JPH1175673A - パンの製造方法 - Google Patents
パンの製造方法Info
- Publication number
- JPH1175673A JPH1175673A JP9245790A JP24579097A JPH1175673A JP H1175673 A JPH1175673 A JP H1175673A JP 9245790 A JP9245790 A JP 9245790A JP 24579097 A JP24579097 A JP 24579097A JP H1175673 A JPH1175673 A JP H1175673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dough
- bread
- frozen
- refrigerated
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パン生地を長期間、冷蔵保存または冷凍保存
した場合でも、焼成後のパンの表面にフィッシュアイが
現れない品質の良いパンを製造する方法を提供する。 【構成】 パン生地の表面に油脂、タンパク質または多
糖類の皮膜を形成させるか、パン生地を脂肪油中に浸漬
させたまま、冷蔵保存、冷凍保存または解凍することを
特徴とするパンの製造方法、およびパン生地の表面に油
脂、タンパク質または多糖類の皮膜を有することを特徴
とする冷蔵保存生地または冷凍保存生地に関する。
した場合でも、焼成後のパンの表面にフィッシュアイが
現れない品質の良いパンを製造する方法を提供する。 【構成】 パン生地の表面に油脂、タンパク質または多
糖類の皮膜を形成させるか、パン生地を脂肪油中に浸漬
させたまま、冷蔵保存、冷凍保存または解凍することを
特徴とするパンの製造方法、およびパン生地の表面に油
脂、タンパク質または多糖類の皮膜を有することを特徴
とする冷蔵保存生地または冷凍保存生地に関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵保存生地およ
び冷凍保存生地、ならびにこれらを用いるパンの製造方
法に関する。
び冷凍保存生地、ならびにこれらを用いるパンの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】パン業界においては、生産合理化の手段
として、冷凍生地製パン法が行われている。この方法
は、調製したパン生地を凍結保存することによって製パ
ン工程を中途で分断するものであり、冷凍生地は解凍し
た後、ホイロをとるだけで焼成できるので、製パン工程
の調節を行うことができる。また、冷凍生地は長期間の
保存に耐えられるので、作業の分散が可能となり、さら
に大手の製パン工場から冷凍生地が配送されれば、末端
のパン販売店でも焼きたてのパンを消費者に提供するこ
とができる。
として、冷凍生地製パン法が行われている。この方法
は、調製したパン生地を凍結保存することによって製パ
ン工程を中途で分断するものであり、冷凍生地は解凍し
た後、ホイロをとるだけで焼成できるので、製パン工程
の調節を行うことができる。また、冷凍生地は長期間の
保存に耐えられるので、作業の分散が可能となり、さら
に大手の製パン工場から冷凍生地が配送されれば、末端
のパン販売店でも焼きたてのパンを消費者に提供するこ
とができる。
【0003】生産合理化の別の手段として、冷蔵保存生
地(冷蔵生地)製パン法が行われている。この方法は、
パン生地を調製した後、パン生地が凍らない範囲の低温
で保存し、必要なときにホイロをとって焼成するもので
ある。この方法によると、冷凍生地製パン法に比べて、
パン生地の保存に要するエネルギーコストを軽減するこ
とができ、保存したパン生地の解凍操作が不要であるた
め焼成までに要する時間を短縮することができる。ま
た、生地を凍結しないため、凍結に由来する生地の損傷
がなく、冷凍生地に比べて品質の良いパンを得ることが
できる。
地(冷蔵生地)製パン法が行われている。この方法は、
パン生地を調製した後、パン生地が凍らない範囲の低温
で保存し、必要なときにホイロをとって焼成するもので
ある。この方法によると、冷凍生地製パン法に比べて、
パン生地の保存に要するエネルギーコストを軽減するこ
とができ、保存したパン生地の解凍操作が不要であるた
め焼成までに要する時間を短縮することができる。ま
た、生地を凍結しないため、凍結に由来する生地の損傷
がなく、冷凍生地に比べて品質の良いパンを得ることが
できる。
【0004】しかしながら、このような冷蔵生地を使用
する場合、冷蔵保存中にも酵母の発酵が進むために、パ
ン生地に好ましくない影響が現れるだけでなく、パン生
地自身も冷蔵中に物性が変化するために、焼成後のパン
はボリュームが小さく、外観、 風味等が劣るという問題
点がある。製パン工程のどの段階で冷凍保存または冷蔵
保存するかで、色々なタイプのパン生地が用いられる。
最も省力効果が大きく、合理的手段として有効なパン生
地としては、成型後に冷凍保存または冷蔵保存するため
に用いられるパン生地、 いわゆる成型冷凍生地または成
型冷蔵生地があげられる。しかし、成型冷凍生地または
成型冷蔵生地を用いてパンを製造すると、焼成後のパン
の表面にフィッシュアイと称される白い水泡状の斑点が
現れたり、パンの比容積、 外観等の満足したパンが得ら
れないという問題がある。
する場合、冷蔵保存中にも酵母の発酵が進むために、パ
ン生地に好ましくない影響が現れるだけでなく、パン生
地自身も冷蔵中に物性が変化するために、焼成後のパン
はボリュームが小さく、外観、 風味等が劣るという問題
点がある。製パン工程のどの段階で冷凍保存または冷蔵
保存するかで、色々なタイプのパン生地が用いられる。
最も省力効果が大きく、合理的手段として有効なパン生
地としては、成型後に冷凍保存または冷蔵保存するため
に用いられるパン生地、 いわゆる成型冷凍生地または成
型冷蔵生地があげられる。しかし、成型冷凍生地または
成型冷蔵生地を用いてパンを製造すると、焼成後のパン
の表面にフィッシュアイと称される白い水泡状の斑点が
現れたり、パンの比容積、 外観等の満足したパンが得ら
れないという問題がある。
【0005】焼成後のパンの表面にフィッシュアイが生
じることを防止する方法として、グリセリン脂肪酸エス
テルまたはグリセリン脂肪酸有機酸エステル(特開昭63
-152935 号公報)、アスコルビン酸類、ガム類、コハク
酸モノグリセリドおよびカゼイン類(特開平7-177841号
公報)等を生地改良剤として用いる方法、融解した油脂
を混捏しながら急速固化させて得られるパン生地を用い
る方法(特開平7-246055号公報)、融解油を混捏して得
られるパン生地を用いる方法(特開平8-196197号公報)
等が知られている。冷凍生地製パン法または冷蔵生地製
パン法において、フィッシュアイを防止する方法の開発
は、常に望まれている。
じることを防止する方法として、グリセリン脂肪酸エス
テルまたはグリセリン脂肪酸有機酸エステル(特開昭63
-152935 号公報)、アスコルビン酸類、ガム類、コハク
酸モノグリセリドおよびカゼイン類(特開平7-177841号
公報)等を生地改良剤として用いる方法、融解した油脂
を混捏しながら急速固化させて得られるパン生地を用い
る方法(特開平7-246055号公報)、融解油を混捏して得
られるパン生地を用いる方法(特開平8-196197号公報)
等が知られている。冷凍生地製パン法または冷蔵生地製
パン法において、フィッシュアイを防止する方法の開発
は、常に望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パン
生地を長期間、冷蔵保存または冷凍保存した場合でも、
焼成後のパンの表面にフィッシュアイが現れない品質の
良いパンを製造する方法を提供することにある。本発明
者らは、パン生地の表面に油脂、タンパク質または多糖
類の皮膜を形成させるか、パン生地を脂肪油中に浸漬さ
せたまま、冷蔵保存、冷凍保存または解凍を行うとパン
生地に内包された気泡がパン生地の表面から飛散させる
ことなく、フィッシュアイを防止できることを見出し、
本発明を完成させた。
生地を長期間、冷蔵保存または冷凍保存した場合でも、
焼成後のパンの表面にフィッシュアイが現れない品質の
良いパンを製造する方法を提供することにある。本発明
者らは、パン生地の表面に油脂、タンパク質または多糖
類の皮膜を形成させるか、パン生地を脂肪油中に浸漬さ
せたまま、冷蔵保存、冷凍保存または解凍を行うとパン
生地に内包された気泡がパン生地の表面から飛散させる
ことなく、フィッシュアイを防止できることを見出し、
本発明を完成させた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、パン生地の表
面に油脂、タンパク質もしくは多糖類の皮膜を形成させ
るか、パン生地を脂肪油中に浸漬させたまま、冷蔵保
存、冷凍保存または解凍することを特徴とするパンの製
造方法、およびパン生地の表面に油脂、タンパク質また
は多糖類の皮膜を有することを特徴とする冷蔵保存生地
または冷凍保存生地に関する。
面に油脂、タンパク質もしくは多糖類の皮膜を形成させ
るか、パン生地を脂肪油中に浸漬させたまま、冷蔵保
存、冷凍保存または解凍することを特徴とするパンの製
造方法、およびパン生地の表面に油脂、タンパク質また
は多糖類の皮膜を有することを特徴とする冷蔵保存生地
または冷凍保存生地に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる油脂は、パン生地
の表面に皮膜を形成することができる油脂であればいず
れでもよく、例えば脂肪油、固体脂等があげられる。本
発明で用いる脂肪油は、常温で液体の油脂であり、例え
ば菜種油、大豆油、米油、コーン油、綿実油、ヒマワリ
油、サフラワー油、ヤシ油、パーム核油、魚油等があげ
られる。
の表面に皮膜を形成することができる油脂であればいず
れでもよく、例えば脂肪油、固体脂等があげられる。本
発明で用いる脂肪油は、常温で液体の油脂であり、例え
ば菜種油、大豆油、米油、コーン油、綿実油、ヒマワリ
油、サフラワー油、ヤシ油、パーム核油、魚油等があげ
られる。
【0009】本発明で用いる固体脂は、常温で固体の油
脂で、融点が通常は30〜45℃のものであり、例えばパー
ム油、乳脂、牛脂、豚脂もしくはこれらの硬化油、ショ
ートニングまたは脂肪油の硬化油等があげられる。パン
生地の表面に皮膜を形成させる場合、固体脂は融点以上
の温度、通常は35〜55℃で透明な液体になるまで融解
し、融解した固体脂として用いることができる。
脂で、融点が通常は30〜45℃のものであり、例えばパー
ム油、乳脂、牛脂、豚脂もしくはこれらの硬化油、ショ
ートニングまたは脂肪油の硬化油等があげられる。パン
生地の表面に皮膜を形成させる場合、固体脂は融点以上
の温度、通常は35〜55℃で透明な液体になるまで融解
し、融解した固体脂として用いることができる。
【0010】本発明で用いるタンパク質としては、パン
生地の表面に皮膜を形成することができるタンパク質で
あればいずれでもよく、例えばゼラチン、コラーゲン等
があげられる。パン生地の表面に皮膜を形成させる場
合、タンパク質を水、緩衝液、含水アルコール等の水性
媒体等に溶解し、これをタンパク質溶液として用いる。
本発明で用いる多糖類としては、パン生地の表面に皮膜
を形成することができる多糖類であればいずれでもよ
く、例えばグアーガム、キサンタンガム等のガム類、寒
天、マンナン等があげられる。パン生地の表面に皮膜を
形成させる場合、多糖類を水性媒体等に溶解し、これを
多糖類溶液として用いる。
生地の表面に皮膜を形成することができるタンパク質で
あればいずれでもよく、例えばゼラチン、コラーゲン等
があげられる。パン生地の表面に皮膜を形成させる場
合、タンパク質を水、緩衝液、含水アルコール等の水性
媒体等に溶解し、これをタンパク質溶液として用いる。
本発明で用いる多糖類としては、パン生地の表面に皮膜
を形成することができる多糖類であればいずれでもよ
く、例えばグアーガム、キサンタンガム等のガム類、寒
天、マンナン等があげられる。パン生地の表面に皮膜を
形成させる場合、多糖類を水性媒体等に溶解し、これを
多糖類溶液として用いる。
【0011】脂肪油、融解した固体脂、タンパク質溶液
または多糖類溶液を、パン生地の表面に塗布または噴霧
処理するか、脂肪油、融解した固体脂、タンパク質溶液
または多糖類溶液にパン生地を短時間浸漬処理すること
で、パン生地の表面に皮膜を形成させることができる。
パン生地を冷蔵保存する場合、冷蔵保存前または冷蔵保
存中のいずれの時期に、パン生地、好ましくは成型パン
生地の表面に皮膜を形成させてもよいが、冷蔵保存前の
パン生地の表面に皮膜を形成させておくことが望まし
い。また、パン生地を脂肪油に浸漬させる方法として
は、特に限定はなく、冷蔵保存中にパン生地、好ましく
は成型生地の一部または全体を浸漬させればよい。
または多糖類溶液を、パン生地の表面に塗布または噴霧
処理するか、脂肪油、融解した固体脂、タンパク質溶液
または多糖類溶液にパン生地を短時間浸漬処理すること
で、パン生地の表面に皮膜を形成させることができる。
パン生地を冷蔵保存する場合、冷蔵保存前または冷蔵保
存中のいずれの時期に、パン生地、好ましくは成型パン
生地の表面に皮膜を形成させてもよいが、冷蔵保存前の
パン生地の表面に皮膜を形成させておくことが望まし
い。また、パン生地を脂肪油に浸漬させる方法として
は、特に限定はなく、冷蔵保存中にパン生地、好ましく
は成型生地の一部または全体を浸漬させればよい。
【0012】パン生地を冷凍保存する場合、冷凍保存
前、冷凍保存中または解凍中のいずれの時期に、パン生
地、好ましくは成型パン生地の表面に皮膜を形成させて
もよいが、冷凍保存前または冷凍保存中のパン生地の表
面に皮膜を形成させておくことが望ましい。また、パン
生地を脂肪油に浸漬させる方法としては、解凍中にパン
生地、好ましくは成型生地の一部または全部、好ましく
は全部を浸漬させることができれば、いずれの方法を用
いてもよい。
前、冷凍保存中または解凍中のいずれの時期に、パン生
地、好ましくは成型パン生地の表面に皮膜を形成させて
もよいが、冷凍保存前または冷凍保存中のパン生地の表
面に皮膜を形成させておくことが望ましい。また、パン
生地を脂肪油に浸漬させる方法としては、解凍中にパン
生地、好ましくは成型生地の一部または全部、好ましく
は全部を浸漬させることができれば、いずれの方法を用
いてもよい。
【0013】酵母としては、パン酵母として知られてい
るものであれば、文献記載のもの、市販品等いずれも用
いられるが、好ましくは冷蔵耐性または/および冷凍耐
性を有する酵母が用いられる。具体的には、例えば、サ
ッカロミセス・セルビジェ( Saccharomyces cerevisi
ae ) FERM P-11937 、P-11938(特開平4-234939号公報)
、NCIMB40328、40329 、40330 、40331 、40332 (特
開平5-76348 号公報)、FERM P-12916 (特開平5-284896
号公報) 、ダイヤイーストREIZO 、FRZ 〔協和醗酵工業
(株)〕、オリエンタル LTイースト、FDイース
ト、FD−1イースト〔オリエンタル酵母工業
(株)〕、ニッテンRSイースト〔日本甜菜製糖
(株)〕、カネカグリーンイースト、グリーンイースト
WS〔鐘淵化学工業(株)〕、三共イーストY、M〔三
共(株)〕、45イースト(黒)、45イースト−レッ
ド、45FCイースト、45SAイースト〔旭フーズ
(株)〕等が用いられる。
るものであれば、文献記載のもの、市販品等いずれも用
いられるが、好ましくは冷蔵耐性または/および冷凍耐
性を有する酵母が用いられる。具体的には、例えば、サ
ッカロミセス・セルビジェ( Saccharomyces cerevisi
ae ) FERM P-11937 、P-11938(特開平4-234939号公報)
、NCIMB40328、40329 、40330 、40331 、40332 (特
開平5-76348 号公報)、FERM P-12916 (特開平5-284896
号公報) 、ダイヤイーストREIZO 、FRZ 〔協和醗酵工業
(株)〕、オリエンタル LTイースト、FDイース
ト、FD−1イースト〔オリエンタル酵母工業
(株)〕、ニッテンRSイースト〔日本甜菜製糖
(株)〕、カネカグリーンイースト、グリーンイースト
WS〔鐘淵化学工業(株)〕、三共イーストY、M〔三
共(株)〕、45イースト(黒)、45イースト−レッ
ド、45FCイースト、45SAイースト〔旭フーズ
(株)〕等が用いられる。
【0014】本発明においてパン生地の保存は、小麦粉
に冷蔵耐性酵母または/および冷凍耐性酵母、食塩、水
さらに必要に応じて砂糖、脱脂粉乳、卵、イーストフー
ド、抗酸化剤(例えば、トコフェロール)、乳化剤(例
えば、モノグリセリド)、香料、色素等を加え、混捏し
た後のパン生地であれば、フロア、分割、ベンチ、成型
等、いずれの工程におけるものを冷蔵保存または冷凍保
存に供してもよいが、成型後のパン生地を冷蔵保存また
は冷凍保存することが好ましい。パン生地は、通常−2
〜15℃で1〜7日間の冷蔵保存、または−10〜−30℃で
1〜120 日間の冷凍保存を行う。
に冷蔵耐性酵母または/および冷凍耐性酵母、食塩、水
さらに必要に応じて砂糖、脱脂粉乳、卵、イーストフー
ド、抗酸化剤(例えば、トコフェロール)、乳化剤(例
えば、モノグリセリド)、香料、色素等を加え、混捏し
た後のパン生地であれば、フロア、分割、ベンチ、成型
等、いずれの工程におけるものを冷蔵保存または冷凍保
存に供してもよいが、成型後のパン生地を冷蔵保存また
は冷凍保存することが好ましい。パン生地は、通常−2
〜15℃で1〜7日間の冷蔵保存、または−10〜−30℃で
1〜120 日間の冷凍保存を行う。
【0015】代表的な食パン、 菓子パン等のパン生地の
製造法には直捏(ストレート)法と中種法があり、前者
は全原料を最初から混ぜる方法であり、後者は、まず小
麦粉の一部に酵母と水を加えて中種を作り、発酵後に残
りの原料を混ぜ合わせる方法である。前記パン生地を用
いて常法(フロア、分割、ベンチ、成型、冷蔵または冷
凍、ホイロ、焼成)により製パンし、パンを得る。
製造法には直捏(ストレート)法と中種法があり、前者
は全原料を最初から混ぜる方法であり、後者は、まず小
麦粉の一部に酵母と水を加えて中種を作り、発酵後に残
りの原料を混ぜ合わせる方法である。前記パン生地を用
いて常法(フロア、分割、ベンチ、成型、冷蔵または冷
凍、ホイロ、焼成)により製パンし、パンを得る。
【0016】以下に実施例、比較例および参考例を示
す。
す。
【0017】
実施例1および比較例1 下記の配合(小麦粉の全重量を100 重量部としたときの
値として示す)および工程により、ストレート法で菓子
パンを製造した。
値として示す)および工程により、ストレート法で菓子
パンを製造した。
【0018】 配合 (重量部) 強力粉 90 薄力粉 10 砂糖 25 塩 0.8 脱脂粉乳 3 ショートニング 10 全卵 10 パン酵母 5 [協和醗酵工業(株)ダイヤイーストFRZ 、以下同じ] イーストフード 0.2 [協和醗酵工業(株) パンダイヤC700、以下同じ] 水 47
【0019】 工程 ミキシング :低速3分、中低速3分後ショートニング添加 低速2分、中低速3分、中高速5〜6分 捏上温度 :27℃ フロア :28℃、40分 分割 :50g ベンチ :20分 成型 :ロール状 冷蔵保存 :4 ℃ 1、3、7日 解冷蔵 :室温(25℃)、30分 ホイロ :38℃、85%RH 、60分 焼成 :210 ℃、10分
【0020】なお、実施例1では成型後のパン生地をあ
らかじめ冷やしておいたサラダオイル中に沈め、上から
落とし蓋をしてパン生地を完全にオイル中に静めた状態
で冷蔵庫内で冷蔵保存し、冷蔵保存終了後にパン生地を
オイルから取り出して解冷蔵した。比較例1では、成型
後のパン生地を焼成用の天板にとり、覆いをせずに冷蔵
庫内で冷蔵保存した後、そのまま解冷蔵した。
らかじめ冷やしておいたサラダオイル中に沈め、上から
落とし蓋をしてパン生地を完全にオイル中に静めた状態
で冷蔵庫内で冷蔵保存し、冷蔵保存終了後にパン生地を
オイルから取り出して解冷蔵した。比較例1では、成型
後のパン生地を焼成用の天板にとり、覆いをせずに冷蔵
庫内で冷蔵保存した後、そのまま解冷蔵した。
【0021】実施例1およびに比較例1について、焼成
後のパン品質を評価した結果を第1表に示す。
後のパン品質を評価した結果を第1表に示す。
【0022】
【表1】
【0023】第1表から明らかなごとく、実施例1で得
られたパンの品質は、比較例1で得られたパンの品質に
比べて、冷蔵保存期間が1 日、3日、7日のいずれのも
のにおいても優れていた。
られたパンの品質は、比較例1で得られたパンの品質に
比べて、冷蔵保存期間が1 日、3日、7日のいずれのも
のにおいても優れていた。
【0024】実施例2および比較例2 下記の配合(小麦粉の全重量を100 重量部としたときの
値として示す)および工程により、ストレート法でフラ
ンスパンを製造した。
値として示す)および工程により、ストレート法でフラ
ンスパンを製造した。
【0025】 配合 (重量部) フランスパン専用粉 100 [日清製粉(株)ナポレオン] 食塩 2 パン酵母 3 モルトエキス 0.2[日仏商事(株)ユーロモルト] イーストフード 0.1 水 57
【0026】 工程 ミキシング :低速6分、中低速6分 捏上温度 :24℃ フロア :27℃、2 時間パンチ後1時間 分割 :350g ベンチ :25分 成型 :バゲット状 保存冷蔵 :4 ℃、1、3、7日 解冷蔵 :室温(25℃)、30分 ホイロ :32℃、80%RH 、70分 焼成 :230 ℃、18分(蒸気使用)
【0027】なお、実施例2では、無塩バターを電子レ
ンジにより溶解後、成型後のパン生地の表面全体に、刷
毛を用いて均一に塗布し、天板にとって冷蔵庫内で冷蔵
保存した。比較例2では、成型後のパン生地になにも塗
布せず、そのまま天板にとって冷蔵庫内で冷蔵保存し
た。実施例2および比較例2について、焼成後のパン品
質を評価した結果を第2表に示す。
ンジにより溶解後、成型後のパン生地の表面全体に、刷
毛を用いて均一に塗布し、天板にとって冷蔵庫内で冷蔵
保存した。比較例2では、成型後のパン生地になにも塗
布せず、そのまま天板にとって冷蔵庫内で冷蔵保存し
た。実施例2および比較例2について、焼成後のパン品
質を評価した結果を第2表に示す。
【0028】
【表2】
【0029】第2表から明らかなごとく、実施例2で得
られたパンの品質は、比較例2で得られたパンの品質に
比べて、冷蔵保存期間が1 日、3日、7日のいずれのも
のにおいても優れていた。
られたパンの品質は、比較例2で得られたパンの品質に
比べて、冷蔵保存期間が1 日、3日、7日のいずれのも
のにおいても優れていた。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、パン生地の表面に油
脂、タンパク質または多糖類の皮膜を形成させるか、パ
ン生地を脂肪油中に浸漬させて、パン生地の表面からの
内包ガスの拡散を防ぎながら冷蔵保存、冷凍保存または
解凍することにより、パン生地を長期間、冷蔵保存また
は冷凍保存した場合でも、焼成後のパンの表面にフィッ
シュアイが現れない品質の良いパンを製造する方法を提
供することができる。
脂、タンパク質または多糖類の皮膜を形成させるか、パ
ン生地を脂肪油中に浸漬させて、パン生地の表面からの
内包ガスの拡散を防ぎながら冷蔵保存、冷凍保存または
解凍することにより、パン生地を長期間、冷蔵保存また
は冷凍保存した場合でも、焼成後のパンの表面にフィッ
シュアイが現れない品質の良いパンを製造する方法を提
供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 パン生地の表面に油脂、タンパク質また
は多糖類の皮膜を形成させるか、パン生地を脂肪油中に
浸漬させたまま、冷蔵保存、冷凍保存または解凍するこ
とを特徴とするパンの製造方法。 - 【請求項2】 パン生地が成型生地である請求項1記載
の方法。 - 【請求項3】 パン生地の表面に油脂、タンパク質また
は多糖類の皮膜を有することを特徴とする冷蔵保存生地
または冷凍保存生地。 - 【請求項4】 パン生地が成型生地である請求項3記載
の生地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9245790A JPH1175673A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | パンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9245790A JPH1175673A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | パンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1175673A true JPH1175673A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17138879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9245790A Withdrawn JPH1175673A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | パンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1175673A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1736056A1 (en) * | 2005-06-24 | 2006-12-27 | Boulangerie Pinokio Co., Ltd. | A method for making a dough product frozen after the final-proofing and a frozen bread dough product made by utilizing the same method |
| JP2008054545A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Boulangerie Pinokio Co Ltd | ホイロ済み保存パン生地 |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP9245790A patent/JPH1175673A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1736056A1 (en) * | 2005-06-24 | 2006-12-27 | Boulangerie Pinokio Co., Ltd. | A method for making a dough product frozen after the final-proofing and a frozen bread dough product made by utilizing the same method |
| JP2008054545A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Boulangerie Pinokio Co Ltd | ホイロ済み保存パン生地 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TW201517801A (zh) | 麵包品質改良劑及麵包類之製造方法 | |
| JP6282854B2 (ja) | 可塑性油中水型乳化油脂組成物 | |
| US5232727A (en) | Frozen food and process for producing the same | |
| JP6077849B2 (ja) | 冷凍パン生地 | |
| JP2002262772A (ja) | 可塑性油脂組成物 | |
| JPS5951978B2 (ja) | 冷凍パン生地の製造方法 | |
| JPH1175673A (ja) | パンの製造方法 | |
| CN101415334A (zh) | 耐深度冷冻的发酵面团及其生产方法 | |
| JP2021048792A (ja) | 焼成後冷凍パン用油脂組成物および焼成後冷凍パン | |
| JPH078159A (ja) | パン生地成型済みホイロ後冷凍製法及びホイロ後冷凍生地改良剤 | |
| JP2000106816A (ja) | パンの製造方法 | |
| JP3938351B2 (ja) | 揚げパン類および揚げ菓子類の製造法 | |
| JP3696566B2 (ja) | パン類の製造法 | |
| JP2974568B2 (ja) | パン生地の製法 | |
| JP3194990B2 (ja) | プロテアーゼ含有ロールイン油脂組成物及びこれを使用したパフペーストリー | |
| JPH1175671A (ja) | パン生地の製造方法 | |
| JP3450555B2 (ja) | 冷蔵パン生地または冷凍パン生地の製造方法 | |
| JP2004350603A (ja) | 水中油型艶出し剤 | |
| JP4486322B2 (ja) | 発酵様風味のあるモナカ皮、コーン及びその製造方法 | |
| JP2003079307A (ja) | 穀物乳酸菌類醗酵生成物添加冷凍パン類生地及び穀物乳酸菌類醗酵生成物添加冷凍パン類生地を用いるパン類の製造方法 | |
| JPS61247331A (ja) | 冷凍パン生地の製造方法 | |
| JP4231312B2 (ja) | パン類の製造法 | |
| JP2002306055A (ja) | メロンパンの製造法 | |
| JPH0965822A (ja) | 冷蔵または冷凍パン生地の製造方法 | |
| JP2016021874A (ja) | 可塑性油中水型乳化物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |