JPH07165590A - 医薬組成物 - Google Patents
医薬組成物Info
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- JPH07165590A JPH07165590A JP5316984A JP31698493A JPH07165590A JP H07165590 A JPH07165590 A JP H07165590A JP 5316984 A JP5316984 A JP 5316984A JP 31698493 A JP31698493 A JP 31698493A JP H07165590 A JPH07165590 A JP H07165590A
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Abstract
ケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミナマグネ
シウムおよび酸化マグネシウムを含んでなる、経口医薬
組成物。 【効果】 本発明に係る組成物は、胃酸度を低下させる
ことが有効な症状の治療に用いられる。
Description
ニチジンを活性成分として含んでなる医薬組成物、特に
ラニチジンと制酸剤とを組み合わせた経口組成物に関す
る。
[[[5−(ジメチルアミノ)メチル−2−フラニル]
メチル]チオ]エチル]−N′−メチル−2−ニトロ−
1,1―エテンジアミン、とその生理学的に許容可能な
塩は英国特許第1565966号明細書に記載されてお
り、またラニチジン塩酸塩の特定の結晶形についてはG
B−B−2084580号明細書に記載されかつ特許請
求の範囲にも記載されている。これらいずれの明細書に
おいても、経口、局所、非経口または直腸投与用の製剤
などの種々の処方剤についての言及がなされている。ラ
ニチジンの経口製剤はGB−B−2142820号、G
B−B−2198352号、GB−B−2218336
号、GB−B−2219940号、GB−B−2222
772号およびGB−B−2229094号明細書にも
記載されている。ラニチジンと制酸剤の組み合わせ物
は、欧州特許第286781号明細書およびPCT第9
2/00102号および第93/12779号明細書に
記載されている。
かに緩和し、H2−拮抗薬は独立して酸の分泌を抑制す
る作用を示すので、H2−拮抗薬と制酸剤の組み合わせ
は医療組成物として有利である。 [発明の概要]
と制酸剤とを組合わせとして含んでなる医薬組成物の提
供をその目的としている。
はその薬学上許容可能な塩、ケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム、水酸化アルミナマグネシウムおよび酸化マグネシ
ウムを含んでなる経口医薬組成物を提供する。
好適なラニチジンの薬学上許容可能な塩としては、塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、コ
ハク酸塩およびフマル酸塩のような無機または有機酸で
形成される塩が挙げられ、特に好ましい塩は塩酸塩であ
る。本発明による組成物中のラニチジンの量は、ラニチ
ジン遊離塩基の重量換算で、重量対重量基準で1〜93
%の範囲内にあることが好ましく、1〜20%であるこ
とがより好ましい。組成物中のケイ酸アルミン酸マグネ
シウムの量は、重量対重量基準で1〜97%の範囲内に
あることが好ましく、30〜50%であることがより好
ましい。組成物中の水酸化アルミナマグネシウムの量
は、重量対重量基準で1〜97%の範囲内にあることが
好ましく、20〜40%であることがより好ましい。組
成物中の酸化マグネシウムの量は、重量対重量基準で1
〜85%の範囲内にあることが好ましく、5〜20%で
あることがより好ましい。
しては、ラニチジンをその遊離塩基の重量換算で1〜9
3%、好ましくは1〜20%(重量/重量)、ケイ酸ア
ルミン酸マグネシウムを1〜97%、好ましくは30〜
50%(重量/重量)、水酸化アルミナマグネシウムを
1〜97%、好ましくは20〜40%(重量/重量)、
酸化マグネシウムを1〜85%、好ましくは5〜20%
(重量/重量)の割合で含んでなるもの、が挙げられ
る。ラニチジン、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸
化アルミナマグネシウムおよび酸化マグネシウムの割合
の和は100%(重量/重量)を超えないということは
当業者に明らかであろう。
量換算で、投与単位当たり10〜800mg、好ましく
は10〜600mg、更に好ましくは10〜150m
g、例えば10〜75mg、の範囲内で含有する。例え
ば、本組成物は投与単位当たり15.75mg、31.
5mgまたは168mgのラニチジン塩酸塩を含有する
ことができる。本組成物は、投与単位当たり31.5m
gのラニチジン塩酸塩を含有することが好ましい。本組
成物中のケイ酸アルミン酸マグネシウムの量は、投与単
位当たり20〜1330mgの範囲内にあることが好ま
しく、例えば125mgであることが好ましい。本組成
物中の水酸化アルミナマグネシウムの量は、投与単位当
たり20〜1330mgの範囲内にあることが好まし
く、例えば100mgであることが好ましい。本組成物
中の酸化マグネシウムの量は、投与単位当たり5〜33
0mgの範囲内にあることが好ましく、例えば50mg
であることが好ましい。
与単位当たり、ラニチジンをその遊離塩基の重量換算で
10〜150mg(例えば10〜75mg)、例えばラ
ニチジン塩酸塩を15.75mg、168mg、好まし
くは31.5mg、ケイ酸アルミン酸マグネシウムを2
0〜1330mg(例えば125mg)水酸化アルミナ
マグネシウムを20〜1330mg(例えば100m
g)および酸化マグネシウムを5〜330mg(例えば
50mg)含んでなるものが挙げられる。
の性質および重さ、および患者の年齢や体重によって、
例えば1日6回まで行うことができる。したがって、例
えば胃酸過多、飲み過ぎ、食べ過ぎ、酸性胃、胃の不快
感、胸やけ(例えば一過性の胸やけ、夜間性胸やけおよ
び食事によって誘発された胸やけなど)、胃炎および消
化不良のような症状であって胃酸度を低下させることが
有効な軽度の症状を治療する場合には、ラニチジンを低
用量でより頻繁に用いることができ、例えば、ラニチジ
ンをその遊離塩基の重量換算で10〜150mg(例え
ば10〜75mg)の投与量で、例えばラニチジン塩酸
塩15.75mg、好ましくは31.5mgを、必要に
応じてまたは必要な時に1日6回まで投与することがで
きる。十二指腸潰瘍、胃潰瘍、逆流性食道炎およびゾリ
ンジャー・エリソン症候群のような、より重度の症状に
対しては、ラニチジンはより高用量で間隔を開けて投与
され、例えば75〜600mg(例えば150mg)の
単位投与量を1日1〜4回、好ましくは1回または2回
投与する。
をしており、口腔投与には錠剤、カプセル、顆粒、粉
末、錠剤またはロゼンジの形態をとることができ、或い
は懸濁液のような液体製剤の形態をとることができる。
顆粒および粉末は直接摂取することができ、または水ま
たは他の適当なビヒクルに分散した後に投与することが
できる。カプセルは、軟質ゼラチンカプセルのような硬
質または軟質ゼラチンタイプのものでよい。本発明によ
る経口組成物は、従来の方法によって調製することがで
きる。例えば錠剤の場合、賦形剤を乾式スラッグ法、湿
式造粒または乾式混合を施した後、好適なパンチを備え
た適当な錠剤プレスを用いて圧縮して錠剤に成形するこ
とができる。
味料、充填剤、結合剤、崩壊剤、潤滑剤および乾燥剤の
ような当該技術分野において通常用いられる他の賦形剤
を含有することもできる。好適な賦形剤としては、当業
者に周知であるものが挙げられる。好適なフレーバとし
ては、例えば、果実フレーバまたは自然もしくは合成の
ミントまたはペパーミントフレーバが挙げられる。好適
な甘味料としては、例えばサッカリンまたはアスパルタ
ームが挙げられる。錠剤の製造に好適に用いられる結合
剤としては、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、アルギン酸、エチルセルロース、アラビアゴム、ゼ
ラチン、予備ゼラチン化澱粉、スクロースシロップ、ポ
リビニルピロリドンおよびグアールガムが挙げられる。
好ましい結合剤はポリビニルピロリドン(ポビドン)で
ある。
ては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、ステアリルフ
マル酸ナトリウム、水素化した植物油、パルミトステア
リン酸グリセリル、ベヘン酸グリセリル、安息香酸ナト
リウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネ
シウム、鉱油、タルクおよびそれらの混合物が挙げられ
る。好ましい潤滑剤はステアリン酸マグネシウムであ
る。錠剤の製造に好適に用いられる乾燥剤としては、シ
リカゲルが挙げられる。
は、ラニチジンもしくはその薬学上許容可能な塩および
制酸剤を含んでなる経口医薬組成物の、胃酸度を低下さ
せることが有利である症状を治療するための医薬の製造
のための使用であって、制酸剤がケイ酸アルミン酸マグ
ネシウム、水酸化アルミナマグネシウムおよび酸化マグ
ネシウムの混合物を含んでなることを特徴とする使用、
を提供する。
本発明はこれらの例に限定されるものではない。実施例1 製剤例 下記の成分を混合した後、従来の方法で錠剤に成型し
た。 ラニチジン塩酸塩 31.5mg ケイ酸アルミン酸マグネシウム 125mg 水酸化アルミナマグネシウム 100mg 酸化マグネシウム 50mg実施例2 中和能力 この試験は、フックス(Fuchs )の方法に従って行っ
た。具体的には、下記の組成の錠剤2つを、37℃の
0.1N−HCl水溶液50mlに加え、その溶液を1
0分間撹拌した。次いで、追加の0.1N−HCl溶液
を、毎分2mlの割合で溶液に加えた。試験中に、溶液
のpHを測定して記録した。以下に示した錠剤の組成
は、本発明による組成物であるが、ラニチジンは除外し
てある。 ケイ酸アルミン酸マグネシウム 250mg 水酸化アルミナマグネシウム 200mg 酸化マグネシウム 100mg 理論上の制酸量(ml) 170.9ml pH3以上とするまでに要する時間 52.9分
Claims (10)
- 【請求項1】ラニチジンまたはその薬学上許容可能な
塩、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミナマ
グネシウムおよび酸化マグネシウムを含んでなる経口医
薬組成物。 - 【請求項2】ラニチジンをその遊離塩基の重量換算で1
〜93%(重量/重量)、好ましくは1〜20%(重量
/重量)、含んでなる請求項1に記載の医薬組成物。 - 【請求項3】ケイ酸アルミン酸マグネシウムを1〜97
%(重量/重量)、好ましくは30〜50%(重量/重
量)、含んでなる請求項1または2に記載の医薬組成
物。 - 【請求項4】水酸化アルミナマグネシウムを1〜97%
(重量/重量)、好ましくは20〜40%(重量/重
量)、含んでなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の
医薬組成物。 - 【請求項5】酸化マグネシウムを1〜85%(重量/重
量)、好ましくは5〜20%(重量/重量)、含んでな
る請求項1〜4のいずれか1項に記載の医薬組成物。 - 【請求項6】ラニチジンをその遊離塩基の重量換算で1
〜93%(重量/重量)、好ましくは1〜20%(重量
/重量)、ケイ酸アルミン酸マグネシウムを1〜97
%、好ましくは30〜50%(重量/重量)、水酸化ア
ルミナマグネシウムを1〜97%、好ましくは20〜4
0%(重量/重量)、および酸化マグネシウムを1〜8
5%(重量/重量)、好ましくは5〜20%(重量/重
量)、含んでなる、請求項1〜5のいずれか1項に記載
の医薬組成物。 - 【請求項7】ラニチジンをその遊離塩基の重量換算で投
与単位当たり10〜150mg含んでなる、請求項1〜
6のいずれか1項に記載の医薬組成物。 - 【請求項8】ラニチジン塩酸塩を投与単位当たり15.
75mg、168mg、または好ましくは31.5mg
含んでなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の医薬
組成物。 - 【請求項9】錠剤または顆粒の形態である、請求項1〜
8のいずれか1項に記載の医薬組成物。 - 【請求項10】ラニチジンまたはその薬学上許容可能な
塩、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミナマ
グネシウムおよび酸化マグネシウムを含んでなる医薬組
成物であって、胃酸度を低下させることが有利である症
状の治療に用いられる治療薬。
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