JPH1174989A - 電子メール機能付通信端末装置 - Google Patents

電子メール機能付通信端末装置

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JPH1174989A
JPH1174989A JP9236205A JP23620597A JPH1174989A JP H1174989 A JPH1174989 A JP H1174989A JP 9236205 A JP9236205 A JP 9236205A JP 23620597 A JP23620597 A JP 23620597A JP H1174989 A JPH1174989 A JP H1174989A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余分な出費を伴うことなく、プロバイダとの
接続の待ち時間なしでメールの送受信、メールチェック
を迅速に行える電子メール機能付通信端末装置の提供。 【解決手段】 主制御部1は、電子メール通信のために
プロバイダに第1回線を接続した場合、RAM 7のテーブ
ルを参照して、そのプロバイダが固定料金制の契約をし
ているプロバイダ、又は定額サービスの相手としてその
アクセス・ポイントの電話番号を通信サービス会社に登
録しておいたプロバイダの場合、またその時間帯が定額
サービスにおいて一定料金となる時間帯といったよう
な、回線の接続を継続し得る条件を満足する場合は、第
1回線の接続を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールに接続
する機能を備えたファクシミリ装置のような通信端末装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルなコンピュータ通信網を
通信回線で接続してさらにネットワーク化したインター
ネット等を介して電子メールを配信するコンピュータ通
信網が普及しつつある。コンピュータ通信網は誤り訂正
機能にすぐれ、プロバイダ(コンピュータ通信網への接
続業者)の最寄りのアクセス・ポイントまでの通信費用
を負担するだけで、日本国内だけでなく海外のコンピュ
ータと通信することができる。
【0003】従来のG3ファクシミリ装置の通信手順及び
通信方式は、コンピュータ通信網のそれと異なるので、
直接コンピュータ通信網へ接続することができない。し
かし、送信原稿等のイメージデータであっても、電子メ
ール形式に変換することによりコンピュータ通信網へ送
信することができる。
【0004】電子メール通信機能を備えたファクシミリ
装置がメールを受信する際は、ネットワークにアクセス
してメール・サービスにログインし、送信メールを保管
するメールサーバのハードディスクにメールアドレス別
に割り当てられているメールボックスの中のファクシミ
リ装置用のメールボックスをチェックして、受信が可能
なメールがあればダウンロードする。
【0005】プロバイダの料金体系には、ダイアルアッ
プIP接続の場合、回線の使用時間に応じて課金される従
量制、回線の使用時間に関係なく月間、年間の料金が定
額の固定料金制、所定の使用時間は定額でそれ以上が従
量制の併用制がある。また、専用線の場合は使用時間に
関係なく一定の回線使用量が課金される。さらに、通信
サービス会社に予め電話番号を登録しておいた相手との
所定の時間帯の通信に対して、回線の使用時間に関係な
く一定料金だけを課金する定額サービスが提供されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ユーザ
が契約しているプロバイダ、またその契約内容によっ
て、回線の使用時間に関係なく一定料金しか課金されな
い場合がある。一方、メールの送受信、メールチェック
では、その都度、プロバイダに接続しなければならない
が、プロバイダによって、また時間帯によってつながり
にくい場合がある。
【0007】従って、回線の使用時間が料金に無関係で
あるプロバイダ、また契約内容の場合は、一旦接続した
回線を接続したままにしておくことでプロバイダへの接
続の待ち時間なしでメールの送受信、メールチェックが
スムーズに行えるが、従来はその手段が講じられていな
かった。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、固定料金制の契約をしている
プロバイダ、又は定額サービスの相手としてそのアクセ
ス・ポイントの電話番号を通信サービス会社に登録して
おいたプロバイダの識別情報、また定額サービスにおい
て一定料金となる時間帯といったような、回線の接続を
継続し得る条件を記憶しておき、電子メール通信で回線
に接続した場合にこの条件を満足する場合は回線の接続
を継続することにより、余分な出費を伴うことなく、プ
ロバイダとの接続の待ち時間なしでメールの送受信、メ
ールチェックを迅速に行えるファクシミリ装置のような
電子メール機能付通信端末装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明の電子メール機
能付通信端末装置は、電子メール通信機能を備えた通信
端末装置において、電子メール通信のために接続した回
線の接続を継続し得る条件を記憶する手段と、電子メー
ル通信で該回線に接続した場合に前記条件を満足するか
否かを判断する手段と、前記条件を満足する場合は前記
回線の接続を継続する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】第2発明の電子メール機能付通信端末装置
は、第1発明の条件が判断時の時刻及び/又はメール・
サーバの識別情報であることを特徴とする。
【0011】第1及び第2発明では、電子メール通信の
ためにプロバイダに回線を接続した場合、そのプロバイ
ダが固定料金制の契約をしているプロバイダ、又は定額
サービスの相手としてそのアクセス・ポイントの電話番
号を通信サービス会社に登録しておいたプロバイダの場
合、またその時間帯が定額サービスにおいて一定料金と
なる時間帯といったような、回線の接続を継続し得る条
件を満足する場合は、回線の接続を継続する。従って、
余分な出費を伴うことなく、プロバイダとの接続の待ち
時間なしでメールの送受信、メールチェックを迅速に行
える。
【0012】第3発明の電子メール機能付通信端末装置
は、第1又は第2発明に加えて、複数回線へ接続する手
段と、電子メール通信時に第1回線に接続する手段とを
備えたことを特徴とする。
【0013】第3発明では、複数回線の第1の回線を電
子メール通信専用とし、電子メール通信のために第1の
回線をプロバイダに接続した場合、そのプロバイダが固
定料金制の契約をしているプロバイダ、又は定額サービ
スの相手としてそのアクセス・ポイントの電話番号を通
信サービス会社に登録しておいたプロバイダの場合、ま
たその時間帯が定額サービスにおいて一定料金となる時
間帯といったような、回線の接続を継続し得る条件を満
足する場合は、第1の回線の接続を継続する。従って、
余分な出費を伴うことなく、プロバイダとの接続の待ち
時間なしでメールの送受信、メールチェックを迅速に行
えるとともに、第1の回線が接続されている間でも他の
回線を接続してファクシミリ通信を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電子メール機能付
通信端末装置としてのファクシミリ装置の構成を示すブ
ロック図である。なお、本発明の実施の形態では、コン
ピュータ通信網としてインターネットを使用するものと
する。主制御部1は、バスを通じて装置のハードウェア
各部を制御するだけではなく、ROM 6に記憶されたソフ
トウェアに基づいて、原稿の画像データをMH, MR, MMR
等の符号化方式によって符号化または復号化する符号化
・復号化、後述する画像(TIFF)変換、バイナリ・テキ
スト変換、メール編集、モデム切り換え,ATコマンドに
よるRS232Cの制御等を含む通信手順等のソフトウェアを
実行する。
【0015】本形態では、主制御部1は、電子メール通
信のためにプロバイダに回線を接続した場合、後述する
RAM 7のテーブルを参照して、そのプロバイダが固定料
金制の契約をしているプロバイダ、又は定額サービスの
相手としてそのアクセス・ポイントの電話番号を通信サ
ービス会社に登録しておいたプロバイダの場合、またそ
の時間帯が定額サービスにおいて一定料金となる時間帯
といったような、回線の接続を継続し得る条件を満足す
る場合は、回線の接続を継続する。
【0016】画像変換では、送信時には、G3形式のイメ
ージデータを、コンピュータで使用される一般的な画像
フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)に
変換し、受信時には、TIFFからG3形式のイメージデータ
に変換する。TIFFは Adobe Systems社によって公開され
ており、白黒2値だけでなく、白黒多値、フルカラー等
を扱う様々な Classが定義されている。そのなかの1つ
である CLASS Fは、原稿の画像データをMH, MR, MMR 等
の符号化方式によって符号化された原稿の画像データで
あるG3形式のイメージデータを定義している。従って、
G3形式のイメージデータの先頭に、CLASS F のTIFFヘッ
ダ情報を付加すること等によってTIFFに変換することが
できる。
【0017】バイナリ・テキスト変換では、送信時に
は、バイナリデータをテキストデータに変換し、受信時
には、テキストデータをバイナリデータに変換する。イ
ンターネットにはバイナリデータの電子メールを扱うこ
とができないコンピュータが存在している。相手先に確
実に電子メールが届くように、TIFFイメージデータ等の
バイナリデータを送信する場合には、一旦テキストデー
タに変換する。インターネットで扱うテキストデータは
IETF(Internet Engineering Task Force) が発行するド
キュメントであるRFC(Request For Comments)822におい
て、7ビットのコードとして規定されている。
【0018】そこで、MIME(Multipurpose Internet Mai
l Extensions) のbase64等を利用して、変換を行う。こ
れによると、6ビットのバイナリデータは64のキャラク
タ (大文字、小文字のアルファベット、数字、+、/)
の1つに置き換えられ、テキストデータに変換すること
ができる。MIMEはRFC1521 等で規定されている。
【0019】メール編集では、送信時に、テキストデー
タに変換されたTIFFイメージデータにメールヘッダ情報
を付加して電子メール形式に編集し、受信時に、電子メ
ール形式のデータからメールヘッダ情報を取り除き、テ
キストデータに変換されたTIFFイメージデータだけを取
り出す。インターネットの電子メールには電子メールの
管理情報として、所定のヘッダ情報を付加することが規
定されているので、送信時には、TIFFイメージデータの
先頭に、“From: (利用者のインターネットe-mailアド
レス)”,“To: (相手先のインターネットe-mailアド
レス) ", "Subject: (題名)”等の項目を追加する。
【0020】読取部2は、CCD 等で原稿を読み取り、白
黒2値の原稿の画像データを出力する。記録部3は電子
写真方式等のプリンタを備え、他のG3ファクシミリ装置
やインターネットから受信した原稿、ネットワークから
取出したメールリストの各メールに番号が付されたリス
ト等の画像データを記録する。表示部4は、液晶ディス
プレイ(LCD と略記する)のようなディスプレイを備
え、装置の動作状態、原稿の画像データ、ネットワーク
から取出したメールリストの各メールに番号が付された
リスト等の表示を行う。
【0021】操作部5は、装置を操作するのに必要なテ
ンキー、ワンタッチキー、プログラムワンタッチキー等
の各種のファンクションキー等を備えている。ROM 6
は、ファクシミリ装置の動作に必要なソフトウェアを記
憶する。RAM 7は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構
成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデー
タを記憶する。
【0022】RAM 7には、この装置の複数のユーザに与
えられているユーザコード別に、ユーザID及びパスワー
ド、契約プロバイダ名等に加えて、定期的なメールチェ
ック、メール自動受信、受信メールの自動コピー等の機
能の設定の要否を登録することができるユーザテーブル
が設けられている。また、RAM 7には、固定料金制の契
約をしているプロバイダ名、又は定額サービスの相手と
してそのアクセス・ポイントの電話番号を通信サービス
会社に登録しておいたプロバイダ名、また定額サービス
において一定料金となる時間帯等を登録するテーブルが
設けられている。
【0023】画像メモリ8はDRAM等で構成され、原稿の
画像データを記憶する。モデム9は読取部2が読み取っ
た原稿の画像データをファクシミリ通信するためのモデ
ムであってデータ通信機能は備えていない。
【0024】データモデム10は、例えば電子メールに変
換された原稿の画像データをインターネットを介して通
信するデータ通信のためのモデムであって、NCU 11のチ
ップに設けられている例えば外付け電話用端子と電話用
ケーブルで接続され、またパーソナルコンピュータ等と
の接続用の外部I/F 12のシリアルポートとRS232Cによっ
て接続されている。NCU 11は第1、第2のアナログ回線
の閉結、開放を行う。
【0025】次に、本発明の電子メール機能付通信端末
装置の動作を図2のフローチャートに基づいて説明す
る。なお、本例では、2回線のうちの第1回線をメール
通信用とする。ユーザからメール通信コマンドがあった
か否かを監視し(ステップS1)、メール通信コマンドが
発行された場合は、メール通信用の第1回線が接続中か
否かを判断する(ステップS2)。第1回線が接続されて
いない場合は、ユーザによって指定されたアクセス・ポ
イントへ発呼する処理を行う(ステップS3)。
【0026】ログイン済みであるか否かを判断し(ステ
ップS4)、アクセス・ポイントへ発呼直後の初回はログ
イン済みではないので、例えばRAM 7のユーザ・テーブ
ルに登録されているユーザID、パスワードを使用してロ
グイン処理を行う(ステップS5)。ログイン処理が終了
するとネットワークに対するメール送受信処理を行う
(ステップS6)。
【0027】メール送受信処理が終了すると、RAM 7の
テーブルを参照し、第1回線を接続したプロバイダが、
固定料金制の契約をしているプロバイダであるか、又は
定額サービスの相手としてそのアクセス・ポイントの電
話番号を通信サービス会社に登録しておいたプロバイダ
であるか、また定額サービスにおいて一定料金となる時
間帯であるか等、回線接続の継続を可能にする条件に一
致するか否かを判断する(ステップS7)。
【0028】この条件に一致しない場合はログアウト処
理を実行し(ステップS8)、回線を切断して(ステップ
S9)、例えば受信メールの自動コピーのような他の処理
を実行してステップS1に戻り、次のメール通信コマンド
又はファクシミリ通信コマンドの発行まで待機する。
【0029】一方、テーブルの登録条件に一致した場合
は、第1回線の接続を継続する処理を実行する(ステッ
プS10 )。接続継続処理は、ネットワークが対応してい
る簡単なコマンドを送出する処理であって、例えば定期
的にメール・チェックのコマンドを送出するといった処
理である。これにより、プロバイダは、端末との接続を
コマンドが所定期間到来しないことを監視するタイムア
ウトにより切断することがない。
【0030】ステップS1の判断の結果、ユーザからメー
ル通信コマンドがない場合はファクシミリ通信か否かを
監視し(ステップS12 )、ファクシミリ通信の場合は第
2回線で送信先へ発呼して(ステップS13 )、ファクシ
ミリ通信を行う(ステップS14 )。
【0031】ステップS10 の接続継続処理によって、第
1回線との接続を継続している間にメール通信コマンド
が発行されると(ステップS1のYES )、第1回線と接続
中であり(ステップS2のYES )、ログイン済みであるの
で(ステップS3のYES )、プロバイダとの回線接続の待
ち時間なしにメール送受信処理を実行する(ステップS
6)。
【0032】なお、本例では第1、第2のアナログ回線
の一方をメール通信用に使用する構成について説明した
が、回線はアナログ回線に限るものではなく、ISDN回線
におけるB1、B2チャネルのいずれかをメール通信用に使
用する構成も可能である。また、本例では外部I/F 12を
通してデータモデム10を接続した例を示したが、データ
モデム機能をモデム9に内蔵させ、データモデム機能と
ファクシミリモデム機能を同時処理させても良い。
【0033】
【発明の効果】第1及び第2発明の電子メール機能付通
信端末装置は、電子メール通信のためにプロバイダに回
線を接続した場合、そのプロバイダが固定料金制の契約
をしているプロバイダ、又は定額サービスの相手として
そのアクセス・ポイントの電話番号を通信サービス会社
に登録しておいたプロバイダの場合、またその時間帯が
定額サービスにおいて一定料金となる時間帯といったよ
うな、回線の接続を継続し得る条件を満足する場合は、
回線の接続を継続するので、余分な出費を伴うことな
く、プロバイダとの接続の待ち時間なしでメールの送受
信、メールチェックを迅速に行えるという優れた効果を
奏する。
【0034】第3発明の電子メール機能付通信端末装置
は、複数回線の第1の回線を電子メール通信専用とし、
電子メール通信のために第1の回線をプロバイダに接続
した場合、そのプロバイダが固定料金制の契約をしてい
るプロバイダ、又は定額サービスの相手としてそのアク
セス・ポイントの電話番号を通信サービス会社に登録し
ておいたプロバイダの場合、またその時間帯が定額サー
ビスにおいて一定料金となる時間帯といったような、回
線の接続を継続し得る条件を満足する場合は、第1の回
線の接続を継続するので、余分な出費を伴うことなく、
プロバイダとの接続の待ち時間なしでメールの送受信、
メールチェックを迅速に行えるとともに、第1の回線が
接続されている間でも他の回線を接続してファクシミリ
通信を行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール機能付通信端末装置のブロ
ック図である。
【図2】本発明の電子メール機能付通信端末装置の動作
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 主制御部 6 ROM 7 RAM 10 データモデム 12 外部I/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/32 H04L 13/00 303B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メール通信機能を備えた通信端末装
    置において、電子メール通信のために接続した回線の接
    続を継続し得る条件を記憶する手段と、電子メール通信
    で該回線に接続した場合に前記条件を満足するか否かを
    判断する手段と、前記条件を満足する場合は前記回線の
    接続を継続する手段とを備えたことを特徴とする電子メ
    ール機能付通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記条件が判断時の時刻及び/又はメー
    ル・サーバの識別情報である請求項1記載の電子メール
    機能付通信端末装置。
  3. 【請求項3】 複数回線へ接続する手段と、電子メール
    通信時に第1回線に接続する手段とを備えた請求項1又
    は2記載の電子メール機能付通信端末装置。
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