JPH117203A - 電子写真法を用いた多色印刷方法及び多色印刷装置 - Google Patents

電子写真法を用いた多色印刷方法及び多色印刷装置

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JPH117203A
JPH117203A JP9159020A JP15902097A JPH117203A JP H117203 A JPH117203 A JP H117203A JP 9159020 A JP9159020 A JP 9159020A JP 15902097 A JP15902097 A JP 15902097A JP H117203 A JPH117203 A JP H117203A
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光作 月見
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淳一 高田
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尚史 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の色のトナー画像を中間転写体に転写す
る場合、転写時のトナーの粒子を目立たなくするために
トナーの溶融を行うと、被印刷体上での滲みの原因にな
ったり、中間転写体からのトナーの剥離が不完全になり
転写ムラが発生していた。 【解決手段】 中間転写体16の表面に静電力により積
層保持された粒子状のトナーを溶融ステーション30で
溶融して溶融トナー層を形成する。その後、冷却ステー
ション34で前記溶融トナー層を冷却して半溶融状態の
カラーフィルムを形成し、転写ステーション36で缶1
8に転写印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を用い
た多色印刷方法及び多色印刷装置、特に中間転写体を用
いた電子写真印刷における転写品質向上技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から印刷技術の一つとして電子写真
法を用いた印刷が行われている。この電子写真法は感光
体表面にコロナ放電によって電荷を与え(帯電)、次に
被写体像を前記感光体表面に投影する(露光)。この結
果、感光体の露光部では電荷が中和され、感光体表面に
電荷パターン(潜像)が形成される。この電荷パターン
上に摩擦帯電する現像剤(トナーなど)を散布すると、
電荷に対して静電吸着が生じてトナー画像が形成される
(現像)。さらに、前記トナー画像を被印刷体に転写し
て、トナーを溶融することによって、被印刷体に定着さ
せて、電子写真を完成することができる。
【0003】なお、単色印刷の場合は、前述した構成で
良好な印刷を行うことができるが、多色印刷(カラー印
刷)を行う場合には、各色のトナー画像を順次中間転写
体上に転写して、被印刷体に転写する前にカラートナー
画像を合成する。そして、一括して前記カラートナー画
像を被印刷体に転写する。これは、各色トナー画像の重
ね合わせ転写を行う場合に、装置内で相対的な位置決め
がされた中間転写体と感光体との位置合わせ精度の方
が、搬送機構等によって搬送される被印刷体と感光体と
の位置合わせ精度より高いためである。また、中間転写
体の表面に柔軟性を持たせることも可能なので、被印刷
体として普通記録紙以外に凹凸面を有する記録紙や金
属、樹脂の他、曲面を有する缶や箱等の立体物にもトナ
ー画像の転写を行うことができる。
【0004】ところで、前記中間転写体を用いた転写印
刷の場合、被印刷体には粉状のトナー画像が転写される
ため印刷された画像自体が点で構成され粒子のめだつ不
鮮明なものになってしまう場合がある。トナーは、被印
刷体に転写後、当該被印刷体を加熱して定着が行われる
のでこの時に前記粒子の粗さは多少改善されるが十分で
はなかった。
【0005】そこで、例えば、特開昭49−78559
号公報には、中間転写体を加熱して、当該中間転写体上
でトナーを溶融させた後、被印刷体に転写を行う印刷装
置が提案されている。この装置によれば、転写前にトナ
ーが溶融して粒子界面が無くなりトナー画像自体が非粒
子の透明感(光沢)を有した滑らかな画像になり転写画
像を鮮明なものにすることができる。また、特開平3−
63758号公報には、前記装置の中間転写体の熱劣化
や熱効率を考慮して、中間転写体上での加熱温度をトナ
ー溶融温度以下にコントロールし、転写直前で押圧ロー
ラでトナーの溶融を行って、予備加熱された被印刷体に
転写印刷を行うトナー画像転写定着装置が提案されてい
る。この装置によれば、印刷装置自体の負荷を軽減しつ
つトナー画像の転写を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した印刷
装置のように中間転写体上で完全にトナー粒子の溶融を
行う場合、粒子の目立たない透明感のあるトナー画像を
形成することができるが、溶融が進みすぎて粘度が低く
なりすぎると転写時に転写像が滲んだり溶融した画像が
中間転写体から脱落したり、また剥離が不完全になり
(トナー画像としての結合力が低下し引きちぎれた一部
のトナーが中間転写体に残留してしまう)転写が安定し
ない等の問題が発生していた。
【0007】また、各部材の温度コントロールを行う場
合、被印刷体毎の温度容量が異なるため温度コントロー
ルが煩雑になると共に、トナーの溶融にばらつきが発生
し易くトナー粒子毎の結合が不安定になり転写像が滲ん
だり溶融した画像の中間転写体からの剥離が不完全にな
る等の不具合を完全に排除することができなかった。
【0008】さらに、上述の問題は複数色を重ね合わせ
るカラー画像の転写印刷に適用する場合、滲みや不完全
剥離等によるオリジナル画像の忠実な色再現ができなと
いう問題を招いていた。
【0009】また、トナーの溶融を行う場合、被印刷体
がポリエチレンやポリプロピレン等で構成されるプラス
ティック容器の場合、容器の熱変形温度がトナーの溶融
温度より低い場合が多いためトナー画像の転写時に前記
容器が変形してしまうという問題もある。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、トナーの非粒子化を行い滑らかなカラートナー画像
を形成すると共に、中間転写体からのトナー画像の剥離
を完全に行い忠実な色再現を行い高品質の転写印刷画像
を得ることのできる電子写真法を用いた多色印刷方法及
び多色印刷装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の構成は、感光体表面に結像された
単色潜像に基づいて、複数色のカラートナー粉を中間転
写体上で重ね合わせながら静電転写してカラートナー画
像を形成し、当該カラートナー画像を被印刷体に印刷す
る電子写真法を用いた多色印刷方法において、重ね合わ
された複数色のカラートナー粉を前記中間転写体上で溶
融して一層の溶融トナー層を形成する溶融ステップと、
前記溶融トナー層を前記中間転写体上で冷却し半溶融状
態のカラーフィルムを形成する冷却ステップと、前記カ
ラーフィルムを被印刷体に転写する転写ステップと、を
含むことを特徴とする。
【0012】ここで、カラートナー画像を構成するトナ
ー色は、例えば、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラッ
ク等の色であり、積層されたカラートナー粒子は例え
ば、赤外線ヒータ等の加熱手段によって加熱溶融され溶
融トナー層が形成される。そして、溶融後、前記溶融ト
ナー層は冷却され、半溶融状態(完全凝固直前のフィル
ム状態)にされる。
【0013】この構成によれば、溶融によってトナー粒
子の界面がなくなり透明感のある滑らかな画像が形成さ
れると共に、冷却されカラートナー画像として結合力の
ある半溶融状態のカラーフィルムが形成できるので、中
間転写体からの剥離がスムーズに行われ安定した完全転
写を行うことができる。
【0014】また、本発明の構成は、前記方法におい
て、前記冷却ステップは、冷却装置によって強制冷却す
ることを特徴とする。
【0015】ここで、強制冷却とは、中間転写体の内部
に冷却水や冷却オイル、冷却空気等の媒体を供給して実
現したり、中間転写体表面に対して冷却空気を供給して
実現する。
【0016】この構成によれば、一度溶融した溶融トナ
ー層を速やかに半溶融状態のカラーフィルムにすること
ができる。
【0017】また、本発明の構成は、前記方法におい
て、さらに、被印刷体を前記カラーフィルムの転写前に
加熱する予備加熱ステップを有することを特徴とする。
【0018】ここで、被印刷体の予備加熱温度は、被印
刷体の材質によって異なるが、例えばスチール缶の場
合、80℃である。この構成によれば、半溶融状態のカ
ラーフィルムと被印刷体との密着性が向上し良好な転写
を行うことができる。
【0019】また、本発明の構成は、感光体表面に結像
された単色潜像に基づいて、複数色のカラートナー粉を
中間転写体上で重ね合わせながら静電転写してカラート
ナー画像を形成し、当該カラートナー画像を被印刷体に
印刷する電子写真法を用いた多色印刷装置において、前
記中間転写体は、カラートナー画像の形成後に重ね合わ
されたカラートナー粉を溶融して一層の溶融トナー層を
形成する溶融ステーションと、前記溶融ステーションの
下流側に設けられ、前記溶融トナー層を冷却し半溶融状
態のカラーフィルムを形成する冷却ステーションと、前
記カラーフィルムを被印刷体に転写する転写ステーショ
ンと、を含むことを特徴とする。
【0020】この構成によれば、溶融によってトナー粒
子の界面がなくなり透明感のある滑らかな画像が形成さ
れると共に、冷却されカラートナー画像として結合力の
ある半溶融状態のカラーフィルムが形成できるので、中
間転写体からの剥離がスムーズに行われ安定した完全転
写を行うことができる。
【0021】また、本発明の構成は、前記装置におい
て、さらに、被印刷体を前記カラーフィルムの転写前に
加熱する予備加熱ステーションを有することを特徴とす
る。
【0022】この構成によれば、半溶融状態のカラーフ
ィルムと被印刷体との密着性が向上し良好な転写を行う
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。な
お、本実施形態では、電子写真法を用いた4色のトナー
(イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック)による多色
印刷を円筒形の缶の側面に施す例を説明する。
【0024】図1は本実施形態の多色印刷装置10の中
間転写体を中心とする説明模式図である。この多色印刷
装置10は装置全体の制御を行うCPU12と、各トナ
ー色毎に設けられた電子写真ユニット14Y,14M,
14C,14Kと、前記電子写真ユニット14Y,14
M,14C,14Kで形成された各色のトナー画像を重
ね合わせるドラム状の中間転写体16と、被印刷体であ
る例えば缶18を印刷位置に搬送する図示しない搬送装
置と、缶に転写されたトナー画像を定着させる図示しな
いトナー定着装置等から構成されている。なお、前記電
子写真ユニット14Y,14M,14C,14Kはトナ
ーの色毎(例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)、ブラック(K))に配置され、それぞれ
露光装置20Y,20M,20C,20K、感光体22
Y,22M,22C,22K、帯電装置24Y,24
M,24C,24K、現像装置26Y,26M,26
C,26K、クリーニング装置28Y,28M,28
C,28K等から構成されている。また、前記中間転写
体16は略ドラム状を呈し、金属層16aの表面に体積
抵抗率が103〜1012Ωcm程度、好ましくは、105
〜1010Ωcmの導電性弾性体、例えば導電性ゴム16
bが周設されている。
【0025】図1に基づいて、カラートナー画像の転写
印刷について説明する。図示しない画像読み取り装置や
外部入力装置等がカラーフィルタ等を用いて色分離しな
がら認識した画像情報は、CPU12の指示に基づき色
毎に順次電子写真ユニット14Y,14M,14C,1
4Kの露光装置20Y(イエロー用),20M(マゼン
ダ用),20C(シアン用),20K(ブラック用)に
入力される。なお、色毎の処理は同じなので、イエロー
(Y)を例に取って転写原理を説明する。前記露光装置
20Yは、イエローの画像情報に基づいてレーザビーム
を照射し、感光体22Y上に潜像を形成する。前記感光
体22Yは、例えば、ドラム状の導電体上に蒸着アモル
ファスシリコン、蒸着メモルファスセレンまたは酸化亜
鉛や有機光導電体が散布された樹脂で形成され、帯電装
置24Yによって、表面に電荷層が形成される。この電
荷層に前記露光装置20Yからのレーザビームが照射さ
れると、露光部で電荷が中和され、感光体22Y表面に
電荷パターン(潜像)が形成される。この電荷パターン
上に現像装置26Yによって、摩擦帯電する現像剤(イ
エローのトナー)を散布すると、電荷に対して静電吸着
が生じてイエローのトナー画像が形成される(現像)。
【0026】本実施形態において中空ドラム状の中間転
写体16の表層に配置された金属層16aには、所定の
電圧を印加するための電圧供給源(本実施形態では電
極)が接続されている。前記金属層16aが電圧供給を
受けると、その電圧に対応する静電力が中間転写体16
の表面に周設された導電性ゴム16b上に形成される。
この静電力によって、現像されたイエローのトナー画像
が中間転写体16上に転写保持されたる。以下、同様
に、潜像形成処理、現像処理、転写保持処理等がマゼン
ダ(M),シアン(C),ブラック(K)において行わ
れ、中間転写体16の表面に複数色からなるカラートナ
ー画像が形成される。
【0027】本実施形態の特徴的事項は、前記中間転写
体16が電子写真ユニット14Y,14M,14C,1
4Kから取得保持したカラートナー画像を溶融する溶融
ステーションと、一度溶融したカラートナー画像を冷却
して半溶融状態のカラーフィルムを形成する冷却ステー
ションと、形成されたカラーフィルムを被印刷体に転写
する転写ステーションを有し、冷却され半溶融状態にな
ったカラーフィルムを被印刷体に転写するところであ
る。
【0028】本実施形態においては、トナーの溶融は4
色のトナー画像の重ね合わせが終了してカラートナー画
像が形成された後に効率良く行うことが好ましい。その
ため、溶融ステーション30は電子写真ユニット14K
の下流位置で、前記中間転写体16の表面に沿って形成
されている。この溶融ステーション30は、例えば赤外
線ヒータを有し、前記中間転写体16の表面をトナーの
溶融温度である140℃(使用するトナーの種類によっ
て適宜選択される)に加熱し、中間転写体16の表面
(導電性ゴム16b)上に保持されたカラートナー画像
の溶融を行う。
【0029】一方、中間転写体16の内部には中間転写
体16の表面を冷却する冷却装置32が内蔵されてい
る。図1に示す実施形態において、前記冷却装置32は
温度コントロールされた冷却水または冷却オイルを前記
中間転写体16の表層の金属層16aに循環させること
によって、当該中間転写体16の表面を前記溶融ステー
ション30における加熱温度より低い温度(例えば、4
0〜50℃)に維持している。すなわち、溶融ステーシ
ョン30の通過後に前記中間転写体16は冷却されるこ
とになる。本実施形態においては、溶融ステーション3
0の下流側を冷却ステーション34と定義する。従っ
て、前記溶融ステーション30で溶融形成された溶融ト
ナー層は冷却ステーション34で冷却され、半溶融状態
のカラーフィルムになる。
【0030】前記カラーフィルムは図示しない搬送装置
によって順次搬送される被印刷体である缶18と転写ス
テーション36で接触し、缶18の表面に転写される。
なお、前記缶18は搬送装置の搬送経路上に設置された
予備加熱ステーション38によって、前記カラーフィル
ムの転写前に予備加熱されている。この予備加熱温度
は、前記カラーフィルムが被印刷体に接触することによ
って、当該カラーフィルムの界面温度が所定温度(冷却
温度)より低下し良好な転写を阻害することを防止して
いる。前記予備加熱温度は、被印刷体の材質によって異
なるが、例えば、スチール製の缶18の場合、80℃
(好適温度範囲60℃〜130℃)である。また、被印
刷体がポリエチレンやポリプロピレン等のプラスティッ
ク製の容器やフィルムの場合は、容器やフィルムの熱変
形を考慮して、予備加熱温度は、前記缶18より上限温
度が制限された例えば、好適温度範囲を60℃〜110
℃程度に設定される。
【0031】前記予備加熱ステーション38は、例えば
赤外線ヒータを有し搬送途中の缶18を加熱するもので
ある。、缶18の場合、冷却温度より高い温度に予備加
熱しておくことにより半溶融状態のカラーフィルムが再
度溶融(軟化)し前記缶18表面との密着性が向上し良
好な転写を行うことができる。
【0032】なお、図1において、各画像情報を露光装
置20Y,20M,20C,20Kに供給するタイミン
グやレーザービームを発生するタイミング、感光体22
Y,22M,22C,22Kや中間転写体16の回転速
度、缶18の供給タイミング等すべての動作で同期を取
る必要があるが、これらは前記CPU12によって全て
行われる。
【0033】図2〜図4を用いて、多色印刷装置10の
中間転写体16に設けられる冷却装置32の構造及びそ
の周辺の具体的な構造を説明する。図2に示すように中
間転写体16は中空のドラム形状を呈し、リング状の外
周部40aと円筒状の中心部40bとが接続部材42に
よって接続されている。そして、前記中心部40bに
は、中心軸44が固定され、中間転写体16の回転駆動
源であるモータ(望ましくはフィードバック制御可能な
モータ)46の出力軸46aに接続され、当該中間転写
体16を精密に回転駆動するようになっている。また、
前記中心軸44と同軸に前記中間転写体16の表面に静
電力を発生させるためのリング状の電圧供給電極48を
保持する凸部50aを有する固定プレート50が固定さ
れている。この固定プレート50は多色印刷装置10の
図示しないフレームに固定されている。すなわち、中間
転写体16が電圧供給電極48に対して回転移動可能に
配置されることになる。
【0034】前記凸部50aには、回転する前記中間転
写体16に所定電圧を印加する電源装置(不図示)が接
続されている。また、前記接続部材42に植設されたア
ーム52の先端に固定されたされた板バネ54の先端に
は接触子56が設けられ手いる。この接触子56が前記
電圧供給電極48に常時接触して、中間転写体16の回
転位置に関わりなく表層の金属層16aに常時一定電圧
が印加できるようになっている。なお、本実施形態の場
合、前述した冷却装置32の冷却媒体は前記金属層16
a内を通過し冷却動作を行っている。なお、前記固定プ
レート50と中心軸44との接触部分にはベアリング等
が挿入され、中間転写体16が固定プレート50に対し
てスムーズに回転できるようになっている。
【0035】前記中心軸44の先端部には、前述したよ
うに、前記中間転写体16の表層の金属層16aに冷却
水(または、冷却オイル)を循環させて、当該中間転写
体16の表面温度を制御する冷却装置32の流体分配・
回収経路58が形成されている。また、中間転写体16
の外部には前記冷却水の温度制御を行う温度コントロー
ラ60と、温度制御された冷却水を前記中間転写体16
の金属層16aに送り込むポンプ62が配置されてい
る。また、前記金属層16a内を通過した冷却水はタン
ク64で回収され、再度、前記温度コントローラ60に
供給される。従って、温度コントローラ60と、ポンプ
62と、金属層16aと、タンク64によって冷却水循
環系が形成される。
【0036】図3には、中心軸44の先端部の流体分配
・回収経路58の部分拡大図が示されている。中心軸4
4の中央には直径の大きな温度調整済み冷却水が通過す
る給水管66が配置され、その周囲には直径の小さな使
用済み冷却水が通過する排水管68が複数(例えば12
本)配置されている。前記給水管66の端部開口66a
及び排水管68の端部開口68aは、それぞれ、中心軸
44の周囲に環状に形成された接続流路70,72に接
続されている。そして、前記接続流路70の一部に前記
ポンプ62から延びる冷却水供給管74が接続され、前
記接続流路72の一部に前記タンク64に向かう冷却水
排水管76が接続されている。従って、回転する中心軸
44の端部開口66aは、常に接続流路70から温度調
節済み冷却水の供給を受け、端部開口68aは、常に接
続流路72によって使用済み冷却水の排水を行うことが
できる。なお、前記接続流路70,72と中心軸44と
の接続部には、シール部材78が挿入され、冷却水が漏
れない構造になっている。
【0037】前記給水管66の他端位置66bでは、冷
却水を中間転写体16の全周に分配するために、前記給
水管66が複数(例えば、12本)の分岐管80に分か
れている。各分岐管80は中間転写体16の表層の金属
層16aを通過し表面の冷却を行い回収管82を介して
中心軸44の排水管68に投入され、さらに、タンク6
4に導かれる。なお、前記分岐管80の配置本数はスペ
ース的な制限を受けるため金属層16aでさらに分岐し
たり、蛇行させたりして前記金属層16a全体が均一に
冷却することが望ましい。
【0038】図4には、回収管82が排水管68に接続
される部分の断面図が示されている。なお、図4におい
て、中央部は給水管66である。このように中間転写体
16の表層の金属層16aには常に冷却水が供給され、
前記中間転写体16の表面温度を所定温度に維持してい
るので、溶融トナー層の安定した冷却が可能になり、カ
ラーフィルムの形成を容易に行うことができる。なお、
本実施形態では、図1に示すように、溶融ステーション
30で140℃程度で溶融した溶融トナー層を前記溶融
ステーション30の下流位置で40℃程度まで冷却する
必要があるため冷却水の温度は、例えば20℃〜25℃
である。
【0039】このように、冷却水の循環によって所定温
度に維持された中間転写体16は、その表面に静電力に
よって各色のトナーを積層保持し、溶融ステーション3
0で前記積層保持した各色トナーを溶融してトナー粒子
の目立たない溶融トナー層を形成する。そして、溶融ス
テーション30を通過した溶融トナー層は所定温度に維
持された中間転写体16によって、その溶融温度から強
制的に冷却され半溶融状態のカラーフィルムになる。ト
ナーは一度溶融することによって、トナー粒子の界面が
無くなり全体的に光沢を帯びると共に、非粒子の滑らか
なカラートナー画像になる。また、冷却され、半溶融状
態のカラーフィルムになることによって、トナー画像と
しての結合が完全になり中間転写体16からの剥離が容
易になり、オリジナル画像の忠実な色再現を行った高品
質のカラートナー画像を被印刷体である缶18に転写す
ることができる。
【0040】ところで、中間転写体16に積層保持され
たトナーを加熱して溶融し、さらに冷却して半溶融状態
にする場合、トナーの種類によって最適加熱温度、最適
冷却温度が異なる。同様に、半溶融状態のカラーフィル
ムを被印刷体に転写する時の当該被印刷体による熱吸収
の違い(被印刷体の熱容量や予備加熱温度の違い)があ
るため転写に最適な状態のカラーフィルムにする冷却温
度も異なる。そこで、本実施形態におけるトナーの加熱
及び冷却の基準は、トナーの溶融時および半溶融時の粘
度(高化式フローテスタによる見かけの粘度)によって
定めることが望ましい。なお、前記高化式フローテスタ
による見かけの粘度測定とは、直径1.0mm、長さ1
0mmのノズルを用い、荷重10kgfの条件で溶融流
れ試験を行い、押し出し量変化に基づいて各温度におけ
る見かけの粘度を決定する測定方法である。
【0041】図5(a)は、中間転写体16に積層保持
されたトナーの温度とその時の見かけの粘度の関係を示
す対数グラフである。図示するように見かけの粘度10
4(ポイズ)を境に、見かけの粘度104(ポイズ)より
低い粘度(例えば102〜104ポイズ程度)になるよう
にトナーの加熱温度を設定し、見かけの粘度104(ポ
イズ)より高い粘度(例えば104〜106ポイズ程度)
になるように冷却温度を設定することが好ましい。な
お、冷却温度を低くしてカラーフィルムの粘度を高くし
た方が中間転写体16からの剥離は良好に行われる。そ
こで、図5(b)に示すように、溶融ステーション30
(図1参照)で、トナー温度をTaまで上昇させた後、
冷却ステーション34で、トナー温度をTb1まで過剰に
冷却する。その後、被印刷体(缶18)の予備加熱によ
ってカラーフィルムの温度を転写に最適なトナー温度T
cまで上昇させれば、被印刷体に転写される時に再軟化
が行われ、冷却時にカラーフィルムの粘度をある程度高
くしても良好な転写を行うことができる。また、被印刷
体が熱変形しやすい材質で形成されている場合は、図5
(c)に示すように、冷却ステーションにおける冷却温
度を転写に最適なトナー温度Tcより高いトナー温度Tb
2に設定し、被印刷体との接触による温度ドロップ作用
によりトナー温度Tcまで下げるようにすれば、被印刷
体の熱変形を防止しつつ良好な転写を行うことができ
る。
【0042】図6には、溶融トナー層を冷却する他の構
成を示す模式図が示されている。図6に示す例では、中
間転写体16上に静電力によって積層保持されたカラー
トナー画像84を赤外線ヒータ等で構成される溶融ステ
ーション30で溶融し、溶融トナー層86を形成すると
ころは、図1等に示す例と同様である。図6の場合、溶
融ステーション30の下流位置には、中間転写体16の
外周面に沿って冷却送風機88が配置され、溶融トナー
層86を外部より冷却し、半溶融状態のカラーフィルム
90を形成している。形成されたカラーフィルム90
は、マンドレルヒータ92によって予備加熱された管1
8に転写される。
【0043】このような外部冷却構造を採用すれば、中
間転写体16内部の構造を容易にしつつ、図1の例と同
様な効果を得ることができる。また、図1に示す内部冷
却と図6の外部冷却とを組み合わせれば、より効果的な
冷却処理を行うことができる。なお、図6に示すような
冷却空気を用いた方法では、冷却空気が溶融ステーショ
ン30の溶融処理に干渉しないように隔離壁等を設けた
り送風方向を調整する等の配慮が必要である。
【0044】前述した図1〜図4に示した冷却構造で
は、中間転写体16内部から当該中間転写体16全体を
冷却する構成を示したが、中間転写体16の溶融ステー
ション30の下流位置のみを内部から部分的に冷却する
構成としても同様の効果を得ることができる。また、中
間転写体16の内部の冷却循環系を通過する媒体は任意
であり冷却空気等でも良い。
【0045】本実施形態では、被印刷体として円筒の缶
(アルミ製、スチール製等)を例に取って説明したが、
印刷対象は任意であり、例えば、プラスチック製ボト
ル、カップ、チューブ等やシート状の紙や布(ロール状
に巻かれたものも含む)、フィルム(プラスチックや金
属箔等で形成された積層フィルムも含む)、積層フィル
ムで構成される袋や紙コップ等でも同様な効果を得るこ
とができる。
【0046】また、各図で示した構造は一例であり、中
間転写体上で溶融トナー層の形成及び冷却による半溶融
状態のカラーフィルムの形成ができれば、その構造は任
意であり、同様な効果を得ることができる。
【0047】さらに、本実施形態では、4色のトナーを
重ねたカラー転写を例にとって説明したが、使用するト
ナー色や色数(単色も含む)は任意であり前述した実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、中間転写体上でトナー
を加熱溶融して、溶融トナー層を形成することによっ
て、トナー粒子の界面を無くすことが可能になり粒子の
目立たない透明感のある滑らかなカラートナー画像を形
成することができる。また、中間転写体上で前記溶融ト
ナー層を冷却して半溶融状態のカラーフィルムにするこ
とによって、中間転写体からの剥離がスムーズになり被
印刷体に対してオリジナル画像の忠実な色再現を行う完
全転写を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る多色印刷方法を説明
する説明模式図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る多色印刷装置の中間
転写体及び冷却装置を説明する断面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る多色印刷装置の中間
転写体の中心軸の先端部の流体分配・回収経路の部分拡
大図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る多色印刷装置の中間
転写体の中心軸の回収管が排水管に接続される部分の断
面図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る多色印刷装置のトナ
ーの粘度と加熱・冷却温度の関係を示す説明図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る多色印刷装置の他の
冷却構造を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 多色印刷装置、14Y,14M,14C,14K
電子写真ユニット、16 中間転写体、16a 金属
層、16b 導電性ゴム、18 缶、30 溶融ステー
ション、32 冷却装置、34 冷却ステーション、3
6 転写ステーション、38 予備加熱ステーション。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体表面に結像された単色潜像に基づ
    いて、複数色のカラートナー粉を中間転写体上で重ね合
    わせながら静電転写してカラートナー画像を形成し、当
    該カラートナー画像を被印刷体に印刷する電子写真法を
    用いた多色印刷方法において、 重ね合わされた複数色のカラートナー粉を前記中間転写
    体上で溶融して一層の溶融トナー層を形成する溶融ステ
    ップと、 前記溶融トナー層を前記中間転写体上で冷却し半溶融状
    態のカラーフィルムを形成する冷却ステップと、 前記カラーフィルムを被印刷体に転写する転写ステップ
    と、 を含むことを特徴とする電子写真法を用いた多色印刷方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 前記冷却ステップは、冷却装置によって強制冷却するこ
    とを特徴とする電子写真法を用いた多色印刷方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の方法にお
    いて、 さらに、 被印刷体を前記カラーフィルムの転写前に加熱する予備
    加熱ステップを有することを特徴とする電子写真法を用
    いた多色印刷方法。
  4. 【請求項4】 感光体表面に結像された単色潜像に基づ
    いて、複数色のカラートナー粉を中間転写体上で重ね合
    わせながら静電転写してカラートナー画像を形成し、当
    該カラートナー画像を被印刷体に印刷する電子写真法を
    用いた多色印刷装置において、 前記中間転写体は、 カラートナー画像の形成後に重ね合わされたカラートナ
    ー粉を溶融して一層の溶融トナー層を形成する溶融ステ
    ーションと、 前記溶融ステーションの下流側に設けられ、前記溶融ト
    ナー層を冷却し半溶融状態のカラーフィルムを形成する
    冷却ステーションと、 前記カラーフィルムを被印刷体に転写する転写ステーシ
    ョンと、 を含むことを特徴とする電子写真法を用いた多色印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、 さらに、 被印刷体を前記カラーフィルムの転写前に加熱する予備
    加熱ステーションを有することを特徴とする電子写真法
    を用いた多色印刷装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10265260B2 (en) 2013-12-27 2019-04-23 L'oreal Transfer makeup process and related device
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US10532011B2 (en) 2013-12-27 2020-01-14 L'oreal Transfer device for making up keratin materials
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US11191340B2 (en) 2013-12-27 2021-12-07 L'oreal Transfer device for making up keratin materials
US11272777B2 (en) 2013-12-27 2022-03-15 L'oreal Transfer device for making up keratin materials
US11445801B2 (en) 2013-12-27 2022-09-20 L'oreal Transfer device for making up keratin materials

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