 側にビードを形成し且つ各ビードの所定位置にサスペンションのアッパアームを 支持する軸受を設け、当該スプリングハウスパネルを取り付けるホイルハウスパ ネルとクォータインナとにより前記各ビードを閉断面構造とし、更に前記ホイル ハウスパネルとリヤフロアとの間に前記各ビードと連続させて閉断面構造のガセ ットを設けた構造としたので、スプリングハウスパネルの強度を高めることがで き、マルチリンクタイプのサスペンションを採用することが可能となる。また、 前記スプリングハウスパネル、ホイルハウスパネル等は、振動、騒音等に対して も有利である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るリヤスプリングハウスを適用した
リヤホイールハウスの一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のリヤスプリングハウスパネルとホイルハ
ウスパネル及びガセットとの関係を示す組立斜視図であ
る。
【図3】図1の矢線III−IIIに沿う断面図であ
る。
【図4】図1の矢線IV−IVに沿う断面図である。
【図5】車体の後部斜視図である。
【図6】図5の車体の従来のリヤホイールハウスの断面
図である。
【図7】図6のスプリングハウスパネルとホイルハウス
パネルとの関係を示す組立斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤホイルハウス 2 クォータアウタ 3 クォータインナ 4 リヤフロア 5 リヤサイドメンバ 6 ホイルハウスパネル 20 スプリングハウスパネル 21、22 ガセット 25 マルチリンクサスペンション 26 ショックアブソーバ 27 ロアアーム 28 マウント 30 アッパアーム 31 ナックル

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 スプリングハウスパネルを幅広にして両
    側にビードを形成し且つ各ビードの所定位置にサスペン
    ションのアッパアームを支持する軸受を設け、当該スプ
    リングハウスパネルを取り付けるホイルハウスパネルと
    クォータインナとにより前記各ビードを閉断面構造と
    し、更に前記ホイルハウスパネルとリヤフロアとの間に
    前記各ビードと連続させて閉断面構造のガセットを設け
    たことを特徴とするリヤスプリングハウスの構造。
JP1991052925U 1991-07-09 1991-07-09 リヤスプリングハウスの構造 Expired - Lifetime JP2553804Y2 (ja)

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JPH055671U true JPH055671U (ja) 1993-01-26
JP2553804Y2 JP2553804Y2 (ja) 1997-11-12

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