JPH1178254A - 画像形成性と筆記性とを備えた熱転写受像カード類及びその製造方法 - Google Patents

画像形成性と筆記性とを備えた熱転写受像カード類及びその製造方法

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JPH1178254A
JPH1178254A JP9236198A JP23619897A JPH1178254A JP H1178254 A JPH1178254 A JP H1178254A JP 9236198 A JP9236198 A JP 9236198A JP 23619897 A JP23619897 A JP 23619897A JP H1178254 A JPH1178254 A JP H1178254A
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JP
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thermal transfer
resin
sheet
dye
receiving layer
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JP9236198A
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English (en)
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Toshio Arai
俊男 新居
Fumio Matsui
文雄 松井
Takanori Mitsuhata
孝典 光畑
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面が適度の凹凸を有して、これに高濃度で鮮
明な熱転写画像を形成することができるのみならず、通
常の筆記具による筆記が可能である熱転写受容層を備え
た熱転写受像カード類(例えば、銀行カードやクレジッ
トカード)とその製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】熱転写し得る染料又はインクの層を有する
熱転写シートを加熱したとき、その染料又はインクを受
容する樹脂からなる受容層を基材シート上に有する熱転
写受像カード類の製造方法において、上記樹脂成分を含
む粉体塗料組成物を上記基材シートの表面に乾式塗工
し、加熱溶融して、上記基材シートの表面に染料又はイ
ンクの受容層としての樹脂塗膜を形成することによっ
て、上記塗膜の表面粗さがJIS B 0601−19
94にて規定されている算術平均粗さRaが0.5〜4.0
の範囲にあると共に、十点平均粗さRzが3.0〜20.0
の範囲にある画像形成性と筆記性とを備えた熱転写受像
カード類を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行カード、クレ
ジットカード、IDカード、テレホンカード、名詞等の
カード類、保険証書等の証書類に関し、詳しくは、その
一部又は全面に染料やインクによる熱転写受像性と共
に、通常の筆記具による筆記性を有する受像層を備えた
カード類又は証書類(以下、単に、カード類という。)
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に広く用いられている種々の
個人用カード類において、その所有者の顔写真等の所有
者ごとの個人情報を記録することは、所有者の確認を容
易にするために有用である。このような個人用カード類
においては、従来、その所有者の顔写真をカードに貼り
付けることによって、カードに記録している。しかし、
このような方法によれば、貼り付けた写真の厚みの分だ
け、カード類の厚みが増すので、場合によっては、その
使用に支障を来し、また、そのような写真は、これをカ
ードから剥がすこともできる。
【0003】そこで、印刷による一般情報のほか、顔写
真のような個人情報にかかわる画像を形成することがで
きる受容層を有すると共に、筆記具による筆記が可能で
あるカード類としては、例えば、特許第2572569
号公報に記載されているように、基材シート上に熱転写
による画像形成が可能な熱転写受容層と筆記具による筆
記可能な層が別々に設けられたものが知られている。
【0004】このような熱転写による画像形成の代表的
な一つとして、昇華性染料を熱転写する方式が知られて
いる。例えば、電子写真方式による画像の印刷におい
て、露光時に予め定められた基準色に対応する色分解機
を用いて、画像に対して感光体を選択的に露光させて、
潜像を感光体上に形成し、その潜像に対応する基準色で
現像して得られた顕像を記録用受像シート上に次々に重
ねて熱転写する多色画像形成方式において、この昇華性
染料を熱転写する方式が用いられている。この方式にお
いては、例えば、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色
それぞれについて得られた顕像を次々と重ねて熱転写す
ることによって、記録用受像シート上に所謂フルカラー
複写を得ることができる。
【0005】この昇華性染料熱転写方式は、例えば、ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの
ような適宜の支持体上に昇華性の染料の層を形成してな
る熱転写シート(インクシートやインクフィルムとも呼
ばれる。以後、インクシートという。)を調製し、別
に、その表面に上記染料を受容する受容層を備えた熱転
写受像シートを調製し、上記インクシートの染料層側の
表面を上記熱転写受像シートの受容層側の表面に重ね合
わせ、サーマルヘッド等の感熱手段によって、画像情報
に応じて、インクシートを加熱して、上記染料を上記画
像情報に対応して、熱転写受像シートの受容層に移行さ
せて、インクシートから熱転写受像シートに画像を熱転
写する印刷方式をいう。
【0006】このような昇華性染料熱転写方式において
は、従来、熱転写受像シートは、紙や合成紙や合成樹脂
シート等の基材シート上にインクシートの染料が熱によ
って拡散又は移行することのできる樹脂層からなる受容
層と、そのような受容層とインクシートとの加熱時の融
着を防止し、離型性をもたせるための樹脂層とからなる
複数の樹脂層を湿式塗工法にて順次に積層することによ
って製造されている。
【0007】即ち、従来の熱転写受像シートは、基材シ
ート上に上述したような受容層を構成する樹脂を含む溶
液を塗布し、乾燥させて、受容層を形成し、次いで、そ
の上に離型層を形成するための樹脂層を塗布し、乾燥さ
せて、離型層を形成し、かくして、機能別に複数の樹脂
層を分離して積層して、製造されている。必要に応じ
て、基材シートと受容層との間に、アンダーコート層や
中間層が形成されることもある。従って、このような従
来の熱転写受像シートは、その製造工程が複雑であり、
製造コストが高い。
【0008】従来より知られている熱転写受像カード類
も、このような昇華性染料熱転写方式にて画像形成を行
なうものであって、基材シート上に、例えば、ポリエス
テル樹脂等の樹脂を含む溶液を湿式塗工し、乾燥させ
て、受容層が形成されている。このように形成される受
容層は、通常、JIS B 0601−1994に規定
されている表面粗さRaが0.2〜0.4の範囲であり、十
点平均粗さRzが1.5〜2.0の範囲にあって、受容層の
表面が平滑であり、光沢を有する。従って、このように
平滑な受容層の表面には、鉛筆、ボールペン、万年筆等
の通常の筆記具によっては筆記することが困難であるの
で、受像層とは別に筆記層が設けられているのである。
【0009】更に、従来の受容層を備えたカード類は、
熱転写シートとの密着性が十分でないので、基材シート
上に上述したように中間層を設けて、これにクッション
性層又は多孔質層又はこれらの双方を兼ねさせることに
よって、熱転写カード類と受像層との密着性を高め、カ
ード上に鮮明な画像を形成しようとしている。また、従
来の受容層は、上述したように、平滑であるので、所謂
艶消しのような格調高い画像を形成することができな
い。
【0010】このように、従来の熱転写受容層を備えた
カード類は、基材シート上に受容層と筆記層とを別々に
設けられており、そのうえ、受容層が多層に積層されて
構成されているから、製造工程が著しく複雑であり、製
造コストも自ずから高いものとならざるを得ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のカー
ド類における上述したような問題を解決するためになさ
れたものであって、一般的な情報を予め印刷等によって
記録した種々のカード類を調製した後に、個人ごとに、
顔写真等の画像を直ちに且つ容易に形成することができ
る受容層を有すると共に、筆記具による筆記が可能であ
るカード類とその製造方法を提供することを目的とし、
特に、本発明は、高濃度で鮮明な画像を熱転写によって
形成することができるのみならず、その表面が適度の凹
凸を有する熱転写受容層を備えており、従って、その受
容層には、通常の筆記具にて容易に筆記することもでき
る熱転写受像カード類とその製造方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱転写し得る
染料又はインクの層を有する熱転写シートを加熱したと
き、その染料又はインクを受容する樹脂からなる受容層
を基材シート上の一部又は全面に有し、かくして、画像
形成性と筆記性とを備えた熱転写受像カード類におい
て、上記受容層が上記樹脂成分を含む粉体塗料組成物の
塗膜からなり、その塗膜の表面粗さがJIS B 06
01−1994にて規定されている算術平均粗さRaが
0.5〜4.0の範囲にあると共に、十点平均粗さRzが3.
0〜20.0の範囲にあることを特徴とする。
【0013】このように、熱転写し得る染料又はインク
の層を有する熱転写シートを加熱したとき、その染料又
はインクを受容する樹脂からなる受容層を基材シート上
の一部又は全面に有し、かくして、画像形成性と筆記性
とを備えた熱転写受像カード類は、本発明に従って、上
記樹脂成分を含む粉体塗料組成物を上記基材シートの表
面に乾式塗工し、加熱溶融して、上記基材シートの表面
に染料又はインクの受容層としての樹脂塗膜を形成する
ことによって得ることができる。
【0014】特に、本発明によれば、上記粉体塗料組成
物を静電スプレー法にて基材シートの表面に塗工するこ
とが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による熱転写受像カードの
一実施例としての銀行カードを図1及び図2に示す。即
ち、基材シート1の裏面には、予め、一般情報(図示せ
ず)と共に磁気ストライブ2が印刷されているほか、エ
ンボスによる文字、記号、数字等(図示せず)が記録さ
れており、更に、受容層3が帯状に形成されている。
【0016】本発明による熱転写受像証書の一実施例を
図3に示す。この証書においては、折り曲げ可能の基材
シート1上の片面に予め、一般情報(図示せず)が記録
されていると共に、他面に受容層3が方形状に形成され
ている。
【0017】本発明において、粉体塗料組成物は、樹脂
成分を含む。この樹脂成分は、粉体塗料組成物の種々の
成分を粉体にまとめる結着樹脂としての役割と共に、基
材シート上に塗膜としての受容層を形成して、文字や画
像の印刷に際して、それらを形成する染料やインクを受
容して、熱転写受像カード類への印刷又は記録を可能と
するものである。
【0018】このような樹脂成分としては、例えば、飽
和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、(メタ)アクリ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸
ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂、塩化
ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン・アクリ
ル共重合体樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体樹脂等
のスチレン系樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン・酢酸
ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン樹脂、エチル・酢酸
ビニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂等
を挙げることができる。これらの樹脂は、単独で、又は
2種以上の混合物として用いられる。
【0019】これらのなかでも、本発明においては、特
に、飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合樹脂又はスチレン・アクリル共重合体樹脂が好まし
く用いられる。
【0020】飽和ポリエステル樹脂は、2価カルボン酸
と2価アルコールとの縮合重合によって得られる重合体
であって、上記2価カルボン酸としては、限定されるも
のではないが、例えば、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ヘキサヒ
ドロ無水フタル酸等の脂肪族二塩基酸、無水フタル酸、
フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族二塩
基酸等を挙げることができる。必要に応じて、3価以上
の多塩基酸を併用してもよい。このような多塩基酸とし
て、例えば、トリメリット酸無水物やピロメリット酸無
水物を挙げることができる。
【0021】また、2価アルコールとしても、限定され
るものではないが、例えば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、水添ビスフェノールA等
を挙げることができる。必要に応じて、3価以上の多価
アルコールを併用してもよい。このような多価アルコー
ルとして、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル等を挙げることができる。
【0022】本発明においては、飽和ポリエステル樹脂
として、市販品を好適に用いることができる。そのよう
な市販品として、例えば、バイロン103、200、2
90、600(東洋紡績(株)製)、KA−1038C
(荒川化学(株)製)、TP−220、235(日本合
成化学工業(株)製)、ダイヤクロンER−101、E
R−501、FC−172、FC−714(三菱レイヨ
ン(株)製)、タフトンNE−382、1110、21
55(花王(株)製)等を挙げることができる。
【0023】塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体も、市販
品を好適に用いることができる。市販品として、例え
ば、デンカビニール#1000D、#1000MT2、
#1000MT3、#1000LK2、#1000AL
K(電気化学工業(株)製)、UCRA−VYHD、U
CRA−VYLF(ユニオン・カーバイド製)、エスレ
ックC(積水化学工業(株)製)等を挙げることができ
る。
【0024】また、スチレン・アクリル共重合体樹脂
は、スチレンと(メタ)アクリル酸エステルとの共重合
体であって、具体的には、(メタ)アクリル酸エステル
としては、例えば、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
メタクリレート等を挙げることができる。
【0025】このようなスチレン・アクリル共重合体樹
脂も、種々の市販品を好適に用いることができる。市販
品としては、例えば、ハイマーUNi−3000、TB
−1800、TBH−1500(三洋化成工業(株)
製)、CPR−100、600B、200、300、X
PA4799、4800(三井東圧化学(株)製)等を
挙げることができる。
【0026】本発明においては、粉体塗料組成物は、好
ましくは、白色の着色剤又は無色の充填剤を含む。この
ような着色剤又は充填剤としては、例えば、亜鉛華、酸
化チタン、酸化スズ、アンチモン白、硫化亜鉛、炭酸バ
リウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、
アルミナ、バライト等が用いられる。白色着色剤として
は、通常、酸化チタンが好ましく用いられて、基材シー
トに白色の地色を与える。白色の着色剤又は無色の充填
剤は、粉体塗料組成物において、通常、0.5〜15重量
%、好ましくは、1〜10重量%の範囲で配合される。
【0027】また、本発明においては、粉体塗料組成物
は、これを基材シートの表面に定着させる際に、オフセ
ットを起こさないように、オフセット防止剤を含んでい
てもよい。オフセット防止剤としては、通常、融点が5
0〜150℃の範囲にある種々のワックス類が好ましく
用いられる。具体的には、例えば、パラフィンワック
ス、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン
ワックス、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、高級脂肪
酸、高級アルコール等を挙げることができる。このよう
なオフセット防止剤は、通常、粉体塗料組成物に0.1〜
20重量%、好ましくは、0.5〜10重量%の範囲で用
いられる。
【0028】更に、本発明においては、粉体塗料組成物
の流動性を高めるために、疎水性シリカ微粉末やアルミ
ナ微粉末のような流動性改良剤を粉体塗料組成物に配合
してもよい。このように、粉体塗料組成物に流動性改良
剤を配合することによって、粉体塗料組成物を基材シー
トに静電スプレー法にて乾式塗工する際の流動性を改善
することができる。
【0029】更に、上記疎水性シリカ微粉末やアルミナ
微粉末は、インクシートの離型性を高めるのにも役立
つ。即ち、疎水性シリカ微粉末やアルミナ微粉末を粉体
塗料組成物に配合することによって、熱転写受像カード
類は、特に、インクシートからの画像の熱転写に際し
て、インクシートがカード類に融着せず、かくして、カ
ード類からのインクシートの離型性を高めることができ
る。このように、カード類からのインクシートの離型性
を高めるための疎水性シリカ微粉末やアルミナ微粉末と
しては、例えば、RA−200H(疎水性シリカ微粉
末)、T−805(アルミナ微粉末)等(いずれも日本
アエロジル(株)製)の市販品を好適に用いることがで
きる。本発明においては、このような疎水性シリカ微粉
末やアルミナ微粉末は、粉体塗料組成物100重量部に
対して、必要に応じて、10重量部以下、好ましくは、
0.1〜5重量部、好ましくは、0.2〜2重量部の範囲で
配合される。
【0030】本発明においては、特に、インクシートか
ら熱転写受像カード類に所要の画像情報等を熱転写する
際に、インクシートの離型性を確保するために、粉体塗
料組成物は、前記樹脂成分と共に、反応性官能基を有す
る反応性シリコーンオイルから誘導される硬化物を含む
ことが好ましい。このような反応性シリコーンオイルの
硬化物としては、相互に反応し得る官能基を有する少な
くとも2種類の反応性シリコーンオイルがその官能基に
よって相互に反応してなる硬化物であってもよく、ま
た、単一の官能基を有するシリコーンオイルと受容層を
形成する樹脂成分の有する官能基、例えば、カルボキシ
ル基や水酸基とが反応してなる硬化物であってもよい。
【0031】このような反応性シリコーンオイルは、例
えば、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、カルビ
ノール基、メタクリル基、メルカプト基、フェノール基
等の官能基をポリシロキサン、通常、ジメチルポリシロ
キサンの側鎖又は分子末端又は両方に導入したものであ
って、既に種々のものが市販されており、本発明におい
ても、そのような市販品から官能基の反応性を考慮し
て、適宜に選択して用いることができる。
【0032】例えば、アミノ変性シリコーンオイルとし
ては、例えば、KF−393、861、864、X−2
2−161A(信越化学工業(株)製)、エポキシ変性
シリコーンオイルとしては、例えば、KF−101、1
02、103、105、X−22−163C、X−22
−169C(信越化学工業(株)製)、カルボキシル変
性シリコーンオイルとしては、例えば、X−22−16
2A、X−22−3710、X−22−162C、X−
22−3701E(信越化学工業(株)製)、カルビノ
ール変性シリコーンオイルとしては、例えば、X−22
−162AS、KF−6001(信越化学工業(株)
製)等を挙げることができる。このようなシリコーンオ
イルについては、例えば、「シリコーンハンドブック」
(1990年8月31日日刊工業新聞社発行)にその性
状や製造方法が詳細に記載されている。
【0033】本発明においては、粉体塗料組成物中に、
相互に反応し得る官能基を有する少なくとも2種類の反
応性シリコーンオイルがその官能基によって相互に反応
してなる硬化物を含有させる場合には、反応性シリコー
ンオイルの組合わせとして、これらのなかでは、例え
ば、アミノ基又は水酸基を有する変性シリコーンオイル
とエポキシ基、イソシアネート基又はカルボキシル基を
有する変性シリコーンオイルとの組合わせが好ましく用
いられ、特に、アミノ変性とエポキシ変性シリコーンオ
イルとの組合わせが好ましく用いられる。このような2
種の反応性シリコーンオイルは、相互に反応し得る官能
基がほぼ等量となるように用いられる。
【0034】また、粉体塗料組成物中に、単一の官能基
を有するシリコーンオイルと樹脂成分の有する官能基、
例えば、カルボキシル基や水酸基とが反応してなる硬化
物を含有させる場合には、例えば、エポキシ基を有する
変性シリコーンオイルが好ましく用いられる。
【0035】本発明によれば、粉体塗料組成物は、この
ような反応性シリコーンオイルから誘導される硬化物を
シリコーンオイル換算で0.5〜12重量%の範囲で含む
ことが好ましく、特に、0.5〜10重量%の範囲で含む
ことが好ましい。粉体塗料組成物における上記反応性シ
リコーンオイルの硬化物の量が0.5重量%よりも少ない
ときは、例えば、得られる熱転写受像カード類が離型性
において十分でなく、熱転写に際して、インクシートと
カード類とが融着し、高品質の画像を得ることができな
い。他方、粉体塗料組成物におけるシリコーンオイルの
硬化物の量が12重量%よりも多いときは、得られるカ
ード類における硬化物の量が多すぎて、得られる転写画
像が濃度に劣る。
【0036】しかし、本発明においては、反応性シリコ
ーンオイルでアクリル樹脂を変性した粉末状のシリコー
ン変性アクリル樹脂を上記反応性シリコーンオイルの硬
化物に代えて用いることができる。このようなシリコー
ン変性アクリル樹脂としては、例えば、X−22−80
04、X−22−2110等(信越化学工業(株)製)
の市販品を好適に用いることができる。
【0037】本発明において用いる粉体塗料組成物は、
前記樹脂成分のほか、必要に応じて、上述したような着
色剤、充填剤、反応性シリコーンオイル、シリコーン変
性アクリル樹脂、オフセット防止剤等を混合し、この混
合物を、通常、100〜200℃程度、好ましくは、1
30〜180℃程度の温度で数分、通常、3〜5分程
度、溶融混練すれば、反応性シリコーンオイルを配合し
た場合にも、この間にこれら反応性シリコーンオイルが
相互に反応し、又は樹脂成分と反応して、硬化物を形成
する。しかし、上記加熱温度及び時間は、特に、限定さ
れるものではなく、前記樹脂成分や反応性シリコーンオ
イルのほか、着色剤、充填剤やオフセット防止剤等の各
成分が均一に混合されると共に、反応性シリコーンオイ
ルが相互に又は樹脂成分と反応して、硬化物を形成する
条件であればよい。このように、混合物を溶融混練し、
冷却した後、粉砕し、適当な平均粒子径を有するように
分級すれば、インクや染料のための受容層を形成するた
めの粉体塗料組成物を得ることができる。粉体塗料組成
物の平均粒径は、通常、1〜100μmの範囲であり、
好ましくは、3〜50μmの範囲であり、最も好ましく
は5〜30μmの範囲である。
【0038】本発明において、基材シートとしては、特
に、限定されるものではないが、通常、紙、合成紙、合
成樹脂シート等が好ましく用いられる。紙は、通常のセ
ルロース繊維からなるものであれば、特に、限定される
ものではなく、普通紙のほか、上質紙、コート紙等を含
む。合成樹脂シートとしては、例えば、ポリエステル、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート、ポリアミド等からなるシートを挙げるこ
とができる。合成紙としては、例えば、ポリオレフィン
樹脂やその他の合成樹脂を樹脂成分とし、これに所要の
無機質充填剤等を混合し、押出によって得られるものを
挙げることができる。これら基材シートの厚みは、特に
限定されるものではないが、通常、0.1〜2mm、好ま
しくは、0.5〜1mmの範囲である。
【0039】本発明によれば、このような基材シート上
に上述したような粉体塗料組成物を乾式塗工し、これを
加熱溶融し、定着させて、上記基材シート上に粉体塗料
組成物からなる樹脂塗膜を染料又はインクのための受容
層として形成すれば、その表面粗さがJIS B 06
01−1994にて規定されている算術平均粗さRaが
0.5〜4.0の範囲にあると共に、十点平均粗さRzが3.
0〜20.0の範囲にあり、かくして、表面に適度の凹凸
を有する受容層を備えた熱転写受像カード類を得ること
ができる。
【0040】受容層の表面粗さが上記よりも小さいとき
は、従来の表面が平滑な熱転写受像カード類に近く、表
面が光沢を有する。他方、表面粗さが上記よりも大きい
ときは、表面が過度に凹凸を有し、インクシートをカー
ド類に重ね合わせ、インクシートを加熱して、染料又は
インクをカード類に移行させる際に、インクシートとカ
ード類との接触状態が一様でなく、転写不良が起こりや
すい。
【0041】本発明において、受容層は、基材シートの
全面に形成されてもよく、また、必要に応じて、所定の
箇所に部分的に形成されてもよい。受容層の厚みは、通
常、1〜100μm、好ましくは、3〜50μm、最も
好ましくは、5〜25μmの範囲である。
【0042】本発明において、粉体塗料組成物を基材シ
ート上に乾式塗工するには、例えば、静電スプレー法、
静電浸漬法等の静電塗装、溶射法、吹き付け塗装法、デ
ィスパージョン法、粉末溶融積層法等の粉体塗装、散粉
法、カスケード法、磁気ブラシ現像法、パウダークラウ
ド法、オープンチャンバー法、液体現像法、毛皮現像
法、印写現像法、静電誘導による現像法等の電子写真方
式等によることができる。
【0043】これらの乾式塗工のなかでも、本発明にお
いては、例えば、静電スプレー法を好ましく用いること
ができる。この静電スプレー法は、粉体塗装の一種であ
るが、具体的には、スプレーガンの先端に微粒子化した
粉体塗料組成物を空気にて搬送すると共に、このスプレ
ーガンの先端に組み込んだ針電極に負の高電圧(例え
ば、−50〜−90kV)を印加し、上記微粒化した粉
体塗料組成物を負に帯電させ、他方、基材シートの裏面
に接地した電極を沿わせ、かくして、スプレーガンと接
地した電極との間に存在する電界によって、上記負に帯
電した微粒子状の粉体塗料組成物を上記基材シートまで
運んで静電的に付着させるのである。このような静電ス
プレー法によれば、基材シートの全面に受容層を形成す
ることのみならず、必要に応じて、基材シートの一部、
所要の箇所にのみ、容易に受容層を形成することができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基材シ
ート上に粉体塗料組成物を乾式塗工して、均一に付着さ
せ、これを加熱溶融させ、定着させて、樹脂塗膜からな
る染料又はインク受容層を形成することによって、表面
粗さがJIS B 0601−1994にて規定されて
いる算術平均粗さRaが0.5〜4.0の範囲にあると共
に、十点平均粗さRzが3.0〜20.0の範囲にあり、か
くして、適度の凹凸を有して、高濃度で鮮明な画像を熱
転写によって形成し得ると共に、鉛筆、ボールペン、万
年筆等の通常の筆記具にて筆記可能な受容層を備えた熱
転写受像カード類を得ることができる。
【0045】しかも、本発明による熱転写受像カード類
によれば、上記受容層がその適度の凹凸のために所謂艶
消しの表面を有し、格調の高い熱転写画像を形成するこ
とができる。また、受容層に熱転写によって形成した画
像、例えば、写真は、貼付したものと異なり、カードか
ら剥離することができない。
【0046】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0047】 実施例1 (粉体塗料組成物の製造) 飽和ポリエステル樹脂(花王(株)製タフトンNE−38 2、酸価8.9mgKOH/g) 44 重量% スチレン・アクリル共重合体樹脂(三洋化成工業(株)製 TB−1804) 44 重量% オフセット防止剤(三洋化成工業(株)製ワックス、ビス コール550P) 4 重量% 酸化チタン 5 重量% エポキシ変性シリコーンオイル(信越化学工業(株)製K F−102) 3 重量%
【0048】上記の組成を有する原料をミキサーを用い
て混合した後、二軸溶融混練機にて150〜160℃で
3〜5分間、溶融混練した。冷却した後、得られた混練
物を粉砕し、分級して、平均粒径10μmの白色粉体塗
料組成物を得た。この粉体塗料組成物100重量部に流
動化付与剤として疎水性シリカ(日本アエロジル(株)
製H−2000/4)2重量部を混合して、静電スプレ
ー法にて乾式塗工するための白色粉体塗料組成物とし
た。
【0049】(熱転写受像カードの製造)市販の静電ス
プレー装置にて、市販のポリエステル製カード(厚み約
310μm)の全面に上記白色粉体塗料組成物を均一に
付着させた後、加熱し、溶融し、定着させて、厚み約1
5μmの受容層を有する白色の熱転写受像カードを得
た。
【0050】このようにして得られた熱転写受像カード
について、Mitutoyo製表面粗さ測定器Surf
test−50にてJIS B 0601−1994に
記載の手順に従って、基準長さを2.5mmとして、その
受容層の表面粗さを測定したところ、算術平均粗さRa
は0.6、十点平均粗さRzは10であった。
【0051】(昇華性染料の熱転写)昇華型熱転写方式
高速プリンタを用いて、下記の印画条件にて、インクシ
ートと熱転写受像カードとを染料層側の表面と受容層と
が接触するように重ね合わせ、インクシートをサーマル
ヘッドで加熱して、カードの受容層に染料を転写した。
この転写画像において、印画濃度(イエロー、マゼン
タ、シアン)とインクシートとの離型性の評価を行なっ
た。結果を表1中、性能評価の欄に示す。
【0052】昇華型熱転写方式高速プリンタの転写条件 サーマルヘッド:KGT−219−12MPL2(京セ
ラ(株)製) 駆動電圧: 17V ライン速度: 4ms インクシートの昇華性染料 昇華性染料イエロー:スチリル系イエロー色素 昇華性染料マゼンタ:アントラキノン系マゼンタ色素 昇華性染料シアン: インドアニリン系シアン色素
【0053】試験方法 印画濃度は、デンシトメータ(コニカ製PDA−60)
を用いて反射濃度を測定した。インクシートとの離型性
を調べるために、高速印画性、印画画像の受容層からの
剥離により生ずる白抜けの状況の有無、受容層へのイン
クシートの付着の有無、更に、印画時にインクシートと
受像紙とを剥離する際に発生する異音の大小を総合的に
検討し、下記のように3段階評価した。
【0054】 ○:受容層の剥離及びインクシートの付着なく、印画時
の発生異音も小さい。 △:受容層の剥離及びインクシートの付着が少しあり、
印画時の発生異音が大きい。 ×:高速印画ができないか、又は受容層の剥離若しくは
インクシートの付着が著しい。
【0055】また、受容層の表面における筆記性は、市
販のボールペンと鉛筆を用いて筆記し、文字が途切れる
ことなく、円滑に且つ鮮明に書けるときを筆記性良好と
し、文字が途切れて、円滑に且つ鮮明に書けないときを
筆記性なしとした。
【0056】実施例2 (熱溶融性インクの熱転写)市販の溶融型熱転写方式プ
リンタ(三菱電機(株)製G370−70)を用いて、
下記の印画条件にて、インクシートと実施例1で得た熱
転写受像カードとを染料層側の表面と受容層とが接触す
るように重ね合わせ、インクシートをサーマルヘッドで
加熱して、カードの受容層に染料を転写した。この転写
画像において、印画濃度(イエロー、マゼンタ、シア
ン)とインクシートとの離型性の評価を行なった。ま
た、受容層の表面における筆記性を実施例1と同様にし
て調べた。結果を表1中、性能評価の欄に示す。
【0057】試験方法 印画濃度は、デンシトメータ(コニカ製PDA−60)
を用いて反射濃度を測定した。インクシートとの離型性
を調べるために、印画性、印画画像の受容層からの剥離
により生ずる白抜けの状況の有無、受容層へのインクシ
ートの付着の有無、更に、印画時にインクシートと受像
紙とを剥離する際に発生する異音の大小を総合的に検討
し、下記のように3段階評価した。
【0058】 ○:受容層の剥離及びインクシートの付着なく、印画時
の発生異音も小さい。 △:受容層の剥離及びインクシートの付着が少しあり、
印画時の発生異音が大きい。 ×:印画ができないか、又は受容層の剥離若しくはイン
クシートの付着が著しい。
【0059】比較例1 実施例1で基材シートとして用いた市販のポリエステル
製カードの表面に直接に実施例1と同様にして昇華性染
料を熱転写し、印画濃度とインクシートとの離型性を調
べた。実施例1に記載した方法にて上記ポリエステル製
カードの表面粗さを測定したところ、算術平均粗さRa
は0.1、十点平均粗さRzは1.0であった。また、上記
カードの表面における筆記性を実施例1と同様にして調
べた。結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明による熱転写受像カードの一実施例
を示す斜視図である。
【図2】は、図1において線A−Aに沿う断面図であ
る。
【図3】は、本発明による熱転写受像証書の一実施例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1…基材シート、3…受容層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 5/03 C09D 5/03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写し得る染料又はインクの層を有する
    熱転写シートを加熱したとき、その染料又はインクを受
    容する樹脂からなる受容層を基材シート上の一部又は全
    面に有する熱転写受像カード類において、上記受容層が
    上記樹脂成分を含む粉体塗料組成物の塗膜からなり、そ
    の塗膜の表面粗さがJIS B 0601−1994に
    て規定されている算術平均粗さRaが0.5〜4.0の範囲
    にあると共に、十点平均粗さRzが3.0〜20.0の範囲
    にあることを特徴とする画像形成性と筆記性とを備えた
    熱転写受像カード類。
  2. 【請求項2】熱転写し得る染料又はインクの層を有する
    熱転写シートを加熱したとき、その染料又はインクを受
    容する樹脂からなる受容層を基材シート上に有する熱転
    写受像カード類の製造方法において、上記樹脂成分を含
    む粉体塗料組成物を上記基材シートの表面に乾式塗工
    し、加熱溶融して、上記基材シートの表面に染料又はイ
    ンクの受容層としての樹脂塗膜を形成することを特徴と
    する上記塗膜の表面粗さがJIS B 0601−19
    94にて規定されている算術平均粗さRaが0.5〜4.0
    の範囲にあると共に、十点平均粗さRzが3.0〜20.0
    の範囲にあることを特徴とする画像形成性と筆記性とを
    備えた熱転写受像カード類の製造方法。
  3. 【請求項3】粉体塗料組成物を静電スプレー法にて基材
    シートの表面に塗工する請求項2に記載の熱転写受像カ
    ード類の製造方法。
JP9236198A 1997-09-01 1997-09-01 画像形成性と筆記性とを備えた熱転写受像カード類及びその製造方法 Pending JPH1178254A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004034339A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Toppan Forms Co Ltd サインパネルおよびこれを有したシート

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