JP3268665B2 - コンピュータ・グラフィックス制作装置 - Google Patents
コンピュータ・グラフィックス制作装置Info
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- JP3268665B2 JP3268665B2 JP32766392A JP32766392A JP3268665B2 JP 3268665 B2 JP3268665 B2 JP 3268665B2 JP 32766392 A JP32766392 A JP 32766392A JP 32766392 A JP32766392 A JP 32766392A JP 3268665 B2 JP3268665 B2 JP 3268665B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ・グラフ
ィックス制作装置、特に、物体表面の隣接する面に連続
模様がマッピングされた投影画像を制作する際に適用し
て好適な、コンピュータ・グラフィックス制作装置に関
する。
ィックス制作装置、特に、物体表面の隣接する面に連続
模様がマッピングされた投影画像を制作する際に適用し
て好適な、コンピュータ・グラフィックス制作装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・グラフィックス(CG)
の画像制作、例えばCGカレンダー、CGホログラム、
CGアニメーション、CGコマーシャル、CGポスタ
ー、ハイビジョンCG静止画番組などの制作において、
物体の表面(立体形状)に、例えば壁紙や建材柄等の連
続模様を貼り付けた画像を制作する際に、その物体表面
を構成する隣接面に連続した模様(柄)を表現したい場
合がある。
の画像制作、例えばCGカレンダー、CGホログラム、
CGアニメーション、CGコマーシャル、CGポスタ
ー、ハイビジョンCG静止画番組などの制作において、
物体の表面(立体形状)に、例えば壁紙や建材柄等の連
続模様を貼り付けた画像を制作する際に、その物体表面
を構成する隣接面に連続した模様(柄)を表現したい場
合がある。
【0003】このように、CGにおいて、物体表面の隣
接面に連続した模様を表現するには、通常、該物体表面
に対応する立体形状の隣接面に対して連続的なテクスチ
ャマッピングを施す必要がある。この場合、3次元座標
(x ,y ,z )で表わされる立体形状の各頂点の座標値
を、壁紙等のテクスチャの位置を記述する2次元のテク
スチャ座標(u 、v )に対応付けることが行われる。
接面に連続した模様を表現するには、通常、該物体表面
に対応する立体形状の隣接面に対して連続的なテクスチ
ャマッピングを施す必要がある。この場合、3次元座標
(x ,y ,z )で表わされる立体形状の各頂点の座標値
を、壁紙等のテクスチャの位置を記述する2次元のテク
スチャ座標(u 、v )に対応付けることが行われる。
【0004】従来、上記のように、xyz 座標で記述され
た物体の形状をuv平面上に展開し、その3次元形状の各
頂点の座標値をuv座標値に対応付ける作業を、オペレー
タが1点ずつ計算しながら手入力していた。
た物体の形状をuv平面上に展開し、その3次元形状の各
頂点の座標値をuv座標値に対応付ける作業を、オペレー
タが1点ずつ計算しながら手入力していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、3次元座標で記述された物体形状の各頂点位置
を2次元のテクスチャ座標に対応付ける作業を1点ずつ
行うことは、作業負荷が非常に大きく、特に複雑な形状
に対する連続性を考慮したマッピング計算は、極めて困
難である。
ように、3次元座標で記述された物体形状の各頂点位置
を2次元のテクスチャ座標に対応付ける作業を1点ずつ
行うことは、作業負荷が非常に大きく、特に複雑な形状
に対する連続性を考慮したマッピング計算は、極めて困
難である。
【0006】又、物体表面にテクスチャマッピングを行
った後に、そのマッピング状態を変更する必要がある場
合には、再び同一の計算等の作業を行わなければならな
いため、簡単にマッピング状態を変更することができな
い。
った後に、そのマッピング状態を変更する必要がある場
合には、再び同一の計算等の作業を行わなければならな
いため、簡単にマッピング状態を変更することができな
い。
【0007】そこで、物体表面の3次元形状を構成する
複数のポリゴンを展開して得られる展開図に、テスクチ
ャ座標上でマッピング用のテクスチャ画像を重ね合せ、
マッピングされた展開図を基に投影画像を制作すること
により、所望のテクスチャマッピングが施された物体の
画像を制作することが考えられる。
複数のポリゴンを展開して得られる展開図に、テスクチ
ャ座標上でマッピング用のテクスチャ画像を重ね合せ、
マッピングされた展開図を基に投影画像を制作すること
により、所望のテクスチャマッピングが施された物体の
画像を制作することが考えられる。
【0008】ところが、上記のように展開図を用いて投
影画像を制作する場合には、その展開図の状態では、所
望のマッピングが施された投影画像が得られない場合が
生じるという問題がある。
影画像を制作する場合には、その展開図の状態では、所
望のマッピングが施された投影画像が得られない場合が
生じるという問題がある。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、コンピュータ・グラフィックスによ
る画像制作において、展開図を用いて投影画像を制作す
る際、所望の隣接した面に連続模様がマッピングされた
物体の2次元投影画像を容易に制作することができる、
コンピュータ・グラフィックス制作装置を提供すること
を課題とする。
く成されたもので、コンピュータ・グラフィックスによ
る画像制作において、展開図を用いて投影画像を制作す
る際、所望の隣接した面に連続模様がマッピングされた
物体の2次元投影画像を容易に制作することができる、
コンピュータ・グラフィックス制作装置を提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面にテクス
チャマッピングが施された物体の2次元投影画像を制作
するコンピュータ・グラフィックス制作装置において、
物体表面の3次元形状を構成する複数のポリゴンを展開
して得られる展開図を出力する展開図出力手段と、該展
開図出力手段から入力される展開図を対話的に編集する
展開図編集手段と、該展開図編集手段から入力される編
集後の展開図にマッピング用のテクスチャ画像を重ね合
せ、マッピングされた展開図を基に投影画像を制作する
画像制作手段と、を備えた構成とすることにより、前記
課題を達成したものである。
チャマッピングが施された物体の2次元投影画像を制作
するコンピュータ・グラフィックス制作装置において、
物体表面の3次元形状を構成する複数のポリゴンを展開
して得られる展開図を出力する展開図出力手段と、該展
開図出力手段から入力される展開図を対話的に編集する
展開図編集手段と、該展開図編集手段から入力される編
集後の展開図にマッピング用のテクスチャ画像を重ね合
せ、マッピングされた展開図を基に投影画像を制作する
画像制作手段と、を備えた構成とすることにより、前記
課題を達成したものである。
【0011】本発明は、又、前記コンピュータ・グラフ
ィクス制作装置において、前記展開図編集手段が、物体
表面の3次元形状の頂点を記述する3次元座標系の位置
座標で規定されるポリゴンを、該位置座標を用いてテク
スチャマッピング用の2次元座標系に展開する機能と、
ルートポリゴンを始点とする各ポリゴンの親子関係を表
わした階層的な木構造を管理する機能と、該木構造に従
ってポリゴンを展開して作成した展開図をディスプレー
上に表示する機能と、ディスプレー上に表示された展開
図について、移動対象ポリゴンと移動先ポリゴンとを対
話的に選択する機能と、移動先ポリゴンを親とし、移動
対象ポリゴンを子とする親子関係の変更を指定する機能
と、子に指定された移動対象ポリゴンを、移動先ポリゴ
ンに隣接させて展開図上に配置する機能と、移動対象ポ
リゴンを移動したことによって崩れた親子関係を修復す
る機能と、を有した構成とすることにより、同様に前記
課題を達成したものである。
ィクス制作装置において、前記展開図編集手段が、物体
表面の3次元形状の頂点を記述する3次元座標系の位置
座標で規定されるポリゴンを、該位置座標を用いてテク
スチャマッピング用の2次元座標系に展開する機能と、
ルートポリゴンを始点とする各ポリゴンの親子関係を表
わした階層的な木構造を管理する機能と、該木構造に従
ってポリゴンを展開して作成した展開図をディスプレー
上に表示する機能と、ディスプレー上に表示された展開
図について、移動対象ポリゴンと移動先ポリゴンとを対
話的に選択する機能と、移動先ポリゴンを親とし、移動
対象ポリゴンを子とする親子関係の変更を指定する機能
と、子に指定された移動対象ポリゴンを、移動先ポリゴ
ンに隣接させて展開図上に配置する機能と、移動対象ポ
リゴンを移動したことによって崩れた親子関係を修復す
る機能と、を有した構成とすることにより、同様に前記
課題を達成したものである。
【0012】
【作用】本発明においては、物体の表面にテクスチャマ
ッピングが施された2次元投影画像を制作する際に、物
体形状の展開図を使用すると共に、その展開図を編集で
きるようにしたので、該展開図における物体形状の各頂
点に対して、それぞれに対応するテクスチャ座標値(u
,v )を割り当てることにより、展開図に従って連続
的なテクスチャマッピングを行う際に、所望形状に編集
し直した展開図に対してテクスチャマッピングを行うこ
とが可能となる。
ッピングが施された2次元投影画像を制作する際に、物
体形状の展開図を使用すると共に、その展開図を編集で
きるようにしたので、該展開図における物体形状の各頂
点に対して、それぞれに対応するテクスチャ座標値(u
,v )を割り当てることにより、展開図に従って連続
的なテクスチャマッピングを行う際に、所望形状に編集
し直した展開図に対してテクスチャマッピングを行うこ
とが可能となる。
【0013】従って、上記のように展開図に対してマッ
ピング用のテクスチャ画像を重ね合せ、その際に展開図
として頂点座標に与えられたテクスチャ座標値を基に、
投影画像生成時にテクスチャマッピングを施すと共に、
常法に従って投影画像を制作することにより、所望の隣
接面に連続した模様が貼付された物体の2次元投影画像
を容易に制作することが可能となる。
ピング用のテクスチャ画像を重ね合せ、その際に展開図
として頂点座標に与えられたテクスチャ座標値を基に、
投影画像生成時にテクスチャマッピングを施すと共に、
常法に従って投影画像を制作することにより、所望の隣
接面に連続した模様が貼付された物体の2次元投影画像
を容易に制作することが可能となる。
【0014】又、コンピュータ・グラフィックス制作に
展開図を利用するようにしたことから、テクスャマッピ
ングの状態を変更する場合には、テクスチャ座標上に展
開した展開図と、該展開図に重ねたテクスチャ画像との
相対的な位置関係や大きさ等を変更することにより、容
易にマッピング状態を変更することができる。
展開図を利用するようにしたことから、テクスャマッピ
ングの状態を変更する場合には、テクスチャ座標上に展
開した展開図と、該展開図に重ねたテクスチャ画像との
相対的な位置関係や大きさ等を変更することにより、容
易にマッピング状態を変更することができる。
【0015】又、本発明において、展開図編集手段が、
展開図を構成する各ポリゴンの親子関係を木構造で管理
すると共に、ディスプレー上で移動対象ポリゴンと移動
先ポリゴンとを対話的に選択し、且つ親子関係を変更で
きる機能等を有している場合には、例えば、後述する展
開図発生装置により自動的に発生させた展開図に対し
て、ポリゴンの隣接関係や配置設定を対話的に指定し、
変更に必要な座標計算を計算機に算出させることによ
り、展開図の修正を容易に行うことができる。
展開図を構成する各ポリゴンの親子関係を木構造で管理
すると共に、ディスプレー上で移動対象ポリゴンと移動
先ポリゴンとを対話的に選択し、且つ親子関係を変更で
きる機能等を有している場合には、例えば、後述する展
開図発生装置により自動的に発生させた展開図に対し
て、ポリゴンの隣接関係や配置設定を対話的に指定し、
変更に必要な座標計算を計算機に算出させることによ
り、展開図の修正を容易に行うことができる。
【0016】従って、オペレータが、展開図の修正に必
要な座標計算や座標入力を遂一行う必要が無くなるた
め、コンピュータ・グラフィックス制作作業の負荷を大
幅に軽減できる。
要な座標計算や座標入力を遂一行う必要が無くなるた
め、コンピュータ・グラフィックス制作作業の負荷を大
幅に軽減できる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る第1実施例のコンピ
ュータ・グラフィックス制作装置を概念的に示したブロ
ック図である。
ュータ・グラフィックス制作装置を概念的に示したブロ
ック図である。
【0019】本実施例のコンピュータ・グラフィックス
制作装置は、物体の形状に関するデータを入力する形状
入力装置10と、該形状入力装置10から入力された物
体形状に関するデータに基づいて、物体の3次元形状を
2次元のテクスチャ座標系に展開し、その展開図を自動
的に生成する展開図発生装置12と、生成された展開図
に対する編集を対話的に行うための対話型展開図編集装
置14と、マッピング用のテクスチャ画像を入力するテ
クスチャ画像入力装置16と、物体形状の位置、ライト
及びカメラ等に関する情報を入力する形状位置・ライト
・カメラ情報入力装置18と、上記展開図編集装置14
から入力される編集後の展開図にテクスチャマッピング
を施し、それを元の立体形状に戻すと共に、上記形状位
置・ライト・カメラ情報入力装置18から入力される形
状位置情報に基づいてマッピングされた立体形状の位置
を特定し、ライト情報及びカメラ情報に基づいてマッピ
ングされた立体形状の2次元投影画像を作成する投影画
像制作装置18とを備えている。
制作装置は、物体の形状に関するデータを入力する形状
入力装置10と、該形状入力装置10から入力された物
体形状に関するデータに基づいて、物体の3次元形状を
2次元のテクスチャ座標系に展開し、その展開図を自動
的に生成する展開図発生装置12と、生成された展開図
に対する編集を対話的に行うための対話型展開図編集装
置14と、マッピング用のテクスチャ画像を入力するテ
クスチャ画像入力装置16と、物体形状の位置、ライト
及びカメラ等に関する情報を入力する形状位置・ライト
・カメラ情報入力装置18と、上記展開図編集装置14
から入力される編集後の展開図にテクスチャマッピング
を施し、それを元の立体形状に戻すと共に、上記形状位
置・ライト・カメラ情報入力装置18から入力される形
状位置情報に基づいてマッピングされた立体形状の位置
を特定し、ライト情報及びカメラ情報に基づいてマッピ
ングされた立体形状の2次元投影画像を作成する投影画
像制作装置18とを備えている。
【0020】本実施例のコンピュータ・グラフィックス
制作装置について詳述すると、形状入力装置10は、複
数のポリゴンで構成される物体の形状を、各頂点の座標
値と、ポリゴンを定義する頂点の並び(列)とで入力す
る機能を備えている。
制作装置について詳述すると、形状入力装置10は、複
数のポリゴンで構成される物体の形状を、各頂点の座標
値と、ポリゴンを定義する頂点の並び(列)とで入力す
る機能を備えている。
【0021】具体的には、物体形状の各頂点は、xyz 座
標を用いて、例えばP1(x 1,y1,z 1)、P2(x
2,y 2,z 2)、・・・の如く定義し、ポリゴン
は、xyz 座標値で特定された各頂点P1、P2・・・を
用いてS1(P1,P2,P3,P4)、S2(P5,
P6,P2)・・・の如く定義する。なお、物体が後述
する立方体の場合は、全て四角形の面で構成されている
ため、ポリゴンは全て4つの頂点で定義されることにな
る。
標を用いて、例えばP1(x 1,y1,z 1)、P2(x
2,y 2,z 2)、・・・の如く定義し、ポリゴン
は、xyz 座標値で特定された各頂点P1、P2・・・を
用いてS1(P1,P2,P3,P4)、S2(P5,
P6,P2)・・・の如く定義する。なお、物体が後述
する立方体の場合は、全て四角形の面で構成されている
ため、ポリゴンは全て4つの頂点で定義されることにな
る。
【0022】展開図発生装置12は、形状入力装置10
より物体の形状を、該形状を記述する上記の各頂点の座
標値と頂点列とで読み込み、その情報に基づいて自動的
にその形状の展開図を発生させると共に、テクスチャ座
標値としてその形状を登録する機能を有している。
より物体の形状を、該形状を記述する上記の各頂点の座
標値と頂点列とで読み込み、その情報に基づいて自動的
にその形状の展開図を発生させると共に、テクスチャ座
標値としてその形状を登録する機能を有している。
【0023】この展開図発生装置12では、展開図が物
体の形状データとして登録される。この展開図の登録に
用いられる形状データは、各頂点を定義する空間座標
(x ,y ,z )の値と、それぞれの頂点が有するテクス
チャ座標(u ,v )の値の組合せ、及び、ポリゴンを定
義する頂点の並び(頂点列)と各ポリゴンの親子関係を
示す親ポリゴンIDとの組合せで構成されている。この
頂点の定義例と、ポリゴンの定義例を次に示す。
体の形状データとして登録される。この展開図の登録に
用いられる形状データは、各頂点を定義する空間座標
(x ,y ,z )の値と、それぞれの頂点が有するテクス
チャ座標(u ,v )の値の組合せ、及び、ポリゴンを定
義する頂点の並び(頂点列)と各ポリゴンの親子関係を
示す親ポリゴンIDとの組合せで構成されている。この
頂点の定義例と、ポリゴンの定義例を次に示す。
【0024】〔頂点定義例〕 P1(x 1,y 1,z 1)(u 1,v 1) P2(x 2,y 2,z 2)(u 2,v 2) 〔ポリゴン定義例〕 S1(P1,P2,P3,P4)(ルート) S2(P5,P6,P2)(S1)
【0025】上記ポリゴン定義例では、(ルート)はポ
リゴンS1がルートポリゴンであることを示し、(S
1)はポリゴン同士の親子関係を表わす親ポリゴンID
を示している。即ち、この親ポリゴンIDは、ポリゴン
S1が、ポリゴンS2の親ポリゴン、即ちポリゴンS2
はポリゴンS1の子ポリゴンであることを表わしてい
る。
リゴンS1がルートポリゴンであることを示し、(S
1)はポリゴン同士の親子関係を表わす親ポリゴンID
を示している。即ち、この親ポリゴンIDは、ポリゴン
S1が、ポリゴンS2の親ポリゴン、即ちポリゴンS2
はポリゴンS1の子ポリゴンであることを表わしてい
る。
【0026】対話型展開図編集装置14は、展開図発生
装置12で自動生成された展開図に対して、例えば所望
の隣接ポリゴンに必要とされるテクスチャの連続性を実
現するために、後に詳述する手順に従って対話的に展開
図を編集する機能を有している。
装置12で自動生成された展開図に対して、例えば所望
の隣接ポリゴンに必要とされるテクスチャの連続性を実
現するために、後に詳述する手順に従って対話的に展開
図を編集する機能を有している。
【0027】この対話的な編集は、ディスプレー上に表
示された展開図を見ながら、ポインティングデバイスで
ポリゴンを移動させることにより行うことができる。な
お、このポインティングデバイスは、展開図及びそれを
構成するポリゴンの移動や、展開図の回転、スケーリン
グ等の操作を行う機能を有するもので、具体例としては
マウスやキーボードを挙げることができる。
示された展開図を見ながら、ポインティングデバイスで
ポリゴンを移動させることにより行うことができる。な
お、このポインティングデバイスは、展開図及びそれを
構成するポリゴンの移動や、展開図の回転、スケーリン
グ等の操作を行う機能を有するもので、具体例としては
マウスやキーボードを挙げることができる。
【0028】テクスチャ画像入力装置16は、物体の表
面にテクスチャマッピングを施すために用いるテクスチ
ャ画像を投影画像制作装置20へ入力する機能を有して
いる。
面にテクスチャマッピングを施すために用いるテクスチ
ャ画像を投影画像制作装置20へ入力する機能を有して
いる。
【0029】形状位置・ライト・カメラ情報入力装置
(以下、単に情報入力装置ともいう)18は、投影画像
を制作する際に、形状入力装置10で入力した物体を配
置する配置位置、ライト位置等のライト情報及びカメラ
位置等のカメラ情報を投影画像制作装置20へ入力する
機能を有している。
(以下、単に情報入力装置ともいう)18は、投影画像
を制作する際に、形状入力装置10で入力した物体を配
置する配置位置、ライト位置等のライト情報及びカメラ
位置等のカメラ情報を投影画像制作装置20へ入力する
機能を有している。
【0030】投影画像制作装置20は、展開図発生装置
12、テクスチャ画像入力装置16、情報入力装置18
からそれぞれデータを読み込み、そのデータに基づいて
目的の物体の2次元投影画像を制作する機能を有してい
る。
12、テクスチャ画像入力装置16、情報入力装置18
からそれぞれデータを読み込み、そのデータに基づいて
目的の物体の2次元投影画像を制作する機能を有してい
る。
【0031】次に、本実施例の作用を説明する。
【0032】始めに、展開図発生装置12で展開図を自
動的に生成する迄の処理を図2〜図4に示したフローチ
ャートを用いて説明する。ここでは、図5に示した立方
体を展開する場合を例に採り上げる。
動的に生成する迄の処理を図2〜図4に示したフローチ
ャートを用いて説明する。ここでは、図5に示した立方
体を展開する場合を例に採り上げる。
【0033】まず、形状入力装置10から前述した各頂
点P1、P2・・・に関する3次元座標値と、各ポリゴ
ンを定義する頂点列S1(P1、P2、P3、P4)等
のリストが展開図発生装置12に入力される(ステップ
110)。
点P1、P2・・・に関する3次元座標値と、各ポリゴ
ンを定義する頂点列S1(P1、P2、P3、P4)等
のリストが展開図発生装置12に入力される(ステップ
110)。
【0034】展開図発生装置12では、上記入力データ
に基づいて、展開の始点となるルートポリゴン(図5で
はS1)を選択し、該ルートポリゴンS1を、図6に示
すように、テクスチャ座標系uv平面上に展開する(ステ
ップ114)。このルートポリゴンの展開は、ポリゴン
形状と大きさが保たれていれば、uv平面上の任意の位
置、向きに行ってよい。
に基づいて、展開の始点となるルートポリゴン(図5で
はS1)を選択し、該ルートポリゴンS1を、図6に示
すように、テクスチャ座標系uv平面上に展開する(ステ
ップ114)。このルートポリゴンの展開は、ポリゴン
形状と大きさが保たれていれば、uv平面上の任意の位
置、向きに行ってよい。
【0035】次いで、ステップ116で、展開済みの上
記ルートポリゴンと辺を共有している未展開のポリゴン
があるか否かを判断し、No の場合はステップ112に
戻って新たなルートポリゴンを選択し、Yesの場合は、
図7に示すように、次に展開する被展開ポリゴンS2を
選択する(ステップ118)。
記ルートポリゴンと辺を共有している未展開のポリゴン
があるか否かを判断し、No の場合はステップ112に
戻って新たなルートポリゴンを選択し、Yesの場合は、
図7に示すように、次に展開する被展開ポリゴンS2を
選択する(ステップ118)。
【0036】選択した上記ポリゴンS2を前記図6に示
したuv平面上に展開する操作は、以下のようにして行
う。先ず、図8に示すように、展開しようとするポリゴ
ンS2の1つの頂点Pd を選択し(ステップ120)、
xyz 空間のワールド座標系で、共有辺の両端に位置する
頂点P1及びP2と、その被展開頂点Pd の間の距離 d
1 及び d2をそれぞれ算出する(ステップ122)。
したuv平面上に展開する操作は、以下のようにして行
う。先ず、図8に示すように、展開しようとするポリゴ
ンS2の1つの頂点Pd を選択し(ステップ120)、
xyz 空間のワールド座標系で、共有辺の両端に位置する
頂点P1及びP2と、その被展開頂点Pd の間の距離 d
1 及び d2をそれぞれ算出する(ステップ122)。
【0037】次いで、算出したワールド座標xyz 系にお
ける上記距離 d1、 d2を用いて、図9に示すように、
uv空間のテクスチャ座標系で、頂点P1から距離 d1 、
頂点P2から距離 d2に相当する位置(便宜上、xyz 座
標系と同一の記号で示す)にある2つの点Pa 、Pb の
テクスチャ座標値を算出し(ステップ124)、この2
つのテクスチャ座標値Pa 、Pb のうち、共有辺に対し
て親ポリゴンS1と反対側に位置する点(座標値Pb )
を選択し、これを被展開頂点Pd のテクスチャ座標値と
する(ステップ126)。
ける上記距離 d1、 d2を用いて、図9に示すように、
uv空間のテクスチャ座標系で、頂点P1から距離 d1 、
頂点P2から距離 d2に相当する位置(便宜上、xyz 座
標系と同一の記号で示す)にある2つの点Pa 、Pb の
テクスチャ座標値を算出し(ステップ124)、この2
つのテクスチャ座標値Pa 、Pb のうち、共有辺に対し
て親ポリゴンS1と反対側に位置する点(座標値Pb )
を選択し、これを被展開頂点Pd のテクスチャ座標値と
する(ステップ126)。
【0038】被展開頂点Pd のテクスチャ座標値を決定
した後、ステップ128で、上記被展開ポリゴン(子ポ
リゴン)S2について、全ての頂点が展開されたか否か
を判断し、No の場合はステップ120に戻り、前記頂
点Pd の場合と同様の方法で、図8の場合であれば頂点
Pe の展開を行い、Yesの場合は、次のステップ130
へ進み、ここで、全てのポリゴンが展開されたか否かを
判断し、No の場合はステップ116に戻って前述した
操作を繰り返し、Yesと判断された場合には、次のステ
ップ132に進む。
した後、ステップ128で、上記被展開ポリゴン(子ポ
リゴン)S2について、全ての頂点が展開されたか否か
を判断し、No の場合はステップ120に戻り、前記頂
点Pd の場合と同様の方法で、図8の場合であれば頂点
Pe の展開を行い、Yesの場合は、次のステップ130
へ進み、ここで、全てのポリゴンが展開されたか否かを
判断し、No の場合はステップ116に戻って前述した
操作を繰り返し、Yesと判断された場合には、次のステ
ップ132に進む。
【0039】ステップ132では、全てのポリゴンが展
開された展開図に対して、後に行う展開図の編集作業や
テクスチャマッピング等の処理が容易にできるように、
後処理として展開図のuv座標値を正規化するためにスケ
ーリングを施し、展開図発生の全操作を完了する。な
お、このスケーリングは、最終的に得られた展開図が、
例えば図10のようであったとすると、この展開図全体
を、u 座標値、v 座標値共に0〜1の範囲に収めるよう
に、スケーリング及び平面移動を施すことを意味する。
開された展開図に対して、後に行う展開図の編集作業や
テクスチャマッピング等の処理が容易にできるように、
後処理として展開図のuv座標値を正規化するためにスケ
ーリングを施し、展開図発生の全操作を完了する。な
お、このスケーリングは、最終的に得られた展開図が、
例えば図10のようであったとすると、この展開図全体
を、u 座標値、v 座標値共に0〜1の範囲に収めるよう
に、スケーリング及び平面移動を施すことを意味する。
【0040】以上の処理により、前記展開図発生装置1
2で自動生成された展開図を、対話型展開図編集装置1
4に入力し、次に詳述する展開図の編集を行う。
2で自動生成された展開図を、対話型展開図編集装置1
4に入力し、次に詳述する展開図の編集を行う。
【0041】この対話型展開図編集装置14で実行され
る展開図の編集作業の手順を図11〜図13のフローチ
ャートに従って説明する。
る展開図の編集作業の手順を図11〜図13のフローチ
ャートに従って説明する。
【0042】先ず、前記展開図発生装置12で生成した
展開図を、形状データ(展開図情報)として対話型展開
図編集装置14に入力する(ステップ210)。この形
状データは、3次元形状の各頂点を定義するP1(x
1,y 1,z 1)(u 1,v 1)等のxyz 空間座標値と
uv平面座標値との組合せ、及び各ポリゴンを定義するS
1(P1,P2,P3,P4)等の頂点列とポリゴンの
親子関係を示す親ポリゴンID等との組合せで構成さ
れ、この形状データが対話型展開図編集装置14に入力
されると、その情報に基づいて前記図10に示した展開
図が画面上に表示される。
展開図を、形状データ(展開図情報)として対話型展開
図編集装置14に入力する(ステップ210)。この形
状データは、3次元形状の各頂点を定義するP1(x
1,y 1,z 1)(u 1,v 1)等のxyz 空間座標値と
uv平面座標値との組合せ、及び各ポリゴンを定義するS
1(P1,P2,P3,P4)等の頂点列とポリゴンの
親子関係を示す親ポリゴンID等との組合せで構成さ
れ、この形状データが対話型展開図編集装置14に入力
されると、その情報に基づいて前記図10に示した展開
図が画面上に表示される。
【0043】図14に、ディスプレー上に表示された展
開図を各ポリゴンに記号S1〜S6を付して示した。図
15は、図14に示した展開図における各ポリゴンの親
子関係を表わした木構造であり、ここではS1がルート
ポリゴンである。この木構造は対話型展開図編集装置1
4で管理されている。
開図を各ポリゴンに記号S1〜S6を付して示した。図
15は、図14に示した展開図における各ポリゴンの親
子関係を表わした木構造であり、ここではS1がルート
ポリゴンである。この木構造は対話型展開図編集装置1
4で管理されている。
【0044】次いで、ステップ212で、ディスプレー
上に表示された展開図が所望の状態であるか否かを判定
し、YESであれば展開図の編集を行うことなく、後述
する投影画像の制作工程へ移る。
上に表示された展開図が所望の状態であるか否かを判定
し、YESであれば展開図の編集を行うことなく、後述
する投影画像の制作工程へ移る。
【0045】上記ステップ212でNOと判定された場
合は、ステップ214でポインティングデバイスによ
り、ディスプレーを見ながら対話的に移動対象ポリゴン
を選択し、次のステップ216で、選択した移動対象ポ
リゴンがルートポリゴンであるか否かを判定し、YES
の場合は、ルートポリゴンは移動させないことを前提と
しているので、ステップ212に戻って新たに移動対象
ポリゴンの選択を行う。
合は、ステップ214でポインティングデバイスによ
り、ディスプレーを見ながら対話的に移動対象ポリゴン
を選択し、次のステップ216で、選択した移動対象ポ
リゴンがルートポリゴンであるか否かを判定し、YES
の場合は、ルートポリゴンは移動させないことを前提と
しているので、ステップ212に戻って新たに移動対象
ポリゴンの選択を行う。
【0046】上記ステップ216でNOと判定された場
合には、ポインティングデバイスにより対話的に移動先
ポリゴンを選択し(ステップ218)、次のステップ2
20で、移動先ポリゴンと移動対象ポリゴンが辺を共有
しているか否かを判定する。この共有辺の有無は、3次
元形状について行われる。
合には、ポインティングデバイスにより対話的に移動先
ポリゴンを選択し(ステップ218)、次のステップ2
20で、移動先ポリゴンと移動対象ポリゴンが辺を共有
しているか否かを判定する。この共有辺の有無は、3次
元形状について行われる。
【0047】上記ステップ220で、NOと判定された
場合はステップ212に戻り、YESと判定された場合
は、ステップ222で移動対象ポリゴンを移動先ポリゴ
ンに隣接する位置へ移動させる。この操作によるディス
プレー上の動きを、移動対象ポリゴンがS4で、移動先
ポリゴンがS1である場合について図16に示す。
場合はステップ212に戻り、YESと判定された場合
は、ステップ222で移動対象ポリゴンを移動先ポリゴ
ンに隣接する位置へ移動させる。この操作によるディス
プレー上の動きを、移動対象ポリゴンがS4で、移動先
ポリゴンがS1である場合について図16に示す。
【0048】このように移動対象ポリゴンを移動させた
後、該移動対象ポリゴンについてポリゴンの親子関係の
変更、即ち親ポリゴンIDの変更を行うと共に、頂点座
標のuv座標値の変更を行う。
後、該移動対象ポリゴンについてポリゴンの親子関係の
変更、即ち親ポリゴンIDの変更を行うと共に、頂点座
標のuv座標値の変更を行う。
【0049】上記ステップ222の移動操作により得ら
れた図16の展開図について、木構造を示すと図17の
ようになる。この木構造を見ると、移動前のポリゴンS
4を親としていたポリゴンS5の親子関係が崩れ、その
帰属が不明な状態となっている。この移動操作に伴なっ
て親子関係が崩れたポリゴンについては、次のステップ
224て該ポリゴンの在るべき位置へ移動させるための
再帰的な子ポリゴンの移動を行う。
れた図16の展開図について、木構造を示すと図17の
ようになる。この木構造を見ると、移動前のポリゴンS
4を親としていたポリゴンS5の親子関係が崩れ、その
帰属が不明な状態となっている。この移動操作に伴なっ
て親子関係が崩れたポリゴンについては、次のステップ
224て該ポリゴンの在るべき位置へ移動させるための
再帰的な子ポリゴンの移動を行う。
【0050】図18は、ポリゴンS5に再帰的移動を行
った場合についてディスプレー上の動きとして示したも
のであり、この再帰的移動により修復された展開図の親
子関係を表わす木構造を図19に示す。
った場合についてディスプレー上の動きとして示したも
のであり、この再帰的移動により修復された展開図の親
子関係を表わす木構造を図19に示す。
【0051】以上の一連の操作を行った後、前記ステッ
プ212に戻り、編集して得られた展開図が所望の状態
であるか否かを判定し、NOの場合は、再び同様の操作
を繰り返し、展開図が所望の状態である場合は、編集を
終了する。
プ212に戻り、編集して得られた展開図が所望の状態
であるか否かを判定し、NOの場合は、再び同様の操作
を繰り返し、展開図が所望の状態である場合は、編集を
終了する。
【0052】所望の展開図が得られたら、投影画像制作
装置にその展開図を入力すると共に、テクスチャ画像入
力装置16からテクスチャ画像を入力し、この両者を重
ね合せ、その際に展開図として頂点座標に与えられたテ
クスチャ座標値を基に、投影画像生成時にテクスチャマ
ッピングを施す。
装置にその展開図を入力すると共に、テクスチャ画像入
力装置16からテクスチャ画像を入力し、この両者を重
ね合せ、その際に展開図として頂点座標に与えられたテ
クスチャ座標値を基に、投影画像生成時にテクスチャマ
ッピングを施す。
【0053】そして、情報入力装置18から入力される
情報に基づいて、テクスチャマッピングされた立方体形
状の画像上の位置を指定すると共に、ライト及びカメラ
の位置等をも指定して2次元投影画像を作成する。
情報に基づいて、テクスチャマッピングされた立方体形
状の画像上の位置を指定すると共に、ライト及びカメラ
の位置等をも指定して2次元投影画像を作成する。
【0054】以上、詳述した如く、本実施例によれば、
展開図発生装置12で物体形状の展開図を自動的に生成
することができると共に、生成された展開図を対話型展
開図編集装置14でディスプレーを見ながら編集できる
ので、物体形状の3次元座標値と2次元のテクスチャ座
標値との対応付けを、各点毎に手入力で行う必要がなく
なると共に、自動生成した展開図が所望の状態にない場
合にも、その修正に必要な座標計算や座標入力を手入力
で行うことなく展開図を所望の状態に修正できる。
展開図発生装置12で物体形状の展開図を自動的に生成
することができると共に、生成された展開図を対話型展
開図編集装置14でディスプレーを見ながら編集できる
ので、物体形状の3次元座標値と2次元のテクスチャ座
標値との対応付けを、各点毎に手入力で行う必要がなく
なると共に、自動生成した展開図が所望の状態にない場
合にも、その修正に必要な座標計算や座標入力を手入力
で行うことなく展開図を所望の状態に修正できる。
【0055】従って、例えば、辺を共有する隣接する所
望の2つの面に連続した模様がマッピングされた物体の
コンピュータ・グラフィックスによる投影画像を極めて
容易に制作することが可能となる。
望の2つの面に連続した模様がマッピングされた物体の
コンピュータ・グラフィックスによる投影画像を極めて
容易に制作することが可能となる。
【0056】又、図示はしないが、uv平面上の展開図
と、該展開図に重ね合せたテクスチャ画像との相対的な
位置や寸法の関係を変更することにより、マッピング状
態を容易に変更できるため、所望のテクスチャがマッピ
ングされた物体の投影画像を迅速に作成することができ
る。
と、該展開図に重ね合せたテクスチャ画像との相対的な
位置や寸法の関係を変更することにより、マッピング状
態を容易に変更できるため、所望のテクスチャがマッピ
ングされた物体の投影画像を迅速に作成することができ
る。
【0057】次に、本発明に係る第2実施例のコンピュ
ータ・グラフィックス制作装置について説明する。
ータ・グラフィックス制作装置について説明する。
【0058】本実施例のコンピュータ・グラフィックス
制作装置は、図1における対話型展開図編集装置14が
以下に詳述する展開図の編集機能を備えている以外は実
質的に前記第1実施例のコンピュータ・グラフィックス
制作装置と同一である。
制作装置は、図1における対話型展開図編集装置14が
以下に詳述する展開図の編集機能を備えている以外は実
質的に前記第1実施例のコンピュータ・グラフィックス
制作装置と同一である。
【0059】図20〜図22は、本実施例の対話型展開
図編集装置14が有する展開図編集機能を示したフロー
チャートである。
図編集装置14が有する展開図編集機能を示したフロー
チャートである。
【0060】本実施例では、ステップ310〜314迄
は、前記第1実施例のフローチャートにおけるステップ
210〜214と同一の操作により移動対象ポリゴンを
選択する。次いで、ステップ316で移動先ポリゴンを
選択し、その移動先ポリゴンと移動対象ポリゴンが共有
辺を有しているか否かをステップ318で判定し、NO
の場合はステップ312に戻り、YESの場合は次のス
テップ320で移動対象のルートポリゴン)を移動可能
な子ポリゴンに変更し、その後、該子ポリゴン(移動対
象ポリゴン)に対してNOの場合と同様にステップ32
2、324の操作を行う。
は、前記第1実施例のフローチャートにおけるステップ
210〜214と同一の操作により移動対象ポリゴンを
選択する。次いで、ステップ316で移動先ポリゴンを
選択し、その移動先ポリゴンと移動対象ポリゴンが共有
辺を有しているか否かをステップ318で判定し、NO
の場合はステップ312に戻り、YESの場合は次のス
テップ320で移動対象のルートポリゴン)を移動可能
な子ポリゴンに変更し、その後、該子ポリゴン(移動対
象ポリゴン)に対してNOの場合と同様にステップ32
2、324の操作を行う。
【0061】上記ステップ324の操作の後は、ステッ
プ312に戻り、展開図が所望の状態になってなけれ
ば、再び同様の操作を行い、所望の状態になっていれ
ば、前記第1実施例と同様にテスクチャマッピング等の
段階に移行する。
プ312に戻り、展開図が所望の状態になってなけれ
ば、再び同様の操作を行い、所望の状態になっていれ
ば、前記第1実施例と同様にテスクチャマッピング等の
段階に移行する。
【0062】以上詳述した本実施例によれば、移動対象
ポリゴンがルートポリゴンである場合でも、該ルートポ
リゴンをステップ320で強制的に子ポリゴンに変更で
きる。従って、前記第1実施例ではルートポリゴンを子
ポリゴン(移動対象ポリゴン)に選択することは不可能
であったのに対し、本実施例によればルートポリゴンを
動的に変更することが可能になるため、ルートポリゴン
が固定されていることによる編集の制約が無くなる。こ
れを、前記第1実施例と同様に、立方体の展開図を編集
する場合を例に以下に説明する。
ポリゴンがルートポリゴンである場合でも、該ルートポ
リゴンをステップ320で強制的に子ポリゴンに変更で
きる。従って、前記第1実施例ではルートポリゴンを子
ポリゴン(移動対象ポリゴン)に選択することは不可能
であったのに対し、本実施例によればルートポリゴンを
動的に変更することが可能になるため、ルートポリゴン
が固定されていることによる編集の制約が無くなる。こ
れを、前記第1実施例と同様に、立方体の展開図を編集
する場合を例に以下に説明する。
【0063】いま立方体の展開図が前記図14と同一
で、各ポリゴンの親子関係が図23に示す木構造になっ
ているとする。この図23の木構造では、S4がルート
ポリゴンで、S1がS3の子ポリゴンであるが、この状
態からS4が子ポリゴンに、S1が親ポリゴンとなるよ
うな編集を行おうとすると、第1実施例では移動対象の
ポリゴンS4がルートポリゴンであるために、編集は不
可能であった。
で、各ポリゴンの親子関係が図23に示す木構造になっ
ているとする。この図23の木構造では、S4がルート
ポリゴンで、S1がS3の子ポリゴンであるが、この状
態からS4が子ポリゴンに、S1が親ポリゴンとなるよ
うな編集を行おうとすると、第1実施例では移動対象の
ポリゴンS4がルートポリゴンであるために、編集は不
可能であった。
【0064】本実施例によれば、先ず、親にしたいポリ
ゴンS1をルートポリゴンに変更し、展開図の形状全体
について親子関係の木構造を作り直す。このとき、各ポ
リゴンを結ぶ接続関係は変更せず、親子の上下関係(主
従関係)のみを変更することによりルートポリゴンの変
更を実現する。この手順に従えば、前記図15に示した
木構造が新しい親子関係として得られる。その後は、第
1実施例の場合と同じように再帰的に子ポリゴンの移動
を実行することにより、結果的にルートポリゴンという
制約を受けることなく展開図の編集を実行することが可
能となる。
ゴンS1をルートポリゴンに変更し、展開図の形状全体
について親子関係の木構造を作り直す。このとき、各ポ
リゴンを結ぶ接続関係は変更せず、親子の上下関係(主
従関係)のみを変更することによりルートポリゴンの変
更を実現する。この手順に従えば、前記図15に示した
木構造が新しい親子関係として得られる。その後は、第
1実施例の場合と同じように再帰的に子ポリゴンの移動
を実行することにより、結果的にルートポリゴンという
制約を受けることなく展開図の編集を実行することが可
能となる。
【0065】上記の如く前記図15に示した木構造の関
係が得られた後は、前記第1実施例の場合と同様の処理
を行うことが可能となる。即ち、更に展開図の編集が必
要である場合は、前期図11〜図13に示したフローチ
ャートに従って所望の状態に展開図を編集することがで
きる。
係が得られた後は、前記第1実施例の場合と同様の処理
を行うことが可能となる。即ち、更に展開図の編集が必
要である場合は、前期図11〜図13に示したフローチ
ャートに従って所望の状態に展開図を編集することがで
きる。
【0066】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
【0067】例えば、物体形状は立方体に限られるもの
でなく、任意の形状であってよい。従って、3次元形状
を構成するポリゴンは、四角形に限らず、三角形であっ
ても、又、五角形以上であってもよいことはいうまでも
ない。
でなく、任意の形状であってよい。従って、3次元形状
を構成するポリゴンは、四角形に限らず、三角形であっ
ても、又、五角形以上であってもよいことはいうまでも
ない。
【0068】又、編集する展開図は展開図発生装置12
で自動的に発生させたものに限られるものでなく、他の
方法で作成した展開図(情報)を用いてもよい。
で自動的に発生させたものに限られるものでなく、他の
方法で作成した展開図(情報)を用いてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、コ
ンピュータ・グラフィックス制作において、物体形状の
展開図を用いると共に、その展開図を対話的に編集し、
修正できるようにしたので、手入力によって展開図の修
正に必要な複雑な座標計算やその計算結果の座標入力を
行うことなく、所望の展開図に対してテクスチャ画像の
合せ込みを極めて容易に行うことが可能となる。従っ
て、任意のテクスチャマッピングが施された物体の2次
元投影画像を容易に制作することが可能となり、コンピ
ュータ・グラフィックス制作作業の効率化を図ることが
可能となる。
ンピュータ・グラフィックス制作において、物体形状の
展開図を用いると共に、その展開図を対話的に編集し、
修正できるようにしたので、手入力によって展開図の修
正に必要な複雑な座標計算やその計算結果の座標入力を
行うことなく、所望の展開図に対してテクスチャ画像の
合せ込みを極めて容易に行うことが可能となる。従っ
て、任意のテクスチャマッピングが施された物体の2次
元投影画像を容易に制作することが可能となり、コンピ
ュータ・グラフィックス制作作業の効率化を図ることが
可能となる。
【図1】本発明に係る一実施例のコンピュータ・グラフ
ィックス制作装置の概略構成を示すブロック図
ィックス制作装置の概略構成を示すブロック図
【図2】展開図自動生成の手順を示すフローチャート
【図3】展開図自動生成の手順を示す他のフローチャー
ト
ト
【図4】展開図自動生成の手順を示す更に他のフローチ
ャート
ャート
【図5】入力された物体形状とルートポリゴンの関係を
示す線図
示す線図
【図6】uv平面上に展開されたルートポリゴンを示す線
図
図
【図7】共有辺と被展開ポリゴンとの関係を示す線図
【図8】被展開頂点と共有辺の端点との距離の関係を示
す線図
す線図
【図9】テクスチャ座標系における被展開頂点の候補点
を示す線図
を示す線図
【図10】展開が完了した展開図の一例を示す線図
【図11】第1実施例における展開図編集の手順を示す
フローチャート
フローチャート
【図12】第1実施例における展開図編集の手順を示す
他のフローチャート
他のフローチャート
【図13】第1実施例における展開図編集の手順を示す
更に他のフローチャート
更に他のフローチャート
【図14】編集前の展開図を示す説明図
【図15】編集前の展開図の親子関係を示す説明図
【図16】編集途中の展開図を示す説明図
【図17】編集途中の展開図の親子関係を示す説明図
【図18】編集後の展開図を示す説明図
【図19】編集後の展開図の親子関係を示す説明図
【図20】第2実施例における展開図編集の手順を示す
フローチャート
フローチャート
【図21】第2実施例における展開図編集の手順を示す
他のフローチャート
他のフローチャート
【図22】第2実施例における展開図編集の手順を示す
更に他のフローチャート
更に他のフローチャート
【図23】編集前の展開図の親子関係を示す説明図
10…形状入力装置 12…展開図発生装置 14…対話型展開図編集装置 16…テクスチャ画像入力装置 18…形状位置・ライト・カメラ情報入力装置 20…投影画像制作装置
Claims (2)
- 【請求項1】表面にテクスチャマッピングが施された物
体の2次元投影画像を制作するコンピュータ・グラフィ
ックス制作装置において、 物体表面の3次元形状を構成する複数のポリゴンを展開
して得られる展開図を出力する展開図出力手段と、 該展開図出力手段から入力される展開図を対話的に編集
する展開図編集手段と、 該展開図編集手段から入力される編集後の展開図にマッ
ピング用のテクスチャ画像を重ね合せ、マッピングされ
た展開図を基に投影画像を制作する画像制作手段と、を
備えていることを特徴とするコンピュータ・グラフィッ
クス制作装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記展開図編集手段が、物体表面の3次元形状の頂点を
記述する3次元座標系の位置座標で規定されるポリゴン
を、該位置座標を用いてテクスチャマッピング用の2次
元座標系に展開する機能と、 ルートポリゴンを始点とする各ポリゴンの親子関係を表
わした階層的な木構造を管理する機能と、 該木構造に従ってポリゴンを展開して作成した展開図を
ディスプレー上に表示する機能と、 ディスプレー上に表示された展開図について、移動対象
ポリゴンと移動先ポリゴンとを対話的に選択する機能
と、 移動先ポリゴンを親とし、移動対象ポリゴンを子とする
親子関係の変更を指定する機能と、 子に指定された移動対象ポリゴンを、移動先ポリゴンに
隣接させて展開図上に配置する機能と、 移動対象ポリゴンを移動したことによって崩れた親子関
係を修復する機能と、を有していることを特徴とするコ
ンピュータ・グラフィックス制作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32766392A JP3268665B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | コンピュータ・グラフィックス制作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32766392A JP3268665B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | コンピュータ・グラフィックス制作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06176128A JPH06176128A (ja) | 1994-06-24 |
JP3268665B2 true JP3268665B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=18201581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32766392A Expired - Fee Related JP3268665B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | コンピュータ・グラフィックス制作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268665B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3630934B2 (ja) | 1997-08-29 | 2005-03-23 | 三洋電機株式会社 | テクスチャ記録方法 |
JP6972647B2 (ja) * | 2017-05-11 | 2021-11-24 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 三次元形状データの編集装置、及び三次元形状データの編集プログラム |
JP6975665B2 (ja) * | 2018-03-14 | 2021-12-01 | 日本ユニシス株式会社 | テクスチャマッピング装置およびテクスチャマッピング用プログラム |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP32766392A patent/JP3268665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06176128A (ja) | 1994-06-24 |
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Legal Events
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