JPH1167377A - 縦形速結端子及びこの縦形速結端子を設けた電子機器 - Google Patents
縦形速結端子及びこの縦形速結端子を設けた電子機器Info
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- JPH1167377A JPH1167377A JP9240316A JP24031697A JPH1167377A JP H1167377 A JPH1167377 A JP H1167377A JP 9240316 A JP9240316 A JP 9240316A JP 24031697 A JP24031697 A JP 24031697A JP H1167377 A JPH1167377 A JP H1167377A
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Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電子機器のベース本体裏面より、電源線を挿脱
着出来るようにした取り付けが容易で構造の簡単な縦形
速結端子と、その速結端子を用いた電子機器を提供す
る。 【解決手段】電源線を挿着する電源線挿入孔を有した速
結端子ブロックを、電子機器のベース本体裏面に形成さ
れた孔部に設け、速結端子ブロックは、電子機器のベー
ス本体に収容された回路基板に対してほぼ垂直に形成さ
れた電線接続孔を設けた構造になっており、速結端子ブ
ロックは、上記電子機器のベース本体の裏面に形成され
た孔部の周囲で、ベース本体の内面に突設された立爪片
によって挟み止めされる構造としている。
着出来るようにした取り付けが容易で構造の簡単な縦形
速結端子と、その速結端子を用いた電子機器を提供す
る。 【解決手段】電源線を挿着する電源線挿入孔を有した速
結端子ブロックを、電子機器のベース本体裏面に形成さ
れた孔部に設け、速結端子ブロックは、電子機器のベー
ス本体に収容された回路基板に対してほぼ垂直に形成さ
れた電線接続孔を設けた構造になっており、速結端子ブ
ロックは、上記電子機器のベース本体の裏面に形成され
た孔部の周囲で、ベース本体の内面に突設された立爪片
によって挟み止めされる構造としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取り付けの容易な
縦形速結端子及びこの縦形速結端子を設けた電子機器に
関する。
縦形速結端子及びこの縦形速結端子を設けた電子機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、壁面などに直付けされる電子機器
には、そのベース裏面に速結端子を設けており、壁面を
くり抜いて形成した埋め込みボックスから導入した電源
線を速結端子の電線挿着穴に挿入して配線を行えるよう
にしたものが広く使用されるに至っている。
には、そのベース裏面に速結端子を設けており、壁面を
くり抜いて形成した埋め込みボックスから導入した電源
線を速結端子の電線挿着穴に挿入して配線を行えるよう
にしたものが広く使用されるに至っている。
【0003】このような速結端子は、電源線を入線させ
るタイプによって、横形速結端子と、縦形速結端子が存
在するが、横形速結端子では、速結端子に電源線を挿着
させたときに、電源線が電子機器の内部に収容された回
路基板に対して平行状態になって入線する。また、縦形
速結端子では、速結端子に電源線を挿着させたときに、
電源線が電子機器の内部に収容された回路基板に対して
垂直状態になって入線する。
るタイプによって、横形速結端子と、縦形速結端子が存
在するが、横形速結端子では、速結端子に電源線を挿着
させたときに、電源線が電子機器の内部に収容された回
路基板に対して平行状態になって入線する。また、縦形
速結端子では、速結端子に電源線を挿着させたときに、
電源線が電子機器の内部に収容された回路基板に対して
垂直状態になって入線する。
【0004】このような速結端子は、通常は、電子機器
の寸法、電源線が入線する方向や位置などの条件によっ
て横形、縦形が選択されるが、横幅が狭くて、寸法の小
さい電子機器では、横形速結端子(内部の回路基板に固
定的に取付けられている)を使用すると、スペースの関
係から電源線挿着穴が上方向を向いてしまう状態で取付
けられ、電源線も上方向から入線することになる。その
ため、速結端子の電源線挿着穴には電源線を伝って落下
した雨水や結路水がら入り込むなどの問題を生じる。
の寸法、電源線が入線する方向や位置などの条件によっ
て横形、縦形が選択されるが、横幅が狭くて、寸法の小
さい電子機器では、横形速結端子(内部の回路基板に固
定的に取付けられている)を使用すると、スペースの関
係から電源線挿着穴が上方向を向いてしまう状態で取付
けられ、電源線も上方向から入線することになる。その
ため、速結端子の電源線挿着穴には電源線を伝って落下
した雨水や結路水がら入り込むなどの問題を生じる。
【0005】そこで、上記したような条件下で壁面に取
付けられる電子機器には、縦形速結端子が使用されてい
るが、これによると、電源線挿着穴が水平方向を向き電
源線も水平方向から入線することになるので、電源線挿
着穴には電源線を伝って落下した雨水や結路水がら入り
込むなどの問題が解消される。しかしながら、このよう
な縦形速結端子は、一般に構造が複雑であり、電子機器
への取り付けも面倒になっている。
付けられる電子機器には、縦形速結端子が使用されてい
るが、これによると、電源線挿着穴が水平方向を向き電
源線も水平方向から入線することになるので、電源線挿
着穴には電源線を伝って落下した雨水や結路水がら入り
込むなどの問題が解消される。しかしながら、このよう
な縦形速結端子は、一般に構造が複雑であり、電子機器
への取り付けも面倒になっている。
【0006】図16〜図20は、従来の縦形速結端子の
構造と、その問題点を示すものである。電子機器とし
て、壁面に露出して取付けるハンズフリーインターホン
を例に採ると、この種の縦形速結端子は、図16〜図1
8に見るように、インターホンのベース本体107の裏
面適所にベース本体107の内面側に突出する膨出部1
02を形成して穴部101となし、その穴部101に、
両側面に突条100b,100b、前方に突片100
c,100c、後方に位置決め用突部100dを形成し
た速結端子ブロック本体100を落し込み、前方にスラ
イドさせて、突条100b,100bを穴部101の左
右壁面に形成した凹所102a,102aに嵌入させ、
この状態で突片100c,100cを穴部101の前方
に形成した2つの突片101a,101aに係止させて
抜け落ちないようにしてから、更にベース本体107の
内面で、回路基板106の切欠穴より突出させた膨出部
102にネジ104を位置合わせし螺入することによっ
てブロック本体100を穴部101内に固定するように
している。ブロック本体100は、電線挿着穴100
a,100aを有するとともに、電線挿着穴100a,
100aに挿着された電源線をワンタッチで脱着させる
リリース釦100eを設けている。
構造と、その問題点を示すものである。電子機器とし
て、壁面に露出して取付けるハンズフリーインターホン
を例に採ると、この種の縦形速結端子は、図16〜図1
8に見るように、インターホンのベース本体107の裏
面適所にベース本体107の内面側に突出する膨出部1
02を形成して穴部101となし、その穴部101に、
両側面に突条100b,100b、前方に突片100
c,100c、後方に位置決め用突部100dを形成し
た速結端子ブロック本体100を落し込み、前方にスラ
イドさせて、突条100b,100bを穴部101の左
右壁面に形成した凹所102a,102aに嵌入させ、
この状態で突片100c,100cを穴部101の前方
に形成した2つの突片101a,101aに係止させて
抜け落ちないようにしてから、更にベース本体107の
内面で、回路基板106の切欠穴より突出させた膨出部
102にネジ104を位置合わせし螺入することによっ
てブロック本体100を穴部101内に固定するように
している。ブロック本体100は、電線挿着穴100
a,100aを有するとともに、電線挿着穴100a,
100aに挿着された電源線をワンタッチで脱着させる
リリース釦100eを設けている。
【0007】ベース本体107の裏面に穴部101を形
成する膨出部102の天井面は、図17に示したように
リード線105,105が半田付けされており、このリ
ード線105,105は電子機器の電源回路部、例えば
降圧トランスなどに接続されている。また、速結端子ブ
ロック本体100の取付けられた穴部101には、図1
8、図19に示したように、ベース本体107の裏面を
上下に走る入線用ガイド凹所109a,109bが形成
され、穴部101の周囲は、小枠突片112で囲まれ、
その上方には絶縁保護板111を被せて、電源線(不図
示)が速結端子ブロック本体100の電線挿着穴100
a,100aから不用意に抜け出た場合でも周囲の小勢
力端子や、配線等に接触しないように、また人に触れて
感電しないように絶縁保護されている。
成する膨出部102の天井面は、図17に示したように
リード線105,105が半田付けされており、このリ
ード線105,105は電子機器の電源回路部、例えば
降圧トランスなどに接続されている。また、速結端子ブ
ロック本体100の取付けられた穴部101には、図1
8、図19に示したように、ベース本体107の裏面を
上下に走る入線用ガイド凹所109a,109bが形成
され、穴部101の周囲は、小枠突片112で囲まれ、
その上方には絶縁保護板111を被せて、電源線(不図
示)が速結端子ブロック本体100の電線挿着穴100
a,100aから不用意に抜け出た場合でも周囲の小勢
力端子や、配線等に接触しないように、また人に触れて
感電しないように絶縁保護されている。
【0008】図19、図20は、縦形速結端子を設けた
部分の詳細を示しているが、絶縁保護板111は、その
切欠部111aが小枠突片112の内方に突設された4
つの係止片113に係止させるようして取り付けられ、
4つの係止片113を弾性変形させれば取り外しできる
ようになっている。このような電子機器では、壁面から
導入した電源線をベース本体107の裏面の上方から入
線させるときには、小枠突片112のうち、入線用ガイ
ド凹所109bを横断する部分には切欠部が形成されて
いるので、電源線はその部分をそのまま通過させればよ
いが、電源線をベース本体107の裏面下方から入線さ
せるときには、小枠突片112の入線用ガイド凹所10
9aを横断する部分には入線路遮断突片110が形成さ
れているので、その部分をニッパなどで切除して入線路
を確保して行う必要がある。図20は、入線路遮断突片
110の詳細を示しているが、遮断突片110は、ニッ
パになどよる切込みを容易にするため2つの切込み長孔
110a,110aを形成し、その間の隙間には連結小
片110bを設けてガイド凹所109bの中央と連結さ
せている。
部分の詳細を示しているが、絶縁保護板111は、その
切欠部111aが小枠突片112の内方に突設された4
つの係止片113に係止させるようして取り付けられ、
4つの係止片113を弾性変形させれば取り外しできる
ようになっている。このような電子機器では、壁面から
導入した電源線をベース本体107の裏面の上方から入
線させるときには、小枠突片112のうち、入線用ガイ
ド凹所109bを横断する部分には切欠部が形成されて
いるので、電源線はその部分をそのまま通過させればよ
いが、電源線をベース本体107の裏面下方から入線さ
せるときには、小枠突片112の入線用ガイド凹所10
9aを横断する部分には入線路遮断突片110が形成さ
れているので、その部分をニッパなどで切除して入線路
を確保して行う必要がある。図20は、入線路遮断突片
110の詳細を示しているが、遮断突片110は、ニッ
パになどよる切込みを容易にするため2つの切込み長孔
110a,110aを形成し、その間の隙間には連結小
片110bを設けてガイド凹所109bの中央と連結さ
せている。
【0009】したがって、このような構造のものでは、
電子機器のベース本体の裏面の上方から入線する場合に
は、入線路遮断突片110が下側の入線用ガイド凹所1
09bを遮断するので、電源線は、絶縁保護カバー11
1、入線路遮断突片110、小枠突片112で囲まれ、
外部との接触が阻止されるが、電子機器のベース本体の
裏面の下方から入線する場合には、入線路遮断突片11
0の2つの長孔110a,110aを切断し、更に連結
小片110bも切断して、入線路遮断突片110の下側
の入線用をガイド凹所109aに電源線を通過させる必
要があった。
電子機器のベース本体の裏面の上方から入線する場合に
は、入線路遮断突片110が下側の入線用ガイド凹所1
09bを遮断するので、電源線は、絶縁保護カバー11
1、入線路遮断突片110、小枠突片112で囲まれ、
外部との接触が阻止されるが、電子機器のベース本体の
裏面の下方から入線する場合には、入線路遮断突片11
0の2つの長孔110a,110aを切断し、更に連結
小片110bも切断して、入線路遮断突片110の下側
の入線用をガイド凹所109aに電源線を通過させる必
要があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、構造が簡単で、取付け作業
の容易な縦形速結端子、及びこの縦形速結端子を設けた
電子機器を提供することを課題としている。
鑑みてなされたものであり、構造が簡単で、取付け作業
の容易な縦形速結端子、及びこの縦形速結端子を設けた
電子機器を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に提案される本発明は、以下の構造的な特徴を有したも
のである。すなわち、請求項1の縦形速結端子は、電源
線を挿着する電線挿入孔を有した縦形速結端子ブロック
を、電子機器のベース本体裏面に形成された孔部に取付
けた基本構造をなし、速結端子ブロックは、上記電子機
器のベース本体の裏面に形成された孔部の周囲で、ベー
ス本体の内面に突設させた立爪片によって挟み止めされ
る構造になっている。
に提案される本発明は、以下の構造的な特徴を有したも
のである。すなわち、請求項1の縦形速結端子は、電源
線を挿着する電線挿入孔を有した縦形速結端子ブロック
を、電子機器のベース本体裏面に形成された孔部に取付
けた基本構造をなし、速結端子ブロックは、上記電子機
器のベース本体の裏面に形成された孔部の周囲で、ベー
ス本体の内面に突設させた立爪片によって挟み止めされ
る構造になっている。
【0012】また、請求項2の縦形速結端子は、請求項
1において、速結端子ブロックは、上記電子機器のカバ
ー本体の内面で、かつ上記ベース本体の内面に突設させ
た立爪片の外側に位置する箇所に形成された爪外れ阻止
突片によって、電子機器内に固定される構造になってい
る。請求項3の縦形速結端子は、請求項1、2におい
て、速結端子ブロックは、電子機器のカバー本体の内面
で、かつ上記ベース本体の内面に突設させた立爪片の内
側に位置する箇所に形成された押えリブによって、電子
機器に固定される構造になっている。
1において、速結端子ブロックは、上記電子機器のカバ
ー本体の内面で、かつ上記ベース本体の内面に突設させ
た立爪片の外側に位置する箇所に形成された爪外れ阻止
突片によって、電子機器内に固定される構造になってい
る。請求項3の縦形速結端子は、請求項1、2におい
て、速結端子ブロックは、電子機器のカバー本体の内面
で、かつ上記ベース本体の内面に突設させた立爪片の内
側に位置する箇所に形成された押えリブによって、電子
機器に固定される構造になっている。
【0013】請求項4の縦形速結端子は、請求項2、3
において、速結端子ブロックは、電子機器のカバー本体
の内面で、かつ上記ベース本体の内面に突設させた立爪
片の外側に位置する箇所に形成された爪外れ阻止突片
と、立爪片の内側に位置する箇所に形成された押えリブ
とによって電子機器内で固定される構造になっている。
請求項5の縦形速結端子は、請求項1、2において、速
結端子ブロックは、接続バネを収容させたブロック本体
と、導電接続パターンを形成し、電子機器内の電源回路
部にリード線によって接続された端子用基板とを組み合
わせて構成しており、請求項6の縦形速結端子は、請求
項5において、端子用基板は、電子機器に収容される制
御部を構成する回路基板の一部に予め切込みを形成した
部分を、分割切断して構成されている。
において、速結端子ブロックは、電子機器のカバー本体
の内面で、かつ上記ベース本体の内面に突設させた立爪
片の外側に位置する箇所に形成された爪外れ阻止突片
と、立爪片の内側に位置する箇所に形成された押えリブ
とによって電子機器内で固定される構造になっている。
請求項5の縦形速結端子は、請求項1、2において、速
結端子ブロックは、接続バネを収容させたブロック本体
と、導電接続パターンを形成し、電子機器内の電源回路
部にリード線によって接続された端子用基板とを組み合
わせて構成しており、請求項6の縦形速結端子は、請求
項5において、端子用基板は、電子機器に収容される制
御部を構成する回路基板の一部に予め切込みを形成した
部分を、分割切断して構成されている。
【0014】更に、請求項7の縦形速結端子は、請求項
1において、電子機器の裏面に形成された穴部の周囲に
係止溝孔を形成し、この係止溝孔に係止される鈎爪を設
けたトンネル状の絶縁保護カバーを設けた構造にしてお
り、請求項8の縦形速結端子は、請求項7において、入
線用ガイド凹所には、予め切欠部を形成した入線路遮断
突片を突設した構造としている。
1において、電子機器の裏面に形成された穴部の周囲に
係止溝孔を形成し、この係止溝孔に係止される鈎爪を設
けたトンネル状の絶縁保護カバーを設けた構造にしてお
り、請求項8の縦形速結端子は、請求項7において、入
線用ガイド凹所には、予め切欠部を形成した入線路遮断
突片を突設した構造としている。
【0015】また、請求項9では請求項1〜8に記載さ
れた縦形速結端子を、ベース本体の裏面に設けた電子機
器を、請求項10では、請求項9において、ハンズフリ
ーインターホンに適用された電子機器が提案されてい
る。
れた縦形速結端子を、ベース本体の裏面に設けた電子機
器を、請求項10では、請求項9において、ハンズフリ
ーインターホンに適用された電子機器が提案されてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の縦形速結端子につ
いて実施例を説明する。本発明の縦形速結端子に使用さ
れる速結端子ブロック3は、図1〜図3に見るように、
電子機器のベース本体1の裏面に形成された穴部13よ
り、電源線挿入穴3aを設けた本体部30を露見させ、
本体部30の上面には、導電パターンを形成し、本体部
30に収容された鈎バネと接触する導電部材を半田付け
によって取り付けた端子用基板31を取着した構造にな
っている。
いて実施例を説明する。本発明の縦形速結端子に使用さ
れる速結端子ブロック3は、図1〜図3に見るように、
電子機器のベース本体1の裏面に形成された穴部13よ
り、電源線挿入穴3aを設けた本体部30を露見させ、
本体部30の上面には、導電パターンを形成し、本体部
30に収容された鈎バネと接触する導電部材を半田付け
によって取り付けた端子用基板31を取着した構造にな
っている。
【0017】速結端子ブロック3は、電源線挿着穴3
a,3aと、リリース釦3bを有した本体部30を有
し、本体部30には導電性の鈎バネ(不図示)を内蔵し
ているので、電源線挿着穴3a,3aより電源線の導電
部を挿入すれば、鈎バネは導電部を噛み込んで挿着させ
ることが出来、リリース押釦3bを押圧操作したときに
は、鈎バネによる導電部の噛み込みは即座に解除され、
いわゆるワンタッチで着脱出来るようになっている。
a,3aと、リリース釦3bを有した本体部30を有
し、本体部30には導電性の鈎バネ(不図示)を内蔵し
ているので、電源線挿着穴3a,3aより電源線の導電
部を挿入すれば、鈎バネは導電部を噛み込んで挿着させ
ることが出来、リリース押釦3bを押圧操作したときに
は、鈎バネによる導電部の噛み込みは即座に解除され、
いわゆるワンタッチで着脱出来るようになっている。
【0018】端子用基板31は、リード線32によっ
て、電子機器のベース本体1に収容された降圧トランス
Tに接続されており、これによって速結端子ブロック3
の電源線挿着穴3a,3aに電源線32,32を挿着す
れば、電子機器のベース本体1の電源回路部には電源が
供給されるようになっている。このような端子用基板3
1は、ベース本体部1に収容される回路基板2の一部に
切込みを形成しておき、その部分を抜き取って構成すれ
ば、半田付け、結線作業を制御部を構成する回路基板2
と同時に形成できる。図10では、回路基板2の21の
部分(速結端子用切欠部)を切り取って、端子用基板3
1を形成しており、速結端子ブロック3はその部分から
穴部13に落とし込まれる。なお、22はトランスを収
容する部分を形成するために形成したトランス用切欠部
である。
て、電子機器のベース本体1に収容された降圧トランス
Tに接続されており、これによって速結端子ブロック3
の電源線挿着穴3a,3aに電源線32,32を挿着す
れば、電子機器のベース本体1の電源回路部には電源が
供給されるようになっている。このような端子用基板3
1は、ベース本体部1に収容される回路基板2の一部に
切込みを形成しておき、その部分を抜き取って構成すれ
ば、半田付け、結線作業を制御部を構成する回路基板2
と同時に形成できる。図10では、回路基板2の21の
部分(速結端子用切欠部)を切り取って、端子用基板3
1を形成しており、速結端子ブロック3はその部分から
穴部13に落とし込まれる。なお、22はトランスを収
容する部分を形成するために形成したトランス用切欠部
である。
【0019】速結端子ブロック3は、ベース本体1の裏
面に形成された穴部13の周囲から内面に向けて突出す
る台枠壁11aで位置決めされており、台枠壁11aの
適所より突出させた先端に爪部を形成した一対の立爪片
11,11によって挟み止めされている。立爪片11,
11は、電子機器のベース本体1に収容された制御回路
部を構成する回路基板2の適所に形成された連結端子用
切欠部21より突出するような格好でベース本体1の内
面に突設されている。
面に形成された穴部13の周囲から内面に向けて突出す
る台枠壁11aで位置決めされており、台枠壁11aの
適所より突出させた先端に爪部を形成した一対の立爪片
11,11によって挟み止めされている。立爪片11,
11は、電子機器のベース本体1に収容された制御回路
部を構成する回路基板2の適所に形成された連結端子用
切欠部21より突出するような格好でベース本体1の内
面に突設されている。
【0020】このような構造によれば、回路基板2の上
方に突出している立爪片11,11を指で押し広げてか
ら、速結端子ブロック3を穴部13に落し込み、立爪片
11,11から指を離せば、立爪片11,11は自らの
弾性復元力によって、速結端子ブロック3を挟み止めす
る。なお、穴部13に落とし込まれた速結端子ブロック
3は、後述するように穴部13の下隅に形成された抜け
落ち防止片13a,13aによって穴部13からの抜け
落ちが防止される。
方に突出している立爪片11,11を指で押し広げてか
ら、速結端子ブロック3を穴部13に落し込み、立爪片
11,11から指を離せば、立爪片11,11は自らの
弾性復元力によって、速結端子ブロック3を挟み止めす
る。なお、穴部13に落とし込まれた速結端子ブロック
3は、後述するように穴部13の下隅に形成された抜け
落ち防止片13a,13aによって穴部13からの抜け
落ちが防止される。
【0021】図2は、電子機器のベース本体1の内面よ
り突出した一対の立爪片11a,11aを押し広げ、速
結端子ブロック3をベース本体1の穴部13に取付けて
から、ベース本体1の上方よりカバー4を被せて、カバ
ーとベース本体を結合させた状態を示している。このよ
うにして速結端子ブロック3を、ベース本体1の内面よ
り突出させた立爪片11,11によって挟み止めした
後、ベース本体1にカバー4をネジ止めして一体化させ
ると、立爪片11,11で挟み止めされた速結端子ブロ
ック3は、図2に示したように、カバー4の内面に形成
された爪外れ阻止突片41,41によって立爪片11,
11の広がりが防止され、更にカバー4の内面に突出形
成した押えリブ42によって、端子基板31が押さえら
れるので、ベース本体1の下方から外力を受けた場合に
も、上方に飛び出すことがなく保持できるので、ブロッ
ク本体3を直接にネジ止めしなくても、電子機器内でし
っかりと位置ズレすることなく固定されることになる。
り突出した一対の立爪片11a,11aを押し広げ、速
結端子ブロック3をベース本体1の穴部13に取付けて
から、ベース本体1の上方よりカバー4を被せて、カバ
ーとベース本体を結合させた状態を示している。このよ
うにして速結端子ブロック3を、ベース本体1の内面よ
り突出させた立爪片11,11によって挟み止めした
後、ベース本体1にカバー4をネジ止めして一体化させ
ると、立爪片11,11で挟み止めされた速結端子ブロ
ック3は、図2に示したように、カバー4の内面に形成
された爪外れ阻止突片41,41によって立爪片11,
11の広がりが防止され、更にカバー4の内面に突出形
成した押えリブ42によって、端子基板31が押さえら
れるので、ベース本体1の下方から外力を受けた場合に
も、上方に飛び出すことがなく保持できるので、ブロッ
ク本体3を直接にネジ止めしなくても、電子機器内でし
っかりと位置ズレすることなく固定されることになる。
【0022】図3は、ハンズフリーインターホンを電子
機器として、そのベース本体に回路基板を収容し、速結
端子ブロックを取り付けた状態でベース本体の内面を見
た図、図4はベース本体の裏面を見た図、図5はベース
本体の内面を見た図を示している。図12〜図15は、
本発明の縦形速結端子を取り付けたハンズフリーインタ
ーホンの正面図、底面図、縦断面図、側面図を示してお
り、SWは呼出音量のスライド式調整スイッチ、SPは
マイクMのための集音孔を示している。なお、符号は、
他の図において示した同一部品を対応させて示してい
る。
機器として、そのベース本体に回路基板を収容し、速結
端子ブロックを取り付けた状態でベース本体の内面を見
た図、図4はベース本体の裏面を見た図、図5はベース
本体の内面を見た図を示している。図12〜図15は、
本発明の縦形速結端子を取り付けたハンズフリーインタ
ーホンの正面図、底面図、縦断面図、側面図を示してお
り、SWは呼出音量のスライド式調整スイッチ、SPは
マイクMのための集音孔を示している。なお、符号は、
他の図において示した同一部品を対応させて示してい
る。
【0023】ハンズフリーインターホンのベース本体1
は、図3に見るように、回路基板2がその殆ど全面にわ
たって収容されており、回路基板2の適所はくり抜か
れ、そのくり抜き部分には、通話のためのスピーカS、
マイクM、商用電源を降圧する電源トランスTが組み込
まれている。なお、60はハンズフリーインターホン
に、呼出連絡釦やドアホン子器、増設スピーカ(不図
示)を接続するための小勢力端子用の端子台回路基板で
ある。なお、回路基板2は、図10に詳細を示してい
る。
は、図3に見るように、回路基板2がその殆ど全面にわ
たって収容されており、回路基板2の適所はくり抜か
れ、そのくり抜き部分には、通話のためのスピーカS、
マイクM、商用電源を降圧する電源トランスTが組み込
まれている。なお、60はハンズフリーインターホン
に、呼出連絡釦やドアホン子器、増設スピーカ(不図
示)を接続するための小勢力端子用の端子台回路基板で
ある。なお、回路基板2は、図10に詳細を示してい
る。
【0024】一方、ハンズフリーインターホンのベース
本体の裏面は、図4に見るように、前述した穴部13に
は、電源線挿着穴3a,3aを有した速結端子ブロック
3が裏面に突出しないように埋め込まれ、その穴部13
の下方のコーナ部には、抜け落ち防止片13a,13a
が形成されている。また、速結端子ブロック3を取り付
けた穴部13を中心として、その上下には直線状に延び
る入線用ガイド凹所12a,12bが形成されており、
下側の入線用ガイド凹所12aには、後述する長孔14
a,14aを形成した入線路遮断突片14が形成されて
いる。
本体の裏面は、図4に見るように、前述した穴部13に
は、電源線挿着穴3a,3aを有した速結端子ブロック
3が裏面に突出しないように埋め込まれ、その穴部13
の下方のコーナ部には、抜け落ち防止片13a,13a
が形成されている。また、速結端子ブロック3を取り付
けた穴部13を中心として、その上下には直線状に延び
る入線用ガイド凹所12a,12bが形成されており、
下側の入線用ガイド凹所12aには、後述する長孔14
a,14aを形成した入線路遮断突片14が形成されて
いる。
【0025】また、穴部13の左、右には、上下に走る
一対の溝条12d,12dが形成され、各々の溝条12
d,12dには、2つの長孔12c,12cが形成され
ている。この長孔12c,12cには、後述するよう
に、トンネル形状に形成された絶縁保護カバー5の鈎爪
51が着脱可能に嵌入されるようになっている。なお、
6は小勢力端子であり、ベース本体1の裏面に形成され
た仕切壁63によって複数の端子台収容窓64が独立し
て区分形成されており、それぞれの収容窓は、押え板6
5を端子台62に螺入させた接続ネジ61を露出させ
て、対応した信号線が横方向から入線して接続されるよ
うになっている。
一対の溝条12d,12dが形成され、各々の溝条12
d,12dには、2つの長孔12c,12cが形成され
ている。この長孔12c,12cには、後述するよう
に、トンネル形状に形成された絶縁保護カバー5の鈎爪
51が着脱可能に嵌入されるようになっている。なお、
6は小勢力端子であり、ベース本体1の裏面に形成され
た仕切壁63によって複数の端子台収容窓64が独立し
て区分形成されており、それぞれの収容窓は、押え板6
5を端子台62に螺入させた接続ネジ61を露出させ
て、対応した信号線が横方向から入線して接続されるよ
うになっている。
【0026】ハンズフリーインターホンのベース1内面
は、図5に示したように、前述した穴部13が形成され
ており、その周囲には台枠壁11aを形成して、穴部1
3に速結端子ブロック3が収容された際の位置ズレを防
止している。また、ベース本体1の上方には、電源トラ
ンスTを収容する凹所70が形成されており、この凹所
70には、トランスTの位置ズレを防止する位置決用突
片71,72が形成され、凹所70の底面にはトランス
Tの巻線部分とコア部分を載させる段部を形成した3本
の突条73が形成されている。なお、14はスピーカS
のコーン部分を支持する3本の支持脚であり、15はス
ピーカSが収容されるときに支持接触面となる部分に貼
着されたスポンジなどの吸音材料であり、16はカバー
4を結合するネジを挿通させるボス部であり、後述する
カバー4に設けたボス部16’に対応して設けられてい
る。
は、図5に示したように、前述した穴部13が形成され
ており、その周囲には台枠壁11aを形成して、穴部1
3に速結端子ブロック3が収容された際の位置ズレを防
止している。また、ベース本体1の上方には、電源トラ
ンスTを収容する凹所70が形成されており、この凹所
70には、トランスTの位置ズレを防止する位置決用突
片71,72が形成され、凹所70の底面にはトランス
Tの巻線部分とコア部分を載させる段部を形成した3本
の突条73が形成されている。なお、14はスピーカS
のコーン部分を支持する3本の支持脚であり、15はス
ピーカSが収容されるときに支持接触面となる部分に貼
着されたスポンジなどの吸音材料であり、16はカバー
4を結合するネジを挿通させるボス部であり、後述する
カバー4に設けたボス部16’に対応して設けられてい
る。
【0027】図6は、ハンズフリーインターホンのカバ
ー4の内面の構造を示している。このカバー4は、ベー
ス本体1と同様に合成樹脂で製されており、ベース本体
1に対してネジで結合されるために、ネジ穴を形成した
ボス部16’を前述したベース本体1のボブ部16に対
応して設けている。また、スピーカSの取り付けられる
部分には、スピーカSのコーン部分を嵌入させるための
円枠44が突設されており、その内部には複数の音孔4
3は穿孔されている。8は通話ハンドルであり、ヒンジ
部81,81によってカバー4に取り付けられており、
ハンズフリー通話を行う場合に押操作すれば、ベース本
体1に収容された回路基板4の対応した箇所に設けた通
話スイッチを操作して通話回路を作動させ、ハンズフリ
ー通話が出来るようになっている。更に、スピーカ用円
枠44の下方に形成された円錐状の突部46は、カバー
4の表面に形成したコール表示部45(図12参照)に
対応しており、小勢力端子6に付加接続された連絡押釦
(不図示)などが操作され呼出操作があったときに、コ
ール表示部45を点灯させるため、その突部46の穴部
46aにベース本体1の内面に収容された回路基板4の
対応箇所に実装させたLED(図3参照)を挿入させ
る。スピーカ用円枠44の左下方に形成された突片41
は、前述した爪外れ阻止突片、42は押えリブであり、
74は電源トランスTの固定保持部材、75は固定用小
突片である。
ー4の内面の構造を示している。このカバー4は、ベー
ス本体1と同様に合成樹脂で製されており、ベース本体
1に対してネジで結合されるために、ネジ穴を形成した
ボス部16’を前述したベース本体1のボブ部16に対
応して設けている。また、スピーカSの取り付けられる
部分には、スピーカSのコーン部分を嵌入させるための
円枠44が突設されており、その内部には複数の音孔4
3は穿孔されている。8は通話ハンドルであり、ヒンジ
部81,81によってカバー4に取り付けられており、
ハンズフリー通話を行う場合に押操作すれば、ベース本
体1に収容された回路基板4の対応した箇所に設けた通
話スイッチを操作して通話回路を作動させ、ハンズフリ
ー通話が出来るようになっている。更に、スピーカ用円
枠44の下方に形成された円錐状の突部46は、カバー
4の表面に形成したコール表示部45(図12参照)に
対応しており、小勢力端子6に付加接続された連絡押釦
(不図示)などが操作され呼出操作があったときに、コ
ール表示部45を点灯させるため、その突部46の穴部
46aにベース本体1の内面に収容された回路基板4の
対応箇所に実装させたLED(図3参照)を挿入させ
る。スピーカ用円枠44の左下方に形成された突片41
は、前述した爪外れ阻止突片、42は押えリブであり、
74は電源トランスTの固定保持部材、75は固定用小
突片である。
【0028】図7〜図9は、電子機器に電源線33,3
3を入線して、速結端子ブロック3に電源線33,33
を挿着する際に、使用される絶縁保護カバー5、入線用
遮断突片9の使用要領を説明する図である。本発明で
は、速結端子ブロック本体3を取付ける電子機器のベー
ス本体1の裏面に形成された穴部13の左右には、前述
したように一対の溝条12d,12dが形成され、その
各々の溝条12d,12dには、トンネル形状の絶縁保
護カバー5の脚部52に突設した鈎爪51を嵌入させる
長孔12c,12cが形成されている。
3を入線して、速結端子ブロック3に電源線33,33
を挿着する際に、使用される絶縁保護カバー5、入線用
遮断突片9の使用要領を説明する図である。本発明で
は、速結端子ブロック本体3を取付ける電子機器のベー
ス本体1の裏面に形成された穴部13の左右には、前述
したように一対の溝条12d,12dが形成され、その
各々の溝条12d,12dには、トンネル形状の絶縁保
護カバー5の脚部52に突設した鈎爪51を嵌入させる
長孔12c,12cが形成されている。
【0029】このような構造によれば、速結端子ブロッ
ク3の電線挿着穴3a,3aに電源線33,33を挿入
して挿着させた後は、絶縁保護カバー5の鈎爪51を長
孔12cに挿入し、そのまま上方にスライドさせれば、
鈎爪51は長孔12cの係入して固定されるが、この状
態で逆方向にスライドさせれば、鈎爪51は長孔12c
より簡単に抜け出て取り外しが出来る。また、絶縁保護
カバー5は、保護板53の両側に脚部52を設けたトン
ネル形状であるので、平板の絶縁保護カバーとは異な
り、隅部に丸みを持たせた形状に構成できるため、取り
外し、取り付け作業時に手や指を切ったりすることもな
く安全にしかも容易に行える。図11には、絶縁保護カ
バー5を取り付けた電子機器を裏面から見た図を示して
いる。
ク3の電線挿着穴3a,3aに電源線33,33を挿入
して挿着させた後は、絶縁保護カバー5の鈎爪51を長
孔12cに挿入し、そのまま上方にスライドさせれば、
鈎爪51は長孔12cの係入して固定されるが、この状
態で逆方向にスライドさせれば、鈎爪51は長孔12c
より簡単に抜け出て取り外しが出来る。また、絶縁保護
カバー5は、保護板53の両側に脚部52を設けたトン
ネル形状であるので、平板の絶縁保護カバーとは異な
り、隅部に丸みを持たせた形状に構成できるため、取り
外し、取り付け作業時に手や指を切ったりすることもな
く安全にしかも容易に行える。図11には、絶縁保護カ
バー5を取り付けた電子機器を裏面から見た図を示して
いる。
【0030】なお、図8、図9は絶縁保護カバーの被せ
られる下側の入線用ガイド凹所12aを横断するように
して突出形成される入線路遮断突片9の詳細構造、使用
例を示しているが、ここに示したものでは、遮断突片9
はその左右に2つの縦長孔91,91を形成し、入線用
ガイド凹所12aとの間には隙間を形成した構造にして
いる。したがって、電源線を入線させるときには、2つ
の縦長孔91,91をニッパなどで切断除去すれば、図
9に示したように、電源線33,33の入線路が形成さ
れ、絶縁保護カバー5によって、感電事故や周囲の配線
などに電源線が接触しないように出来る。
られる下側の入線用ガイド凹所12aを横断するように
して突出形成される入線路遮断突片9の詳細構造、使用
例を示しているが、ここに示したものでは、遮断突片9
はその左右に2つの縦長孔91,91を形成し、入線用
ガイド凹所12aとの間には隙間を形成した構造にして
いる。したがって、電源線を入線させるときには、2つ
の縦長孔91,91をニッパなどで切断除去すれば、図
9に示したように、電源線33,33の入線路が形成さ
れ、絶縁保護カバー5によって、感電事故や周囲の配線
などに電源線が接触しないように出来る。
【0031】
【発明の効果】本発明の縦形速結端子(請求項1〜8)
によれば、次のような効果がある。すなわち、速結端子
は、電線挿着穴を電子機器のベース本体に水平方向から
入線させて接続させる縦形であるので、電線挿着穴が上
向きにならず、したがって電源線を伝った雨水や結露な
どが速結端子に浸入するおそれはない。
によれば、次のような効果がある。すなわち、速結端子
は、電線挿着穴を電子機器のベース本体に水平方向から
入線させて接続させる縦形であるので、電線挿着穴が上
向きにならず、したがって電源線を伝った雨水や結露な
どが速結端子に浸入するおそれはない。
【0032】また、速結端子ブロックは、電子機器のベ
ース本体の内面にネジ止めする必要がなく、ベース本体
内面より突設させた立爪片によって挟み止めされるの
で、ネジ止めする必要がなく、構造も簡単にできる。特
に、請求項2〜4の縦形速結端子によれば、立爪片によ
る挟み止めに加えて、立爪片の広がりを防止する爪外れ
阻止突片、押えリブ、およびこれらの双方の作用によっ
て、ネジ止めしなくてもより強固に固定できる。
ース本体の内面にネジ止めする必要がなく、ベース本体
内面より突設させた立爪片によって挟み止めされるの
で、ネジ止めする必要がなく、構造も簡単にできる。特
に、請求項2〜4の縦形速結端子によれば、立爪片によ
る挟み止めに加えて、立爪片の広がりを防止する爪外れ
阻止突片、押えリブ、およびこれらの双方の作用によっ
て、ネジ止めしなくてもより強固に固定できる。
【0033】また、請求項5,6において提案した縦形
速結端子によれば、電線挿着穴を有した速結端子ブロッ
ク本体に、導電パターンを形成した端子用基板を取り付
けて構成されているので、構造が簡単であり、特に請求
項6において提案したようにメインの回路基板の一部を
分割切断して端子用基板として使用する場合には、端子
用基板の導電パターンの形成、半田付けによる結線もメ
インの回路基板と同時にできるため製造手間を簡便にで
きる。
速結端子によれば、電線挿着穴を有した速結端子ブロッ
ク本体に、導電パターンを形成した端子用基板を取り付
けて構成されているので、構造が簡単であり、特に請求
項6において提案したようにメインの回路基板の一部を
分割切断して端子用基板として使用する場合には、端子
用基板の導電パターンの形成、半田付けによる結線もメ
インの回路基板と同時にできるため製造手間を簡便にで
きる。
【0034】請求項7において提案した縦形速結端子に
よれば、その入線用ガイド凹所を含む部分に、トンネル
状の絶縁保護カバーを簡単な操作で着脱出来る。請求項
8において提案した縦形速結端子によれば、入線用ガイ
ド凹所の下方から電源線を入線する場合にも、ニッパな
どで一部を切除するだけで、絶縁保護カバーを被せた状
態でより簡単に電源線を入線させることが出来る。
よれば、その入線用ガイド凹所を含む部分に、トンネル
状の絶縁保護カバーを簡単な操作で着脱出来る。請求項
8において提案した縦形速結端子によれば、入線用ガイ
ド凹所の下方から電源線を入線する場合にも、ニッパな
どで一部を切除するだけで、絶縁保護カバーを被せた状
態でより簡単に電源線を入線させることが出来る。
【0035】請求項9、10において提案された電子機
器、ハンズフリーインターホンによれば、請求項1〜8
において提案された縦形速結端子による利点をそのまま
活かせた壁面露出形の電子機器、ハンズフリーインター
ホンが得られる。
器、ハンズフリーインターホンによれば、請求項1〜8
において提案された縦形速結端子による利点をそのまま
活かせた壁面露出形の電子機器、ハンズフリーインター
ホンが得られる。
【図1】本発明の縦形速結端子を取り付けた電子機器
を、ベース本体内部から見た部分の斜視図。
を、ベース本体内部から見た部分の斜視図。
【図2】本発明の縦形速結端子を取付けた電子機器の縦
断面構造を示す部分縦断面図。
断面構造を示す部分縦断面図。
【図3】本発明の縦形速結端子を取付けた回路基板を収
容した電子機器のベース本体の内面を見た平面図。
容した電子機器のベース本体の内面を見た平面図。
【図4】本発明の縦形速結端子を取付けた電子機器の裏
面図。
面図。
【図5】縦形速結端子を取付けるために形成された電子
機器のベース内面の構造を示す図。
機器のベース内面の構造を示す図。
【図6】電子機器のカバー内面の構造を示す図。
【図7】縦形速結端子を取付けた電子機器のベース裏面
を、絶縁保護カバーとともに示す図。
を、絶縁保護カバーとともに示す図。
【図8】入線路遮断突片の詳細を示す図。
【図9】入線路遮断突片の使用例を示す図。
【図10】電子機器のベースに収容される回路基板の形
状を示す平面図。
状を示す平面図。
【図11】縦形速結端子に電源線絶縁保護カバーを取付
けた状態を示す電子機器のベース裏面を示す図。
けた状態を示す電子機器のベース裏面を示す図。
【図12】縦形速結端子を取付けたハンズフリーインタ
ーホンの正面図。
ーホンの正面図。
【図13】縦形速結端子を取付けたハンズフリーインタ
ーホンの底面図。
ーホンの底面図。
【図14】縦形速結端子を取付けたハンズフリーインタ
ーホンの縦断面図。
ーホンの縦断面図。
【図15】縦形速結端子を取付けたハンズフリーインタ
ーホンの側面図。
ーホンの側面図。
【図16】従前の縦形速結端子の取付け要領を示す図
(電子機器のベース本体裏面より見た図)。
(電子機器のベース本体裏面より見た図)。
【図17】従前の縦形速結端子の取付け要領を示す図
(電子機器のベース本体内面より見た図)。
(電子機器のベース本体内面より見た図)。
【図18】従前の縦形速結端子の使用例(電子機器のベ
ース本体裏面より見た図)を示す図。
ース本体裏面より見た図)を示す図。
【図19】従前の縦形速結端子の絶縁保護カバーの詳細
を示す図。
を示す図。
【図20】従前の縦形速結端子に使用されていた入線路
遮断突片の詳細を示す図。
遮断突片の詳細を示す図。
1・・・電子機器ベース本体 11・・・立爪片 12a,12b・・・入線用ガイド凹所 12c・・・長孔 2・・・回路基板 21・・・速結端子用切欠部 22・・・トランス用切欠部 3・・・縦形速結端子ブロック 3a・・・電源線挿着穴 33・・・電源線 4・・・電子機器カバー 41・・・爪外れ阻止突片 42・・・押えリブ 5・・・絶縁保護カバー 51・・・鈎爪 6・・・小勢力端子 9・・・入線路遮断突片
Claims (10)
- 【請求項1】電源線を挿着する電線挿着穴を有した縦形
速結端子ブロックを、電子機器のベース本体裏面に形成
された孔部に取付けた構造であって、 上記速結端子ブロックは、上記電子機器のベース本体の
裏面に形成された孔部の周囲で、ベース本体の内面に突
設させた立爪片によって挟み止めされる構造としている
縦形速結端子。 - 【請求項2】請求項1において、 上記速結端子ブロックは、上記電子機器のカバー本体の
内面で、かつ上記ベース本体の内面に突設させた立爪片
の外側に位置する箇所に形成された爪外れ阻止突片によ
って、電子機器内に固定される構造としている縦形速結
端子。 - 【請求項3】請求項1、2において、 上記速結端子ブロックは、上記電子機器のカバー本体の
内面で、かつ上記ベース本体の内面に突設させた立爪片
の内側に位置する箇所に形成された押えリブによって、
電子機器に固定される構造としている縦形速結端子。 - 【請求項4】請求項2、3において、 上記速結端子ブロックは、上記電子機器のカバー本体の
内面で、かつ上記ベース本体の内面に突設させた立爪片
の外側に位置する箇所に形成された爪外れ阻止突片と、
立爪片の内側に位置する箇所に形成された押えリブとに
よって電子機器内で固定される構造としている縦形速結
端子。 - 【請求項5】請求項1、2において、 上記速結端子ブロックは、鈎バネを収容させたブロック
本体と、導電接続パターンを形成し、電子機器内の電源
回路部にリード線によって接続された端子用基板とを組
み合わせて形成されている縦形速結端子。 - 【請求項6】請求項5において、 上記端子用基板は、電子機器に収容される制御部を構成
する回路基板の一部に予め切込みを形成した部分を、分
割切断して構成されている縦形速結端子。 - 【請求項7】請求項1において、 上記電子機器の裏面に形成された孔部の周囲に係止溝孔
を形成し、この係止溝孔に係止される鈎爪を設けたトン
ネル状の絶縁保護カバーを設けた構造にしている縦形速
結端子。 - 【請求項8】請求項7において、 上記入線用ガイド凹所には、予め切欠部を形成した入線
路遮断突片を突設した構造としている縦形速結端子。 - 【請求項9】請求項1〜8に記載された縦形速結端子
を、ベース本体の裏面に設けた電子機器。 - 【請求項10】請求項9において、 上記電子機器がハンズフリーインターホンである電子機
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240316A JPH1167377A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 縦形速結端子及びこの縦形速結端子を設けた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240316A JPH1167377A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 縦形速結端子及びこの縦形速結端子を設けた電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1167377A true JPH1167377A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=17057661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9240316A Pending JPH1167377A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 縦形速結端子及びこの縦形速結端子を設けた電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1167377A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001044667A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-02-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 電気情報機器 |
JP2002198221A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-12 | Fuji Koki Corp | 電磁アクチュエータ |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP9240316A patent/JPH1167377A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001044667A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-02-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 電気情報機器 |
JP2002198221A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-12 | Fuji Koki Corp | 電磁アクチュエータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040810 |