JPH1174458A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH1174458A JPH1174458A JP23345697A JP23345697A JPH1174458A JP H1174458 A JPH1174458 A JP H1174458A JP 23345697 A JP23345697 A JP 23345697A JP 23345697 A JP23345697 A JP 23345697A JP H1174458 A JPH1174458 A JP H1174458A
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- Japan
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- semiconductor device
- tin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 TiCl4 及びNH3 を用いたCVD法によ
り、構造元素としてOを含む誘電体製のキャパシタのT
a2 O5 等の電極にTiNを成膜する際、Ta2O5 等
とTiNとの界面での反応を防ぐために、ステップカバ
レッジの優れた成膜方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1上にキャパシタを形成す
るとき、構成元素としてOを含む誘電体製のキャパシタ
のTa2 O5 5等の電極に、まず、原料ガスとしてTi
Cl4 及びNH3 を、構成元素としてOを含むガスをそ
れぞれ用いたCVD法によりTiON7を成膜する。次
に、TiON7上に、原料ガスとしてTiCl4 及びN
H3 を用いたCVD法によりTiN8を成膜する。
り、構造元素としてOを含む誘電体製のキャパシタのT
a2 O5 等の電極にTiNを成膜する際、Ta2O5 等
とTiNとの界面での反応を防ぐために、ステップカバ
レッジの優れた成膜方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1上にキャパシタを形成す
るとき、構成元素としてOを含む誘電体製のキャパシタ
のTa2 O5 5等の電極に、まず、原料ガスとしてTi
Cl4 及びNH3 を、構成元素としてOを含むガスをそ
れぞれ用いたCVD法によりTiON7を成膜する。次
に、TiON7上に、原料ガスとしてTiCl4 及びN
H3 を用いたCVD法によりTiN8を成膜する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法において、キャパシタの電極をTiCl4 と
NH3 を用いたCVD−TiNで形成することに関する
ものである。
の製造方法において、キャパシタの電極をTiCl4 と
NH3 を用いたCVD−TiNで形成することに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】デバイスの微細化及び高集積化に伴い、
デバイスの横方向の設計サイズは縮小化が進む。しか
し、キャパシタのサイズを縮小化すると、蓄積電荷容量
QはQ=ε0 ε・s/t(ε0 :真空透磁率、ε:透磁
率、t:電極間距離、s:電極面積)で表わされるよう
に、面積の縮小化とともに容量が減少する。このため、
デバイスの動作に必要な容量を確保するために、従来の
プレート型と呼ばれる二次元的な構造から、三次元的な
立体構造にして表面積を増加し、容量を確保してきた。
しかし、デバイスの縮小化がさらに進むと、表面積の増
加のみでは容量の確保が難しくなってきており、また、
構造の複雑化はその後の、層間膜の平坦化等にも悪影響
を及ぼす。そこで、これに変わる解決方法として、従来
電極間材料として用いられてきた窒化膜よりも高い誘電
率を有する強誘電体材料を用いたキャパシタ形成技術が
近年研究されてきている。
デバイスの横方向の設計サイズは縮小化が進む。しか
し、キャパシタのサイズを縮小化すると、蓄積電荷容量
QはQ=ε0 ε・s/t(ε0 :真空透磁率、ε:透磁
率、t:電極間距離、s:電極面積)で表わされるよう
に、面積の縮小化とともに容量が減少する。このため、
デバイスの動作に必要な容量を確保するために、従来の
プレート型と呼ばれる二次元的な構造から、三次元的な
立体構造にして表面積を増加し、容量を確保してきた。
しかし、デバイスの縮小化がさらに進むと、表面積の増
加のみでは容量の確保が難しくなってきており、また、
構造の複雑化はその後の、層間膜の平坦化等にも悪影響
を及ぼす。そこで、これに変わる解決方法として、従来
電極間材料として用いられてきた窒化膜よりも高い誘電
率を有する強誘電体材料を用いたキャパシタ形成技術が
近年研究されてきている。
【0003】強誘電体材料の代表例としては、図3に示
すように、Ta2 O5 5を用いたキャパシタ形成技術を
挙げることができる。シリコン基板1上に層間絶縁膜2
を堆積し、リソグラフィによるレジストパターン形成
後、ドライエッチングにより拡散層領域上にキャパシタ
用コンタクト孔3を形成する。レジスト剥離後、CVD
法によりリンをドープしたポリシリコン4を成膜し、リ
ソグラフィとドライエッチングによりコンタクトプラグ
と下部電極を形成する。この場合、上部電極材料として
はTiN6が用いられている。従来、このTiN成膜方
法としては反応性スパッタ法が広く用いられてきた。し
かし、スパッタ法はステップカバレッジに乏しく、ま
た、スパッタ粒子に対して影になる部分では、シャドー
イング効果と呼ばれる現象が起こり、TiNの成膜がで
きないなどの問題を有する。そこで、スパッタ法にかわ
るTiN成膜方法として、カバレッジが優れ全面成膜が
可能なCVD法によるTiN成膜が検討されている。
すように、Ta2 O5 5を用いたキャパシタ形成技術を
挙げることができる。シリコン基板1上に層間絶縁膜2
を堆積し、リソグラフィによるレジストパターン形成
後、ドライエッチングにより拡散層領域上にキャパシタ
用コンタクト孔3を形成する。レジスト剥離後、CVD
法によりリンをドープしたポリシリコン4を成膜し、リ
ソグラフィとドライエッチングによりコンタクトプラグ
と下部電極を形成する。この場合、上部電極材料として
はTiN6が用いられている。従来、このTiN成膜方
法としては反応性スパッタ法が広く用いられてきた。し
かし、スパッタ法はステップカバレッジに乏しく、ま
た、スパッタ粒子に対して影になる部分では、シャドー
イング効果と呼ばれる現象が起こり、TiNの成膜がで
きないなどの問題を有する。そこで、スパッタ法にかわ
るTiN成膜方法として、カバレッジが優れ全面成膜が
可能なCVD法によるTiN成膜が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】代表的なCVDによる
TiN成膜方法としては、TiCl4 とNH3 を用いた
LPCVD法が広く検討されている。スパッタ法とこの
LPCVD法を比較すると、例えば、これらの技術を用
いて、コンタクトのバリヤメタルに形成した場合、アス
ペクト比5のコンタクトでもLPCVD法ならば100
%のカバレッジを得ることができる。これに対しスパッ
タ法では10%以下のカバレッジしか得られない。ま
た、LPCVD法は表面反応律速で成膜が進むため、パ
ターン形状によらない全面成膜が可能である。
TiN成膜方法としては、TiCl4 とNH3 を用いた
LPCVD法が広く検討されている。スパッタ法とこの
LPCVD法を比較すると、例えば、これらの技術を用
いて、コンタクトのバリヤメタルに形成した場合、アス
ペクト比5のコンタクトでもLPCVD法ならば100
%のカバレッジを得ることができる。これに対しスパッ
タ法では10%以下のカバレッジしか得られない。ま
た、LPCVD法は表面反応律速で成膜が進むため、パ
ターン形状によらない全面成膜が可能である。
【0005】しかし、TiCl4 とNH3 を用いて成膜
したTiNをTa2 O5 の上部電極に用いた場合、Ti
N膜中の残留ClやTiN膜自身とTa2 O5 が反応す
ることにより、容量が減少したり、耐圧が劣化するなど
特性の劣化につながるという問題が生じる。この問題に
ついては、Myoung−Bum Lee,Hyeon
−Deok Lee,Byung−Lyul Par
k,U−In Chung,Young−Bum Ko
h and Moon−Yong Lee,Inter
national Electron Devices
MeetingTechnical Digest
1996,IEEE,pp.683−686に記載され
ている。
したTiNをTa2 O5 の上部電極に用いた場合、Ti
N膜中の残留ClやTiN膜自身とTa2 O5 が反応す
ることにより、容量が減少したり、耐圧が劣化するなど
特性の劣化につながるという問題が生じる。この問題に
ついては、Myoung−Bum Lee,Hyeon
−Deok Lee,Byung−Lyul Par
k,U−In Chung,Young−Bum Ko
h and Moon−Yong Lee,Inter
national Electron Devices
MeetingTechnical Digest
1996,IEEE,pp.683−686に記載され
ている。
【0006】前述の問題を解決するためには、Ta2 O
5 とTiNの界面での反応を防ぐことが重要となってく
る。しかし、TiとO、Cl又はNの結合エネルギーを
比較するとTi−O>Ti−Cl≧Ti−Nの順序とな
り、TiはOと最も容易に結合しやすい。このため、T
iNの結合が切れている最表面部では特に酸化が起こり
やすく、酸化物であるTa2 O5 と界面で容易に反応が
起こってしまう。
5 とTiNの界面での反応を防ぐことが重要となってく
る。しかし、TiとO、Cl又はNの結合エネルギーを
比較するとTi−O>Ti−Cl≧Ti−Nの順序とな
り、TiはOと最も容易に結合しやすい。このため、T
iNの結合が切れている最表面部では特に酸化が起こり
やすく、酸化物であるTa2 O5 と界面で容易に反応が
起こってしまう。
【0007】本発明の目的は、半導体装置の製造方法に
おいて、TiCl4 及びNH3 を用いたCVD法によ
り、構成元素としてOを含む誘電体製のキャパシタのT
a2 O5 等の電極にTiNを成膜する際、Ta2 O5 等
とTiNとの界面での反応を防ぐために、ステップカバ
レッジの優れた成膜方法を提供することである。
おいて、TiCl4 及びNH3 を用いたCVD法によ
り、構成元素としてOを含む誘電体製のキャパシタのT
a2 O5 等の電極にTiNを成膜する際、Ta2 O5 等
とTiNとの界面での反応を防ぐために、ステップカバ
レッジの優れた成膜方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
決するため、次の手段を採用する。
【0009】(1)構成元素としてOを含む誘電体製の
キャパシタの電極に、原料ガスとしてTiCl4 及びN
H3 を、構成元素としてOを含むガスをそれぞれ用いた
CVD法により成膜したTiON膜と、原料ガスとして
TiCl4 及びNH3 を用いたCVD法により成膜した
TiN膜とを、二層構造として用いる半導体装置の製造
方法。
キャパシタの電極に、原料ガスとしてTiCl4 及びN
H3 を、構成元素としてOを含むガスをそれぞれ用いた
CVD法により成膜したTiON膜と、原料ガスとして
TiCl4 及びNH3 を用いたCVD法により成膜した
TiN膜とを、二層構造として用いる半導体装置の製造
方法。
【0010】(2)前記電極の材料としてTa2 O5 を
用いる前記(1)記載の半導体装置の製造方法。
用いる前記(1)記載の半導体装置の製造方法。
【0011】(3)前記構成元素としてOを含むガスと
して、H2 O、O2 又はN2 Oを用いる前記(1)記載
の半導体装置の製造方法。
して、H2 O、O2 又はN2 Oを用いる前記(1)記載
の半導体装置の製造方法。
【0012】(4)前記(1)記載の半導体装置の製造
方法において、前記TiON膜に代えて、TiCl4 と
構成元素としてOを含むガスとの反応により生成される
TiO2 膜を成膜する半導体装置の製造方法。
方法において、前記TiON膜に代えて、TiCl4 と
構成元素としてOを含むガスとの反応により生成される
TiO2 膜を成膜する半導体装置の製造方法。
【0013】(5)構成元素としてOを含む誘電体製の
キャパシタの電極に、原料ガスとしてTiCl4 及びN
H3 を、構成元素としてOを含むガスをそれぞれ用いた
CVD法によりTiON膜と、原料ガスとしてTiCl
4 及びNH3 を用いたCVD法によりTiN膜とを、二
層構造に成膜するために、成膜室内に原料ガスとしてT
iCl4 及びNH3 を、構成元素としてOを含むガスを
それぞれ供給できる半導体装置。
キャパシタの電極に、原料ガスとしてTiCl4 及びN
H3 を、構成元素としてOを含むガスをそれぞれ用いた
CVD法によりTiON膜と、原料ガスとしてTiCl
4 及びNH3 を用いたCVD法によりTiN膜とを、二
層構造に成膜するために、成膜室内に原料ガスとしてT
iCl4 及びNH3 を、構成元素としてOを含むガスを
それぞれ供給できる半導体装置。
【0014】(6)前記構成元素としてOを含むガスと
して、H2 O、O2 又はN2 Oを用いる前記(5)記載
の半導体装置。
して、H2 O、O2 又はN2 Oを用いる前記(5)記載
の半導体装置。
【0015】
【作用】TiCl4 とNH3 が反応する場合、その反応
式は式1に示すとおりとなり、通常600℃以上の成膜
温度が必要とされる。これに対しTiCl4 とH2 Oは
常温でも容易に反応が起こり、式2に示すようにTiO
2 とHClが形成される。従って、TiN成膜の際、微
小量のH2 Oを添加することにより、容易にTiON膜
が形成される。このようにしてTa2 O5 とTiNの界
面にあらかじめOを含んだTiON膜を成膜すること
で、Ta2 O5 膜とTiN膜を防ぐことができ、Ta2
O5 膜の還元を抑制できる。また、H2 Oを添加するこ
とで、TiCl4 の分解反応が進むため、TiON膜中
の残留Cl濃度は通常のTiN膜より少なくなり、残留
Clによる影響も抑制することができる。
式は式1に示すとおりとなり、通常600℃以上の成膜
温度が必要とされる。これに対しTiCl4 とH2 Oは
常温でも容易に反応が起こり、式2に示すようにTiO
2 とHClが形成される。従って、TiN成膜の際、微
小量のH2 Oを添加することにより、容易にTiON膜
が形成される。このようにしてTa2 O5 とTiNの界
面にあらかじめOを含んだTiON膜を成膜すること
で、Ta2 O5 膜とTiN膜を防ぐことができ、Ta2
O5 膜の還元を抑制できる。また、H2 Oを添加するこ
とで、TiCl4 の分解反応が進むため、TiON膜中
の残留Cl濃度は通常のTiN膜より少なくなり、残留
Clによる影響も抑制することができる。
【0016】 6TiCl4 +8NH3 →6TiN+24HCl+N2 (式1) TiCl4 +2H2 O→TiO2 +4HCl (式2)
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態については実
施例の項で詳細に説明する。
施例の項で詳細に説明する。
【0018】
【実施例】以下に本発明の第1実施例を説明する。ま
ず、図1(a)に示したように、シリコン基板1上に層
間絶縁膜2を1.0μm堆積し、リソグラフィによるレ
ジストパターン形成後、ドライエッチングにより拡散層
領域上に直径0.3μmのキャパシタ用コンタクト孔3
を形成する。レジスト剥離後、CVD法によりリンをド
ープしたポリシリコン4を成膜し、リソグラフィとドラ
イエッチングによりコンタクトプラグと下部電極を形成
する。次に図1(b)に示したように、Ta2O5 5を
30nm成膜する。その後TiN8/TiON7積層膜
を成膜する。TiN8/TiON7成膜方法は、LPC
VD装置を用いて連続成膜を行なった。まず始めに成膜
温度650℃、成膜圧力20Torr、TiCl4 =4
0sccm、NH3 =60sccm、H2 O=0.5s
ccmの条件でTiONを10nm成膜する。次に、同
一成膜室内において、同一成膜温度、圧力で、ガス流量
をTiCl4 =40sccm、NH3 =60sccmと
し、TiNを40nm成膜する。さらにこの場合、同一
成膜室内において、NH3 =3000sccmの条件で
30秒間アニールを行ない、TiN膜中のClの脱離を
促した。次にリソグラフィによるレジストパターン形成
後、TiN/TiON/Ta2 O5 をドライエッチング
で加工し、キャパシタを形成した。
ず、図1(a)に示したように、シリコン基板1上に層
間絶縁膜2を1.0μm堆積し、リソグラフィによるレ
ジストパターン形成後、ドライエッチングにより拡散層
領域上に直径0.3μmのキャパシタ用コンタクト孔3
を形成する。レジスト剥離後、CVD法によりリンをド
ープしたポリシリコン4を成膜し、リソグラフィとドラ
イエッチングによりコンタクトプラグと下部電極を形成
する。次に図1(b)に示したように、Ta2O5 5を
30nm成膜する。その後TiN8/TiON7積層膜
を成膜する。TiN8/TiON7成膜方法は、LPC
VD装置を用いて連続成膜を行なった。まず始めに成膜
温度650℃、成膜圧力20Torr、TiCl4 =4
0sccm、NH3 =60sccm、H2 O=0.5s
ccmの条件でTiONを10nm成膜する。次に、同
一成膜室内において、同一成膜温度、圧力で、ガス流量
をTiCl4 =40sccm、NH3 =60sccmと
し、TiNを40nm成膜する。さらにこの場合、同一
成膜室内において、NH3 =3000sccmの条件で
30秒間アニールを行ない、TiN膜中のClの脱離を
促した。次にリソグラフィによるレジストパターン形成
後、TiN/TiON/Ta2 O5 をドライエッチング
で加工し、キャパシタを形成した。
【0019】次に、下部電極にもTiNを用いた本発明
の第2実施例を説明する。図2に示したように、キャパ
シタ用コンタクト孔を開口後、コンタクト抵抗低減のた
め、CVD法によりTiSi2 9をキャパシタ用コンタ
クト孔の底部に成膜する。その後、TiON7/TiN
8を成膜する。この場合は、まず始めにTiN8を20
0nm成膜し、その上にTiON7を10nm成膜す
る。成膜方法は、第1実施例と同様である。その次に、
リソグラフィとドライエッチングによりキャパシタの下
部電極を形成する。さらにその上にTa2 O5 5を30
nm成膜し、再度TiN8/TiON7を成膜する。成
膜方法及び膜厚は第1実施例と同じで、それから、リソ
グラフィとドライエッチングにより、TiN/TiON
/Ta2 O5 のエッチングを行なった。
の第2実施例を説明する。図2に示したように、キャパ
シタ用コンタクト孔を開口後、コンタクト抵抗低減のた
め、CVD法によりTiSi2 9をキャパシタ用コンタ
クト孔の底部に成膜する。その後、TiON7/TiN
8を成膜する。この場合は、まず始めにTiN8を20
0nm成膜し、その上にTiON7を10nm成膜す
る。成膜方法は、第1実施例と同様である。その次に、
リソグラフィとドライエッチングによりキャパシタの下
部電極を形成する。さらにその上にTa2 O5 5を30
nm成膜し、再度TiN8/TiON7を成膜する。成
膜方法及び膜厚は第1実施例と同じで、それから、リソ
グラフィとドライエッチングにより、TiN/TiON
/Ta2 O5 のエッチングを行なった。
【0020】ここではOを含む誘導体材料をTa2 O5
としたが、その他の誘電体材料としてBaTiO3 、S
rTiO3 、PbZrTiO3 又はSrBi2 Ta2 O
9 などを用いることもできる。また、同様にここでは、
構成元素としてOを含むTiON成膜ガスとしてH2 O
を用いたが、代わりにO2 やN2 Oなどを用いることも
できる。
としたが、その他の誘電体材料としてBaTiO3 、S
rTiO3 、PbZrTiO3 又はSrBi2 Ta2 O
9 などを用いることもできる。また、同様にここでは、
構成元素としてOを含むTiON成膜ガスとしてH2 O
を用いたが、代わりにO2 やN2 Oなどを用いることも
できる。
【0021】さらに、TiON膜に代えて、TiCl4
と構成元素としてOを含むガスとの反応により生成され
るTiO2 膜を用いることもできる。
と構成元素としてOを含むガスとの反応により生成され
るTiO2 膜を用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、Ta2 O5 等の上部電極としてTiCl4 とNH3
を用いたCVD方法によりTiNを成膜する際、Ta2
O5 等とTiNとの界面での反応のないステップカバレ
ッジの優れたTiNを成膜することができる。
ば、Ta2 O5 等の上部電極としてTiCl4 とNH3
を用いたCVD方法によりTiNを成膜する際、Ta2
O5 等とTiNとの界面での反応のないステップカバレ
ッジの優れたTiNを成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の半導体装置の製造方法の
断面図であり、(a)は第1工程、(b)は第2工程
を、それぞれ示す。
断面図であり、(a)は第1工程、(b)は第2工程
を、それぞれ示す。
【図2】本発明の第2実施例の半導体装置の製造方法の
断面図である。
断面図である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法の断面図である。
1 シリコン基板 2 絶縁膜層 3 コンタクト孔 4 リンをドープしたポリシリコン 5 Ta2 O5 6 TiN 7 TiON 8 TiN 9 TiSi2
Claims (6)
- 【請求項1】 構成元素としてOを含む誘電体製のキャ
パシタの電極に、原料ガスとしてTiCl4 及びNH3
を、構成元素としてOを含むガスをそれぞれ用いたCV
D法により成膜したTiON膜と、原料ガスとしてTi
Cl4 及びNH3 を用いたCVD法により成膜したTi
N膜とを、二層構造として用いることを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記電極の材料としてTa2 O5 を用い
ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 前記構成元素としてOを含むガスとし
て、H2 O、O2 又はN2 Oを用いることを特徴とする
請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、前記TiON膜に代えて、TiCl4 と構成元
素としてOを含むガスとの反応により生成されるTiO
2 膜を成膜することを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項5】 構成元素としてOを含む誘電体製のキャ
パシタの電極に、原料ガスとしてTiCl4 及びNH3
を、構成元素としてOを含むガスをそれぞれ用いたCV
D法によりTiON膜と、原料ガスとしてTiCl4 及
びNH3 を用いたCVD法によりTiN膜とを、二層構
造に成膜するために、成膜室内に原料ガスとしてTiC
l4 及びNH3 を、構成元素としてOを含むガスをそれ
ぞれ供給できることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 前記構成元素としてOを含むガスとし
て、H2 O、O2 又はN2 Oを用いることを特徴とする
請求項5記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09233456A JP3082840B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09233456A JP3082840B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1174458A true JPH1174458A (ja) | 1999-03-16 |
JP3082840B2 JP3082840B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=16955327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09233456A Expired - Fee Related JP3082840B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082840B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001036031A (ja) * | 1999-06-25 | 2001-02-09 | Hyundai Electronics Ind Co Ltd | 半導体メモリ素子のキャパシタ及びその製造方法 |
JP2001156024A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-06-08 | Tokyo Electron Ltd | TiN系薄膜およびその成膜方法、成膜装置、TiN系薄膜を含む膜構造体およびその製造方法、ならびに半導体装置 |
KR100321178B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2002-03-18 | 박종섭 | TaON박막을 갖는 커패시터 제조방법 |
US6436820B1 (en) | 2000-02-03 | 2002-08-20 | Applied Materials, Inc | Method for the CVD deposition of a low residual halogen content multi-layered titanium nitride film having a combined thickness greater than 1000 Å |
US6482477B1 (en) * | 2000-11-28 | 2002-11-19 | Tokyo Electron Limited | Method for pretreating dielectric layers to enhance the adhesion of CVD metal layers thereto |
US6762090B2 (en) | 2001-09-13 | 2004-07-13 | Hynix Semiconductor Inc. | Method for fabricating a capacitor |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP09233456A patent/JP3082840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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