JPH1167624A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH1167624A JPH1167624A JP21653397A JP21653397A JPH1167624A JP H1167624 A JPH1167624 A JP H1167624A JP 21653397 A JP21653397 A JP 21653397A JP 21653397 A JP21653397 A JP 21653397A JP H1167624 A JPH1167624 A JP H1167624A
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Abstract
ースの縮小化を図ることができる基板処理装置を提供す
る。 【解決手段】 保持アーム7の基端部の揺動軸7aを介
して保持アーム7を揺動可能に支持するアーム支持部材
9を、エアシリンダ8によって上昇させる。この上昇に
伴って、保持アーム7の基端部に設けられたカムホロア
7bが、カム溝13aに沿って案内されることにより、
保持アーム7が待機時の起立姿勢から処理時の横臥姿勢
へと上昇しつつ揺動変位する。基板に対して処理を行わ
ない時には、保持アーム7を起立姿勢で待機させている
ので、保持アーム7の待機スペースを縮小することがで
きる。
Description
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板に対してフォトレジ
スト液や現像液や純水などの処理液を供給することで、
レジスト塗布や現像処理や基板洗浄等の処理を行う基板
処理装置に係り、特に処理液供給ノズルやブラシ等の処
理具を保持する保持アームを収納する技術に関する。
である例えば半導体ウエハに対してレジストを供給して
レジスト塗布を行うレジスト塗布装置を例にとって説明
する。従来の代表的なレジスト塗布装置として図13や
図14に示すように、大きく分けて2種類のレジスト塗
布装置がある。図13、図14はレジスト塗布装置の主
要部であるレジスト塗布を行うレジスト塗布処理部の概
略構成を示す平面図である。
布装置について説明する。図13中、符号1は処理の対
象であるウエハWを回転可能に支持するためのスピンチ
ャックである。ウエハWの周囲は、レジストの飛散を防
止するための飛散防止カップ2によって囲われている。
この飛散防止カップ2の側方の待機位置には、ウエハW
に対してレジストを供給するための処理液供給ノズルN
a〜Ndを先端部に保持する、長さが異なる例えば4本
の保持アームA〜Dが配備されている。これらの4本の
保持アームA〜Dは、飛散防止カップ2に近づくにつれ
て、長さの短い保持アームが位置するように並列的に配
備される。また、各保持アームA〜Dは、基端部Pa〜
Pdを中心として水平面内で揺動自在に取り付けられて
いる。
望の保持アーム、例えば、保持アームBは、次のように
動作する。まず、待機位置にある保持アームBが移動高
さにまで上昇する。上昇した保持アームBは水平面内で
揺動し、その先端部に保持されている処理液供給ノズル
NbがウエハWの回転中心付近の上方に移動する。次い
で、保持アームBが下降して、処理液供給ノズルNbが
レジスト吐出位置にまで下がる。その吐出位置で処理液
供給ノズルNbから所定量のレジストがウエハWに供給
される。レジストの供給が完了すると、ウエハWが高速
回転駆動され、その表面に均一なレジスト膜が形成され
る。その後、保持アームBは、移動高さにまで上昇し、
続いて待機位置側に揺動復帰し、さらに待機位置にまで
下降することにより、一連の処理を終了する。
布装置について説明する。飛散防止カップ2の側方の待
機位置には、同じ長さの例えば4本の保持アームA〜D
が配備され、各保持アームA〜Dの先端部に処理液供給
ノズルNa〜Ndが保持されている。これらの4本の保
持アームA〜Dは、各保持アームA〜Dの先端部がスピ
ンチャック1側に向かうように並列に配備されている。
これらの保持アームA〜Dは、一軸駆動機構91に載置
されている。この一軸駆動機構91は、各保持アームA
〜Dの長手方向に直角な方向にスライド移動自在であ
る。また、各保持アームA〜Dは、各長手方向に向けて
スライド移動自在に構成されている。
望の保持アーム、例えば、保持アームDは、次のように
動作する。まず、一軸駆動機構91がスライド移動する
ことによって保持アームDがスピンチャック1の回転中
心線上に移動する。続いて、待機位置にある保持アーム
Dが長手方向にスライド移動して、処理液供給ノズルN
dがウエハWの回転中心付近の上方にある吐出位置まで
移動する。その吐出位置で処理液供給ノズルNdから所
定量のレジストがウエハWに供給される。レジストの供
給が完了すると、ウエハWが高速回転駆動され、その表
面に均一なレジスト膜が形成される。その後、保持アー
ムDは、吐出位置から待機位置にスライド復帰して、一
連の処理を終了する。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。上述した2つの従来装置のいずれも、飛散防止カ
ップ2で囲われた基板処理領域の傍らに設けられた待機
スペースに、保持アームを水平姿勢で待機させているの
で、基板処理装置における待機スペースの占有面積が大
きくなるという問題点がある。特に、近年の半導体ウエ
ハの大型化に伴い、保持アームの長さも伸ばさなくては
ならないで、このような長い保持アームを待機させてお
くスペースも長大化する傾向にある。また、処理の効率
化や複数種類の処理液などの使用に伴い、1台の装置で
多数の処理具を選択使用することが求められているの
で、これらの処理具を個々に保持する保持アームの個数
も増加の傾向にあり、このことも待機スペースが大きく
なる要因になっている。
たものであって、保持アームの待機スペースの縮小化を
図ることができる基板処理装置を提供することを目的と
する。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、所定の基板処理領域にあ
る基板に対して処理を行う基板処理装置において、基板
に対して処理を行う処理具を先端部に保持した保持アー
ムと、基板に対して処理を行わないときに、前記保持ア
ームを基板処理領域から外れた待機位置にほぼ起立姿勢
で待機させる一方、基板に対して処理を行うときに、処
理具が基板に対する処理位置に来るように、前記保持ア
ームをほぼ横臥姿勢に変位させるアーム駆動手段とを備
えたことを特徴とするものである。
の基板処理装置において、前記アーム駆動手段は、基板
に対して処理を行わないときに、前記保持アームを基板
処理領域の側方に設定された待機位置にほぼ起立姿勢で
待機させる一方、基板に対して処理を行うときに、待機
位置にある前記保持アームを上昇変位させるとともに、
揺動変位させることによって、処理具が基板に対する処
理位置に来るように、前記保持アームをほぼ横臥姿勢に
変位させるものである。
の基板処理装置において、前記アーム駆動手段は、前記
保持アームの揺動変位を許容するように保持アームの基
端部に係合して、保持アームを昇降させる昇降駆動手段
と、待機位置にある保持アームに並設され、保持アーム
をほぼ起立姿勢からほぼ横臥姿勢へと案内するために、
ほぼ上下方向に延びるカム溝が形成された保持アーム案
内部材と、前記保持アームの基端部側で前記保持アーム
の揺動変位の中心から外れた位置に取付けられ、前記カ
ム溝に沿って変位するカムホロアとから構成されている
ものである。
請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、前
記保持アームに対する前記処理具の取付け角度を、保持
アームの姿勢変化に連動して変化させる処理具姿勢制御
手段を備えたものである。
の基板処理装置において、前記処理具は、基板処理領域
にある基板に対して処理液を供給する処理液供給ノズル
である。
の基板処理装置において、前記処理具は、基板処理領域
にある基板に対して洗浄処理を行う洗浄ブラシである。
の基板処理装置において、前記処理具姿勢制御手段は、
前記処理具を保持アームに対して回転可能に支持する回
転支持機構と、前記回転支持機構に連動連結された第1
のプーリと、前記保持アームの基端側の揺動軸に固定設
置された第2のプーリと、前記第1のプーリと第2のプ
ーリとの間に架け渡された無端状ベルトとから構成され
るものである。
の基板処理装置において、前記第1のプーリと第2のプ
ーリとが同径に形成されるものである。
の基板処理装置において、前記回転支持機構は、磁性流
体によってシールされるものである。
し請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、
前記保持アームを複数個備え、これらの保持アームが基
板処理領域の近傍に一列状に配置されるものである。
記載の基板処理装置において、前記複数個の保持アーム
の中から任意の保持アームを選択する選択手段と、前記
選択手段によって選択された保持アームを、処理を行わ
ないときの起立姿勢から、処理を行うときの横臥姿勢へ
変位させる単一の前記アーム駆動手段とを備えたもので
ある。
る。基板に対して処理を行わないときに、先端部に処理
具を保持する保持アームは、基板処理領域から外れた場
所で、ほぼ起立姿勢で待機するので、保持アームの待機
スペースの占有面積を小さくすることができる。一方、
処理を行うときに、保持アームの先端部の処理具が、基
板に対する処理位置に来るようにするために、アーム駆
動手段が、起立姿勢の保持アームをほぼ横臥姿勢にまで
変位させ、その横臥姿勢で基板に対する処理を行う。
ムを基板処理領域の側方の待機位置にほぼ起立姿勢で待
機させるので、保持アームの待機スペースの占有面積を
小さくすることができるとともに、占有高さも低くする
ことができる。一方、基板に対して処理を行うときに
は、アーム駆動手段が、保持アームを上昇しつつ揺動さ
せることにより、保持アームをほぼ横臥姿勢に変位させ
る。
である。昇降駆動手段が保持アームを下限位置にまで下
降させている状態、すなわち待機状態では、保持アーム
の基端部側に取り付けられたカムホロアが、カム溝の下
側に位置している。この状態では保持アームの先端部が
持ち上げられて、保持アームはほぼ起立姿勢をとる。一
方、基板に対して処理を行うときは、昇降駆動手段が保
持アームを昇降駆動する。その結果、カムホロアがカム
溝に沿って上昇移動し、保持アームの基端側が持ち上げ
られることにより、保持アームの先端側が前倒れに傾斜
してゆく。カムホロアがカム溝の上限位置にまで達する
と、保持アームはほぼ横臥姿勢をとり、この状態で基板
に対する処理を行う。
勢制御手段が、保持アームの姿勢変化に連動させて、保
持アームに保持された処理具の姿勢を変化させるので、
容易に処理具の姿勢を制御できる。
ムが横臥姿勢にあるとき、前記処理具としての処理液供
給ノズルから、基板に対して処理液が供給される。
ムが横臥姿勢にあるとき、前記処理具としての洗浄ブラ
シによって、基板が洗浄される。
である。例えば起立姿勢にある保持アームが横臥姿勢へ
と次第に変位していった場合、保持アームの基端部側の
揺動軸に固定設置された第2のプーリは回転変位しない
ので、保持アームと第2のプーリとの間に相対的な回転
変位が生じる。例えば、保持アームが揺動軸を中心に左
周りに揺動変位すると、第2のプーリは保持アームに対
して相対的に右周りに回転変位する。第2のプーリの相
対的な回転変位量が無端状ベルトを介して第1のプーリ
に伝達される。その結果、第1のプーリは第2のプーリ
と同方向、すなわち保持アームの揺動変位とは逆方向に
回転変位する。この第1のプーリの回転変位量が回転支
持機構を介して処理具に伝達される結果、処理具は保持
アームの揺動変位の方向とは逆方向に揺動変位して、そ
の姿勢が制御される。
ーリと第2のプーリとの径を同じにしているので、保持
アームが揺動変位すると、処理具は逆方向に同じ角度だ
け揺動変位する。その結果、保持アームの姿勢にかかわ
らず処理具の姿勢を常に一定に保つことができる。
機構は、磁性流体によってシールされるので、回転支持
機構から発生するゴミ等が、基板上に落ちない。
の保持アームが一列状に配置されているので、複数種類
の処理具を備えることができる。
段が複数個の保持アームの中から任意の保持アームを選
択すると、この選択された保持アームを単一のアーム駆
動手段が駆動することにより、その保持アームを待機時
の起立姿勢から基板処理時の横臥姿勢に変位させる。
施例を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る基板
処理装置の要部の概略構成を示す側面図であり、図2は
その平面図である。以下、この実施例では、基板処理装
置の一例である、ウエハにレジストを塗布するレジスト
塗布装置について説明する。
きく分けて、ウエハWに供給されたレジストを遠心力に
よってウエハWの塗布面全体に薄く均一な膜厚に塗り拡
げるための回転処理機構と、ウエハWにレジストを供給
するためのレジスト供給機構とを備える。以下、主にこ
れら2つの機構について図面を参照しながら各構成を説
明する。
構とレジスト供給機構とが配置された領域を示す。この
領域20は、飛散防止カップ2で囲われた基板処理領域
と、この基板処理領域以外の領域で、扇形テーブル10
が配備されているアーム待機領域とに分けられる。この
基板処理領域には回転処理機構が配置されている。ま
た、アーム待機領域にはレジスト供給機構が配置されて
いる。
る。飛散防止カップ2で囲われた基板処理領域には、基
板であるウエハWを一体回転可能に吸着保持するスピン
チャック1が配置されている。このスピンチャック1
は、図1に示すように支持台5に固設された電動モータ
3の駆動によって鉛直方向の軸芯周りで回転する回転軸
4の上端に取り付けられている。また、飛散防止カップ
2は、レジストが供給されたウエハWを高速で回転させ
た際、このウエハWから飛び出した余分なレジストが、
周囲に飛び散るのを防止するためのものである。なお、
この飛散防止カップ2には、ウエハWから飛び出した余
分なレジストを廃液として回収する図示しない廃液回収
構造が設けられている。さらに、この飛散防止カップ2
は、図示しない昇降機構によって昇降自在に取り付けら
れている。なお、本実施例では、スピンチャック1を真
空吸着式のものとしているが、本発明はこれに限られる
ものではなく、例えば、チャック上に複数個の爪を設
け、これらの爪でウエハWの端面を把持するように構成
してもよい。
いる。基板処理領域以外の領域であるアーム待機領域に
は、図1に示すように支持台5に固設された2軸駆動機
構11によって扇形テーブル10が、平面内で直交する
2方向に移動自在に取付けられている。この扇形テーブ
ル10には、本発明の処理具に相当する処理液供給ノズ
ル6(以下、「ノズル6」と呼ぶ)を先端部に備える保
持アーム7を、起立姿勢と横臥姿勢とに変位させるため
のアーム駆動手段であるアーム駆動機構10Aが例えば
5セット配置されている。また、これらのアーム駆動機
構10Aは、図2に示すように扇形テーブル10上に、
スピンチャック1の回転中心を中心とする円弧状に配置
されているとともに、各保持アーム7の先端部に備えら
れたノズル6は、全て回転中心に向くように配置されて
いる。なお、これら保持アーム7とアーム駆動機構10
Aは、5セットに限定するものではなく、その設置個数
は任意に設定することができる。
る駆動系支持部材11aと、この駆動系支持部材11a
に対して、X方向に移動自在に取付けられるX方向用部
材11bと、このX方向用部材11b上に取付けられ、
X方向に直交するY方向に移動自在なY方向用部材11
cとで構成されている。また、X方向用部材11bは、
X方向用部材11bをX方向の任意の位置に移動可能さ
せるためのX軸モータ12aを備え、このX軸モータ1
2aの回転力が図示しない螺子送り機構を介してX方向
用部材11bに伝えられるようになっている。Y方向用
部材11cも同様にして構成されるが、Y軸モータ12
bは、X軸モータ12aと直交する方向に取付けられて
いる。このY方向用部材11cの上面には、扇形テーブ
ル10が一体移動可能に取付けられている。
bには、図示しないモータ制御装置からの命令によっ
て、任意の回転方向に回転することができる構成となっ
ている。例えば、X軸モータ12aを時計回りに回転駆
動させると、扇形テーブル10は、図2における左方向
(−X方向)に移動する。さらに、Y軸モータ12bを
時計回りに回転駆動させると、扇形テーブル10は、図
2における下方向(−Y方向)に移動させることができ
る。したがって、扇形テーブル10のX、Y方向の動き
に連動する後述するノズル6の位置を、任意の位置に移
動させることができる。
保持アーム7を起立姿勢から横臥姿勢に、または、横臥
姿勢から起立姿勢に変位させるためのアーム駆動機構1
0Aが5セット載置されている。これらのアーム駆動機
構10Aの配置は、上述した通りである。さらに、保持
アーム7が起立姿勢で待機しているときに、保持アーム
7の先端部に保持されているノズル6のレジストを吐出
するための吐出口がレジストの凝固によって目詰まりを
起こさないようにするための待機ポット14も扇形テー
ブル10上に配備されている。この待機ポット14内に
は、レジストが凝固しないようにするための溶剤雰囲気
が形成されている。
基端部側の揺動変位の中心から外れた位置に設けられた
カムホロア7bと、このカムホロア7bを受けるカム溝
13aが形成された保持アーム案内部材13と、保持ア
ーム7の基端部側に設けられたアーム揺動軸7aで保持
アーム7を揺動変位可能に支持するアーム支持部材9
と、このアーム支持部材9を昇降駆動にする昇降機構で
あるエアシリンダ8とで構成される。なお、このアーム
支持部材9とエアシリンダ8は、本発明における昇降駆
動手段に相当する。
7が、待機状態の起立姿勢から基板処理時の横臥姿勢に
変位する動作およびアーム駆動機構10Aの各部の構成
を図3を参照して説明する。図3(a)は、保持アーム
7の待機状態を示している。この状態でエアシリンダ8
のロッドは収縮しており、カムホロア7bはカム溝13
aの下限位置にある。結果、揺動軸7aを挟んでカムホ
ロア7bとは反対側にある保持アーム7の先端部が持ち
上げられて、保持アーム7は起立姿勢で静止している。
図1中に実線で示したように、起立姿勢の保持アーム7
は飛散防止カップ2の側方に位置しているので、起立姿
勢の保持アーム7の先端部の高さは比較的に低く抑えら
れる。仮に、保持アーム7を飛散防止カップ2と同じ高
さ位置で起立姿勢にすると、保持アーム7の先端部の高
さは相当に高くなり、その分、レジスト塗布装置の高さ
が高くなったり、他の機構部分の配置が制限されるなど
の不都合が生じる。
している。エアシリンダ8に図示しないエア制御装置か
らエアが送られてくると、エアシリンダ8のロッドが伸
長して、アーム支持部材9を押し上げる。このアーム支
持部材9と一体となって保持アーム7が上昇する。ここ
で、保持アーム案内部材13に形成されているカム溝1
3aは、保持アーム案内部材13の上下端部付近では直
線形状であり、中間部では基板処理領域から遠ざかるよ
うに滑らかに傾斜変化している。したがって、この実施
例でのカム溝13aの傾斜部におけるカムホロア7bに
は、傾斜方向、すなわち図3(b)における右方向の力
が加わるので、保持アーム7は、アーム支持部材9の上
昇とともに、揺動軸7aを中心として、左回りに揺動変
位する。
ている。エアシリンダ8のロッドが伸長して、カムホロ
ア7bがカム溝13aの上限位置に達すると、保持アー
ム7は横臥姿勢となる。このカム溝13aの上限位置
が、ノズル6が基板に対して最も近づく位置となるの
で、この位置は、ウエハWより高く設定されている。ノ
ズル6がレジスト吐出位置まで来たら、エアシリンダ8
の上昇を終了させる。以上が保持アーム7の姿勢変位で
ある。逆に、保持アーム7を横臥姿勢から起立姿勢に変
位させる場合は、エアシリンダ8のロッドを収縮させる
ことによって、アーム支持部材9を下降させればよい。
揺動中心とカムホロアの位置関係は上述した実施例のも
のに限定されない。例えば、カム溝は直線傾斜するもの
や、本実施例と対象なカム溝の形状であってもよく、保
持アームの動作時に干渉する可能性のある他の構成要素
を回避することができるように、カム溝の形状や揺動中
心とカムホロアの位置を設定すればよい。さらに、この
実施例では、保持アーム7の起立姿勢を垂直にし、横臥
姿勢を水平にしているが、この発明は、これに限定する
ものではない。例えば、待機時には、飛散防止カップ2
の側方に保持アーム7を傾斜した起立姿勢で待機させて
もよい。また、処理時には、保持アームの先端部または
基端部を持ち上げたような傾斜した横臥姿勢にしてもよ
い。
Wに対してレジストを供給するための処理液供給ノズル
(ノズル6)を先端部に備えている。このノズル6は、
保持アーム7の姿勢の変化に伴って、保持アーム7とノ
ズル6との相対角度を変化させることができる。この実
施例において、処理具姿勢制御手段であるノズル姿勢制
御機構によってノズル6の姿勢は、保持アーム7の姿勢
の変化にかかわらず常に一定の姿勢を保つことができる
構成となっている。
すように保持アーム7の内部に収納されている。ノズル
6はベアリング51に挿通された軸6aを介して、保持
アーム7に回転可能に支持しされている。ベアリング5
1および軸6aは本発明における回転支持機構に相当す
る。第1のプーリ41は軸6aに連動連結されている。
第2のプーリ40は、アーム支持部材9に連結固定され
ている、保持アーム7の基端部の揺動軸7aに固定設置
されている。第1のプーリ41と第2のプーリ40との
間に歯付き無端状ベルト42が架け渡されている。ま
た、ノズル6と第1のプーリ41とを連結している軸6
aと、この軸6aが挿入されている保持アーム7との隙
間は、磁場に感応する液体である磁性流体52によって
シールされている。この磁性流体52は、図示しない磁
気回路によって軸6aと保持アーム7との隙間に形成さ
れる磁場によって保持されている。この実施例では、ノ
ズル6を保持アーム7の揺動変位角と同じ角度だけ逆方
向に変位させるために、第1のプーリと第2のプーリと
を同一の径としてある。また、保持アーム7が起立姿勢
または横臥姿勢をとるときにノズル6の先端部が下向き
になるように設定されている。
固定されているので、保持アーム7の姿勢変化にかかわ
らず常に静止状態である。ノズル6と連結連動された第
1のプーリ41は、保持アーム7に回転可能に取付けら
れているので、無端状ベルト42の動きに連動させるこ
とができる。したがって、保持アーム7が、例えば起き
上がると、保持アーム7と第2のプーリ40との間に相
対的な回転変位が生じる。この相対的な回転変位を補う
ために、無端状ベルト42が第2のプーリ40の周囲を
廻ろうとするが、第2のプーリ40は固定されているの
で、この回転運動が第1のプーリ41に伝わる。第1の
プーリ41は、保持アーム7の起き上がり方向と逆の方
向に回転動作する。つまり、ノズル6の先端部は、保持
アーム7の姿勢変化にかかわらず、常に一定方向に向け
ることができる。なお、この発明では、第1のプーリ4
1と第2のプーリ40とを同径とすることで、ノズル6
が常に一定方向に向くようにしたが、これに限定するも
のではない。例えば、両プーリの径を異なるものにする
ことで、保持アーム7が起立姿勢のときのノズル6の先
端方向と、横臥姿勢のときのノズル6の先端方向とを自
在に変えることができる。
制御機構を第1のプーリ41と第2のプーリ40との間
に歯付き無端状ベルト42を架け渡すことにより両プー
リ間で回転の伝達が行われるように構成しているが、そ
れに限られるものではなく、例えばベルトを設ける代わ
りに両プーリにそれぞれ軸6aと同一の軸向きに軸をベ
アリングを介してはめ込み、それぞれの軸を連結棒にて
連結してリンク機構を構成することにより、両プーリ間
に回転が伝達されるようにすることもできる。
ための下方に向いた吐出口を備えているとともに、レジ
ストをノズル6に供給するレジスト供給ライン15に繋
がれている。このレジスト供給ライン15の他端は、図
示しないレジスト供給タンクに繋がれている。このレジ
スト供給タンクからレジスト供給ライン15を通じてレ
ジストがノズル6に送られ、ノズル6の先端の吐出口か
らウエハWに向けて吐出される。
一連の動作について説明する。ウエハWは、図示しない
ウエハ搬送機構によって、ウエハ収納キャリアから搬出
され、レジスト塗布装置の領域20に搬入される。な
お、この領域20に搬入されるまでに、ウエハWは、ウ
エハWのレジスト塗布面に対する前処理であるHMDS
処理やベーク処理等を行う処理工程を通過してきてい
る。
る。この搬入されたウエハWは、スピンチャック1の回
転中心にウエハWの中心がほぼ一致するように、スピン
チャック1に置かれる。このウエハWをスピンチャック
1が吸着保持する。ウエハWが吸着保持されると飛散防
止カップ2は、所定の高さであるウエハWを囲い込む高
さまで、図示しない上昇機構によって上昇する。
ンダ8がアーム支持部材9を押し上げ始める。アーム支
持部材9の上昇に伴ってカムホロア7bがカム溝13a
を上昇変位することにより、保持アーム7は、起立姿勢
から横臥姿勢に向けて姿勢変位を始める(図3(b)参
照)。このとき、保持アーム7に保持されているノズル
6の先端部は、待機ポット14から引き上げられる。エ
アシリンダ8によるアーム支持部材9の押し上げが終了
した時点で、保持アーム7は所定の横臥姿勢となる(図
3(c)参照)。なお、この所定の横臥姿勢とは、保持
アーム7に保持されたノズル6が、ウエハWに対してレ
ジストを吐出するための位置(処理位置)に来たときの
保持アーム7の姿勢をいう。
部からレジストが、ウエハWに供給される。レジストの
供給が終わると、電動モータ3によってスピンチャック
1を高速で回転させる。このスピンチャック1に保持さ
れたウエハWも高速で回転するので、ウエハW上のレジ
ストは、遠心力によって薄く均一に拡げられる。この
時、ウエハWから飛び出す余分なレジストは、飛散防止
カップ2によって回収される。このウエハWを回転させ
ている間に、エアシリンダ8は、アーム支持部材9を引
き下げることで、保持アーム7を横臥姿勢から起立姿勢
に変位させる。これにより、ノズル6は吐出位置から移
動して、待機位置にある待機ポット14に収納される。
止カップ2は図示しない昇降機構によって下降し、レジ
スト塗布後のウエハWは、搬送機構によって領域20か
ら搬出される。この搬出されたウエハWは、後処理であ
るベーク処理などの処理工程に送られる。上述した処理
を繰り返し行うことで、所定枚数のウエハを処理するこ
とができる。なお、異なるレジストを塗布する場合のよ
うに、先に使用した保持アーム7とは別の保持アーム7
を連続して使用するときには、先に使用した保持アーム
7を起立姿勢にするとともに、別の保持アーム7を横臥
姿勢にすればよい。このとき、保持アーム同士が干渉し
ないように姿勢変位のタイミングを制御する。
に使用した場合、機械的な誤差などのために、基板処理
時の横臥姿勢の状態で各保持アーム7に保持されたノズ
ル6が、全て同じ位置に来るとは限らない。また、ノズ
ル6の種類によっては、吐出位置を積極的に変えること
が望ましい場合もある。このような場合は、図1中に示
した2軸駆動機構11によって扇形テーブル10を変位
させて、各保持アーム7ごとにノズル6の吐出位置を適
当な位置に調整すればよい。なお、待機ポット14は扇
形テーブル10上に支持されているので、扇形テーブル
10を変位させても、待機状態(起立姿勢)におけるノ
ズル6と待機ポット14との位置関係は不変である。し
たがって、待機状態において、各保持アーム6のノズル
6を各々の待機ポット14内に正確に収納することがで
きる。
持アーム7を円弧状に配列するとともに、各保持アーム
7は、待機時には基板処理領域の側方に起立姿勢で待機
し、処理時には待機位置から上昇しながら序々に姿勢を
倒しながら横臥姿勢になる。したがって、保持アーム7
の待機時における待機スペースを縮小することができ、
また、起立姿勢または横臥姿勢に変位させるときに必要
な高さを低くすることができるので、装置の設置面積を
小さくすることができる。
も可能である。
を昇降させるために、昇降駆動手段であるエアシリンダ
8を設けたが、このエアシリンダ8の代わりに、電動モ
ータと螺子送り機構によって構成してもよい。このよう
な構成にすれば、保持アーム7を横臥姿勢にするために
アーム保持部材9が必要とする高さを低くすることがで
きる。また、螺子送り機構の特定の位置でアーム保持部
材9を止めることで、保持アーム7を任意の姿勢で処理
あるいは待機させておくことができる。
材9aに螺軸61を通して、この螺軸61を電動モータ
60により一体回転可能に取付ける構成にする。図示し
ないモータ制御手段によって電動モータ60を回転させ
ることで、螺軸61は、電動モータ60の回転方向と同
一方向に回転し、アーム保持部材9aを上昇または下降
させる。ここで、螺軸61の特定の位置にアーム保持部
材9aが来たときに、電動モータ60の回転を止めるこ
とで、保持アーム7を任意の姿勢で止めることができ
る。したがって、実施例のレジスト塗布装置において、
保持アーム7を起立姿勢で待機させる必要がないような
場合には、横臥姿勢から起立姿勢の姿勢変位の途中であ
る傾斜姿勢における位置を待機位置にすることも可能で
ある。これにより、保持アーム7を変位させる時間を短
縮して、処理効率を上げることができる。 (2)上記実施例では、複数個の保持アーム7をスピン
チャック1の回転中心を中心とする円弧状に配置した
が、基板処理領域である飛散防止カップ2の近傍に一列
状に配置してもよい。このような構成において、好まし
くは複数個の保持アーム7を一軸方向に移動可能なテー
ブル上に一列状に並べ、このテーブルを移動させること
により任意の保持アーム7を所定位置に移動させて使用
する。
自在な図示しないY軸駆動機構に載置された矩形テーブ
ル70上に、複数個の保持アーム7が一列状に配置され
ている。特定の位置に配置された保持アーム7によって
処理を行う場合、保持アーム7がスピンチャック1の回
転中心を通る直線上に来る位置にまで、Y軸駆動機構に
よって矩形テーブル70を移動させる。当該位置に来た
保持アーム7を、起立姿勢から横臥姿勢に変位させて所
定の処理を行わせることができる。したがって、この例
によれば待機時のX方向の待機スペースを縮小すること
ができる。なお、このY軸駆動機構の代わりに、実施例
で説明した2軸駆動機構を用いてもよい。
機位置を基板処理領域の側方に設定した関係で、保持ア
ーム7を起立姿勢から横臥姿勢に変位させる場合に、保
持アーム7を上昇変位させながら揺動変位させていた
が、保持アーム7の待機位置を上方に設定しておけば、
保持アーム7の基端部を中心とする揺動変位だけで保持
アーム7を起立姿勢から横臥姿勢に変位させることがで
きる。例えば、図8に示すように、ウエハWに対する処
理位置である保持アーム7の横臥姿勢における基端部を
揺動中心Pとして、図示しない駆動手段によって、保持
アーム7を起立姿勢にする。この起立姿勢した保持アー
ム7の位置を待機位置とする。このような構成にすれ
ば、アーム駆動機構をより単純な構成にすることができ
る。
2のプーリとを同一の径として、処理具であるノズル6
が常に一定方向を向くようにしたが、両プーリの径は必
ずしも同一である必要はなく、例えば第1のプーリの径
を第2のプーリの径よりも小さくすることもできる。こ
のような構成にすることで、保持アーム7の姿勢の変化
に伴って、ノズル6の姿勢を大きく変化させることがで
きる。
も小さくすることで、図9に示すように、保持アーム7
の起立姿勢において、ノズル6が後方を向くようにする
ことで、待機ポット100の位置を保持アーム7の後方
に設置することができる。したがって、飛散防止カップ
2と保持アーム7の間隔を小さくすることができ、保持
アーム7の待機スペースをさらに縮小することができ
る。なお、第1のプーリの径を第2のプーリの径よりも
大きくすることもできる。この場合、ノズル6の姿勢の
変位量を小さくすることができる。
供給ノズル(ノズル6)を例にあげたが、ウエハWに対
して洗浄処理を行うための洗浄ブラシを処理具として用
いることもできる。このような構成にすることで、設置
面積の小さい基板洗浄装置を構成することができる。
ムを配置したが、単一の保持アームを備えた基板処理装
置にも本発明を適用することができる。
水平方向に揺動することができなかったが、保持アーム
7を水平方向に揺動可能に構成してもよい。例えば、図
1および図2に示した扇形テーブル10上に水平面内で
回転自在な複数個のターンテーブルを配備し、各テーブ
ル上に各保持アーム7のアーム駆動機構10Aを搭載す
る。そして、各ターンテーブルの回転中心と、各アーム
駆動機構10Aのアーム揺動軸7aとが鉛直線上に位置
するように、エアシリンダ8と保持アーム案内部材13
とを取付ける。この例によれば、保持アーム7に保持さ
れたノズル6を、ウエハWの中心から外側に向かって、
円弧状に揺動させることができる。
ム7に、それぞれ個別のアーム駆動機構10Aを取り付
けたが、選択手段で任意の保持アームを選択し、この選
択された保持アームの姿勢を単一のアーム駆動手段で変
位させるように構成することもできる。以下、図10〜
図12を参照して、この実施例を説明する。
の上に案内部材87が搭載されている。この案内部材8
7上の飛散防止カップ2側に、複数セットの保持アーム
7と保持アーム案内部材13が円弧状に配置されてい
る。保持アーム7や保持アーム案内部材13の構成は図
1に示した実施例と同様であるので、ここでの説明は省
略する。この案内部材87上に、任意の保持アーム7を
選択する選択機構80Aと、この選択機構80Aによっ
て選択された保持アーム7を駆動する単一のアーム駆動
機構80Bが配備されている。
案内部材87には、複数個の保持アーム7の円弧状配置
に沿うように円弧状のガイド溝87aが形成されてい
る。このガイド溝87aの傍らにY方向に延びる直線状
のガイド溝87bが形成されている。この直線状のガイ
ド溝87bに、図11に示すように第1のスライド部材
86の下面から突出している凸部材86aが嵌入するこ
とにより、第1のスライド部材86がガイド溝87bに
沿ってY方向に案内される。さらに、ガイド溝87bに
沿って電動モータ88で回転駆動される螺軸89が配備
され、この螺軸89に第1のスライド部材86が螺合さ
れることにより、第1のスライド部材86が駆動される
ようになっている。第1のスライド部材86にはX方向
に延びるガイド溝86bが形成されている。この第1の
スライド部材86に第2のスライド部材85が搭載され
ている。図11に示すように、この第2のスライド部材
85の下面に突出形成された凸部材85aが、第1のス
ライド部材86のガイド溝86bを貫通して、案内部材
87の円弧状のガイド溝87aに嵌入している。以上の
構成により、第1のスライド部材86がY方向に変位す
ると、第2のスライド部材85の凸部材85aに、円弧
状のガイド溝87aからX方向の力が作用して、第2の
スライド部材85がガイド溝86bに沿ってX方向に移
動するようになっている。
説明する。図12に示すように、アーム駆動機構80B
は第2のスライド部材85に搭載されている。このアー
ム駆動機構80Bは、電動モータ84と螺軸83などに
より構成された螺子送り機構によって、把持機構82を
昇降駆動するように構成されている。把持機構82は、
図示しないロータリアクチュエータ等で開閉駆動される
挟持片82aで、保持アーム7のアーム揺動軸7aに連
結固定されたアーム支持部材81の先端部81aを挟持
するように構成されている。
アーム駆動機構80Bの動作を説明する。初期状態で把
持機構82は下限位置にあり、また把持機構82の挟持
片82aは開放している。この状態で電動モータ88が
駆動することにより、選択しようとしている特定の保持
アーム7の後方位置にまで、第1のスライド部材86が
ガイド溝87bに沿ってY方向に移動する。第1のスラ
イド部材86の移動に伴って、第2のスライド部材85
がガイド溝86bに沿ってX方向に移動する。その結
果、第2のスライド部材85に搭載された把持機構82
が、特定の保持アーム7を把持するための把持位置に移
動する。把持位置に移動した把持機構82の挟持片82
aが閉じて、把持機構82が特定の保持アーム7のアー
ム支持部材81を把持する。次に、電動モータ84が駆
動することにより、把持機構82が上昇する。把持機構
82の上昇に伴い、特定の保持アーム7が起立姿勢から
横臥姿勢に変位して、基板の処理が行われる。処理後
は、上述した動作とは逆の手順で特定の保持アーム7が
待機位置に戻る。
によれば次の効果を奏する。すなわち、請求項1に記載
の発明によれば、処理具を先端部に保持する保持アーム
の姿勢を、処理を行わない場合には、ほぼ起立姿勢で待
機させる一方、処理を行う場合には、ほぼ横臥姿勢とす
るように構成したので、待機時の保持アームの待機スペ
ース、特に平面視したときの待機スペースを縮小するこ
とができる。また、請求項1の発明によれば、基板の大
型化に伴い保持アームが長くなっても、平面視した状態
の待機スペースは拡大しないので、大型の基板を扱う基
板処理装置であっても、全体として装置をコンパクトに
構成することも可能である。
ムを基板処理領域の側方にほぼ起立姿勢で待機させてい
るので、平面視した状態の保持アームの待機スペースを
縮小することができるとともに、保持アームの待機スペ
ースの高さを低くすることができる。したがって、請求
項2の発明によれば、基板処理装置の高さも極力低くす
ることができる。
動手段を、昇降駆動手段と保持アーム案内部材とカムホ
ロアとによって構成しているので、アーム駆動手段を簡
易な構成とすることができるとともに、基板処理装置の
製造コストを低くすることができる。
ムに保持された処理具の姿勢を、保持アームの姿勢に連
動して変化させているので、保持アームの姿勢に応じ
て、処理具の姿勢を任意の姿勢とすることができる。
ムに保持された処理具を、基板に対して処理液を供給す
る処理液供給ノズルとしているので、基板に対して処理
液を供給する基板処理装置をコンパクトに構成すること
ができる。
ムに保持された処理具を、基板に対して洗浄処理を行う
洗浄ブラシとしているので、基板に対して洗浄処理を行
う基板処理装置をコンパクトに構成することができる。
ムに保持された処理具の姿勢の制御を行うための処理具
姿勢制御手段を、回転支持機構と第1のプーリと第2の
プーリと無端状ベルトとによって構成しているので、簡
易な構成によって、処理具の姿勢を保持アームの姿勢変
化に連動させることができる。
ーリと第2のプーリとを同径としているので、保持アー
ムの姿勢にかかわらず処理具の姿勢を常に一定に保つこ
とができる。
機構を磁性流体によってシールしているので、回転支持
機構から生ずる微小なパーティクルを、基板処理領域に
漏らさないようにすることができる。
の保持アームは、基板処理領域の近傍に一列状に配置さ
れているので、複数個の保持アームの待機スペースを縮
小することができるとともに、各保持アームを容易に配
置することができる。
の保持アームの中から任意の保持アームを選択し、この
保持アームを単一のアーム駆動手段によって姿勢変位さ
せるので、保持アームの数が増加しても、単一のアーム
駆動手段があればよい。したがって、請求項11の発明
によれば、保持アームの個数が増えても、アーム駆動手
段は増えないので、装置の製造コストを低減することが
できる。
を示す側面図である。
る。
アームの動きを示す図である。
ある。
示す拡大図である。
ある。
図である。
ある。
図である。
面図である。
断面図である。
駆動機構とを示す側面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 所定の基板処理領域にある基板に対して
処理を行う基板処理装置において、 基板に対して処理を行う処理具を先端部に保持した保持
アームと、 基板に対して処理を行わないときに、前記保持アームを
基板処理領域から外れた待機位置にほぼ起立姿勢で待機
させる一方、基板に対して処理を行うときに、処理具が
基板に対する処理位置に来るように、前記保持アームを
ほぼ横臥姿勢に変位させるアーム駆動手段とを備えたこ
とを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、 前記アーム駆動手段は、基板に対して処理を行わないと
きに、前記保持アームを基板処理領域の側方に設定され
た待機位置にほぼ起立姿勢で待機させる一方、基板に対
して処理を行うときに、待機位置にある前記保持アーム
を上昇変位させるとともに、揺動変位させることによっ
て、処理具が基板に対する処理位置に来るように、前記
保持アームをほぼ横臥姿勢に変位させる基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置におい
て、 前記アーム駆動手段は、 前記保持アームの揺動変位を許容するように保持アーム
の基端部に係合して、保持アームを昇降させる昇降駆動
手段と、 待機位置にある保持アームに並設され、保持アームをほ
ぼ起立姿勢からほぼ横臥姿勢へと案内するために、ほぼ
上下方向に延びるカム溝が形成された保持アーム案内部
材と、 前記保持アームの基端部側で前記保持アームの揺動変位
の中心から外れた位置に取付けられ、前記カム溝に沿っ
て変位するカムホロアとから構成されている基板処理装
置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の基板処理装置において、 前記保持アームに対する前記処理具の取付け角度を、保
持アームの姿勢変化に連動して変化させる処理具姿勢制
御手段を備えた基板処理装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
て、 前記処理具は、基板処理領域にある基板に対して処理液
を供給する処理液供給ノズルである基板処理装置。 - 【請求項6】 請求項4に記載の基板処理装置におい
て、 前記処理具は、基板処理領域にある基板に対して洗浄処
理を行う洗浄ブラシである基板処理装置。 - 【請求項7】 請求項4に記載の基板処理装置におい
て、 前記処理具姿勢制御手段は、 前記処理具を保持アームに対して回転可能に支持する回
転支持機構と、 前記回転支持機構に連動連結された第1のプーリと、 前記保持アームの基端側の揺動軸に固定設置された第2
のプーリと、 前記第1のプーリと第2のプーリとの間に架け渡された
無端状ベルトとから構成されている基板処理装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の基板処理装置におい
て、 前記第1のプーリと第2のプーリとが同径に形成されて
いる基板処理装置。 - 【請求項9】 請求項7に記載の基板処理装置におい
て、 前記回転支持機構は、磁性流体によってシールされてい
る基板処理装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載の基板処理装置において、 前記保持アームを複数個備え、これらの保持アームが基
板処理領域の近傍に一列状に配置されている基板処理装
置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の基板処理装置にお
いて、 前記複数個の保持アームの中から任意の保持アームを選
択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された保持アームを、処理を
行わないときの起立姿勢から、処理を行うときの横臥姿
勢へ変位させる単一の前記アーム駆動手段とを備えた基
板処理装置。
Priority Applications (2)
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-
1997
- 1997-08-11 JP JP21653397A patent/JP3570866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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