JPH1173521A - テクスチャ記録方法 - Google Patents
テクスチャ記録方法Info
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- JPH1173521A JPH1173521A JP9234992A JP23499297A JPH1173521A JP H1173521 A JPH1173521 A JP H1173521A JP 9234992 A JP9234992 A JP 9234992A JP 23499297 A JP23499297 A JP 23499297A JP H1173521 A JPH1173521 A JP H1173521A
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Image Generation (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より少ないデータ量でテクスチャの画像を記
録すること。 【解決手段】 複数のテクスチャの画像を含むテクスチ
ャ記録画像28をメモリに記録することにより、それら
複数のテクスチャの画像をメモリに記録するテクスチャ
記録方法であって、テクスチャ記録画像28における前
記複数のテクスチャの画像の占有領域以外の領域を少な
くするよう、各テクスチャの形状情報に基づいてテクス
チャの画像をテクスチャ記録画像28上に配置する。
録すること。 【解決手段】 複数のテクスチャの画像を含むテクスチ
ャ記録画像28をメモリに記録することにより、それら
複数のテクスチャの画像をメモリに記録するテクスチャ
記録方法であって、テクスチャ記録画像28における前
記複数のテクスチャの画像の占有領域以外の領域を少な
くするよう、各テクスチャの形状情報に基づいてテクス
チャの画像をテクスチャ記録画像28上に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテクスチャ記録方法
及び情報記録媒体に関し、特に、テクスチャ画像を少容
量のメモリに格納するための技術に関する。
及び情報記録媒体に関し、特に、テクスチャ画像を少容
量のメモリに格納するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】リアリティのある立体コンピュータグラ
フィック画像を簡易に生成する方法としてテクスチャマ
ッピング技術が知られている。ここでテクスチャとは物
体表面に表れる模様をいう。かかる技術を用いた画像合
成装置では、扱う立体の形状データとその立体表面の模
様データであるテクスチャ画像データとが別々に扱われ
る。すなわち、こうした画像合成装置では、まず、形状
データに基づいてメモリ空間内に構築された仮想三次元
空間内に立体形状が仮配置され、その後、この立体の表
面にテクスチャ画像がマッピングされる。
フィック画像を簡易に生成する方法としてテクスチャマ
ッピング技術が知られている。ここでテクスチャとは物
体表面に表れる模様をいう。かかる技術を用いた画像合
成装置では、扱う立体の形状データとその立体表面の模
様データであるテクスチャ画像データとが別々に扱われ
る。すなわち、こうした画像合成装置では、まず、形状
データに基づいてメモリ空間内に構築された仮想三次元
空間内に立体形状が仮配置され、その後、この立体の表
面にテクスチャ画像がマッピングされる。
【0003】ところで、かかるテクスチャマッピング技
術で用いるテクスチャの画像は、コンピュータグラフィ
ックの手法を用いて模様を人為的に生成する、ないしは
写真画像を元に生成する、ことによって得られる。そし
て、こうして得られた多数のテクスチャの画像は、比較
的少数のテクスチャ記録画像上に配置され、さらにその
テクスチャ記録画像に圧縮処理が施されてディスク装置
等に格納される。
術で用いるテクスチャの画像は、コンピュータグラフィ
ックの手法を用いて模様を人為的に生成する、ないしは
写真画像を元に生成する、ことによって得られる。そし
て、こうして得られた多数のテクスチャの画像は、比較
的少数のテクスチャ記録画像上に配置され、さらにその
テクスチャ記録画像に圧縮処理が施されてディスク装置
等に格納される。
【0004】そして、このテクスチャの画像をテクスチ
ャマッピングに用いる場合には、ディスク装置から圧縮
済みのテクスチャ記録画像が読み出され、それが解凍さ
れて画像処理ボード内のメモリに展開される。こうし
て、そのメモリ上のテクスチャ記録画像から必要なテク
スチャの画像部分が抽出され、それが適宜モデリング対
象である立体にマッピングされる。
ャマッピングに用いる場合には、ディスク装置から圧縮
済みのテクスチャ記録画像が読み出され、それが解凍さ
れて画像処理ボード内のメモリに展開される。こうし
て、そのメモリ上のテクスチャ記録画像から必要なテク
スチャの画像部分が抽出され、それが適宜モデリング対
象である立体にマッピングされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記画
像処理ボードにおいてはテクスチャを表すテクスチャ記
録画像を展開するためのメモリの容量は有限である。こ
のため、このメモリに展開されたテクスチャ記録画像に
含まれていないテクスチャの画像をテクスチャマッピン
グに用いる場合には、ディスク装置等からその必要なテ
クスチャの画像を含む他のテクスチャ記録画像を別途読
み出し、新たに画像処理ボード内のメモリに展開し直さ
なければならない。したがって、テクスチャマッピング
を用いた画像処理において、その処理を高速化するため
には、できるだけ一つのテクスチャ記録画像に多くのテ
クスチャの画像を含めておく必要がある。
像処理ボードにおいてはテクスチャを表すテクスチャ記
録画像を展開するためのメモリの容量は有限である。こ
のため、このメモリに展開されたテクスチャ記録画像に
含まれていないテクスチャの画像をテクスチャマッピン
グに用いる場合には、ディスク装置等からその必要なテ
クスチャの画像を含む他のテクスチャ記録画像を別途読
み出し、新たに画像処理ボード内のメモリに展開し直さ
なければならない。したがって、テクスチャマッピング
を用いた画像処理において、その処理を高速化するため
には、できるだけ一つのテクスチャ記録画像に多くのテ
クスチャの画像を含めておく必要がある。
【0006】また、上述のような画像処理ボードを用い
ない場合であっても、テクスチャの画像をより少量のデ
ータとして保持することができれば、記憶媒体を節約す
ることができるとともにそのデータの読み出しスピード
を向上させることができる。
ない場合であっても、テクスチャの画像をより少量のデ
ータとして保持することができれば、記憶媒体を節約す
ることができるとともにそのデータの読み出しスピード
を向上させることができる。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、より少ないデータ量でテクスチャ
の画像を記録することのできるテクスチャ記録方法、コ
ンピュータプログラムを記録した媒体、及びその方法に
よりテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体を提
供することにある。
あって、その目的は、より少ないデータ量でテクスチャ
の画像を記録することのできるテクスチャ記録方法、コ
ンピュータプログラムを記録した媒体、及びその方法に
よりテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体を提
供することにある。
【0008】より具体的には、本発明の目的は、テクス
チャ画像を含むテクスチャ記録画像中の無駄部分を削減
して該テクスチャ記録画像中により多くのテクスチャ画
像を含めることにより、少ないデータ量でテクスチャの
画像を記録することのできるテクスチャ記録方法、コン
ピュータプログラムを記録した媒体、及びその方法によ
りテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体を提供
することにある。
チャ画像を含むテクスチャ記録画像中の無駄部分を削減
して該テクスチャ記録画像中により多くのテクスチャ画
像を含めることにより、少ないデータ量でテクスチャの
画像を記録することのできるテクスチャ記録方法、コン
ピュータプログラムを記録した媒体、及びその方法によ
りテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体を提供
することにある。
【0009】また本発明の他の目的は、テクスチャ画像
の画質を確保しつつ、その画像を含むテクスチャ記録画
像の圧縮率を向上させることにより、より少ないデータ
量でテクスチャの画像を記録することのできるテクスチ
ャ記録方法、コンピュータプログラムを記録した媒体、
及びその方法によりテクスチャ記録画像が記録された情
報記録媒体を提供することにある。
の画質を確保しつつ、その画像を含むテクスチャ記録画
像の圧縮率を向上させることにより、より少ないデータ
量でテクスチャの画像を記録することのできるテクスチ
ャ記録方法、コンピュータプログラムを記録した媒体、
及びその方法によりテクスチャ記録画像が記録された情
報記録媒体を提供することにある。
【0010】さらに本発明の他の目的は、テクスチャ画
像のサイズを大きくすることなくテクスチャ間の隙間の
発生を防止することにより、より少ないデータ量でテク
スチャの画像を記録することができるテクスチャ記録方
法、コンピュータプログラムを記録した媒体、及びその
方法によりテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒
体を提供することにある。
像のサイズを大きくすることなくテクスチャ間の隙間の
発生を防止することにより、より少ないデータ量でテク
スチャの画像を記録することができるテクスチャ記録方
法、コンピュータプログラムを記録した媒体、及びその
方法によりテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒
体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、複数のテクスチャの画像を含むテク
スチャ記録画像を記憶手段に記録することにより、それ
ら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録するテクス
チャ記録方法であって、前記テクスチャ記録画像におけ
る前記複数のテクスチャの画像の占有領域以外の領域を
少なくするよう、各テクスチャの形状情報に基づいてテ
クスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配置する
ことを特徴とする。
に、第1の発明は、複数のテクスチャの画像を含むテク
スチャ記録画像を記憶手段に記録することにより、それ
ら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録するテクス
チャ記録方法であって、前記テクスチャ記録画像におけ
る前記複数のテクスチャの画像の占有領域以外の領域を
少なくするよう、各テクスチャの形状情報に基づいてテ
クスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配置する
ことを特徴とする。
【0012】すなわち、一般には、複数のテクスチャの
画像をテクスチャ記録画像に含める場合には、テクスチ
ャの画像の間に無駄領域が生じている。本発明では、各
テクスチャの外接矩形の一辺の長さ、形状の種類(三角
形や四角形など)、テクスチャの一辺の長さなどの形状
情報に基づいて、かかる無駄領域を削減することができ
る。このため、同じサイズのテクスチャ記録画像により
多くのテクスチャの画像を含めることができ、テクスチ
ャの画像をより少ないデータ量で記録することができ
る。
画像をテクスチャ記録画像に含める場合には、テクスチ
ャの画像の間に無駄領域が生じている。本発明では、各
テクスチャの外接矩形の一辺の長さ、形状の種類(三角
形や四角形など)、テクスチャの一辺の長さなどの形状
情報に基づいて、かかる無駄領域を削減することができ
る。このため、同じサイズのテクスチャ記録画像により
多くのテクスチャの画像を含めることができ、テクスチ
ャの画像をより少ないデータ量で記録することができ
る。
【0013】この結果、かかるテクスチャ記録画像の読
み出しを高速化することができる。また、たとえばテク
スチャマッピングを行うために専用の画像処理ボードを
用いる場合などには、該画像処理ボード内のメモリに画
像が展開されるテクスチャの数を増やすことができ、画
像処理を高速化することができる。
み出しを高速化することができる。また、たとえばテク
スチャマッピングを行うために専用の画像処理ボードを
用いる場合などには、該画像処理ボード内のメモリに画
像が展開されるテクスチャの数を増やすことができ、画
像処理を高速化することができる。
【0014】なお、ここでいう「テクスチャの画像の占
有領域」には、場合により必要なマージン領域も含む。
有領域」には、場合により必要なマージン領域も含む。
【0015】第2の発明は、第1の発明に係るテクスチ
ャ記録方法において、各テクスチャの前記形状情報は、
各テクスチャの外接矩形の形状情報を含むことを特徴と
する。
ャ記録方法において、各テクスチャの前記形状情報は、
各テクスチャの外接矩形の形状情報を含むことを特徴と
する。
【0016】本発明では、前記形状情報の一つとして各
テクスチャの外接矩形の形状情報が用いられる。テクス
チャの外接矩形の高さ及び幅は、各テクスチャの画像の
最大高さ及び最大幅に対応するものである。そして、か
かる外接矩形の形状情報を用いれば、たとえば、外接矩
形の幅や高さでソーティングし、同じ程度の高さの外接
矩形に内包されるテクスチャの画像をテクスチャ記録画
像において横詰めにして並べて配置するなどにより、複
数のテクスチャの画像をテクスチャ記録画像に無駄なく
詰め込むことができる。この結果、本発明によれば、よ
り少ないデータ量でテクスチャの画像を記録することが
できる。
テクスチャの外接矩形の形状情報が用いられる。テクス
チャの外接矩形の高さ及び幅は、各テクスチャの画像の
最大高さ及び最大幅に対応するものである。そして、か
かる外接矩形の形状情報を用いれば、たとえば、外接矩
形の幅や高さでソーティングし、同じ程度の高さの外接
矩形に内包されるテクスチャの画像をテクスチャ記録画
像において横詰めにして並べて配置するなどにより、複
数のテクスチャの画像をテクスチャ記録画像に無駄なく
詰め込むことができる。この結果、本発明によれば、よ
り少ないデータ量でテクスチャの画像を記録することが
できる。
【0017】第3の発明は、第1又は第2の発明に係る
テクスチャ記録方法において、各テクスチャに回転操作
又は反転操作を施し、各テクスチャの画像を前記テクス
チャ記録画像上に配置することを特徴とする。
テクスチャ記録方法において、各テクスチャに回転操作
又は反転操作を施し、各テクスチャの画像を前記テクス
チャ記録画像上に配置することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、テクスチャを回転又は反
転させることにより、前述の無駄領域を少なくするよ
う、それらのテクスチャを前記テクスチャ記録画像にさ
らに効率的に配置することができる。この結果、さらに
少ないデータ量でテクスチャの画像を記録することがで
きる。
転させることにより、前述の無駄領域を少なくするよ
う、それらのテクスチャを前記テクスチャ記録画像にさ
らに効率的に配置することができる。この結果、さらに
少ないデータ量でテクスチャの画像を記録することがで
きる。
【0019】第4の発明は、複数のテクスチャの画像を
含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録することによ
り、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録す
るテクスチャ記録方法であって、所定のテクスチャにつ
いて、そのテクスチャの形状を所定形状に変換し、その
変換されたテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像
上に配置することを特徴とする。
含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録することによ
り、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録す
るテクスチャ記録方法であって、所定のテクスチャにつ
いて、そのテクスチャの形状を所定形状に変換し、その
変換されたテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像
上に配置することを特徴とする。
【0020】すなわち、本発明では、その形状から前記
テクスチャ記録画像上に有効に詰め込むこと(配置)が
できないと判断されるテクスチャについて、二次元アフ
ィン変換等を施して、そのテクスチャの形状を前記テク
スチャ記録画像上に配置しやすいものに変換する。そう
して、その変換されたテクスチャの画像を前記テクスチ
ャ記録画像上に配置すれば、さらに前述の無駄領域を少
なくすることができる。
テクスチャ記録画像上に有効に詰め込むこと(配置)が
できないと判断されるテクスチャについて、二次元アフ
ィン変換等を施して、そのテクスチャの形状を前記テク
スチャ記録画像上に配置しやすいものに変換する。そう
して、その変換されたテクスチャの画像を前記テクスチ
ャ記録画像上に配置すれば、さらに前述の無駄領域を少
なくすることができる。
【0021】なお、所定のテクスチャについて、そのテ
クスチャの形状を所定形状に変換した後、その変換され
たテクスチャの画像の形状情報に基づいて、それらテク
スチャの画像をテクスチャ記録画像上に配置すれば、さ
らに効率的に無駄領域を削減することができる。
クスチャの形状を所定形状に変換した後、その変換され
たテクスチャの画像の形状情報に基づいて、それらテク
スチャの画像をテクスチャ記録画像上に配置すれば、さ
らに効率的に無駄領域を削減することができる。
【0022】第5の発明は、第4の発明に係るテクスチ
ャ記録方法において、前記複数のテクスチャに三角形の
テクスチャが含まれる場合に、その三角形のテクスチャ
の形状を直角三角形に変換し、その変換された直角三角
形のテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配
置することを特徴とする。
ャ記録方法において、前記複数のテクスチャに三角形の
テクスチャが含まれる場合に、その三角形のテクスチャ
の形状を直角三角形に変換し、その変換された直角三角
形のテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配
置することを特徴とする。
【0023】本発明では三角形のテクスチャが直角三角
形のテクスチャに変換される。この直角三角形のテクス
チャでは、斜辺の外側に合同な直角三角形の領域を備え
ていることから、この領域に他の三角形のテクスチャを
好適に配置することができる。この結果、本発明によれ
ば、テクスチャのテクスチャ記録画像への詰め込みをさ
らに効率的に行うことができ、より少量のデータでテク
スチャの画像を記録することができる。
形のテクスチャに変換される。この直角三角形のテクス
チャでは、斜辺の外側に合同な直角三角形の領域を備え
ていることから、この領域に他の三角形のテクスチャを
好適に配置することができる。この結果、本発明によれ
ば、テクスチャのテクスチャ記録画像への詰め込みをさ
らに効率的に行うことができ、より少量のデータでテク
スチャの画像を記録することができる。
【0024】第6の発明は、第4又は第5の発明に係る
テクスチャ記録方法において、前記複数のテクスチャに
四角形のテクスチャが含まれる場合に、その四角形のテ
クスチャの形状を長方形に変換し、その変換された長方
形のテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配
置することを特徴とする。
テクスチャ記録方法において、前記複数のテクスチャに
四角形のテクスチャが含まれる場合に、その四角形のテ
クスチャの形状を長方形に変換し、その変換された長方
形のテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配
置することを特徴とする。
【0025】本発明によれば、四角形のテクスチャが長
方形のテクスチャに変換される。この長方形のテクスチ
ャはテクスチャ記録画像に無駄なく詰め込むことが比較
的容易なものである。この結果、本発明によれば、より
高速にテクスチャをテクスチャ記録画像上に無駄なく配
置することができる。また、多数の四角形のテクスチャ
に二次元アフィン変換等を施す場合に、最も基本的な形
状である長方形のテクスチャに変換することにより、そ
れら多数の四角形のテクスチャの画像ひずみの量を低減
することができる。
方形のテクスチャに変換される。この長方形のテクスチ
ャはテクスチャ記録画像に無駄なく詰め込むことが比較
的容易なものである。この結果、本発明によれば、より
高速にテクスチャをテクスチャ記録画像上に無駄なく配
置することができる。また、多数の四角形のテクスチャ
に二次元アフィン変換等を施す場合に、最も基本的な形
状である長方形のテクスチャに変換することにより、そ
れら多数の四角形のテクスチャの画像ひずみの量を低減
することができる。
【0026】第7の発明は、複数のテクスチャの画像を
含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録することによ
り、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録す
るテクスチャ記録方法であって、前記複数のテクスチャ
の画像うちの少なくとも一つの画像の少なくとも一部
を、そのテクスチャよりも広い面積を有する他のテクス
チャの画像の少なくとも一部に重ねて配置することを特
徴とする。
含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録することによ
り、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録す
るテクスチャ記録方法であって、前記複数のテクスチャ
の画像うちの少なくとも一つの画像の少なくとも一部
を、そのテクスチャよりも広い面積を有する他のテクス
チャの画像の少なくとも一部に重ねて配置することを特
徴とする。
【0027】本発明によれば、一つのテクスチャの画像
の全部又は一部は他のテクスチャの画像の一部に重ねて
配置される。すなわち、本発明では、一つのテクスチャ
の画像の一部を他の小さなテクスチャの画像としても利
用する。この結果、本発明によりテクスチャの画像が記
録されたテクスチャ記録画像では、あるテクスチャの画
像の一部分から、それよりも小さなテクスチャの画像が
読み出されることになる。
の全部又は一部は他のテクスチャの画像の一部に重ねて
配置される。すなわち、本発明では、一つのテクスチャ
の画像の一部を他の小さなテクスチャの画像としても利
用する。この結果、本発明によりテクスチャの画像が記
録されたテクスチャ記録画像では、あるテクスチャの画
像の一部分から、それよりも小さなテクスチャの画像が
読み出されることになる。
【0028】こうすれば、各々のテクスチャの画像に、
それを配置するテクスチャ記録画像上で個別の占有領域
を持たせていた従来技術に比して、同じ大きさのテクス
チャ記録画像により多くのテクスチャの画像を記録する
ことができる。すなわち、より少ないデータ量で複数の
テクスチャの画像を記録することができる。
それを配置するテクスチャ記録画像上で個別の占有領域
を持たせていた従来技術に比して、同じ大きさのテクス
チャ記録画像により多くのテクスチャの画像を記録する
ことができる。すなわち、より少ないデータ量で複数の
テクスチャの画像を記録することができる。
【0029】第8の発明は、複数のテクスチャの画像を
含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録することによ
り、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録す
るテクスチャ記録方法であって、前記テクスチャ記録画
像における前記複数のテクスチャの画像の占有領域以外
の領域に、該領域の近傍に配置されたテクスチャの画素
情報に基づく画素情報を記録することを特徴とする。
含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録することによ
り、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段に記録す
るテクスチャ記録方法であって、前記テクスチャ記録画
像における前記複数のテクスチャの画像の占有領域以外
の領域に、該領域の近傍に配置されたテクスチャの画素
情報に基づく画素情報を記録することを特徴とする。
【0030】すなわち、従来、テクスチャの画像を含む
テクスチャ記録画像では、そのテクスチャの画像の周縁
に絵柄の不連続な部分が存在するため、空間周波数が比
較的高くなる傾向があった。本発明では、前記テクスチ
ャ記録画像におけるテクスチャの占有領域以外の領域
に、その近傍のテクスチャの画素情報に基づく画素情報
を記録することにより、当該テクスチャ記録画像の空間
相関を高めることができる。この結果、テクスチャの画
像を含むテクスチャ記録画像に、DCT(Discrete Cos
ine Transform )等の直交変換を含む画像圧縮を施す場
合、各テクスチャの画質を低下させることなくその圧縮
率を向上させることができる。こうして、本発明によれ
ば、より少ないデータ量で複数のテクスチャの画像を記
録することができる。
テクスチャ記録画像では、そのテクスチャの画像の周縁
に絵柄の不連続な部分が存在するため、空間周波数が比
較的高くなる傾向があった。本発明では、前記テクスチ
ャ記録画像におけるテクスチャの占有領域以外の領域
に、その近傍のテクスチャの画素情報に基づく画素情報
を記録することにより、当該テクスチャ記録画像の空間
相関を高めることができる。この結果、テクスチャの画
像を含むテクスチャ記録画像に、DCT(Discrete Cos
ine Transform )等の直交変換を含む画像圧縮を施す場
合、各テクスチャの画質を低下させることなくその圧縮
率を向上させることができる。こうして、本発明によれ
ば、より少ないデータ量で複数のテクスチャの画像を記
録することができる。
【0031】第9の発明は、モデリング対象物体の一部
分を表すテクスチャの画像を含むテクスチャ記録画像を
記憶手段に記録するテクスチャ記録方法であって、前記
テクスチャ記録画像における前記テクスチャの画像が表
された領域の周囲に、前記モデリング対象の前記一部分
の周囲の画像を記録することを特徴とする。
分を表すテクスチャの画像を含むテクスチャ記録画像を
記憶手段に記録するテクスチャ記録方法であって、前記
テクスチャ記録画像における前記テクスチャの画像が表
された領域の周囲に、前記モデリング対象の前記一部分
の周囲の画像を記録することを特徴とする。
【0032】従来技術によれば、テクスチャの画像を含
むテクスチャ記録画像から該テクスチャの画像を読み出
して画面表示する際に、そのテクスチャと連接する他の
テクスチャとの間の部分に画像の乱れが生じる場合があ
った。これは、前記テクスチャ記録画像からテクスチャ
の画像を読み出す場合に、計算誤差により、該テクスチ
ャ記録画像における対象となるテクスチャの画像の周囲
の画素情報を読み出し、この読み出された画素情報を画
面表示していることが一因として考えられる。
むテクスチャ記録画像から該テクスチャの画像を読み出
して画面表示する際に、そのテクスチャと連接する他の
テクスチャとの間の部分に画像の乱れが生じる場合があ
った。これは、前記テクスチャ記録画像からテクスチャ
の画像を読み出す場合に、計算誤差により、該テクスチ
ャ記録画像における対象となるテクスチャの画像の周囲
の画素情報を読み出し、この読み出された画素情報を画
面表示していることが一因として考えられる。
【0033】この点、テクスチャ画像のサイズを若干大
きくして一つのテクスチャの画像がより多くの画素から
なるようにすることにより、計算誤差の影響が画面表示
に及ばないようにすることも考えられる。しかし、この
方法ではテクスチャの画像を記録するためのデータ量が
増大するという問題がある。
きくして一つのテクスチャの画像がより多くの画素から
なるようにすることにより、計算誤差の影響が画面表示
に及ばないようにすることも考えられる。しかし、この
方法ではテクスチャの画像を記録するためのデータ量が
増大するという問題がある。
【0034】本発明によれば、前記テクスチャ記録画像
におけるテクスチャの画像が表された領域の周囲に、そ
のテクスチャの画像が表すモデリング対象の一部分の周
囲の画像を記録することにより、特段にデータ量を増大
させることなく、かかる問題を解決することができる。
すなわち、本発明によれば、テクスチャの画像の読み出
しに際して計算誤差によってその周囲の画素情報が読み
出され画面表示された場合であっても、その部分に前記
モデリング対象の画像が表示されるため、大きな画像の
乱れを生じることがない。また、テクスチャ画像の周囲
は本来マージン部分として確保していた領域であり、本
発明では、この部分に画素情報を与えることにより特段
にデータ量を増大させずに、画像の乱れを抑えることが
できる。
におけるテクスチャの画像が表された領域の周囲に、そ
のテクスチャの画像が表すモデリング対象の一部分の周
囲の画像を記録することにより、特段にデータ量を増大
させることなく、かかる問題を解決することができる。
すなわち、本発明によれば、テクスチャの画像の読み出
しに際して計算誤差によってその周囲の画素情報が読み
出され画面表示された場合であっても、その部分に前記
モデリング対象の画像が表示されるため、大きな画像の
乱れを生じることがない。また、テクスチャ画像の周囲
は本来マージン部分として確保していた領域であり、本
発明では、この部分に画素情報を与えることにより特段
にデータ量を増大させずに、画像の乱れを抑えることが
できる。
【0035】なお、本発明は、以上の各発明に係る方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納し
た媒体も含む。それらの発明についても、上述の各発明
の作用効果を同様に奏することができる。
をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納し
た媒体も含む。それらの発明についても、上述の各発明
の作用効果を同様に奏することができる。
【0036】第10の発明は、複数のテクスチャの画像
を含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体で
あって、前記テクスチャ記録画像には、該テクスチャ記
録画像における前記複数のテクスチャの画像の占有領域
以外の領域を少なくするよう、各テクスチャの形状情報
に基づいてテクスチャの画像が配置されていることを特
徴とする。
を含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体で
あって、前記テクスチャ記録画像には、該テクスチャ記
録画像における前記複数のテクスチャの画像の占有領域
以外の領域を少なくするよう、各テクスチャの形状情報
に基づいてテクスチャの画像が配置されていることを特
徴とする。
【0037】一般には、複数のテクスチャの画像をテク
スチャ記録画像に含める場合には、テクスチャの画像の
間に無駄領域が生じている。本発明では、各テクスチャ
の外接矩形の一辺の長さ、形状の種類(三角形や四角形
など)、一辺の長さなどの形状情報に基づいて、かかる
無駄領域を削減することができる。このため、同じサイ
ズのテクスチャ記録画像により多くのテクスチャの画像
を含めることができ、全体としてテクスチャの画像を含
むテクスチャ記録画像のデータ量を削減することができ
る。
スチャ記録画像に含める場合には、テクスチャの画像の
間に無駄領域が生じている。本発明では、各テクスチャ
の外接矩形の一辺の長さ、形状の種類(三角形や四角形
など)、一辺の長さなどの形状情報に基づいて、かかる
無駄領域を削減することができる。このため、同じサイ
ズのテクスチャ記録画像により多くのテクスチャの画像
を含めることができ、全体としてテクスチャの画像を含
むテクスチャ記録画像のデータ量を削減することができ
る。
【0038】この結果、かかるテクスチャ記録画像の読
み出しを高速化することができる。また、たとえばテク
スチャマッピングを行うための画像処理ボードを用いる
場合などには、該画像処理ボード内のメモリに画像が展
開されるテクスチャの数を増やすことができ、画像処理
を高速化することができる。
み出しを高速化することができる。また、たとえばテク
スチャマッピングを行うための画像処理ボードを用いる
場合などには、該画像処理ボード内のメモリに画像が展
開されるテクスチャの数を増やすことができ、画像処理
を高速化することができる。
【0039】第11の発明は、第10の発明に係る情報
記録媒体において、前記各テクスチャの形状情報として
各テクスチャの外接矩形の一辺の長さが含められ、前記
複数のテクスチャの画像は、この外接矩形の一辺の長さ
を基準として前記テクスチャ記録画像上に連接配置され
ていることを特徴とする。
記録媒体において、前記各テクスチャの形状情報として
各テクスチャの外接矩形の一辺の長さが含められ、前記
複数のテクスチャの画像は、この外接矩形の一辺の長さ
を基準として前記テクスチャ記録画像上に連接配置され
ていることを特徴とする。
【0040】本発明に係る情報記憶媒体に記録されるテ
クスチャ記録画像には、外接矩形の一辺が長さを基準に
してテクスチャの画像が連接配置されている。外接矩形
の一辺の長さはテクスチャの概略の大きさを表すことか
ら、この情報を基準にすることで、大きさのほぼ同じテ
クスチャの画像を前記テクスチャ記録画像における一部
分にかためて配置することができる。こうすれば、テク
スチャ記録画像にさらに多くのテクスチャの画像を記録
することができる。
クスチャ記録画像には、外接矩形の一辺が長さを基準に
してテクスチャの画像が連接配置されている。外接矩形
の一辺の長さはテクスチャの概略の大きさを表すことか
ら、この情報を基準にすることで、大きさのほぼ同じテ
クスチャの画像を前記テクスチャ記録画像における一部
分にかためて配置することができる。こうすれば、テク
スチャ記録画像にさらに多くのテクスチャの画像を記録
することができる。
【0041】また、テクスチャの一辺がその外接矩形の
一辺に含まれるよう外接矩形を定義し、それらの外接矩
形の一辺が互いに略平行になるようにして、テクスチャ
の画像を前記テクスチャ記録画像上に配置すれば、さら
に効率よくテクスチャ記録画像にテクスチャの画像を記
録することができる。
一辺に含まれるよう外接矩形を定義し、それらの外接矩
形の一辺が互いに略平行になるようにして、テクスチャ
の画像を前記テクスチャ記録画像上に配置すれば、さら
に効率よくテクスチャ記録画像にテクスチャの画像を記
録することができる。
【0042】第12の発明は、第10又は11の発明に
係る情報記録媒体において、前記複数のテクスチャは三
角形のテクスチャを含み、それら三角形のテクスチャ
は、最も小さい角度を有する角が第一の方向を向くよう
に前記テクスチャ記録画像上に配置されたものと、最も
小さい角度を有する角が前記第一の方向とはほぼ逆向き
の第二の方向を向くように前記テクスチャ記録画像上に
配置されたものと、がほぼ同数であることを特徴とす
る。ここでいう「ほぼ逆向き」は逆向きも含む。また、
「ほぼ同数」は同数も含む。こうすれば、テクスチャの
画像の形状情報を有効に活用して、テクスチャ記録画像
により多くのテクスチャの画像を記録することができ
る。
係る情報記録媒体において、前記複数のテクスチャは三
角形のテクスチャを含み、それら三角形のテクスチャ
は、最も小さい角度を有する角が第一の方向を向くよう
に前記テクスチャ記録画像上に配置されたものと、最も
小さい角度を有する角が前記第一の方向とはほぼ逆向き
の第二の方向を向くように前記テクスチャ記録画像上に
配置されたものと、がほぼ同数であることを特徴とす
る。ここでいう「ほぼ逆向き」は逆向きも含む。また、
「ほぼ同数」は同数も含む。こうすれば、テクスチャの
画像の形状情報を有効に活用して、テクスチャ記録画像
により多くのテクスチャの画像を記録することができ
る。
【0043】第13の発明は、複数のテクスチャの画像
を含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体で
あって、前記テクスチャ記録画像には、所定形状に形状
が変換されたテクスチャの画像が配置されていることを
特徴とする。
を含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体で
あって、前記テクスチャ記録画像には、所定形状に形状
が変換されたテクスチャの画像が配置されていることを
特徴とする。
【0044】また、第14の発明は、第13の発明に係
る情報記録媒体において、前記テクスチャ記録画像に
は、三角形のテクスチャの画像が直角三角形の画像に変
換されて配置されていることを特徴とする。
る情報記録媒体において、前記テクスチャ記録画像に
は、三角形のテクスチャの画像が直角三角形の画像に変
換されて配置されていることを特徴とする。
【0045】さらに、第15の発明は、第13又は第1
4の発明に係る情報記録媒体において、前記テクスチャ
記録画像には、四角形のテクスチャの画像が長方形の画
像に変換されて配置されていることを特徴とする。
4の発明に係る情報記録媒体において、前記テクスチャ
記録画像には、四角形のテクスチャの画像が長方形の画
像に変換されて配置されていることを特徴とする。
【0046】これらの発明では、その形状から前記テク
スチャ記録画像上に有効に詰め込むことができないと判
断されるテクスチャについて、二次元アフィン変換等を
施して、そのテクスチャの形状を前記テクスチャ記録画
像上に配置しやすいものに変換する。このように、変換
されたテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に
配置すれば、テクスチャ記録画像により多くのテクスチ
ャの画像を記録することができる。
スチャ記録画像上に有効に詰め込むことができないと判
断されるテクスチャについて、二次元アフィン変換等を
施して、そのテクスチャの形状を前記テクスチャ記録画
像上に配置しやすいものに変換する。このように、変換
されたテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に
配置すれば、テクスチャ記録画像により多くのテクスチ
ャの画像を記録することができる。
【0047】第16の発明は、複数のテクスチャの画像
を含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体で
あって、前記複数のテクスチャの画像うちの少なくとも
一つの画像の少なくとも一部が、そのテクスチャよりも
広い面積を有する他のテクスチャの画像の少なくとも一
部に重ねて配置されていることを特徴とする。
を含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体で
あって、前記複数のテクスチャの画像うちの少なくとも
一つの画像の少なくとも一部が、そのテクスチャよりも
広い面積を有する他のテクスチャの画像の少なくとも一
部に重ねて配置されていることを特徴とする。
【0048】本発明に係る情報記録媒体によれば、前記
テクスチャ記録画像中、あるテクスチャの画像の一部分
から、それよりも小さなテクスチャの画像が読み出され
ることになる。こうすれば、より少ないデータ量で複数
のテクスチャの画像を記録することができる。
テクスチャ記録画像中、あるテクスチャの画像の一部分
から、それよりも小さなテクスチャの画像が読み出され
ることになる。こうすれば、より少ないデータ量で複数
のテクスチャの画像を記録することができる。
【0049】第17の発明は、複数のテクスチャ画像を
含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体であ
って、前記テクスチャ記録画像における前記複数のテク
スチャの占有領域以外の領域に、該領域の近傍に表され
たテクスチャの画素情報に基づく画素情報が与えられて
いることを特徴とする。
含むテクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体であ
って、前記テクスチャ記録画像における前記複数のテク
スチャの占有領域以外の領域に、該領域の近傍に表され
たテクスチャの画素情報に基づく画素情報が与えられて
いることを特徴とする。
【0050】本発明によれば、テクスチャの画像を含む
テクスチャ記録画像に、DCT等の直交変換を含む画像
圧縮を施す場合、各テクスチャの画質を低下させること
なくその圧縮率を向上させることができる。こうして、
本発明によれば、より少ないデータ量で複数のテクスチ
ャの画像を記録することができる。なお、本明細書中で
は、「テクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体」
は、テクスチャ記録画像がビットマップデータの形式で
記録されている情報記録媒体のみならず、圧縮等のなん
らかのデータ変換を施されたテクスチャ記録画像が記録
されている情報記録媒体も含む意である。
テクスチャ記録画像に、DCT等の直交変換を含む画像
圧縮を施す場合、各テクスチャの画質を低下させること
なくその圧縮率を向上させることができる。こうして、
本発明によれば、より少ないデータ量で複数のテクスチ
ャの画像を記録することができる。なお、本明細書中で
は、「テクスチャ記録画像が記録された情報記録媒体」
は、テクスチャ記録画像がビットマップデータの形式で
記録されている情報記録媒体のみならず、圧縮等のなん
らかのデータ変換を施されたテクスチャ記録画像が記録
されている情報記録媒体も含む意である。
【0051】第18の発明は、モデリング対象物体の一
部分を表すテクスチャの画像を含むテクスチャ記録画像
が記録された情報記録媒体であって、前記テクスチャ記
録画像における前記テクスチャの画像が表された領域の
周囲に、前記モデリング対象の前記一部分の周囲の画像
が記録されたことを特徴とする。
部分を表すテクスチャの画像を含むテクスチャ記録画像
が記録された情報記録媒体であって、前記テクスチャ記
録画像における前記テクスチャの画像が表された領域の
周囲に、前記モデリング対象の前記一部分の周囲の画像
が記録されたことを特徴とする。
【0052】本発明によれば、テクスチャの画像の読み
出しに際して計算誤差によってその周囲の画素情報が読
み出され画面表示された場合であっても、その部分に前
記モデリング対象の画像が表示されるため、大きな画像
の乱れを生じることがない。また、テクスチャ画像の周
囲は本来マージン部分として確保していた領域であり、
本発明では、この部分に画素情報を与えることにより特
段にデータ量を増大させずに、画像の乱れを抑えること
に成功している。
出しに際して計算誤差によってその周囲の画素情報が読
み出され画面表示された場合であっても、その部分に前
記モデリング対象の画像が表示されるため、大きな画像
の乱れを生じることがない。また、テクスチャ画像の周
囲は本来マージン部分として確保していた領域であり、
本発明では、この部分に画素情報を与えることにより特
段にデータ量を増大させずに、画像の乱れを抑えること
に成功している。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面に基づき詳細に説明する。ここでは、主として
テクスチャ記録方法について説明するが、この説明を通
じてこの方法によりテクスチャ画像が記録された情報記
録媒体の実施の形態についても併せて明らかにする。
いて図面に基づき詳細に説明する。ここでは、主として
テクスチャ記録方法について説明するが、この説明を通
じてこの方法によりテクスチャ画像が記録された情報記
録媒体の実施の形態についても併せて明らかにする。
【0054】1.構成 図1は、本発明にかかるテクスチャ記録方法を実施する
ための装置の構成を示す図である。同図に示すように本
装置は、テクスチャ情報出力部10、テクスチャ元画像
データ記憶部12、テクスチャ頂点情報データベース1
4、再配置処理部16、マッチング処理部18、メモリ
格納部20、空白領域処理部22、テクスチャ画像記憶
部24、テクスチャ頂点情報記憶部26を含んで構成さ
れている。
ための装置の構成を示す図である。同図に示すように本
装置は、テクスチャ情報出力部10、テクスチャ元画像
データ記憶部12、テクスチャ頂点情報データベース1
4、再配置処理部16、マッチング処理部18、メモリ
格納部20、空白領域処理部22、テクスチャ画像記憶
部24、テクスチャ頂点情報記憶部26を含んで構成さ
れている。
【0055】テクスチャ情報出力部10は、CCDカメ
ラ及びモデリングの対象物を載置する回転テーブルとを
含んで構成されるものであり、CCDカメラにより取得
される画像と回転テーブルの回転角とに基づいて当業者
に周知の演算を行うことにより、モデリングの対象物を
表現するテクスチャ画像及びそのテクスチャの頂点座標
(テクスチャ画像における画素位置)を出力するもので
ある。テクスチャ元画像データ記憶部12は、このテク
スチャ情報出力部10から出力されるテクスチャ画像が
記憶されるメモリである。
ラ及びモデリングの対象物を載置する回転テーブルとを
含んで構成されるものであり、CCDカメラにより取得
される画像と回転テーブルの回転角とに基づいて当業者
に周知の演算を行うことにより、モデリングの対象物を
表現するテクスチャ画像及びそのテクスチャの頂点座標
(テクスチャ画像における画素位置)を出力するもので
ある。テクスチャ元画像データ記憶部12は、このテク
スチャ情報出力部10から出力されるテクスチャ画像が
記憶されるメモリである。
【0056】テクスチャ頂点情報データベース14は、
テクスチャ情報出力部10から出力される各テクスチャ
の頂点座標を一時記憶するとともに、再配置処理部16
及びマッチング処理部18により演算出力される情報を
記憶するメモリである。
テクスチャ情報出力部10から出力される各テクスチャ
の頂点座標を一時記憶するとともに、再配置処理部16
及びマッチング処理部18により演算出力される情報を
記憶するメモリである。
【0057】図2は、かかるテクスチャ頂点情報データ
ベース14の記憶内容を模式的に示す図である。同図に
示すように、テクスチャ頂点情報データベース14に
は、テクスチャナンバー14a、元データ頂点座標14
b、元画像ナンバー14c、基準頂点座標14d、配置
先座標14e、マッチング先テクスチャナンバー14
f、テクスチャ記録画像ナンバー14g、マッチング頂
点位置14h、がそれぞれ対応付けられて記憶されてい
る。
ベース14の記憶内容を模式的に示す図である。同図に
示すように、テクスチャ頂点情報データベース14に
は、テクスチャナンバー14a、元データ頂点座標14
b、元画像ナンバー14c、基準頂点座標14d、配置
先座標14e、マッチング先テクスチャナンバー14
f、テクスチャ記録画像ナンバー14g、マッチング頂
点位置14h、がそれぞれ対応付けられて記憶されてい
る。
【0058】ここで、テクスチャナンバー14aは、テ
クスチャ情報出力部10により取得された複数のテクス
チャを識別する番号を記憶する欄である。また、元デー
タ頂点座標14bは、テクスチャナンバー14aに記録
された番号により識別されるテクスチャの頂点の、テク
スチャ元画像データ記憶部12に格納された画像上での
二次元の位置座標を記録する欄である。また、元画像ナ
ンバー14cは、テクスチャ元画像データ記憶部12に
格納された画像の識別番号、例えばテクスチャの画像を
記録したファイルのファイル名を記録する欄である。
クスチャ情報出力部10により取得された複数のテクス
チャを識別する番号を記憶する欄である。また、元デー
タ頂点座標14bは、テクスチャナンバー14aに記録
された番号により識別されるテクスチャの頂点の、テク
スチャ元画像データ記憶部12に格納された画像上での
二次元の位置座標を記録する欄である。また、元画像ナ
ンバー14cは、テクスチャ元画像データ記憶部12に
格納された画像の識別番号、例えばテクスチャの画像を
記録したファイルのファイル名を記録する欄である。
【0059】本実施の形態では、取り扱うテクスチャの
形状を三角形としているため、元データ頂点座標14b
の欄にはその3頂点に対応する3つの座標が記録され
る。図3(a)は、テクスチャ元画像データ記憶部12
に記憶されたテクスチャ画像の一例を示す図である。同
図に示すように、テクスチャ元画像データ記憶部12に
記憶された画像は、テクスチャ画像を表す領域とその他
の画像を表す領域とを含んでいる。したがって、本装置
では、この画像上にX−Y座標系を設定し、その座標系
におけるテクスチャの頂点座標を用いて、必要なテクス
チャ画像の部分を抽出する。そして、テクスチャ頂点情
報データベース14の元データ頂点座標14bの欄に
は、このX−Y座標系での3頂点の位置座標が格納され
る。なお、この欄に格納されるデータは、テクスチャ元
画像データ記憶部12に格納される画像データにおける
画素位置を示すものであるから整数値が用いられる。
形状を三角形としているため、元データ頂点座標14b
の欄にはその3頂点に対応する3つの座標が記録され
る。図3(a)は、テクスチャ元画像データ記憶部12
に記憶されたテクスチャ画像の一例を示す図である。同
図に示すように、テクスチャ元画像データ記憶部12に
記憶された画像は、テクスチャ画像を表す領域とその他
の画像を表す領域とを含んでいる。したがって、本装置
では、この画像上にX−Y座標系を設定し、その座標系
におけるテクスチャの頂点座標を用いて、必要なテクス
チャ画像の部分を抽出する。そして、テクスチャ頂点情
報データベース14の元データ頂点座標14bの欄に
は、このX−Y座標系での3頂点の位置座標が格納され
る。なお、この欄に格納されるデータは、テクスチャ元
画像データ記憶部12に格納される画像データにおける
画素位置を示すものであるから整数値が用いられる。
【0060】次に、基準頂点座標14dは、再配置処理
部16における処理で直接用いる座標値を格納する欄で
ある。すなわち、図3(a)から判るように、テクスチ
ャ情報出力部10から出力され元データ頂点座標14b
に格納される頂点座標のデータでは3頂点が任意の位置
関係を有していることから、それらの値を後述するテク
スチャの再配置演算処理において直接用いれば処理が複
雑化する。このため、本装置では、この基準頂点座標1
4dに、元データ頂点座標14bに格納された位置座標
に所定の合同変換を施したものを記録している。図3
(b)は、同図(a)のテクスチャの上記合同変換後の
テクスチャの3頂点の位置を示す図である。ここでX’
−Y’座標系は各テクスチャ毎に設定される座標系であ
る。同図に示すように、この変換の前後においてテクス
チャの3頂点の相対的位置関係は維持される。そして、
この変換後には、X’−Y’座標系において原点にテク
スチャの外接矩形の左上の頂点が配置されるとともに、
他の頂点の一つがY’軸上に配置される。なお、後述す
るように、本方法では、テクスチャの3辺のうち、二番
目に長い辺がY’軸に一致するように配置される。さら
に、残りの頂点はX’−Y’座標系において第一像元に
配置される。
部16における処理で直接用いる座標値を格納する欄で
ある。すなわち、図3(a)から判るように、テクスチ
ャ情報出力部10から出力され元データ頂点座標14b
に格納される頂点座標のデータでは3頂点が任意の位置
関係を有していることから、それらの値を後述するテク
スチャの再配置演算処理において直接用いれば処理が複
雑化する。このため、本装置では、この基準頂点座標1
4dに、元データ頂点座標14bに格納された位置座標
に所定の合同変換を施したものを記録している。図3
(b)は、同図(a)のテクスチャの上記合同変換後の
テクスチャの3頂点の位置を示す図である。ここでX’
−Y’座標系は各テクスチャ毎に設定される座標系であ
る。同図に示すように、この変換の前後においてテクス
チャの3頂点の相対的位置関係は維持される。そして、
この変換後には、X’−Y’座標系において原点にテク
スチャの外接矩形の左上の頂点が配置されるとともに、
他の頂点の一つがY’軸上に配置される。なお、後述す
るように、本方法では、テクスチャの3辺のうち、二番
目に長い辺がY’軸に一致するように配置される。さら
に、残りの頂点はX’−Y’座標系において第一像元に
配置される。
【0061】なお、本装置で後述する正規化処理を実施
する場合においては、その正規化処理後の座標を基準頂
点座標として用いることができる。この場合、基準頂点
座標14dの欄に、その座標データが格納される。
する場合においては、その正規化処理後の座標を基準頂
点座標として用いることができる。この場合、基準頂点
座標14dの欄に、その座標データが格納される。
【0062】配置先座標14eは、テクスチャ画像記憶
部24に格納されるテクスチャ記録画像における各テク
スチャの3頂点の位置座標を記録する欄であり、再配置
処理部16により出力される値が格納される。図4又は
図5に示すように、テクスチャ画像記憶部24に格納さ
れるテクスチャ記録画像28にはX’’−Y’’座標系
が設定される。そして、配置先座標14eには、この
X’’−Y’’座標系での各テクスチャの3頂点の位置
座標が格納される。
部24に格納されるテクスチャ記録画像における各テク
スチャの3頂点の位置座標を記録する欄であり、再配置
処理部16により出力される値が格納される。図4又は
図5に示すように、テクスチャ画像記憶部24に格納さ
れるテクスチャ記録画像28にはX’’−Y’’座標系
が設定される。そして、配置先座標14eには、この
X’’−Y’’座標系での各テクスチャの3頂点の位置
座標が格納される。
【0063】テクスチャ記録画像ナンバー14gは、配
置先のテクスチャ記録画像の識別番号(ファイル名)が
記録される欄である。
置先のテクスチャ記録画像の識別番号(ファイル名)が
記録される欄である。
【0064】マッチング先テクスチャナンバー14f
は、後述するように、テクスチャナンバー14aに記録
された番号により識別されるテクスチャが他のテクスチ
ャ画像の一部分とマッチングする場合、すなわち両者の
間の類似度ないし一致度が高い場合に、そのマッチング
先のテクスチャの番号が記録される欄である。マッチン
グ頂点位置14h座標は、マッチング先テクスチャの基
準頂点座標系におけるマッチング頂点位置を特定するた
めの情報を記録する欄であり、マッチング先の画像上で
の位置情報が記録される。これらマッチング先テクスチ
ャナンバー14f、テクスチャ記録画像ナンバー14
g、マッチング頂点位置14hには、マッチング処理部
18により出力される情報が格納される。例えば、同図
に示す例では、n−1番目のテクスチャは2番目のテク
スチャの画像の点V1 (2)’’’,V2 ( 2)’’’,
V3 (2)’’’で特定される領域にマッチングすることが
示されている。後述するように、テクスチャ画像記憶部
24には、このn−1番目のテクスチャの画像は記録さ
れず、代わりに2番目のテクスチャの対応する領域が読
み出されてテクスチャマッピングに利用される。
は、後述するように、テクスチャナンバー14aに記録
された番号により識別されるテクスチャが他のテクスチ
ャ画像の一部分とマッチングする場合、すなわち両者の
間の類似度ないし一致度が高い場合に、そのマッチング
先のテクスチャの番号が記録される欄である。マッチン
グ頂点位置14h座標は、マッチング先テクスチャの基
準頂点座標系におけるマッチング頂点位置を特定するた
めの情報を記録する欄であり、マッチング先の画像上で
の位置情報が記録される。これらマッチング先テクスチ
ャナンバー14f、テクスチャ記録画像ナンバー14
g、マッチング頂点位置14hには、マッチング処理部
18により出力される情報が格納される。例えば、同図
に示す例では、n−1番目のテクスチャは2番目のテク
スチャの画像の点V1 (2)’’’,V2 ( 2)’’’,
V3 (2)’’’で特定される領域にマッチングすることが
示されている。後述するように、テクスチャ画像記憶部
24には、このn−1番目のテクスチャの画像は記録さ
れず、代わりに2番目のテクスチャの対応する領域が読
み出されてテクスチャマッピングに利用される。
【0065】次に、メモリ格納部20は、まず、テクス
チャ頂点情報データベース14に記憶される内容のう
ち、元データ頂点座標14bと配置先座標14eに記録
された情報に基づいて、両者の間の二次元アフィン変換
の変換マトリクスを算出する。
チャ頂点情報データベース14に記憶される内容のう
ち、元データ頂点座標14bと配置先座標14eに記録
された情報に基づいて、両者の間の二次元アフィン変換
の変換マトリクスを算出する。
【0066】さらに、メモリ格納部20は、テクスチャ
元画像データ記憶部12に格納された画像のどの部分を
テクスチャ画像記憶部24に格納するかを決定する。従
来一般的なテクスチャ記録方法によれば、テクスチャ元
画像データ記憶部12に格納された画像のうち、対象と
なるテクスチャをそのままテクスチャ画像記憶部24に
記録していたが、本方法では、対象となるテクスチャの
部分の周辺の部分もテクスチャ画像記憶部24に記録す
る。すなわち、テクスチャ画像記憶部24には各テクス
チャが若干大きめの画像として格納される。本方法で
は、この大きめの画像のうち、通常は、その内部に位置
する本来のテクスチャの画像の領域が読み出されてテク
スチャマッピングに用いられるが、計算誤差等が生じた
場合には、その本来のテクスチャの画像の領域の周囲に
記録された部分もディスプレイ表示される。これによ
り、かかる計算誤差等が生じた場合であっても、テクス
チャとテクスチャとの継ぎ目の部分に画像の乱れが生じ
ることがなく、美しい画像の再生を簡易に実現すること
ができる。
元画像データ記憶部12に格納された画像のどの部分を
テクスチャ画像記憶部24に格納するかを決定する。従
来一般的なテクスチャ記録方法によれば、テクスチャ元
画像データ記憶部12に格納された画像のうち、対象と
なるテクスチャをそのままテクスチャ画像記憶部24に
記録していたが、本方法では、対象となるテクスチャの
部分の周辺の部分もテクスチャ画像記憶部24に記録す
る。すなわち、テクスチャ画像記憶部24には各テクス
チャが若干大きめの画像として格納される。本方法で
は、この大きめの画像のうち、通常は、その内部に位置
する本来のテクスチャの画像の領域が読み出されてテク
スチャマッピングに用いられるが、計算誤差等が生じた
場合には、その本来のテクスチャの画像の領域の周囲に
記録された部分もディスプレイ表示される。これによ
り、かかる計算誤差等が生じた場合であっても、テクス
チャとテクスチャとの継ぎ目の部分に画像の乱れが生じ
ることがなく、美しい画像の再生を簡易に実現すること
ができる。
【0067】以上の処理の後、メモリ格納部20は、テ
クスチャ元画像データ記憶部12からテクスチャの画像
及びその周囲の画像を読み出すとともに、その画像を格
納すべきテクスチャ画像記憶部24上の位置を上述の変
換マトリクスを用いて算出する。そして、テクスチャ記
録画像ナンバー14gに格納されている識別番号により
識別されるテクスチャ記録画像上の、その算出位置に、
テクスチャの画像を格納する。さらに、テクスチャ頂点
情報記憶部26に、テクスチャ画像記憶部24に格納さ
れた複数のテクスチャのそれぞれの3頂点の位置座標を
格納するとともに、テクスチャ頂点情報データベース1
4のテクスチャ記録画像ナンバー14gに格納された識
別番号もそれらの位置座標に併せて格納する。
クスチャ元画像データ記憶部12からテクスチャの画像
及びその周囲の画像を読み出すとともに、その画像を格
納すべきテクスチャ画像記憶部24上の位置を上述の変
換マトリクスを用いて算出する。そして、テクスチャ記
録画像ナンバー14gに格納されている識別番号により
識別されるテクスチャ記録画像上の、その算出位置に、
テクスチャの画像を格納する。さらに、テクスチャ頂点
情報記憶部26に、テクスチャ画像記憶部24に格納さ
れた複数のテクスチャのそれぞれの3頂点の位置座標を
格納するとともに、テクスチャ頂点情報データベース1
4のテクスチャ記録画像ナンバー14gに格納された識
別番号もそれらの位置座標に併せて格納する。
【0068】空白領域処理部22は、テクスチャ画像記
憶部24に格納されたテクスチャ記録画像28に含まれ
る複数のテクスチャの画像の間の領域、つまりなにも記
録されなかった領域に、所定の画素情報を記録するもの
である。すなわち、本装置では、テクスチャ画像記憶部
24に格納する複数のテクスチャ画像を含むテクスチャ
記録画像28の画面内相関を高めるため、当該テクスチ
ャ記録画像28におけるテクスチャ画像とテクスチャ画
像との間の領域に、それらテクスチャ画像に含まれる画
素情報に基づく画素情報を与える。具体的には、たとえ
ば隣り合うテクスチャの各辺上の点に与えられた色の平
均に対応する色を算出し、その色をそれらの各辺の間の
領域に与えればよい。或いは、図6に示すように、複数
のテクスチャ画像30a,30bを含むテクスチャ記録
画像28中、余白部分32を介して隣り合う辺上の点で
あって、同一のX’’座標又はY’’座標を有する二点
34a,34bに与えられた色を基に、その二点間に位
置する各画素に徐々に色調が変化するよう色を与えても
よい。こうすれば、複数のテクスチャ画像を含むテクス
チャ記録画像28の画面内相関を高めることができ、直
交変換を含む圧縮法による圧縮率を高めることができ
る。
憶部24に格納されたテクスチャ記録画像28に含まれ
る複数のテクスチャの画像の間の領域、つまりなにも記
録されなかった領域に、所定の画素情報を記録するもの
である。すなわち、本装置では、テクスチャ画像記憶部
24に格納する複数のテクスチャ画像を含むテクスチャ
記録画像28の画面内相関を高めるため、当該テクスチ
ャ記録画像28におけるテクスチャ画像とテクスチャ画
像との間の領域に、それらテクスチャ画像に含まれる画
素情報に基づく画素情報を与える。具体的には、たとえ
ば隣り合うテクスチャの各辺上の点に与えられた色の平
均に対応する色を算出し、その色をそれらの各辺の間の
領域に与えればよい。或いは、図6に示すように、複数
のテクスチャ画像30a,30bを含むテクスチャ記録
画像28中、余白部分32を介して隣り合う辺上の点で
あって、同一のX’’座標又はY’’座標を有する二点
34a,34bに与えられた色を基に、その二点間に位
置する各画素に徐々に色調が変化するよう色を与えても
よい。こうすれば、複数のテクスチャ画像を含むテクス
チャ記録画像28の画面内相関を高めることができ、直
交変換を含む圧縮法による圧縮率を高めることができ
る。
【0069】2.第1再配置処理 次に、前記再配置処理部16による第1再配置処理につ
いて説明する。
いて説明する。
【0070】図7は、再配置処理部16による第1再配
置処理を説明するフロー図である。同図に示すように、
まず再配置処理部16は、図2に示すテクスチャ頂点情
報データベース14の元データ頂点座標14bから各テ
クスチャの各頂点座標を読み込む(S101)。次に、
再配置処理部16は、これらの頂点座標を用いてテクス
チャの各辺の長さを計算するとともに、各テクスチャの
2番目に長い辺がいずれの辺であるかを算出する(S1
02)。
置処理を説明するフロー図である。同図に示すように、
まず再配置処理部16は、図2に示すテクスチャ頂点情
報データベース14の元データ頂点座標14bから各テ
クスチャの各頂点座標を読み込む(S101)。次に、
再配置処理部16は、これらの頂点座標を用いてテクス
チャの各辺の長さを計算するとともに、各テクスチャの
2番目に長い辺がいずれの辺であるかを算出する(S1
02)。
【0071】その後、再配置処理部16は、その算出さ
れた2番目に長い辺が、図3(b)に既に示したとお
り、X’−Y’座標系におけるY’軸に一致するよう3
頂点を座標変換する(S103)。ここでは、このテク
スチャの外接矩形の左上の頂点がテクスチャ平面の原点
に配置される。また、残りの頂点はX’−Y’座標系の
第一像元に配置される。こうして算出されたテクスチャ
の3頂点の位置座標は、既に示した図2のテクスチャ頂
点情報データベース14において基準頂点座標14dの
欄に格納される。
れた2番目に長い辺が、図3(b)に既に示したとお
り、X’−Y’座標系におけるY’軸に一致するよう3
頂点を座標変換する(S103)。ここでは、このテク
スチャの外接矩形の左上の頂点がテクスチャ平面の原点
に配置される。また、残りの頂点はX’−Y’座標系の
第一像元に配置される。こうして算出されたテクスチャ
の3頂点の位置座標は、既に示した図2のテクスチャ頂
点情報データベース14において基準頂点座標14dの
欄に格納される。
【0072】次に、再配置処理部16は、各テクスチャ
の外接矩形の高さ及び幅を算出する(S104)。図8
は、この外接矩形を示す図である。同図に示すように、
外接矩形36は、S102で求めた二番目に長い辺が当
該外接矩形36の一辺に含まれ、その対辺上にテクスチ
ャの残りの頂点が位置する矩形をいう。このS104で
は、こうして定義される外接矩形36の高さh及び幅w
を算出する。
の外接矩形の高さ及び幅を算出する(S104)。図8
は、この外接矩形を示す図である。同図に示すように、
外接矩形36は、S102で求めた二番目に長い辺が当
該外接矩形36の一辺に含まれ、その対辺上にテクスチ
ャの残りの頂点が位置する矩形をいう。このS104で
は、こうして定義される外接矩形36の高さh及び幅w
を算出する。
【0073】再配置処理部16は、以上のS102から
S104を、テクスチャ情報出力部10から得られた全
てのテクスチャについて行う(S105)。その後、こ
の外接矩形36の高さhの値が大きい順に、すべてのテ
クスチャに順番づけを行う。具体的には、テクスチャ頂
点情報データベース14におけるテクスチャナンバー1
4aの欄を、そのテクスチャの外接矩形36の高さhの
大きさの順にソーティングする。さらに再配置処理部1
6は、外接矩形36の高さhが同一であるテクスチャに
ついては、外接矩形36の幅wについて再度ソーティン
グを行う。これによりテクスチャナンバー14aは、テ
クスチャの概略の大きさに従って順序づけがなされるこ
とになる。なお、本実施の形態においては、外接矩形3
6の高さhが等しいものについて外接矩形36の幅wで
再度ソーティングを行ったが、外接矩形36の高さhが
一定の範囲にあるものについて再度外接矩形36の幅w
によりソーティングを行うことにしてもよい。
S104を、テクスチャ情報出力部10から得られた全
てのテクスチャについて行う(S105)。その後、こ
の外接矩形36の高さhの値が大きい順に、すべてのテ
クスチャに順番づけを行う。具体的には、テクスチャ頂
点情報データベース14におけるテクスチャナンバー1
4aの欄を、そのテクスチャの外接矩形36の高さhの
大きさの順にソーティングする。さらに再配置処理部1
6は、外接矩形36の高さhが同一であるテクスチャに
ついては、外接矩形36の幅wについて再度ソーティン
グを行う。これによりテクスチャナンバー14aは、テ
クスチャの概略の大きさに従って順序づけがなされるこ
とになる。なお、本実施の形態においては、外接矩形3
6の高さhが等しいものについて外接矩形36の幅wで
再度ソーティングを行ったが、外接矩形36の高さhが
一定の範囲にあるものについて再度外接矩形36の幅w
によりソーティングを行うことにしてもよい。
【0074】次に、再配置処理部16は、以上のように
テクスチャ頂点情報データベース14に格納されたテク
スチャナンバー14a及び基準頂点座標14dに基づい
て、各テクスチャについてテクスチャ記録画像28にお
ける配置先座標14eを算出する。具体的には、図4に
既に示したように、配置する各テクスチャの間に適宜マ
ージン領域を設け、上述したようにしてソーティングさ
れたテクスチャナンバー14aの番号にしたがい、テク
スチャ記録画像28中のX’’軸方向に順次それらの画
像を配置する。そして、テクスチャ記録画像28の右端
にまでテクスチャ画像の配置を終えれば、所定のマージ
ン領域を設けるようY’’の値を増加させ、再びテクス
チャ記録画像28の左端からテクスチャの画像を順次配
置する。また、このとき各テクスチャの画像を配置した
テクスチャ記録画像の識別番号を併せて生成する。そし
て、こうして得られる各テクスチャの頂点の位置座標と
テクスチャ記録画像の識別番号は、前記テクスチャ頂点
情報データベース14の配置先座標14eとテクスチャ
記録画像ナンバー14gの欄にそれぞれ格納される。
テクスチャ頂点情報データベース14に格納されたテク
スチャナンバー14a及び基準頂点座標14dに基づい
て、各テクスチャについてテクスチャ記録画像28にお
ける配置先座標14eを算出する。具体的には、図4に
既に示したように、配置する各テクスチャの間に適宜マ
ージン領域を設け、上述したようにしてソーティングさ
れたテクスチャナンバー14aの番号にしたがい、テク
スチャ記録画像28中のX’’軸方向に順次それらの画
像を配置する。そして、テクスチャ記録画像28の右端
にまでテクスチャ画像の配置を終えれば、所定のマージ
ン領域を設けるようY’’の値を増加させ、再びテクス
チャ記録画像28の左端からテクスチャの画像を順次配
置する。また、このとき各テクスチャの画像を配置した
テクスチャ記録画像の識別番号を併せて生成する。そし
て、こうして得られる各テクスチャの頂点の位置座標と
テクスチャ記録画像の識別番号は、前記テクスチャ頂点
情報データベース14の配置先座標14eとテクスチャ
記録画像ナンバー14gの欄にそれぞれ格納される。
【0075】以上の処理によれば、各テクスチャの外接
矩形36の高さ又は幅というテクスチャの大きさの概略
を表す情報を用いて、簡易に複数のテクスチャの画像を
テクスチャ記録画像28に効率よく格納することができ
る。
矩形36の高さ又は幅というテクスチャの大きさの概略
を表す情報を用いて、簡易に複数のテクスチャの画像を
テクスチャ記録画像28に効率よく格納することができ
る。
【0076】3.第2再配置処理 図7に示すフロー図中、S107に代えて、他の再配置
処理を行うようにしてもよい。図9及び図10は、再配
置処理部16における第2再配置処理を説明するフロー
図である。この処理においては、変数flag,cur
r_y,curr_x,max_hが図示しない作業用
メモリに一時記憶されて使用される。
処理を行うようにしてもよい。図9及び図10は、再配
置処理部16における第2再配置処理を説明するフロー
図である。この処理においては、変数flag,cur
r_y,curr_x,max_hが図示しない作業用
メモリに一時記憶されて使用される。
【0077】前記変数flagは、処理対象のテクスチ
ャが、ペアリングされたテクスチャのうち左側に位置す
るものであるか、右側に位置するものであるかを表すも
のである。すなわち、本処理においては、大きさの同
等、すなわち大きさが同じ又は略同じテクスチャ画像が
2枚一組にペアリングされてテクスチャ記録画像28上
に格納される。そして、flagが0の場合には現処理
対象のテクスチャが左側テクスチャであることを表し、
flagが1の場合には現処理対象のテクスチャ右側テ
クスチャであること表す。また、curr_y は、テ
クスチャ画像記憶部24に格納されるテクスチャ記録画
像28中のY’’座標の値を表すものであり、curr
_xは、テクスチャ画像記憶部24に格納されるテクス
チャ記録画像28中のX’’座標の値を表すものであ
る。これらcurr_x及びcurr_yは、現処理対
象(再配置の現在の対象)のテクスチャ画像をテクスチ
ャ記録画像28に配置する際の基準として用いられる。
ャが、ペアリングされたテクスチャのうち左側に位置す
るものであるか、右側に位置するものであるかを表すも
のである。すなわち、本処理においては、大きさの同
等、すなわち大きさが同じ又は略同じテクスチャ画像が
2枚一組にペアリングされてテクスチャ記録画像28上
に格納される。そして、flagが0の場合には現処理
対象のテクスチャが左側テクスチャであることを表し、
flagが1の場合には現処理対象のテクスチャ右側テ
クスチャであること表す。また、curr_y は、テ
クスチャ画像記憶部24に格納されるテクスチャ記録画
像28中のY’’座標の値を表すものであり、curr
_xは、テクスチャ画像記憶部24に格納されるテクス
チャ記録画像28中のX’’座標の値を表すものであ
る。これらcurr_x及びcurr_yは、現処理対
象(再配置の現在の対象)のテクスチャ画像をテクスチ
ャ記録画像28に配置する際の基準として用いられる。
【0078】同図に示すように、まず、変数flagは
0に初期化される(S201)。さらに、curr_y
は、あらかじめ定義されたSIDE_MARGIN が
示す値に初期化される(S202)。同様にして、変数
curr_xも、SIDE_MARGINが示す値に初
期化される(S203)。そして、再配置処理部16
は、テクスチャ頂点情報データベース14の基準頂点座
標14dの欄からテクスチャの3頂点の位置座標を取得
する。そして、各テクスチャの外接矩形36の幅wと高
さhとを算出する(S204)。
0に初期化される(S201)。さらに、curr_y
は、あらかじめ定義されたSIDE_MARGIN が
示す値に初期化される(S202)。同様にして、変数
curr_xも、SIDE_MARGINが示す値に初
期化される(S203)。そして、再配置処理部16
は、テクスチャ頂点情報データベース14の基準頂点座
標14dの欄からテクスチャの3頂点の位置座標を取得
する。そして、各テクスチャの外接矩形36の幅wと高
さhとを算出する(S204)。
【0079】次に、再配置処理部16は、次式が満足さ
れているか否かを判断する(S205)。
れているか否かを判断する(S205)。
【0080】
【数1】curr_y+h<IMAGE_HEIGHT
−SIDE_MARGIN ここで、IMAGE_HEIGHTは、テクスチャ画像
記憶部24に格納されるテクスチャ記録画像28の高さ
を表す。そして、この式が満足されない場合には、その
テクスチャ記録画像28にそれ以上のテクスチャ画像を
配置(記録)することは不可能であると判断し、次のテ
クスチャ記録画像28に配置先を移す(S206)。
−SIDE_MARGIN ここで、IMAGE_HEIGHTは、テクスチャ画像
記憶部24に格納されるテクスチャ記録画像28の高さ
を表す。そして、この式が満足されない場合には、その
テクスチャ記録画像28にそれ以上のテクスチャ画像を
配置(記録)することは不可能であると判断し、次のテ
クスチャ記録画像28に配置先を移す(S206)。
【0081】一方、上式が満足される場合には、次に再
配置処理部16は、変数flagが0であるか否かを判
別する(S207)。そして、0であれば、現処理対象
のテクスチャが左側テクスチャであると判断し、次に次
式が満足されているか否かを判断する(S208)。
配置処理部16は、変数flagが0であるか否かを判
別する(S207)。そして、0であれば、現処理対象
のテクスチャが左側テクスチャであると判断し、次に次
式が満足されているか否かを判断する(S208)。
【0082】
【数2】curr_x+w<IMAGE_WIDTH−
SIDE_MARGIN ここでIMAGE_WIDTHは、テクスチャ画像記憶
部24に格納されるテクスチャ記録画像28の幅を表
す。そして、この式が満足されない場合には、テクスチ
ャ記録画像28中、その行(同一のcurr_yに対応
する領域をいう。以下同様。)にはそれ以上のテクスチ
ャ画像を配置することは不可能であると判断し、次式に
従って、変数curr_y、max_h、flagの値
を更新する(S209)。
SIDE_MARGIN ここでIMAGE_WIDTHは、テクスチャ画像記憶
部24に格納されるテクスチャ記録画像28の幅を表
す。そして、この式が満足されない場合には、テクスチ
ャ記録画像28中、その行(同一のcurr_yに対応
する領域をいう。以下同様。)にはそれ以上のテクスチ
ャ画像を配置することは不可能であると判断し、次式に
従って、変数curr_y、max_h、flagの値
を更新する(S209)。
【0083】
【数3】curr_y=curr_y+max_h+M
ARGIN max_h=0 flag=0 一方、S208において、条件式が満足される場合に
は、次に再配置処理部16は、左側テクスチャの再配置
処理を行う(S210)。具体的には、現処理対象のテ
クスチャの3頂点のテクスチャ記録画像28における位
置座標が下記の各式に従って算出される。
ARGIN max_h=0 flag=0 一方、S208において、条件式が満足される場合に
は、次に再配置処理部16は、左側テクスチャの再配置
処理を行う(S210)。具体的には、現処理対象のテ
クスチャの3頂点のテクスチャ記録画像28における位
置座標が下記の各式に従って算出される。
【0084】
【数4】 X1’=X1+curr_x X2’=X2+curr_x X3’=X3+curr_x Y1’=Y1+curr_y Y2’=Y2+curr_y Y3’=Y3+curr_y 以上の演算を終えた後、さらに再配置処理部16は、次
のテクスチャの再配置のためcurr_xの値を下式に
従って更新する。
のテクスチャの再配置のためcurr_xの値を下式に
従って更新する。
【0085】
【数5】 curr_x=curr_x+w+MARGIN 次に、再配置処理部16は、変数flagを1に再設定
する(S211)。これは、次に処理すべきテクスチャ
が右側テクスチャであることを一時記憶するためであ
る。さらに、再配置処理部16は、その行に配置された
テクスチャ、すなわち同一のcurr_yに対応する領
域に配置されたテクスチャの外接矩形36の高さの最大
値を更新すべく、現処理対象のテクスチャの外接矩形3
6の高さhが図示しない作業用メモリに一時記憶されて
いるmax_hよりも大きい場合に、この高さhを新た
なmax_hとして作業用メモリに格納する(S21
2)。そして、全てのテクスチャについて処理するま
で、次のテクスチャの頂点座標をテクスチャ頂点情報デ
ータベース14から取得し、処理を続行する(S21
3)。
する(S211)。これは、次に処理すべきテクスチャ
が右側テクスチャであることを一時記憶するためであ
る。さらに、再配置処理部16は、その行に配置された
テクスチャ、すなわち同一のcurr_yに対応する領
域に配置されたテクスチャの外接矩形36の高さの最大
値を更新すべく、現処理対象のテクスチャの外接矩形3
6の高さhが図示しない作業用メモリに一時記憶されて
いるmax_hよりも大きい場合に、この高さhを新た
なmax_hとして作業用メモリに格納する(S21
2)。そして、全てのテクスチャについて処理するま
で、次のテクスチャの頂点座標をテクスチャ頂点情報デ
ータベース14から取得し、処理を続行する(S21
3)。
【0086】また、既に説明したS207において変数
flagが0でないと判断される場合、再配置処理部1
6は当該処理対象のテクスチャが右側テクスチャであり
得ると判断する。そして、直前に再配置処理を行った左
側テクスチャと外接矩形36の高さ及び幅のクラスが同
一であるか否かを判断する(S214)。クラスが同一
でなければ、そのテクスチャが左側テクスチャであると
してS207以降の処理を施す。
flagが0でないと判断される場合、再配置処理部1
6は当該処理対象のテクスチャが右側テクスチャであり
得ると判断する。そして、直前に再配置処理を行った左
側テクスチャと外接矩形36の高さ及び幅のクラスが同
一であるか否かを判断する(S214)。クラスが同一
でなければ、そのテクスチャが左側テクスチャであると
してS207以降の処理を施す。
【0087】一方、左側テクスチャと外接矩形36の高
さ及び幅のクラスが同一であれば、そのテクスチャが右
側テクスチャであるとし、この右側テクスチャの再配置
計算を行う(S215)。この処理においては、まず、
右側テクスチャと左側テクスチャが、それぞれ上三角形
テクスチャであるか下三角形テクスチャであるかを判断
する。具体的には、図11に示すように、Y3≧(Y1+
Y2)/2を満たす場合には、そのテクスチャが下三角
形テクスチャであると判断する。一方、Y3<(Y1+Y
2)/2を満たす場合には、そのテクスチャが上三角形
テクスチャであると判断する。
さ及び幅のクラスが同一であれば、そのテクスチャが右
側テクスチャであるとし、この右側テクスチャの再配置
計算を行う(S215)。この処理においては、まず、
右側テクスチャと左側テクスチャが、それぞれ上三角形
テクスチャであるか下三角形テクスチャであるかを判断
する。具体的には、図11に示すように、Y3≧(Y1+
Y2)/2を満たす場合には、そのテクスチャが下三角
形テクスチャであると判断する。一方、Y3<(Y1+Y
2)/2を満たす場合には、そのテクスチャが上三角形
テクスチャであると判断する。
【0088】そして、S215では、図12(a)に示
すように、左側テクスチャと右側テクスチャがともに上
三角形テクスチャである場合、或いはそれらが共に下三
角形テクスチャである場合には、右側テクスチャについ
て左右反転を行うとともに上下反転をも行う。一方、左
側テクスチャが上三角形テクスチャであり、右側テクス
チャが下三角形テクスチャである場合、或いは左側テク
スチャが下三角形テクスチャであり、右側テクスチャが
上三角形テクスチャである場合には、再配置処理部16
は右側テクスチャについて左右反転処理のみを行う。
すように、左側テクスチャと右側テクスチャがともに上
三角形テクスチャである場合、或いはそれらが共に下三
角形テクスチャである場合には、右側テクスチャについ
て左右反転を行うとともに上下反転をも行う。一方、左
側テクスチャが上三角形テクスチャであり、右側テクス
チャが下三角形テクスチャである場合、或いは左側テク
スチャが下三角形テクスチャであり、右側テクスチャが
上三角形テクスチャである場合には、再配置処理部16
は右側テクスチャについて左右反転処理のみを行う。
【0089】次に、再配置処理部16は第2の右側テク
スチャの再配置計算を行う(S216)。図13は、こ
の右側テクスチャの再配置処理を説明する図である。同
図においては、左側テクスチャとしてn−1番目のテク
スチャが用いられ、右側テクスチャとしてn番目のテク
スチャが用いられている。そして、左側テクスチャはV
1 (n-1),V2 (n-1),V3 (n-1)を頂点として有している。
一方、右側テクスチャはV1 (n),V2 (n),V3 (n)を頂点
として有している。
スチャの再配置計算を行う(S216)。図13は、こ
の右側テクスチャの再配置処理を説明する図である。同
図においては、左側テクスチャとしてn−1番目のテク
スチャが用いられ、右側テクスチャとしてn番目のテク
スチャが用いられている。そして、左側テクスチャはV
1 (n-1),V2 (n-1),V3 (n-1)を頂点として有している。
一方、右側テクスチャはV1 (n),V2 (n),V3 (n)を頂点
として有している。
【0090】同図に示すように、本処理では、右側テク
スチャと左側テクスチャは、既に説明したS215によ
り左側テクスチャの第3の頂点であるV3 (n-1)と右側テ
クスチャの第3の頂点であるV3 (n)とが互いに向かい合
う位置関係を有している。そして、本処理では、右側テ
クスチャをX’’軸方向に移動させて左側テクスチャに
どれだけ近づけることができるかを算出する。以下、こ
の距離を水平移動距離dと記す。また、左側テクスチャ
におけるV2 (n-1)とV3 (n-1)とを結ぶ線分をl(n-1)と
記し、右側テクスチャにおけるV1 (n)とV3 (n)とを結ぶ
線分をl(n)と記す。
スチャと左側テクスチャは、既に説明したS215によ
り左側テクスチャの第3の頂点であるV3 (n-1)と右側テ
クスチャの第3の頂点であるV3 (n)とが互いに向かい合
う位置関係を有している。そして、本処理では、右側テ
クスチャをX’’軸方向に移動させて左側テクスチャに
どれだけ近づけることができるかを算出する。以下、こ
の距離を水平移動距離dと記す。また、左側テクスチャ
におけるV2 (n-1)とV3 (n-1)とを結ぶ線分をl(n-1)と
記し、右側テクスチャにおけるV1 (n)とV3 (n)とを結ぶ
線分をl(n)と記す。
【0091】本処理では、まず、線分l(n)をX軸方向
に平行移動させた場合に、線分l(n- 1)又は線分l(n)の
いずれかの端点が他方の線分に接触するまでの距離を算
出する。この距離を仮にDとすれば、D−MARGIN
が、ここで求める水平移動距離dとなる。
に平行移動させた場合に、線分l(n- 1)又は線分l(n)の
いずれかの端点が他方の線分に接触するまでの距離を算
出する。この距離を仮にDとすれば、D−MARGIN
が、ここで求める水平移動距離dとなる。
【0092】こうして水平移動距離dが算出されれば、
次に再配置処理部16は下式を満足するか否かを判別す
る(S217)。
次に再配置処理部16は下式を満足するか否かを判別す
る(S217)。
【0093】
【数6】curr_x−d+w<IMAGE_WIDT
H−SIDE_MARGIN そして、同式が満足されるようであれば、テクスチャ画
像記憶部24に記憶されるテクスチャ記録画像28に右
側テクスチャを記録する領域が同一行に残っていると判
断し、この残りの領域に右側テクスチャを再配置する
(S218)。具体的には下記の式により再配置先の位
置座標を算出する。
H−SIDE_MARGIN そして、同式が満足されるようであれば、テクスチャ画
像記憶部24に記憶されるテクスチャ記録画像28に右
側テクスチャを記録する領域が同一行に残っていると判
断し、この残りの領域に右側テクスチャを再配置する
(S218)。具体的には下記の式により再配置先の位
置座標を算出する。
【0094】
【数7】 X1’=X1−d+curr_x X2’=X2−d+curr_x X3’=X3−d+curr_x Y1’=Y1+curr_y Y2’=Y2+curr_y Y3’=Y3+curr_y また、再配置処理部16は、次に処理するテクスチャの
再配置位置の基準を更新するために、curr_xを下
式に従って算出し、その値を図示しない作業用メモリに
格納する。
再配置位置の基準を更新するために、curr_xを下
式に従って算出し、その値を図示しない作業用メモリに
格納する。
【0095】
【数8】 curr_x=curr_x+w−d+MARGIN 以上の処理を終えれば、再配置処理部16は変数fla
gを0に再設定する(S219)。これは既に説明した
S218において右側テクスチャの画像をテクスチャ記
録画像28上に配置したことから、次の処理対象となる
テクスチャが左側テクスチャであることを作業用メモリ
に一時記憶するためである。こうして、再配置処理部1
6は、max_hの値を更新した後(S212)、処理
対象を別のテクスチャに移し、再配置処理を継続する
(S213)。
gを0に再設定する(S219)。これは既に説明した
S218において右側テクスチャの画像をテクスチャ記
録画像28上に配置したことから、次の処理対象となる
テクスチャが左側テクスチャであることを作業用メモリ
に一時記憶するためである。こうして、再配置処理部1
6は、max_hの値を更新した後(S212)、処理
対象を別のテクスチャに移し、再配置処理を継続する
(S213)。
【0096】なお、上述のS217において条件式を満
足しないと判断される場合には、変数curr_y,m
ax_h,flagを次式に従って更新し(S22
0)、処理対象を次のテクスチャに移し、再配置処理を
継続する。
足しないと判断される場合には、変数curr_y,m
ax_h,flagを次式に従って更新し(S22
0)、処理対象を次のテクスチャに移し、再配置処理を
継続する。
【0097】
【数9】curr_y=curr_y+max_h+M
ARGIN max_h=0 flag=0 以上説明した処理によれば、同程度の大きさのテクスチ
ャをペアリングして、それらテクスチャの形状情報を利
用して両者を近づけることにより、より多くのテクスチ
ャをテクスチャ記録画像28上に配置することができ
る。
ARGIN max_h=0 flag=0 以上説明した処理によれば、同程度の大きさのテクスチ
ャをペアリングして、それらテクスチャの形状情報を利
用して両者を近づけることにより、より多くのテクスチ
ャをテクスチャ記録画像28上に配置することができ
る。
【0098】4.テクスチャの正規化処理 上述した第二再配置処理において、S218に代えて以
下の処理を実行することにしてもよい。この処理におい
ては、S216において算出された、右側テクスチャの
左側テクスチャに対する水平移動距離dが小さく、それ
故、テクスチャ画像記憶部24に格納されるテクスチャ
記録画像28上にそれらのテクスチャの画像を有効に配
置することができないと判断される場合に、それらテク
スチャの形状を所定形状に変換(正規化)することによ
り、有効な詰め込みを可能とするものである。
下の処理を実行することにしてもよい。この処理におい
ては、S216において算出された、右側テクスチャの
左側テクスチャに対する水平移動距離dが小さく、それ
故、テクスチャ画像記憶部24に格納されるテクスチャ
記録画像28上にそれらのテクスチャの画像を有効に配
置することができないと判断される場合に、それらテク
スチャの形状を所定形状に変換(正規化)することによ
り、有効な詰め込みを可能とするものである。
【0099】図14は、本処理を説明するフロー図であ
る。同図に示すように、この処理では、まず再配置処理
部16が正規化の判断を行う(S301)。この判断に
おいては、図9に示したフロー図におけるS204にて
算出された右側テクスチャの幅wと図10に示したフロ
ー図におけるS216にて算出された平行移動距離dと
に基づいて、
る。同図に示すように、この処理では、まず再配置処理
部16が正規化の判断を行う(S301)。この判断に
おいては、図9に示したフロー図におけるS204にて
算出された右側テクスチャの幅wと図10に示したフロ
ー図におけるS216にて算出された平行移動距離dと
に基づいて、
【数10】w−d>THRw が満足されるか否かが判断される。ここでTHRwは任
意の判定基準値である。そして、同式が満足される場合
にS302以降の正規化処理が続行される。すなわち図
13に示すように、左側テクスチャの線分l(n-1)と右
側テクスチャの線分l(n)とが平行である場合には、水
平移動距離dは右側テクスチャの外接矩形36の一辺の
長さであるwと等しくなる。そして、このとき、右側テ
クスチャを左側テクスチャに最も近づけることができ
る。本ステップでは、w−dがしきい値であるTHRw
を超える場合に、右側テクスチャを左側テクスチャに十
分に近づけることができないと判断し、S302以降の
処理を続行する。
意の判定基準値である。そして、同式が満足される場合
にS302以降の正規化処理が続行される。すなわち図
13に示すように、左側テクスチャの線分l(n-1)と右
側テクスチャの線分l(n)とが平行である場合には、水
平移動距離dは右側テクスチャの外接矩形36の一辺の
長さであるwと等しくなる。そして、このとき、右側テ
クスチャを左側テクスチャに最も近づけることができ
る。本ステップでは、w−dがしきい値であるTHRw
を超える場合に、右側テクスチャを左側テクスチャに十
分に近づけることができないと判断し、S302以降の
処理を続行する。
【0100】S302では、再配置処理部16は正規化
サイズの決定を行う。この処理では左側テクスチャの外
接矩形36の高さ及び幅、及び右側テクスチャの外接矩
形36の高さ及び幅を次式に代入することにより、それ
らをいかなるサイズのテクスチャに正規化するかを決定
する。
サイズの決定を行う。この処理では左側テクスチャの外
接矩形36の高さ及び幅、及び右側テクスチャの外接矩
形36の高さ及び幅を次式に代入することにより、それ
らをいかなるサイズのテクスチャに正規化するかを決定
する。
【0101】
【数11】wn=(INT)(((wl+wr)/2)/
Nstep+0.5)×Nstep hn=(INT)(((hl+hr)/2)/Nstep+
0.5)×Nstep ここで、wlは左側テクスチャの外接矩形36の幅を表
し、wrは右側テクスチャの外接矩形36の幅を表す。
また、hlは左側テクスチャの外接矩形36の高さを表
し、hrは右側テクスチャの外接矩形36の高さを表
す。また、Nstepは、正規化するサイズを不連続に設定
するための正規化ステップである。
Nstep+0.5)×Nstep hn=(INT)(((hl+hr)/2)/Nstep+
0.5)×Nstep ここで、wlは左側テクスチャの外接矩形36の幅を表
し、wrは右側テクスチャの外接矩形36の幅を表す。
また、hlは左側テクスチャの外接矩形36の高さを表
し、hrは右側テクスチャの外接矩形36の高さを表
す。また、Nstepは、正規化するサイズを不連続に設定
するための正規化ステップである。
【0102】そして、上式で導出されたwnは、正規化
した後のテクスチャの外接矩形の幅を表し、hnはその
外接矩形の高さを表す。以下では、この外接矩形を正規
化矩形と呼ぶ。なお、上式では、左右のテクスチャの外
接矩形36の幅の平均値を基準にして、正規化後のテク
スチャのサイズを決定しているが、左側テクスチャある
いは右側テクスチャのうちいずれか一方を基準にしても
よい。
した後のテクスチャの外接矩形の幅を表し、hnはその
外接矩形の高さを表す。以下では、この外接矩形を正規
化矩形と呼ぶ。なお、上式では、左右のテクスチャの外
接矩形36の幅の平均値を基準にして、正規化後のテク
スチャのサイズを決定しているが、左側テクスチャある
いは右側テクスチャのうちいずれか一方を基準にしても
よい。
【0103】次に再配置処理部16は左右のテクスチャ
の正規化処理を行う(S303)。この処理では、左側
テクスチャ及び右側テクスチャの各頂点の正規化後にお
ける座標位置が決定される。具体的には、図15に示す
ように、例えば頂点としてV1,V2,V3を有する左側
テクスチャが上述した上三角形テクスチャである場合に
は、S302にて決定された幅wnと高さhnを有する正
規化矩形38において、V1がその左上頂点に配置さ
れ、V2がその左下頂点に配置される。また、V3は右上
頂点に配置される。同様に、頂点としてV1,V2,V3
を有する右側テクスチャが下三角形テクスチャである場
合には、V1は正規化矩形の右上頂点に配置され、V2は
正規化矩形38の右下頂点に配置される。さらに、V3
は正規化矩形38の左下頂点に配置される。そして、正
規化矩形38の左上の頂点を原点とし、外接矩形36の
各辺をテクスチャ座標系における各座標軸の方向と一致
させて、正規化後のテクスチャの頂点V1’,V2’,V
3’を算出し、それらの値をテクスチャ頂点データベー
スの基準頂点座標14dに改めて格納する。
の正規化処理を行う(S303)。この処理では、左側
テクスチャ及び右側テクスチャの各頂点の正規化後にお
ける座標位置が決定される。具体的には、図15に示す
ように、例えば頂点としてV1,V2,V3を有する左側
テクスチャが上述した上三角形テクスチャである場合に
は、S302にて決定された幅wnと高さhnを有する正
規化矩形38において、V1がその左上頂点に配置さ
れ、V2がその左下頂点に配置される。また、V3は右上
頂点に配置される。同様に、頂点としてV1,V2,V3
を有する右側テクスチャが下三角形テクスチャである場
合には、V1は正規化矩形の右上頂点に配置され、V2は
正規化矩形38の右下頂点に配置される。さらに、V3
は正規化矩形38の左下頂点に配置される。そして、正
規化矩形38の左上の頂点を原点とし、外接矩形36の
各辺をテクスチャ座標系における各座標軸の方向と一致
させて、正規化後のテクスチャの頂点V1’,V2’,V
3’を算出し、それらの値をテクスチャ頂点データベー
スの基準頂点座標14dに改めて格納する。
【0104】次に再配置処理部16は、これら正規化後
のテクスチャのV1’,V2’,V3’の位置座標に基づ
いて、正規化後の左側テクスチャ及び右側テクスチャの
各画像をテクスチャ画像記憶部24に格納されたテクス
チャ記録画像28上に配置する(S304)。この処理
においては、まずcurr_xとcurr_yは左側テ
クスチャを処理する際に用いた値にそれぞれ戻される。
そして、左側テクスチャについて、以下の式に基づいて
テクスチャ記録画像28における各頂点の位置座標が算
出される。
のテクスチャのV1’,V2’,V3’の位置座標に基づ
いて、正規化後の左側テクスチャ及び右側テクスチャの
各画像をテクスチャ画像記憶部24に格納されたテクス
チャ記録画像28上に配置する(S304)。この処理
においては、まずcurr_xとcurr_yは左側テ
クスチャを処理する際に用いた値にそれぞれ戻される。
そして、左側テクスチャについて、以下の式に基づいて
テクスチャ記録画像28における各頂点の位置座標が算
出される。
【0105】
【数12】 Xl1’=Xl1+curr_x Xl2’=Xl2+curr_x Xl3’=Xl3+curr_x Yl1’=Yl1+curr_y Yl2’=Yl2+curr_y Yl3’=Yl3+curr_y 一方、右側テクスチャについても同様に下式により算出
される。
される。
【0106】
【数13】 Xr1’=Xr1+curr_x+MARGIN Xr2’=Xr2+curr_x+MARGIN Xr3’=Xr3+curr_x+MARGIN Yr1’=Yr1+curr_y Yr2’=Yr2+curr_y Yr3’=Yr3+curr_y さらに、再配置処理部16は、次の処理対象のテクスチ
ャをテクスチャ記録画像28上に配置する際に用いる基
準位置を更新すべく、次式に従ってcurr_xを更新
する。
ャをテクスチャ記録画像28上に配置する際に用いる基
準位置を更新すべく、次式に従ってcurr_xを更新
する。
【0107】
【数14】 curr_x=curr_x+wn+MARGIN×2 以上説明したテクスチャの正規化処理を行えば、第1再
配置処理によりペアリングされた左側テクスチャと右側
テクスチャとをさらに近づけることにより、テクスチャ
画像記憶部24に格納されたテクスチャ記録画像28上
により多くのテクスチャの画像を記録することができ
る。
配置処理によりペアリングされた左側テクスチャと右側
テクスチャとをさらに近づけることにより、テクスチャ
画像記憶部24に格納されたテクスチャ記録画像28上
により多くのテクスチャの画像を記録することができ
る。
【0108】また、上述の正規化処理においては、左側
テクスチャと右側テクスチャとで同一の正規化矩形38
に内接する三角形を正規化の対象としたため、正規化後
における左側テクスチャの線分l(n-1)と、正規化後に
おける右側テクスチャの線分l(n)とを平行にすること
ができる。この結果、右側テクスチャを左側テクスチャ
に最大限近づけることができる。すなわち、右側テクス
チャの平行移動距離dを正規化矩形の幅であるwnと同
一にすることができる。換言すれば、左側テクスチャと
右側テクスチャとを合同な直角三角形のテクスチャに正
規化することで、より有効にテクスチャ記録画像28上
に左側テクスチャ及び右側テクスチャを配置することが
できる。
テクスチャと右側テクスチャとで同一の正規化矩形38
に内接する三角形を正規化の対象としたため、正規化後
における左側テクスチャの線分l(n-1)と、正規化後に
おける右側テクスチャの線分l(n)とを平行にすること
ができる。この結果、右側テクスチャを左側テクスチャ
に最大限近づけることができる。すなわち、右側テクス
チャの平行移動距離dを正規化矩形の幅であるwnと同
一にすることができる。換言すれば、左側テクスチャと
右側テクスチャとを合同な直角三角形のテクスチャに正
規化することで、より有効にテクスチャ記録画像28上
に左側テクスチャ及び右側テクスチャを配置することが
できる。
【0109】なお、以上を説明したテクスチャの正規化
処理にあたっては、各テクスチャの画像ひずみの量がで
きるだけ小さくなるようにすべきである。たとえば、多
数の三角形のテクスチャを共通の形状に正規化する場合
には、それらのテクスチャを直角二等辺三角形のテクス
チャに正規化することが望ましい。また、多数の四角形
のテクスチャを共通の形状に正規化する場合には、たと
えば、それらのテクスチャを正方形などの長方形のテク
スチャに正規化することが望ましい。さらに、正規化矩
形の決定に当たっては、その大きさが元のテクスチャと
大きさと極端に異ならないことが望ましい。このため、
複数のテクスチャを正規化する場合には、それらテクス
チャを大きさによりクラス分けし、それらクラス毎に正
規化サイズを決定するようにしてもよい。
処理にあたっては、各テクスチャの画像ひずみの量がで
きるだけ小さくなるようにすべきである。たとえば、多
数の三角形のテクスチャを共通の形状に正規化する場合
には、それらのテクスチャを直角二等辺三角形のテクス
チャに正規化することが望ましい。また、多数の四角形
のテクスチャを共通の形状に正規化する場合には、たと
えば、それらのテクスチャを正方形などの長方形のテク
スチャに正規化することが望ましい。さらに、正規化矩
形の決定に当たっては、その大きさが元のテクスチャと
大きさと極端に異ならないことが望ましい。このため、
複数のテクスチャを正規化する場合には、それらテクス
チャを大きさによりクラス分けし、それらクラス毎に正
規化サイズを決定するようにしてもよい。
【0110】5.テクスチャマッチングを利用した再配
置処理 以下で説明する処理においては、テクスチャ画像のうち
の少なくとも一つの画像がそのテクスチャよりも広い面
積を有する他のテクスチャの画像の一部に重ねられてテ
クスチャ記録画像28上に配置される。この処理はマッ
チング処理部18により行われるものである。
置処理 以下で説明する処理においては、テクスチャ画像のうち
の少なくとも一つの画像がそのテクスチャよりも広い面
積を有する他のテクスチャの画像の一部に重ねられてテ
クスチャ記録画像28上に配置される。この処理はマッ
チング処理部18により行われるものである。
【0111】図16は、この処理を説明するフロー図で
ある。同図に示すように、この処理においては、まずマ
ッチング処理部18が前記テクスチャ頂点情報データベ
ース14の基準頂点座標14dから各テクスチャの頂点
座標を読み出す。さらに、マッチング処理部18はテク
スチャ元画像データ記憶部12から各テクスチャの画像
を読み込む(S401)。
ある。同図に示すように、この処理においては、まずマ
ッチング処理部18が前記テクスチャ頂点情報データベ
ース14の基準頂点座標14dから各テクスチャの頂点
座標を読み出す。さらに、マッチング処理部18はテク
スチャ元画像データ記憶部12から各テクスチャの画像
を読み込む(S401)。
【0112】次に、マッチング処理部18は、マッチン
グの対象となるテクスチャを決定する(S402)。例
えば、既に説明した第1配置処理において、テクスチャ
頂点情報データベース14のテクスチャナンバー14a
の欄が外接矩形36の高さ及び幅に基づいてソーティン
グされている場合であれば、そのテクスチャナンバー1
4aが大きなもの、すなわちテクスチャのサイズが比較
的小さなものからマッチングの対象とすればよい。
グの対象となるテクスチャを決定する(S402)。例
えば、既に説明した第1配置処理において、テクスチャ
頂点情報データベース14のテクスチャナンバー14a
の欄が外接矩形36の高さ及び幅に基づいてソーティン
グされている場合であれば、そのテクスチャナンバー1
4aが大きなもの、すなわちテクスチャのサイズが比較
的小さなものからマッチングの対象とすればよい。
【0113】こうしてマッチング対象となるテクスチャ
が決定されれば、次にマッチング処理部18は、図17
に示すように、選択されたテクスチャの画像を他のテク
スチャの画像の一部にマッチングさせる(S403)。
この際、マッチング処理部18は、例えば、テクスチャ
頂点情報データベース14においてテクスチャナンバー
14aが小さな値が格納されているテクスチャ、すなわ
ちテクスチャのサイズが比較的大きなものから順次マッ
チング処理を行う。そして、マッチング結果に対する評
価においては、マッチング対象のテクスチャの各画素値
とマッチング先のテクスチャの対応する画素値との誤差
総和などを算出し、この値が所定のしきい値以下である
場合にそのマッチング対象となったテクスチャがそのマ
ッチング先のテクスチャの一部との類似度ないし一致度
が高いと判断する。そして、マッチング先のテクスチャ
のマッチング部分の画像を、マッチング対象のテクスチ
ャの画像として流用する。
が決定されれば、次にマッチング処理部18は、図17
に示すように、選択されたテクスチャの画像を他のテク
スチャの画像の一部にマッチングさせる(S403)。
この際、マッチング処理部18は、例えば、テクスチャ
頂点情報データベース14においてテクスチャナンバー
14aが小さな値が格納されているテクスチャ、すなわ
ちテクスチャのサイズが比較的大きなものから順次マッ
チング処理を行う。そして、マッチング結果に対する評
価においては、マッチング対象のテクスチャの各画素値
とマッチング先のテクスチャの対応する画素値との誤差
総和などを算出し、この値が所定のしきい値以下である
場合にそのマッチング対象となったテクスチャがそのマ
ッチング先のテクスチャの一部との類似度ないし一致度
が高いと判断する。そして、マッチング先のテクスチャ
のマッチング部分の画像を、マッチング対象のテクスチ
ャの画像として流用する。
【0114】このため、マッチング処理部18は、次に
テクスチャ頂点情報データベース14におけるマッチン
グ先テクスチャナンバー14fの欄にS403において
一致度が高いと判断されたテクスチャの番号を記録す
る。さらに、マッチング処理部18は、マッチング先テ
クスチャの基準頂点座標系におけるテクスチャマッチン
グ部分の3頂点の位置座標をテクスチャ頂点情報データ
ベース14のマッチング頂点位置14hの欄に格納する
(S404)。
テクスチャ頂点情報データベース14におけるマッチン
グ先テクスチャナンバー14fの欄にS403において
一致度が高いと判断されたテクスチャの番号を記録す
る。さらに、マッチング処理部18は、マッチング先テ
クスチャの基準頂点座標系におけるテクスチャマッチン
グ部分の3頂点の位置座標をテクスチャ頂点情報データ
ベース14のマッチング頂点位置14hの欄に格納する
(S404)。
【0115】以上の処理を終えて、テクスチャ頂点情報
データベース14のマッチング先テクスチャナンバー1
4fとマッチング頂点位置14hの欄に必要なデータが
格納されれば、メモリ格納部20はそのデータに基づい
てテクスチャ画像記憶部24及びテクスチャ頂点情報記
憶部26への書き込みを行う。具体的には、メモリ格納
部20は、テクスチャ頂点情報データベース14にマッ
チング先テクスチャナンバー14f、マッチング頂点位
置14hにデータが格納されている場合には、そのテク
スチャについてはテクスチャ画像記憶部24にテクスチ
ャ元画像データ記憶部12に記録されているテクスチャ
画像を書き込まず、マッチング頂点位置14hに記録さ
れた頂点位置座標のみを二次元アフィン変換を施してテ
クスチャ頂点情報記憶部26に格納する。このときの二
次元アフィン変換は、そのテクスチャについてのマッチ
ング先テクスチャナンバー14gの欄に記された番号に
より識別されるテクスチャに施した二次元アフィン変換
と同じものである。
データベース14のマッチング先テクスチャナンバー1
4fとマッチング頂点位置14hの欄に必要なデータが
格納されれば、メモリ格納部20はそのデータに基づい
てテクスチャ画像記憶部24及びテクスチャ頂点情報記
憶部26への書き込みを行う。具体的には、メモリ格納
部20は、テクスチャ頂点情報データベース14にマッ
チング先テクスチャナンバー14f、マッチング頂点位
置14hにデータが格納されている場合には、そのテク
スチャについてはテクスチャ画像記憶部24にテクスチ
ャ元画像データ記憶部12に記録されているテクスチャ
画像を書き込まず、マッチング頂点位置14hに記録さ
れた頂点位置座標のみを二次元アフィン変換を施してテ
クスチャ頂点情報記憶部26に格納する。このときの二
次元アフィン変換は、そのテクスチャについてのマッチ
ング先テクスチャナンバー14gの欄に記された番号に
より識別されるテクスチャに施した二次元アフィン変換
と同じものである。
【0116】以上の処理によれば一つのテクスチャの画
像の一部を他の小さなテクスチャの画像として流用する
ことができ、テクスチャ画像記憶部24に格納するテク
スチャ記録画像28上により多くのテクスチャを記録す
ることができる。
像の一部を他の小さなテクスチャの画像として流用する
ことができ、テクスチャ画像記憶部24に格納するテク
スチャ記録画像28上により多くのテクスチャを記録す
ることができる。
【0117】なお、上記処理の変形例として、複数のテ
クスチャの画像うち少なくとも一つの画像の一部を、そ
のテクスチャよりも広い面積を有する他のテクスチャの
画像の一部に重ねて配置してもよい。
クスチャの画像うち少なくとも一つの画像の一部を、そ
のテクスチャよりも広い面積を有する他のテクスチャの
画像の一部に重ねて配置してもよい。
【図1】 本発明の実施の形態に係るテクスチャ記録方
法を実施する装置の構成を示す図である。
法を実施する装置の構成を示す図である。
【図2】 テクスチャ頂点情報データベースに記録され
る情報を模式的に示す図である。
る情報を模式的に示す図である。
【図3】 図3(a)はテクスチャの元画像上での3頂
点を示す図である。図3(b)は基準頂点座標について
説明する図である。
点を示す図である。図3(b)は基準頂点座標について
説明する図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るテクスチャ記録方
法によるテクスチャのテクスチャ記録画像への配置を説
明する図である。
法によるテクスチャのテクスチャ記録画像への配置を説
明する図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るテクスチャ記録方
法によるテクスチャのテクスチャ記録画像への配置を説
明する図である。
法によるテクスチャのテクスチャ記録画像への配置を説
明する図である。
【図6】 空白領域処理部の処理を説明する図である。
【図7】 第1再配置処理を説明するフロー図である。
【図8】 テクスチャの外接矩形を示す図である。
【図9】 第2再配置処理を説明するフロー図である。
【図10】 第2再配置処理を説明するフロー図であ
る。
る。
【図11】 上三角形テクスチャと下三角形テクスチャ
の区別を説明する図である。
の区別を説明する図である。
【図12】 第2再配置処理の一部を説明する図であ
る。
る。
【図13】 第2再配置処理の一部を説明する図であ
る。
る。
【図14】 テクスチャの正規化処理を説明するフロー
図である。
図である。
【図15】 テクスチャの正規化処理を説明する図であ
る。
る。
【図16】 マッチング処理部のテクスチャマッチング
処理を説明するフロー図である。
処理を説明するフロー図である。
【図17】 マッチング処理部の処理を説明する図であ
る。
る。
10 テクスチャ情報出力部、12 テクスチャ元画像
データ記憶部、14テクスチャ頂点情報データベース、
16 再配置処理部、18 マッチング処理部、20
メモリ格納部、22 空白領域処理部、24 テクスチ
ャ画像記憶部、26 テクスチャ頂点情報記憶部、28
テクスチャ記録画像、36 外接矩形、38 正規化
矩形。
データ記憶部、14テクスチャ頂点情報データベース、
16 再配置処理部、18 マッチング処理部、20
メモリ格納部、22 空白領域処理部、24 テクスチ
ャ画像記憶部、26 テクスチャ頂点情報記憶部、28
テクスチャ記録画像、36 外接矩形、38 正規化
矩形。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂木 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (27)
- 【請求項1】 複数のテクスチャの画像を含むテクスチ
ャ記録画像を記憶手段に記録することにより、それら複
数のテクスチャの画像を記憶手段に記録するテクスチャ
記録方法であって、 前記テクスチャ記録画像における前記複数のテクスチャ
の画像の占有領域以外の領域を少なくするよう、各テク
スチャの形状情報に基づいてテクスチャの画像を前記テ
クスチャ記録画像上に配置することを特徴とするテクス
チャ記録方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のテクスチャ記録方法にお
いて、 各テクスチャの前記形状情報は、各テクスチャの外接矩
形の形状情報を含むことを特徴とするテクスチャ記録方
法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のテクスチャ記録
方法において、 各テクスチャに回転操作又は反転操作を施し、各テクス
チャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配置すること
を特徴とするテクスチャ記録方法。 - 【請求項4】 複数のテクスチャの画像を含むテクスチ
ャ記録画像を記憶手段に記録することにより、それら複
数のテクスチャの画像を記憶手段に記録するテクスチャ
記録方法であって、 所定のテクスチャについて、そのテクスチャの形状を所
定形状に変換し、その変換されたテクスチャの画像を前
記テクスチャ記録画像上に配置することを特徴とするテ
クスチャ記録方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のテクスチャ記録方法にお
いて、 前記複数のテクスチャに三角形のテクスチャが含まれる
場合に、その三角形のテクスチャの形状を直角三角形に
変換し、その変換された直角三角形のテクスチャの画像
を前記テクスチャ記録画像上に配置することを特徴とす
るテクスチャ記録方法。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載のテクスチャ記録
方法において、 前記複数のテクスチャに四角形のテクスチャが含まれる
場合に、その四角形のテクスチャの形状を長方形に変換
し、その変換された長方形のテクスチャの画像を前記テ
クスチャ記録画像上に配置することを特徴とするテクス
チャ記録方法。 - 【請求項7】 複数のテクスチャの画像を含むテクスチ
ャ記録画像を記憶手段に記録することにより、それら複
数のテクスチャの画像を記憶手段に記録するテクスチャ
記録方法であって、 前記複数のテクスチャの画像うちの少なくとも一つの画
像の少なくとも一部を、そのテクスチャよりも広い面積
を有する他のテクスチャの画像の少なくとも一部に重ね
て配置することを特徴とするテクスチャ記録方法。 - 【請求項8】 複数のテクスチャの画像を含むテクスチ
ャ記録画像を記憶手段に記録することにより、それら複
数のテクスチャの画像を記憶手段に記録するテクスチャ
記録方法であって、 前記テクスチャ記録画像における前記複数のテクスチャ
の画像の占有領域以外の領域に、該領域の近傍に配置さ
れたテクスチャの画素情報に基づく画素情報を記録する
ことを特徴とするテクスチャ記録方法。 - 【請求項9】 モデリング対象物体の一部分を表すテク
スチャの画像を含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記
録するテクスチャ記録方法であって、 前記テクスチャ記録画像における前記テクスチャの画像
が表された領域の周囲に、前記モデリング対象の前記一
部分の周囲の画像を記録することを特徴とするテクスチ
ャ記録方法。 - 【請求項10】 複数のテクスチャの画像を含むテクス
チャ記録画像が記録された情報記録媒体であって、 前記テクスチャ記録画像には、該テクスチャ記録画像に
おける前記複数のテクスチャの画像の占有領域以外の領
域を少なくするよう、各テクスチャの形状情報に基づい
てテクスチャの画像が配置されていることを特徴とする
情報記録媒体。 - 【請求項11】 請求項10記載の情報記録媒体におい
て、 前記各テクスチャの形状情報として各テクスチャの外接
矩形の一辺の長さが含められ、前記複数のテクスチャの
画像は、この外接矩形の一辺の長さを基準として前記テ
クスチャ記録画像上に連接配置されていることを特徴と
する情報記録媒体。 - 【請求項12】 請求項10又は11に記載の情報記録
媒体において、 前記複数のテクスチャは三角形のテクスチャを含み、そ
れら三角形のテクスチャは、最も小さい角度を有する角
が第一の方向を向くように前記テクスチャ記録画像上に
配置されたものと、最も小さい角度を有する角が前記第
一の方向とはほぼ逆向きの第二の方向を向くように前記
テクスチャ記録画像上に配置されたものと、がほぼ同数
であることを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項13】 複数のテクスチャの画像を含むテクス
チャ記録画像が記録された情報記録媒体であって、 前記テクスチャ記録画像には、所定形状に形状が変換さ
れたテクスチャの画像が配置されていることを特徴とす
る情報記録媒体。 - 【請求項14】 請求項13記載の情報記録媒体におい
て、 前記テクスチャ記録画像には、三角形のテクスチャの画
像が直角三角形の画像に変換されて配置されていること
を特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項15】 請求項13又は14に記載の情報記録
媒体において、 前記テクスチャ記録画像には、四角形のテクスチャの画
像が長方形の画像に変換されて配置されていることを特
徴とする情報記録媒体。 - 【請求項16】 複数のテクスチャの画像を含むテクス
チャ記録画像が記録された情報記録媒体であって、 前記複数のテクスチャの画像うちの少なくとも一つの画
像の少なくとも一部が、そのテクスチャよりも広い面積
を有する他のテクスチャの画像の少なくとも一部に重ね
て配置されていることを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項17】 複数のテクスチャ画像を含むテクスチ
ャ記録画像が記録された情報記録媒体であって、 前記テクスチャ記録画像における前記複数のテクスチャ
の占有領域以外の領域に、該領域の近傍に表されたテク
スチャの画素情報に基づく画素情報が与えられているこ
とを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項18】 モデリング対象物体の一部分を表すテ
クスチャの画像を含むテクスチャ記録画像が記録された
情報記録媒体であって、 前記テクスチャ記録画像における前記テクスチャの画像
が表された領域の周囲に、前記モデリング対象の前記一
部分の周囲の画像が記録されたことを特徴とする情報記
録媒体。 - 【請求項19】 コンピュータに、複数のテクスチャの
画像を含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録させる
ことにより、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段
に記録させるためのプログラムを記録した媒体であっ
て、 コンピュータに、前記テクスチャ記録画像における前記
複数のテクスチャの画像の占有領域以外の領域を少なく
するよう、各テクスチャの形状情報に基づいてテクスチ
ャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配置させるプロ
グラムを記録したことを特徴とする媒体。 - 【請求項20】 請求項19記載の媒体において、 各テクスチャの前記形状情報は、各テクスチャの外接矩
形の形状情報を含むことを特徴とする媒体。 - 【請求項21】 請求項19又は20に記載の媒体にお
いて、 コンピュータに、各テクスチャに回転操作又は反転操作
を施させ、各テクスチャの画像を前記テクスチャ記録画
像上に配置させるプログラムを記録したことを特徴とす
る媒体。 - 【請求項22】 コンピュータに、複数のテクスチャの
画像を含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録させる
ことにより、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段
に記録させるプログラムを記録した媒体であって、 コンピュータに、所定のテクスチャについて、そのテク
スチャの形状を所定形状に変換させ、その変換されたテ
クスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配置させ
るプログラムを記録したことを特徴とする媒体。 - 【請求項23】 請求項22記載の媒体において、 コンピュータに、前記複数のテクスチャに三角形のテク
スチャが含まれる場合に、その三角形のテクスチャの形
状を直角三角形に変換させ、その変換された直角三角形
のテクスチャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配置
させるプログラムを記録したことを特徴とする媒体。 - 【請求項24】 請求項22又は23に記載の媒体にお
いて、 コンピュータに、前記複数のテクスチャに四角形のテク
スチャが含まれる場合に、その四角形のテクスチャの形
状を長方形に変換させ、その変換された長方形のテクス
チャの画像を前記テクスチャ記録画像上に配置させるプ
ログラムを記録したことを特徴とする媒体。 - 【請求項25】 コンピュータに、複数のテクスチャの
画像を含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録させる
ことにより、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段
に記録させるためのプログラムを記録した媒体であっ
て、 コンピュータに、前記複数のテクスチャの画像うちの少
なくとも一つの画像の少なくとも一部を、そのテクスチ
ャよりも広い面積を有する他のテクスチャの画像の少な
くとも一部に重ねて配置させるプログラムを記録したこ
とを特徴とする媒体。 - 【請求項26】 コンピュータに、複数のテクスチャの
画像を含むテクスチャ記録画像を記憶手段に記録させる
ことにより、それら複数のテクスチャの画像を記憶手段
に記録させるためのプログラムを記録した媒体であっ
て、 コンピュータに、前記テクスチャ記録画像における前記
複数のテクスチャの画像の占有領域以外の領域に、該領
域の近傍に配置されたテクスチャの画素情報に基づく画
素情報を記録させるプログラムを記録したことを特徴と
する媒体。 - 【請求項27】 コンピュータに、モデリング対象物体
の一部分を表すテクスチャの画像を含むテクスチャ記録
画像を記憶手段に記録させるためのプログラムを記録し
た媒体であって、 コンピュータに、前記テクスチャ記録画像における前記
テクスチャの画像が表された領域の周囲に、前記モデリ
ング対象の前記一部分の周囲の画像を記録させるプログ
ラムを記録したことを特徴とする媒体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23499297A JP3630934B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | テクスチャ記録方法 |
US09/140,859 US6411303B1 (en) | 1997-08-29 | 1998-08-27 | Method of efficiently recording a number of texture images in memory |
US09/946,096 US6538659B2 (en) | 1997-08-29 | 2001-09-04 | Method for efficiently recording a number of texture images in memory |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23499297A JP3630934B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | テクスチャ記録方法 |
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---|---|
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---|---|---|---|
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---|---|
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