JPH1173201A - 通信システム - Google Patents
通信システムInfo
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- JPH1173201A JPH1173201A JP23477297A JP23477297A JPH1173201A JP H1173201 A JPH1173201 A JP H1173201A JP 23477297 A JP23477297 A JP 23477297A JP 23477297 A JP23477297 A JP 23477297A JP H1173201 A JPH1173201 A JP H1173201A
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- Selective Calling Equipment (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常停止制御といった特殊な通信を、ワイヤ
レスでケーブル通信と同等に行い得る通信システムを提
供する。 【解決手段】 ティーチングボックス103は、通常時
にはコントローラ101からの受信データRDTに応答
して任意のデータを送信部223により返送し、非常停
止ボタン107が押下された異常時には該応答を停止す
る。コントローラ101は、受信した応答信号によって
正常であることを判断し、また応答信号が無いことで異
常であると判断する。
レスでケーブル通信と同等に行い得る通信システムを提
供する。 【解決手段】 ティーチングボックス103は、通常時
にはコントローラ101からの受信データRDTに応答
して任意のデータを送信部223により返送し、非常停
止ボタン107が押下された異常時には該応答を停止す
る。コントローラ101は、受信した応答信号によって
正常であることを判断し、また応答信号が無いことで異
常であると判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の機器と第2
の機器との間を無線通信または光通信によってデータの
授受を行う通信システムに係り、特に、従来、ケーブル
を介して行われていた非常停止制御といった特殊な通信
を、ワイヤレスでケーブル通信と同等に行い得る通信シ
ステムに関する。
の機器との間を無線通信または光通信によってデータの
授受を行う通信システムに係り、特に、従来、ケーブル
を介して行われていた非常停止制御といった特殊な通信
を、ワイヤレスでケーブル通信と同等に行い得る通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信システムとして、ここではFAシス
テムを取り上げ、FA機器間の通信を考える。例えば、
ロボット等を制御するコントローラとロボット等の動作
を教示するティーチングボックスとの間の通信形態とし
ては、例えば図5に示すようなものがある。同図におい
て、本従来例の構成は、ロボット等を制御するコントロ
ーラ501と、ロボット等の動作を教示するティーチン
グボックス503と、両者間を接続するケーブル505
とを備え、ティーチングボックス503には、非常時に
サーボの電源を遮断して停止するための非常停止ボタン
507を具備した構成である。このような通信システム
においては、非常停止ボタン507をB接点で構成し、
フェールセーフのために、当該非常停止ボタン507を
押下(接点を切断)することで、コントローラ501に
対して異常を報知するようになっている。
テムを取り上げ、FA機器間の通信を考える。例えば、
ロボット等を制御するコントローラとロボット等の動作
を教示するティーチングボックスとの間の通信形態とし
ては、例えば図5に示すようなものがある。同図におい
て、本従来例の構成は、ロボット等を制御するコントロ
ーラ501と、ロボット等の動作を教示するティーチン
グボックス503と、両者間を接続するケーブル505
とを備え、ティーチングボックス503には、非常時に
サーボの電源を遮断して停止するための非常停止ボタン
507を具備した構成である。このような通信システム
においては、非常停止ボタン507をB接点で構成し、
フェールセーフのために、当該非常停止ボタン507を
押下(接点を切断)することで、コントローラ501に
対して異常を報知するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の通信システムにあっては、コントローラ501とテ
ィーチングボックス503間をケーブル505を介して
接続しており、該ケーブル505がティーチング動作を
制約するといった問題点があった。すなわち、コントロ
ーラ501とティーチングボックス503間のワイヤレ
ス化が望まれているが、非常停止といった特殊な通信が
必要となるため、ティーチングボックス503から制御
するための配線を外すことができず、ワイヤレス化の実
現が難しいという事情があった。本発明は、上記従来の
問題点および事情に鑑みてなされたものであって、第1
の機器と第2の機器との間を無線通信または光通信によ
ってデータの授受を行う通信システムにおいて、従来、
ケーブルを介して行われていた非常停止制御といった特
殊な通信を、ワイヤレスでケーブル通信と同等に行い得
る通信システムを提供することを目的としている。
来の通信システムにあっては、コントローラ501とテ
ィーチングボックス503間をケーブル505を介して
接続しており、該ケーブル505がティーチング動作を
制約するといった問題点があった。すなわち、コントロ
ーラ501とティーチングボックス503間のワイヤレ
ス化が望まれているが、非常停止といった特殊な通信が
必要となるため、ティーチングボックス503から制御
するための配線を外すことができず、ワイヤレス化の実
現が難しいという事情があった。本発明は、上記従来の
問題点および事情に鑑みてなされたものであって、第1
の機器と第2の機器との間を無線通信または光通信によ
ってデータの授受を行う通信システムにおいて、従来、
ケーブルを介して行われていた非常停止制御といった特
殊な通信を、ワイヤレスでケーブル通信と同等に行い得
る通信システムを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る通信システムは、第1の機
器と第2の機器との間を無線通信または光通信によって
データの授受を行う通信システムにおいて、前記第1の
機器は、送信部と、受信部とを具備し、前記第2の機器
は、受信部と、通常時には前記第1の機器からの受信デ
ータに応答して任意のデータを返送し、異常時には該応
答を停止する送信部とを具備したものである。また、請
求項2に係る通信システムは、第1の機器と第2の機器
との間を無線通信または光通信によってデータの授受を
行う通信システムにおいて、前記第1の機器は、送信部
と、受信部とを具備し、前記第2の機器は、受信部と、
通常時には前記第1の機器からの受信データに応答して
任意のデータを返送し、異常時には異常である旨の特定
データを返送する送信部とを具備したものである。本発
明の請求項1に係る通信システムでは、第1の機器と第
2の機器との間を無線通信または光通信によってデータ
の授受を行う通信システムにおいて、第2の機器は、送
信部により、通常時には第1の機器からの受信データに
応答して任意のデータを返送し、異常時には該応答を停
止するようにしている。これにより、第1の機器は、受
信した応答信号によって正常であることを判断し、また
応答信号が無いことで異常であると判断できるので、従
来のケーブル通信におけると同等の非常停止制御等の特
殊な通信をワイヤレスで実現でき、システムのフェール
セーフを実現できる。また、請求項2に係る通信システ
ムでは、第1の機器と第2の機器との間を無線通信また
は光通信によってデータの授受を行う通信システムにお
いて、第2の機器は、送信部により、通常時には前記第
1の機器からの受信データに応答して任意のデータを返
送し、異常時には異常である旨の特定データを返送する
ようにしている。これにより、第1の機器は、受信した
応答信号が任意のデータであることを認識して正常であ
ると判断し、また応答信号が特定データであることを認
識して異常であると判断できるので、従来のケーブル通
信におけると同等の非常停止制御等の特殊な通信をワイ
ヤレスで実現でき、システムのフェールセーフを実現で
きる。
に、本発明の請求項1に係る通信システムは、第1の機
器と第2の機器との間を無線通信または光通信によって
データの授受を行う通信システムにおいて、前記第1の
機器は、送信部と、受信部とを具備し、前記第2の機器
は、受信部と、通常時には前記第1の機器からの受信デ
ータに応答して任意のデータを返送し、異常時には該応
答を停止する送信部とを具備したものである。また、請
求項2に係る通信システムは、第1の機器と第2の機器
との間を無線通信または光通信によってデータの授受を
行う通信システムにおいて、前記第1の機器は、送信部
と、受信部とを具備し、前記第2の機器は、受信部と、
通常時には前記第1の機器からの受信データに応答して
任意のデータを返送し、異常時には異常である旨の特定
データを返送する送信部とを具備したものである。本発
明の請求項1に係る通信システムでは、第1の機器と第
2の機器との間を無線通信または光通信によってデータ
の授受を行う通信システムにおいて、第2の機器は、送
信部により、通常時には第1の機器からの受信データに
応答して任意のデータを返送し、異常時には該応答を停
止するようにしている。これにより、第1の機器は、受
信した応答信号によって正常であることを判断し、また
応答信号が無いことで異常であると判断できるので、従
来のケーブル通信におけると同等の非常停止制御等の特
殊な通信をワイヤレスで実現でき、システムのフェール
セーフを実現できる。また、請求項2に係る通信システ
ムでは、第1の機器と第2の機器との間を無線通信また
は光通信によってデータの授受を行う通信システムにお
いて、第2の機器は、送信部により、通常時には前記第
1の機器からの受信データに応答して任意のデータを返
送し、異常時には異常である旨の特定データを返送する
ようにしている。これにより、第1の機器は、受信した
応答信号が任意のデータであることを認識して正常であ
ると判断し、また応答信号が特定データであることを認
識して異常であると判断できるので、従来のケーブル通
信におけると同等の非常停止制御等の特殊な通信をワイ
ヤレスで実現でき、システムのフェールセーフを実現で
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信システムの実
施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施
形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。 〔第1の実施形態〕図1は本発明の第1の実施形態に係
る通信システムの外観構成図である。図1において、本
実施形態の通信システムは、ロボット等を制御するコン
トローラ101と、ロボット等の動作を教示するティー
チングボックス103と、両者間を接続するケーブル1
05とを備え、ティーチングボックス103には、従来
例(図5参照)と同様に、非常時にサーボの電源を遮断
して停止するための非常停止ボタン107を具備した構
成である。尚、コントローラ101とティーチングボッ
クス103間は、無線や赤外線等の伝送手段105を介
してワイヤレスで接続されている。また、図2は、本実
施形態の通信システムのより詳細な構成図である。図2
において、コントローラ101は、送信データSDCを
ティーチングボックス103に送信する送信部211
と、ティーチングボックス103からの送信データを受
信データRDCとして受信する受信部213とを備えた
構成である。また、ティーチングボックス103は、コ
ントローラ101からの送信データを受信データRDT
として受信する受信部221と、通常時には、送信デー
タSDTをコントローラ101に送信する送信部223
とを備えた構成である。このような構成により、コント
ローラ101とティーチングボックス103間において
は、図3に示すタイムチャートのように間欠的な通信が
行われる。すなわち、通常時には、上位のコントローラ
101から送られたデータ(受信データRDT)に対し
て、下位のティーチングボックス103が応答して、任
意の送信データSDTをコントローラ101に返送す
る。尚、間欠的な通信としたのは、データの送受信を毎
回行うようにすると、電池で駆動されるティーチングボ
ックス103の消費電力が増えてしまうという理由によ
るものである。つまり、単にティーチングボックス10
3が正常であることを示す応答信号のみとし、上位のコ
ントローラ101は、該応答信号によってティーチング
ボックス103が正常であることを判断する。また、図
2において、送信部223への電源供給線、すなわち電
源入力端子と電源電位VCCとの間には、B接点のスイ
ッチ225が設けられている。ここで、該B接点スイッ
チ225は、非常停止ボタン107の押下に連動して接
点が切断される構成である。つまり、異常時に、操作者
が非常停止ボタン107を押下すると、送信部223へ
の電源電圧供給が停止して送信部223の動作が停止す
るので、ティーチングボックス103は応答信号をコン
トローラ101に対して返送せず、コントローラ101
はティーチングボックス103からの応答信号が無いこ
とによって「非常停止状態」であるとの結論を出すこと
となる。以上のように、本実施形態の通信システムで
は、ティーチングボックス103は、通常時にはコント
ローラ101からの受信データRDTに応答して任意の
データを送信部223により返送し、非常停止ボタン1
07が押下された異常時には該応答を停止するので、コ
ントローラ101は、受信した応答信号によって正常で
あることを判断し、また応答信号が無いことで異常であ
ると判断でき、従来のケーブル通信におけると同等の非
常停止制御等の特殊な通信をワイヤレスで実現でき、シ
ステムのフェールセーフを実現できる。
施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施
形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。 〔第1の実施形態〕図1は本発明の第1の実施形態に係
る通信システムの外観構成図である。図1において、本
実施形態の通信システムは、ロボット等を制御するコン
トローラ101と、ロボット等の動作を教示するティー
チングボックス103と、両者間を接続するケーブル1
05とを備え、ティーチングボックス103には、従来
例(図5参照)と同様に、非常時にサーボの電源を遮断
して停止するための非常停止ボタン107を具備した構
成である。尚、コントローラ101とティーチングボッ
クス103間は、無線や赤外線等の伝送手段105を介
してワイヤレスで接続されている。また、図2は、本実
施形態の通信システムのより詳細な構成図である。図2
において、コントローラ101は、送信データSDCを
ティーチングボックス103に送信する送信部211
と、ティーチングボックス103からの送信データを受
信データRDCとして受信する受信部213とを備えた
構成である。また、ティーチングボックス103は、コ
ントローラ101からの送信データを受信データRDT
として受信する受信部221と、通常時には、送信デー
タSDTをコントローラ101に送信する送信部223
とを備えた構成である。このような構成により、コント
ローラ101とティーチングボックス103間において
は、図3に示すタイムチャートのように間欠的な通信が
行われる。すなわち、通常時には、上位のコントローラ
101から送られたデータ(受信データRDT)に対し
て、下位のティーチングボックス103が応答して、任
意の送信データSDTをコントローラ101に返送す
る。尚、間欠的な通信としたのは、データの送受信を毎
回行うようにすると、電池で駆動されるティーチングボ
ックス103の消費電力が増えてしまうという理由によ
るものである。つまり、単にティーチングボックス10
3が正常であることを示す応答信号のみとし、上位のコ
ントローラ101は、該応答信号によってティーチング
ボックス103が正常であることを判断する。また、図
2において、送信部223への電源供給線、すなわち電
源入力端子と電源電位VCCとの間には、B接点のスイ
ッチ225が設けられている。ここで、該B接点スイッ
チ225は、非常停止ボタン107の押下に連動して接
点が切断される構成である。つまり、異常時に、操作者
が非常停止ボタン107を押下すると、送信部223へ
の電源電圧供給が停止して送信部223の動作が停止す
るので、ティーチングボックス103は応答信号をコン
トローラ101に対して返送せず、コントローラ101
はティーチングボックス103からの応答信号が無いこ
とによって「非常停止状態」であるとの結論を出すこと
となる。以上のように、本実施形態の通信システムで
は、ティーチングボックス103は、通常時にはコント
ローラ101からの受信データRDTに応答して任意の
データを送信部223により返送し、非常停止ボタン1
07が押下された異常時には該応答を停止するので、コ
ントローラ101は、受信した応答信号によって正常で
あることを判断し、また応答信号が無いことで異常であ
ると判断でき、従来のケーブル通信におけると同等の非
常停止制御等の特殊な通信をワイヤレスで実現でき、シ
ステムのフェールセーフを実現できる。
【0006】〔第2の実施形態〕次に、図4は本発明の
第2の実施形態に係る通信システムの構成図である。
尚、本実施形態の通信システムの外観構成図は、第1の
実施形態と同様に図1に示される通りである。図2にお
いて、コントローラ101’は、第1の実施形態と同様
に、送信データSDCをティーチングボックス103に
送信する送信部211と、ティーチングボックス10
3’からの送信データを受信データRDCとして受信す
る受信部413とを備えた構成である。また、ティーチ
ングボックス103’は、コントローラ101’からの
送信データを受信データRDTとして受信する受信部2
21と、通常時には、送信データSDTをコントローラ
101’に送信する送信部423とを備えた構成であ
る。このような構成により、コントローラ101とティ
ーチングボックス103間においては、第1の実施形態
と同様に、図3に示すタイムチャートのような間欠的な
通信が行われる。すなわち、通常時には、上位のコント
ローラ101’から送られたデータ(受信データRD
T)に対して、下位のティーチングボックス103’が
応答して、任意の送信データSDTをコントローラ10
1’に返送する。この時、上位のコントローラ101’
は、該応答信号によってティーチングボックス103’
が正常であることを判断する。また、図4において、送
信部423へのデータ入力側には、特定データDABと
任意の送信データSDTとを選択して、送信データSD
T’として送信部423に供給するセレクタ427が備
えられている。ここで、任意の送信データSDTは、通
常時にコントローラ101’に応答するためのデータで
あり、特定データDABは異常時にコントローラ10
1’に返送するべきデータである。セレクタ427の選
択信号入力端子には、電源電位VCCと接地電位GND
間にB接点スイッチ425および抵抗426を接続した
ときの、B接点スイッチ425および抵抗426の接続
点の電位が供給されている。すなわち、選択信号入力端
子が”H”レベルにあるときは送信データSDTが選択
され、選択信号入力端子が”L”レベルにあるときは特
定データDABが選択される構成である。ここで、B接
点スイッチ425は、非常停止ボタン107の押下に連
動して接点が切断されるものである。つまり、異常時
に、操作者が非常停止ボタン107を押下すると、セレ
クタ427によって特定データDABが選択され、送信
部423からコントローラ101’に対して特定データ
DABが返送されるので、コントローラ101はティー
チングボックス103からの応答信号が特定データDA
Bであることを認識することによって「非常停止状態」
であるとの結論を出すこととなる。以上のように、本実
施形態の通信システムでは、ティーチングボックス10
3’は、通常時にはコントローラ101’からの受信デ
ータRDTに応答して任意のデータSDTを送信部42
3により返送し、非常停止ボタン107が押下された異
常時には異常である旨の特定データDABを返送するの
で、コントローラ101’は、受信した応答信号が任意
のデータであることを認識して正常であると判断し、ま
た応答信号が特定データであることを認識して異常であ
ると判断でき、従来のケーブル通信におけると同等の非
常停止制御等の特殊な通信をワイヤレスで実現でき、シ
ステムのフェールセーフを実現できる。
第2の実施形態に係る通信システムの構成図である。
尚、本実施形態の通信システムの外観構成図は、第1の
実施形態と同様に図1に示される通りである。図2にお
いて、コントローラ101’は、第1の実施形態と同様
に、送信データSDCをティーチングボックス103に
送信する送信部211と、ティーチングボックス10
3’からの送信データを受信データRDCとして受信す
る受信部413とを備えた構成である。また、ティーチ
ングボックス103’は、コントローラ101’からの
送信データを受信データRDTとして受信する受信部2
21と、通常時には、送信データSDTをコントローラ
101’に送信する送信部423とを備えた構成であ
る。このような構成により、コントローラ101とティ
ーチングボックス103間においては、第1の実施形態
と同様に、図3に示すタイムチャートのような間欠的な
通信が行われる。すなわち、通常時には、上位のコント
ローラ101’から送られたデータ(受信データRD
T)に対して、下位のティーチングボックス103’が
応答して、任意の送信データSDTをコントローラ10
1’に返送する。この時、上位のコントローラ101’
は、該応答信号によってティーチングボックス103’
が正常であることを判断する。また、図4において、送
信部423へのデータ入力側には、特定データDABと
任意の送信データSDTとを選択して、送信データSD
T’として送信部423に供給するセレクタ427が備
えられている。ここで、任意の送信データSDTは、通
常時にコントローラ101’に応答するためのデータで
あり、特定データDABは異常時にコントローラ10
1’に返送するべきデータである。セレクタ427の選
択信号入力端子には、電源電位VCCと接地電位GND
間にB接点スイッチ425および抵抗426を接続した
ときの、B接点スイッチ425および抵抗426の接続
点の電位が供給されている。すなわち、選択信号入力端
子が”H”レベルにあるときは送信データSDTが選択
され、選択信号入力端子が”L”レベルにあるときは特
定データDABが選択される構成である。ここで、B接
点スイッチ425は、非常停止ボタン107の押下に連
動して接点が切断されるものである。つまり、異常時
に、操作者が非常停止ボタン107を押下すると、セレ
クタ427によって特定データDABが選択され、送信
部423からコントローラ101’に対して特定データ
DABが返送されるので、コントローラ101はティー
チングボックス103からの応答信号が特定データDA
Bであることを認識することによって「非常停止状態」
であるとの結論を出すこととなる。以上のように、本実
施形態の通信システムでは、ティーチングボックス10
3’は、通常時にはコントローラ101’からの受信デ
ータRDTに応答して任意のデータSDTを送信部42
3により返送し、非常停止ボタン107が押下された異
常時には異常である旨の特定データDABを返送するの
で、コントローラ101’は、受信した応答信号が任意
のデータであることを認識して正常であると判断し、ま
た応答信号が特定データであることを認識して異常であ
ると判断でき、従来のケーブル通信におけると同等の非
常停止制御等の特殊な通信をワイヤレスで実現でき、シ
ステムのフェールセーフを実現できる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る通信システムによれば、第1の機器と第2の機器
との間を無線通信または光通信によってデータの授受を
行う通信システムにおいて、第2の機器は、送信部によ
り、通常時には第1の機器からの受信データに応答して
任意のデータを返送し、異常時には該応答を停止するこ
ととしたので、第1の機器は、受信した応答信号によっ
て正常であることを判断し、また応答信号が無いことで
異常であると判断でき、従来のケーブル通信におけると
同等の非常停止制御等の特殊な通信をワイヤレスで実現
でき、システムのフェールセーフを実現し得る通信シス
テムを提供することができる。また、本発明の請求項2
に係る通信システムによれば、第1の機器と第2の機器
との間を無線通信または光通信によってデータの授受を
行う通信システムにおいて、第2の機器は、送信部によ
り、通常時には前記第1の機器からの受信データに応答
して任意のデータを返送し、異常時には異常である旨の
特定データを返送することとしたので、第1の機器は、
受信した応答信号が任意のデータであることを認識して
正常であると判断し、また応答信号が特定データである
ことを認識して異常であると判断でき、従来のケーブル
通信におけると同等の非常停止制御等の特殊な通信をワ
イヤレスで実現でき、システムのフェールセーフを実現
し得る通信システムを提供することができる。
に係る通信システムによれば、第1の機器と第2の機器
との間を無線通信または光通信によってデータの授受を
行う通信システムにおいて、第2の機器は、送信部によ
り、通常時には第1の機器からの受信データに応答して
任意のデータを返送し、異常時には該応答を停止するこ
ととしたので、第1の機器は、受信した応答信号によっ
て正常であることを判断し、また応答信号が無いことで
異常であると判断でき、従来のケーブル通信におけると
同等の非常停止制御等の特殊な通信をワイヤレスで実現
でき、システムのフェールセーフを実現し得る通信シス
テムを提供することができる。また、本発明の請求項2
に係る通信システムによれば、第1の機器と第2の機器
との間を無線通信または光通信によってデータの授受を
行う通信システムにおいて、第2の機器は、送信部によ
り、通常時には前記第1の機器からの受信データに応答
して任意のデータを返送し、異常時には異常である旨の
特定データを返送することとしたので、第1の機器は、
受信した応答信号が任意のデータであることを認識して
正常であると判断し、また応答信号が特定データである
ことを認識して異常であると判断でき、従来のケーブル
通信におけると同等の非常停止制御等の特殊な通信をワ
イヤレスで実現でき、システムのフェールセーフを実現
し得る通信システムを提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信システムの
外観構成図である。
外観構成図である。
【図2】第1の実施形態の通信システムの詳細な構成図
である。
である。
【図3】実施形態の通信システムにおける通信状態を説
明するタイムチャートである。
明するタイムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る通信システムの
構成図である。
構成図である。
【図5】従来の通信システムの外観構成図である。
101,101’,501 コントローラ(第1の機
器) 103,103’,503 ティーチングボックス
(第2の機器) 105 伝送手段(無線,赤外線等) 505 ケーブル 107,507 非常停止ボタン 211 コントローラの送信部 213,413 コントローラの受信部 SDC コントローラの送信データ RDC コントローラの受信データ 221 ティーチングボックスの受信部 223,423 ティーチングボックスの送信部 225,425 B接点スイッチ 426 抵抗 427 セレクタ DAB 特定データ SDT,SDT’ ティーチングボックスの送信デー
タ RDT ティーチングボックスの受信データ VCC 電源電位 GND 接地電位
器) 103,103’,503 ティーチングボックス
(第2の機器) 105 伝送手段(無線,赤外線等) 505 ケーブル 107,507 非常停止ボタン 211 コントローラの送信部 213,413 コントローラの受信部 SDC コントローラの送信データ RDC コントローラの受信データ 221 ティーチングボックスの受信部 223,423 ティーチングボックスの送信部 225,425 B接点スイッチ 426 抵抗 427 セレクタ DAB 特定データ SDT,SDT’ ティーチングボックスの送信デー
タ RDT ティーチングボックスの受信データ VCC 電源電位 GND 接地電位
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の機器と第2の機器との間を無線通
信または光通信によってデータの授受を行う通信システ
ムにおいて、 前記第1の機器は、送信部と、受信部と、を有し、 前記第2の機器は、受信部と、通常時には前記第1の機
器からの受信データに応答して任意のデータを返送し、
異常時には該応答を停止する送信部と、を有することを
特徴とする通信システム。 - 【請求項2】 第1の機器と第2の機器との間を無線通
信または光通信によってデータの授受を行う通信システ
ムにおいて、 前記第1の機器は、送信部と、受信部と、を有し、 前記第2の機器は、受信部と、通常時には前記第1の機
器からの受信データに応答して任意のデータを返送し、
異常時には異常である旨の特定データを返送する送信部
と、を有することを特徴とする通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23477297A JPH1173201A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23477297A JPH1173201A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1173201A true JPH1173201A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16976133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23477297A Pending JPH1173201A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1173201A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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- 1997-08-29 JP JP23477297A patent/JPH1173201A/ja active Pending
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