JPH1177934A - ポリエステルフィルムおよびコンデンサー - Google Patents

ポリエステルフィルムおよびコンデンサー

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JPH1177934A
JPH1177934A JP25185797A JP25185797A JPH1177934A JP H1177934 A JPH1177934 A JP H1177934A JP 25185797 A JP25185797 A JP 25185797A JP 25185797 A JP25185797 A JP 25185797A JP H1177934 A JPH1177934 A JP H1177934A
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JP
Japan
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acid
coating layer
polyester film
polyester
capacitor
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JP25185797A
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English (en)
Inventor
Takuya Kumagai
拓也 熊谷
Takashi Ueda
隆司 上田
Itsuo Nagai
逸夫 永井
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温・高湿度等、厳しい環境下での使用におい
て、コンデンサーの急速な容量低下やtanδの上昇、
耐電圧の低下を防止し、かつ耐薬品性を備えているコン
デンサー用ポリエステルフィルムを提供すること。 【解決手段】少なくとも片面に被覆層を設けたポリエス
テルフィルムであって、該被覆層の厚さが0.01μm
〜1μmであり、該被覆層上に金属層を設けたときメチ
ルエチルケトンに10分間浸した後の光沢度変化率が2
0%以下であることを特徴とするポリエステルフィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルフィ
ルム、特にコンデンサー用誘電体として好適なポリエス
テルフィルム、さらに詳しくは耐湿熱ライフ特性に優れ
たコンデンサー用誘電体として好適なポリエステルフィ
ルムと、該ポリエステルフィルムを金属化した金属化ポ
リエステルフィルムから成るコンデンサーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステルフィルムは優れた機
械的特性、耐熱性、電気的特性を持つ上、自己回復作用
に基づく高い安全性を兼ね備えているため、フィルムコ
ンデンサー用の誘電体として広く用いられている。
【0003】しかし、近年の安全性重視の流れから、フ
ィルムコンデンサーに関してもより過酷な環境下での安
定動作が求められている。このような性能を評価する際
の指標の一つとして耐湿熱ライフ特性が挙げられる。
【0004】この耐湿熱ライフ特性を向上させる方法と
して、フィルム表面に各種被覆材料をコーティングし、
蒸着金属と基材フィルムの接着性を改善することが特開
平5−275276号公報等で知られている。
【0005】また、1〜8wt%のカルボキシル基また
はその塩を側鎖に有する水溶性または水分散性ポリウレ
タン、および/またはポリエステルに、2個以上のエポ
キシ基を有するエポキシ化合物を混合含有し、塗布し、
金属蒸着層を設けた金属蒸着ポリエステルフィルムとす
ることにより各種材料や蒸着金属と基材ポリエステルフ
ィルムの接着性、耐水接着性を改良することが特公平7
−81179号公報で知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−2
75276号公報記載の発明のようにフィルム表面に被
覆層を設けると耐湿熱ライフ特性は向上するが、それだ
けではコンデンサー製造工程で使用される樹脂等の薬品
と相互作用を生じ、tanδ、耐電圧等のコンデンサー
特性に悪影響を及ぼす。
【0007】また、特公平7−81179号公報記載の
発明のようにエポキシ化合物を混合含有する塗布液を用
いて塗布層を形成する方法では、エポキシ化合物を少量
添加した場合はコンデンサー製造工程で使用される樹脂
等の薬品との相互作用を抑える効果が十分に得られず、
大量に添加した場合においても大半が未反応の状態にと
どまり効果が小さい上、吸水率の増大によるtanδな
どフィルム品質面において様々な問題が生じる。
【0008】本発明は、高温・高湿度等、厳しい環境下
での使用において、コンデンサーの急速な容量低下やt
anδの上昇、耐電圧の低下を防止し、耐薬品性を備え
たポリエステルフィルムを提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次の構成を有する。
【0010】すなわち、少なくとも片面に厚さが0.0
1μm〜1μmの被覆層を設けたポリエステルフィルム
であって、該被覆層上に金属層を設けたときの光沢度を
0とし、メチルエチルケトンに10分間浸した後の光
沢度をGとしたときの光沢度変化率(G0 −G)/G0
×100(%)が20%以下であることを特徴とするポ
リエステルフィルムである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリエステルフィ
ルムのポリエステルとは、エステル化によって高分子化
されている結晶性の熱可塑性樹脂であり、ジカルボン酸
成分とジオール成分とを重縮合して得られるものであ
る。
【0012】ジカルボン酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
アジピン酸、トリメチルアジピン酸、セバシン酸、マロ
ン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタール酸、ピ
メリン酸、2,2−ジメチルグルタール酸、アゼライン
酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、1,3−シ
クロペンタンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,
4−ナフタール酸、ジフェニン酸、4,4’−オキシ安
息香酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸などを用いる
ことができる。これらのうちテレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸が好ましく、さら
にテレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸が
特に好ましい。
【0013】ジオール成分としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、
1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
1,10−デカンジオール、2,4−ジメチル−2−エチ
ルヘキサン−1,3−ジオール、ネオペンチルグリコー
ル、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオー
ル、2−エチル−2−イソブチル−1,3−プロパンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール、1,2
−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサ
ンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタン
ジオール、4,4’−チオジフェノール、ビスフェノー
ルA、4,4’−メチレンジフェノール、4,4’−(2
−ノルボルニリデン)ジフェノール、4,4’−ジヒド
ロキシビフェノール、o−,m−,およびp−ジヒドロキ
シベンゼン、4,4’−イソプロピリデンフェノール、
4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジクロロフェ
ノール)、2,5−ナフタレンジオール、p−キシレン
ジオール、シクロペンタン−1,2−ジオール、シクロ
ヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘキサン−1,4−
ジオールなどを用いることができる。これらのうちエチ
レングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノールが好まし
く、さらにエチレングリコールが特に好ましい。
【0014】該ポリエステルの融点は250℃以上であ
ることが好ましく、また、300℃以下であるのが生産
性の面から好ましい。このようなポリエステルとしては
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−
ナフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチ
レンテレフタレート等を用いることができる。
【0015】これらのポリエステルには本発明の効果が
損なわれない範囲で他の成分が共重合、ブレンドされて
いることは差し支えない。
【0016】本発明に用いるポリエステルの極限粘度と
して好ましくは0.5dl/g以上、さらに好ましくは
0.6dl/g以上、より好ましくは0.65dl/g
以上、特に好ましくは0.7dl/g以上がコンデンサ
ー用においては耐圧性、機械特性、耐湿ライフ特性の点
で好ましく、回収性の点からも好ましい。
【0017】本発明に用いるポリエステルには、不活性
粒子を添加してもよく、不活性粒子としては、シリカ、
アルミナ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バ
リウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタンなど
の無機フィラーおよび有機高分子粒子(例えば架橋ポリ
スチレン粒子、アクリル粒子)などを用いることができ
る。
【0018】さらに必要に応じて難燃剤、熱安定剤、可
塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、
脂肪酸エステル、ワックス等の有機滑剤あるいはポリシ
ロキサン等の消泡剤等を配合してもよく、これら2種以
上を併用してもよい。
【0019】本発明中のポリエステルフィルムは機械的
特性、電気的特性、生産性の面から二軸延伸されている
ことが好ましい。
【0020】二軸延伸の方法としてはインフレーション
同時二軸延伸法、ステンター同時二軸延伸法、ステンタ
ー逐次二軸延伸法のいずれの延伸方式を採用してもよい
が、製膜安定性、厚み均一性の観点でステンター逐次二
軸延伸法が好ましい。
【0021】本発明のポリエステルフィルムを構成する
ポリエステルフィルムには少なくとも片面に厚さが0.
01〜1μmの被覆層を設けることが必要である。0.
01μmより薄いと耐湿熱ライフ特性が著しく悪化し、
使用できない。1μmより厚いとセルフヒール性、耐電
圧、ブロッキング性、tanδ、その他電気特性が悪化
するため使用に適さない。
【0022】本発明では該被覆層上に金属層を設けたと
きの光沢度をG0 とし、メチルエチルケトンに10分間
浸した後の光沢度をGとしたときの光沢度変化率(G0
−G)/G0 ×100が20%以下であることが必要で
ある。光沢度変化率が20%を越えるとコンデンサー製
造工程で使用される樹脂等の薬品と相互作用を生じ、t
anδ、耐電圧等のコンデンサー特性が悪化し、使用に
適さない。
【0023】被覆層は、水溶性および/または水分散性
の架橋されたポリエステル系樹脂、および/または水溶
性および/または水分散性の架橋されたポリエステルウ
レタン系樹脂を塗布、乾燥されて形成されたものである
ことが耐湿熱ライフ性および耐薬品性を得る上で好まし
い。
【0024】ポリエステルウレタン系樹脂は、ジカルボ
ン酸とジオール成分をエステル化したポリエステルポリ
オールとポリイソシアネート、また必要によって鎖伸張
剤からなるものである。
【0025】ジカルボン酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
アジピン酸、トリメチルアジピン酸、セバシン酸、マロ
ン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタール酸、ピ
メリン酸、2,2−ジメチルグルタール酸、アゼライン
酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、1,3−シ
クロペンタンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,
4−ナフタール酸、ジフェニン酸、4,4’−オキシ安
息香酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸などを用いる
ことができる。
【0026】ジオール成分としては、エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコールなどの脂肪族グリコール、1,
4−シクロヘキサンジメタノールなどの芳香族ジオー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールなどのポリ(オキシ
アルキレン)グリコールなどを用いることができる。
【0027】また、ジカルボン酸成分、ジオール成分の
他にp−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等が共重
合されていてもよく、さらに、これらは線状構造である
が、3価以上のエステル形成成分を用いて分枝状ポリエ
ステルとすることもできる。
【0028】ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、テトラメチレンジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加
物、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロール
エタンの付加物などを用いることができる。
【0029】また、鎖伸張剤としては、ペンダントカル
ボキシル基含有ジオール類や、例えばエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ヘキサメチレングリコール、
ネオペンチルグリコールなどのグリコール類、あるいは
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、
ジフェニルジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジア
ミノジフェニルメタン、ジアミノシクロヘキシルメタン
などのジアミン類などを用いることができる。
【0030】また、ポリエステル樹脂はジカルボン酸成
分とジオール成分を重縮合することにより得られる。ジ
カルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、ト
リメチルアジピン酸、セバシン酸、マロン酸、ジメチル
マロン酸、コハク酸、グルタール酸、ピメリン酸、2,
2−ジメチルグルタール酸、アゼライン酸、フマール
酸、マレイン酸、イタコン酸、1,3−シクロペンタン
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−ナフター
ル酸、ジフェニン酸、4,4’−オキシ安息香酸、2,5
−ナフタレンジカルボン酸などを用いることができる。
このカルボン酸は、酸無水物、エステル、クロライドな
どであってもよく、例えば、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸ジメチル、2,6−ナフタレンジカルボン酸
ジメチル、イソフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチ
ル、テレフタル酸ジフェニルなどを用いることができ
る。中でもテレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸などが、吸水率を抑え、コンデンサ
ーの破壊電圧低下を抑えられるため好ましい。
【0031】ジオール成分としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、
1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
1,10−デカンジオール、2,4−ジメチル−2−エチ
ルヘキサン−1,3−ジオール、ネオペンチルグリコー
ル、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオー
ル、2−エチル−2−イソブチル−1,3−プロパンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール、1,2
−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサ
ンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタン
ジオール、4,4’−チオジフェノール、ビスフェノー
ルA、4,4’−メチレンジフェノール、4,4’−(2
−ノルボルニリデン)ジフェノール、4,4’−ジヒド
ロキシビフェノール、o−,m−,およびp−ジヒドロキ
シベンゼン、4,4’−イソプロピリデンフェノール、
4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジクロロフェ
ノール)、2,5−ナフタレンジオール、p−キシレン
ジオール、シクロペンタン−1,2−ジオール、シクロ
ヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘキサン−1,4−
ジオールなどを用いることができる。中でもエチレング
リコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ールなどが吸水率を小さく抑えられることから、tan
δの上昇を抑え、コンデンサーの破壊電圧低下を抑えら
れるため好ましい。
【0032】また、ジカルボン酸成分、ジオール成分の
他にp−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等が共重
合されていてもよく、さらに、これらは線状構造である
が、3価以上のエステル形成成分を用いて分枝状ポリエ
ステルとすることもできる。
【0033】ポリエステル樹脂を水溶化および/または
水分散化する手法としては、該ポリエステル樹脂にカル
ボキシル基を側鎖に導入することが本発明の目的とする
耐湿熱ライフ特性を向上させるのに好ましく用いられ
る。
【0034】ポリエステル樹脂にカルボキシル基を側鎖
に導入する手法としては、特開昭54−46294号公
報、特開昭60−209073号公報、特開昭62−2
40318号公報、特開昭53−26828号公報、特
開昭53−26829号公報、特開昭53−98336
号公報、特開昭56−116718号公報、特開昭61
−124684号公報等に記載の3価以上の多価カルボ
ン酸を共重合した樹脂により製造することができる。
【0035】また、水分散性ポリエステルウレタン樹
脂、水分散性ポリエステル樹脂に架橋構造を導入した塗
液を得る手法として、特開昭63−15816号公報、
特開昭63−256651号公報記載の方法があげられ
る。架橋性成分として、ポリエポキシ化合物、ポリアジ
リジン化合物を添加することがあげられるが、耐湿熱ラ
イフ性の点から、ポリエポキシ化合物を添加することが
好ましい。
【0036】さらに、本発明を構成する被覆層を形成す
る際、耐薬品性、tanδを向上させるため塗液にエポ
キシ化合物を添加することが好ましい。
【0037】添加量は、該ポリエステルウレタン系樹脂
および/または該ポリエステル系樹脂100重量部に対
し3〜15重量部が耐薬品性向上および吸水率悪化防止
の点から好ましく、さらに好ましくは5〜10重量部で
ある。
【0038】本発明において被覆層には、不活性粒子を
添加してもよく、不活性粒子としては、シリカ、アルミ
ナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、酸化チタンなどの無機フィラーおよび有
機高分子粒子(例えば架橋ポリスチレン粒子、アクリル
粒子)などが用いることができる。また不活性粒子以外
にもワックス系の滑剤、およびこれらの混合物などを添
加してもよい。
【0039】本発明におけるフィルム表面は、取り扱い
性、滑り性、ブロッキング防止性、コンデンサー素子の
プレス性、耐湿熱ライフ性、耐電圧、セルフヒール性の
点から、表面粗さRaが0.005〜0.5μmが好ま
しく、より好ましくは0.01〜0.2μmである。
【0040】また、本発明において被覆層を設ける手法
としては、リバースロールコーター、グラビアコータ
ー、ロッドコーター、エアードクターコーターあるいは
これら以外の塗布装置を用いてポリエステルフィルム製
造工程外で被覆液を塗布する方法、更に好ましくは、フ
ィルム製造工程内で塗布する方法としては、ポリエステ
ル未延伸フィルムに被覆液を塗布し、逐次あるいは同時
に二軸延伸する方法、一軸延伸されたポリエステルフィ
ルムに塗布し、更に先の一軸延伸方向と直角の方向に延
伸する方法、あるいは二軸延伸ポリエステルフィルムに
塗布し、更に横および/または縦方向に延伸する方法な
どがある。このうち一軸延伸されたポリエステルフィル
ムに塗布し、更に先の一軸延伸方向と直角の方向に延伸
する方法が被覆層の厚みを均一にし、かつ生産性が向上
することから好ましい。
【0041】次に本発明のポリエステルフィルムの製造
方法について説明するが、本発明は必ずしもこれに限定
されるものではない。
【0042】まず、基材となるポリエステルを押出機に
て溶融押出し、冷却ロール上でガラス転移点以下に冷
却、キャストし、ガラス転移点以上に加熱した後、長手
方向に2.8〜7.5倍延伸し、前述の被覆樹脂をコー
ト(必要により基材表面をコロナ放電処理を行い)し、
さらにステンターにて基材ポリエステルのTgから17
0℃に予熱した後、3〜12倍に幅方向に延伸し、必要
により弛緩しながら基材ポリエステルの融点未満の温
度、好ましくは200〜250℃の範囲で熱固定し、巻
き取ることにより製造される。
【0043】本発明において得られたポリエステルフィ
ルムを40〜60℃でエージングを行うことがコンデン
サー製造工程中での寸法変化を減少させ、金属層表面が
密に保たれることおよびエポキシ化合物の反応が促進す
ることにより耐薬品性が向上するため、好ましい。エー
ジングを行う時間は、12時間以上が耐薬品性向上の効
果の点から好ましく、さらに好ましくは24時間以上で
ある。
【0044】次に、金属化は、金属の真空蒸着によって
行い、蒸発源から金属を蒸着させ、本発明中のポリエス
テルフィルム上に蒸着層を形成する。
【0045】この蒸発源としては抵抗加熱方式のボート
形式や、輻射あるいは高周波加熱によるルツボ形式や、
電子ビーム加熱による方式などがあるが、特に限定され
ない。
【0046】この蒸着に用いる金属としては、Al,Z
n,Mg,Snなどの金属が好ましいが、Ti,In,
Cr,Ni,Cu,Pb,Feなども使用できる。これ
らの金属はその純度が99%以上、望ましくは99.5
%以上の粒状、ロッド状、タブレット状、ワイヤー状あ
るいはルツボの形状に加工したものが好ましい。
【0047】また、この蒸着の場合は、特にアルミニウ
ムが生産性、コスト面から好ましく、少なくとも片面に
アルミニウムを蒸着して、アルミニウム蒸着層を設ける
が、このときアルミニウムと同時あるいは逐次に例えば
ニッケル、銅、金、銀、クロム、亜鉛などの他の金属成
分も蒸着することができる。
【0048】また、該アルミニウムの厚さは、使用目的
により異なるが2〜100nmの範囲内にあることがコ
ンデンサー特性、特にセルフヒール性の点から好まし
い。
【0049】
【評価方法】
(1)光沢度変化率:金属層を設けたポリエステルフィ
ルムの金属化面について、グロスメーター(NIPPO
N DENSHOKU KOGYO CO.LTD製T
YPE−VG107)を用いて入射角60度、検出角6
0度で光沢度を測定し光沢度変化率を求めた。光沢度変
化率は次のとおりである。
【0050】 光沢度変化率(%)=(G0 −G)/G0 ×100 G0 :メチルエチルケトンに浸す前の光沢度 G :メチルエチルケトンに10分間浸し、5分間室内
で乾燥した後の光沢度 (2)吸水率: ポリエステルフィルムを重ねて2cm角に裁断し、秤量
瓶中に入れ、48時間常温で真空乾燥し、この重量をW
1 とする。このサンプルを60℃、80%RH下に放置
し、重量を経時で測定し、平衡状態になったときの重量
をW2 とし、下記式で吸水率を求めた(なお、W2 は吸
水率の経時変化が10%以内になった時点とした)。
【0051】 吸水率(%)=(W2 −W1 )/W1 ×100 (3)コンデンサーの製造:フィルムの片面に表面抵抗
値が2Ω/□となるようにアルミニウムを真空蒸着し
た。その際、長手方向に走るマージン部を有するストラ
イプ状に蒸着した(蒸着部の幅8mm、マージン部の幅
1mmの繰り返し)。次に各蒸着部の中央と各マージン
部の中央に刃を入れてスリットし、左もしくは右に0.
5mmのマージンを有する全幅4.5mmのテープ状に
巻取リールにした。
【0052】得られたリールの左マージンおよび右マー
ジンのもの各1枚ずつを重ね合わせて巻回し、静電容量
約0.047μFの巻回体を得た。その際、幅方向に蒸
着部分がマージン部より0.5mmはみ出すように2枚
のフィルムをずらして巻回した。この巻回体から芯材を
抜いて、そのまま150℃、1MPaの温度、圧力で5
分間プレスした。これに両端面にメタリコンを溶接して
外部電極とし、メタリコンにリード線を溶接して巻回型
コンデンサー素子を得た。
【0053】(4)コンデンサーのtanδ: (3)で作製した0.047μFのコンデンサー素子に
ついて、HEWLETTPACKARD 社製 LCR
メーター4284Aを用いて23℃、65%RHの雰囲
気下において1kHzで測定した。
【0054】(5)コンデンサーの耐電圧: (3)で作製した0.047μFのコンデンサー素子に
ついて、電圧を100V/secの割合で昇圧しながら
印加し、コンデンサーに絶縁破壊が発生し、5mA以上
の電流が流れた時点の電圧を測定する。コンデンサーの
容量が大きく、充電電流のみで5mA以上の電流が流れ
る場合は該電流値を充電電流と絶縁破壊電流を分離でき
る適切な値に設定する。コンデンサーがセルフヒール現
象によって絶縁性が回復している、いないに関わらず、
これを1つのコンデンサーに対して3回繰り返し、3回
の平均値を求め耐電圧とした(絶縁性が回復していない
ときは、その回の耐電圧は0Vとなる。)。
【0055】(6)コンデンサーの耐湿熱ライフ性:コ
ンデンサーを60℃、95%RHの雰囲気下で400V
DCを印加し、エージングして静電容量変化率を測定し
た。この静電容量変化率ΔC/Cが10%低下するまで
の時間で示し、耐湿熱ライフ試験結果とした。この時間
が長いほど耐湿熱ライフ性がよい。ここで、Cはエージ
ング前の静電容量、ΔCはエージング前後の静電容量変
化量である。
【0056】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき説明する。
【0057】実施例1 被覆剤用の塗液を次の方法により得た。
【0058】最初に、“ハイドラン”(ポリエステルウ
レタン系水分散性樹脂)HW−350(大日本インキ化
学工業(株)製)有効成分量100重量部当たりにポリ
エポキシ化合物エピクロン305(大日本インキ化学工
業(株)製)5重量部を加え、60℃で15時間攪拌混
合し、水分散状態で架橋したポリエステルウレタン樹脂
の塗液を得た。
【0059】ポリエステルフィルムのポリエステル樹脂
としてポリエチレンテレフタレートを用い、180℃で
真空乾燥し、押出機に供給し、285℃で溶融させた後
Tダイよりシートを吐出させ、冷却ドラムにてキャスト
した。このフィルムを125℃に加熱し、長手方向に
5.8倍延伸し、前述の架橋したポリエステルウレタン
樹脂の塗液にエポキシ化合物CR−5L(大日本インキ
化学工業(株)製)7重量部を混合し塗布して被覆層を
両面に設けた後、幅方向に延伸し、230℃で熱処理し
た後に冷却せしめて厚さ約5.2μm(片面で約0.1
μmの被覆層の厚みを含む)のポリエステルフィルムを
得た。
【0060】次に、上記ポリエステルフィルムに表面抵
抗が2Ω/□となるよう、アルミニウムを真空蒸着して
金属層を形成し、金属化ポリエステルフィルムを得た。
評価結果を表1に示す。本金属化ポリエステルフィルム
は光沢度変化率が小さく、コンデンサーにしたときのta
nδ、耐電圧が向上した。
【0061】実施例2 エポキシ化合物CR−5Lを15重量部加えること以外
は実施例1と同様の方法で作製した。光沢度変化率は小
さいが吸水率が増加しており、コンデンサー特性は実施
例1に劣る。
【0062】実施例3 エポキシ化合物CR−5Lを3重量部加えること以外は
実施例1と同様の方法で作製した。光沢度変化率が実施
例1より大きく、コンデンサー特性は実施例1よりも悪
化している。
【0063】実施例4 金属層を形成する前に60℃で40時間エージングを行
ったこと以外は実施例1と同様の方法で作製した。実施
例4は耐湿熱ライフ特性を維持した状態で最高のコンデ
ンサー特性を有している。
【0064】実施例5 架橋したポリエステルウレタン樹脂の塗液にエポキシ化
合物CR−5Lを加えないこと以外は実施例1と同様の
方法で作製した。光沢度変化率が実施例3よりさらに大
きく、コンデンサー特性も実施例3よりも悪化してい
る。
【0065】比較例1 実施例1中の“ハイドラン”HW350をそのまま塗布
し、被覆層を得ること以外は実施例1と同様の方法で作
製した。光沢度変化率が非常に大きく、コンデンサーの
tanδ、耐電圧ともに不良である。
【0066】比較例2 “ハイドラン”HW350の有効成分量100重量部当
たりにエポキシ化合物CR−5Lを7重量部加えること
以外は比較例1と同様の方法で作製した。比較例1より
光沢度変化率は小さいものの、コンデンサー特性はやは
り不良である。
【0067】比較例3 エポキシ化合物CR−5Lの添加量が3重量部であるこ
と以外は比較例2と同様の方法で作製した。比較例2よ
りもさらに悪化している。
【0068】比較例4 エポキシ化合物CR−5Lの添加量が15重量部である
こと以外は比較例2と同様の方法で作製した。光沢度変
化率が比較例1より小さいが、吸水率で比較例1に劣
る。
【0069】比較例5 金属層を形成する前に60℃で40時間エージングを行
ったこと以外は比較例2と同様の方法で作製した。光沢
度変化率、コンデンサー特性ともに比較例1よりも良い
が、全体的におおむね不良である。
【0070】比較例6 被覆層を設けないこと以外は実施例1と同様の方法で作
製した。耐湿熱ライフ特性が他のものと比べて非常に悪
い。
【0071】実施例1から5までの評価結果を表1に示
し、比較例1から6までの評価結果を表2に示した。
【0072】
【表1】
【表2】
【0073】
【発明の効果】本発明のポリエステルフィルムは、メチ
ルエチルケトンに10分間浸した後の光沢度変化率が2
0%以下に抑えることができたため、コンデンサーとし
たときのtanδ値・耐電圧が改善された。このことに
より、コンデンサーの使用環境の過酷化に対して、従来
より安定した動作が可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B05D 7/24 302 B05D 7/24 302T 303 303A B29C 55/12 B29C 55/12 B32B 15/08 104 B32B 15/08 104Z 27/40 27/40 C08J 5/18 CFD C08J 5/18 CFD C08L 67/02 C08L 67/02 75/06 75/06 C23C 14/20 C23C 14/20 B H01G 4/18 327 H01G 4/18 327Z 4/20 4/20 // B29K 67:00 B29L 7:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも片面に厚さが0.01μm〜1
    μmの被覆層を設けたポリエステルフィルムであって、
    該被覆層上に金属層を設けたときの光沢度をG0 とし、
    メチルエチルケトンに10分間浸した後の光沢度をGと
    したときの光沢度変化率(G0 −G)/G0 ×100
    (%)が20%以下であることを特徴とするポリエステ
    ルフィルム。
  2. 【請求項2】被覆層が、水溶性および/または水分散性
    の架橋されたポリエステルウレタン系樹脂、および/ま
    たは水溶性および/または水分散性の架橋されたポリエ
    ステル系樹脂を塗布、乾燥することにより形成されてな
    ることを特徴とする請求項1記載のポリエステルフィル
    ム。
  3. 【請求項3】ポリエステルウレタン系樹脂および/また
    はポリエステル系樹脂100重量部に対しエポキシ化合
    物3〜15重量部を加えて塗布、乾燥することにより被
    覆層が形成されてなることを特徴とする請求項2記載の
    ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】被覆層形成後、40〜60℃でエージング
    がされてなることを特徴とする請求項2または3記載の
    ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4記載のポリエステル
    フィルムの被覆層が設けられた少なくとも片面に金属層
    が設けられ、該金属層の設けられたポリエステルフィル
    ムが巻回もしくは積層されてなることを特徴とするコン
    デンサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001172482A (ja) * 1999-10-08 2001-06-26 Toray Ind Inc コンデンサー用ポリエステルフィルム、コンデンサー用金属化フィルムおよびフィルムコンデンサー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001172482A (ja) * 1999-10-08 2001-06-26 Toray Ind Inc コンデンサー用ポリエステルフィルム、コンデンサー用金属化フィルムおよびフィルムコンデンサー

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