JPH1168715A - 冗長化分散型制御装置 - Google Patents
冗長化分散型制御装置Info
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- JPH1168715A JPH1168715A JP9223436A JP22343697A JPH1168715A JP H1168715 A JPH1168715 A JP H1168715A JP 9223436 A JP9223436 A JP 9223436A JP 22343697 A JP22343697 A JP 22343697A JP H1168715 A JPH1168715 A JP H1168715A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信系の自己診断を確実に行うことができる
冗長化分散型制御装置を実現する。 【解決手段】 通信系が冗長化された冗長化分散型制御
装置において、2つの通信カードが装着された第1の制
御装置と、2つの通信カードが装着され、通信系の自己
診断として第1の制御装置内のメモリに予め格納された
テストパターンを読み出すテスト通信を行う第2の制御
装置と、第1及び第2の制御装置にそれぞれ装着された
2つの通信カードに接続して2つの通信バスを構成する
2つの通信ケーブルとを設ける。
冗長化分散型制御装置を実現する。 【解決手段】 通信系が冗長化された冗長化分散型制御
装置において、2つの通信カードが装着された第1の制
御装置と、2つの通信カードが装着され、通信系の自己
診断として第1の制御装置内のメモリに予め格納された
テストパターンを読み出すテスト通信を行う第2の制御
装置と、第1及び第2の制御装置にそれぞれ装着された
2つの通信カードに接続して2つの通信バスを構成する
2つの通信ケーブルとを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信系が冗長化さ
れた分散型制御装置に関し、特に通信系の自己診断方法
を改良した分散型制御装置に関する。
れた分散型制御装置に関し、特に通信系の自己診断方法
を改良した分散型制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分散型制御装置は制御室等に設置
された親局の制御装置とフィールド等に分散して設置さ
れた複数の子局の制御装置とから構成される。それぞれ
の制御装置は通信ケーブル等の通信系により相互に接続
されていて互いにデータ通信等を行うことによりプラン
ト等の制御を行っている。
された親局の制御装置とフィールド等に分散して設置さ
れた複数の子局の制御装置とから構成される。それぞれ
の制御装置は通信ケーブル等の通信系により相互に接続
されていて互いにデータ通信等を行うことによりプラン
ト等の制御を行っている。
【0003】但し、前記通信系に何らかの障害が生じた
場合には各制御装置間での通信が不能になり、プラント
等の制御が不能になってしまう。
場合には各制御装置間での通信が不能になり、プラント
等の制御が不能になってしまう。
【0004】このため、従来の分散型制御装置では信頼
性を向上させるため通信系を2重化する等の冗長化を施
している。
性を向上させるため通信系を2重化する等の冗長化を施
している。
【0005】図5はこのような従来の冗長化分散型制御
装置の一例を示す構成ブロック図である。図5において
1a及び1bは親局の制御装置、2a,2b,3a,3
b,5a,5b,6a及び6bは通信カード、4a及び
4bは子局の制御装置、100及び101は同軸ケーブ
ル等の通信ケーブルである。
装置の一例を示す構成ブロック図である。図5において
1a及び1bは親局の制御装置、2a,2b,3a,3
b,5a,5b,6a及び6bは通信カード、4a及び
4bは子局の制御装置、100及び101は同軸ケーブ
ル等の通信ケーブルである。
【0006】親局の制御装置1aには通信カード2a及
び3aが装着され、親局の制御装置1bには通信カード
2b及び3bが装着される。
び3aが装着され、親局の制御装置1bには通信カード
2b及び3bが装着される。
【0007】一方、子局の制御装置4aには通信カード
5a及び6aが装着され、子局の制御装置4bには通信
カード5b及び6bが装着される。
5a及び6aが装着され、子局の制御装置4bには通信
カード5b及び6bが装着される。
【0008】通信カード2a,2b,5a及び5bは通
信ケーブル100により順次接続され、通信カード3
a,3b,6a及び6bは通信ケーブル101により順
次接続される。
信ケーブル100により順次接続され、通信カード3
a,3b,6a及び6bは通信ケーブル101により順
次接続される。
【0009】また、通信ケーブル100及び101によ
り2つの”通信バスA”及び”通信バスB”がそれぞれ
構成される。
り2つの”通信バスA”及び”通信バスB”がそれぞれ
構成される。
【0010】ここで、図5に示す冗長化分散型制御装置
の動作を図6及び図7を用いて説明する。図6は負荷分
散及び冗長化構成を説明する説明図であり、図7は通信
系の自己診断方法を説明する説明図である。また、図6
及び図7中の符号は図5と同一符号を付してある。
の動作を図6及び図7を用いて説明する。図6は負荷分
散及び冗長化構成を説明する説明図であり、図7は通信
系の自己診断方法を説明する説明図である。また、図6
及び図7中の符号は図5と同一符号を付してある。
【0011】親局の制御装置1aは通信カード2aを用
いて”通信バスA”に接続された通信カードとの通信を
行い、一方、親局の制御装置1bは通信カード2bを用
いて”通信バスB”に接続された通信カードとの通信を
行う。
いて”通信バスA”に接続された通信カードとの通信を
行い、一方、親局の制御装置1bは通信カード2bを用
いて”通信バスB”に接続された通信カードとの通信を
行う。
【0012】このため、親局の制御装置1a及び1bか
らの通信負荷が”通信バスA”及び”通信バスB”に分
散されることになる。
らの通信負荷が”通信バスA”及び”通信バスB”に分
散されることになる。
【0013】一方、親局の制御装置1aが”通信バス
A”において通信に失敗した場合は、制御装置1aは直
ちに通信カード3aを用いて”通信バスB”で通信の再
試行を行う。
A”において通信に失敗した場合は、制御装置1aは直
ちに通信カード3aを用いて”通信バスB”で通信の再
試行を行う。
【0014】同様に、親局の制御装置1bが”通信バス
B”において通信に失敗した場合は、制御装置1bは直
ちに通信カード2bを用いて”通信バスA”で通信の再
試行を行う。
B”において通信に失敗した場合は、制御装置1bは直
ちに通信カード2bを用いて”通信バスA”で通信の再
試行を行う。
【0015】例えば、図6に示すように親局の制御装置
1aが子局の制御装置4aとの通信をする場合、通常状
態、言い換えれば”通信バスA”が正常であれば、制御
装置1aは図6中”イ”に示すように通信カード2a及
び5aを介して制御装置4aとの通信を行う。
1aが子局の制御装置4aとの通信をする場合、通常状
態、言い換えれば”通信バスA”が正常であれば、制御
装置1aは図6中”イ”に示すように通信カード2a及
び5aを介して制御装置4aとの通信を行う。
【0016】一方、”通信バスA”に障害が発生した場
合には、制御装置1aは図6中”ロ”に示すように通信
カード3a及び6aを介して制御装置4aとの通信を行
う。
合には、制御装置1aは図6中”ロ”に示すように通信
カード3a及び6aを介して制御装置4aとの通信を行
う。
【0017】同様に、親局の制御装置1bが子局の制御
装置4aとの通信をする場合、通常状態、言い換えれ
ば”通信バスB”が正常であれば、制御装置1bは図6
中”ハ”に示すように通信カード3b及び6aを介して
制御装置4aとの通信を行う。
装置4aとの通信をする場合、通常状態、言い換えれ
ば”通信バスB”が正常であれば、制御装置1bは図6
中”ハ”に示すように通信カード3b及び6aを介して
制御装置4aとの通信を行う。
【0018】一方、”通信バスB”に障害が発生した場
合には、制御装置1bは図6中”ニ”に示すように通信
カード2b及び5aを介して制御装置4aとの通信を行
う。
合には、制御装置1bは図6中”ニ”に示すように通信
カード2b及び5aを介して制御装置4aとの通信を行
う。
【0019】この結果、”通信バスA”若しくは”通信
バスB”の一方の通信バスで通信に失敗した場合は他方
の通信バスで通信の再試行を行うことができるので通信
系の冗長化を図ることが可能になる。
バスB”の一方の通信バスで通信に失敗した場合は他方
の通信バスで通信の再試行を行うことができるので通信
系の冗長化を図ることが可能になる。
【0020】また、親局の制御装置1a及び1bではみ
すみす通信不能の通信バスで通信を行ってしまう無駄を
防ぐために、定期的に通信系の自己診断を行っている。
すみす通信不能の通信バスで通信を行ってしまう無駄を
防ぐために、定期的に通信系の自己診断を行っている。
【0021】自己診断の方法としては親局の制御装置1
aは”通信バスA”及び”通信バスB”の両方を用いて
テスト通信を行い、子局の制御装置からの応答が無い場
合は、当該子局の制御装置の応答の無い通信バスに接続
された通信カードが故障であると判断する。
aは”通信バスA”及び”通信バスB”の両方を用いて
テスト通信を行い、子局の制御装置からの応答が無い場
合は、当該子局の制御装置の応答の無い通信バスに接続
された通信カードが故障であると判断する。
【0022】テスト通信としては他の通信になるべく影
響を与えないために子局の通信カードでの折り返し通信
を行う。
響を与えないために子局の通信カードでの折り返し通信
を行う。
【0023】例えば、図7中”イ”及び”ロ”に示すよ
うに親局の制御装置1aが通信カード2a及び3aを用
いて子局の制御装置4aに対してテスト通信を行う。
うに親局の制御装置1aが通信カード2a及び3aを用
いて子局の制御装置4aに対してテスト通信を行う。
【0024】もし、制御装置4aに装着された通信カー
ド5a及び6aが正常であれば図7中”ハ”及び”ニ”
に示すように通信カード5a及び6aからの折り返しの
応答が帰ってくる。
ド5a及び6aが正常であれば図7中”ハ”及び”ニ”
に示すように通信カード5a及び6aからの折り返しの
応答が帰ってくる。
【0025】同様に、図7中”ホ”及び”ヘ”に示すよ
うに親局の制御装置1aが通信カード2a及び3aを用
いて子局の制御装置4bに対してテスト通信を行う。
うに親局の制御装置1aが通信カード2a及び3aを用
いて子局の制御装置4bに対してテスト通信を行う。
【0026】ここで、通信カード6bは正常であるので
図7中”ト”に示すように折り返しの応答があるが、も
し、制御装置4bに装着された通信カード5bに故障が
発生している場合には通信カード5bからの折り返しの
応答は無い。
図7中”ト”に示すように折り返しの応答があるが、も
し、制御装置4bに装着された通信カード5bに故障が
発生している場合には通信カード5bからの折り返しの
応答は無い。
【0027】従って、制御装置1aは”通信バスA”に
障害があると判断して、直ちに”通信バスB”を使用す
る。
障害があると判断して、直ちに”通信バスB”を使用す
る。
【0028】この結果、親局の制御装置1a及び1bが
定期的に通信系の自己診断を行うことができる。
定期的に通信系の自己診断を行うことができる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的なアプ
リケーションの通信では子局の通信カードとの通信では
なく子局の制御装置との通信である。例えば、親局の制
御装置から子局の制御装置内のデータが格納されたメモ
リへアクセスする等の通信が一般的である。
リケーションの通信では子局の通信カードとの通信では
なく子局の制御装置との通信である。例えば、親局の制
御装置から子局の制御装置内のデータが格納されたメモ
リへアクセスする等の通信が一般的である。
【0030】これに対し前述の様に従来例の通信系の自
己診断方法は他の通信になるべく影響を与えないために
子局の通信カードでの折り返し通信を行っていた。
己診断方法は他の通信になるべく影響を与えないために
子局の通信カードでの折り返し通信を行っていた。
【0031】このため、子局の通信カードの内、子局の
制御装置へのインターフェース部分に故障があった場合
には、通信カードでテスト通信の折り返しがなされるも
のの子局の制御装置にはアクセス出来ない。
制御装置へのインターフェース部分に故障があった場合
には、通信カードでテスト通信の折り返しがなされるも
のの子局の制御装置にはアクセス出来ない。
【0032】図8はこのような故障の一例を説明する説
明図であり、図8中の符号は図5と同一符号を付してあ
る。
明図であり、図8中の符号は図5と同一符号を付してあ
る。
【0033】例えば、図8中”イ”に示す通信カード5
aの制御装置4aとのインターフェース部分に故障が生
じた場合でも、図8中”ロ”に示すテスト通信は正常に
折り返されるので親局の制御装置1aでは”通信バス
A”が正常であると判断してしまう。
aの制御装置4aとのインターフェース部分に故障が生
じた場合でも、図8中”ロ”に示すテスト通信は正常に
折り返されるので親局の制御装置1aでは”通信バス
A”が正常であると判断してしまう。
【0034】従って、親局の制御装置1aが図8中”
ハ”に示すように子局の制御装置4a内のデータにサク
セスする通信を”通信バスA”を用いて行った場合には
図8中”イ”の部分での故障のため通信エラーとなる。
ハ”に示すように子局の制御装置4a内のデータにサク
セスする通信を”通信バスA”を用いて行った場合には
図8中”イ”の部分での故障のため通信エラーとなる。
【0035】このため、制御装置1aは”通信バスB”
を用いて図8中”ニ”に示すように前記通信の再試行を
行わなければならず、従来の通信系の自己診断では通信
系の障害を発見出来ない場合があると言った問題点があ
った。従って本発明が解決しようとする課題は、通信系
の自己診断を確実に行うことができる冗長化分散型制御
装置を実現することにある。
を用いて図8中”ニ”に示すように前記通信の再試行を
行わなければならず、従来の通信系の自己診断では通信
系の障害を発見出来ない場合があると言った問題点があ
った。従って本発明が解決しようとする課題は、通信系
の自己診断を確実に行うことができる冗長化分散型制御
装置を実現することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明の第1では、通信系が冗長化された冗
長化分散型制御装置において、2つの通信カードが装着
された第1の制御装置と、2つの通信カードが装着さ
れ、通信系の自己診断として前記第1の制御装置内のメ
モリに予め格納されたテストパターンを読み出すテスト
通信を行う第2の制御装置と、前記第1及び第2の制御
装置にそれぞれ装着された2つの通信カードに接続して
2つの通信バスを構成する2つの通信ケーブルとを備え
たことを特徴するものである。
るために、本発明の第1では、通信系が冗長化された冗
長化分散型制御装置において、2つの通信カードが装着
された第1の制御装置と、2つの通信カードが装着さ
れ、通信系の自己診断として前記第1の制御装置内のメ
モリに予め格納されたテストパターンを読み出すテスト
通信を行う第2の制御装置と、前記第1及び第2の制御
装置にそれぞれ装着された2つの通信カードに接続して
2つの通信バスを構成する2つの通信ケーブルとを備え
たことを特徴するものである。
【0037】このような課題を達成するために、本発明
の第2では、本発明の第1において、通信系の自己診断
として2つの前記通信バスの双方で前記テストパターン
の読み出しに失敗した場合に2つの前記通信カードでの
折り返し通信を行うことにより故障装置を特定すること
を特徴するものである。
の第2では、本発明の第1において、通信系の自己診断
として2つの前記通信バスの双方で前記テストパターン
の読み出しに失敗した場合に2つの前記通信カードでの
折り返し通信を行うことにより故障装置を特定すること
を特徴するものである。
【0038】このような課題を達成するために、本発明
の第3では、本発明の第1において、通信系の自己診断
として前記通信バスの一方を用いて前記第1の制御装置
内のメモリへの第2のテストパターンの書込みを行い、
前記通信バスの他方を用いて前記第2のテストパターン
の読み取りを行うテスト通信を行うことを特徴するもの
である。
の第3では、本発明の第1において、通信系の自己診断
として前記通信バスの一方を用いて前記第1の制御装置
内のメモリへの第2のテストパターンの書込みを行い、
前記通信バスの他方を用いて前記第2のテストパターン
の読み取りを行うテスト通信を行うことを特徴するもの
である。
【0039】このような課題を達成するために、本発明
の第4では、本発明の第3において、通信系の自己診断
として前記第2のテストパターンの読み出しに失敗した
場合に前記第1の制御装置内のメモリに予め格納された
前記テストパターンを読み出すテスト通信を行うことを
特徴するものである。
の第4では、本発明の第3において、通信系の自己診断
として前記第2のテストパターンの読み出しに失敗した
場合に前記第1の制御装置内のメモリに予め格納された
前記テストパターンを読み出すテスト通信を行うことを
特徴するものである。
【0040】このような課題を達成するために、本発明
の第5では、本発明の第4において、通信系の自己診断
として前記テストパターンの読み出しに失敗した場合に
2つの前記通信カードでの折り返し通信を行うことを特
徴するものである。
の第5では、本発明の第4において、通信系の自己診断
として前記テストパターンの読み出しに失敗した場合に
2つの前記通信カードでの折り返し通信を行うことを特
徴するものである。
【0041】このような課題を達成するために、本発明
の第6では、本発明の第1乃至第3において、前記第1
及び第2の制御装置に装着される通信カードが2以上で
あり、これらの通信カードを2以上の通信ケーブルで接
続して2以上通信バスを構成することを特徴するもので
ある。
の第6では、本発明の第1乃至第3において、前記第1
及び第2の制御装置に装着される通信カードが2以上で
あり、これらの通信カードを2以上の通信ケーブルで接
続して2以上通信バスを構成することを特徴するもので
ある。
【0042】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る冗長化分散型制御装置の
一実施例を示す構成ブロック図である。
説明する。図1は本発明に係る冗長化分散型制御装置の
一実施例を示す構成ブロック図である。
【0043】図1において2a,2b,3a,3b,4
a,4b,5a,5b,6a,6b,100及び101
は図5と同一符号を付してあり、7a及び7bは親局の
制御装置である。
a,4b,5a,5b,6a,6b,100及び101
は図5と同一符号を付してあり、7a及び7bは親局の
制御装置である。
【0044】接続関係も図5に示す従来例とほぼ同様で
あり異なる点は制御装置1a及び1bが制御装置7a及
び7bで置換された点である。
あり異なる点は制御装置1a及び1bが制御装置7a及
び7bで置換された点である。
【0045】ここで、図1に示す実施例の動作を図2,
図3及び図4を用いて説明する。図2,図3及び図4は
通信系の自己診断方法を説明する説明図である。
図3及び図4を用いて説明する。図2,図3及び図4は
通信系の自己診断方法を説明する説明図である。
【0046】但し、基本動作は図5に示す従来例と同様
であるので通信系の自己診断方法についてのみ説明す
る。
であるので通信系の自己診断方法についてのみ説明す
る。
【0047】先ず第1に、図2中”イ”に示す制御装置
4a内のメモリに一定のテストパターンを予め格納して
おく。例えば、前記テストパターンとしては”555
5”、”AAAA”や”FFFF”等の16進数を格納
しておく。
4a内のメモリに一定のテストパターンを予め格納して
おく。例えば、前記テストパターンとしては”555
5”、”AAAA”や”FFFF”等の16進数を格納
しておく。
【0048】親局である制御装置7a(図2中には図示
せず。)は通信カード2a及び3a(図2中には図示せ
ず。)を用いて子局の制御装置4aに対してテスト通信
として前記テストパターンの読み出しを行う。
せず。)は通信カード2a及び3a(図2中には図示せ
ず。)を用いて子局の制御装置4aに対してテスト通信
として前記テストパターンの読み出しを行う。
【0049】通信カード5a及び6aの制御装置4aと
のインターフェース部分に故障がなければ、例えば、図
2中”ロ”に示すように図2中”イ”のメモリ内に格納
されたテストパターンにアクセスすることが可能であ
る。
のインターフェース部分に故障がなければ、例えば、図
2中”ロ”に示すように図2中”イ”のメモリ内に格納
されたテストパターンにアクセスすることが可能であ
る。
【0050】即ち、親局の制御装置7a(図2中には図
示せず。)はテストパターンの読み出しが成功すればそ
の通信カードには異常が無いと判断できる。
示せず。)はテストパターンの読み出しが成功すればそ
の通信カードには異常が無いと判断できる。
【0051】一方、図2中”ハ”に示すように通信カー
ド5aの制御装置4aとのインターフェース部分に故障
があると、図2中”イ”のメモリ内に格納されたテスト
パターンにアクセスすることができず図2中”ニ”に示
すようにエラーになってしまう。
ド5aの制御装置4aとのインターフェース部分に故障
があると、図2中”イ”のメモリ内に格納されたテスト
パターンにアクセスすることができず図2中”ニ”に示
すようにエラーになってしまう。
【0052】即ち、通信カード5aとの通信がエラーと
なるので親局の制御装置7a(図2中には図示せず。)
は通信カード5aの故障を検出することができる。
なるので親局の制御装置7a(図2中には図示せず。)
は通信カード5aの故障を検出することができる。
【0053】従って、親局の制御装置7a(図2中には
図示せず。)は”通信バスA”及び”通信バスB”を用
いて子局の制御装置4a内のメモリに格納されたテスト
パターンを読み取る通信を行い、”通信バスA”での読
み出しに失敗した場合は通信カード5aを異常とみな
し、”通信バスB”での読み出しに失敗した場合は通信
カード6aを異常とみなす。
図示せず。)は”通信バスA”及び”通信バスB”を用
いて子局の制御装置4a内のメモリに格納されたテスト
パターンを読み取る通信を行い、”通信バスA”での読
み出しに失敗した場合は通信カード5aを異常とみな
し、”通信バスB”での読み出しに失敗した場合は通信
カード6aを異常とみなす。
【0054】この結果、子局の制御装置内のメモリに予
め格納されたテストパターンを読み出すテスト通信を行
うことにより、子局の通信カードの内、子局の制御装置
へのインターフェース部分に故障があった場合でも異常
を検出することが可能になる。
め格納されたテストパターンを読み出すテスト通信を行
うことにより、子局の通信カードの内、子局の制御装置
へのインターフェース部分に故障があった場合でも異常
を検出することが可能になる。
【0055】但し、上述の通信系の自己診断において、
図3中”イ”及び”ロ”に示すような”通信バスA”及
び”通信バスB”の双方でテストパターンの読み出しに
失敗した場合には、子局の制御装置4aが故障なのか、
装着された通信カード5a及び6aが故障なのかは判断
できない。
図3中”イ”及び”ロ”に示すような”通信バスA”及
び”通信バスB”の双方でテストパターンの読み出しに
失敗した場合には、子局の制御装置4aが故障なのか、
装着された通信カード5a及び6aが故障なのかは判断
できない。
【0056】この場合には、図3中”ハ”及び”ニ”に
示すようにテスト通信として子局の通信カード5a及び
6aでの折り返し通信を行う。
示すようにテスト通信として子局の通信カード5a及び
6aでの折り返し通信を行う。
【0057】もし、通信カード5a及び6aに故障があ
る場合は折り返しの応答が戻ってこない。また、制御装
置4aに故障がある場合には通信カード自体は正常であ
るので折り返しの応答が戻ってくる。
る場合は折り返しの応答が戻ってこない。また、制御装
置4aに故障がある場合には通信カード自体は正常であ
るので折り返しの応答が戻ってくる。
【0058】即ち、”通信バスA”及び”通信バスB”
の双方でテストパターンの読み出しに失敗した場合には
通信カード5a及び6aでの折り返し通信を行い、折り
返しの応答が戻ってくれば制御装置4aが異常とみな
し、折り返しの応答が戻ってこなければ通信カード5a
及び6aを異常とみなす。
の双方でテストパターンの読み出しに失敗した場合には
通信カード5a及び6aでの折り返し通信を行い、折り
返しの応答が戻ってくれば制御装置4aが異常とみな
し、折り返しの応答が戻ってこなければ通信カード5a
及び6aを異常とみなす。
【0059】この結果、双方の通信バスでテストパター
ンの読み出しに失敗した場合に通信カードでの折り返し
通信を行うことにより、制御装置若しくは通信カードの
どちらが故障であるかを判断することができる。
ンの読み出しに失敗した場合に通信カードでの折り返し
通信を行うことにより、制御装置若しくは通信カードの
どちらが故障であるかを判断することができる。
【0060】また、図4に示す通信系の他の自己診断方
法を説明する。親局の制御装置7a(図4中には図示せ
ず。)は通信カード2a及び3a(図4中には図示せ
ず。)を用いて子局の制御装置4aに対してテスト通信
として特定のテストパターンの書込み若しくは読み取り
を行う。
法を説明する。親局の制御装置7a(図4中には図示せ
ず。)は通信カード2a及び3a(図4中には図示せ
ず。)を用いて子局の制御装置4aに対してテスト通信
として特定のテストパターンの書込み若しくは読み取り
を行う。
【0061】例えば、図4中”イ”に示すように通信カ
ード5aを介して図4中”ロ”に示す制御装置4a内の
メモリに図4中”ハ”に示す特定のテストパターンを書
込み、図4中”ニ”に示すように通信カード6aを介し
て書込んだテストパターンを読み出す。
ード5aを介して図4中”ロ”に示す制御装置4a内の
メモリに図4中”ハ”に示す特定のテストパターンを書
込み、図4中”ニ”に示すように通信カード6aを介し
て書込んだテストパターンを読み出す。
【0062】通信カード5a及び6aの制御装置4aと
のインターフェース部分に故障がなければ、通信カード
5aを介して書込んだ特定のテストパターンが通信カー
ド6aを介して正確に読み出される。
のインターフェース部分に故障がなければ、通信カード
5aを介して書込んだ特定のテストパターンが通信カー
ド6aを介して正確に読み出される。
【0063】ここで、通信カード5a若しくは6aの制
御装置4aとのインターフェース部分に故障があるとテ
ストパターンの正確な読み出しが出来なくなる。
御装置4aとのインターフェース部分に故障があるとテ
ストパターンの正確な読み出しが出来なくなる。
【0064】即ち、図4中”ニ”に示すテストパターン
の読み出しに失敗した場合は制御装置4a若しくは通信
カード6aに異常があることになる。
の読み出しに失敗した場合は制御装置4a若しくは通信
カード6aに異常があることになる。
【0065】この場合、図2に示したように制御装置4
a内のメモリに予め格納された別のテストパターンを読
み出すテスト通信を通信カード5aに対して行い、前記
別のテストパターンの読み出しに成功すれば通信カード
6aが異常であるとみなす。
a内のメモリに予め格納された別のテストパターンを読
み出すテスト通信を通信カード5aに対して行い、前記
別のテストパターンの読み出しに成功すれば通信カード
6aが異常であるとみなす。
【0066】また、前記別のテストパターンの読み出し
に失敗すれば制御装置4a若しくは通信カード5aに異
常があることになる。
に失敗すれば制御装置4a若しくは通信カード5aに異
常があることになる。
【0067】さらに、この場合、図3に示したようにテ
スト通信として通信カード5a及び6aでの折り返し通
信を行い、折り返しの応答が戻ってくれば制御装置4a
が異常とみなし、折り返しの応答が戻ってこなければ通
信カード5a及び6aを異常とみなす。
スト通信として通信カード5a及び6aでの折り返し通
信を行い、折り返しの応答が戻ってくれば制御装置4a
が異常とみなし、折り返しの応答が戻ってこなければ通
信カード5a及び6aを異常とみなす。
【0068】一方、図4中”ニ”に示すように通信カー
ド6aを介して読み出したテストパターンが通信カード
5aを介して書込んだテストパターンと一致しない場合
は通信カード5aに異常があることになる。
ド6aを介して読み出したテストパターンが通信カード
5aを介して書込んだテストパターンと一致しない場合
は通信カード5aに異常があることになる。
【0069】この結果、”通信バスA”及び”通信バス
B”でテスト通信としてテストパターンの書込み及び読
み取りを行うことにより、制御装置及び通信カードの故
障を特定することができる。
B”でテスト通信としてテストパターンの書込み及び読
み取りを行うことにより、制御装置及び通信カードの故
障を特定することができる。
【0070】なお、図2〜図4の説明では簡単のために
子局の制御装置4aの周辺を例示したが、他の子局の制
御装置に対しても同様の自己診断を行う。
子局の制御装置4aの周辺を例示したが、他の子局の制
御装置に対しても同様の自己診断を行う。
【0071】また、親局の制御装置として制御装置7a
を例示した制御装置7bでも同様に自己診断を行う。
を例示した制御装置7bでも同様に自己診断を行う。
【0072】説明の簡単のために2つの通信バスを例示
したが、2以上であっても構わない。これに伴い、各制
御装置に装着される通信カードの数も2以上であっても
良い。
したが、2以上であっても構わない。これに伴い、各制
御装置に装着される通信カードの数も2以上であっても
良い。
【0073】また、図2の説明ではテストパターンを子
局の制御装置4a内のメモリに格納しているが、特定フ
ァイル内に前記テストパターンを格納しておいても構わ
ない。
局の制御装置4a内のメモリに格納しているが、特定フ
ァイル内に前記テストパターンを格納しておいても構わ
ない。
【0074】また、図4の説明では通信カード5aを介
してテストパターンを書込み、通信カード6aを介して
前記テストパターンを読み出しているがその逆であって
も構わない。
してテストパターンを書込み、通信カード6aを介して
前記テストパターンを読み出しているがその逆であって
も構わない。
【0075】また、図4の説明では通信カード6aでの
テストパターンの読み出しに失敗した場合には、通信カ
ード6aを介してテストパターンを書込み、通信カード
5aを介してテストパターンを読み出すテスト通信を行
っても良い。
テストパターンの読み出しに失敗した場合には、通信カ
ード6aを介してテストパターンを書込み、通信カード
5aを介してテストパターンを読み出すテスト通信を行
っても良い。
【0076】この場合、通信カード6aに異常があれば
通信カード5aで読み出したテストパターンが書込んだ
テストパターンと一致しないことなる。
通信カード5aで読み出したテストパターンが書込んだ
テストパターンと一致しないことなる。
【0077】また、この時点で通信カード5aからのテ
ストパターンの読み出しにも失敗した場合は、通信カー
ド5a及び6a若しくは制御装置4aのどちらかが異常
であるので、図3に示す方法で異常装置の特定が可能で
ある。
ストパターンの読み出しにも失敗した場合は、通信カー
ド5a及び6a若しくは制御装置4aのどちらかが異常
であるので、図3に示す方法で異常装置の特定が可能で
ある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。子局の制御装置
内のメモリに予め格納されたテストパターンを読み出す
テスト通信を行うことにより、通信系の自己診断を確実
に行うことができる冗長化分散型制御装置が実現でき
る。
本発明によれば次のような効果がある。子局の制御装置
内のメモリに予め格納されたテストパターンを読み出す
テスト通信を行うことにより、通信系の自己診断を確実
に行うことができる冗長化分散型制御装置が実現でき
る。
【図1】本発明に係る冗長化分散型制御装置の一実施例
を示す構成ブロック図である。
を示す構成ブロック図である。
【図2】通信系の自己診断方法を説明する説明図であ
る。
る。
【図3】通信系の自己診断方法を説明する説明図であ
る。
る。
【図4】通信系の自己診断方法を説明する説明図であ
る。
る。
【図5】従来の冗長化分散型制御装置の一例を示す構成
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】負荷分散及び冗長化構成を説明する説明図であ
る。
る。
【図7】通信系の自己診断方法を説明する説明図であ
る。
る。
【図8】故障の一例を説明する説明図である。
1a,1b,4a,4b,7a,7b 制御装置 2a,2b,3a,3b,5a,5b,6a,6b 通
信カード 100,101 通信ケーブル
信カード 100,101 通信ケーブル
Claims (6)
- 【請求項1】通信系が冗長化された冗長化分散型制御装
置において、 2つの通信カードが装着された第1の制御装置と、 2つの通信カードが装着され、通信系の自己診断として
前記第1の制御装置内のメモリに予め格納されたテスト
パターンを読み出すテスト通信を行う第2の制御装置
と、 前記第1及び第2の制御装置にそれぞれ装着された2つ
の通信カードに接続して2つの通信バスを構成する2つ
の通信ケーブルとを備えたことを特徴する冗長化分散型
制御装置。 - 【請求項2】通信系の自己診断として2つの前記通信バ
スの双方で前記テストパターンの読み出しに失敗した場
合に2つの前記通信カードでの折り返し通信を行うこと
により故障装置を特定することを特徴する特許請求の範
囲請求項1記載の冗長化分散型制御装置。 - 【請求項3】通信系の自己診断として前記通信バスの一
方を用いて前記第1の制御装置内のメモリへの第2のテ
ストパターンの書込みを行い、前記通信バスの他方を用
いて前記第2のテストパターンの読み取りを行うテスト
通信を行うことを特徴する特許請求の範囲請求項1記載
の冗長化分散型制御装置。 - 【請求項4】通信系の自己診断として前記第2のテスト
パターンの読み出しに失敗した場合に前記第1の制御装
置内のメモリに予め格納された前記テストパターンを読
み出すテスト通信を行うことを特徴する特許請求の範囲
請求項3記載の冗長化分散型制御装置。 - 【請求項5】通信系の自己診断として前記テストパター
ンの読み出しに失敗した場合に2つの前記通信カードで
の折り返し通信を行うことを特徴する特許請求の範囲請
求項4記載の冗長化分散型制御装置。 - 【請求項6】前記第1及び第2の制御装置に装着される
通信カードが2以上であり、これらの通信カードを2以
上の通信ケーブルで接続して2以上通信バスを構成する
ことを特徴する特許請求の範囲請求項1乃至請求項3記
載の冗長化分散型制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22343697A JP3385928B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 冗長化分散型制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22343697A JP3385928B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 冗長化分散型制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1168715A true JPH1168715A (ja) | 1999-03-09 |
JP3385928B2 JP3385928B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=16798125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22343697A Expired - Fee Related JP3385928B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 冗長化分散型制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3385928B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP22343697A patent/JP3385928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3385928B2 (ja) | 2003-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |