JPH1177462A - 板材加工機におけるワーククランプ装置 - Google Patents

板材加工機におけるワーククランプ装置

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JPH1177462A
JPH1177462A JP23627097A JP23627097A JPH1177462A JP H1177462 A JPH1177462 A JP H1177462A JP 23627097 A JP23627097 A JP 23627097A JP 23627097 A JP23627097 A JP 23627097A JP H1177462 A JPH1177462 A JP H1177462A
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JP
Japan
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carriage
guide rail
work
clamp
guide
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JP23627097A
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Inventor
Kazuyuki Uchida
一之 内田
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーククランプ装置のキャレッジのガイドレ
ールに対するワーククランプのロックおよびロック解除
を確実に行なう。 【解決手段】 板材加工機の前後方向へ移動自在に設け
たキャレッジベースに、キャレッジ19が左右方向に移
動自在に支承され、このキャレッジ19に設けた左右方
向のガイドレール17にワーククランプが位置調節自在
である。クランプ本体43にはガイドレール17の上端
面に係止自在な上リップ37と、ガイドレール17に摺
動可能で当接離反自在なカムフォロア79とが設けられ
ている。カムフォロア79は支軸を介して回動自在なガ
イド部材アーム71の先端に設けられ、このガイド部材
アーム71の後端側が上リップ37のロック・アンロッ
ク動作と連動する。上リップ37がガイドレール17の
上端面にロックされるときは、カムフォロア79はガイ
ドレール17の上端面から離反するので、前記ロックは
確実に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスやシ
ャーリングマシン等の板材加工機におけるワーククラン
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機における板材のワーク
をクランプして移動位置決めするワーククランプ装置
は、キャレッジの左右に装着されている2組のワークク
ランプが位置決め調節可能にキャレッジに取り付けられ
ており、前記ワーククランプによりワークの一側端縁が
挟持されてから前記ワーククランプがキャレッジに備え
たガイドレールに沿ってワーク搬送方向(X軸方向)へ
位置調節自在に装着されている。前記キャレッジはキャ
レッジベースにX軸方向に移動自在に設けられており、
前記キャレッジベースはX軸方向に直交するY軸方向へ
移動自在に設けられている。
【0003】前記複数のワーククランプは油圧供給源に
油圧回路を介して連結されたクランプシリンダにより作
動し、ワークをクランプ・アンクランプするよう構成さ
れている。また、前記複数のワーククランプは前記キャ
レッジに設けられたガイドレールに沿って移動位置決め
調節可能に設けられている。
【0004】たとえば、クランプ本体111の上部には
図7に示されているようにクランプ保持部材101が長
溝ガイド部103と長溝フランジ部105を備えた形態
で装着されており、ワーククランプ107をキャレッジ
ベースに係止するためのクランプバー109がキャレッ
ジベースに移動自在に設けられている。クランプ本体1
11の上端側にはエアシリンダ113が固定されてお
り、このエアシリンダ113のピストンの先端にホルダ
115が保持されている。
【0005】エアシリンダ113のピストンが図7にお
いて右方向に移動するとピストンの先端のホルダ115
がクランプバー109に当接し、さらにエアシリンダ1
13をストロークさせると、ワーククランプ107全体
が少量図7において左方へ移動し、クランプバー109
が長溝フランジ部105に当接して係止し、クランプ本
体111がキャレッジベースにロックされる。
【0006】さらに、前記ワーククランプ107は油圧
で作動するクランプ固定用シリンダ117によりトグル
機構119を介してキャレッジ121にロック・アンロ
ック自在に設けられている。
【0007】図7を参照するに、トグル機構119は第
1ロックアーム123の上端がクランプ本体111の上
端側に軸支され、この第1ロックアーム123のほぼ中
央にはクランプ本体111に固定されているクランプ固
定用シリンダ117のピストンの先端が連結されてい
る。さらに第1ロックアーム123の下端には第2ロッ
クアーム125の上端が第1ロック支軸127で連結さ
れており、この第2ロックアーム125の下端はワーク
クランプ107をキャレッジ121に係止するための上
リップ129の上端に第2ロック支軸131で連結され
ている。上リップ129は上下方向に移動可能であり、
上リップ129の下端の係止面133がキャレッジ12
1に固定されているガイドレール135の上端面137
に当接離反自在に設けられている。
【0008】クランプ固定用シリンダ117のピストン
が図7において右方向へ移動すると、第1ロックアーム
123の下端側が図7において反時計回り方向に回動し
て移動するので、第2ロックアーム125の上端が第1
ロック支軸127に引っ張られて同方向へ移動する。第
2ロックアーム125の下端は第2ロック支軸131を
介して上リップ129の上端を上方へ引き上げるので、
上リップ129の下端の係止面133がガイドレール1
35の上端面137から離反し、クランプ本体111と
キャレッジ121とのロックが解除される。
【0009】また、上記の動作とは逆にクランプ固定用
シリンダ117のピストンが図7において左方向へ移動
すると、第1ロックアーム123および第2ロックアー
ム125が上記と逆に動作し、上リップ129が第2ロ
ックアーム125により第2ロック支軸131を介して
下方へ押し下げられるので、上リップ129の下端の係
止面133がガイドレール135の上端面137へ押圧
され、クランプ本体111がキャレッジ121にロック
される。
【0010】また、図8を参照するに、クランプ本体1
11にはカムフォロア139の回転面がガイドレール1
35の上端面137に当接してガイドレール135の延
伸方向に摺動するように軸承されている。このカムフォ
ロア139の回転面とガイドレール135の上端面13
7との隙間は0.15〜0.25mmとなっており、上リ
ップ129の係止面133がガイドレール135の上端
面137に押圧されてクランプ本体111がキャレッジ
121にロックされるときに支障を来さないように隙間
調整がなされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の板材
加工機におけるワーククランプ装置においては、カムフ
ォロア139の回転面とガイドレール135の上端面1
37との隙間は0.15〜0.25mmに微調整されてい
るが、ワーククランプ装置の部材を交換すると、部材精
度のバラツキ等のために上記の隙間が0.15〜0.2
5mmに保持されない事態が生じる。
【0012】この場合、ワーク加工時に、上リップ12
9が下方へ押し下げられてガイドレール135に押圧さ
れてクランプ本体111がキャレッジ121にロックさ
れる状態であるにもかかわらず、カムフォロア139の
回転面とガイドレール135の上端面137との隙間が
狭いために前記カムフォロア139により反発されて上
リップ129がガイドレール135に確実に押圧され
ず、クランプ本体111がキャレッジ121に確実にロ
ックされないという問題点があった。
【0013】その結果、ワーク加工時にワーククランプ
107がずれることもあり、ワークの加工位置がずれた
り、ワーククランプ107を加工(例えばパンチング加
工)してしまうという問題点があった。
【0014】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ワーククランプ装置のキャレ
ッジのガイドレールに対するワーククランプのロックお
よびロック解除を確実に行い得る板材加工機におけるワ
ーククランプ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工機におけるワーク
クランプ装置は、板材加工機において移動自在なキャレ
ッジに設けたガイドレールにワーククランプを位置調節
自在に装着してなるワーククランプ装置において、前記
ガイドレールに係止自在に設けたキャレッジ係止部材
と、前記ガイドレールに摺動可能であると共に前記ガイ
ドレールに当接離反自在なガイド部材とを前記ワークク
ランプに設け、前記ガイドレールに対するキャレッジ係
止部材のロック動作とガイド部材の離反動作、並びに前
記ガイドレールに対するキャレッジ係止部材のアンロッ
ク動作とガイド部材の当接動作とを連動する係止部材駆
動装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0016】したがって、係止部材駆動装置を作動して
キャレッジ係止部材をガイドレールに係止することによ
り、ワーククランプがキャレッジにロックされる。と同
時に、ガイド部材がガイドレールから離反されるので、
ワーククランプとキャレッジのロック動作は従来のよう
にガイド部材により阻まれることなく確実に行われる。
【0017】請求項2によるこの発明の板材加工機にお
けるワーククランプ装置は、請求項1記載の板材加工機
におけるワーククランプ装置において、前記キャレッジ
係止部材をガイドレールの上端面に係止自在に設け、前
記ガイド部材を支軸を介して回動自在なガイド部材アー
ムの先端に設け、このガイド部材アームの後端側を前記
キャレッジ係止部材のロック・アンロック動作と連動自
在に係合すると共に前記ガイド部材をキャレッジ係止部
材のロック・アンロック動作に伴ってガイドレールの上
端面に当接離反自在に設けてなることを特徴とするもの
である。
【0018】したがって、ガイド部材アームの後端側が
キャレッジ係止部材のロック・アンロック動作と連動す
るので、キャレッジ係止部材がガイドレールの上端面に
係止してワーククランプがキャレッジにロックされると
きは、ガイド部材アームの先端のガイド部材がガイドレ
ールの上端面から離反するので、前記ロックは確実に行
われる。
【0019】また、キャレッジ係止部材がガイドレール
の上端面から離反してワーククランプがキャレッジから
アンロックされるときは、ガイド部材アームの先端のガ
イド部材がガイドレールの上端面に当接するので、前記
アンロックは確実に行なわれ、ガイドレールに対するガ
イド部材のスライド状態も常時安定した良好な状態に維
持される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工機におけ
るワーククランプ装置の実施の形態について、板材加工
機としての例えばパンチプレス1を例にとって図面を参
照して説明する。
【0021】図6を参照するに、本実施の形態に係わる
パンチプレス1の手前側(図6において右上側)にワー
ククランプ装置3が配設されている。前記パンチプレス
1には門型形状のフレームFが立設されており、このフ
レームFには上,下部タレット4U,4Dが回転可能に
支承されている。しかも、この上,下部タレット4U,
4Dの円周上には適宜な間隔でパンチP,ダイDが相対
向して装着されている。この下部テーブル4Dの前側
(図6において右側)にはセンタテーブル5が固定して
設けられており、このセンタテーブル5の左右(図6に
おいて上下)にはY軸方向へ移動可能なサイドテーブル
7が設けられている。このサイドテーブル7上の図6に
おいて右端にはキャレッジベース9がセンタテーブル5
を跨いで設けられている。
【0022】前記、スライドテーブル7及びキャレッジ
ベース9がY軸方向へ移動して詳細を後述する前記ワー
ククランプ装置3によりクランプされたワークWのY軸
方向の位置決めが行われる。
【0023】ワーククランプ装置3のワーククランプ3
3a,33bの上部には図5に示されているようにクラ
ンプ保持部材11が長溝ガイド部13と長溝フランジ部
15を備えた形態で装着されている。また、キャレッジ
ベース9のパンチプレス1に面する側面下方に角鋼製の
キャレッジ移動用のガイドレール17が設けられてい
る。
【0024】キャレッジベース9のガイドレール17の
装着側面にはキャレッジ19が前記ガイドレール17を
上下から挟持する形のガイド溝21を介してX軸方向に
スライド自在に設けられている。
【0025】このキャレッジ19のほぼ中央を貫いてキ
ャレッジベース9の側面に設けたボールねじ23が図6
に示されているように配設され、伝達機構25を介して
ギヤードモータ27で駆動回転される。ボールねじ23
の回転でキャレッジ19はキャレッジベース9の長さ方
向であるX軸方向へ移動してワークWのX軸方向の位置
決めと、同様にX軸方向の送りが行われる。すなわちボ
ールねじ23、伝達機構25、ギヤードモータ27で動
力駆動による移動機構29を構成してキャレッジ19を
移動させる。
【0026】キャレッジ19のパンチプレス1側に向く
面に鳩尾状断面のガイドレール31がキャレッジ19の
全長にわたって設けられている。このガイドレール31
に対し、本実施の形態においては2組のワーククランプ
33a,33bが蟻溝35を介してスライド自在に装着
されている。ワーククランプ33a,33bは後端の蟻
溝35の上下に、キャレッジ19の全面全長にわたって
設けたガイドレール31を上下で挟持するキャレッジ係
止部材としての上リップ37と下リップ39とをそれぞ
れ備えており、その中で上リップ37は後述する機構に
より上下に可動である。
【0027】ワーククランプ33a,33bの各一面に
切替係止手段41が設けられている。この切替係止手段
41としては各中央付近にクランプ本体43に固定され
ていると共に油圧で作動するクランプ固定用シリンダ4
5(油圧シリンダ)と、このクランプ固定用シリンダ4
5のトグル機構47を介して装着されたキャレッジ係止
部材としての上リップ37とで構成されている。
【0028】さらに、ワーククランプ33a,33bを
キャレッジベース9に係止するための係止部材としての
クランプバー49がキャレッジベース9に移動自在に設
けられている。クランプ本体43の上端側にはエアシリ
ンダ51が固定されており、このエアシリンダ51のピ
ストンの先端に設けられたホルダ53が保持されてい
る。
【0029】エアシリンダ51のピストンが図5におい
て右方向に移動するとピストンの先端に設けたホルダ5
3が図3及び図5において右方向に移動し、ホルダ53
がクランプバー49ら当接し、さらにエアシリンダ51
のピストンをストロークさせると、クランプバー49が
長溝フランジ部15に当接して係止し、クランプ本体4
3がキャレッジベース9にロックされる。
【0030】また、クランプ本体43の蟻溝35の上リ
ップ37がトグル機構47を介して上方に移動すること
で蟻溝35とガイドレール31との係合は解放される。
この状態でボールねじ23が駆動回転されると図6にお
いてワーククランプ33aはその位置のまま静止してい
て、キャレッジ19だけが左右いずれかにボールねじ2
3の回転量に比例して移動する。
【0031】エアシリンダ51のエア供給を停止すると
ホルダ53は左側に移動し、クランプ本体43のキャレ
ッジベース9への係止状態が解放される。
【0032】一方、キャレッジ係止部材(上リップ37
に相当)による係止、つまりワーククランプ33aとキ
ャレッジ19との係止が行われる。この状態でボールね
じ23でキャレッジ19を移動させるとワーククランプ
33aも一体的に移動する。
【0033】切替係止手段41を操作してキャレッジ1
9側とキャレッジベース9側とにワーククランプ33
a,33bを任意に切替係止することによりキャレッジ
19の移動機構29を利用してワーククランプ33a,
33bが容易に且つ迅速に調整移動される。
【0034】なお、前記ワーククランプ33a,33b
は油圧で作動するクランプシリンダ55(油圧シリン
ダ)によりワークWをクランプ・アンクランプするよう
構成されている。
【0035】したがって、前記ワーククランプ33a,
33bとキャレッジ19は常時クランプされている状態
であるが、ワーククランプ33a,33bの位置を調節
するにはクランプ固定用シリンダ45を作動してワーク
クランプ33a,33bがキャレッジ19からアンロッ
クされ、次いでボールねじ23が回転してキャレッジ1
9がキャレッジベース99に対して移動・位置決めされ
た後に、クランプ固定用シリンダ45を作動してワーク
クランプ33a,33bがキャレッジ19にロックされ
るという動作が行われる。
【0036】次に、本実施の形態の主要部である係止部
材駆動装置について図面を参照してより詳しく説明す
る。
【0037】係止部材駆動装置はガイドレール31に対
してワーククランプをスライドするスライド機構57の
当接離反動作とトグル機構47による上リップ37のロ
ック・アンロック動作とを連動して切替える装置であ
る。
【0038】図2および図3を参照するに、トグル機構
47は第1ロックアーム59の上端がクランプ本体43
の上端側に軸支され、この第1ロックアーム59のほぼ
中央には前述したクランプ固定用シリンダ45のピスト
ンの先端が連結されている。さらに第1ロックアーム5
9の下端には第2ロックアーム63の上端が第1ロック
支軸61で連結されており、この第2ロックアーム63
の下端は上リップ37の上端に第2ロック支軸65で連
結されている。上リップ37は上下方向に移動可能であ
り、上リップ37の下端の係止面67がガイドレール3
1の上端面69に当接離反自在に設けられている。
【0039】また、図2および図4を参照するに、上記
の第1ロック支軸61が図2において外側に延伸されて
おり、この延伸された第1ロック支軸61にガイド部材
アーム71の上端が軸承されている。このガイド部材ア
ーム71のほぼ中央は、クランプ本体43に固定されて
いる支持ブロック73にガイド部材支軸75で軸承され
ており、ガイド部材アーム71の下端にはガイド部材支
持体77が設けられ、このガイド部材支持体77にガイ
ド部材としてのカムフォロア79が軸承されている。こ
のカムフォロア79の回転面がガイドレール31の上端
面69に当接してガイドレール31の延伸方向に摺動す
るように軸承されている。
【0040】なお、前記ガイド部材としては他の摺動部
材でもよいので上記のカムフォロア79に限定されるも
のではない。
【0041】なお、ガイドレール31のワーククランプ
側の面には、図3に示されているようにクランプ本体4
3に軸承されたカムフォロア81が当接され、ワークク
ランプ33a,33bがガイドレール31を円滑にスラ
イドされるよう構成されている。
【0042】上記構成により、クランプ固定用シリンダ
45のピストンが図1において右方向へ移動すると、第
1ロックアーム59の下端側が図1において反時計回り
方向に回動して2点鎖線の位置へ移動するので、第2ロ
ックアーム63の上端が第1ロック支軸61に引っ張ら
れて同方向へ移動する。第2ロックアーム63の下端は
第2ロック支軸65を介して上リップ37の上端を上方
へ引き上げるので、上リップ37の下端の係止面67が
ガイドレール31の上端面69から離反し、クランプ本
体43とキャレッジ19とのロックが解除される。
【0043】このとき、第1ロックアーム59の下端の
第1ロック支軸61が図1において2点鎖線の位置へ移
動するので、ガイド部材アーム71はガイド部材支軸7
5を支点として図1において時計回り方向に回動する。
つまり、ガイド部材アーム71の上端は第1ロック支軸
61に引っ張られて図1において右方向の2点鎖線の位
置へ移動するので、ガイド部材アーム71の下端は図1
において左方向の2点鎖線の位置へ移動してカムフォロ
ア79の回転面がガイドレール31の上端面69に当接
する。
【0044】したがって、クランプ本体43とキャレッ
ジ19とのロック解除動作と、カムフォロア79のガイ
ドレール31への当接動作が確実に行われる。
【0045】また、上記の動作とは逆にクランプ固定用
シリンダ45のピストンが図1において左方向へ移動す
ると、第1ロックアーム59の下端側が図1において時
計回り方向に回動して実線の位置へ移動するので、第2
ロックアーム63の上端が第1ロック支軸61に引っ張
られて同方向へ移動する。第2ロックアーム63の下端
は第2ロック支軸65を介して上リップ37の上端を下
方へ押し下げるので、上リップ37の下端の係止面67
がガイドレール31の上端面69へ押圧され、クランプ
本体43がキャレッジ19にロックされる。
【0046】このとき、第1ロックアーム59の下端の
第1ロック支軸61が図1において実線の位置へ移動す
るので、ガイド部材アーム71はガイド部材支軸75を
支点として図1において反時計回り方向に回動する。つ
まり、ガイド部材アーム71の上端は第1ロック支軸6
1に引っ張られて図1において左方向の実線の位置へ移
動するので、ガイド部材アーム71の下端は図1におい
て右方向の実線の位置へ移動してカムフォロア79の回
転面がガイドレール31の上端面69から離反する。
【0047】したがって、クランプ本体43とキャレッ
ジ19とのロック動作と、カムフォロア79のガイドレ
ール31からの離反動作が確実に行われる。
【0048】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。本実施の形態では
板材加工機としてパンチプレスを例にとって説明したが
シャーリングマシンやレーザ加工機およびその他の板材
加工機であっても構わない。
【0049】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、係止部材駆動
装置を作動してキャレッジ係止部材をガイドレールに係
止することにより、ワーククランプがキャレッジにロッ
クされる。と同時に、ガイド部材がガイドレールから離
反されるので、ワーククランプとキャレッジのロック動
作を従来のようにガイド部材により阻まれることなく確
実に行なうことができる。
【0050】請求項2の発明によれば、ガイド部材アー
ムの後端側がキャレッジ係止部材のロック・アンロック
動作と連動するので、キャレッジ係止部材がガイドレー
ルの上端面に係止してワーククランプがキャレッジにロ
ックされるときは、ガイド部材アームの先端のガイド部
材がガイドレールの上端面から離反するので、従来のよ
うにガイド部材に阻まれることなく前記ロックを確実に
行なうことができる。
【0051】また、キャレッジ係止部材がガイドレール
の上端面から離反してワーククランプがキャレッジから
アンロックされるときは、ガイド部材アームの先端のガ
イド部材がガイドレールの上端面に当接するので、前記
アンロックを確実に行なうことができ、ガイドレールに
対するガイド部材のスライド状態も常時安定した良好な
状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、ガイドレー
ルに対する上リップ(キャレッジ係止部材)のロック・
アンロック動作と、カムフォロア(ガイド部材)の当接
離反動作との連動を説明する動作説明図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、ワーククラ
ンプ装置の正面図である。
【図3】図2の矢視III−III線の要部断面を含む
側面図である。
【図4】図2の矢視IV−IV線の要部断面を含む側面
図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わるワーククランプ装
置の全体を示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係わるワーククランプ装
置を備えたパンチプレスの平面図である。
【図7】従来例のワーククランプ装置におけるキャレッ
ジとワーククランプとロック・アンロック機構を説明す
るためのワーククランプ装置の側面図である。
【図8】従来例のワーククランプ装置におけるスライド
機構を示す側面図である。
【符号の説明】
1 パンチプレス 3 ワーククランプ装置 17 ガイドレール 19 キャレッジ 31 ガイドレール 33a,33b ワーククランプ 37 上リップ(キャレッジ係止部材) 43 クランプ本体 45 クランプ固定用シリンダ 47 トグル機構 57 スライド機構 59 第1ロックアーム 61 第1ロック支軸 63 第2ロックアーム 67 係止面 69 上端面 71 ガイド部材アーム 75 ガイド部材支軸 77 ガイド部材支持体 79 カムフォロア(ガイド部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機において移動自在なキャレッ
    ジに設けたガイドレールにワーククランプを位置調節自
    在に装着してなるワーククランプ装置において、 前記ガイドレールに係止自在に設けたキャレッジ係止部
    材と、前記ガイドレールに摺動可能であると共に前記ガ
    イドレールに当接離反自在なガイド部材とを前記ワーク
    クランプに設け、 前記ガイドレールに対するキャレッジ係止部材のロック
    動作とガイド部材の離反動作、並びに前記ガイドレール
    に対するキャレッジ係止部材のアンロック動作とガイド
    部材の当接動作とを連動する係止部材駆動装置を設けて
    なることを特徴とする板材加工機におけるワーククラン
    プ装置。
  2. 【請求項2】 前記キャレッジ係止部材をガイドレール
    の上端面に係止自在に設け、前記ガイド部材を支軸を介
    して回動自在なガイド部材アームの先端に設け、このガ
    イド部材アームの後端側を前記キャレッジ係止部材のロ
    ック・アンロック動作と連動自在に係合すると共に前記
    ガイド部材をキャレッジ係止部材のロック・アンロック
    動作に伴ってガイドレールの上端面に当接離反自在に設
    けてなることを特徴とする請求項1記載の板材加工機に
    おけるワーククランプ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110682717A (zh) * 2019-11-01 2020-01-14 福建省农球机械科技有限公司 一种工件装卸输送装置及具有该装置的雕刻机
CN111906574A (zh) * 2019-05-07 2020-11-10 大隈株式会社 工作台

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CN111906574A (zh) * 2019-05-07 2020-11-10 大隈株式会社 工作台
CN110682717A (zh) * 2019-11-01 2020-01-14 福建省农球机械科技有限公司 一种工件装卸输送装置及具有该装置的雕刻机

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