JPH1170365A - 電気−機械−音響変換装置 - Google Patents
電気−機械−音響変換装置Info
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- JPH1170365A JPH1170365A JP17553198A JP17553198A JPH1170365A JP H1170365 A JPH1170365 A JP H1170365A JP 17553198 A JP17553198 A JP 17553198A JP 17553198 A JP17553198 A JP 17553198A JP H1170365 A JPH1170365 A JP H1170365A
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Abstract
ー音響変換装置に関するものであり、呼出用の発音や振
動を安定的に行う優れた電気ー機械ー音響変換装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、電気ー機械ー音響変換器12
と、これの入力に接続される増幅器11と、上記電気ー
機械ー音響変換器12の共振周波数を含む周波数帯域の
周波数信号を発振する発信器10と、上記電気ー機械ー
音響変換器12の共振周波数における周波数信号を検出
し上記増幅器11に入力する周波数検出器13とで構成
し、周波数検出器13で帰還回路が形成されて自励発振
によって安定的な呼出を行う。
Description
ベル、PHS(Personal Handy Phone Set)などの携帯
端末の呼び出し音又は呼び出し用振動の発生に使用され
る電気―機械―音響変換装置に関するものである。
(Personal Handy Phone Set)等の携帯端末装置では、
その本体内に電気ー機械ー音響変換器が取り付けられ、
電気信号発生装置を接続してベル音や振動を選択的に発
生させ着信を知らせる手段として用いられてきた。
図13により説明する。図10は従来の電気―機械―音響変
換装置の概念のブロック回路図であり、図11は同要部で
ある電気―機械―音響変換器の側断面図であり、図12は
同電気ー機械ー音響変換器の電気インピーダンス周波数
特性図であり、図13は同装置を搭載した携帯電話の斜視
図である。
について説明すると、1は両端に開口部を有する支持部
材であり、2はサスペンション3を介してこの支持部材1
の一方の開口部に装着されたヨーク2aとマグネット2bと
プレート2cからなる可動部であり、4は上記可動部2の磁
気ギャップ2dに挿入されるボイスコイル5を結合すると
ともに支持部材1の他方の開口部に装着されてなる振動
板である。
て説明すると、上記サスペンション3を含む可動部2は、
その質量とサスペンション3のスティフネスによって機
械共振系を構成し、固有の共振周波数を有する。また、
ボイスコイル5を結合した振動板4も自身のスティフネス
と質量によって生じる固有の共振周波数を有している。
とボイスコイル5と可動部2の間に作用・反作用の力が発
生する。上記電気信号が可動部2の固有の共振周波数に
合致すると、可動部2は大きく振動して、その振動力を
サスペンション3を介して支持部材1に伝達するもので
ある。また、上記電気信号がボイスコイル5を結合した
振動板4の固有の共振周波数に合致すると振動板4を大き
く振動させ、ブザー音を発生することになる。
特性図で示すように、可動部2の固有共振周波数f01は1
00Hz前後であり、振動板4の固有共振周波数f01は2KHz
前後と異なっているので、両者それぞれの共振する周波
数を発生することによって以下のような利便性を得られ
るものである。
帯電話機6に組み込まれた電気―機械―音響装置Aは携帯
電話機6本体からの指示により電気信号発生装置7に所定
の周波数の信号を発生させ、この電気信号を電気―機械
―音響変換器Aに入力して、振動板4を振動させて発音
し、可動部2を振動させて携帯電話機6本体を振動させて
この振動で使用者に電話の着信を伝達するものである。
部2または振動板4の固有共振周波数のいずれかを選択す
ればそのいずれかで共振して振動または発音として大き
なものが得られ、両者を選択すれば振動と発音の大きな
ものが得られる。
Aを振動および発音するものとして説明したが、振動あ
るいは発音するだけのものもあり、以下の発明の実施の
形態における電気―機械―音響変換器も同様である。
ように、電気―機械―音響変換器Aに大きな発音または
振動を発生させるために固有の振動数に合う共振周波数
を電気信号発生装置7で発生させているが、電気―機械
―音響変換器Aの周囲温度等の環境条件の変化によって
固有の振動数が変化したり、電気信号発生装置7側の発
振周波数が微妙に変化し、発音や振動の出力が減少した
り、不安定になるなどの問題点を有していた。
発振出力が得られる電気―機械―音響変換装置を提供す
るものである。
めに本発明の電気―機械―音響変換装置は、少なくとも
1つの共振周波数を有し、増幅信号を振動のみ、または
振動及び音に変換する電気―機械―音響変換手段と、上
記電気―機械―音響変換手段の共振周波数における周波
数信号を検出し増幅手段に出力する周波数検出手段と、
上記増幅手段または上記周波数検出手段を含む電気回路
が発生するノイズと上記周波数検出手段の出力とを増幅
して上記電気―機械―音響変換手段に上記増幅信号とし
て出力する上記増幅手段とで構成されるので、常に共振
周波数の変動を周波数検出手段で検出して極めて安定し
た発振出力を効率よく得られるものである。
は、少なくとも1つの共振周波数を有し、増幅信号を振
動のみ、または振動及び音に変換する電気―機械―音響
変換手段と、上記電気―機械―音響変換手段の共振周波
数における周波数信号を検出し増幅手段に出力する周波
数検出手段と、上記電気―機械―音響変換手段の共振周
波数を含む周波数帯域の電気信号を発振する発振手段
と、上記電気信号を増幅して上記電気―機械―音響変換
手段に上記増幅信号として出力する増幅手段とで構成さ
れるので、常に共振周波数の変動を検出手段で検出して
極めて安定した発振出力を効率よく得られるものであ
る。
は、少なくとも2つの共振周波数を有し、第1または第2
の電気信号を振動のみ、または振動及び音に変換する電
気―機械―音響変換器と、上記電気―機械―音響変換器
の共振周波数を含む周波数帯域の上記第1の電気信号を
発振し、上記電気―機械―音響変換器に出力する第1の
発振手段と、上記電気―機械―音響変換手段の共振周波
数を含む周波数帯域の上記第2の電気信号を発振し、上
記電気―機械―音響変換器に出力する第2の発振手段
と、上記電気―機械―音響変換器の予め設定された出力
レベルの周波数を共振周波数として検出する周波数検出
手段と、この周波数検出手段で検出された情報に基づい
て上記検出された周波数を発振して上記電気―機械―音
響変換器に出力するように上記第2の発振手段を制御す
る制御手段とで構成されるので、共振周波数を極めて容
易に発見して、この共振周波数における動作を極めて容
易に迅速に行わせることができるものである。
は、少なくとも1つの共振周波数を有し、電気信号を振
動のみ、または振動及び音に変換する電気―機械―音響
変換器と、上記電気―機械―音響変換器の共振周波数を
含む周波数帯域の周波数信号を発振し、上記電気―機械
―音響変換器に上記電気信号を出力する発振手段と、上
記電気―機械―音響変換器の予め設定された出力レベル
の周波数を共振周波数として検出する周波数検出手段
と、この周波数検出手段で共振周波数として検出された
周波数で上記発振手段を発振させるように、時分割によ
って上記電気―機械―音響変換器の共振周波数を含む周
波数帯域の周波数信号の発振と上記周波数検出手段で共
振周波数として検出された周波数を上記発振手段で発振
させるように上記発振手段を制御する制御手段とで構成
されるものであり、発振手段を一つに削減すると共に、
環境変化等による共振周波数のずれを常に監視補正し
て、安定した共振状態を維持できるものである。
て図1から図9により説明する。
態1の電気―機械―音響変換装置を用いた携帯端末の要
部のブロック回路図である。同図によると、37はアンテ
ナ、36は受信信号処理部、38は小型スピーカであるレシ
ーバ、10は発振器であり、11はこの発振器10の出力が入
力される増幅手段である増幅器であり、12は電気―機械
―音響変換手段である従来の電気―機械―音響変換器A
と同構成の電気―機械―音響変換器であり、13は上記電
気―機械―音響変換器12の共振時の出力を検出し、上記
増幅器11に出力する周波数検出器である。なお、発振器
10は上記電気―機械―音響変換器12の固有振動数(固有
振動数については従来の技術で説明しているので説明は
省略する)の一つを少なくとも含む周波数帯域の周波数
を発振するものであるが、電気信号発生源でも良く、そ
の出力電圧レベルは増幅器11で増幅されても、上記電気
―機械―音響変換器12を駆動して実質的な発音や振動が
発生しない程度の発振出力に制御されている。
において、携帯電話の送信機から送られてきた着信信号
を受ける。この着信信号は、着信を知らせる受信信号と
送信者の話し声である受話音信号とを含むものである。
この着信信号は受信信号処理部36において信号処理さ
れ、まず受信者に着信を知らせるための受信信号に応答
して信号Cを発生する。受信者が着信を知り、携帯電話
を受信可能状態にすると、受信信号処理部36は信号Cを
停止し、受話音信号をレシーバ38に送る状態になり、レ
シーバ38は受話音を発生する。信号Cが発生されると、
信号Cによって通常はOFF状態のスイッチSW1がO
Nされる。SW1がONされると、発振器10の出力信号
が増幅器11に送られ、この出力信号は増幅器11によって
増幅されて出力され、電気―機械―音響変換器12に入力
される。この時、電気―機械―音響変換器12の固有振動
数(例えば、従来の技術の図12で説明したf01またはf02)
では、共振現象によって電気インピーダンスが急激に増
加する。この変化を周波数検出器13で検出し、増幅器11
にフィードバックすることによって更に増幅し、これを
繰り返すことによって、電気―機械―音響変換器12によ
る振動または発音のいずれかまたは両者を自励的に行わ
せるものである。
響変換器12の置かれる環境変化によって電気―機械―音
響変換器12の上述の固有振動数に変動があった場合は、
電気―機械―音響変換器12を駆動する出力は減少して振
動や発振は抑制されるが、発振器10からの発振は継続し
て行われているので、再度共振点を周波数検出器13が検
出して、新しい共振点における電気―機械―音響変換器
12の振動や発音が自励的に行われることになるものであ
る。以上の構成によって常に安定した電気―機械―音響
変換器12の発音や振動が得られる電気―機械―音響変換
装置となるものである。
検出器13の一具体例を示すものであり、オペアンプ14と
ブリッジ回路15から構成されるものであり、Z2,Z3,Z4は
ブリッジ用負荷インピーダンスであり、Z1は電気―機械
―音響変換器12のボイスコイルの電気インピーダンスを
示しており、Z1,Z2,Z3,Z4でブリッジ回路15を構成し、
共振周波数以外の周波数信号に対しては出力が微少な出
力(望ましくは0)になる平衡状態に設定されている。
11で増幅された発振器10からの発振出力によって、共振
点f01またはf02における周波数成分が入力されるとZ1の
インピーダンスが急激に上昇し、この共振周波数でのブ
リッジ回路15のバランスがくずれ、オペアンプ14からの
出力が増大し、この出力が増幅器11に入力される。その
結果、自励的に電気―機械―音響変換器12の出力が増大
して振動や発音が発生することは上述の通りである。
器13から増幅器11への入力制限を行うものである。この
リミッター16は必ずしもなくても良い。
―音響変換装置は、常に電気―機械―音響変換器の固有
振動数である共振周波数を含む周波数帯域の信号を発振
器で発振し、増幅器で増幅して、自励的に電気―機械―
音響変換器を振動または発音させるようにするととも
に、常に電気―機械―音響変換器の共振周波数の変動を
周波数検出器で検出して、さらにこれを追尾して極めて
安定した発振出力を効率よく得られるものである。
3のブロック回路図により説明する。なお、説明にあた
っては実施の形態1と同一部分は同一番号を付し説明を
省略して説明する。即ち、本実施の形態においての実施
の形態1との相違点は上述した発振器の削除にあり、発
振器に代えて増幅器11及び周波数検出器13を含む電気回
路が自己の回路内に有する熱雑音等のノイズを用いる点
にある。
周波数成分から構成されると共に、信号成分に比べ一般
的に低レベルのものである。SW1が信号CによってO
Nされると、このノイズが増幅器11によって増幅され、
電気―機械―音響変換器12に入力される。周波数検出器
13で共振周波数を検出し、実施の形態1で説明したよう
に自励的に増幅することによって、電気―機械―音響変
換器12を振動または発音させるものである。これによっ
て発振器を削除して装置としてのコストダウンに寄与で
きるとともに、小形化が図れるものである。
図4のブロック回路図で説明する。なお、説明にあたっ
ては実施の形態2との相違点のみ説明する。
タ19とハイパスフィルタ20を増幅器11と周波数検出器13
の間に設け、使用者が必要に応じて操作できるスイッチ
SW2によって選択して装置に適用できるようにしたも
のである。
つの固有共振周波数を持ち、低周波の固有共振周波数f
01では振動を発生し、高周波の固有共振周波数f02では
音を発生する。振動発生時には、使用者が必要に応じて
操作できる選択スイッチ(図示せず)の状態に対応した
選択信号DによりスイッチSW2をア側に入れて、ロー
パスフィルタ19により高周波f02をカットし、低周波f01
を通す。音発生時には、信号DによりスイッチSW2を
イ側に入れて、ハイパスフィルタ20により低周波f01を
カットし、高周波f02を通す。振動または音のみ発生さ
せる時には通常、スイッチSW2をア、イいずれかに入
れておけばよい。信号Cを所定周期の繰り返しパルスと
してスイッチSW1をON−OFFさせて間欠的な振動
または音の発生を行うこともできる。一方、スイッチS
W1をON状態にしたまま、スイッチSW2をア、イ側
に交互に切り替えるならば、振動と音が交互に時分割で
発生できる。なお、ローパスフィルタ19またはハイパス
フィルタ20のいずれか一方のみで、2つの固有共振周波
数を通過させて、振動と音を同時に発生させても良い。
その中で他の2つの共振点に囲まれた固有共振周波数を
用いる場合は、図4の両フィルタ19、20に代えてバンド
パスフィルタを用いることもあり得る。
阻止して、携帯電話に使用した場合は、振動と発音の選
択を極めて容易に行えるものである。
いて図5のブロック回路図により説明する。本実施の形
態と実施の形態3との主たる相違点はリミッター21を周
波数検出器13の出力側に挿入した点である。
レベルを制限して増幅器11や電気―機械―音響変換器12
への自励発振による過大入力を防止するものである。
いて図6のブロック回路図により説明する。本実施の形
態と実施の形態3との主たる相違点は、スイッチSW3
を信号処理部36とレシーバ38の間に設けた点である。
電話に耳をつけた状態でレシーバ38で再生される。従っ
て、レシーバ38から再生される音圧は低く、携帯電話を
耳から離した状態では、受話音を聞き取ることができな
い。また、レシーバ38で再生される音圧レベルは、耳の
損傷につながるので、必要以上に大きくすることが法的
に規制されている。そこで、レシーバ38の前にスイッチ
SW3を設け、スイッチSW1はOFF状態として周波
数検出器13からの出力を切断し、信号処理部36の出力で
ある受話信号をスイッチSW3により増幅器11に入力
し、増幅器11で増幅して電気ー機械ー音響変換器12で再
生すれば、携帯電話から耳を離した状態でも受話音が聞
き取れる。また、再生する信号は受話音ばかりでなく、
音楽信号や伝言メッセージでもよい。また、電気ー機械
ー音響変換器12で振動を発生させても良い。さらに、受
話音の再生は、受話音を受けた時のみでなく、送信者と
受信者の間で会話をやりとりする時であっても良い。
いて図7のブロック回路図により説明する。本実施の形
態と実施の形態5との主たる相違点は、スイッチSW3
の出力を増幅器11の後に入れた点である。この場合、信
号処理部36からスイッチSW3に送られる受話音は、電
気ー機械ー音響変換器12で再生するのに必要な音圧レベ
ルに増幅されたものである。その結果、増幅器11の増幅
率等の調整を不要とすることができる。
いて図8のブロック回路図により説明する。同図におい
て、12は電気―機械―音響変換器であり、25はこの電気
―機械―音響変換器12の共振周波数を含む周波数帯域で
低いレベルの出力を行う第1の発振器であり、26は後述
する制御部32により制御された第2の発振器であり、27
は電気―機械―音響変換器12への入力を第1の発振器25
と第2の発振器26を切換えるスイッチであり、28は電気
―機械―音響変換器12の共振周波数を検出する周波数検
出器であり、29は周波数検出器28の出力電圧とあらかじ
め設定した基準電位との電位差を検出する電圧比較回路
であり、32は実施の形態1で説明した信号Cに応答して
上述の第1の発振器25からスイッチ27までを制御する制
御部である。
変換装置の動作について説明する。まず、制御部32の指
示によりスイッチ27を第1の発信器25側にした状態で第1
の発信器25を発振させる。発振は電気―機械―音響変換
器12の共振周波数を含む周波数帯域をスイープさせて行
う。スイープ信号を周波数検出器28で検出する。同時
に、電圧比較回路29は周波数検出器28の出力電圧と基準
電位との電位差を比較する。その電位差が基準電位以上
になった時、スイッチ27を第2の発振器26側に切り換え
て第2の発振器26を発振させて電気―機械―音響変換器1
2へ出力し、電気―機械―音響変換器12をこの時の発振
周波数で動作させる。
り換える。その時のスイープ信号の周波数は第1の発振
周波数よりも高いものである。上記と同様に、スイープ
信号を周波数検出器28で検出する。同時に、電圧比較回
路29は周波数検出器28の出力電圧と基準電位との電位差
を比較する。その電位差が基準電位以上になった時、ス
イッチ27を第2の発振器26側に切り換えて第2の発振器26
を発振させて電気―機械―音響変換器12へ出力し、電気
―機械―音響変換器12をこの時の発振周波数で再び動作
させる。
第2の発振器26で固有共振周波数の出力を電気―機械―
音響変換器12へ入力してこの電気―機械―音響変換器12
を振動または発音のいずれかを行わせるので、共振周波
数を極めて容易に発見して、この共振周波数における動
作を実施の形態1から実施の形態6のものに比較して極
めて容易に迅速に行わせることができるものである。
電位差レベルが減少したことが電圧比較回路29で確認さ
れたときは、再度、制御部32でスイッチ27を駆動して、
第1の発振器25に切換えて、上述した初期の共振周波数
の検出から行わすようにすることによって環境の変化に
も対応できるものである。
9のブロック回路図により説明する。なお、説明にあた
っては実施の形態7と同一部分は説明を省略して説明す
る。実施の形態7との相違点は発振手段を発振部31のみ
としている点である。まず、周波数検出器28で共振周波
数の検出を行い、検出結果を電圧比較回路29を通して制
御部32に知らせる。次に制御部32はこの共振周波数を発
振部31へ指示する。発振部31はこの共振周波数で電気―
機械―音響変換器12が充分駆動(振動およびまたは発音)
するように発振する。
検出とそれに伴う再度の共振周波数の発振については実
施の形態7のステップと同様であるので省略する。
でき、回路構成の簡単な電気―機械―音響変換装置の提
供を可能とするものである。
周波数を時分割で指示することにより、時分割で2つの
共振周波数で発振部31を発振させることができる。その
結果、電気―機械―音響変換器12から振動および音を交
互に発生させることができる。これによって発振手段を
一つに削減すると共に、環境変化等による共振周波数の
ずれを常に監視補正して、安定した共振状態を維持でき
るものである。
電気―機械―音響変換装置は電気―機械―音響変換器12
を除きマイクロコンピュータとして一体化することも可
能である。
響変換器は磁場内に挿入されたボイスコイルに発生する
磁気力を用いる導電型方式であったが、圧電型、電磁型
等の変換器方式でも同様の効果がある。
響変換装置の構成は、常に共振周波数の変動を検出手段
で検出して極めて安定した発振出力を効率よく得られる
ものである。
装置を用いた携帯端末の要部のブロック回路図
検出部の一具体例を示す図
回路図
面図
電話の斜視図
Claims (16)
- 【請求項1】 少なくとも1つの共振周波数を有し、入
力された電気信号を振動のみ、または振動及び音に変換
する電気―機械―音響変換手段と、 上記電気―機械―音響変換手段の上記共振周波数の少な
くとも一つを含む周波数帯域の信号を、上記電気―機械
―音響変換手段の上記入力信号として供給する信号供給
手段と、 上記電気―機械―音響変換手段から出力される電気信号
のうちで上記電気―機械―音響変換手段の機械的共振周
波数に相当する周波数を有する信号成分を検出し、上記
信号供給手段への一部として出力する周波数検出手段と
で構成される電気―機械―音響変換装置。 - 【請求項2】 上記信号供給手段は、与えられた入力信
号を増幅する増幅手段である請求項1記載の電気―機械
―音響変換装置。 - 【請求項3】 上記増幅手段は、上記増幅手段及び上記
周波数検出手段の少なくとも一方を含む電気回路系で発
生されるノイズを、上記入力信号として増幅する請求項
2記載の電気―機械―音響変換装置。 - 【請求項4】 少なくとも1つの共振周波数を有し、増
幅信号を振動のみ、または振動及び音に変換する電気―
機械―音響変換手段と、上記電気―機械―音響変換手段
の共振周波数における周波数信号を検出し増幅手段に出
力する周波数検出手段と、上記電気―機械―音響変換手
段の共振周波数を含む周波数帯域の電気信号を発振する
発振手段と、上記電気信号を増幅して上記電気―機械―
音響変換手段に上記増幅信号として出力する上記増幅手
段とで構成される電気―機械―音響変換装置。 - 【請求項5】 少なくとも1つの共振周波数を通過させ
るローパスフィルタまたはハイパスフィルタまたはバン
ドパスフィルタを上記周波数検出手段と上記増幅手段の
間にさらに具備する請求項2または4記載の電気―機械
―音響変換装置。 - 【請求項6】 上記周波数検出手段の出力側に上記周波
数検出手段の出力を制限するリミッターを挿入した請求
項2または4記載の電気―機械―音響変換装置。 - 【請求項7】 着信信号を受信するアンテナと、上記着
信信号を信号処理して電気信号を出力する受信信号処理
手段と、上記電気信号を増幅して電気―機械―音響変換
手段に増幅信号として出力する増幅手段と、少なくとも
1つの共振周波数を有し、上記増幅信号を振動のみ、ま
たは振動及び音に変換する電気―機械―音響変換手段
と、上記電気―機械―音響変換手段の共振周波数におけ
る周波数信号を検出し上記増幅手段に出力する周波数検
出手段とで構成される携帯端末。 - 【請求項8】 少なくとも1つの共振周波数を通過させ
るローパスフィルタまたはハイパスフィルタまたはバン
ドパスフィルタを上記周波数検出手段と上記増幅手段の
間にさらに具備する請求項7記載の携帯端末。 - 【請求項9】 周波数検出手段の出力側に上記周波数検
出手段の出力を制限するリミッターを挿入した請求項7
記載の携帯端末。 - 【請求項10】 着信信号を受信するアンテナと、上記
着信信号を信号処理して電気信号を出力する受信信号処
理手段と、少なくとも1つの共振周波数を有し、上記電
気信号と増幅信号を振動のみ、または振動及び音に変換
する電気―機械―音響変換手段と、上記電気―機械―音
響変換手段の共振周波数における周波数信号を検出し増
幅手段に出力する周波数検出手段と、周波数検出手段の
出力を増幅して電気―機械―音響変換手段に上記増幅信
号として出力する上記増幅手段とで構成される携帯端
末。 - 【請求項11】 受話信号と電気信号とを含む着信信号
を受信するアンテナと、上記着信信号を信号処理して上
記受話信号と上記電気信号を出力する受信信号処理手段
と、少なくとも1つの共振周波数を有し、上記電気信号
と増幅信号を振動のみ、または振動及び音に変換する電
気―機械―音響変換手段と、上記電気―機械―音響変換
手段の共振周波数における周波数信号を検出し増幅手段
に出力する周波数検出手段と、周波数検出手段の出力を
増幅して電気―機械―音響変換手段に上記増幅信号とし
て出力する上記増幅手段とで構成される携帯端末であっ
て、 上記電気―機械―音響変換手段は上記受話信号を再生す
る機能を有することを特徴とする携帯端末。 - 【請求項12】 少なくとも1つの共振周波数を通過さ
せるローパスフィルタまたはハイパスフィルタまたはバ
ンドパスフィルタを上記周波数検出手段と上記増幅手段
の間にさらに具備する請求項10または11記載の携帯
端末。 - 【請求項13】 周波数検出手段の出力側に上記周波数
検出手段の出力を制限するリミッターを挿入した請求項
10または11記載の携帯端末。 - 【請求項14】 少なくとも2つの共振周波数を有し、
第1または第2の電気信号を振動のみ、または振動及び音
に変換する電気―機械―音響変換器と、上記電気―機械
―音響変換器の共振周波数を含む周波数帯域の上記第1
の電気信号を発振し、上記電気―機械―音響変換器に出
力する第1の発振手段と、上記電気―機械―音響変換手
段の共振周波数を含む周波数帯域の上記第2の電気信号
を発振し、上記電気―機械―音響変換器に出力する第2
の発振手段と、上記電気―機械―音響変換器の予め設定
された出力レベルを持つ周波数を共振周波数として検出
する周波数検出手段と、この周波数検出手段で検出され
た情報に基づいて上記検出された周波数を発振して上記
電気―機械―音響変換器に出力するように上記第2の発
振手段を制御する制御手段とで構成される電気―機械―
音響変換装置。 - 【請求項15】 少なくとも1つの共振周波数を有し、
電気信号を振動のみ、または振動及び音に変換する電気
―機械―音響変換器と、上記電気―機械―音響変換器の
共振周波数を含む周波数帯域の周波数信号を発振し、上
記電気―機械―音響変換器に上記電気信号を出力する発
振手段と、上記電気―機械―音響変換器の予め設定され
た出力レベルを持つ周波数を共振周波数として検出する
周波数検出手段と、この周波数検出手段で共振周波数と
して検出された周波数で上記発振手段を発振させるよう
に、時分割によって上記電気―機械―音響変換器の共振
周波数を含む周波数帯域の周波数信号の発振と上記周波
数検出手段で共振周波数として検出された周波数を上記
発振手段で発振させるように上記発振手段を制御する制
御手段とで構成される電気―機械―音響変換装置。 - 【請求項16】 少なくとも1つの共振周波数を有し、
電気信号を振動のみ、または振動及び音に変換する電気
―機械―音響変換器と、上記電気―機械―音響変換器の
共振周波数を含む周波数帯域の周波数信号を発振し、上
記電気―機械―音響変換器に上記電気信号を出力する発
振手段と、上記電気―機械―音響変換器の共振周波数を
含む周波数帯域をスイープして周波数を検出し出力電圧
として出力する周波数検出手段と、上記周波数検出手段
で出力された出力電圧が基準電位を超えた時、上記電気
―機械―音響変換器の共振点であることを制御手段に指
示する電圧比較手段と、この指示を受けた時上記共振周
波数を上記発振手段に送る制御手段とで構成される電気
―機械―音響変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17553198A JP2930076B2 (ja) | 1997-06-24 | 1998-06-23 | 電気−機械−音響変換装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16696397 | 1997-06-24 | ||
JP9-166963 | 1997-06-24 | ||
JP17553198A JP2930076B2 (ja) | 1997-06-24 | 1998-06-23 | 電気−機械−音響変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170365A true JPH1170365A (ja) | 1999-03-16 |
JP2930076B2 JP2930076B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=26491150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17553198A Expired - Lifetime JP2930076B2 (ja) | 1997-06-24 | 1998-06-23 | 電気−機械−音響変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930076B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6741721B2 (en) | 2000-02-14 | 2004-05-25 | Minebea Co., Ltd. | Informing apparatus for mobile communication apparatus |
JP2007506332A (ja) * | 2003-09-16 | 2007-03-15 | コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. | 高効率オーディオ変換器 |
-
1998
- 1998-06-23 JP JP17553198A patent/JP2930076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6741721B2 (en) | 2000-02-14 | 2004-05-25 | Minebea Co., Ltd. | Informing apparatus for mobile communication apparatus |
JP2007506332A (ja) * | 2003-09-16 | 2007-03-15 | コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. | 高効率オーディオ変換器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2930076B2 (ja) | 1999-08-03 |
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