JPH1177158A - 熱間連続圧延機の張力検出装置 - Google Patents

熱間連続圧延機の張力検出装置

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JPH1177158A
JPH1177158A JP9237946A JP23794697A JPH1177158A JP H1177158 A JPH1177158 A JP H1177158A JP 9237946 A JP9237946 A JP 9237946A JP 23794697 A JP23794697 A JP 23794697A JP H1177158 A JPH1177158 A JP H1177158A
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JP
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strip
roller
tension
tension meter
pressing
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Withdrawn
Application number
JP9237946A
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English (en)
Inventor
Akira Sako
彰 佐古
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1177158A publication Critical patent/JPH1177158A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/06Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring tension or compression

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の巻き付き角を得るための昇降量が従来
装置に比べて大福に小さくでき、装置が小型化できると
共に、ストリップ先端通板が容易な熱間連続圧延機の張
力検出装置を提供することにある。 【解決手段】 少なくとも2本以上のローラ11,12
を所定の間隔を設けてストリップ3の通板ラインの上下
に配設し、その少なくとも1本のローラを荷重センサー
を取り付けたテンションメータローラ11となすと共
に、他のローラを押さえローラ12となし、その少なく
とも1本の押さえローラ12を昇降可能に設けたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間連続圧延にお
けるストリップ張力を検出する張力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続熱間圧延機における張力検出
装置を図4に示す。図4(a)は装置の作動前の状態
図、図4(b)は装置の作動時の状態図、図4(c)は
装置の配置を示す拡大図である。図4に示すように、連
続熱間圧延機の圧延スタンド1と圧延スタンド2の間に
は、ストリップ3の張力を検出する張力検出装置6が配
置されている。
【0003】この張力検出装置6は、荷重センサーを備
えた当接ローラ4を油圧シリンダー5によりストリップ
3の下面へ当接して上昇させ、当接ローラ4への所定巻
き付け角度θを得ることによってストリップ3の張力T
を検出するものである。
【0004】このような張力検出装置6においては、圧
延スタンド1によって圧延されたストリップ3が、図4
(a)に示すように、当接ローラ4を経て圧延スタンド
2へ向かって進行してゆく際、つまり、圧延スタンド
1,2の間を通板する間において、図4(b)に示すよ
うに、当接ローラ4を上昇させてストリップ3に押し当
てると、図4(c)に示すように、当接ローラ4の昇降
量L0に応じて、ストリップ3が当接ローラ4に所定の
巻き付け角度θで巻きつくことになる。
【0005】また、従来の連続冷間圧延機における張力
検出の説明図を図5に示す。冷間圧延では、図5(a)
(b)に示すように、固定配置された張力検出ロール7
及びロール8を2本以上組み合わせて、張力検出ロール
7へのストリップ3の巻き付け角を大きくして張力検出
を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来の連続
圧延機の張力検出装置においては、熱間圧延のようにユ
ニット張力が最大でも2kgf/mm2程度までしか取
れない場合にはストリップ3のトータル張力が低くなっ
ており、張力検出精度を得るために当接ローラ4への押
し付け力を十分確保するためには、当接ローラ4への巻
き付け角度θを大きく取る必要があった。
【0007】例えば、ストリップ3が板厚1.2mm、
幅1000mm、ユニット張力が2kgf/mm2の場
合に、十分な検出精度を得るために必要な当接ローラ4
への分力1000kgを得るためには、巻き付け角度θ
は約24°が必要となっていた。このため、当接ローラ
4への巻き付け角度θをθ=24°とするためには、圧
延スタンド1と圧延スタンド2の間のスパンSが600
0mmの場合、当接ローラ4の昇降量L0が約640m
mと大きくなり、装置が大型化する欠点があった。
【0008】また、図4(c)に示すように、圧延スタ
ンド2の入側に対してストリップ3が水平に入らないた
め、圧延スタンド2からの圧延後のストリップ3に反り
が生じる等の問題があった。一方、冷間圧延では、図5
(a)(b)に示すように、固定配置された張力検出ロ
ール7及びロール8を2本以上組み合わせて、張力検出
ロール7へのストリップ3の巻き付け角を大きくして張
力検出を行っているが、この方式を熱間圧延に適用する
ことは困難であった。
【0009】即ち、冷間圧延の場合には、ストリップ先
端通板速度が遅く、複数本のロール間にストリップ3を
通過させることは容易であり、仮に失敗しても圧延機入
側に一旦ストリップ先端を引き戻して再度通板すること
ができる。しかしながら、熱間圧延の場合にはストリッ
プの温度低下を防ぐために先端通板速度は800mpm
以上の高速であり、複数本のロール間にストリップ3を
通すことは非常に困難であり、一旦通板に失敗すると材
料はスクラップとなってしまうという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
本発明の主要な特徴は、以下に示す(1)〜(4)にあ
る。 (1)ストリップを上下に挟む2本又は3本のローラを
所定の間隔を離して配置したこと (2)上記ローラは、圧延スタンドと圧延スタンドとの
間に配置したこと (3)上記ローラのうちの少なくとも一本は昇降可能と
し、他は固定的に配置したこと (4)上記ローラのうちの1本は、荷重センサーを備え
たテンションメータローラとし、他は押さえローラとし
たこと
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面に示
す実施例を参照して詳細に説明する。 〔実施例1〕本発明の第一の実施例に係る連続圧延機に
おける張力検出装置を図1に示す。図1(a)は上記装
置の作動前の状態図、図1(b)は上記装置の作動時の
状態図、図1(c)は上記装置の作用を示す拡大図であ
る。
【0012】尚、図4で説明した従来装置と同一部分に
は同一符号を示し、重複する説明は省略する。本実施例
は、圧延スタンド1,2の間に固定式のテンションメー
タローラ11と、昇降可能な押さえローラ12の2本の
ローラを間隔Rを置いて、ストリップ3の上下に配置
し、押さえローラ12の昇降量が少なくてもテンション
メータローラ11ヘのストリップの巻き付け角が大きく
なるように構成したものである。
【0013】即ち、図1(a)に示すように、ストリッ
プ3の通板ラインに沿い間隔Rを隔てて、固定式のテン
ションメータローラ11と、昇降可能な押さえローラ1
2とが、その上下に配置されている。テンションメータ
ローラ11は、圧延スタンド1と圧延スタンド2の間の
略中央位置の、ストリップ3の通板ライン下側に固定的
に配置されて、荷重センサー(ロードセル)を備えてい
る。押さえローラ12は、ストリップ3の通板ライン上
側からストリップ3を押さえるることができるよう、例
えば、油圧シリンダー等の昇降手段13のピストンロッ
ド14の下端に昇降可能に軸支されている。
【0014】従って、図1(b)に示すように、昇降手
段13を作動させることによって押さえローラ12を下
降させると、押さえローラ12によりストリップ3が押
し下げられ、図1(c)に示すように、押さえローラ1
2の昇降量L1に応じて、ストリップ3がテンションメ
ータローラ11へ所定の巻き付け角θで巻きつくことに
なる。その他の構成は従来技術に係る図4の装置と略同
一となっている。
【0015】上記のように構成された連続圧延機の張力
検出装置によれば、図1に示すように、連続圧延機の圧
延スタンド1と圧延スタンド2の間には、ストリップ3
の張力を検出するテンションメータローラ11がストリ
ップ3の下面に配置され、ストリップ3を上から押し下
げる押さえローラ12が上面側に配置されており、油圧
シリンダー等の昇降手段13によって押さえローラ12
を下降させ、ストリップ3が所定巻き付け角度θを得た
状態でストリップ3の張力Tを検出するようになってい
る。
【0016】即ち、ストリップ3は、図1(a)に示す
ように、圧延スタンド1によって圧延された後、テンシ
ョンメータローラ11の上面に接しながら押さえローラ
12の下側を通り圧延スタンド2へ向かって進行してい
く。そして、図1(b)に示すように、ストリップ3が
圧延スタンド1,2の間を通板し押さえローラ12を下
降させると、図1(c)に示すように、押さえローラ1
2が昇降量L1まで下降し、所定の巻き付き角θが形成
されることになり、この状態でストリップ3の張力Tが
検出されることになる。
【0017】この時、ストリップ3の設定条件を従来装
置と同一条件にすれば、巻き付き角θは約24°が必要
であり、この巻き付き角θを得るためには、テンション
メータローラ11と押さえローラ12とのローラ間隔R
を、例えば、400mmとし、ローラ径を200mmと
した場合には、押さえローラ12の昇降量L1は、約1
60〜165mmとなる。
【0018】なお、本実施例ではテンションメータロー
ラ11を固定位置に設け、押さえローラ12を昇降可能
に設けた例を示したが、これらとは反対に、テンション
メータローラ11を昇降可能に設け、押さえローラ12
を固定位置に設けてもよい。本実施例の張力検出装置で
は、圧延スタンド間の中間位置に、テンションメータロ
ーラ11と押さえローラ12とをストリップ3を挟んで
配置したので、所定の巻き付き角θを得るための昇降量
1が従来装置に比べて大幅に小さくなる効果がある。
従って、押さえローラ12の昇降量L1が小さくなるの
で、装置が小型化できる。
【0019】また、荷重センサー(ロードセル)を取り
つけたテンションメータローラ11を昇降させない場合
には、装置が簡素化できる利点もある。さらに、押さえ
ローラ12の昇降量L1が小さいため、圧延スタンド2
の入側へのストリップ3の流入傾斜が極小となり、圧延
後のストリップ3の反りが発生しない。そして、ストリ
ップ3の先端通板時には、押さえローラ12が通板ライ
ンより上にあるため、ストリップ3を曲げながら通板さ
せる必要がない。
【0020】〔実施例2〕本発明の第二の実施例に係る
連続圧延機における張力検出装置を図2に示す。図2
(a)は上記装置の作動前の状態図、図2(b)は上記
装置の作動時の状態図、図2(c)は上記装置の配置を
示す拡大図である。尚、第一の実施例と同一部分には同
一符号で示し、重複する説明は省略する。
【0021】本実施例は、圧延スタンド1,2の間に固
定式の2本の支持ローラ16,16と、昇降可能な1本
のテンションメータローラ15との合計3本のローラを
間隔Rを置いてストリップ3の上下に配置し、テンショ
ンメータローラ15の昇降量が少なくてもテンションメ
ータローラ15ヘのストリップ3の巻き付け角が大きく
なるように構成したものである。即ち、図2(a)に示
すように、ストリップ3の通板ラインに沿い間隔Rを隔
てて、昇降可能なテンションメータローラ15と、固定
位置の支持ローラ16,16とが、上下に配置されてい
る。
【0022】テンションメータローラ15は、圧延スタ
ンド1と圧延スタンド2の間の略中央位置でストリップ
の3の通板ライン上側において、ピストンロッド14を
介して昇降手段13に昇降自在に支持され、荷重センサ
ー(ロードセル)を備えている。支持ローラ16は、ス
トリップ3の通板ライン下側において、テンションメー
タローラ15の両側に間隔Rを隔ててそれぞれ固定的に
配置されている。
【0023】従って、図2(b)に示すように、この昇
降手段13を作動させてテンションメータローラI5を
下降させると、ストリップ3の通板ライン上側からスト
リップ3を押し下げられ、図2(c)に示すように、押
さえローラ12の昇降量L2に応じて、ストリップ3が
テンションメータローラ15へ所定の巻き付け角θで巻
きつくことになる。その他の構成は前記第一実施例の図
1と略同一となっている。
【0024】上記のように構成された連続圧延機の張力
検出装置によれば、図2に示すように、連続圧延機の圧
延スタンド1と圧延スタンド2の間には、ストリップ3
の張力を検出するテンションメータローラ15がストリ
ップ3の上面に配置され、ストリップ3を下から支持す
る支持ローラ16が下面側に2本配置されており、昇降
手段13によってテンションメータローラ15を下降さ
せ、ストリップ3が所定巻き付け角度θを得た状態でス
トリップ3の張力Tを検出するようになっている。
【0025】即ち、ストリップ3は、図2(a)に示す
ように、圧延スタンド1によって圧延された後、支持ロ
ーラ16上面に接しながらテンションメータローラ15
の下側を通り圧延スタンド2へ向かって進行していく。
そして、図2(b)に示すように、ストリップ3が圧延
スタンド1,2の間を通板しテンションメータローラ1
5を下降させると、図2(c)に示すように、テンショ
ンメータローラ15が昇降量L2まで下降し、所定巻き
付き角θが形成されることになり、この状態でストリッ
プ3の張力Tが検出されることになる。
【0026】この時、ストリップ3の設定条件を従来装
置と同一条件にすれば、巻き付き角度θは約24°が必
要であり、この巻き付き角θを得るためには、テンショ
ンメータローラ15と支持ローラ16,16との間隔R
を、例えば、400mmとし、ローラ径を200mmと
した場合には、テンションメータローラ15の昇降量L
2は、約80〜85mmとなる。このように本実施例の
張力検出装置では、圧延スタンド間の中間位置に、テン
ションメータローラ15と2本の支持ローラ16,16
とをストリップ3を挟んで上下に配置したので、所定巻
き付き角θを得るための昇降量L2が第一の実施例に比
べてさらに小さくなる効果がある。
【0027】従って、テンションメータローラ15の昇
降量L2が小さくなるので、装置が小型化できる。ま
た、テンションメータローラ15の昇降量L2が小さい
ため、圧延スタンド2の入側へのストリップ3の流入傾
斜が極小となり、圧延後のストリップ3に反りが発生し
ない。そして、ストリップ3の先端通板時には、テンシ
ョンメータローラ15が通板ラインより上にあるため、
ストリップ3を曲げながら通板させる必要がない。
【0028】〔実施例3〕本発明の第三の実施例に係る
連続圧延機における張力検出装置を図3に示す。図3
(a)は上記装置の作動前の状態図、図3(b)は上記
装置の作動時の状態図、図3(c)は上記装置の配置を
示す拡大図である。尚、第一実施例及び第二実施例と同
一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0029】本実施例は、前記第一実施例に対して押さ
えローラ12を1本追加し、第二実施例のように3本ロ
ーラ方式としたものであり、圧延スタンド1と圧延スタ
ンド2の間に昇降可能な2本の押さえローラ12,12
と、固定式の1本のテンションメータローラ11との合
計3本のローラを、間隔Rを置いてストリップ3の上下
に配置し、ストリップ3を押さえる押さえローラ12の
昇降量が少なくてもテンションメータローラ11ヘのス
トリップの巻き付け角が大きくなるように構成したもの
である。
【0030】即ち、図3(a)に示すように、ストリッ
プ3の通板ラインに沿い間隔Rを隔てて、昇降可能な押
さえローラ12,12と、固定位置のテンションメータ
ローラ11とが上下に配置されている。テンションメー
タローラ11は、圧延スタンド1と圧延スタンド2の間
の略中央位置でストリップ3の通板ライン下側に固定的
に配置され、荷重センサー(ロードセル)を備える。押
さえローラ12は、テンションメータローラ11の両側
のストリップ3の通板ライン上側において、間隔Rを置
いてそれぞれ、ピストンロッド14を介して昇降手段1
3に昇降自在に支持されている。
【0031】従って、図3(b)に示すように、それぞ
れの昇降手段13,13を作動させて押さえローラ1
2,12を下降させると、ストリップ3が押し下げら
れ、図2(c)に示すように、押さえローラ12の昇降
量L3に応じて、ストリップ3がテンションメータロー
ラ11へ所定の巻き付け角θで巻きつくことになる。そ
の他の構成は前記第一実施例、第二実施例の図1、図2
と略同一となっている。
【0032】上記のように構成された連続圧延機の張力
検出装置によれば、図3に示すように、連続圧延機の圧
延スタンド1と圧延スタンド2の間には、ストリップ3
の張力を検出するテンションメータローラ11がストリ
ップ3の下側に配置され、ストリップ3を上から押し下
げる押さえローラ12,12が上面側に2本配置されて
おり、昇降手段13によって押さえローラ12,12を
下降させ、ストリップ3が所定巻き付け角度θを得た状
態でストリップ3の張力Tを検出するようになってい
る。
【0033】即ち、ストリップ3は、図3(a)に示す
ように、圧延スタンド1によって圧延された後、押さえ
ローラ12の下側を通り、テンションメータローラ11
上面に接しながら圧延スタンド2へ向かって進行してい
く。そして、図3(b)に示すように、ストリップ3が
圧延スタンド1,2間を通板し押さえローラ12を下降
させると図3(c)に示すように、押さえローラ12,
12が昇降量L3まで下降し、所定巻き付き角θが形成
されることになり、この状態でストリップ3の張力Tが
検出されることになる。
【0034】この時、ストリップ3の設定条件を従来装
置と同一条件にすれば、巻き付き角θは約24°が必要
であり、この巻き付き角θを得るためには、テンション
メータローラI1と押さえローラ12,12とのローラ
間隔Rを、例えば、400mmとし、ローラ径を200
mmとした場合には、押さえローラ12の昇降量L
3は、約80〜85mmとなる。
【0035】このように本実施例の張力検出装置では、
圧延スタンド間の中間位置に、テンションメータローラ
11と2本の押さえローラ12,12とをストリップ3
を挟んで上下に配置したので、所定巻き付き角θを得る
ための昇降量L3が第一の実施例に比べさらに小さくな
る効果がある。従って、押さえローラ12の昇降量L3
が小さくなるので、装置が小型化できる。また、荷重セ
ンサー(ロードセル)を取りつけたテンションメータロ
ーラ11を昇降させない場合には、装置が簡素化でき
る。
【0036】さらに、押さえローラ12の昇降量L3
小さいため、圧延スタンド2入側へのストリップ3の流
入傾斜が極小となり、圧延後のストリップ3の反りが発
生しない。そして、ストリップ3の先端通板時には、押
さえローラ12が通板ラインより上にあるため、ストリ
ップ3を曲げながら通板させる必要がない。
【0037】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明の請求項1に係る熱間連続圧延機の張
力検出装置は、少なくとも2本以上のローラを所定の間
隔を設けてストリップ通板ラインの上下に配設し、その
少なくとも1本のローラを荷重センサーを取り付けたテ
ンションメータローラとなすと共に、他のローラを押さ
えローラとなし、その少なくとも1本の押さえローラを
昇降可能に設けたため、所定の巻き付き角を得るための
昇降量が従来装置に比べて大幅に小さくなり、装置が小
型化できると共に、ストリップ先端通板が容易である。
【0038】また、本発明の請求項2に係る熱間連続圧
延機の張力検出装置は、請求項1において、圧延スタン
ドと圧延スタンドの中間位置に前記ローラを配設したた
め、所定の巻き付き角θを得るための昇降量が従来装置
に比べて大幅に小さくなり、装置が小型化できると共
に、ストリップ先端通板が容易である。
【0039】また、本発明の請求項3に係る熱間連続圧
延機の張力検出装置は、荷重センサーを取り付けたテン
ションメータローラとストリップを押圧する押さえロー
ラを所定の間隔をおいてストリップ通板ラインを挟んで
上下に配置し、同テンションメータローラ又は押さえロ
ーラの少なくとも一方を昇降可能に設けたため、所定の
巻き付き角θを得るための昇降量が従来装置に比べて大
幅に小さくなり、装置が小型化できると共に、ストリッ
プ先端通板が容易である。
【0040】また、本発明の請求項4に係る熱間連続圧
延機の張力検出装置は、荷重センサーを取り付けた1本
のテンションメータローラとストリップを押圧する2本
の押さえローラを、前記テンションメータローラを2本
の押さえローラの間に位置させ、所定の間隔をおいてス
トリップ通板ラインを挟んで上下に配置し、同テンショ
ンメータローラ又は押さえローラの少なくとも一方を昇
降可能に設けたたため、所定の巻き付き角θを得るため
の昇降量が従来装置に比べて大幅に小さくなり、装置が
小型化できると共に、ストリップ先端通板が容易であ
る。
【0041】また、本発明の請求項5に係る熱間連続圧
延機の張力検出装置は、請求項3又は4において、上記
テンションメータローラをストリップ通板ラインの下側
に固定して設け、前記押さえローラをストリップ通板ラ
インの上側に昇降可能に設けたため、所定の巻き付き角
θを得るための昇降量が従来装置に比べて大幅に小さく
なり、装置が小型化できると共に、ストリップ先端通板
が容易である。
【0042】また、本発明の請求項6に係る熱間連続圧
延機の張力検出装置は、請求項3又は4において、前記
テンションメータローラをストリップ通板ラインの上側
に昇降可能に設け、前記押さえローラをストリップ通板
ラインの下側に固定して設けたため、所定の巻き付き角
θを得るための昇降量が従来装置に比べて大幅に小さく
なり、装置が小型化できると共に、ストリップ先端通板
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る熱間連続圧延機に
おける張力検出装置の構成図である。
【図2】本発明の第二の実施例に係る熱間連続圧延機に
おける張力検出装置の構成図である。
【図3】本発明の第三の実施例に係る熱間連続圧延機に
おける張力検出装置の構成図である。
【図4】従来の熱間連続圧延機における張力検出装置を
示す構成図である。
【図5】従来の冷間連続圧延機における張力検出の説明
図である。
【符号の説明】
1,2 圧延スタンド 3 ストリップ 4 当接ローラ 5 油圧シリンダー 6 張力検出装置 7 張力検出ロール 8 ロール 11,15 テンションメータローラ 12 押さえローラ 13 昇降手段 16 支持ローラ (2)圧延スタンドと圧延スタンドとの中間位置に、セ
ンサー(ロードセル)を取りつけたテンションメータロ
ーラと、ストリップを押圧する押さえローラとをローラ
間隔を有してストリップを持んで上下に配置した。 (3)一方のテンションメータローラは、ストリップ通
板ライン下側の固定位置に設け、他方の押さえローラは
ストリップ通板ライン上側に昇降可能に授けた。 これらにより、所定の巻き付き角θを得るための昇降量
1が従来装置に比べて大幅に小さくなり、装置が小型
化できると共に、ストリップ先端通板が容易である。 (1)3本のローラをストリップの上下に配こし、少な
くとも1本のローラを昇降可能に設けた, (2)圧延スタンドと圧延スタンドとの中間位置に、セ
ンサー(ロードセル)を取りつけたテンションメータロ
ーラと、ストリップを支持する支持ローラ2本とをロー
ラ間隔を責いてストリップを挟んで上下に配責した。 (3)前額テンションメータローラはストリップ通板ラ
イン上側に昇降可離に設け、2本の支持ローラはストリ
ップ通板ライン下側の固定位こに設けた。 これらにより、所定の巻き付き角θを得るための昇降量
2が第一案施例に比ぺてさらに小さくなり、装置が小
型化できると共に、ストリップ先端通板が容易である。 (1)3本のローラをストリップの上下に配置し、少な
くとも1本のローラを昇降可能に設けた。 (2)圧延スタンドと圧延スタンドどの中間位置に、セ
ンサー(ロードセル)を取りつけたテンションメータロ
ーラと、ストリップを押さえる押さえローラ2本とをロ
ーラ間隔Rを糧いてストリップを挟んで上下に配覆し
た。 (3)前記2本の押きえローラはストリップ通板ライン
上側に昇降可能に設3人テンションメータローラはスト
リップ通板ライン下側の固定位置に設けた。これらによ
り、所定の巻き付き角∂を得るための昇降量L3が第一
実施例に比ぺてさらに小さくなり、装置が小型化できる
と共に、ストリップ先端通板が容易である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2本以上のローラを所定の間
    隔を設けてストリップ通板ラインの上下に配設し、その
    少なくとも1本のローラを荷重センサーを取り付けたテ
    ンションメータローラとなすと共に、他のローラを押さ
    えローラとなし、その少なくとも1本の押さえローラを
    昇降可能に設けたことを特徴とする熱間連続圧延機の張
    力検出装置。
  2. 【請求項2】 圧延スタンドと圧延スタンドの中間位置
    に前記ローラを配設したことを特徴とする請求項1記載
    の熱間連続圧延機の張力検出装置。
  3. 【請求項3】 荷重センサーを取り付けたテンションメ
    ータローラとストリップを押圧する押さえローラを所定
    の間隔をおいてストリップ通板ラインを挟んで上下に配
    置し、同テンションメータローラ又は押さえローラの少
    なくとも一方を昇降可能に設けたことを特徴とする熱間
    連続圧延機の張力検出装置。
  4. 【請求項4】 荷重センサーを取り付けた1本のテンシ
    ョンメータローラと、前記テンションメータローラを間
    に挟んで前記ストリップを押圧する2本の押さえローラ
    とを、所定の間隔をおいてストリップ通板ラインを挟ん
    で上下に配置し、同テンションメータローラ又は押さえ
    ローラの少なくとも一方を昇降可能に設けたことを特徴
    とする熱間連続圧延機の張力検出装置。
  5. 【請求項5】 上記テンションメータローラをストリッ
    プ通板ラインの下側に固定して設け、前記押さえローラ
    をストリップ通板ラインの上側に昇降可能に設けたこと
    を特徴とする請求項3又は4記載の熱間連続圧延機の張
    力検出装置。
  6. 【請求項6】 前記テンションメータローラをストリッ
    プ通板ラインの上側に昇降可能に設け、前記押さえロー
    ラをストリップ通板ラインの下側に固定して設けたこと
    を特徴とする請求項3又は4記載の熱間連続圧延機の張
    力検出装置。
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