JPH1168537A - Hブリッジ回路における誤動作防止回路 - Google Patents

Hブリッジ回路における誤動作防止回路

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JPH1168537A
JPH1168537A JP21647497A JP21647497A JPH1168537A JP H1168537 A JPH1168537 A JP H1168537A JP 21647497 A JP21647497 A JP 21647497A JP 21647497 A JP21647497 A JP 21647497A JP H1168537 A JPH1168537 A JP H1168537A
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mos transistor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタのオフからオンへの切り換え時
に電源・グランド間に貫通電流が発生することを防止す
る。 【解決手段】 トランジスタ1の電源側接続ラインとゲ
ートとの間にPチャネルMOSトランジスタ19を接続
し、トランジスタ2のグランド側接続ラインとゲートと
の間にNチャネルMOSトランジスタ20を接続し、ト
ランジスタ19のゲートにバッファ8への信号24をゲ
ート信号として、トランジスタ20のゲートにバッファ
7への信号23をゲート信号として与える。これによ
り、トランジスタ2(1)のオフからオンへの切り換え
時、トランジスタ19(20)を介して静電容量15
(16)へ補助的に充電々流が供給され、トランジスタ
1(2)へのゲート信号9(10)の変動が抑えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、Hブリッジ回路
における誤動作防止回路に関し、特に電源・グランド間
の貫通電流の発生を防止するHブリッジ回路における誤
動作防止回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のHブリッジ回路を図4に示す。こ
のHブリッジ回路は、電源5とグランド6間に直列に接
続されたPチャネルMOSトランジスタ(第1の上流側
MOSトランジスタ)1およびNチャネルMOSトラン
ジスタ(第1の下流側MOSトランジスタ)2と、同じ
く電源5とグランド6間に直列に接続されたPチャネル
MOSトランジスタ(第2の上流側MOSトランジス
タ)3およびNチャネルMOSトランジスタ(第2の下
流側MOSトランジスタ)4と、第1の上流側MOSト
ランジスタ1と第1の下流側MOSトランジスタ2との
直列接続点と第2の上流側MOSトランジスタ3と第2
の下流側MOSトランジスタ4との直列接続点との間に
接続された負荷30とを備え、バッファ7および12を
介するゲート信号9および14によって第1の上流側M
OSトランジスタ1と第2の下流側MOSトランジスタ
4とを対としてオンとすることにより負荷30への第1
の方向から第2の方向への電流路Aを形成し、バッファ
11および8を介するゲート信号13および10によっ
て第2の上流側MOSトランジスタ3と第1の下流側M
OSトランジスタ2とを対としてオンとすることにより
負荷30への第2の方向から第1の方向への電流路Bを
形成する。
【0003】図5(a)にトランジスタ1へのゲート信
号9を、図5(b)にトランジスタ2へのゲート信号1
0を示す。この場合、ゲート信号9のオン時にゲート信
号10をオフ、ゲート信号9のオフ時にゲート信号10
をオンとするが、ゲート信号9のオンからオフへの切換
タイミングとゲート信号10のオフからオンへの切換タ
イミングとの間に遅延時間d1を、ゲート信号10のオ
ンからオフへの切換タイミングとゲート信号9のオフか
らオンへの切換タイミングとの間に遅延時間d2を設け
ている。すなわち、トランジスタ1とトランジスタ2と
が同時にオンとならないように(電源5とグランド6間
がショート状態となって貫通電流が発生しないよう
に)、トランジスタ1のオンからオフへの切換タイミン
グとトランジスタ2のオフからオンへの切換タイミング
との間に遅延時間d1を、またトランジスタ2のオンか
らオフへの切換タイミングとトランジスタ1のオフから
オンへの切換タイミングとの間に遅延時間d2を設けて
いる。ゲート信号13,14についてもゲート信号9,
10と同様に遅延時間d1とd2が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】MOSトランジスタに
は各端子間に静電容量が存在し、ゲート面積の大きいト
ランジスタではその容量分も大きくなる。また、バッフ
ァには出力内部抵抗、バッファ・トランジスタ間には配
線材による配線抵抗が存在する。図4において、これら
容量分と抵抗分を考慮すると、図6に示すような等価回
路が描かれる。なお、トランジスタ3,4側はトランジ
スタ1,2側と同じなので、トランジスタ1,2側につ
いてのみその等価回路を示した。同図において、15は
トランジスタ1のゲートとドレインとの間に寄生する静
電容量(寄生静電容量)、16はトランジスタ2のゲー
トとドレインとの間に寄生する静電容量、17はバッフ
ァ7の出力内部抵抗+配線抵抗、18はバッファ8の出
力内部抵抗+配線抵抗である。他の端子間にも静電容量
は存在するが省略した。
【0005】このHブリッジ回路では、トランジスタ2
がオン状態になった時、トランジスタ1のドレイン電位
が切り換わるため、静電容量15に充電々流が流れ、ト
ランジスタ1へのゲート信号9は図7(a)のp1,p
3・・・に示すように電位が逆レベルの方へ引き込まれ
てしまう。また、トランジスタ1がオン状態になった
時、トランジスタ2のドレイン電位が切り換わるため、
静電容量16に充電々流が流れ、トランジスタ2へのゲ
ート信号10は図7(b)のp2,p4・・・に示すよ
うに電位が逆レベルの方へ引き込まれてしまう。p1,
p2,p3,p4・・・は、抵抗17,18、静電容量
15,16の値が大きくなるほどピークが大きく、また
元の電位への復帰も遅れる。
【0006】p1,p3・・・の電圧値がトランジスタ
1のしきい値電圧を越えた場合、オフ状態でなければな
らないトランジスタ1が一時的にオン状態となり、この
時オン状態とされているトランジスタ2を介して、電源
5とグランド6との間に貫通電流40(i1,i3・・
・)が流れてしまう。p2,p4・・・の電圧値がトラ
ンジスタ2のしきい値電圧を越えた場合、オフ状態でな
ければならないトランジスタ2が一時的にオン状態とな
り、この時オン状態とされているトランジスタ1を介し
て、電源5とグランド6との間に貫通電流40(i2,
i4・・・)が流れてしまう。この結果、消費電流が増
加する、発熱が大きくなる、トランジスタ1,2が破壊
する等の不具合が発生する。トランジスタ3,4側でも
同様の問題が発生する。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、トランジス
タのオフからオンへの切り換え時に電源・グランド間に
貫通電流が発生することを防止することのできるHブリ
ッジ回路における誤動作防止回路を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、上述し
たHブリッジ回路において、第1の上流側MOSトラン
ジスタのオフからオンへの切り換え時、第1の下流側M
OSトランジスタのゲートとドレインとの間に寄生する
静電容量へ補助的に充電々流を供給し、第1の下流側M
OSトランジスタへのゲート信号の電位変動を抑える手
段と、第1の下流側MOSトランジスタのオフからオン
への切り換え時、第1の上流側MOSトランジスタのゲ
ートとドレインとの間に寄生する静電容量へ補助的に充
電々流を供給し、第1の上流側MOSトランジスタへの
ゲート信号の電位変動を抑える手段と、第2の上流側M
OSトランジスタのオフからオンへの切り換え時、第2
の下流側MOSトランジスタのゲートとドレインとの間
に寄生する静電容量へ補助的に充電々流を供給し、第2
の下流側MOSトランジスタへのゲート信号の電位変動
を抑える手段と、第2の下流側MOSトランジスタのオ
フからオンへの切り換え時、第2の上流側MOSトラン
ジスタのゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ
補助的に充電々流を供給し、第2の上流側MOSトラン
ジスタへのゲート信号の電位変動を抑える手段とを設け
たものである。
【0009】この発明によれば、第1の上流側MOSト
ランジスタのオフからオンへの切り換え時には、第1の
下流側MOSトランジスタのゲートとドレインとの間に
寄生する静電容量に補助的に充電々流が供給され、第1
の下流側MOSトランジスタへのゲート信号の電位変動
が抑えられ、第1の下流側MOSトランジスタのオフか
らオンへの切り換え時には、第1の上流側MOSトラン
ジスタのゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ
補助的に充電々流が供給され、第1の上流側MOSトラ
ンジスタへのゲート信号の電位変動が抑えられる。ま
た、第2の上流側MOSトランジスタのオフからオンへ
の切り換え時には、第2の下流側MOSトランジスタの
ゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ補助的に
充電々流が供給され、第2の下流側MOSトランジスタ
へのゲート信号の電位変動が抑えられ、第2の下流側M
OSトランジスタのオフからオンへの切り換え時には、
第2の上流側MOSトランジスタのゲートとドレインと
の間に寄生する静電容量へ補助的に充電々流が供給さ
れ、第2の上流側MOSトランジスタへのゲート信号の
電位変動が抑えられる。
【0010】第2発明(請求項2に係る発明)は、上述
したHブリッジ回路において、第1の上流側MOSトラ
ンジスタの電源側接続ラインとゲートとの間に接続され
第1の下流側MOSトランジスタのオフからオンへの切
り換えに先立ってオンとされる第1の補助用トランジス
タと、第1の下流側MOSトランジスタのグランド側接
続ラインとゲートとの間に接続され第1の上流側MOS
トランジスタのオフからオンへの切り換えに先立ってオ
ンとされる第2の補助用トランジスタと、第2の上流側
MOSトランジスタの電源側接続ラインとゲートとの間
に接続され第2の下流側MOSトランジスタのオフから
オンへの切り換えに先立ってオンとされる第3の補助用
トランジスタと、第2の下流側MOSトランジスタのグ
ランド側接続ラインとゲートとの間に接続され第2の上
流側MOSトランジスタのオフからオンへの切り換えに
先立ってオンとされる第4の補助用トランジスタとを設
けたものである。
【0011】この発明によれば、第1の下流側MOSト
ランジスタのオフからオンへの切り換え時には、第1の
補助用トランジスタを介して第1の上流側MOSトラン
ジスタのゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ
補助的に充電々流が供給され、第1の上流側MOSトラ
ンジスタへのゲート信号の変動が抑えられ、第1の上流
側MOSトランジスタのオフからオンへの切り換え時に
は、第2の補助用トランジスタを介して第1の下流側M
OSトランジスタのゲートとドレインとの間に寄生する
静電容量へ補助的に充電々流が供給され、第1の下流側
MOSトランジスタへのゲート信号の変動が抑えられ
る。また、第2の下流側MOSトランジスタのオフから
オンへの切り換え時には、第3の補助用トランジスタを
介して第2の上流側MOSトランジスタのゲートとドレ
インとの間に寄生する静電容量へ補助的に充電々流が供
給され、第2の上流側MOSトランジスタへのゲート信
号の変動が抑えられ、第2の上流側MOSトランジスタ
のオフからオンへの切り換え時には、第4の補助用トラ
ンジスタを介して第2の下流側MOSトランジスタのゲ
ートとドレインとの間に寄生する静電容量へ補助的に充
電々流が供給され、第2の下流側MOSトランジスタへ
のゲート信号の変動が抑えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図2は本発明に係る誤動作防止回路
を備えたHブリッジ回路を示す図である。同図におい
て、図4と同一符号は同一或いは同等構成要素を示す。
このHブリッジ回路では、トランジスタ1の電源側接続
ラインとゲートとの間にPチャネルMOSトランジスタ
(第1の補助用トランジスタ)19を接続し、トランジ
スタ2のグランド側接続ラインとゲートとの間にNチャ
ネルMOSトランジスタ(第2の補助用トランジスタ)
20を接続し、トランジスタ19のゲートにバッファ8
への信号24をゲート信号として、またトランジスタ2
0のゲートにバッファ7への信号23をゲート信号とし
て与えるようにしている。
【0013】なお、図2には示していないが、トランジ
スタ3の電源側接続ラインとゲートとの間にPチャネル
MOSトランジスタ(第3の補助用トランジスタ)が接
続され、トランジスタ4のグランド側接続ラインとゲー
トとの間にNチャネルMOSトランジスタ(第4の補助
用トランジスタ)が接続され、第3の補助用トランジス
タのゲートにバッファ12への信号がゲート信号とし
て、また第4の補助用トランジスタのゲートにバッファ
11への信号がゲート信号として与えるようにされてい
る。
【0014】MOSトランジスタには各端子間に静電容
量が存在し、ゲート面積の大きいトランジスタではその
容量分も大きくなる。また、バッファには出力内部抵
抗、バッファ・トランジスタ間には配線材による配線抵
抗が存在する。図2において、これら容量分と抵抗分を
考慮すると、図1に示すような等価回路が描かれる。な
お、トランジスタ3,4側はトランジスタ1,2側と同
じなので、トランジスタ1,2側についてのみその等価
回路を示した。
【0015】同図において、15はトランジスタ1のゲ
ートとドレインとの間に寄生する静電容量、16はトラ
ンジスタ2のゲートとドレインとの間に寄生する静電容
量(寄生静電容量)、17はバッファ7の出力内部抵抗
+配線抵抗、18はバッファ8の出力内部抵抗+配線抵
抗、21はトランジスタ19のオン抵抗+配線抵抗、2
2はトランジスタ20のオン抵抗+配線抵抗である。抵
抗21,22の抵抗値はできるだけ小さくすることが望
ましい。このため、トランジスタ19,20のゲート長
を大きくし、そのオン抵抗をできるだけ小さくすること
が望ましい。また、トランジスタ19,20をトランジ
スタ1,2の近くに配置し、配線抵抗を十分小さくする
ことが必要である。
【0016】このHブリッジ回路では、トランジスタ2
0へのゲート信号23(図3(b)参照)に対し、トラ
ンジスタ1へのゲート信号9(図3(c)参照)がバッ
ファ7の立ち上がり遅延時間t1/立ち下がり遅延時間
t2だけ遅れ、かつ反転した波形となる。また、トラン
ジスタ19へのゲート信号24(図3(a)参照)に対
し、トランジスタ2へのゲート信号10(図3(d)参
照)がバッファ8の立ち上がり遅延時間t1/立ち下が
り遅延時間t2だけ遅れ、かつ反転した波形となる。
【0017】これにより、トランジスタ19がオンとな
ってから遅延時間t1後にトランジスタ2がオンとな
り、トランジスタ20がオンとなってから遅延時間t2
後にトランジスタ1がオンとなる。すなわち、トランジ
スタ2のオフからオンへの切り換えに先立ってトランジ
スタ19がオンとなり、トランジスタ1のオフからオン
への切り換えに先立ってトランジスタ20がオンとな
る。
【0018】このため、トランジスタ2のオフからオン
への切り換え時、トランジスタ19を介して静電容量1
5へ補助的に充電々流が供給され、すなわち従来のバッ
ファ7だけの場合より低抵抗にて静電容量15へ充電々
流が供給され、トランジスタ1へのゲート信号9の電位
の逆レベルへの引き込みが小さくなり、トランジスタ1
へのゲート信号9の変動が抑えられる。このゲート信号
9の変動の抑制によって、トランジスタ1が一時的にオ
ン状態となることが防がれ、トランジスタ1とトランジ
スタ2とが同時にオン状態となることがなくなり、貫通
電流40(i1,i3・・・)の発生が防止される。
【0019】また、トランジスタ1のオフからオンへの
切り換え時、トランジスタ20を介して静電容量16へ
補助的に充電々流が供給され、すなわち従来のバッファ
8だけの場合より低抵抗にて静電容量16へ充電々流が
供給され、トランジスタ2へのゲート信号10の電位の
逆レベルへの引き込みが小さくなり、トランジスタ2へ
のゲート信号10の変動が抑えられる。このゲート信号
10の変動の抑制によって、トランジスタ2が一時的に
オン状態となることが防がれ、トランジスタ1とトラン
ジスタ2とが同時にオン状態となることがなくなり、貫
通電流40(i2,i4・・・)の発生が防止される。
【0020】トランジスタ3,4側でも同様にして、ト
ランジスタ4のオフからオンへの切り換え時、トランジ
スタ3へのゲート信号の変動が13の変動が抑えられ、
またトランジスタ3のオフからオンへの切り換え時、ト
ランジスタ4へのゲート信号14の変動が抑えられ、ト
ランジスタ3とトランジスタ4とが同時にオン状態とな
ることがなくなり、貫通電流の発生が防止される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、トランジスタのゲートとドレインとの間
に寄生する静電容量に補助的に充電々流を供給し、ゲー
ト信号の電位変動を抑えることによって、トランジスタ
のオフからオンへの切り換え時に電源・グランド間に貫
通電流が発生することが防止され、消費電流が増加す
る、発熱が大きくなる、トランジスタが破壊する等の不
具合が発生しないようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示したHブリッジ回路においてバッフ
ァの出力内部抵抗やバッファ・トランジスタ間の配線材
による配線抵抗を考慮した等価回路を示す図である。
【図2】 本発明に係る誤動作防止回路を備えたHブリ
ッジ回路を示す図である。
【図3】 このHブリッジ回路におけるトランジスタ1
9,20,1,2へのゲート信号および貫通電流を示す
図である。
【図4】 従来のHブリッジ回路を示す図である。
【図5】 従来のHブリッジ回路におけるトランジスタ
1および2へのゲート信号を示す図である
【図6】 従来のHブリッジ回路においてバッファの出
力内部抵抗やバッファ・トランジスタ間の配線材による
配線抵抗を考慮した等価回路を示す図である。
【図7】 従来のHブリッジ回路におけるトランジスタ
1,2へのゲート信号および貫通電流を示す図である。
【符号の説明】
1…PチャネルMOSトランジスタ(第1の上流側MO
Sトランジスタ)、2…NチャネルMOSトランジスタ
(第1の下流側MOSトランジスタ)、3…Pチャネル
MOSトランジスタ(第2の上流側MOSトランジス
タ)、4…NチャネルMOSトランジスタ(第2の下流
側MOSトランジスタ)、5…電源、6…グランド、
7,8,11,12…バッファ、9,10,13,14
…ゲート信号、15,16…静電容量(寄生静電容
量)、17,18…出力内部抵抗+配線抵抗、19…P
チャネルMOSトランジスタ(第1の補助用トランジス
タ)、20…NチャネルMOSトランジスタ(第2の補
助用トランジスタ)、21,22…オン抵抗+配線抵
抗、23,24…信号(ゲート信号)、30…負荷、4
0…貫通電流。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源とグランド間に直列に接続された第
    1の上流側MOSトランジスタおよび第1の下流側MO
    Sトランジスタと、同じく電源とグランド間に直列に接
    続された第2の上流側MOSトランジスタおよび第2の
    下流側MOSトランジスタと、前記第1の上流側MOS
    トランジスタと前記第1の下流側MOSトランジスタと
    の直列接続点と前記第2の上流側MOSトランジスタと
    前記第2の下流側MOSトランジスタとの直列接続点と
    の間に接続された負荷とを備え、前記第1の上流側MO
    Sトランジスタと前記第2の下流側MOSトランジスタ
    とを対としてオンとすることにより前記負荷への第1の
    方向から第2の方向への電流路を形成し、前記第2の上
    流側MOSトランジスタと前記第1の下流側MOSトラ
    ンジスタとを対としてオンとすることにより前記負荷へ
    の第2の方向から第1の方向への電流路を形成するHブ
    リッジ回路において、 前記第1の上流側MOSトランジスタのオフからオンへ
    の切り換え時、前記第1の下流側MOSトランジスタの
    ゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ補助的に
    充電々流を供給し、前記第1の下流側MOSトランジス
    タへのゲート信号の電位変動を抑える手段と、 前記第1の下流側MOSトランジスタのオフからオンへ
    の切り換え時、前記第1の上流側MOSトランジスタの
    ゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ補助的に
    充電々流を供給し、前記第1の上流側MOSトランジス
    タへのゲート信号の電位変動を抑える手段と、 前記第2の上流側MOSトランジスタのオフからオンへ
    の切り換え時、前記第2の下流側MOSトランジスタの
    ゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ補助的に
    充電々流を供給し、前記第2の下流側MOSトランジス
    タへのゲート信号の電位変動を抑える手段と、 前記第2の下流側MOSトランジスタのオフからオンへ
    の切り換え時、前記第2の上流側MOSトランジスタの
    ゲートとドレインとの間に寄生する静電容量へ補助的に
    充電々流を供給し、前記第2の上流側MOSトランジス
    タへのゲート信号の電位変動を抑える手段とを備えたこ
    とを特徴とするHブリッジ回路における誤動作防止回
    路。
  2. 【請求項2】 電源とグランド間に直列に接続された第
    1の上流側MOSトランジスタおよび第1の下流側MO
    Sトランジスタと、同じく電源とグランド間に直列に接
    続された第2の上流側MOSトランジスタおよび第2の
    下流側MOSトランジスタと、前記第1の上流側MOS
    トランジスタと前記第1の下流側MOSトランジスタと
    の直列接続点と前記第2の上流側MOSトランジスタと
    前記第2の下流側MOSトランジスタとの直列接続点と
    の間に接続された負荷とを備え、前記第1の上流側MO
    Sトランジスタと前記第2の下流側MOSトランジスタ
    とを対としてオンとすることにより前記負荷への第1の
    方向から第2の方向への電流路を形成し、前記第2の上
    流側MOSトランジスタと前記第1の下流側MOSトラ
    ンジスタとを対としてオンとすることにより前記負荷へ
    の第2の方向から第1の方向への電流路を形成するHブ
    リッジ回路において、 前記第1の上流側MOSトランジスタの電源側接続ライ
    ンとゲートとの間に接続され前記第1の下流側MOSト
    ランジスタのオフからオンへの切り換えに先立ってオン
    とされる第1の補助用トランジスタと、 前記第1の下流側MOSトランジスタのグランド側接続
    ラインとゲートとの間に接続され前記第1の上流側MO
    Sトランジスタのオフからオンへの切り換えに先立って
    オンとされる第2の補助用トランジスタと、 前記第2の上流側MOSトランジスタの電源側接続ライ
    ンとゲートとの間に接続され前記第2の下流側MOSト
    ランジスタのオフからオンへの切り換えに先立ってオン
    とされる第3の補助用トランジスタと、 前記第2の下流側MOSトランジスタのグランド側接続
    ラインとゲートとの間に接続され前記第2の上流側MO
    Sトランジスタのオフからオンへの切り換えに先立って
    オンとされる第4の補助用トランジスタとを備えたこと
    を特徴とするHブリッジ回路における誤動作防止回路。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010062040A (ko) * 1999-12-03 2001-07-07 스테펀 스코트 고 주파 mos 스위치
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