JPH1174697A - 部品保持装置、及び該部品保持装置を備えた部品装着装置 - Google Patents

部品保持装置、及び該部品保持装置を備えた部品装着装置

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JPH1174697A
JPH1174697A JP9234234A JP23423497A JPH1174697A JP H1174697 A JPH1174697 A JP H1174697A JP 9234234 A JP9234234 A JP 9234234A JP 23423497 A JP23423497 A JP 23423497A JP H1174697 A JPH1174697 A JP H1174697A
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component
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imaging
electronic component
holding member
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JP9234234A
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Junichi Hata
純一 秦
Masamichi Morimoto
正通 森本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べて生産性の高い部品保持装置、部
品装着装置、及び該部品装着装置を提供する。 【解決手段】 部品保持装置110に、3以上の吸着ノ
ズル9と、各吸着ノズルに保持される各電子部品10を
保持位置116側から撮像位置117側に向けて順次撮
像可能な撮像装置120及び該撮像装置を移動させる駆
動装置130とを備えたことより、従来、最大2つの吸
着ノズルが保持する部品に対してしか撮像が行えなかっ
たのに比べ、部品の1つ当たりの装着に要する時間を従
来に比べて短縮することができ、生産性の向上を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を吸着ノ
ズルにより吸着し、該電子部品を撮像し画像処理するこ
とにより該電子部品の吸着姿勢を認識して吸着の位置ず
れを補正しつつプリント基坂上の所定の位置に該電子部
品を装着する部品保持装置、及び該部品保持装置を備え
た部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品実装装置に関する技術と
して次の2つがあげられる。第1の従来技術は、図8に
示した固定カメラ方式と呼ばれる方式である。図8に示
す電子部品実装装置31は、図9に示す動作タイミング
のように動作する。即ち、XYロボット7により、部品
吸装着部1を部品供給部8に移動し、停止後、部品吸装
着部1に備わる吸着ノズル9を下降させ、部品供給部8
から電子部品10を吸着ノズル9にて真空吸着する。上
記電子部品の吸着後、吸着ノズル9を上昇させ、次に、
当該電子部品10がプリント基板15における装着角度
に一致するように部品吸装着部1に備わる回転制御機構
17にて吸着ノズル9をその軸回りに回転しつつ、当該
電子部品実装装置31のフレームに固定された撮像装置
3に部品吸装着部1を移動する。そして、撮像装置3の
上方にて部品吸装着部1をー定速度で移動させながら、
もしくは一時停止しながら吸着ノズル9に吸着された電
子部品10を撮像する。次に、撮像装置3にて撮像され
た電子部品10の画像を視覚認識装置13で画像処理す
ることにより吸着された電子部品10の吸着ノズル9に
対する位置を特定し、吸着の位置ずれ及び傾きずれを補
正しつつ、部品吸装着部1をプリント基板15の装着位
置の上方まで移動させる。そして、停止後、吸着ノズル
9を下降させ、電子部品10をプリント基板15の上記
装着位置に装着する。本方式は、撮像装置3が部品吸装
着部1とは別個に設置され移動しないことから、固定カ
メラ方式と呼ばれる。
【0003】第2の従来技術は、図10に示した移動カ
メラ方式と呼ばれる方式である。この移動カメラ方式に
おける従来の電子部品実装装置32の構成も、大別する
と上述の電子部品実装装置31と同様に、部品吸装着部
1、XYロボット7、部品供給部8、プリント基板15
を備える。しかしながら本方式では、吸着ノズル9にて
吸着している電子部品10を撮像する撮像装置12が部
品吸装着部1に固定されており、さらに部品吸装着部1
の下端には、2枚のミラー20,20を具備し、X又は
Y方向である水平方向に移動可能なミラーユニット19
を備えている。このような電子部品実装装置32は、図
11に示す動作タイミングにて動作する。即ち、XYロ
ボット7により、部品吸装着部1を部品供給部8に移動
し、停止後、吸着ノズル9を下降させ、吸着ノズル9に
て電子部品10を部品供給部8から真空吸着する。吸着
後、吸着ノズル9を上昇させ、次に、装着すべきプリン
ト基板15に部品吸装着部1を移動している間に、電子
部品を、プリント基板15に装着すべき角度になるよう
に回転制御機構17にて吸着ノズル9をその軸回りに回
転しつつ、吸着ノズル9にて保持されている電子部品1
0を撮像装置12にて撮像可能なように、吸着ノズル9
にて保持されている電子部品10の位置までミラーユニ
ット19を上記水平方向に移動させる。このようにし
て、電子部品10と撮像装置12との光学的経路を確保
した後、吸着ノズル9に吸着されている電子部品10を
撮像装置12にて撮像し、得られた、電子部品10の画
像を視覚認識装置13で画像処理することで、吸着され
た電子部品1Oの吸着ノズル9に対する位置を特定す
る。次に、ミラーユニット19を元の位置に戻し、上記
特定された位置情報に基づき、吸着ノズル9に対する電
子部品10の吸着の位置ずれ及び傾きズレを補正しつ
つ、部品吸装着部1をプリント基板15の部品装着位置
の上方へ移動させる。移動停止後、吸着ノズル9を下降
させて、吸着された電子部品10をプリント基板15の
上記部品装着位置へ装着する。本方式は撮像装置12が
部品吸装着部1とともに移動するので、移動カメラ方式
と呼ばれる。
【0004】最近では、生産性の高い電子部品実装装置
が求められつつある。即ち、一定時間内にどれだけ多く
の部品を吸着し、撮像及び画像処理し、プリント基板に
装着するかが重要になってきている。よって部品吸装着
部1におけるX,Y方向への移動に要する時間は少ない
方が望ましい。そのため、部品吸装着部1に複数の吸着
ノズル9を装備することで、電子部品1点あたりの部品
吸装着部1の移動時間を短縮することで生産性を高める
傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の固定カメラ方式
では、部品吸装着部1の移動時間には、部品供給部8か
ら撮像装置3への移動に要する時間、及び撮像装置3か
らプリント基板15の装着位置への移動に要する時間が
含まれ、電子部品実装装置の生産性向上の阻害要因にな
っていた。これに対し、上述のように、部品吸装着部1
に複数の吸着ノズル9を装備することにより、電子部品
1点あたりの見かけの、部品吸装着部1のすべての移動
に関わる移動時間を短縮することは可能であるが、撮像
装置3への移動に要する時間をゼロにすることはできな
い。よって、電子部品実装装置の生産性が上がらないと
いう課題があった。尚、部品吸装着部1に4本の吸着ノ
ズル9を装備した場合の動作タイミングを図12及び図
13に示した。又、上述の移動カメラ方式では、部品吸
装着部1が部品供給部8からプリント基板15の装着位
置へ移動する間に、電子部品10の撮像を行うため、吸
着ノズル9の数が同一の条件下では、上記固定カメラ方
式に対して優位ではある。しかしながら、移動カメラ方
式における部品吸装着部1に備わる吸着ノズル9及び撮
像装置12は矢印の水平方向へ移動せず、かつミラーユ
ニット19における両ミラー20,20間の距離も不変
であることから、図14に示すように、部品吸装着部1
に備わる吸着ノズル9の数は2つが限度であり、吸着ノ
ズル9を3本以上装備することは不可能である。よっ
て、部品供給部8からプリント基板15の装着位置まで
の部品吸装着部1の見かけの移動時間の短縮には限界が
あり、電子部品実装装置の生産性が上がらないという課
題があった。尚、部品吸装着部1に2本の吸着ノズル9
を装備した場合の動作タイミングを図15に示す。本発
明はこのような問題点を解決するためになされたもの
で、従来に比べて生産性の高い部品保持装置、該部品保
持装置を備えた部品装着装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の部品
保持装置は、部品供給部から部品を保持する部品保持部
材を撮像位置に位置させて保持している上記部品を撮像
することで上記部品の保持姿勢を認識し上記保持姿勢と
被装着体における設定済の装着状態とのずれを補正した
後、上記被装着体へ当該部品を装着する部品保持装置で
あって、1又は2の上記部品保持部材と、上記部品を保
持した上記部品保持部材が上記撮像位置に位置するとき
上記部品保持部材に保持された上記部品を撮像する撮像
装置と、上記部品保持部材に対して上記撮像装置を相対
的に移動させる駆動装置と、を備え、上記部品保持部材
が上下方向に昇降し上記部品保持部材の下端に上記部品
を保持するとき、上記撮像装置は上記部品保持部材の下
方であって上記昇降の軌跡上を横切りかつ上記上下方向
に直交する方向に上記駆動装置によって移動することを
特徴とする。
【0007】本発明の第2態様の部品保持装置は、部品
供給部から部品を保持する部品保持部材を撮像位置に位
置させて保持している上記部品を撮像することで上記部
品の保持姿勢を認識し上記保持姿勢と被装着体における
設定済の装着状態とのずれを補正した後、上記被装着体
へ当該部品を装着する部品保持装置であって、3以上の
上記部品保持部材と、上記部品を保持した上記部品保持
部材が上記撮像位置に位置するとき上記部品保持部材に
保持された上記部品を撮像する撮像装置と、上記部品保
持部材に対して上記撮像装置を相対的に移動させる駆動
装置と、を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の第3態様の部品装着装置は、上記
第1態様又は第2態様の部品保持装置を備えたことを特
徴とする。
【0009】本発明の第4態様の部品装着装置は、上記
部品保持部材が上記部品供給部から上記部品を保持した
後、上記被装着体へ当該部品を装着するために当該部品
保持装置が移動している間に、上記駆動装置により上記
撮像装置を移動させながらそれぞれの上記部品保持部材
に保持される部品を上記撮像装置にて順次撮像させる制
御装置をさらに備えるように構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である部品保
持装置、及び該部品保持装置を備えた部品装着装置につ
いて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図にお
いて同じ構成部分については同じ符号を付している。
又、上述の「課題を解決するための手段」に記載する、
「部品」の機能を果たす一例として本実施形態では電子
部品が相当し、「被装着体」の機能を果たす一例として
本実施形態では回路基板が相当し、「部品保持部材」の
機能を果たす一例として本実施形態では吸着ノズルが相
当する。
【0011】図1に示される上記実施形態の部品装着装
置101において、従来の電子部品実装装置31と比べ
て大きく相違する点は、電子部品実装装置31の部品吸
装着部1に対応する部品保持装置110、及び制御装置
151である。その他の構成部分については従来の電子
部品実装装置31の構成と同一であるか、若しくは大き
く変わるところはない。又、図1では各構成部分につい
て部分的に図示され、又、当該部品装着装置101の全
体構成における図示が省略されている。当該部品装着装
置101における全体構成としては、撮像装置3に関す
る構成を除いて図8に示す従来の電子部品実装装置31
における全体構成に同様である。尚、部品保持装着11
0、視覚認識装置141、XYロボット7、部品供給部
8、及び基板搬送装置14は、制御装置151に接続さ
れ、それぞれ動作制御がなされる。このような状況か
ら、以下には、部品保持装置110の構成及び動作につ
いて詳しく説明し、その他の構成部分についての説明は
省略若しくは略説する。
【0012】部品保持装置110はXYロボット7に装
着され、部品を保持するため、及び保持した部品を基板
15上の装着位置へ装着するために、XYロボット7に
よって平面上で互いに直交するX,Y方向、本実施形態
では水平方向へ移動可能である。又、上述した従来の部
品吸装着部1と同様に、部品保持装置110には、電子
部品10を例えば吸着動作にて保持する吸着ノズル9、
及び保持した電子部品10の保持姿勢を補正するため吸
着ノズル9をその軸回りに回転させる回転制御機構17
が備わる。尚、部品保持装置110は、上記X,Y方向
の両者に直交するZ方向、本実施形態では垂直方向に吸
着ノズル9を移動させる。又、部品の保持方法としては
上述の吸着動作に限定されるものではなく、例えば機械
的な保持方法等が採用可能である。このようにZ方向に
沿って移動する吸着ノズル9は、少なくとも保持位置1
16と撮像位置117とに配置される。上記保持位置1
16とは、部品保持装置110が部品供給部8に配置さ
れたとき部品供給部8から電子部品10を保持可能とな
る吸着ノズル9の位置であり、本実施形態では吸着ノズ
ル9を最も下降させた位置に相当する。又、該保持位置
116は、保持している部品10を基板15上の装着位
置へ装着するときに吸着ノズル9が配置される位置でも
ある。上記撮像位置117とは、保持位置116より吸
着ノズル9を上昇させた位置であって後述の撮像装置1
20よりも上方の位置であり、吸着ノズル9の下端に保
持されている電子部品10を後述する撮像装置120に
て吸着ノズル9の下方から、即ち、保持位置116側か
ら撮像可能な位置であり、本実施形態では吸着ノズル9
を最も上昇させた位置に対応する。又、図1には吸着ノ
ズル9を1本のみ設けた部品保持装置110を図示する
が、図5に示すように複数の、好ましくは3本以上の吸
着ノズル9を備えた部品保持装置111を構成すること
もできる。尚、複数の吸着ノズル9を備えるとき、各吸
着ノズル9は、図5ではX方向に沿って配列している
が、これに限定されるものではない。
【0013】さらに部品保持装置110には、上記撮像
装置120を載置し、さらに撮像装置120が保持位置
116と撮像位置117との間を通過しかつ保持位置1
16と撮像位置117との間を移動する吸着ノズル9の
移動軌跡を横切る位置を通過するように、2本のレール
131,131に案内されながら移動する駆動装置13
0が備わる。駆動装置130は、レール131,131
に係合し、内蔵されるモータにてレール131,131
に沿って自走する。尚、駆動装置130の動作は部品保
持装置110を介して制御装置151にて制御される。
尚、レール131,131は、部品保持装置110に支
持され本実施形態ではX方向に沿って平行に延在する。
しかしながら、レール131,131の延在方向は、上
記X方向に限定されるものではなく、撮像装置120
が、上述したように、保持位置116と撮像位置117
との間を通過しかつ吸着ノズル9の上記移動軌跡を横切
る位置を通過するように延在させればよい。又、図5に
示すように、複数の吸着ノズル9が例えばX方向に沿っ
て配列される場合においても、撮像装置120がすべて
の吸着ノズル9における保持位置116と撮像位置11
7との間を通過しかつすべての吸着ノズル9の移動軌跡
を横切る位置を通過するように、駆動装置130及びレ
ール131が設けられる。
【0014】尚、上述のようにレール131,131は
部品保持装置110に支持され、撮像装置120はレー
ル131,131に係合していることから、撮像装置1
20は部品保持装置110と一体的に構成され、部品保
持装置110とともにX,Y方向に移動する。このよう
な構成下において、部品保持装置110が部品供給部8
及び基板15上の部品の装着位置に配置され、吸着ノズ
ル9にて電子部品10の吸着動作及び基板15への装着
動作が実行されるときには、駆動装置130は、図1に
図示するように、吸着ノズル9におけるZ方向への移動
に干渉しない、待機位置132に配置される。又、本実
施形態では、吸着ノズル9と撮像装置120とにおいて
吸着ノズル9はX方向に移動せずに固定しており撮像装
置120をX方向に移動するように構成したが、これに
限定されるものではなく、撮像装置120を移動させず
吸着ノズル9を移動するように構成してもよい。要する
に、吸着ノズル9に保持されている電子部品10を走査
しながら撮像装置120にて撮像するために、吸着ノズ
ル9と撮像装置120とを相対的に移動させればよい。
【0015】撮像装置120は、吸着ノズル9に保持さ
れている電子部品10に対向する側面に、上記電子部品
10の保持姿勢を検出するための撮像素子121と、照
明装置122とを設ける。撮像素子121及び照明装置
122は、当該撮像装置120の移動方向、本実施形態
ではX方向、に直交する方向、本実施形態ではY方向に
沿って、それぞれ配置されている。本実施形態では、駆
動装置130をX方向に移動させながら電子部品10を
走査し、電子部品10に反射した光を撮像素子121に
て受光する。このように、1次元センサである撮像装置
120を移動させることで2次元の画像情報を得ること
ができる。このようにして撮像装置120にて得られる
電子部品10の画像情報は、視覚認識装置141に送出
され視覚認識装置141にて画像処理され、吸着ノズル
9に保持されている電子部品10の保持姿勢が認識さ
れ、当該電子部品10の基板15上における装着姿勢と
のずれが判断される。視覚認識装置141は制御装置1
51に接続されており、上記保持姿勢と上記装着姿勢と
の上記ずれを補正するように制御装置151は吸着ノズ
ル9を回転させる。
【0016】又、撮像装置120には、図3に示す電子
部品装着装置102のように、吸着ノズル9に保持され
ている電子部品10に対向する側面に、上記電子部品1
0の厚さを測定するための厚み測定装置123をさらに
備えることもできる。厚み測定装置123は、本実施形
態では、上記保持位置116と上記撮像位置117とを
移動する吸着ノズル9の移動方向(Z方向)、及び撮像
装置120の移動方向(X方向)の両方向に直交する方
向(Y方向)に対向して配置される、レーザ発光装置1
23−1とレーザ受光装置123−2とを有する。レー
ザ発光装置123−1及びレーザ受光装置123−2に
は、それぞれ上記Z方向に沿って線状の発光素子及び受
光素子が設けられ、レーザ発光装置123−1及びレー
ザ受光装置123−2間で、上記X,Y方向を含む平面
に平行な方向にレーザ光が照射されている。よって、吸
着ノズル9が上記撮像位置117に配置されるとき、吸
着ノズル9に保持されている電子部品10は、レーザ発
光装置123−1とレーザ受光装置123−2とで挟ま
れた空間を相対的に通過し、電子部品10によって遮光
されていない範囲がレーザ受光装置123−2によって
検出される。厚み測定装置123は厚み認識装置142
に接続され、厚み認識装置142は検出された上記遮光
されていない範囲に基づき、一つの電子部品10の厚さ
方向(Z方向)における厚さ寸法の内、最大の厚さ寸法
を検出する。又、厚み認識装置142は制御装置152
に接続される。尚、図5に示すように、複数の吸着ノズ
ル9を有する電子部品装着装置103においても、厚み
測定装置123及び厚み認識装置142を設けることが
できる。一方、図5に示す電子部品装着装置103から
厚み測定装置123及び厚み認識装置142を削除する
こともできる。
【0017】このように構成される、図1の電子部品装
着装置101の動作について図2を参照して、図3の電
子部品装着装置102の動作について図4を参照して以
下に説明する。又、図5の電子部品装着装置103の動
作についても、図6を参照して適宜、説明を行う。尚、
以下に説明する電子部品装着装置101〜103の動作
は、それぞれの電子部品装着装置101〜103にそれ
ぞれ対応して備わる制御装置151〜153にて動作制
御される。又、これらの制御装置151〜153には、
少なくとも、部品供給部8に収容されている電子部品1
0の種類、形状等の情報、基板15における部品装着位
置の情報、及び基板15への装着順に応じてどの部品供
給部8からどのような種類の電子部品10を保持して基
板15上のどの装着位置へ装着するかを表した装着情報
が予め記憶されており、制御装置151〜153はこれ
らの情報に基づき動作制御を行う。
【0018】図2に示すように、制御装置151の制御
により、部品保持装置110は、基板15へ装着すべき
電子部品10を収容している部品供給部8に移動し、吸
着ノズル9を保持位置116まで下降させて上記装着す
べき部品10を吸着する。吸着後、吸着ノズル9を撮像
位置117まで上昇させ、基板15における電子部品の
装着角度に一致するように回転制御機構17により吸着
ノズル9をその軸回りに回転しておく。尚、図5に示す
部品装着装置103のように複数の吸着ノズル9を有す
る場合、図6に示す動作201のように、通常、すべて
の吸着ノズル9が電子部品10を吸着するまで、部品供
給部8における部品保持装置111の移動と吸着ノズル
9による部品吸着とを繰り返す。
【0019】部品吸着を終えた部品保持装置110は、
プリント基板15における部品装着位置におおよそ対応
する位置上へ移動する。又、この移動中に、部品10の
吸着直後に撮像位置117まで上昇した吸着ノズル9の
軌跡を横切るように、駆動装置130にて撮像装置12
0をX方向に移動させながら、撮像装置120の照明装
置122を点灯させた状態で、撮像位置117にある部
品10を撮像素子121によって撮像する。尚、図5に
示す部品装着装置103のように複数の吸着ノズル9を
有する場合、電子部品10をそれぞれ保持した各吸着ノ
ズル9の下方を、駆動装置130を停止することなく撮
像装置120が通過するようにX方向に移動させなが
ら、各吸着ノズル9に保持されている電子部品10を撮
像装置120にて順次撮像していく。
【0020】又、図3及び図5に示す部品装着装置10
2,103のように、撮像装置120に厚み測定装置1
23を備えるときには、撮像素子121による電子部品
10の撮像動作と同時に、図4の動作203及び図6の
動作204に示すように、厚み測定装置123による電
子部品10の厚み測定動作が実行され、吸着ノズル9に
保持される電子部品10の最大厚みが厚み認識装置14
2にて算出される。尚、部品装着装置103のように複
数の吸着ノズル9を有する場合には、各吸着ノズル9に
保持されているそれぞれの電子部品10について、上述
した駆動装置130による撮像装置120のX方向への
移動に伴い、それぞれの厚みが順次測定され、厚み認識
装置142にて、それぞれの電子部品10について、そ
れぞれの最大厚さ寸法が算出されていく。
【0021】視覚認識装置141は、撮像装置120に
て撮像された電子部品10の画像について画像処理を行
い、吸着ノズル9にて保持された電子部品10の位置を
特定する。制御装置151は、視覚認識装置141から
上記電子部品10の位置情報を得て、基板15上への装
着姿勢との位置ずれを演算し、位置ずれがあるときには
部品保持装置110の吸着ノズル9に対して動作制御を
行う。よって、回転制御機構17にて吸着ノズル9が軸
回りに回転され、吸着の位置ずれ及び傾きずれが補正さ
れる。又、この位置ずれ及び傾きずれの補正を行いつ
つ、部品保持装置110はプリント基板15の部品装着
位置に移動し、停止後、吸着された電子部品について、
吸着ノズル9を再び保持位置116へ下降させてプリン
ト基板15上に装着する。尚、図5に示す部品装着装置
103のように複数の吸着ノズル9を有する場合には、
それぞれの吸着ノズル9に保持されているそれぞれの電
子部品10について上記補正が順次行われた後、それぞ
れの電子部品10が基板15上へ順次装着されていく。
部品保持装置110は部品10の基板15への装着完了
後、再び部品供給部8へ移動する。又、この移動中に、
駆動装置130は吸着ノズル9のZ方向への移動に干渉
しない位置である待機位置132へ戻る。
【0022】尚、図5に示す部品装着装置103のよう
に複数の吸着ノズル9を有する場合、上述の説明では、
簡略化のためすべての吸着ノズル9に部品吸着を完了し
た後、駆動装置130の移動により電子部品10の撮像
を行うようにしたが、図6に示す動作202のように、
それぞれの吸着ノズル9が電子部品10を保持するたび
に、順次、隣接する吸着ノズル9と干渉しないようにし
て駆動装置130を移動させて電子部品10の撮像を行
ってもよい。
【0023】上記説明では、駆動装置130の動作につ
いて、部品保持装置110が基板15における装着位置
から、次の電子部品10の吸着のため部品供給部8に戻
るときに、駆動装置130も待機位置132に戻るとし
たが、吸着ノズル9による部品10の吸着と基板15へ
の部品10の装着とを繰り返す毎に、駆動装置130を
待機位置132と、撮像に関する吸着ノズル9との間で
往復動作させてもよい。又、上記説明では、撮像装置1
20が1次元センサのため、駆動装置130にて撮像装
置120を移動させながら部品10の撮像を行ったが、
撮像装置を例えばCCDカメラなどの2次元センサにて
構成してもよく、その場合には、駆動装置130により
電子部品10の下方に撮像装置120が位置したとき、
駆動装置130の動作をー旦停止し、部品10の撮像を
行うことになる。
【0024】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、吸着ノズル9の撮像位置117よりも下方を水平方
向に移動可能な駆動装置130を備え、かつ駆動装置1
30には吸着ノズル9に保持されている電子部品10を
撮像する撮像装置120を載置したことから、部品保持
装置110には吸着ノズル9を3本以上設けることが可
能となる。よって、最大2本までしか吸着ノズル9を設
けることができない従来の場合に比べ、電子部品1点当
たりの部品保持装置110の移動時間を短縮した、生産
性の高い部品保持装置、部品装着装置を提供することが
できる。尚、電子部品10の1点当たりの装着時間の優
位性について、本実施形態と、従来技術との比較を図7
に示す。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様及
び第2態様の部品保持装置、並びに第3態様及び第4態
様の部品装着装置によれば、3以上の部品保持部材のそ
れぞれが保持する部品を保持位置側から撮像位置側に向
かって撮像可能な撮像装置を備えたことより、従来、最
大2つの部品保持部材が保持する部品に対してしか撮像
が行えなかったのに比べ、部品の1つ当たりの装着に要
する時間を従来に比べて短縮することができ、生産性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における電子部品装着装
置の図であって該電子部品装着装置を構成する構成部分
を部分的に示した斜視図である。
【図2】 図1に示す電子部品装着装置の動作を表すタ
イミング図である。
【図3】 図1に示す電子部品装着装置の変形例におけ
る斜視図である。
【図4】 図3に示す電子部品装着装置の動作を表すタ
イミング図である。
【図5】 図1に示す電子部品装着装置の他の変形例に
おける斜視図である。
【図6】 図5に示す電子部品装着装置の動作を表すタ
イミング図である。
【図7】 図5に示す電子部品装着装置と従来の電子部
品装着装置とにおいて、電子部品1点当たりの装着時間
の比較を表すグラフである。
【図8】 従来の電子部品装着装置の全体を示す斜視図
である。
【図9】 吸着ノズルを1本のみ有する従来の電子部品
装着装置における動作を表すタイミング図である。
【図10】 従来の電子部品装着装置を示す斜視図であ
る。
【図11】 図10に示す電子部品装着装置の動作を表
すタイミング図である。
【図12】 吸着ノズルを複数本有する従来の電子部品
装着装置における動作を表すタイミング図である。
【図13】 吸着ノズルを複数本有する従来の電子部品
装着装置における動作を表すタイミング図である。
【図14】 ミラーユニットを有する従来の電子部品装
着装置であって吸着ノズルを2本有するタイプの動作を
説明するための図である。
【図15】 図14に示す電子部品装着装置の動作を表
すタイミング図である。
【符号の説明】
8…部品供給部、9…吸着ノズル、10…電子部品、1
5…プリント基板、101,102,103…電子部品
装着装置、110,111…部品保持装置、116…保
持位置、117…撮像位置、120…撮像装置、123
…厚み測定装置、130…駆動装置、132…待機位
置、141…視覚認識装置、142…厚み認識装置、1
51,152,153…制御装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品供給部(8)から部品(10)を保
    持する部品保持部材(9)を撮像位置に位置させて保持
    している上記部品を撮像することで上記部品の保持姿勢
    を認識し上記保持姿勢と被装着体(15)における設定
    済の装着状態とのずれを補正した後、上記被装着体へ当
    該部品を装着する部品保持装置(110)であって、 1又は2の上記部品保持部材と、 上記部品を保持した上記部品保持部材が上記撮像位置に
    位置するとき上記部品保持部材に保持された上記部品を
    撮像する撮像装置(120)と、 上記部品保持部材に対して上記撮像装置を相対的に移動
    させる駆動装置(130)と、を備え、上記部品保持部
    材が上下方向に昇降し上記部品保持部材の下端に上記部
    品を保持するとき、上記撮像装置は上記部品保持部材の
    下方であって上記昇降の軌跡上を横切りかつ上記上下方
    向に直交する方向に上記駆動装置によって移動すること
    を特徴とする部品保持装置。
  2. 【請求項2】 部品供給部(8)から部品(10)を保
    持する部品保持部材(9)を撮像位置に位置させて保持
    している上記部品を撮像することで上記部品の保持姿勢
    を認識し上記保持姿勢と被装着体(15)における設定
    済の装着状態とのずれを補正した後、上記被装着体へ当
    該部品を装着する部品保持装置(110)であって、 3以上の上記部品保持部材と、 上記部品を保持した上記部品保持部材が上記撮像位置に
    位置するとき上記部品保持部材に保持された上記部品を
    撮像する撮像装置(120)と、 上記部品保持部材に対して上記撮像装置を相対的に移動
    させる駆動装置(130)と、を備えたことを特徴とす
    る部品保持装置。
  3. 【請求項3】 上記部品保持部材が上下方向に昇降し上
    記部品保持部材の下端に上記部品を保持するとき、上記
    撮像装置は上記部品保持部材の下方であって上記昇降の
    軌跡上を横切りかつ上記上下方向に直交する方向に上記
    駆動装置によって移動する、請求項2記載の部品保持装
    置。
  4. 【請求項4】 上記撮像装置には、上記上下方向及び当
    該撮像装置の移動方向に直交する方向に対向して設置さ
    れ、上記上下方向に沿った上記部品の厚さを測定する厚
    み測定装置(123)をさらに備えた、請求項1ないし
    3記載の部品保持装置。
  5. 【請求項5】 上記撮像装置は1次元センサを有する、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の部品保持装置。
  6. 【請求項6】 上記撮像装置は2次元センサを有する、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の部品保持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の部
    品保持装置を備えたことを特徴とする部品装着装置。
  8. 【請求項8】 上記部品保持部材が上記部品供給部から
    上記部品を保持した後、上記被装着体へ当該部品を装着
    するために当該部品保持装置が移動している間に、上記
    駆動装置により上記撮像装置を移動させながらそれぞれ
    の上記部品保持部材に保持される部品を上記撮像装置に
    て順次撮像させる制御装置(153)をさらに備えた、
    請求項7記載の部品装着装置。
JP9234234A 1997-08-29 1997-08-29 部品保持装置、及び該部品保持装置を備えた部品装着装置 Pending JPH1174697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651361B1 (ko) * 1999-08-03 2006-11-28 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 부품의 실장 장치 및 실장 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651361B1 (ko) * 1999-08-03 2006-11-28 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 부품의 실장 장치 및 실장 방법

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