JPH1173486A - 磁気パターン含有基材、それを用いた偽造防止方法及びその基材の製造方法 - Google Patents

磁気パターン含有基材、それを用いた偽造防止方法及びその基材の製造方法

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JPH1173486A
JPH1173486A JP36299997A JP36299997A JPH1173486A JP H1173486 A JPH1173486 A JP H1173486A JP 36299997 A JP36299997 A JP 36299997A JP 36299997 A JP36299997 A JP 36299997A JP H1173486 A JPH1173486 A JP H1173486A
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magnetic
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magnetic pattern
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JP36299997A
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English (en)
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Shoji Aoyanagi
祥二 青柳
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Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気パターンからなる情報列を設けることに
より、簡便で、かつ高いセキュリテイー性を有する偽造
防止用磁気パターン含有基材を提供する。 【解決手段】 非磁性基材2の所定の情報列に沿って複
数の情報点が一定間隔で繰り返されて配置されており、
その情報点のうちの選択されたものには残留磁界をもた
ない低保磁力磁性材料による同一形状の磁気パターン4
が接着剤3により接着されて形成されており、磁気パタ
ーンが形成されていない情報点には、遮光性の非磁性材
料にてなり磁気パターン4と同一形状のダミーパターン
6が形成されている。非磁性基材2の磁気パターン形成
面には非磁性基材8が積層されて一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高いセキュリティ
ーを有することを要求される有価証券、有価証書、切
手、各種証明書、紙幣、プリペイドカード、キャッシュ
カード、クレジットカード、乗車券、定期券、通行券、
IDカード等プリペイドカード、キャッシュカード、ク
レジットカード、IDカード等の基材として利用するの
に適する磁気パターン含有基材、それを用いた偽造防止
方法及びその磁気パターン含有基材の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有価証券、有価証書、切手、各種
証明書、紙幣、プリペイドカード、キャッシュカード、
クレジットカード、乗車券、定期券、通行券、IDカー
ド等に対する偽造が社会的な問題となっている。そこ
で、偽造防止の為に、蛍光インク等を用いた印刷(特開
昭59−135451号公報)、不可視インクを用いた
印刷(特開昭63−116286号公報)、ホログラム
を利用したもの、サーモクロミック色素を利用したもの
等が考案されている。
【0003】また、書換え不可能な磁気バーコード等を
磁気カードに設けることにより、固有情報を付与しよう
とする試みもなされている(例えば、特開平1−269
227号公報、特開平2−98498号公報、特開平3
−252901号公報、特開平5―318974号公
報、特開平8−55338号公報等参照)。磁性をもつ
繊維を紙に抄き込み、これを磁気センサーで走査するこ
とにより得られる信号を真偽判定に用いて偽造防止をは
かろうという試みも提案されている(特開平7―156
583号公報参照)。
【0004】しかしながら、磁性繊維等を抄き込む場
合、磁性金属、例えば磁性金属繊維等の紙中への分散が
制御不能な自然のランダム性に依存するため、磁気セン
サーでの検出パターンによる個別情報に重なりがないと
の保証はない。また、繊維状の磁性金属が全方向にラン
ダムに分散しているため、同一サンプルでも検査機器が
異なると走査トラックがずれることもあるため、読み違
えによる偽造判定の問題が生じる懸念がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、自然のランダム性に依存せずに、予め設定されたプ
ログラムのもとに情報の重なりを極力なくした磁気パタ
ーンからなる情報列を設けることにより、簡便で、かつ
高いセキュリテイー性を有する偽造防止用磁気パターン
含有基材を提供することである。本発明の第2の目的
は、その基材による偽造防止用磁気パターンと、それを
読み出すときの復号化する過程との組合せにより、より
高いセキュリテイー性を有する偽造防止方法を提供する
ことである。本発明の第3の目的は、その基材で特に好
ましいものの製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気パターン含
有基材では、非磁性基材中の所定の情報列に沿って複数
の情報点が配置されており、その情報点のうちの選択さ
れたものには磁性材料による磁気パターンが接着手段に
より接着されて形成されている。その情報列は少なくと
も1本が設けられており、2本以上を設けてもよい。磁
気パターンは、磁性材料層が接着剤により接着されて形
成されたものであってもよく、又は接着手段としての接
着剤中に磁性材料を含んで形成されたものであってもよ
い。磁気パターンが形成されていない情報点には、後述
するように磁気パターンと同一形状の非磁性のダミーパ
ターンが形成されているのが好ましいが、特にその様な
ダミーパターンが形成されていないこともある。
【0007】接着手段により接着されて形成された磁気
パターンは、比較的大きい粒径の磁性粒子を含むことが
できる。粒径の磁性粒子は強い磁束密度を発生させるこ
とができ、読出し信号強度を大きくする上で好都合であ
る。また、粒径の磁性粒子は扱いやすく、製造上も好都
合である。本発明の磁気パターンの再生信号は、再生波
形の波長、振幅によるのではなく、所定の情報点に対す
る磁性体の有無で判定するため、読取りの信頼性が高
い。情報点は一定間隔で繰り返されて配置されており、
その情報点のうちの選択されたものに形成される磁気パ
ターンは残留磁界をもたない低保磁力強磁性材料により
形成され、かつそれらの磁気パターンは同一形状をもっ
ているようにすることが好ましい。
【0008】情報点を一定間隔で繰り返すように配置す
れば、磁気パターンの読出しが容易になる。しかも磁気
パターンが全て同一形状であれば、再生信号は同一パタ
ーンからなり、単純明瞭化できる。また、磁気パターン
を磁気センサーの走査方向に対して直角方向に十分大き
くとれば、走査トラックがずれる問題は生じない。磁気
パターンが残留磁界をもたない低保磁力磁性材料により
形成されておれば、マグネチックビュワーのようにバイ
アス磁界を印加しないで残留磁界による磁気パターンを
観測する装置ではその磁性バターンを読み取ることがで
きないため、高いセキュリテイー性を確保することがで
きるようになる。
【0009】この基材に光照射をし、その透過光により
磁気パターンの位置を認識できる場合には、磁気パター
ンが形成されていない情報点に、非磁性材料にてなり、
磁気パターンと同一形状のダミーパターンが形成されて
いることが好ましい。仮に、透過光によりパターンを認
識することができたとしても、このダミーパターンが存
在することにより、透過光パターンによっても磁気パタ
ーンによる情報列を認識することができず、高いセキュ
リテイー性を確保することができるようになる。そのよ
うなダミーパターンも磁気パターンと同様に接着手段を
用いて接着して形成することができる。
【0010】磁気パターンによる情報列は、例えばその
磁気パターン含有基材それぞれについて異なる固有情報
を含んでいるようにすることができる。その固定情報は
磁気パターン含有基材1枚づつの情報が重ならないよう
に作成されたものであり、例えば、種類や発行元などを
示すその磁気パターン含有基材に共通の固定情報と各磁
気パターン含有基材に固有のランダム情報とからなる原
文を作り、それを情報点での磁気の有り無しの2種の信
号の組み合わせ暗号化したものである。
【0011】かかる磁気パターンの情報列を証券、プリ
ペイドカード等の偽造判定用の固有情報として記憶装置
などに記憶しておけば、その後磁気情報検知センサーで
磁気パターン部を走査し、得られた信号とあらかじめ記
憶しておいた固有情報とを比較照合することにより、容
易に偽造の判定をすることができる。偽造判定用の固有
情報は、読取り再生器に記憶しておいてもよく、また読
取り再生器からネットワークを通じて別の装置に記憶し
てもよく、さらには磁気パターン含有基材自体に磁気記
録等の方法で保存しておいてもよい。
【0012】非磁性基材を紙類とすることができる。ま
た、非磁性基材は2枚の紙類が積層して一体化されたも
のであり、情報点はその積層された2枚の紙類の対向面
の一方に形成されているものとすることができる。この
場合、磁気パターンが基材中に固定されているため、使
用に伴って、検出センサーの摩擦により磁気パターンが
表面から脱落するなど信号源が変化する恐れがない。
【0013】さらにセキュリティー性を高める目的で、
暗号化の際に予め計画されたプログラムに従って、磁気
パターンの情報列をバイアス磁界発生器への通電プログ
ラムを各種変化させて、情報列を読み取り再生するとさ
らに複雑にした暗号情報を得ることができる。そのよう
な偽造防止方法では、検出センサーを磁気パターン含有
基材の情報列に沿って走査し、バイアス磁界を印加しな
がら前記磁気パターンによる情報列を読み出す際に、バ
イアス磁界を情報列に沿って選択的に印加しながら磁気
パターンを読み出して復号化する。
【0014】このように、本発明は、偽造防止に用いる
固有情報を暗号化して、バイアス磁界下でのみ磁気ヘッ
ドで再生できる磁気パターンにより形成したものであ
り、さらに読出し時にバイアス磁界の印加プログラムを
変化させて情報の解読を困難にして偽造防止をより強固
に行ないうるようにしたものである。
【0015】非磁性基材は2枚の紙類が積層して一体化
され、情報点はその積層された2枚の紙類の対向面の一
方に形成されているものとする製造方法は、紙基材表面
の所定の情報列に沿った複数の情報点のうちの選択され
たものに少なくとも磁性材料による磁気パターンを接着
手段により接着して形成する工程と、紙基材の磁気パタ
ーンが形成されている面に他の紙基材を重ね、その積層
した2枚の紙基材にカレンダー処理を施すことにより一
体化する工程とを備えている。磁気パターンが形成され
ていない情報点には、カレンダー処理工程の前に、非磁
性材料にてなり、磁気パターンと同一形状をもつダミー
パターンを形成しておいてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に用いる非磁性基材は特に
限定するものではないが、用途的に広範囲のものが利用
でき、コスト的にも有利な紙基材が好ましい。かかる紙
基材の原料のパルプは特に限定されないが、通常用いら
れる針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の
化学パルプ、GP,TMP,MP等の機械パルプ、麻、
ケナフ等の非木材原料から得られるパルプ、古紙パル
プ、合成パルプ等を用いる用いることができる。
【0017】必要であれば、さらに紙基材の表面に、顔
料、バインダー等を塗工しての印刷効果をあげることも
できる。塗工紙、磁気記録紙、感熱記録紙、合成紙、ラ
ミネート紙、接着剤塗工紙等、を出発基材として磁気パ
ターンを配布することもできる。
【0018】紙以外としてはプラスチックフィルムが利
用でき、ポリエチレン、ポリプロピレン等の各種ポリオ
レフィン類、PET等各種ポリエステル類、ポリメタク
リレート等の各種アクリル樹脂類、各種レーヨン類、各
種ナイロン類等を用いることができる。
【0019】本発明によって得られた磁気パターン含有
基材の表面に種々の表面処理、例えば磁気パターン層の
白色隠蔽層化処理を施してもよい。その他耐水化処理、
帯電防止処理、光沢層、耐薬品層、溶剤バリヤー層の設
置等の表面処理を施してもよい。積層して一体化する場
合に、積層される他方の基材としては、磁気パターンを
形成する非磁性基材と同じものを使用することができ
る。
【0020】本発明によって得られた磁気パターン含有
紙は、印刷、裁断等の工程を経て、証書、証券用等の印
刷基材として用いることができる。また、本発明によっ
て得られた、磁気パターン含有紙に磁気記録層、感熱記
録層等を設けて、磁気カード、プリペイドカード、乗車
券等に用いることもできる。
【0021】本発明によって得られた磁気パターン含有
基材は情報の再生に信頼性が大きいため、紙を使用した
場合でも高いセキュリティー性を有する。他の紙と積層
して一体化の際、2本のロールからなるニップ間に線圧
200kg/cm以上の高圧カレンダー処理を施すと、
特に磁気カード基材として好ましい磁気パターン含有紙
が得られる。通常、紙に対してカレンダー処理を行う場
合、線圧200kg/cm未満で行うため、表面平滑
性、剛性等の点からプラスチックフィルムを主体とした
基材に大きく劣り、用途が限定されてきた。しかしなが
ら、高圧カレンダー処理によって得られた磁気パターン
含有紙は積層化処理の工程で特異といえるほど高い圧力
を印加しているため、紙でありながら高い平滑性を有
し、なおかつ高い剛性を示すために、磁気カード等の基
材として好適である。
【0022】本発明により得られた基材中の磁気パター
ンからなる情報は、バイアス磁界中で磁気ヘッド、ホー
ル素子、MR素子、コイル等の磁気的センサーを用いて
検出することができる。センサーとしては1種あるいは
複数の種類のセンサーを併用することも可能である。検
出センサーは被検出物の一部を走査するように配置して
もよく、磁気パターンの情報列の数に合わせて複数の箇
所、または全面を走査するように配置してもよい。
【0023】バイアス磁界を印加しながら磁気パターン
の情報を読み出すのに好都合な磁気ヘッドの例を、本発
明の磁気パターン含有基材の一実施例の概略図とともに
図1(A)に示す。磁気ヘッドは、一例として、情報点
数個分のギャップをもつヘッドコア10にバイアス磁界
印加用の電流を流すコイル12が巻かれたバイアス磁界
印加用ヘッドのギャップの内側に、それよりも小さいギ
ャップをもつコア14に磁気検出用のコイル16が巻か
れた磁気パターン検出用ヘッドを組み合わせたものであ
る。磁気パターン含有基材は非磁性基材2と8が分離さ
れた状態で示されているが、実際には両非磁性基材2,
8は磁気パターンを間に挟んだ状態で一体化されてい
る。非磁性基材2の所定の情報列に沿って複数の情報点
が一定間隔で繰り返されて配置されており、その情報点
のうちの選択されたものには残留磁界をもたない低保持
力磁性材料による同一形状の磁気パターン4が接着手段
3、例えば接着剤により接着されて形成されており、磁
気パターンが形成されていない情報点には、遮光性の非
磁性材料にてなり磁気パターンと同一形状のダミーパタ
ーン6が形成されている。非磁性基材2の磁気パターン
形成面には非磁性基材8が積層されて一体化されてい
る。
【0024】この例の場合、バイアス磁界を印加しない
ときは、マグネチックビュワーで読み取ろうとしても、
図1(B)に示されるように、磁気パターンを磁気信号
として検出することができない。それに対し、バイアス
磁界を印加しながら読み取ると、図1(C)に示される
ように、磁気パターン4に対応した磁気信号を検出する
ことができる。
【0025】いま、図1(D)に示されるように、バイ
アス電流を3ビット(3情報点)間隔で流しながら読み
取ると、図1(E)に示されるように、バイアスが印加
された磁気パターンのみが信号として読み取られる。こ
のように、磁気パターン含有基材に設けられた磁気パタ
ーンとバイアス磁界のパターンの組合わせによる二重の
暗号化を施すことにより、一層強固なセキュリティーを
確保することができる。ただし、図1(C),(E)は
概念のみを表わしたものであり、実際の信号波形は、磁
気パターンがバイアス磁界により面内方向に磁化された
とすると、後述の図3のような波形になる。
【0026】本発明に用いる磁性材料としては、特に限
定されないが、保磁力が100エルステッド以下、好ま
しくは50エルステッド以下の低保持力磁性材料が好ま
しい。例えば、飽和磁化50emu/g以上の鉄、ニッ
ケル、コバルト等の金属およびパーマロイ、センダス
ト、ステンレス等の合金、鉄アモルファス合金等の磁性
粉が望ましい。磁性粉の粒径は細すぎると磁気パターン
以外の非接着剤塗布領域への付着汚れが増大し、太すぎ
ると散布が不均一になるため、望ましくは0.1〜50
0μm、さらに望ましくは10〜100μmである。し
かし、偽造防止効果は低下するが、高保持力磁性材料も
使用することができる。
【0027】さらに磁性粉の基材への接着性を向上させ
る目的で、各種の接着剤を磁性粉に予め塗工もしくは混
合しておいてもよく、又は基材に接着剤を配布後、さら
に塗工や印刷して使用することもできる。本発明におけ
るダミーパターンに用いる非磁性材料は、非磁性であれ
ば特に限定しないが、外観的に磁気パターン部に近似し
ているのが好ましい。無機顔料、有機顔料、非磁性金属
粉、等が使用できる。
【0028】本発明に用いられる磁性粉を非磁性基材に
固定する目的で使用する接着手段は、例えば接着剤であ
る。接着剤の種類は特に限定されないが、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の各種ポリオレフィン類、ポリエ
ステル類、ポリスチレン類、ポリアリレート類、ポリメ
タクリレート等の各種アクリル樹脂類、酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、マレイン
酸樹脂、ナイロン樹脂類、各種の共重合体樹脂、シリコ
ン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、ブタジェ
ン樹脂、クロロプレン樹脂、デキストリン類、澱粉類、
セルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、ニカワ類、ワ
ックス類、ロジン誘導体、セラック樹脂、天然ゴム、等
の合成又は天然のものを、単独で又は混合して、粉体、
水性、又は溶剤分散体として塗布する。
【0029】また、必要に応じて、顔料、離型剤、界面
活性剤、染料、硬化剤、可塑剤、安定剤等を添加しても
よい。磁気パターン含有基材はシート状の一枚以上の基
材から構成されるが、複数の基材を使用する場合は、ラ
ミネート法、高圧カレンダ処理等で積層一体化処理を行
う。厚みは特に限定されないが、余り厚すぎると印刷工
程や磁気信号の読出しに支障をきたすので、5000μ
m以下が望ましい。
【0030】接着点を情報列に則って設ける方法は、パ
ターン状の接着点を形成できるものであればよい。例え
ば間歇塗布が可能な、電磁弁への電気信号の入り切りで
接着剤の塗布時間が制御できる様式が使用できる。塗布
パターンの形状としてはバーコード状の矩形パターンに
塗布できる吐出ノズル形式のガンタイプが好ましい。ノ
ズルの形状としてはクリアランス0.1〜5mm、幅1
〜50mmの矩形状がより好ましい。その他予め基材に
ヒートシール型接着剤を全面塗工した後、パターン状の
接着点をサーマルヘッドにより形成したり、予め基材に
溶剤賦活型接着剤を全面塗工した後、パターン状の接着
点を溶剤吹き付けにて設けることもできる。
【0031】接着点を設ける他の方法として、予め基材
に接着剤を全面に、又はパターン上に塗工した後、必要
パターン以外の領域を紫外光、電子線などにより硬化さ
せたり、シリコーン離型液を適用して接着性を失活させ
たりして、必要個所の接着点を設けることもできる。ま
た、電子写真法に使用される静電的接着点を接着手段と
して使用することもできる。さらに、磁性粉と接着剤の
混合物を接着手段とし、ノズルから所望の場所に噴出さ
せて固定させることもできる。
【0032】接着剤による接着点を紙上に形成した後、
その接着点上に磁性粉層を形成する方法の場合には、磁
性粉をその紙上に配布する手段としては特に限定されな
いが、接着点に、散布、磁気的引力、吹き付け、磁石ロ
ールや、ブラシロールによる磁性粉の転写等の方法を用
いて磁性粉を配布する。配布は、被処理紙即ち基材の全
面に施してもよく、また塗布パターン部近辺のみに限定
してもよい。磁性粉は接着剤の塗布パターンによって、
円形、矩形、棒状等として、又はそれらを組み合わせ
て、バーコード状やカルラコード状などとしても固定で
きる。不要な場所に付着した磁性粉は適当な手段例え
ば、除塵機等を使用して取り払う。
【0033】磁気パターンの情報列は、エンドユーザー
の偽造判定用照合機の磁気センサー走査トラック上に一
致するよう設定するため、印刷、裁断、カード化等の
加,工時の見当合わせのためのレジスターマークをイン
クジェットマーク等で基材のどこかに情報列にあわせて
記すことも実際の利用上必要な技術である。磁気パター
ン上の磁性粉の散布量は、信号の形成が、磁性体と非磁
性体との出力差によるので磁気センサー検出できる範囲
内であれば特に限定しないが、磁気パターン部の磁性体
塗布量が0.1g/m2以上が好ましい。
【0034】積層一体化処理は、例えばカレンダー装置
や多段カレンダー装置によって行なうことができる。特
に紙と紙を積層する場合は、高圧カレンダー装置の中で
も、ロール間のニップにおいて線圧200〜3500k
g/cmを印加することのできる、少なくとも一対のロ
ールを有する装置を用いることが好ましい。加圧するの
に用いるロールの材質は金属、セラミック等硬度の高い
材質であることが望ましい。2本のロール間のニップ線
圧は200〜3500kg/cmの範囲から適宜選択さ
れる。基材として使用する紙の種類や厚さ、及び使用す
る磁性材料の粒径などにより加圧条件を変更する。適当
な圧力条件などを選択すれば、内部の磁性材料などの影
響が表面に及ばず、フィルム製カードの如く平滑な面を
有する基材が得られる。ニップ線圧が高すぎると、紙の
一部分だけが伸びたり、繊維の損傷を生じ、均一な積層
紙を得ることが困難になる。逆に2本のロール間のニッ
プ線圧が200kg/cm未満では十分な接着強度は得
られない。加圧するのに用いるロール面の仕上げは、ク
ラウン加工、鏡面加工、マツト加工、エンボス加工をも
たせておいてもよい。
【0035】磁気パターンを紙上に配布する工程と、貼
り合わせ積層化する工程は連続して行ってもよく、また
別工程で行ってもよい。磁気パターンを紙上に配布する
工程および貼り合わせ工程はウェブ状で行ってもよく、
また裁断してシート状にしたものを枚葉で処理してもよ
い。積層化処理時に加圧による効果を高めるために積層
基材やロールを加熱して積層化処理を行うことも可能で
ある。貼り合わせ積層化処理時の基材の一体化積層強度
を高める目的で、水分、溶剤、可塑剤、バインダー接着
剤等を添加することもできる。一体化積層の際に接着剤
を使用する場合には、カレンダー装置ではなくロール間
の加圧力の弱い通常のラミネータを使用することができ
る。その場合には接着剤により接着されるので、ロール
間のニップ線圧は0.5〜数十kg/cmの範囲であ
る。
【0036】
【実施例】
(実施例1)図2に示されるように、厚さ100μmの
ケント紙2上に、情報列に沿って、一定の間隔で繰り返
されて配置される情報点のうち、磁気パターンにより情
報を形成する情報点に、ノズル方式の塗布ガンによりエ
チレン酢酸ビニルラテックスを流れ方向1mm、幅方向
5mmのバーコード状パターンに塗布した。次いでその
エチレン酢酸ビニルラテックスパターン上にアトマイズ
法のセンダスト(粒径30μm)を散布し、余分のセン
ダスト粉は永久磁石で吸引除去して、低保磁力磁性材料
による磁気パターン4を形成した。
【0037】次に、同様にして、今度はその情報列の残
りの情報点に磁気パターンと同じ形状のエチレン酢酸ビ
ニルラテックスパターンを形成し、今度はそのエチレン
酢酸ビニルラテックスパターンにアルミフレーク(粒径
30μm)を散布し、余分のアルミフレークはブラシで
除去して、非磁性材料にてなり、磁気パターンと同一形
状のダミーパターン6を形成した。
【0038】そのケント紙2のパターン形成面上に、厚
さ100μmのケント紙8を重ね、2本の金属ロールか
らなるニップ部に線圧800kg/cmで通紙し、積層
化した。得られた積層紙は完全に一体化していた。この
磁気パターン含有積層紙の表面をセンダスト、アルミフ
レークで形成した情報列全域に直流磁界で外部印加をか
けながらリングヘッドタイプの磁気センサーで走査した
ところ、図3に示されるように、センダストによる磁気
パターン4の位置に対応して明確な出力が得られ、アル
ミフレークによるダミーパターン6の位置では出力が得
られなかった。
【0039】(実施例2)実施例1で得た磁気パターン
含有基紙の表面を情報列に沿って情報点の数点おきに、
外部磁界を印加しながら磁気パターン情報列を同様にし
て再生読取りを行ったところ、センダスト部で、かつ外
部磁界を印加した部分のみ明確な出力が得られた。
【0040】(実施例3)厚さ100μmのケント紙上
に、SBRラテックスを全面塗布して乾燥した後、所定
の情報列に沿って、一定の間隔で繰り返されて配置され
る情報点のうち、磁気パターンにより情報を形成する情
報点に、インクジェツトプリンターを使用してバーコー
ド状にトルエンを吹き付け、これに鉄アモルファス合金
粉(粒径50μm)をエヤーノズルにて吹き付けた。さ
らに同様にして、今度はその情報列の残りの情報点にイ
ンクジェツトプリンターを使用して磁気パターンと同じ
形状にトルエンを吹き付け、今度は鉄アモルファス合金
粉の代わりにタルク粉を吹き付け、磁気パターン含有基
紙を得た。
【0041】次いでポリエチレンラミネーター紙をヒー
トロール下でエチレン層を溶融粘着化しながら積層し
た。得られた磁性繊維含有積層紙は完全に一体化してい
た。この磁気パターン含有積層紙の表面を外部磁場下で
ホール素子を用いた磁気センサーで走査したところ、鉄
アモルファス配布の位置に対応して磁気出力が得られ
た。タルク粉配布の位置に磁気出力は選られなかった。
【0042】(実施例4)実施例1でケント紙の代わり
に、厚さ100μmの炭酸カルシウム含有ポリプロピレ
ン合成紙を使用し、積層化工程でエチレン酢ビラテック
ス糊を使用してウエットラミネーション法を採用した以
外は同様な方法で磁気パターン含有基紙を得た。磁気セ
ンサーで走査したところ、パターンの位置に対応して磁
気出力が得られた。
【0043】(実施例5)実施例3で3000エルステ
ッドの高保磁力磁性材料のバリウムフェライト粉を使用
したところ、磁気パターンが通常のリングヘッドで読
め、またマグネチックビュワーで目視もできるなど、セ
キュリティ性は劣っていた。
【0044】(比較例1)線圧10kg/cmにした以
外は実施例1と同様に磁気パターン含有積層紙を作製し
たが、積層化が不十分であった。
【0045】(実施例6)図4は磁気パターン含有基材
の他の実施例を概略的に示したものである。ここでも紙
2と8aが剥がれたように示しているが、実際には一体
的に積層化されている。厚さ100μmのケント紙2上
に、情報列に沿って、一定の間隔で繰り返されて配置さ
れる情報点のうち、磁気パターンにより情報を形成する
情報点に、磁気パターン20が長手方向に1mm、幅方
向(紙面垂直方向)に5mmのバーコード状に形成され
ている。磁気パターン20の形成されていない情報点は
破線で示されているが、その位置には何のパターンも形
成されていない。磁気パターン20は接着剤に磁性粉を
混合した磁性塗料を塗布することにより形成されたもの
である。2枚の紙2と8aは接着剤により互いに接着さ
れて一体化されている。2枚の紙2と8aを接着する接
着剤と磁気パターン20の形成に用いられる接着剤とを
同じ種類の接着剤とすることができる。
【0046】図5により図4の実施例の磁気パターン含
有基材を製造する方法を説明する。ロールに巻かれた厚
さ100μmのケント紙2を引き出し、そのケント紙2
上での情報列に沿って一定の間隔で繰り返されて配置さ
れる情報点のうち、磁気パターンにより情報を形成する
情報点に、ノズル形式の塗布ガン26からケント紙2上
に磁性塗料28を間歇的に塗布して磁気パターン20を
形成する。磁性塗料28は、平均粒径5μmでニッケル
含有率77%のパーマロイを90重量部、酸化チタン2
重量部、ポリアクリル酸樹脂10重量部及び水148重
量部から構成されたものであり、その粘度はB型粘度計
の60回転値で600cpsであった。塗布ガン26に
よる塗布は、吐出信号制御器22により電磁弁24を制
御することにより行なう。その塗布ガン26により、磁
性塗料28をケント紙2上に、流れ方向に1mm、幅方
向に5mmのバーコード状のパターンとなるように多数
行の帯状に間歇的に塗布した。
【0047】これとは別にロールに巻かれた厚さ100
μmの片面アート紙8aの顔料塗工面を内側にし、塗工
機30によりその顔料塗工面にエチレン酢酸ビニルラテ
ックス32を固形分にして15g/m2塗工し、次いで
ラミネータ34でケント紙2の磁気パターン20形成面
と片面アート紙8aの接着剤塗工面(顔料塗工面)とが
重なるようにラミネータ34に送りこみ、両紙2,8a
をラミネートして乾燥し、一体化した磁気パターン含有
紙38を得た。ラミネータ34での金属ロールからなる
ニップ部の線圧を2kg/cmとした。この磁気パター
ン含有紙が図4に示されたものである。この磁気パター
ン含有紙の表面から帯状の磁気情報列に直流磁界の外部
磁界を印加ながらリングヘッドタイプの磁気センサで走
査したところ、パーマロイによる磁気パターン20の位
置に対応して明確な出力が得られた。
【0048】
【発明の効果】本発明の磁気パターン含有基材では、非
磁性基材中の所定の情報列に沿って複数の情報点が配置
されており、その情報点のうちの選択されたものには磁
性材料による磁気パターンが接着手段により接着されて
形成されているので、磁気パターンには比較的大きい粒
径の磁性粒子を含むことができる。粒径の磁性粒子は強
い磁束密度を発生させることができ、読出し信号強度を
大きくする上で好都合である。また、粒径の磁性粒子は
扱いやすく、製造上も好都合である。 本発明の磁気パ
ターンの再生信号は、再生波形の波長、振幅によるので
はなく、所定の情報点に対する磁性体の有無で判定する
ため、読取りの信頼性が高い。磁気パターンを低保磁力
磁性材料による同一形状の磁気パターンとすれば、再生
信号が同一パターンからなり単純明瞭化できて、データ
処理が容易になる。磁気パターンが形成されていない情
報点に遮光性の非磁性材料にてなり磁気パターンと同一
形状のダミーパターンを形成した場合には、透過光によ
りパターンを認識しようとししてもこのダミーパターン
によって磁気パターンによる情報列を認識することがで
きず、高いセキュリテイー性を確保することができる。
【0049】非磁性基材を2枚の紙類が積層して一体化
されたものとして、磁気パターンをその積層された2枚
の紙類の対向面の一方に形成するようにすれば、磁気パ
ターンが基材中に固定され、使用に伴って磁気パターン
が表面から脱落するなど信号源が変化する恐れがなくな
る。さらに磁気パターンの情報列をバイアス磁界発生器
への通電プログラムを各種変化させて、情報列を読み取
り再生すると、さらに複雑にした暗号情報を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の動作原理を示す図であり、(A)は
読取りヘッドの一例の概略正面図と磁気パターン含有基
材の一実施例の概略分解断面図、(B)は無バイアス読
取り時の信号を示す波形図、(C)は連続バイアス読取
り時の信号を示す波形図、(D)はバイアス電流の一例
を示す波形図、(E)は3ビットバイアス読取り時の信
号を示す波形図である。
【図2】 一実施例の磁気パターン含有基材を示す概略
分解斜視図である。
【図3】 一実施例による連続バイアス読取り時の信号
を示す波形図である。
【図4】 他の実施例の磁気パターン含有基材を示す概
略分解断面図である。
【図5】 図4の実施例の磁気パターン含有基材を製造
する方法を示す製造装置の概略正面図である。
【符号の説明】
2,8 非磁性基材のケント紙 3 接着剤 4,20 磁気パターン 6 ダミーパターン 8a 片面アート紙 26 塗布ガン 30 塗工機 34 ラミネータ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基材中の所定の情報列に沿って複
    数の情報点が配置されており、その情報点のうちの選択
    されたものには磁性材料による磁気パターンが接着手段
    により接着されて形成されていることを特徴とする磁気
    パターン含有基材。
  2. 【請求項2】 前記情報点は一定間隔で繰り返されて配
    置されており、その情報点のうちの選択されたものに形
    成される磁気パターンは残留磁界をもたない低保磁力磁
    性材料により形成され、かつそれらの磁気パターンは同
    一形状をもっている請求項1に記載の磁気パターン含有
    基材。
  3. 【請求項3】 前記情報点で磁気パターンが形成されて
    いない情報点には、非磁性材料にてなり、前記磁気パタ
    ーンと同一形状のダミーパターンが形成されている請求
    項1又は2に記載の磁気パターン含有基材。
  4. 【請求項4】 前記磁気パターンは磁性材料層が接着剤
    により接着されて形成されている請求項1又は2に記載
    の磁気パターン含有基材。
  5. 【請求項5】 前記磁気パターンは接着手段としての接
    着剤中に磁性材料を含んで形成されている請求項1又は
    2に記載の磁気パターン含有基材。
  6. 【請求項6】 前記磁気パターンによる情報列には、磁
    気パターン含有基材それぞれについて異なる固有情報を
    含んでいる請求項1から5のいずれかに記載の磁気パタ
    ーン含有基材。
  7. 【請求項7】 前記非磁性基材が紙類である請求項1か
    ら6のいずれかに記載の磁気パターン含有基材。
  8. 【請求項8】 前記非磁性基材は2枚の紙類が積層して
    一体化されたものであり、前記情報点はその積層された
    2枚の紙類の対向面の一方に形成されている請求項7に
    記載の磁気パターン含有基材。
  9. 【請求項9】 非磁性基材中の所定の情報列に沿って複
    数の情報点が一定間隔で繰り返されて配置されており、
    その情報点のうちの選択されたものには残留磁界をもた
    ない低保磁力磁性材料による同一の磁気パターンが接着
    剤により接着されて形成されている磁気パターン含有基
    材を用いる偽造防止方法であり、 磁気パターン含有基材の前記情報列に沿って走査し、バ
    イアス磁界を印加しながら前記磁気パターンによる情報
    列を読み出す読出し装置が、バイアス磁界を前記情報列
    に沿って選択的に印加しながら前記磁気パターンを読み
    出して復号化することを特徴とする偽造防止方法。
  10. 【請求項10】 紙基材表面の所定の情報列に沿った複
    数の情報点のうちの選択されたものに少なくとも磁性材
    料による磁気パターンを接着手段により接着して形成す
    る工程と、 前記紙基材の磁気パターンが形成されている面に他の紙
    基材を重ね、その積層した2枚の紙基材にカレンダー処
    理を施すことにより一体化する工程と、を備えたことを
    特徴とする磁気パターン含有基材の製造方法。
  11. 【請求項11】 紙基材表面の所定の情報列に沿った複
    数の情報点のうちの選択されたものに少なくとも磁性材
    料による磁気パターンを接着手段により接着して形成す
    る工程と、 前記紙基材の磁気パターンが形成されている面に接着剤
    を介して他の紙基材を重ね、両紙基材をその接着剤によ
    り接着して一体化する工程と、を備えたことを特徴とす
    る磁気パターン含有基材の製造方法。
  12. 【請求項12】 紙基材表面に磁気パターンを形成する
    工程は、紙基材表面の所定の位置に接着剤パターンを形
    成した後、その接着剤パターン上に磁性材料層を形成す
    る工程を含んでいる請求項11又は12に記載の磁気パ
    ターン含有基材の製造方法。
  13. 【請求項13】 紙基材表面に磁気パターンを形成する
    工程は、磁性材料を含んだ接着剤パターンを紙基材表面
    の所定の位置に形成する工程を含んでいる請求項11又
    は12に記載の磁気パターン含有基材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007520023A (ja) * 2004-01-30 2007-07-19 レオンハード クルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー 部分磁気層を有するセキュリティエレメント
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JP2011215296A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toppan Printing Co Ltd 貼り換え防止機能付き偽造防止封印ラベル

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