JPH1171285A - スクラルファート含有組成物及びその製造方法 - Google Patents

スクラルファート含有組成物及びその製造方法

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JPH1171285A
JPH1171285A JP16713198A JP16713198A JPH1171285A JP H1171285 A JPH1171285 A JP H1171285A JP 16713198 A JP16713198 A JP 16713198A JP 16713198 A JP16713198 A JP 16713198A JP H1171285 A JPH1171285 A JP H1171285A
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antacid
coating
sucralfate
gastrointestinal drug
plasticizer
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JP16713198A
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Tamotsu Yamazaki
保 山崎
Heiji Ikushima
平二 幾島
Tetsuo Shirai
徹夫 白井
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクラルファートと制酸剤の配合剤(併用処
方)に於いて、スクラルファートの粘着化特性の低下を
防止し、さらに服用した薬剤が胃内にあって確実にその
作用を発揮することが可能なようにコーティング制酸剤
を提供する。即ち、胃内到達初期時に胃酸との反応を抑
制することにより、スクラルファ−トの胃内での溶解性
を高め、抗潰瘍作用及び抗潰瘍治療作用を充分に発揮さ
せ、且つスクラルファートが充分に粘膜に付着した後
に、制酸剤の制酸作用を充分且つ長時間発揮させること
ができる胃腸薬、及びその胃腸薬のための併用処方に供
する制酸剤の製造方法を提供する。 【解決手段】 コーティング制酸剤とスクラルファート
とを配合した胃腸薬であって、スクラルファート本来の
粘膜修復作用を充分に発揮するばかりでなく、配合した
コーティング制酸剤の制酸作用及び胃粘膜保護作用と相
乗的に作用し優れた抗潰瘍作用及び抗潰瘍治療作用を発
揮し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクラルファート
と反応開始時間制御コーティング制酸剤(以下コーティ
ング制酸剤と記す)からなる組成物に関する。本発明の
組成物は、それ自体医薬組成物、特に胃腸薬として有用
であるばかりでなく、適切な活性成分を配合して他の医
薬を製造するための、医薬のベース組成物としても有用
である。本発明の組成物は、医薬として服用した場合、
胃内において構成成分のスクラルファートが胃酸と反応
して粘着物質(ペ−スト)を形成し粘膜に付着すること
によって、抗潰瘍作用及び抗潰瘍治療作用を発揮する。
次いでペースト中に保持されたコーティング制酸剤によ
り、持続的に制酸作用が発揮される。即ちスクラルファ
ートと制酸剤とを配合した胃腸薬において、スクラルフ
ァートの薬効を充分に発揮させ且つ、制酸剤を胃内に滞
留させることによって長時間に亘って制酸作用を発揮さ
せるDDSとしての特徴を有する組成物及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】スクラルファ−トは塩基性ショ糖硫酸エ
ステルアルミニウム塩であり、基質蛋白保護作用(胃粘
膜保護作用)、胃液ペプシン活性抑制作用及び制酸作用
を有する消化性潰瘍治療剤として、胃潰瘍、十二指腸潰
瘍又はびらん、出血、発赤、浮腫などの疾患の胃粘膜病
変の改善、急性胃炎、慢性胃炎の急性憎悪期などに広く
使用されている。このスクラルファートは、消化管内に
おいて胃酸によって生体接着性のペーストを形成し、局
所的保護バリヤーを生じ、この保護バリヤーが過剰の胃
酸などから消化管粘膜を保護し、生体自身の粘膜修復作
用を促すことにより、治癒効果を発揮する。従来、スク
ラルファ−トは医療薬としては単一薬効成分の製剤とし
て供給されているが、臨床に於いては制酸剤などとの併
用処方として使用されるのが一般的である。また大衆薬
としては各種制酸剤、胃腸薬及び鎮痛鎮痙剤と併用した
錠剤、顆粒剤、細粒剤、懸濁液剤などの複合薬として使
用されてきた。このスクラルファートを潰瘍部位へ効果
的に結合させるためには、スクラルファート製剤が速や
かに崩壊し、分散することが重要であり、例えば天然ガ
ム類、解膠剤及びスクラルファートからなる懸濁液剤
(特開平5−238938号公報)、あるいはスクラル
ファートに可塑剤を加え、溶融造粒して得られるスクラ
ルファート製剤(特開平8−104637号公報)など
が提案されている。ところが、スクラルファートは、水
に不溶性であり、特に、スクラルファ−トと各種制酸剤
との配合胃腸薬では、制酸剤が瞬時に胃酸を中和し、胃
内pHを上昇させてしまうため、胃酸との作用で生じる
べきスクラルファートの粘着化が遅延又は不充分とな
り、胃粘膜保護効果が充分発揮されず、結果として抗潰
瘍作用及び抗潰瘍治療作用を低減させることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スクラルフ
ァートと制酸剤との配合剤(併用処方)を服用する場
合、スクラルファートの粘着物形成特性の低下を防止
し、かつ服用した薬剤が胃内にあって確実にその作用を
発揮することが可能なコーティング制酸剤の開発を目的
とする。即ち、胃内到達初期時に制酸剤による胃酸との
反応を抑制することにより、スクラルファ−トの胃内で
の溶解性を高め、抗潰瘍作用及び抗潰瘍治療作用を充分
に発揮させ、且つスクラルファートが充分に粘膜に付着
した後に制酸剤の制酸作用を充分且つ長時間持続させる
ことができ、同時に他の薬理活性成分を配合した場合に
は、その活性成分の放出も長時間持続することができる
胃腸薬、及びその併用処方に供する制酸剤の開発を目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、制酸剤をコーティ
ング剤及び特定の可塑剤と共に適切な媒質中で懸濁させ
たスラリーを、例えば、噴霧乾燥することにより得られ
るコーティング制酸剤が、胃酸と制酸剤との反応開始時
間を制御できることを見出した。このコーティング制酸
剤は、噴霧乾燥時にポリエチレングリコール類などの可
塑剤の配合量を調整することにより、噴霧乾燥粒子の細
孔形成において空隙率、孔径等を制御し、胃酸との反応
開始時間を厳密に制御することができるDDS機能を有
する制酸剤である。従来の徐放性制酸剤が制酸剤を徐々
に放出するものに対して、本発明のコーティング剤は反
応開始時間を遅延させることを特徴とする。本発明者ら
は、このコーティング制酸剤とスクラルファートとを配
合した組成物を胃腸薬として服用させることにより、ス
クラルファート本来の粘膜修復作用を充分に発揮するば
かりでなく、配合したコーティング制酸剤の制酸作用及
び胃粘膜保護作用と相乗的に作用し、優れた抗潰瘍作用
及び抗潰瘍治療作用を発揮し得ることを見出し、本発明
を完成した。また、本発明の組成物に他の薬理活性成分
を配合した場合も、その活性物質を長時間にわたって持
続的に放出することができる。
【0005】
【発明の実施の態様】すなわち、本発明はスクラルファ
ートとコーティング制酸剤を含有することを特徴とする
胃腸薬に適した組成物に関する。さらに、本発明は可塑
剤、コーティング剤及び制酸剤の懸濁液を噴霧乾燥する
ことにより得られるコーティング制酸剤に関する。な
お、本発明で用いる「反応開始時間」は、後の比較例で
述べるように、フックス(Fuchs)変法試験におい
て、試験開始時からpHが急激に上昇し始めるまでの時
間をいう。
【0006】本発明の組成物を胃腸薬として使用する場
合は、製剤に含まれるコーティング制酸剤が服用初期時
には制酸作用を示さず、この間に胃酸に溶解したスクラ
ルファートが優先的に胃壁に付着した粘着膜を形成し、
この粘着膜の中に制酸剤およびその他の有効成分が保持
される。その後コーティング制酸剤中の制酸剤成分が胃
酸と反応し、長時間に亘って胃内pHを至適な範囲に維
持し、これによって、スクラルファート、制酸剤および
他の有効成分が複合的に抗潰瘍作用、抗潰瘍治療作用を
発揮するものである。より詳細には、本発明は、胃内で
のスクラルファートの反応開始時間と、制酸剤の反応開
始時間とを制御し、かつ胃内での至適pHへの到達時間
を特定の範囲にするように、さらには至適pH持続時間
が延長されるように設計されたコーティング制酸剤とか
らなる胃腸薬である。本発明のコーティング制酸剤の反
応開始時間としては、後に述べるフックス変法により、
試料投入後30秒以上、好ましくは1分以上、更に好ま
しくは5分以上であることが望ましい。また、同法によ
るpH3.5への到達時間としては1分以上、好ましく
は2分以上、更に好ましくは5分以上が望ましい。
【0007】本発明の組成物は胃腸薬として、スクラル
ファートとコーティング制酸剤とを適宜配合することに
より調製できる。好ましい製剤形態としてはスクラルフ
ァートとコーティング制酸剤とが同一製剤中に混合して
配合された経口投与用製剤、又はスクラルファートがコ
ーティング制酸剤と同一製剤中に分離して配合されてい
る経口投与製剤などをあげることができる。
【0008】本発明に用いるスクラルファートは、配合
剤としてそのまま使用できるが、必要ならば更に適切な
添加物を加えて、細粒剤又は粉末などの形態にしたもの
を用いることができる。
【0009】本発明の組成物は胃腸薬として、上記スク
ラルファートとコーティング制酸剤とを適宜配合し、さ
らに目的に応じてその他の胃腸薬有効成分を配合し、散
剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、チュワブル錠
などの形態に製剤化できる。
【0010】以下、本発明の組成物及びこの組成物から
成る胃腸薬の製造方法について、より具体的に述べる。
本発明に用いるスクラルファートは、特に限定されるも
のではなく、一般に用いられるものでなんら問題はな
い。例えば特公昭44−11673号公報又は特公昭4
4−16037号公報に記載されている方法により、シ
ョ糖ポリ硫酸エステル塩に塩基性塩化アルミニウムを作
用させて得られるスクラルファート未乾燥末を、例えば
噴霧乾燥して得られる乾燥スクラルファート粉末、日本
薬局方で指定されているスクラルファート、又は特開平
8−104637号公報に記載されている方法により、
従来法により得られる乾燥スクラルファート粉末をさら
に粉砕することにより、微細化したスクラルファート粉
末、又はこの粉末に可塑剤を添加、混合し、次いで加熱
して溶融(付着)造粒することにより調製された製剤な
どが使用できる。
【0011】本発明に用いるコーティング制酸剤は、噴
霧乾燥時に溶媒が飛散し、粒子に細孔が生じるためその
被膜が完全な膜体ではないという特徴を有する。例え
ば、コーティング剤として水不溶性コーティング剤を用
いた場合は完全被膜であれば制酸剤の放出が遅れ、制酸
作用が充分に発揮できなくなってしまう。ところが本発
明の製法により得られる粒子は、特に不溶性コーティン
グ剤を用いる場合には、この細孔が存在することにより
望ましい制酸作用を発揮することができる。このコーテ
ィング制酸剤は製造条件を設定することにより、噴霧乾
燥粒子の細孔形成における空隙率、平均孔径等を制御
し、胃酸との反応開始時間を厳密に制御できる。このよ
うに本発明のコーティング制酸剤は、DDS機能を有
し、制酸剤と胃液との反応開始時間を適宜調整すること
ができる。
【0012】このコーティング制酸剤は、可塑剤、コー
ティング剤及び制酸剤の懸濁液を噴霧乾燥することによ
り製造できる。より具体的には可塑剤及びコーティング
剤などが溶解し得る適宜な媒質、例えば水、水とアンモ
ニアとの混合溶媒などにこれらを溶解し、次いで制酸剤
を分散させて得られた懸濁液を噴霧乾燥することにより
製造することができる。
【0013】コーティング制酸剤の調製に際し、所望に
よりさらに、乳糖、マンニトール、白糖などの添加物を
添加して、反応開始時間の制御に役立てることも可能で
ある。さらに生薬成分など胃腸薬有効成分を加えて噴霧
乾燥してもよい。
【0014】制酸剤としては、制酸作用の他に胃粘膜保
護作用を示すものであり、例えばメタケイ酸アルミン酸
マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒ
ドロタルサイト、合成ケイ酸アルミニウム、水酸化アル
ミナマグネシウム、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナト
リウム共沈物、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム
・炭酸カルシウム共沈物、乾燥水酸化アルミニウムゲ
ル、水酸化マグネシウム、沈降炭酸カルシウムなどがあ
げられ、好ましくは非晶質且つ多孔質であるメタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウ
ムなどである。また、本発明においてはこれらの2種以
上を組み合わせて用いることもできる。
【0015】制酸剤の使用量は、用いる制酸剤、可塑剤
又はコーティング剤の種類、量などによって異なり、特
に限定されるものではないが、好ましくはコーティング
制酸剤の重量当たり50〜90重量%、特に好ましくは
50〜75重量%である。
【0016】コーティング剤としては、一般的に使用さ
れるセルロース誘導体や合成高分子化合物が挙げられる
が、胃液で容易に溶解する胃溶性高分子化合物を単独で
使用することは適当ではない。好ましくは水溶性コーテ
ィング剤又は、腸溶性コーティング剤などの非水溶性コ
ーティング剤等が挙げられる。
【0017】水溶性コーティング剤としては、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシ
プロピルセルロース(HPC)、メチルセルロース(M
C)ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキ
シメチルセルロース(HMC)などのセルロース誘導
体。腸溶性コーティング剤としてはヒドロキシメチルセ
ルロースフタレート(HPMCP)、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースアセテートサクシネート(HPMC
AS)などのセルロース誘導体、メタアクリル酸コポリ
マー、メタアクリル酸・アクリル酸エチル・コポリマ
ー、メタアクリル酸・メタアクリル酸メチル・コポリマ
ーなどの合成高分子化合物。非水溶性コーティング剤と
しては、カルボキシメチルエチルセルロース(CME
C)、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、アクリル酸
エチル・メタアクリル酸メチル・アクリル酸エチルコポ
リマー、エチルセルロース(EC)などが挙げられる。
本発明においてはこれらの1種または2種以上のコーテ
ィング剤を適宜選択して用いることができるが、HPM
C、HPC、HMC及びMCなどが好ましい。
【0018】コーティング剤の使用量は、用いる制酸
剤、水溶性低融点ワックス類の種類、量などによって異
なり、特に限定されるものではないが、例えば、HPM
Cの場合ではコーティング剤全重量に基づき、10〜5
0重量%が好ましく、25〜50重量%が特に好まし
い。
【0019】本発明で使用できる可塑剤としては、例え
ばポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレン−グリコールなど、又はそれらの混合
物があげられる。好ましくは融点が40〜70℃のポリ
エチレングリコール、例えばポリエチレングリコール4
000(融点53〜57℃)、ポリエチレングリコール
6000(融点56〜61℃)又はポリエチレングリコ
ール20000(融点56〜64℃)などのポリエチレ
ングリコール類であり、特にポリエチレングリコール6
000が好ましい。可塑剤の使用量は、用いる制酸剤、
コーティング剤の種類、組み合わせ、使用量などにより
異なり、特に限定されるものではないが、例えばPEG
6000の場合は、好ましくはコーティング制酸剤に用
いるコーティング剤の重量に基づき0.1〜15重量
%、さらに好ましくは2.5〜10重量%である。
【0020】コーティング制酸剤の製造方法は前記の噴
霧乾燥法が好適であるが、さらに加工する場合には一般
的な噴霧乾燥法、流動層造粒法、又は攪拌造粒法などに
より造粒することが可能である。噴霧乾燥に用いるスラ
リーの粘度は使用する制酸剤、可塑剤の種類により異な
り特に限定されるものではないが通常1000c.p.以下
であり、例えばHPMCでは約50〜500c.p.が望ま
しい。
【0021】このコーティング制酸剤は、前記噴霧乾燥
により得られる粉剤の他に、微粒剤、細粒剤、散剤、顆
粒剤、丸剤、カプセル剤、及び錠剤の形態に加工するこ
とができ、必要に応じて例えば前記ポリエチレングリコ
ールなどの可塑剤の他に、目的の形態に適する適当な添
加剤、例えば保存剤、緩衝剤、フレーバー剤、増量剤、
結合剤、滑沢剤、崩壊剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、増
粘剤及び懸濁化剤を用いて形態を変えて用いることもで
きる。さらに所望により、粒径を変えることにより、反
応開始時間、反応持続時間等を変えることもできる。こ
のコーティング制酸剤の配合量は特に限定されるもので
はないが、スクラルファートの付着を抑制しない適切な
量が好ましい。本発明に用いるコーティング制酸剤は噴
霧乾燥時に溶媒が飛散し、粒子に細孔を生じるためその
被膜が完全な膜体ではない。これによって、投与後の初
期段階で胃酸との反応を遅延させ、ラグタイム(lag
time)を発生する。しかしながら、完全な膜体を
形成する場合に於いては、膜体の組成を適宜選択(非水
溶性のコーティング剤と水溶性添加剤の組み合わせな
ど)することによって、適切なラグタイムを発生させる
こともできる。
【0022】本発明の胃腸薬としての組成物に配合する
スクラルファートの量は特に限定されるものではない
が、好ましくはスクラルファートの常用量である1回投
与量300mg〜1200mg、より好ましくは500
mg〜1080mgが単位製剤中に含まれることが望ま
しい。また、コーティング制酸剤の配合量も特に限定さ
れるものではないが、好ましくは制酸剤としての薬効が
期待できる量を配合することが望ましい(制酸剤の種類
によって選択される)。例えば、ケイ酸アルミン酸マグ
ネシウム、合成ヒドロタルサイトであれば1回投与量と
して500mg〜1.4gが一般に用いられる。
【0023】本発明の組成物は胃腸薬として、スクラル
ファートとコーティング制酸剤を主配合成分として含有
することを特徴とする。スクラルファートと前記のコー
ティング制酸剤とは同一製剤中に配合してもよく、又ス
クラルファートとコーティング制酸剤とを同一製剤中に
分離して配合しても良い。本発明の胃腸薬は、これら主
配合成分の他に、一般に総称される「総合胃腸薬」に配
合される健胃剤、消化剤、利胆剤、胃粘膜保護剤等、さ
らに抗アセチルコリン剤、局所麻酔剤なども配合するこ
とができる。また、シメチジン、ラニチジン、ファモチ
ジン、ニザチジン、酢酸ロキサチジンアセテート等のH
2レセプターアンタゴニストを配合することもできる。
また製剤化するために適当な賦形剤、香料などを添加
し、例えばV型混合機などで混合し、細粒剤、粉末、顆
粒剤、丸剤、カプセル剤、錠剤、チュワブル剤、トロー
チ剤等の任意の経口投与形態で用いることができる。ス
クラルファート、コーティング制酸剤及び賦形剤などを
流動層造粒機、撹拌造粒機などで、所望により糖類又は
香料などを添加し、混合造粒したもの、又はさらに精製
白糖などの水即溶性コーティング剤でコーティングした
形態のものであってもよい。
【0024】本発明の組成物は胃腸薬として、さらに必
要に応じて、上記添加剤の他に、アロエ、ケイヒ、コウ
ボク、ショウキョウ、ソウジュツ、ニンジンなどの健胃
生薬、ウルソデスオキシコール酸、デヒドロコール酸、
胆汁酸などの利胆剤、ゲンノショウコなどの整腸生薬、
エンゴサク、カンゾウなどの鎮痛鎮痙生薬、赤芽柏など
の粘膜修復生薬を含有させてもよい。
【0025】また、アズレンスルホン酸ナトリウム、ア
ルジオキサ、グリチルリチン酸及びその塩類並びに甘草
抽出物、L−グルタミン酸、銅クロロフィリンカリウ
ム、塩酸ヒスチジン、ブタ胃壁ペプシン分解物、メチル
メチオニンスルホニウムクロライドなどの粘膜修復剤を
含有させてもよい。
【0026】
【実施例】以下に実施例をあげてさらに具体的に説明す
る。 [実施例1] コーティング制酸剤の製造方法 水440gに3gのポリエチレングリコール6000を
ホモミキサ−にて攪拌しながら溶解させ、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロ−ス(TC−5R 登録商標 信越
化学製)25gを攪拌しながら溶解させた。次に、ケイ
酸アルミン酸マグネシウム(ノイシリンA、登録商標、
富士化学工業製)50gを攪拌しながら分散させた。こ
のスラリ−を噴霧乾燥機(モ−ビルマイナー、ニロ製)
で噴霧乾燥し、噴霧乾燥粒子75gを得た。噴霧乾燥条
件は、入口温度約230℃、出口温度75℃、流量1,
500(ml/hr)、ディスク回転数25,000
(rpm)であった。得られた粒子の乾燥減量は6.9
%(105℃、3hr)、比容積は6.5(ml/
g)、制酸力は155.1(ml/g)であった。フッ
クス変法試験による反応開始時間(lag time)
200秒、pH3.5到達時間は390秒、pH3.0
持続時間は97.5分であった。
【0027】[実施例2〜7]実施例1の製造方法にお
いて、可塑剤、コーティング剤及び制酸剤の種類、使用
量などを表1に示す様に変化させ、実施例2〜7のコー
ティング制酸剤を調製した。得られた各コーティング制
酸剤反応開始時間(ラグタイム)、pH3.5到達時間
及びpH3.0持続時間は表1に示すとおりであった。
【0028】[比較例1]水440gにケイ酸アルミン
酸マグネシウム50gを撹拌しながら分散させた。得ら
れたスラリーを実施例1と同様に噴霧乾燥し、噴霧乾燥
粒子45gを得た。得られた噴霧乾燥制酸剤の反応開始
時間は5秒以内、pH3.5到達時間は12秒、pH
3.0持続時間は85分であった。本発明のコーティン
グ制酸剤と非被覆制酸剤について、フックス変法試験に
よるpHの経時変化を図1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】(フックス変法試験法)フックス変法試験
は、マイクロポンプ、0.1N−塩酸溶液溜め、回転計
付磁気撹拌器、恒温装置付恒温槽、pH計及び自記記録
計からなる装置を用いて以下の手順で測定することによ
り行った。 (1)0.1N−塩酸溶液(f=1.00)50mlの
入ったビーカーを恒温槽(37±2゜)に浸し、撹拌子
(300回転/分)で撹拌する。 (2)試料1gを投入し、直ちにpHメーター接続の自
記記録計、ストップウオッチを作動する。 (3)反応開始時間は試験開始時のpHが急激に上昇し
始めるまでの時間であり、これを記録し、さらにpH
3.5に到達する時間を記録する。 (4)作動してから正確に10分後、0.1N−塩酸溶
液を2ml/分をマイクロポンプでビーカーに注加す
る。 (5)pH3.0の持続時間を記録する。
【0031】[試験例] 本発明の生物試験による有用
性 次に本発明の胃腸薬の生物試験の有用性について述べ
る。生物試験法はエタノール誘発胃粘膜損傷に対する損
傷抑制効果で評価するロバート(Robert)らの方
法で評価した。以下にその詳細を述べる。
【0032】スクラルファートの調製法 スクラルファ−トの湿末を水に懸濁させ、均一化させた
後スラリ−を噴霧乾燥機S−250N/Rで噴霧乾燥す
ることにより得られた噴霧乾燥末を使用した。 配合胃腸薬の調製方法 上記スクラルファート噴霧乾燥末と実施例で得たコーテ
ィング制酸剤とを、スクラルファート1重量部に対し
て、コーティング制酸剤を制酸剤として1重量部に相当
する比率で常法により混合調製した。
【0033】(ラット胃損傷抑制試験)次に本発明の胃
腸薬の胃粘膜損傷抑制試験について述べる。ラットエタ
ノール損傷モデルによる胃腸薬と制酸剤の併用効果スク
ラルファートと各種制酸剤を用いてラットエタノール胃
損傷抑制効果への影響を試験した。 実験材料及び方法: 使用動物:1群5匹の6週令のSD系雄性ラット(日本
エスエルシー)を使用した。 被験薬物:スクラルファート(中外製薬)、重炭酸ナト
リウム(純正化学科学)、合成ヒドロタルサイト(協和
化学)、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(ノイシリ
ン、登録商標、富士化学工業製)、コーティング制酸剤
(実施例1、実施例2) 被験薬液及び対照の調整:被験薬物を2%アラビアゴム
に懸濁させ調製し、その2ml/kgを経口投与した。
対照は2%アラビアゴム水溶液を調製し、その2ml/
kgを経口投与した。
【0034】実験方法:24時間絶食・絶水したラット
に所定量のスクラルファートを投与し、次いで所定量の
制酸剤を直ちに投与(同時投与)、1時間後にエタノー
ルを1ml経口投与し、さらに1時間後に胃を摘出し腺
胃部粘膜に発生した損傷の長さ(損傷指数)を測定し
た。スクラルファートの投与量は、損傷抑制率(対象に
対する被験薬の損傷抑制)が約80%となる量を予備実
験により求め50mg/kgとした。製剤の投与量は、
スクラルファートの投与量を考慮して、50mg/kg
と200mg/kgの2水準で比較試験を行った。
【0035】(試験結果)結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】実験番号1〜3にはスクラルファート単独
投与とスクラルファートと未処理の制酸剤との併用投与
の比較を示した。いずれの結果も併用投与では、スクラ
ルファートの単独投与よりも胃粘膜損傷抑制率が低下し
ていた。これに対して、実験番号4に示したように、本
発明によるコーティング制酸剤の併用投与ではスクラル
ファート単独投与時の損傷抑制率を上回り、コーティン
グ制酸剤の有用性が示された。
【0038】(製剤例1) 錠剤(4錠中) 常法による錠剤の製法によって、下記処方の製剤を作製
した。 スクラルファート 500mg 実施例1のコーティング制酸剤 640mg アズレンスルホン酸ナトリウム 2mg L−グルタミン 130mg マンニトール 187mg トウモロコシ澱粉 140mg ステアリン酸マグネシウム 1mg
【0039】(製剤例2) 細粒剤 常法により下記の処方で細粒剤を作製した。 スクラルファート噴霧乾燥末 500mg 実施例1のコーティング制酸剤 640mg 精製白糖 160mg 香料 微量
【0040】製剤例3 カプセル剤(5カプセル中) 常法により下記処方によりカプセル剤を作製した。 スクラルファート噴霧乾燥末 500mg 実施例1のコーティング制酸剤 640mg 精製白糖 160mg 香料 微量
【0041】
【発明の効果】本発明により、スクラルファ−トの付着
が胃内到達初期時に充分に行われ、且つ付着後にコーテ
ィング制酸剤によりFuchs変法試験における至適p
H値を長時間維持することができ抗潰瘍作用及び抗潰瘍
治療作用を相乗的に高めることができる胃腸薬及びその
製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1及び実施例2のコーティング制酸剤と
非コーティング制酸剤のフックス変法による人工胃液モ
デルにおける制酸力持続試験の結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 徹夫 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクラルファートとコーティング制酸剤
    とを含有することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 スクラルファートとコーティング制酸剤
    とを含有することを特徴とする医薬組成物。
  3. 【請求項3】 スクラルファートとコーティング制酸剤
    とを含有することを特徴とする胃腸薬。
  4. 【請求項4】 スクラルファートとコーティング制酸剤
    とが同一製剤中に混合して配合されている請求項3記載
    の胃腸薬。
  5. 【請求項5】 スクラルファートとコーティング制酸剤
    とが同一製剤中に分離して配合されている請求項3記載
    の胃腸薬。
  6. 【請求項6】 コーティング制酸剤が、制酸剤、可塑剤
    及びコーティング剤を含有することを特徴とする請求項
    3〜5記載の胃腸薬。
  7. 【請求項7】 コーティング制酸剤に用いる制酸剤がメ
    タケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マ
    グネシウム、合成ヒドロタルサイト、合成ケイ酸アルミ
    ニウム、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化アルミニ
    ウム・炭酸水素ナトリウム共沈物、水酸化アルミニウム
    ・炭酸マグネシウム・炭酸カルシウム共沈物、乾燥水酸
    化アルミニウムゲル、水酸化マグネシウム、沈降炭酸カ
    ルシウム群から選ばれる少なくとも1種以上からなる請
    求項3〜6記載の胃腸薬。
  8. 【請求項8】 更に他の有効成分として健胃剤、消化
    剤、利胆剤、胃粘膜保護剤、抗アセチルコリン剤、局所
    麻酔剤およびH2レセプターアンタゴニストからなる群
    から選択される1又は2以上の薬剤を含むことを特徴と
    する請求項3〜7のいずれかに記載の胃腸薬。
  9. 【請求項9】 前記H2レセプターアンタゴニストがシ
    メチジン、ラニチジン、ファモチジン、ニザチジンおよ
    び酢酸ロキサチジンアセテートからなる群から選択され
    ることを特徴とする請求項8記載の胃腸薬。
  10. 【請求項10】 可塑剤、コーティング剤及び制酸剤の
    懸濁液を噴霧乾燥することにより得られるコーティング
    制酸剤。
  11. 【請求項11】 可塑剤がポリエチレングリコール類で
    ある請求項10記載のコーティング制酸剤。
  12. 【請求項12】 可塑剤、コーティング剤及び制酸剤の
    懸濁液を噴霧乾燥することを特徴とするコーティング制
    酸剤の製造方法。
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