JPH1165941A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH1165941A
JPH1165941A JP9216851A JP21685197A JPH1165941A JP H1165941 A JPH1165941 A JP H1165941A JP 9216851 A JP9216851 A JP 9216851A JP 21685197 A JP21685197 A JP 21685197A JP H1165941 A JPH1165941 A JP H1165941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 何れのブロックが無効ブロックであるかを容
易かつ迅速に認識することができる記憶装置を提供す
る。 【解決手段】 無効ブロックマップは、ブロック毎に無
効ブロックであるか否かを1ビットで示すことによって
作成され、全てのブロックに対して、そのブロックが有
効ブロック又は無効ブロックであるかを記述している。
したがって、フラッシュメモリの総ブロック数をN個と
すると、N/8バイト分のエリアを上記無効ブロックマ
ップのために設けておけばよい。例えば、上記無効ブロ
ックでは、全てのブロックに対して、有効ブロックであ
れば「0」、無効ブロックであれば「1」が記述され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
を用いた記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは、データを例えば5
12個からなるブロック毎に分割して記憶する。この1
ブロックは、512バイトのデータエリアと16バイト
の冗長エリアとからなる1ページが16個集合して構成
される。
【0003】ところで、フラッシュメモリには、製造時
から使用不可能なバッド・ブロック(以下、無効ブロッ
クという)が存在している。したがって、各ブロックに
は、当該ブロックが無効ブロックであるか否かを示すフ
ラグが設けられている。
【0004】例えばNAND型のフラッシュメモリは、
データを記憶していない状態においては、全てのセルが
「1」になっている。しかし、データの書込み等が不可
能な無効ブロックには、そのブロック内の何れかの位置
に無効ブロックであることを示すフラグ「00h」が記
述されている。「00h」は、ランダムな位置に記述さ
れ、特に決められた位置に記述されるものではない。
【0005】そこで、データの読み出し/書込みの制御
を行うマイクロコントローラ(以下、「マイコン」とい
う。)は、フラッシュメモリに対してデータの読み出し
等を行う前に全てのブロックをスキャンして、無効ブロ
ックの有無の判断を行い、また、フラッシュメモリに無
効ブロックが生じたときは、そのブロックが無効ブロッ
クであることを示す「00h」を記述する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、マイコン
は、データの書込み/読出しを行う前に全てのブロック
をスキャンして、使用可能なブロックか否かを全てのブ
ロックについて判断する必要がある。したがって、デー
タの書込み/読出しを行う前に、全てのブロックに対し
てスキャンを行ことによって長時間を要してしまい、か
かる時間の短縮化が望まれていた。
【0007】本発明は、このような実情を鑑みて提案さ
れたものであり、何れのブロックが無効ブロックである
かを容易かつ迅速に認識することができる記憶装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る記憶装置は、複数のブロックに分割
された記憶領域を有し、上記ブロック毎にデータを記憶
するとともに、無効ブロックであるか否かをブロック毎
に示す無効ブロックマップを少なくとも1つのブロック
内に記憶する記憶手段と、上記データの書込み/読出し
を制御する制御手段とを備える。
【0009】そして、上記記憶装置では、上記無効ブロ
ックマップに基づいて、無効ブロック以外のブロックに
データを書き込み又は無効ブロック以外のブロックから
データを読み出す制御を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本発明は、例えば図
1に示すような構成のICレコーダに適用される。
【0011】上記ICレコーダ1は、記録部10によっ
て電気的にデータの消去/再書込みが可能な不揮発性メ
モリであるEEPROM(Electrical Erasable/Progra
mmable Read-Only Memory )すなわちフラッシュメモリ
9に音声データを記憶させ、フラッシュメモリ9の音声
データを再生部20によって再生する制御を行う制御部
30を有し、表示部40に操作部50の操作内容やフラ
ッシュメモリ9の音声データの内容を表示させるもので
ある。
【0012】上記記録部10は、音声を電気信号に変換
して音声信号を出力するマイクロホーン11と、マイク
ロホーン11からの音声信号を増幅する増幅器12と、
増幅器12で増幅された音声信号の利得制御を行う自動
利得制御回路(以下、「AGC」:Automatic Gain Con
trollerという。)13と、AGC13からの音声信号
を音声データに変換するエンコーダ14と、エンコーダ
14からの音声データを一時記憶するバッファメモリ1
5とを備える。
【0013】マイクロホーン11は、入力される音を音
声信号に変換して増幅器12に供給し、増幅器12は、
音声信号を増幅してAGC13に供給する。AGC13
は、増幅器12で増幅された音声信号を、その利得が所
定値になるように利得制御を行ってエンコーダ14に供
給する。
【0014】エンコーダ14は、音声信号が時間的に相
関が強いことから、例えば適応型差分パルスコードモジ
ュレーション(以下、「ADPCM」:Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation という。)方式によ
り、音声信号を符号化して音声データを生成し、この音
声データをバッファメモリ15を介してフラッシュメモ
リ9に供給する。また、エンコーダ14は、例えばSP
モードのとき8kHzでサンプリングを行い、LPモー
ドのときは4kHzでサンプリングを行って、時間軸方
向に対して音声信号の符号化量を調整することができ
る。
【0015】一方、再生部20は、フラッシュメモリ9
から読み出された音声データを元の音声信号に変換する
デコーダ21と、高域成分を除去するフィルタ22と、
フィルタ22からの音声信号を増幅してスピーカ24に
供給する増幅器23とを備える。
【0016】デコーダ21は、記録部10のエンコーダ
14に対応したものであり、上述のSPモード又はLP
モードに応じてフラッシュメモリ9から読み出された音
声データ、すなわちADPCM方式で符号化された音声
データを復号していわゆるPAM信号を生成する。フィ
ルタ22は、このPAM信号から音声帯域以上の高周波
成分を除去して、音声信号を出力する。増幅器23は、
デコーダ21から供給される音声信号を増幅してスピー
カ24を駆動する。かくして、録音された音がスピーカ
24から出力される。
【0017】制御部30は、このICレコーダ1の動作
を制御するためのプログラムが記憶されているROM3
1と、ROM31に記憶されているプログラムを実行し
て、フラッシュメモリ9や記録部10を制御するマイク
ロコンピュータ(以下、CPUという。)32と、時刻
情報を生成するタイマ33と、時刻やプログラムの実行
結果等を一時的に記憶するランダム・アクセス・メモリ
(以下、RAM:Randam Access Memoryという。)34
とを備え、操作部50の操作設定に基づいて各回路を制
御する。
【0018】また、CPU32には、タイマ33等を動
作させるための水晶発振器35が接続されている。CP
U32は、例えばタイマ33が所定時刻になると、フラ
ッシュメモリ9に記録されている音声データを読み出す
制御を行う。
【0019】表示部40は、低消費電力の液晶表示パネ
ル41と、この液晶表示パネル41を照明するためのバ
ックライト42とを備え、ICレコーダ1の動作状態や
操作手順を表示する。
【0020】また、上述の記録部10,再生部20,制
御部30は図2に示す匡体60内に設けられている。匡
体60の操作面には、図2に示すように、表示パネル4
1が外部を臨むように設けられ、さらに、記録再生等の
操作を行うための操作部50が配設されている。
【0021】操作部50は、具体的には、ファイルボタ
ン51と、メニューボタン52と、プライオリティボタ
ン53と、ジョグダイヤル54と、停止ボタン55と、
録音ボタン56と、消去ボタン57と、ホールドスイッ
チ58とを有する。
【0022】ファイルボタン51は、ファイルを変更操
作するためのものである。メニューボタン52は、モー
ド状態をメニューモードに設定するものである。なお、
メニューモードに設定されると、ジョグダイヤル54に
よって種々の操作設定が可能になる。プライオリティボ
タン53は、録音されたファイルの優先順位を切換設定
するものである。停止ボタン55は、録音中又は再生中
の動作を中止させるものである。録音ボタン56は、録
音を開始するものである。消去ボタン57は、再生中又
は停止中に1件のファイルを消去するためのものであ
る。ホールドスイッチ58は、各ボタンを誤操作しない
ようにするために、ホールドオン/オフの切換を設定す
るものである。
【0023】ここで、上述のフラッシュメモリ9は、例
えばNAND型のものである。フラッシュメモリ9は、
バッファメモリ15から供給される音声データを記憶す
ると共に、どの領域に記憶したか等を示す音声データを
管理する管理情報(以下、TOC情報という。)を記憶
する。上記フラッシュメモリ9は、16Mビットの容量
を有し、SPモードでは200〜3400Hzの音声信
号に対応した16分間分の音声データを記憶することが
でき、LPモードでは200〜1700Hzの音声信号
に対応した24分間分の音声データを記憶することがで
きる。
【0024】ここで、上記フラッシュメモリ9には、図
3に示すように、消去単位となる512ブロック毎に音
声データ等が分割されて記憶される。そして、これらの
ブロックは6種類に分けられる。具体的には、エターナ
ルブロック(1ブロック)と、インデックスステージ0
ブロック(6ブロック)と、インデックスステージ1ブ
ロック(6ブロック)と、バックアップブロック(1ブ
ロック)と、ワークエリアブロック(15ブロック)
と、PCMデータブロック(469ブロック)の6種類
がある。
【0025】また、上述のTOC情報は、エターナルブ
ロックと、インデックスステージ0ブロックと、インデ
ックスステージ1ブロックと、バックアップブロック
と、ワークエリアブロックとによって構成される。な
お、音声データは、PCMブロックに書き込まれる。
【0026】各ブロックは、図3に示すように、1ペー
ジ(=528バイト)が16個集合して構成され、ペー
ジ0,ページ1,・・・,ページ14,ページ15を有
する。この1ページは512バイトのデータエリアと1
6バイトの冗長エリアとからなる。なお、ここではデー
タの記録再生の不可能なバッド・ブロック(以下、「無
効ブロック」という。)は最大10ブロック存在してい
る。また、無効ブロック以外のブロックをグッド・ブロ
ック(以下、有効ブロックという。)。
【0027】ここで、エターナルブロックは、最初に読
み出されるTOC情報であって、ページ0のみにデータ
がある。よって、ページ1〜ページ15にはデータがな
い。
【0028】エターナルブロックのページ0は、具体的
には図4に示すように、4バイトのエターナルブロック
認識用のデータと、2バイトのエターナルブロックアド
レスと、2バイトのインデックスステージ0アドレス
と、2バイトのインデックスステージ1アドレスと、2
バイトのワークエリアブロックスタートアドレスと、4
バイトのダミーデータと、128バイトのブランクマッ
プとを備える。なお、ブランクマップは、無効ブロック
であるか否かをブロック毎に示す無効ブロックマップが
記憶される場所である。
【0029】無効ブロックマップは、ブロック毎に無効
ブロックであるか否かを1ビットで示すことによって作
成され、全てのブロックに対して、そのブロックが有効
ブロック又は無効ブロックであるかを記述している。し
たがって、フラッシュメモリの総ブロック数をN個とす
ると、N/8バイト分のエリアを上記無効ブロックマッ
プのために設けておけばよい。ここでは、フラッシュメ
モリ9の総ブロック数は512個なので、64バイト分
のエリアがあればよい。
【0030】例えば、上記無効ブロックでは、図5に示
すように、全てのブロックに対して、有効ブロックであ
れば「0」、無効ブロックであれば「1」が記述され
る。また、データの読出しや書込み等を行っているとき
にブロックが破損して無効ブロックが生じたときは、そ
のブロックが無効ブロックであることを示すように上記
無効ブロックマップを書き換えるようにしてもよい。
【0031】なお、無効ブロックマップは、フラッシュ
メモリの製造時から設けられてもよいし、また、記録/
再生を行う前にCPU32に全てのブロックをスキャン
させて無効ブロックの有無を判断させてから作成されて
もよい。これは、フラッシュメモリは製造時から複数の
無効ブロックを有し、各無効ブロックにはそのブロック
が無効ブロックであることを示すフラグが設けられてい
るので、このフラグに基づいて無効ブロックマップを作
成するのは、フラッシュメモリの製造の最終段階でも可
能であるし、CPU32が記録/再生の制御をする前で
も可能だからである。
【0032】インデックスステージ0ブロックとインデ
ックスステージ1ブロックは同じ構成であり、データの
書換がある毎に、これらは交互に書き換えられる。すな
わち、音声データが書き込まれると例えばインデックス
ステージ0ブロックのデータが書き直され、再び音声デ
ータが書き込まれるとインデックスステージ1ブロック
のデータが書き直される。以下、これらのブロックをイ
ンデックスステージブロックと称して説明する。
【0033】インデックスステージブロックは、上述の
ように6ブロックあり、ファイルデータからなるもの
(5ブロック)と、ステージデータからなるもの(1ブ
ロック)とがある。
【0034】ファイルデータからなるインデックスステ
ージブロックは、図6に示すように、ページ0からペー
ジ11にあるADRデータ部と、ページ12からページ
15にあるHDR部とで構成される。
【0035】ADRデータ部は、具体的には図7に示す
ように、音声データが記録されているファイル毎に、当
該ファイルのSP又はLPのモードを示す「SP」と、
当該ファイルの上位のスタートアドレスを示す「ST
H」及び下位のスタートアドレスを示す「STM」と、
当該ファイルの上位のエンドアドレスを示す「ENH」
及び下位のエンドアドレスを示す「ENM」とを有す
る。
【0036】例えば、6件の音声データが録音された場
合、図8に示すように、上記ADRデータ部には上記6
件毎に対応する「01」〜「06」までのIDナンバが
記録される。そして、IDナンバ毎に、記録モード(S
P)と、そのIDナンバの音声データが記録されている
場所のスタートアドレス(STH,STM)とエンドア
ドレス(ENH,ENM)が記録されている。なお、I
Dナンバ01及びID03の音声データの容量は大きい
ので、図7に示すように、例えばIDナンバ01は2つ
のファイルで構成され、IDナンバ03は4つのファイ
ルで構成されている。このとき各ファイル毎に記録モー
ドとスタートアドレス及びエンドアドレスが記録され
る。
【0037】また、HDRデータ部は、図8に示すよう
に、ファイル毎に、当該ファイルのプライオリティを示
す「PRI」と、アラームセットのオン/オフを示す
「ALM」と、アラームを鳴らす月,日,時,分,曜日
を示す「AMO」,「ADA」,「AHO」,「AM
I」,「AOW」とを有する。ここで、プライオリティ
とは、音声データのファイルの再生の優先順位を示すも
のである。また、HDRデータ部は、音声データが更新
されなくても、プライオリティやアラームの設定変更が
ある毎に更新される。
【0038】一方、ステージデータからなるインデック
スステージブロックは、図9に示すように、ページ0に
ある有効マークと、ページ1にあるモード中断マーク
と、ページ2にあるブランクマップと、ページ3にある
エターナルブロックブランクマップとを備える。
【0039】バックアップブロックは、上述のエターナ
ルブロックのバックアップである。すなわち、エターナ
ルブロックをコピーしたものである。したがって、エタ
ーナルブロックが新たに書き換えられると、バックアッ
プブロックも同様に書き換えられるようになっている。
【0040】ワークエリアブロックは、音声データの記
録時にインデックスデータを一時的に記録しておくエリ
アである。ワークエリアブロックは、図10に示すよう
に、インデックスステージブロックとほぼ同様の構成と
なっており、IDナンバーと、SP/LP情報と、音声
データの上位スタートアドレスと、音声データの下位ス
タートアドレスと、音声データの上位エンドアドレス
と、音声データの下位エンドアドレスとをそれぞれ1バ
イトずつ備える。したがって、このワークエリアブロッ
クでは、ワークエリアブロックのデータを読み出しなが
ら、インデックスステージブロックの書換が行われ、ス
タートアドレス等のデータがそのまま書き込まれる。
【0041】PCMデータブロックは、主として音声デ
ータが記録されるエリアである。また、PCMデータブ
ロックでは、図11に示すように、1ページ毎に音声デ
ータのみならず、その音声データの記録された年,月,
日,時,分,秒,曜日も記録される。具体的に1ページ
においては、512バイトの音声データ、各1バイトの
年,月,日,時,分,秒,曜日のデータ、1バイトの時
計フラグが記録される。
【0042】以上のように構成されたICレコーダ1に
おいて、記録又は再生を行っていないときに録音ボタン
56が押圧されると、CPU32は、エターナルブロッ
クを認識して、このエターナルブロックから無効ブロッ
クマップのデータを読み出す。CPU32は、上記無効
ブロックマップのデータに基づいて、全てのブロックに
ついて無効ブロックであるか否かを判断し、無効ブロッ
クを避けてデータの書込みを行うように制御する。
【0043】具体的には、CPU32は、マイクロホー
ン11からの音声信号をエンコーダ14を介して所定の
音声データに変換して、この音声データをフラッシュメ
モリ9の有効ブロックに書き込む制御を行う。なお、フ
ラッシュメモリ9には、上述の図7に示すように、既に
6件の音声データが記録されているものとする。
【0044】CPU32は、上記録音ボタン56が押さ
れると、録音モードに対応したプログラムをROM31
から読み出して実行し、増幅器12、AGC13、エン
コーダ14等を動作させ、バッファメモリ15を介して
所定時間蓄積された音声データをフラッシュメモリ9の
PCMデータブロックに記憶させる。
【0045】CPU32は、PCMデータブロック毎
に、512バイトの音声データを記録するとともに、当
該PCMデータブロックにその記録時の年月日及び時分
までも記録する。CPU32は、停止ボタン55が押圧
されるまで、上記音声データを1件分として各PCMデ
ータブロックに書き込む制御を行う。
【0046】CPU32は、停止ボタン55が押圧され
ると、PCMデータブロックに音声データを記録する制
御を停止し、TOC情報の書換を行う。具体的には、イ
ンデックスステージブロックを書き換える。CPU32
は、ファイルデータからなるインデックスステージブロ
ックのADRデータ部に対して、7件目の音声データを
IDナンバ01として、モード設定、スタートアドレス
及びエンドアドレスのデータを書き込む。そして、CP
U32は、元のIDナンバ01〜IDナンバ06をID
ナンバ02〜IDナンバ07として、それぞれのIDナ
ンバのモード設定、スタートアドレス及びエンドアドレ
スのデータを書き込む。
【0047】以上のように、CPU32は、図12に示
すように、新しく録音された7件目の音声データのID
ナンバ1とし、元のIDナンバ01〜IDナンバ06を
それぞれIDナンバ02〜IDナンバ07として1つず
つスライドしてTOC情報を書き換える。すなわち、最
新の音声データをIDナンバ1として記録している。
【0048】つぎに、音声データを再生する場合につい
て説明する。利用者が記録又は再生の停止中に図2に示
すジョグダイヤル54をZ方向に押すと、CPU32
は、再生を開始する。すなわちCPU32は、フラッシ
ュメモリ9からエターナルブロックのエターナルブロッ
ク認識用のデータによって当該エターナルブロックを認
識し、このエターナルブロックのデータを読み出してR
AM34に格納する。なお、CPU32は、エターナル
ブロックを認識することができなかったときは、バック
アップブロックを認識しこのバックアップブロックのデ
ータを読み出す。
【0049】CPU32は、上記エターナルブロック又
はバックアップブロック内のインデックスステージ0ア
ドレス又はインデックスステージ1アドレスに基づい
て、インデックスステージブロックのデータを読み出
す。
【0050】CPU32は、ファイルデータからなるイ
ンデックスステージブロックのADRデータ部に基づい
て、PCMブロック内の音声データを読み出す制御を行
う。このとき、CPU32は、IDナンバ01,IDナ
ンバ02,IDナンバ03,・・・の順に音声データを
読み出す。具体的には、CPU32は、最初にADRデ
ータ部のIDナンバ01のスタートアドレス(STH,
STM)及びエンドアドレス(ENH,ENM)に基づ
いて、IDナンバ01の音声データを読み出す。読み出
された音声データは、デコーダ21,フィルタ22等を
介して音声信号に変換されて、スピーカ24に供給され
る。したがって、スピーカ24は、IDナンバ01の音
声を出力することができる。
【0051】CPU32は、図2に示す停止ボタン55
が押圧されるまで、音声データの読み出しを続ける。し
たがって、CPU32は、上述のようにIDナンバ01
の音声がスピーカ24から出力されると、次にIDナン
バ02,IDナンバ03,・・・の順に音声データの読
み出しを行う。
【0052】以上のように、上記ICレコーダ1は、図
12に示すように、音声を録音する毎に最新の音声デー
タをIDナンバ01としてフラッシュメモリ9に記憶
し、音声を出力するときはIDナンバ01,IDナンバ
02,IDナンバ03,・・・の順に行っている。これ
により、重要な用件ほどIDナンバの最初の方に設定さ
れるようになり、わざわざ重要で最新の用件をサーチす
る必要がなくなり、操作性が向上する。
【0053】また、上記ICレコーダ1は既に記録され
た用件に他の用件を追加して合わせて1件して録音(後
追い録音)することができる。このとき、CPU32
は、図13に示すステップS1以下の処理を行う。
【0054】ICレコーダ1が例えばIDナンバ02の
音声データを再生しているとき(ステップS1)、利用
者が録音ボタン56を押圧すると、CPU32は、タイ
マ33を作動させて、録音ボタン56が1秒以上押圧さ
れているかを判定する(ステップS2)。CPU32
は、録音ボタンが1秒以上押圧されたと判定したときは
IDナンバ02の音声データの再生を停止し(ステップ
S3)、1秒以上押圧されなかったときはそのまま再生
を続行する。
【0055】CPU32は、再生を停止した後、マイク
ロホーン11に入力される音声の録音を開始し(ステッ
プS4)、音声データをフラッシュメモリ9のPCMデ
ータブロックに書き込む制御を行う。そして、CPU3
2は、停止ボタン55が押されるか又はフラッシュメモ
リ9の容量がいっぱになるまで録音を続ける(ステップ
S5)。そして、CPU32は、停止ボタン55が押さ
れるか又はフラッシュメモリ9の容量がいっぱになった
ときは、録音を停止する(ステップS6)。
【0056】CPU32は、録音を停止すると、音声デ
ータのTOC情報の書換を実行する(ステップS7)。
具体的には図14に示すように、CPU32は、ファイ
ルデータからなるインデックスステージブロックのAD
Rデータ部において、まず、録音前からあったIDナン
バ01及びID02のスタートアドレス(STH,ST
M)及びエンドアドレス(ENH,ENM)を書き込
む。つぎに、CPU32は、IDナンバ02として新た
に追加録音した音声データの記録位置を示すスタートア
ドレス及びエンドアドレスを書き込み、そして、録音前
からあったIDナンバ03以降の音声データのスタート
アドレス等を再び書き込む制御を行う。このように、C
PU32は、新しく追加録音する音声データをIDナン
バ02として、そのスタートアドレス(STH,ST
M)及びエンドアドレス(ENH,ENM)を書き込
む。
【0057】したがって、ICレコーダ1は、上述のよ
うに再生を開始すると、IDナンバ01,IDナンバ0
2,・・・の順で音声データの再生を行う。このとき、
追加録音を行った用件は、図15に示すように、IDナ
ンバ02の再生を行っているときにスピーカ24から出
力される。
【0058】すなわち、上記ICレコーダ1は、既に録
音されている複数の用件の何れか一つを選択してその用
件に追加して新しい用件を録音することができる。これ
により、利用者は、既に録音した用件と関連のある用件
を新しく録音するときは、既に記録されている用件の音
声データと新しい用件の音声データとを同じIDナンバ
にすることによって1つの用件として取り扱うことがで
きる。よって、関連のある用件をバラバラに録音した場
合に、それらの用件をサーチする手間を省いて操作性を
向上させることができる。また、操作部50を従来から
の構成のままできるので、生産コストを上げることな
く、上述の追加録音をすることが可能となる。
【0059】なお、上述の実施の形態では、所定のファ
イルを再生しているときに録音ボタン56が1秒間以上
押圧されると後追い録音モードになるものとして説明し
たが、後追い録音モードはこの場合に限られるものでは
ない。
【0060】例えば、利用者がIDナンバ02のファイ
ルを再生を停止させてから、録音ボタン56を所定時間
(例えば2秒間)押圧すると、CPU32は、後追い録
音モードになって、図13に示すステップS4以下の処
理を行うことによって、IDナンバ02として新たな音
声データをフラッシュメモリ9に記録するようにしても
よい。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る記憶装置によれば、無効ブロックであるか否かをブロ
ック毎に示す無効ブロックマップを少なくとも1つのブ
ロック内に記憶し、無効ブロックマップに基づいて無効
ブロック以外のブロックにデータを書き込み又は無効ブ
ロック以外のブロックからデータを読み出すことによっ
て、記憶手段の全ブロックをスキャンすることなく何れ
のブロックに無効ブロックがあるかを迅速に認識するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したICレコーダの具体的な構成
を示すブロック図である。
【図2】上記ICレコーダの正面図である。
【図3】上記ICレコーダのフラッシュメモリの構成図
である。
【図4】上記フラッシュメモリのエターナルブロックの
構成図である。
【図5】上記エターナルブロックの無効ブロックマップ
の構成図である。
【図6】上記フラッシュメモリのファイルデータからな
るインデックスステージブロックの構成図である。
【図7】上記インデックスステージブロックのADRデ
ータ部の構成図である。
【図8】上記インデックスステージブロックのHDRデ
ータ部の構成図である。
【図9】上記フラッシュメモリのファイルデータからな
るインデックスステージブロックの構成図である。
【図10】上記フラッシュメモリのワークエリアブロッ
クの構成図である。
【図11】上記フラッシュメモリのPCMデータブロッ
クの構成図である。
【図12】新しく録音された音声データの記録位置の説
明図である。
【図13】IDナンバ02として新しく音声データを追
加録音するときのCPUの動作を説明するフローチャー
トである。
【図14】IDナンバ02として新しく音声データを追
加録音したときのインデックスステージブロックのAD
Rデータ部の構成図である。
【図15】IDナンバ02として新しく追加録音された
音声データの記録位置の説明図である。
【符号の説明】
11 マイクロホーン、9 フラッシュメモリ、24
スピーカ、32 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックに分割された記憶領域を
    有し、上記ブロック毎にデータを記憶するとともに、無
    効ブロックであるか否かをブロック毎に示す無効ブロッ
    クマップを少なくとも1つのブロック内に記憶する記憶
    手段と、 上記無効ブロックマップに基づいて、無効ブロック以外
    のブロックにデータを書き込み又は無効ブロック以外の
    ブロックからデータを読み出す制御を行う制御手段とを
    備える記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記記憶手段に無効ブ
    ロックが生じると、このブロックが無効ブロックである
    ことを示すように上記無効ブロックマップを書き換える
    制御を行うことを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段は、ブロック毎に無効ブロ
    ックであるか否かを1ビットで示すことによって作成さ
    れる無効ブロックマップを記憶することを特徴とする請
    求項1記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段は、上記無効ブロックマッ
    プを記憶する第1のブロックと、第1のブロックをコピ
    ーしてバックアップした第2のブロックを記憶し、 上記制御手段は、上記記憶手段の第1のブロックが無効
    ブロックになると、上記第2のブロック内の無効ブロッ
    クマップに基づいて無効ブロック以外のブロックにデー
    タを書き込み又は無効ブロック以外のブロックからデー
    タを読み出す制御を行うことを特徴とする請求項1記載
    の記憶装置。
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