JPH117464A - 半導体集積回路の論理合成方法及び論理合成用チップ - Google Patents

半導体集積回路の論理合成方法及び論理合成用チップ

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JPH117464A
JPH117464A JP9160920A JP16092097A JPH117464A JP H117464 A JPH117464 A JP H117464A JP 9160920 A JP9160920 A JP 9160920A JP 16092097 A JP16092097 A JP 16092097A JP H117464 A JPH117464 A JP H117464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルペースLSIの論理を再設計して再試作
する際に、拡散工程から再試作を始めるために再試作に
長期間を要するのを防ぐ。 【解決手段】 論理合成の過程に、再設計したHDL部
分106を判別する過程と、変更すべきネットリスト部
分を判別する過程108と、レイアウト上に存在し、ネ
ットリスト再設計に利用できるセルを抽出する過程11
2と、そのセルだけを使って所望の回路を合成する過程
114と、再設計したネットリストと変更のないネット
リストを結合させる過程116とでの処理を行なう。こ
れにより、再設計を要する回路を構成していたセルと、
それらのセルから一定距離内にある予備セルだけを使っ
て、所望の論理を合成でき、配線工程前で試作を中断し
たウェハーを保存しておけば、配線工程だけで再試作を
完了することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
論理合成方法及び論理合成用チップに関し、特に、再設
計/再試作の際に、拡散工程に後戻りすることのないよ
うに配線工程の変更だけで、論理上の変更を加えられる
ように回路を合成する再論理合成方法及び論理合成用チ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】大規模半導体集積回路の設計では、設計
期間を短縮するために、論理合成ツールによる回路設計
と、配置配線ツールによるレイアウトを柱としたセルベ
ース設計とが広く行われている。集積回路が大規模化す
ればするほど、その論理は複雑となり、設計段階では見
いだせなかった不具合が、試作後に見いだされることが
多くなってきている。また、製品サイクルが短くなりつ
つあるのを受け、試作開始後に仕様変更が生じ、試作完
了後に再設計することもめずらしくはない。このような
状況から、再設計から再試作完了までをいかに早くする
かが求められている。
【0003】図6は、従来の論理合成手法を用いた回路
設計工程における再設計のフローである。従来の論理合
成603において再設計されたHDL記述601は、回
路生成/最適化処理過程604によって、セルライブラ
リ602に用意されたセルを用いて、最終目的である再
設計されたゲートレベル・ネットリスト605に変換さ
れる。ここで回路生成/最適化処理過程604は、セル
ライブラリ602に用意されているセルであって、かつ
合成時に使用許可が与えられているセルであれば、それ
を個数的には無制限に使用して、HDL記述601を設
計者の要求を満たすゲートレベルのネットリストに変換
する。すなわち、初期設計で使用したセル以外のセルも
使用して合成が行われる。
【0004】具体例を図7(a)、(b)を用いて説明
する。図7(a)に示すように、回路203、205が
インバータ204で接続されている回路が初期設計で生
成され、論理上の不具合を修正するために、インバータ
204の入力を、別の信号とNANDをとった後、D−
FFで同期をとって回路205へ入力するように変更す
る場合を考える。
【0005】従来の論理合成では、もっとも初期設計に
近い形で合成されたとしても、図7(b)に示すよう
に、新たに2入力NAND701とD−FF702が追
加され、インバータ204が削除された回路が合成され
る。つまり、初期設計で生成された回路には存在しなか
った2入力NAND701とD−FF702が新たに回
路に加わることになる。
【0006】図8は従来の論理合成手法を用いた場合
の、初期設計から試作、再設計、再試作を経て製品開発
が完了するまでのフロー図である。
【0007】まず、初期設計の完了したHDL記述80
1を論理合成301でゲートレベルの回路に変換し、配
置302、配線303で初期レイアウトした後、マスク
作成304で試作に必要なレチクルを作成する。その
後、試作:拡散工程305と試作:配線工程306を経
て、初期試作が完了してサンプルを入手する。機能評価
307で、機能的な不具合が見いだされたり、初期設計
に対する仕様変更が生じた場合は、以下の再設計、再試
作となる。
【0008】再設計となると、HDL記述再設計308
でHDL記述の不具合を修正し、あるいは仕様変更をH
DL記述に反映させ、論理合成603で再設計されたH
DL記述をゲートレベルの回路に変換する。合成が完了
すると、再配置802、再配線803で再レイアウトし
た後、マスク作成310で再試作に必要なレチクルを作
成する。
【0009】その後、再び、試作:拡散工程305と試
作:配線工程306を経て、再試作が完了してサンプル
を入手する。機能評価307が完了した段階で仕様に変
更がなく、機能的にも問題がなくなるまで、HDL記述
再設計308から機能評価307のループを繰り返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手法では、再設計用に論理合成を実行する際に、セルラ
イブラリに用意されているセルであって、かつ合成時に
使用許可が与えられているセルであれば、それを個数的
には無制限に使用して、HDL記述を設計者の要求を満
たすゲートレベルのネットリストに変換してしまう。つ
まり、使用できるセルの種類には制限を加えられても、
使用できるセルの数には制限が加えられなかった。
【0011】このため、合成された回路には、初期設計
に使用したセル以外のセルも存在することになる。した
がって、初期設計のレイアウトを配線工程だけ修正して
レイアウトを完成させることができず、レイアウトは拡
散工程からやり直しとなる。このため、再設計の完了か
ら再試作が完了するまで約2、3ケ月という長期間が必
要であった。
【0012】本発明の目的は、セルベースLSIの論理
を再設計して再試作する際に、拡散工程から再試作を始
めるために再試作に長時間を要するのを防止した半導体
集積回路の論理合成方法及びその装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体集積回路の論理合成方法は、回
路を再設計する際、再設計を要する回路を構成していた
セルと、未使用の予備セルとを初期設計配置情報をもと
に選出し、これらのセルを使用して所望の論理を合成す
るものである。
【0014】また前記未使用の予備セルの選出しに、配
線距離の制限を加え、タイミング制約を充足するもので
ある。
【0015】また、本発明に係る半導体集積回路の論理
合成方法は、論理記述比較処理過程と、ネットリスト切
り出し処理過程と、セル情報抽出処理過程と、回路生成
/最適化処理過程と、ネット結合処理過程とを有し、論
理回路の再設計を行う半導体集積回路の論理合成方法で
あって、論理記述比較処理過程は、初期設計のHDL記
述と再設計されたHDL記述を比較し、再設計されたH
DL記述を、変更のあったHDL記述部分と変更の無か
ったHDL記述部分とに分類する処理であり、ネットリ
スト切り出し処理過程は、初期設計ゲートレベル・ネッ
トリストから、変更のあったHDL記述部分と変更のな
かったHDL記述部分とを使って、変更が不要なネット
リストと変更がネットリストと予備セルを切り出す処理
であり、セル情報抽出処理過程は、変更が必要なネット
リストと予備セルから、再論理合成で使えるセルを抽出
する処理であり、回路生成/最適化処理過程は、上述の
使用可能セルだけを使って、論理記述比較処理過程の出
力する変更されたHDL記述部分だけに対して、ネット
リストを合成する処理であり、ネット結合処理過程は、
上述の再合成されたネットリストと、上述のネットリス
ト切り出し処理過程の出力である変更が不要なネットリ
ストとを結合して、最終目的の再設計されたゲートレベ
ル・ネットリストを出力する処理を行うものである。
【0016】また前記セル情報抽出処理過程は、初期設
計配置情報をもとに使用可能なセルの抽出に制限を加え
て抽出処理を行うものである。
【0017】また本発明に係る論理合成用チップは、セ
ルと、予備セルとを有し、回路設計用として使用する論
理合成用チップであって、前記セルは、設計する回路を
構成するためのものであり、前記予備セルは、初期設計
係に行われる再設計時に論理回路を合成するために使用
されるものであり、これらのセルは、チップ上に混在し
て配置されるものである。
【0018】また前記予備セルは、配線用の隙間を利用
して設けられるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0020】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る回路設計工程における再設計のフローである。
【0021】まず、初期設計の段階で他の回路とは接続
しない予備のセル(以下、予備セルという)を、再設計
用として初期設計HDL記述102に、ゲートレベルの
記述で組み込み、レイアウト上無作為に配置しておく。
配置配線ツールでは、セルを100%敷き詰めて配置す
ると配線が不可能になるため、やや隙間をあけてセルを
配置する。予備セルは、チップ面積を増やさぬように前
記隙間を利用して設けるように配置する。
【0022】論理回路を再設計するにあたり、HDL記
述102と再設計されたHDL記述103を論理記述比
較処理104にて比較し、再設計されたHDL記述10
3を、変更のあったHDL記述部分105と変更のなか
ったHDL記述部分106とに分類する。
【0023】次に、変更のあったHDL記述部分105
と変更のなかったHDL記述部分106とをもとに、初
期設計ゲートレベル・ネットリスト107から、ネット
リスト切り出し処理108にて、変更が不要なネットリ
スト109と変更が必要なネットリスト110と予備セ
ル111とに分類する。
【0024】次に、変更が必要なネットリスト110を
構成するセルと予備セル111とを、再使用可能なセル
として抽出する。この再使用可能セルだけを使って、回
路生成/最適化処理114にて、変更されたHDL記述
部分106だけに対して、回路を合成し最適化をして、
変更部分のネットリスト115を得る。
【0025】最後に、この変更部分のネットリスト11
5と、変更が不要なネットリスト109とを、ネット結
合処理116で結合して、最終目的の再設計されたゲー
トレベル・ネットリストを得る。
【0026】具体例を図2(a)、(b)を用いて説明
する。図2(a)に示すように、回路203、205が
インバータ204で接続されている回路が初期設計で生
成され、予備セルとして3入力NAND201とリセッ
ト付きD−FF202とが配置されているものとする。
そして、論理上の不具合を修正するために、インバータ
204の入力を、別の信号とNANDをとった後、D−
FFで同期をとって回路205へ入力するように変更す
る場合を考える。
【0027】本発明の論理合成101では、まず、HD
L記述比較処理104とネットリスト切り出し処理10
8とにより、回路203、204を変更が不要なネット
リストと判断する。
【0028】次に、セル情報抽出処理112にて、イン
バータ204と予備セルの3入力NAND201とリセ
ット付きD−FF202とを再利用可能なセルと判断す
る。さらに、この2つのセルを使って、回路生成/最適
化処理114により、上述したような論理の修正を施し
た回路を合成する。
【0029】その結果、図7(b)に示すように、新た
に3入力NAND201を2入力NANDとして使用
し、リセット付きD−FF202をリセットなしのD−
FFとして利用し、インバータ204を切り離した回路
が構成される。つまり、初期設計で生成された回路に対
して配線の変更のみにより所望の回路を実現する。
【0030】図3は、本発明の論理合成手法を用いた場
合の、初期設計から試作、再設計、再試作を経て製品開
発が完了するまでのフロー図である。
【0031】まず、初期設計の完了したHDL記述(予
備セルを含む)102を論理合成301でゲートレベル
の回路に変換し、セルの配置302を行う。この際、予
備セルを無作為に配置しておく。配置後、配線303を
行って初期レイアウトを完了した後、マスク作成304
で試作に必要なレチクルを作成する。
【0032】その後、試作:拡散工程305と試作:配
線工程306を経て、初期試作が完了してサンプルを入
手する。機能評価307で、機能的な不具合が見いださ
れたり、初期設計に対する仕様変更が生じた場合は、以
下の再設計、再試作となる。
【0033】再設計となると、HDL記述再設計308
でHDL記述の不具合を修正し、あるいは仕様変更をH
DL記述に反映させ、論理合成101で再設計されたH
DL記述103をゲートレベルの回路に変換する。合成
が完了すると、再配線309で再レイアウトした後、マ
スク作成310で再試作に必要なレチクルを作成する。
【0034】その後、再び、試作:配線工程306を経
て、再試作が完了してサンプルを入手する。機能評価3
07が完了した段階で仕様に変更がなく、機能的にも問
題がなくなるまで、HDL記述再設計308から機能評
価307のループを繰り返す。
【0035】この図3に示すフローから明らかなよう
に、本発明の論理合成法を用いれば、再設計後の再試作
において、拡散工程まで戻る必要がなくなる。初期試作
の際に、配線工程前で試作を中断したウェハーを保存し
ておけば、配線工程だけで再試作を完了することができ
る。このため、再試作に要する期間を従来の2、3ケ月
から2週間程度の約1/4に短縮することが可能とな
る。
【0036】(実施形態2)図4は、本発明の実施形態
2に係る回路設計工程における再設計のフローである。
実施形態2は、実施形態1と比べて、セル情報抽出処理
402の実行時に、初期設計での配置情報をもとに、互
いに近傍に配置されていることという条件で再利用可能
なセルを抽出しているところが異なる。
【0037】再設計を要する回路を構成していたセル
は、初期配置の段階で互いに近い位置に配置されている
が、予備セルはチップ全体に散在している。無作為に選
んだ予備セルと、再設計を要する回路を構成していたセ
ルとで、回路を再構成した場合は、配線が長くなり、タ
イミング制約を満たせない可能性がある。
【0038】そこで、再設計を要する回路を構成してい
たセルと、それらのセルから一定距離内にある予備セル
を、初期設計配置情報をもとに選び出し、これらのセル
だけを使って、所望の論理を合成するのである。
【0039】図5は、本発明の実施形態2における初期
設計から試作、再設計、再試作を経て製品開発が完了す
るまでのフロー図である。基本的には実施形態1のフロ
ーと同じであるが、配置302後にセルの配置情報40
1を抽出し、セル情報抽出処理402で、再設計を要す
る回路を構成していたセルと、それらのセルから一定距
離内にある予備セルだけを、使用可能セルとして抽出し
ている。
【0040】本実施形態2によれば、互いに近傍に配置
されたセルだけで論理合成することにより、タイミング
制約を満たし、かつ、配線工程だけの再試作で所望の回
路が実現できるという利点がある。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路を再設計する際、再設計を要する回路を構成していた
セルと、それらのセルから一定距離内にある予備セルと
を、初期設計配置情報をもとに選び出し、これらのセル
だけを使って、所望の論理を合成することにより、タイ
ミング制約を満たしつつ、再設計後の再試作において、
拡散工程まで戻る必要がなくなり、回路の設計作業の効
率化を実現することができる。
【0042】さらに初期試作の際に、配線工程前で試作
を中断したウェハーを保存しておけば、配線工程だけで
再試作を完了することができる。
【0043】以上のように本発明によれば、再試作に要
する期間を従来の2、3ケ月から2週間程度の約1/4
に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る回路設計工程におけ
る再設計のフローを示す図である。
【図2】(a)は、初期設計の回路の例を示す図、
(b)は、本発明により再設計された回路の例を示す図
である。
【図3】本発明の実施形態1における製品開発全体のフ
ローを示す図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る回路設計工程におけ
る再設計のフローを示す図である。
【図5】本発明の実施形態2における製品開発全体のフ
ローを示す図である。
【図6】従来例による回路設計工程における再設計のフ
ローを示す図である。
【図7】(a)は、従来例における初期設計の回路の例
を示す図、(b)は、従来例により再設計された回路の
例を示す図である。
【図8】従来例における製品開発全体のフローを示す図
である。
【符号の説明】 101 本発明の論理合成 102 初期設計によるHDL記述(ゲートレベルの予
備セルを含む) 103,601 再設計されたHDL記述 104 HDL記述を比較処理する過程 105 変更のなかったHDL記述部分 106 変更のあったHDL記述部分 107 初期設計によるゲートレベルのネットリスト 108 ネットリストを切り出し処理する過程 109 変更が不要なゲートレベルのネットリスト 110 変更が必要なゲートレベルのネットリスト 111 予備セル 112,402 合成に使用可能なセル情報を抽出処理
する過程 113,403 論理合成に使用可能なセル 114,604 回路生成と最適化処理の過程 115,404 合成された変更部分のゲートレベルの
ネットリスト 116 ゲートレベルのネットリストを結合処理する過
程 117,405,605 再設計後のゲートレベルのネ
ットリスト 201 3入力NAND 202 リセット付きD−FF 203,205 変更の必要のない回路 204 インバータ 301 初期設計での論理合成 302 初期設計でのセル配置 303 初期設計でのセル配線 304 初期設計でのマスク作成 305 試作の拡散工程 306 試作の配線工程 307 機能評価 308 HDL記述の再設計 309 再設計でのセル配線 310 再設計でのマスク作成 401 初期設計でのセル配置情報 602 論理合成用ライブラリ 603 従来の論理合成 701 2入力NAND 702 リセットなしのD−FF 801 初期設計によるHDL記述(ゲートレベルの予
備セルを含まない) 802 再設計でのセル配置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路を再設計する際、再設計を要する回
    路を構成していたセルと、未使用の予備セルとを初期設
    計配置情報をもとに選出し、 これらのセルを使用して所望の論理を合成することを特
    徴とする半導体集積回路の論理合成方法。
  2. 【請求項2】 前記未使用の予備セルの選出しに、配線
    距離の制限を加え、タイミング制約を充足することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の論理合成方
    法。
  3. 【請求項3】 論理記述比較処理過程と、ネットリスト
    切り出し処理過程と、セル情報抽出処理過程と、回路生
    成/最適化処理過程と、ネット結合処理過程とを有し、
    論理回路の再設計を行う半導体集積回路の論理合成方法
    であって、 論理記述比較処理過程は、初期設計のHDL記述と再設
    計されたHDL記述を比較し、再設計されたHDL記述
    を、変更のあったHDL記述部分と変更の無かったHD
    L記述部分とに分類する処理であり、 ネットリスト切り出し処理過程は、初期設計ゲートレベ
    ル・ネットリストから、変更のあったHDL記述部分と
    変更のなかったHDL記述部分とを使って、変更が不要
    なネットリストと変更がネットリストと予備セルを切り
    出す処理であり、 セル情報抽出処理過程は、変更が必要なネットリストと
    予備セルから、再論理合成で使えるセルを抽出する処理
    であり、 回路生成/最適化処理過程は、上述の使用可能セルだけ
    を使って、論理記述比較処理過程の出力する変更された
    HDL記述部分だけに対して、ネットリストを合成する
    処理であり、 ネット結合処理過程は、上述の再合成されたネットリス
    トと、上述のネットリスト切り出し処理過程の出力であ
    る変更が不要なネットリストとを結合して、最終目的の
    再設計されたゲートレベル・ネットリストを出力する処
    理を行うものであることを特徴とする半導体集積回路の
    論理合成方法。
  4. 【請求項4】 前記セル情報抽出処理過程は、初期設計
    配置情報をもとに使用可能なセルの抽出に制限を加えて
    抽出処理を行うものであることを特徴とする請求項3に
    記載の半導体集積回路の論理合成方法。
  5. 【請求項5】 セルと、予備セルとを有し、回路設計用
    として使用する論理合成用チップであって、 前記セルは、設計する回路を構成するためのものであ
    り、 前記予備セルは、初期設計係に行われる再設計時に論理
    回路を合成するために使用されるものであり、 これらのセルは、チップ上に混在して配置されるもので
    あることを特徴とする論理合成用チップ。
  6. 【請求項6】 前記予備セルは、配線用の隙間を利用し
    て設けられるものであることを特徴とする請求項5に記
    載の論理合成用チップ。
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