JPH1165387A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1165387A
JPH1165387A JP23543997A JP23543997A JPH1165387A JP H1165387 A JPH1165387 A JP H1165387A JP 23543997 A JP23543997 A JP 23543997A JP 23543997 A JP23543997 A JP 23543997A JP H1165387 A JPH1165387 A JP H1165387A
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JP
Japan
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static elimination
image
image forming
forming apparatus
intermediate transfer
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JP23543997A
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English (en)
Inventor
Nagakazu Okegawa
長和 桶川
Kuninori Kono
訓典 河野
Hirobumi Goto
博文 後藤
Yoshihiro Enomoto
嘉博 榎本
Keiji Niima
恵二 新間
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体上のアンバランスな残留電荷を有効
かつ十分に除電し、もって、除電ムラに起因する画像欠
陥のない良好な画像を得ることができる画像形成装置を
簡単で安価な構成にて提供する。 【解決手段】 画像情報に応じて形成されたトナー像を
担持し搬送する像担持体1と、この像担持体1上に担持
されたトナー像を記録材5に転写させる転写装置2と、
この転写装置2による転写工程後の像担持体1上の残留
トナーを清掃するクリーニング装置3と、像担持体1の
回転方向に対し少なくともクリーニング装置3を含む下
流側に設けられ、像担持体1表面を除電する除電装置4
とを備え、除電装置4には、残留電荷状況検出手段7に
よる検出情報に基づいて把握される像担持体1上の残留
電荷状況に応じて除電能力が可変設定される除電能力可
変手段6を付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、レーザープリンタ、ファクシミリ、これらの複合
機器等の画像形成装置に係り、より具体的には、中間転
写体や感光体等の像担持体上に形成されたトナー像を記
録材に転写した後に、クリーニング装置にて転写残りト
ナーを除去した後に、除電装置にて像担持体表面を除電
するタイプの画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、例
えば無機又は有機光導電性材料で構成された感光層が外
周面に形成された感光体ドラムにて像担持体を構成し、
この感光体ドラムを回転させながら外周面上に形成した
静電潜像を特定の色トナーにより現像して可視像化し、
得られたトナー像を搬送して記録材に転写する工程を経
て、トナー画像を得るものがよく知られている。そし
て、特にカラー画像を形成する技術としては、例えば感
光体ドラム上に得られた各色のトナー像を記録材に直接
多重転写する方式がある。しかしながら、この方式で
は、各色成分のトナー像を記録材に直接多重転写するた
めに記録材の厚さや表面特性、感光体ドラムに対する記
録材の搬送特性等の多くの管理し難い要因によって、記
録材上に形成したカラー画像の画質が劣化し易いという
不具合があった。
【0003】このような不具合を解決する先行技術とし
て、感光体ドラム上に得られた各色のトナー像を一旦例
えば中間転写ベルトを介して多重転写する工程を経た
後、一括して記録材に転写する画像形成装置も既に知ら
れている(特公昭49−209号公報,特開昭62−2
06567号公報参照)。この方式によれば、各色成分
のトナー像を常に同じ中間転写ベルトに対して多重転写
し、この多重転写のなされた合成トナー像を記録材に一
括して転写するので、上記のような不安定な要因を排除
することができ、多重転写時における画像の乱れや色ず
れの発生を効果的に防止することができるとともに、記
録材として多種多様の記録材を用いることができるなど
の利点を有している。
【0004】このような画像形成装置においては、転写
した後の中間転写ベルト表面には転写残りトナーが残留
付着しており、この残留トナーをクリーニング装置によ
って清掃、除去して、再び中間転写ベルト表面上に新た
なトナー像を形成して画像形成を繰り返して行えるよう
にしている。従来よりこの種のクリーニング装置として
は、適切な硬度を有するゴムなどの材質のブレードを用
い、このブレードのエッジを感光体ドラム表面に弾性力
による適正な押圧力にて圧接して、トナーを掻き落とす
クリーニングブレード方式や、回転する毛ブラシを感光
体ドラム表面に摺接させてこの表面を清掃するファーブ
ラシ方式などがよく知られており、クリーニングブレー
ド方式はファーブラシ方式に比べて装置が簡便でコスト
が安く、信頼性も高いので広く用いられている。また、
このような画像形成装置におけるクリーニング装置は、
中間転写ベルト上に各色のトナー像を形成中はトナー像
を乱さないようにクリーニング装置を中間転写ベルト表
面より離間退避させておく必要があり、このために圧接
と圧接解除のための機構を必要としている。
【0005】また、一般に中間転写ベルトは半導電性特
性を有するフィルム材を基材に用いられ、その体積抵抗
率は108〜1012Ω・cm位に設定される。ここで、
体積抵抗率が108Ω・cm以下と低すぎる場合には、
一次あるいは二次転写を行う際に転写電界によって流入
した電荷は先の転写電流路から外れて中間転写ベルトの
面方向へ流れてしまい、必要な転写電界を形成できずに
転写不良が発生する。一方、体積抵抗率が1012Ω・c
m以上と高すぎる場合には、一次転写工程と二次転写工
程時の転写電荷が中間転写ベルト上に残り保持されたま
まとなり、このまま画像形成工程を繰り返すと中間転写
ベルト上の残留電荷とトナー帯電電荷との間で静電結合
力がだんだんと増加しつつ、二次転写工程における転写
効率が低下し、その結果画像品質が悪くなる。このた
め、転写工程を経て次の転写工程に移る前に、中間転写
ベルト上の残留電荷を除電する必要がある。
【0006】このため、従来より高抵抗率の中間転写ベ
ルトを使用する場合には、転写工程の残留電荷の除去処
理を施すために除電装置を備える画像形成装置が知られ
ていおり、この種の除電装置は一般にクリーニング工程
を経て次の転写工程に移る前に中間転写ベルト表面を除
電する用途で用いられるため、クリーニング位置より下
流側且つ一次転写位置より上流側に配置するよう構成さ
れる。例えば特開平6−161298号公報には、中間
転写ベルトの回転方向に対してクリーニング位置(中間
転写ベルト上においてクリーニング部材が接触する地
点)より下流側且つ一次転写位置より上流側に、コロナ
放電器やブラシロール等の除電装置を用いて中間転写ベ
ルト表面を除電する構成が開示されている。
【0007】より詳細に説明すると、この種の除電装置
は、コロナ放電器やブラシロールなどのバイアス印加部
材に中間転写ベルトを介して対向する導電性部材からな
る対向電極を設け、バイアス印加部材には中間転写ベル
ト表面を中和除電する極性の直流成分重畳の交流電圧ま
たは直流及び交流電圧を交互に印加して、中間転写ベル
ト表面を帯電させ、残留電荷を除電すると共に、除電電
流は中間転写ベルトを介して対向電極を経て接地に至る
よう構成したものである。また、対向電極には中間転写
ベルトの回動性を考慮して導電性を有する金属ロールが
広く用いられている。この金属ロールの長さは中間転写
ベルトの幅寸法又はベルト表面上の最大画像形成領域の
幅寸法以上の長さに設定されている。これに合わせてバ
イアス印加部材のバイアス印加(除電)可能領域も上述
の最大画像形成領域の幅寸法以上に設定する必要があ
る。
【0008】また、除電装置としては上述のコロナ放電
器や帯電ブラシなどを用いる方式の他に、金属軸材にゴ
ム、スポンジ等の導電性弾性層を被覆した帯電ロールを
用いて中間転写ベルト表面に圧接する接触帯電(除電)
方式も考えられる。この帯電(除電)ローラ方式を採用
した場合には、転写工程に転写ロール方式を用いた場合
と同様に除電電圧を比較的低圧かつ低容量に設定でき、
除電効率がよく装置の小型化が可能である。また、オゾ
ンの発生量も極めて少ないなどの利点もそのまま有効で
あるため、広く用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような除電装置を備えた画像形成装置には、次のような
技術的課題がある。すなわち、前述のように中間転写ベ
ルトを用いた画像形成装置では、サイズや材質が異なる
多種多様の記録材(用紙やOHPシート等)を用いるこ
とができるが、最大サイズ以下の記録材を用いた場合に
は二次転写工程において記録材が存在せずに中間転写ベ
ルトに対し二次転写装置の転写部材である転写ロールが
直接接触する領域が発生する。このため、転写ロールの
中間転写ベルトに対する負荷インピーダンスが大きく異
なる。例えば記録材の最大サイズがJIS規格A3判
(297×420ミリ)サイズ対応可能に設定された画
像形成装置の中間転写ベルトにおいて、JIS規格A4
判(210×297ミリ)サイズ記録材を用い送り方向
を長手にした場合には、送り方向に対し垂直な方向(い
わゆるラテラル又は軸方向)に約90ミリ以上の転写ロ
ールによる直接接触領域が発生する。また、短手方向の
場合には、送り方向(いわゆるプロセス方向)に約21
0ミリ以上の転写ロールによる直接接触領域が発生す
る。
【0010】このとき、転写ロールと中間転写ベルトと
が直接接触する領域ではインピーダンスが低くなるた
め、多量の電流が中間転写ベルトに流入しやすく、この
領域では中間転写ベルト上に残留電荷は少なく、一方、
転写ロールが非接触の領域(記録材搬送領域)では、記
録材によりインピータンスが高くなるため、残留電荷が
残りやすくなり、中間転写ベルト上の記録材搬送領域の
み残留電荷が残るアンバランスな状態が生じる。このよ
うな状態で除電装置により一様な除電工程を経た後の中
間転写ベルト上は、除電能力によって除電しきれない領
域や除電のし過ぎの領域が生じる。この現象は小サイズ
のOHPシートなど抵抗率が著しく高い記録材を使用す
る場合に顕著である。
【0011】更に、記録材のサイズにかかわらず、特定
領域の画像(トナー像)密度が高い画像を繰り返し得る
場合にも同様な現象を生じる。例えば白地に部分的にト
ナー密度の高い写真画像を繰り返し連続で得る場合に
は、記録材の転写によって中間転写ベルト上にはトナー
電荷と逆極性の電荷がトナー像に対応して残っており、
やはりアンバランスな状態である。実際のプリントの場
合には、各種の記録材サイズを用い、画像密度の高い画
像が混在した画像を繰り返し得る場合が多く、その場合
はより複雑な様相になるが、残留電荷がアンバランスに
存在する状態は変わらないため、同一の画像形成工程の
繰り返しによる中間転写ベルト上の残留電荷とトナー像
電荷との間で静電結合力がだんだんと増加しつつ、二次
転写における転写効率が低下し、その結果画像不良が発
生する。
【0012】従って、前述の特開平6−161298号
公報に記載されている除電装置のように、コロナ放電器
やブラシロールなどのバイアス印加部材と対向電極とを
用いて中間転写ベルト表面を除電するという構成だけで
は、前述のような中間転写ベルト表面に残留電荷がアン
バランスに存在する状態に対して完全にかつ効率的に除
電することはできないという技術的課題がある。
【0013】尚、このような技術的課題は、中間転写ベ
ルト等の中間転写体を使用した画像形成装置に限られる
ものではなく、例えばベルト状感光体等の像担持体上の
トナー像を記録材に直接転写する画像形成装置について
も同様に生ずるものである。
【0014】そこで、本発明は、このような技術的課題
を解消すべくなされたものであり、特にサイズや抵抗率
の著しく異なる多種多様の記録材を用いた場合あるいは
トナー像密度の高い画像を繰り返しプリントする場合な
どの像担持体上にアンバランスな残留電荷が存在するあ
らゆる場合に対応可能であり、像担持体上のアンバラン
スな残留電荷を有効かつ十分に除電し、もって、除電ム
ラに起因する画像欠陥のない良好な画像を得ることがで
きる画像形成装置を簡単で安価な構成にて提供するもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、画像情報に応じて形成されたトナー像
を担持し搬送する像担持体1と、この像担持体1上に担
持されたトナー像を記録材5に転写させる転写装置2
と、この転写装置2による転写工程後の像担持体1上の
残留トナーを清掃するクリーニング装置3と、像担持体
1の回転方向に対し少なくともクリーニング装置3を含
む下流側に設けられ、像担持体1表面を除電する除電装
置4とを備え、除電装置4には、像担持体1上の残留電
荷状況に応じて除電能力が可変設定される除電能力可変
手段6を付設したことを特徴とするものである。
【0016】このような技術的手段において、像担持体
1としては、トナー像が担持されるものであれば、トナ
ー像が形成担持される感光体や誘電体のみならず、形成
されたトナー像が一次転写されて保持される中間転写体
をも包含するものである。また、本願で適用される画像
形成方式については、少なくともトナー像を形成するも
のであれば、電子写真方式、静電記録方式、荷電インク
方式等適宜選定して差し支えない。
【0017】更に、除電能力可変手段6としては、除電
装置4による除電領域を可変設定する態様であってもよ
いし、あるいは、除電装置による除電強度を可変設定す
る態様であってもよいし、あるいは、除電領域及び除電
強度を共に可変設定する態様であってもよい。
【0018】また、除電装置4としては、除電作用を奏
するものであれば適宜選定して差し支えないが、通常
は、除電バイアスが印加される一若しくは複数の除電部
材と、像担持体1を挟んで除電部材と選択的に対向配置
される一若しくは複数の対向部材とを備え、除電部材及
び対向部材の少なくともいずれかに除電能力可変手段6
を付設するという態様が採られる。例えば除電バイアス
が印加される一つの除電部材と、像担持体を挟んで除電
部材と対向配置される一つの対向部材とを備えた態様に
あっては、除電能力可変手段6としては、除電領域を可
変設定するシャッタや、除電強度を可変設定するために
除電バイアスを可変設定する態様が挙げられる。
【0019】また、除電装置4として、除電バイアスが
印加される一つの除電部材と、像担持体を挟んで除電部
材と選択的に対向配置される複数の対向部材とを備えた
態様にあっては、除電能力可変手段6としては、複数の
対向部材のいずれか若しくは適宜の組合せを選択するこ
とで除電能力を可変設定する態様が挙げられる。この場
合、複数の対向部材を移動させてもよいし、あるいは、
除電部材を移動させるようにしてもよい。また、除電能
力を可変設定させるには、複数の対向部材の軸方向長さ
を相違させてもよいし、あるいは、対向部材の抵抗を相
違させるようにしてもよい。この態様においては、複数
の対向部材を選択的若しくは組み合わせて使用すること
で除電能力を相違させるようにすればよい。
【0020】また、除電装置4としては、一つの除電手
段に限られるものではなく、除電能力の異なる複数の除
電手段にて構成してもよいし、あるいは、除電能力の同
じ複数の除電手段にて構成してもよい。ここで、除電能
力の異なる複数の除電手段を用いる態様にあっては、装
置構成を簡略化するという観点から、クリーニング装置
3を除電手段として兼用するようにしてもよい。また、
複数の除電手段を用いる態様において、除電能力可変手
段6を簡単に構成するには、複数の除電手段を選択的若
しくは組み合わせて使用するようにすればよい。
【0021】また、除電能力可変手段6に除電能力を可
変設定する上で、像担持体1上の残留電荷状況を正確に
把握するには、通常、像担持体1上の残留電荷状況が検
出される残留電荷状況検出手段7を設け、この残留電荷
状況検出手段7からの検出情報に基づいて除電能力可変
手段6による除電能力を可変設定するようにすればよ
い。この場合において、残留電荷状況検出手段7として
は、像担持体1上の残留電荷が特にアンバランスになる
状況に関係する各種情報を直接的若しくは間接的に検出
するものであればよく、例えば記録材5のサイズや種類
等を検出するセンサや、プリント枚数を検出する手段
や、プリント画像の画像密度(写真/文字)を検出する
手段、各画像形成工程毎の像担持体1上の軸方向及びラ
テラル方向の帯電電荷を検出する手段等を適宜選定して
差し支えない。
【0022】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、除電装置4には除電能力可変
手段6が付設されており、この除電能力可変手段6は像
担持体1上の残留電荷状況に応じて除電能力(除電領域
や除電強度)を可変設定する。このため、記録材5のサ
イズの違いや特定領域のトナー像高密度画像による残留
電荷がアンバランスに存在する場合でも、当該残留電荷
状況に応じた除電能力が施されることになり、像担持体
1上の残留電荷は有効かつ十分に除電される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明が適用されるカラー画像形成装置の実施
の一形態を模式的に示す概略構成図である。同図におい
て、符号11は感光体ドラム(潜像担持体)であり、矢
線A方向への回転に伴いその表面には例えばコロナ放電
器からなる帯電装置12及び露光装置13などの周知の
電子写真プロセスによって画情報に応じた静電潜像が形
成される。ここで、露光装置13は、例えば画像信号処
理部(図示せず)で各種の補正を施した各色の画像信号
で変調されたレーザー光を出射するレーザー部131、
結像光学系132、走査光学系133及びミラー134
からなる。尚、露光装置13として、レーザー光で感光
体ドラム11に潜像を書き込む形式が示されているが、
これに限られるものではなく、プラテン上に載置した原
稿を照射して得た画像情報を直接結像光学系で感光体ド
ラム11に書き込む形式を用いてもよいことは勿論であ
る。
【0024】また、この感光体ドラム11の周囲にはブ
ラック(Bk)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)及びシ
アン(C)の各色に対応した現像装置14〜17が配設
されており、感光体ドラム11に形成された静電潜像を
現像装置14〜17のいずれかで現像してトナー像Tを
形成するようになっている。尚、符号18は感光体ドラ
ム11上の残留トナーを除去するドラムクリーナ、19
は感光体ドラム11上の残留電荷を除去する例えばコロ
ナ放電器からなる除電装置である。
【0025】また、符号20は感光体ドラム11の表面
に当接されるように配置された中間転写ベルトであり、
複数(本実施の形態では)4つのロール21〜24に張
架されて矢線B方向へ回動するようになっている。ここ
で、本実施の形態では、符号21は中間転写ベルト20
の駆動ロール、22は従動ロール、23は中間転写ベル
ト20の張力を一定に制御するようにしたテンションロ
ール、24は二次転写用の対向ロール(バックアップロ
ール)である。そしてまた、本実施の形態では、上記中
間転写ベルト20は、アクリル、塩化ビニル、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリイミド等の樹脂又は各種
ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有さ
せ、例えば厚さ0.05〜0.15mmの無端フィルム
状に形成されており、その体積抵抗率は1010〜1016
Ω・cmの範囲に調整される。
【0026】更に、中間転写ベルト20の感光体ドラム
11に対向する部位(一次転写位置)において、中間転
写ベルト20の裏面側には一次転写装置(本実施の形態
では一次転写ロール)30が配設されており、この一次
転写ロール30にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印
加することで、感光体ドラム11上のトナー像Tが中間
転写ベルト20に静電吸引されるようになっている。
【0027】更にまた、記録材としての用紙Pの搬送経
路に面した中間転写ベルト20の二次転写位置には二次
転写装置40が配設されており、本実施の形態では、中
間転写ベルト20のトナー像担持面側に圧接配置される
二次転写ロール25と、中間転写ベルト20の裏面側に
配置されて二次転写ロール25の対向電極をなす対向ロ
ール(バックアップロール)24とを備えている。そし
て、本実施の形態では、二次転写ロール25にはトナー
の帯電極性と逆極性の転写バイアスが印加されており、
また、バックアップロール24は金属製のコンタクトロ
ール26を介して接地されている。尚、コンタクトロー
ル26に二次転写バイアスを印加し、二次転写ロール2
5を接地する逆の構成も可能である。
【0028】本実施の形態において、二次転写ロール2
5の構造は特に限定されるものではないが、図3に示す
ように、例えば金属製の導電性ロール軸25a外周に固
定された導電性弾性層25bに層厚10〜20μmの導
電性薄層25cを被覆して構成されている。この二次転
写ロール25の体積抵抗率は導電性ロール軸25aと導
電層25b、25cを合わせて概ね104〜108Ω・c
mの範囲に、硬度はアスカCで20〜40゜の範囲に調
整される。そして、本実施の形態では、二次転写ロール
25の導電性ロール軸25aには二次転写電源27から
トナー像の帯電極性と逆極性の二次転写電圧が印加され
ている。また、導電性弾性層25bの弾性体材質には抵
抗を調整するためカーボンブラックを分散したシリコン
ゴム、ウレタンゴム、EPDM等あるいはこれらの発泡
体が挙げられる。導電性薄層25cは二次転写ロール2
5の導電度や硬度及び平滑性を制御して、適切な転写電
界を付与する作用がある。また、中間転写ベルト20に
圧接時の衝撃の緩和や、二次転写ロール25に付着した
トナーをクリーニングブレード(図示せず)で除去する
際の良好なクリーニング性能を確保する作用もある。こ
の導電性薄層25cの材質はカーボンブラックを含有し
たフッ素系樹脂、ポリウレタン又は導電性樹脂が挙げら
れる。
【0029】また、図3に示すように、二次転写ロール
25の対向電極を構成するバックアップロール24は、
単層あるいは多層構造のいずれかでもよい。例えば2層
構造の場合は金属製の導電性ロール軸24aの外周に固
定された絶縁性弾性層24bに層厚10〜200μmの
半導電性薄層24cを被覆して構成されている。このバ
ックアップロール24の表面抵抗率は108〜1011Ω
/□の範囲に制御される。半導電性薄層24cの材質は
抵抗を調整するためカーボンブラックを分散したフッ素
系樹脂、ポリウレタンまたは導電性樹脂が挙げられる。
バックアップロール24の半導電性薄層24c表面に
は、中間転写ベルト20との当接位置から周方向に20
〜40mmの距離にコンタクトロール26が接してい
る。コンタクトロール26は外径がφ10〜φ20mm
で例えば、ステンレス、アルミニウム等の導電性材質で
構成され、バックアップロール24を接地して転写に給
された電荷を逃すようアースロールとして機能してい
る。
【0030】更に、中間転写ベルト20の二次転写位置
の下流側直後には中間転写ベルト20のトナー像担持面
に圧接若しくは近接する剥離爪50が配設されており、
この剥離爪50は、二次転写位置で中間転写ベルト20
に静電吸着した用紙Pを強制剥離する働きをする。
【0031】また、中間転写ベルト20の剥離爪50の
配設位置の下流側には、図2及び図3に示すように、ベ
ルトクリーナー(クリーナユニット)60が中間転写ベ
ルト20の表面側に対してリトラクト自在に配設されて
いる。このベルトクリーナー60は、中間転写ベルト2
0に一端のエッジが圧接配置されて中間転写ベルト20
上の残留トナーを掻き落とし除去するクリーニングブレ
ード60aと、このクリーニングブレード60aが支持
されるブレード支持体60bとから概略構成されてい
る。クリーニングブレード60aは他の一端のエッジが
中間転写ベルト20に対してその移動方向下流側より鋭
角の角度(15〜25゜)を保持して中間転写ベルト2
0上に圧接するよう構成したいわゆるドクターブレード
方式を採用している。そして、クリーニングブレード6
0aは厚さ1〜2ミリ程度の硬質ポリウレタンを材質と
し、その一端部側面が板厚1〜5ミリ程度の鋼板又はア
ルミニウムからなるブレード支持体60bに貼り付けら
れて固定され、このクリーニングブレード60aとブレ
ード支持体60bとは中間転写ベルト20上のトナー像
形成領域の幅長と同じかわずかに越えた長さ(例えば3
00mm)に設定される。ブレード支持体60bはユニ
ットケース60fに係止されてユニットケース60f外
の偏心カム60eの回転により回転支点60cを中心に
所定角度(5〜10゜)に回転揺動して、中間転写ベル
ト20にクリーニングブレード60aを圧接及び圧接解
除するようにしている。また、ユニットケース60fの
下方には除去したトナーの排出用としてオーガー60d
が配設されており、このオーガー60dは内部にスパイ
ラル状コイルを有し、回転してトナーをユニットケース
60f外へ搬送するようになっている。尚、クリーニン
グブレード60aが接触する中間転写ベルト20の裏面
側には対向ロール61が圧接配置されている。
【0032】更に、中間転写ベルト20のベルトクリー
ナー60の下流側には、図2〜図4に示すように、除電
装置70が配設されている。尚、図4は図2の除電コロ
ナ放電器71の構成の概略断面を示す構成図である。本
実施の形態において、除電装置70は、中間転写ベルト
20のトナー像担持面側に対向して開口する除電コロナ
放電器71を備えている。このコロナ放電器71は1m
m厚のステンレス板からなるチャンネル状のシールド7
1aの中央にワイヤー線71bを張架して構成される。
このワイヤー線71bには直流0.5〜1.5kVに周
波数0.5〜1.5kHzの交流電圧を5〜20kVの
範囲で重畳させた除電バイアス71cを印加するように
している。
【0033】また、コロナ放電器71のシールド71a
の開口面には可変シャッター72が設けられており、こ
の可変シャッター72は両端側の両端側の2枚のシャッ
ター72aがコロナ放電器71の開口部上を滑動して開
口部を覆って遮蔽し、放電領域を調整設定するようにな
っている。本実施の形態では、可変シャッター72は、
図4に示すように、モーター等のシャッター駆動装置7
3でシャッター72aを開閉移動させるものであり、用
紙サイズセンサ74からのサイズ情報に応じて制御装置
75がシャッター駆動装置73に所定の駆動信号を送出
し、シャッター72aを用紙サイズに対応した転写領域
(小サイズ転写領域〜最大サイズ転写領域)に移動さ
せ、中間転写ベルト20上の特定領域(残留電荷存在領
域)のみを除電するようになっている。尚、用紙サイズ
センサ74からの情報とは別にあるいは更に加えて用紙
の種類や、プリント枚数や、画像内容の情報(写真/文
字)等を検出し、これによって可変シャッター72の開
度を調整するようにしてもよい。
【0034】更にまた、中間転写ベルト20を挟んでコ
ロナ放電器71に対向する部位には、例えばステンレス
板からなる弧状の対向電極板76が配設されており、こ
の対向電極板76は中間転写ベルト20の裏面側に接触
配置されると共に、接地されている。
【0035】更に、図2の本実施の形態において、用紙
搬送系80は、給紙トレイ81から用紙Pをピックアッ
プロール82により一枚ずつ取り出し、レジストレーシ
ョンロール83で待機しつつ、所定のタイミングで二次
転写位置へ用紙Pを搬送し、二次転写位置を通過した用
紙Pについては搬送ベルト84にて定着装置85(本実
施の形態では、例えば一対の定着ロールで用紙Pを挟持
搬送する間に加熱加圧処理する態様を使用)へと搬送し
た後に、排出トレイ86へと排出するようにしたもので
ある。
【0036】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の作像プロセスについて説明する。図2において、
感光体ドラム11の表面は矢線A方向への回転に伴い帯
電装置12により所定の極性の電荷で一様に帯電され
る。この表面に対し、露光装置13から第一色(イエロ
Y)の画像情報で変調されたレーザー光の書き込み走査
により第一色(イエロY)の静電潜像が形成される。こ
の第一色(イエロY)の静電潜像は、第一色の現像装置
15(イエロY)により現像され、一次転写部に至る。
一次転写部では、感光体ドラム11と接して略同周速同
方向に回転する中間転写ベルト20の背面に一次転写ロ
ール30が押接し、この一次転写ロール30に印加され
るトナーと逆極性の転写電界により感光体ドラム11に
担持された第一色(イエロY)のトナー像が中間転写ベ
ルト20表面に転写される。第一色(イエロY)のトナ
ー像を転写した感光体ドラム11はドラムクリーナ18
で残留トナーの除去がなされ、除電装置19で表面の電
荷が中和された後、再び帯電装置12で一様に帯電がな
される。
【0037】次に、感光体ドラム11に第二色(マゼン
タM)の静電潜像が形成され、第二色の現像装置16
(マゼンタM)により現像され、第二色(マゼンタM)
のトナー像が形成される。この第二色(マゼンタM)ト
ナー像は一次転写部で中間転写ベルト20上に担持され
ている第一色(イエロY)のトナー像に重ねて転写され
る。以下同様にして、第三色(シアンC)、第四色(ブ
ラックBk)のトナー像が中間転写ベルト20上に重ね
て転写され、その結果、中間転写ベルト20上に未定着
の複数色のトナー像が重畳したフルカラートナー像が形
成される。この間、最終色トナー像が転写されるまで、
ベルトクリーナー60、二次転写ロール25、剥離爪5
0は中間転写ベルト20から退避位置にある。
【0038】全ての色のトナー像の一次転写が終了、中
間転写ベルト20が回動して二次転写部に上記フルカラ
ートナー像が到達するタイミングを合わせて、給紙トレ
イ81からピックアップロール82により用紙Pが取り
出され、レジストレーションロール83で所定時間待機
された後に二次転写部に給送される。二次転写部では、
最終色トナー像が中間転写ベルト20上に一次転写され
るまで、未定着のトナー像を乱さないように中間転写ベ
ルト20から離間していた二次転写ロール25が、中間
転写ベルト20に押圧して、中間転写ベルト20の駆動
力により従動回転しながら二次転写電源27よりトナー
像の帯電極性と逆極性の転写バイアスが印加される。用
紙Pは中間転写ベルト20の二次転写ロール25側に重
ね合わせ中間転写ベルト20と二次転写ロール25との
ニップ部に進入し、二次転写ロール25、用紙Pを経て
中間転写ベルト20、バックアップロール24、コンタ
クトロール26から接地に至る転写電流路に転写電流が
流れる。すると、この転写電界により中間転写ベルト2
0と用紙Pを介して二次転写ロール25に圧接するバッ
クアップロール24はトナー像の帯電極性と同極性の電
位となり、中間転写ベルト20上に担持されたフルカラ
ーの多重トナー像は逆極性転写バイアスによって用紙P
側に一括転写される。そして、トナー像が転写され二次
転写部を通過した用紙Pは剥離爪50によって中間転写
ベルト20から剥離され、定着装置86に至る。用紙P
は定着装置85にて加熱加圧されトナー像の定着固定が
なされ、排出トレイ86に排出される。
【0039】一方、二次転写部を通過した中間転写ベル
ト20はクリーニング部に至り、未定着のトナー像を乱
さないように中間転写ベルト20から離間していたベル
トクリーナー60のクリーニングブレード60aが中間
転写ベルト20に圧接して、残留トナーを掻き落とし清
掃除去する。クリーニングブレード60aが中間転写ベ
ルト20の画像領域をクリーニングし終えると、偏心カ
ム60eの回転によりユニットケース60fが回転揺動
するのに伴って、クリーニングブレード60aは中間転
写ベルト20の非画像領域で中間転写ベルト20表面よ
り離間して、次のクリーニング工程に備える。
【0040】また、クリーニングブレード60aの圧接
と略同時にベルトクリーナー60の下流に沿って対面設
置された除電コロナ放電器71に除電電源71cより除
電バイアスが印加され、一次と二次の転写バイアスによ
って中間転写ベルト20上に残留する電荷を中和、中間
転写ベルト20表面を除電する。この際、本実施の形態
では、制御装置75は、用紙サイズセンサ74からの用
紙サイズ情報に基づいて中間転写ベルト20表面の除電
すべき領域を決定し、この情報をもとに制御信号により
可変シャッター72を動作させ、可変シャッター72の
開度(開口部の長さ)を調整することで、除電すべき領
域を適切な除電強度で除電する。この除電電流は、中間
転写ベルト20を介して対向電極板76を経て接地に流
れる。尚、用紙サイズ以外に、用紙の種類やプリント枚
数や画像内容等の情報を検出して総合的に判断すること
により、除電領域のみならず、除電強度をも可変設定
(例えば除電コロナ放電器71の放電時間と除電バイア
スとを調整)するようにしてもよい。
【0041】このような除電工程における除電性能が極
めて良好であることは以下の実施モデル及び比較モデル
にて確認した。 ◎実施モデル 図3において、中間転写ベルト20として厚さ0.1m
mのポリイミドフィルムを基材として用い、フィルムの
表面に平滑性と抵抗制御のために表面処理剤を塗布して
その体積抵抗率を1012〜1014Ω・cmの範囲に調整
した。表面処理剤はフッ素系樹脂塗料を用いた。二次転
写ロール25はφ10mmのステンレス軸25aに導電
性弾性層25b及び層厚15μmの導電性薄層25cを
被覆して外径をφ28mmとしたゴムロールを用いた。
導電性弾性層25bにはカーボンブラックを分散した発
泡シリコンゴムロール、導電性薄層25cはカーボンブ
ラックを含有したフッ素樹脂からなる。この二次転写ロ
ール25の体積抵抗率はロール軸25aと導電層25
b,25cを合わせて104〜106Ω・cmであり、硬
度はアスカCで30゜に構成している。バックアップロ
ール24はφ10mmのステンレス軸24aに弾性層2
4b及び層厚10μmの半導電性フィルム層24cを被
覆した外径φ28mmのゴムロールを用いた。弾性層2
4bには絶縁性ウレタンゴムロール、フィルム層24c
はカーボンブラックを含有したフッ素樹脂からなり、バ
ックアップロール24の表面抵抗率は108〜109Ω/
□である。硬度はアスカCで35゜である。また、コン
タクトロール26にはφ14mmのステンレス製金属ロ
ールを用いた。
【0042】ベルトクリーナー60のクリーニングブレ
ード60aはドクターブレード方式を採用した。クリー
ニングブレード60aは厚さ2mmの硬質ポリウレタン
ゴムを材質とし、板厚3mmのアルミニウム板のブレー
ド支持体60bに一端を貼り付け固定、長さ300mm
に設定した。また、中間転写ベルト20に対してその移
動方向下流側より20゜の角度を保持して中間転写ベル
ト20上に圧接するよう構成した。更に、除電装置70
について述べると、コロナ放電器71のシールド71a
は1mm厚のステンレス板で、外形寸法は高さ12m
m、幅20mmに構成し、ワイヤー線71bにはφ60
μmのタングステン線を用いた。このワイヤー線71b
に直流0.5〜1.5kVに周波数0.5〜1.5kH
zの交流電圧を5〜20kVの範囲で重畳させた除電バ
イアス71cを印加した。また、可変シャッター72は
ABS樹脂製であり、モーター等のシャッター駆動装置
73によって両端側の2枚のシャッター72aがコロナ
放電器71の開口部上を滑動して開口部を覆って遮蔽
し、放電領域を調整設定するようにした。また、対向電
極板76には弧状に形成したステンレス板の弧状対向電
極板を用いた。
【0043】このような実験モデルにおいて、特にJI
S規格A4判(210×297mm)サイズのOHPシ
ートを長手方向に連続50枚搬送する場合において対応
するラテラル方向の放電領域幅を可変シャッター72に
より210mmに設定して、直流1kVに周波数600
Hzの交流重畳電圧を印加した結果、除電直後の中間転
写ベルト20の用紙搬送領域の表面電圧は1枚目から最
後まで0V近くに除電されており、50枚の画像品質は
良好であることが確認された。
【0044】◎比較モデル 比較モデルを図11に示す。尚、同図において、実施の
形態1(図3)と同様な構成要素については実施の形態
1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略
する。同図において、二次転写部のバックアップロール
24より中間転写ベルト20の回転方向に距離L0下流
側にはクリーニング部が配置されている。二次転写部を
通過した中間転写ベルト20の画像形成領域がこのクリ
ーニング部に到達する直前、未定着のトナー像を乱さな
いように中間転写ベルト20から離間していたベルトク
リーナー60は偏心カム60eの回転に伴い揺動して、
ベルトクリーナー60に係止されたクリーニングブレー
ド60aのエッジを対向ロール61に中間転写ベルト2
0を介して弾性力で押圧させる。そして中間転写ベルト
20の画像領域上の残留トナーを掻き落とし清掃除去し
ている。更に、中間転写ベルト20上のクリーニング位
置より回転方向に距離L1下流側には除電ロール200
が配置されている。この除電ロール200のロール長さ
は中間転写ベルト20の画像形成可能領域(画像領域)
より長く設定されている。ベルトクリーナー60と同様
に中間転写ベルト20から離間していた除電ロール20
0がベルトクリーナー60と略同時のタイミングで偏心
カム201の回転により対向する対向電極ロール203
に中間転写ベルト20を介してスプリング(図示せず)
力2〜4Nで押圧する。その後、中間転写ベルト20の
移動に伴って従動回転しながら除電電源202より直流
成分と交流成分とを重畳した除電バイアスが印加され、
中間転写ベルト20表面の画像領域を除電する。
【0045】除電バイアスは除電し過ぎず且つ不足ない
ように必要十分なレベルに設定される。この除電電流は
中間転写ベルト20を介して対向電極ロール203を経
て接地に流れるようにしている。中間転写ベルト20表
面の画像領域のクリーニング及び除電を終了すると再び
偏心カム60e及び偏心カム201が回転してベルトク
リーナー60と除電ロール200を中間転写ベルト20
より離間待避位置に戻すように構成している。対向電極
ロール203は除電効率をよくするために所定の大きさ
が必要で対向ロール61と共に外径φ28mmにて構成
している。
【0046】しかしながら、このような比較モデルにお
いて、JIS規格A3判サイズに写真画像(約50×5
0mm)を乗せた原稿をフルカラーにて連続プリントし
た場合、中間転写ベルト20表面上には多重転写された
4色トナー像が担持されるために4色分の強トナー電荷
が存在することになる。二次転写を経た後の高抵抗な中
間転写ベルト20表面上には写真画像跡に特に電荷が残
留している。このため、除電ロール200の除電能力が
普通のプリントの場合と比べて不足するので除電工程後
であっても中間転写ベルト20表面上に写真画像分の電
荷がわずかに残ることになる。この状態のままプリント
を繰り返すと残留電荷はトナー帯電電荷との間で静電結
合力がだんだんと増加しつつより強くなり、その結果二
次転写における転写効率が低下してしまう。実際には数
枚目のプリントから写真画像の濃度が低下し始め、この
結果数十枚目でのプリントは完全に画像不良となった。
このように、この比較モデルにあっては有効かつ十分に
除電することができず、画像欠陥を防ぐことができない
ことが確認された。
【0047】◎実施の形態2 図5は本発明が適用されたカラー画像形成装置の実施の
形態2の要部を示す。同図において、カラー画像形成装
置の基本的構成は、実施の形態1と略同様(図3と同一
符号は同一部分に対応し、図3に示す中間転写ベルト2
0、二次転写ロール25、バックアップロール24、ベ
ルトクリーナー60はそのまま使用している)である
が、実施の形態1と異なる除電装置70を備えている。
すなわち、本実施の形態に係る除電装置70は、中間転
写ベルト20の表面側に除電ロール91をリトラクト自
在に設けたものであり、揺動回転自在なホルダケース9
2に回転自在に支持すると共に、このホルダケース92
を偏心カム93で揺動させることで除電ロール91を揺
動させるもので、更に、除電ロール91には除電電源9
4からの除電バイアスを印加するようにしたものであ
る。本実施の形態では、除電ロール91はφ8mmのス
テンレス軸にEPDMゴムロールの導電性弾性層を被覆
して外径φ15mmに構成した。この弾性層はカーボン
ブラックを分散して、体積抵抗率を105〜106Ω・c
mに、硬度はアスカCで40゜に構成した。また、除電
ロール91を中間転写ベルト20に押圧するスプリング
は弾性力を4Nに設定し両端に各2個使用して押圧し
た。
【0048】一方、中間転写ベルト20を挟んで除電ロ
ール91に対向する部位には対向電極95を配設したも
のである。本実施の形態において、対向電極95は、図
5及び図6に示すように、回転式のロータリーホルダー
96に複数、例えば3本のアルミ中空パイプからなる対
向電極ロール97a〜97cを所定角度間隔で回転自在
に係止すると共に、各対向電極ロール97a〜97cを
接地するようにしたものである。この3本の対向電極ロ
ール97a〜97cは用紙サイズに対応して夫々ロール
長さ(s1〜s3)が異なって設定されており、例えば制
御装置75が用紙サイズセンサ74からの用紙サイズ情
報に基づいてロータリーホルダー96の回転駆動源98
に適宜制御信号を送出し、画像形成時は使用する用紙に
合わせてロータリーホルダー96が回転して3本のうち
から適宜対向電極ロール97a〜97cのいずれかを選
択できる構成にしたものである。尚、この除電ロール9
1による除電電流は中間転写ベルト20を介して対向電
極ロール97a〜97cのいずれかを経て接地に流れる
ようにしている。
【0049】また、本実施の形態において、除電バイア
スは一例として、周波数100〜1000Hzの交流電
圧を2〜5kVの範囲で重畳させて印加した場合、優れ
た除電性能を示した。尚、このシステムでは除電バイア
スは直流成分を重畳しないでも十分な性能が得られた。
特に、前述の実施の形態1と同様なモードで画像プリン
トを採取した場合は、除電前の用紙搬送領域の表面電圧
が−150Vである中間転写ベルト20に上記除電ロー
ル91を圧接し、ロール長さ230ミリの対向電極ロー
ル97cを選択、周波数100Hz、3kVの交流重畳
電圧を印加したところ、印加直後の中間転写ベルト20
の表面電圧は0〜+50Vに除電されており、画像品質
は良好に維持できた。また、上の例では対向電極ロール
97a〜97cは長さのみ変えたが、各ロールの外径、
抵抗値を変えて組合せ用いることでより複雑に除電能力
を変えることも可能である。
【0050】◎実施の形態3 図7は本発明が適用されたカラー画像形成装置の実施の
形態3の要部を示す。同図において、カラー画像形成装
置の基本的構成は、実施の形態2と略同様(図5と同一
符号は同一部分に対応し、図5に示す中間転写ベルト2
0、二次転写ロール25、バックアップロール24、ベ
ルトクリーナー60はそのまま使用している)である
が、実施の形態2と異なる除電装置70を備えている。
すなわち、本実施の形態に係る除電装置70は、中間転
写ベルト20の表面側に実施の形態2と同様な除電ロー
ル91(ホルダケース92、偏心カム93、除電電源9
4)をリトラクト自在に備えているが、対向電極95が
実施の形態2と異なっている。この対向電極95は、中
間転写ベルト20の面方向に沿って進退する可動ホルダ
ー101をスライダー103上に固定載置し、この可動
ホルダー101に複数、本実施の形態では2本の対向電
極ロール102a,102bを回転自在に係止すると共
に、対向電極ロール102a,102bを接地するよう
にしたものである。特に、本実施の形態では、この2本
の対向電極ロール102a,102bは用紙サイズに応
じてロール長さを相違させていることに加えて、外径を
も相違させるように設定されている。
【0051】また、本実施の形態では、図示外の制御装
置は、使用する用紙や画像情報に応じて適宜2本の対向
電極ロール102a,102bを切り替え選択するか又
は2本同時に中間転写ベルト20を介して除電ロール9
1に押圧するような構成にしている。図8において、
(a)は対向電極ロール102a,102bを同時に除
電ロール91に押圧する態様を示し、(b)(c)は対
向電極ロール102a,102bのいずれかを除電ロー
ル91に押圧する態様を示す。
【0052】本実施の形態において、中間転写ベルト2
0の回転方向上流側の対向電極ロール102aはロール
長さが230mm、外径φ21mmに設定され、下流側
の対向電極ロール102bはロール長さが300mm、
外径φ28mmに設定されている。図8(a)に示すよ
うに、この対向電極ロール102a,102bを2本同
時に中間転写ベルト20を介して除電ロール91に押圧
して、周波数150Hz、5kVの交流重畳除電バイア
スを除電ロール91に印加、約290×400ミリの文
字画像中に約150×200ミリの写真画像を組み合わ
せた画像をJIS規格A3判サイズの用紙に連続プリン
トした場合、除電後の中間転写ベルト20の全域の表面
電圧は一様に約0Vに除電されており、画像品質は良好
であることが確認された。尚、本実施の形態において、
各対向電極ロール102a,102bの長さを同じにし
たり、抵抗値を異なって設定することも可能である。
【0053】◎実施の形態4 図9は本発明が適用されたカラー画像形成装置の実施の
形態4の要部を示す。同図において、本実施の形態に係
るカラー画像形成装置は、実施の形態2と略同様に構成
されているが、実施の形態2と異なる除電装置70及び
ベルトクリーナー60を備えている。尚、実施の形態2
と同様な構成要素については実施の形態2と同様な符号
を付してここではその詳細な説明を省略する。すなわ
ち、本実施の形態において、除電装置70は、中間転写
ベルト20の表面側に実施の形態2と同様な除電ロール
91(ホルダケース92、偏心カム93、除電電源9
4)をリトラクト自在に備えているが、実施の形態2と
異なり、中間転写ベルト20を挟んで除電ロール91に
対向する部位に一つの対向電極ロール97を配設し、こ
れを接地するようにしたものである。
【0054】また、ベルトクリーナー60の基本的構成
も実施の形態2と略同様であるが、クリーニングブレー
ド60aが導電性部材にて構成され、クリーニングブレ
ード60aがブレード支持体60bを介して接地されて
いる。本実施の形態において、クリーニングブレード6
0aは厚さ1〜2ミリ程度の硬質ポリウレタンを材質と
し、導電性を付与するためにカーボンを分散含有させて
いる。クリーニングブレード60aは板厚1〜5ミリ程
度の鋼板又はアルミニウムからなるブレード支持体60
bに一端を貼り付けられて固定され、このクリーニング
ブレード60aとブレード支持体60bとは長さ300
mmに設定されている。ブレード支持体60bはユニッ
トケース60fに係止されてユニットケース外の偏心カ
ム60eの回転により回転支点60cを中心に所定角度
(5〜10゜)に回転揺動して、中間転写ベルト20に
クリーニングブレード60aを圧接及び圧接解除するよ
うにしている。また、クリーニングブレード60aから
ブレード支持体60bを経てアースに至るまで導電経路
を形成している。
【0055】このような構成においては、ベルトクリー
ナー60のクリーニングブレード60aが中間転写ベル
ト20表面に圧接して、残留トナーを掻き落とし除去し
ながら表面電荷をある程度アースに逃しており、軽い残
留電荷の除去にはこれだけで十分であるが、更に除電仕
切れない残留電荷はクリーニング工程後の中間転写ベル
ト20表面を除電ロール91を用いて除電するように作
用する。すなわち、ベルトクリーナー60自体も除電作
用を奏するので、除電装置70と共に除電能力を可変調
整することが可能になる。このような装置で、除電ロー
ル91を待避させたまま画像密度が普通の通常の画像を
多量にプリントしたところ、クリーニング工程直後の中
間転写ベルト20の表面電圧は全て0〜+50Vに除電
されており、このようにクリーニングブレード60aを
電気的にフローにして除電バイアスを印加しないでも画
像品質は良好に維持できることが確認された。
【0056】◎実施の形態5 図10は本発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
の形態5の要部を示す。同図において、本実施の形態に
係るカラー画像形成装置は、実施の形態2と略同様に構
成されているが、実施の形態2と異なる除電装置70を
備えている。尚、実施の形態2と同様な構成要素につい
ては実施の形態2と同様な符号を付してここではその詳
細な説明を省略する。すなわち、除電装置70は、中間
転写ベルト20の表面側に2つの除電ロール91a,9
1bをリトラクト自在に設けたものであり、揺動回転自
在なホルダケース92に回転自在に支持すると共に、こ
のホルダケース92を偏心カム93で揺動させることで
除電ロール91a,91bを揺動させるもので、更に、
除電ロール91a,91bには共通の除電電源94から
の除電バイアスを印加するようにしたものである。ま
た、中間転写ベルト20を挟んで2つの除電ロール91
a,91bに対向する部位には2つの対向電極ロール9
7a,97bを配設し、これを接地するようにしたもの
である。
【0057】更に、本実施の形態では、除電ロール91
a,91bと対向電極ロール97a,97bは夫々1本
ずつの構成で実施の形態2で説明したものと同じものを
採用して、共に長さを300mmに設定し、除電ロール
91a,91bによる除電能力を同じになるようにし
た。この装置では、残留電荷の強弱の場合によって使用
する除電ロール91a,91bの数を1組か2組かを選
択をすればよく、簡単な制御方法で除電能力を可変設定
することを実現している。
【0058】本実施の形態において、除電前の用紙搬送
領域の表面電圧が−150Vである中間転写ベルト20
に上記除電ロール91a,91bを2本同時に圧接し、
それぞれに周波数100Hz、3kVの交流重畳電圧
(除電バイアス)を印加したところ、印加直後の中間転
写ベルト20の表面電圧は0Vに除電されており、画像
品質は良好に維持でき、しかも、このような構成でも十
分な除電性能が得られることが確認された。
【0059】以上のように、本発明の各実施の形態を詳
述したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範
囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の
変更実施の形態を以下に簡単に述べる。本実施の形態で
は中間転写体として中間転写ベルトを構成する場合を主
として説明したが、像担持体に無端ベルトで形成された
感光体ベルトを用い、用紙に直接転写する画像形成装置
に本発明を適用する場合でも有効である。また、本実施
の形態では除電手段のバイアス印加部として除電ロー
ル、コロナ放電器を用いた例を挙げたが、その他に除電
ブラシロール、導電性フィルムなどを用いても有効であ
る。また、対向部として対向導電性ロール及び弧状対向
電極板を用いた例を挙げたが、導電性を有し、ベルト状
像担持体の回動に極力支障を与えない構成であれば有効
である。更に除電能力を変えるために本実施の形態では
通常のバイアス電圧制御の他に対向ロールの長さ、外
径、抵抗値などを変える場合を説明したが、これらの変
更は除電ロールに対しても有効である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像担持体上の転写工程後の残留電荷状況に応じて除電装
置の除電能力(除電領域,除電強度)を可変設定するよ
うにしたので、像担持体上で記録材のサイズの違いや特
定領域のトナー像高密度画像などのアンバランスな残留
電荷が存在するあらゆる場合に除電能力を可変にして対
応可能であり、適切で有効且つ十分な除電を行うことが
できる。このため、残留電荷による転写不良を防ぎ、画
像欠陥のない良好な画像を得ることができる画像形成装
置を簡単で安価な構成にて提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置を示す説明図であ
る。
【図2】 本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形
態1を示す概略構成図である。
【図3】 実施の形態1の除電装置及びその周辺構成を
示す説明図である。
【図4】 実施の形態1で用いられる除電装置の一部破
断した平面破説明図である。
【図5】 本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形
態2の要部を示す概略構成図である。
【図6】 実施の形態2で用いられる除電装置の一部破
断した平面説明図である。
【図7】 本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形
態3の要部を示す概略構成図である。
【図8】 (a)〜(c)は実施の形態3で用いられる
除電装置の動作例を示す説明図である。
【図9】 本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形
態4の要部を示す概略構成図である。
【図10】 本発明に係るカラー画像形成装置の実施の
形態5の要部を示す概略構成図である。
【図11】 比較モデルにおけるカラー画像形成装置の
除電装置及びその周辺構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…転写装置,3…クリーニング装置,
4…除電装置,5…記録材,6…除電能力可変手段,7
…残留電荷状況検出手段,20…中間転写ベルト,40
…二次転写装置,24…バックアップロール,25…二
次転写ロール,60…ベルトクリーナー,70…除電装
置,71…コロナ放電器,72…可変シャッター,76
…対向電極板,91,91a,91b…除電ロール,9
7,97a〜97c,102a,102b…対向電極ロ
ール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 嘉博 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 新間 恵二 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて形成されたトナー像を
    担持し搬送する像担持体と、この像担持体上に担持され
    たトナー像を記録材に転写させる転写装置と、この転写
    装置による転写工程後の像担持体上の残留トナーを清掃
    するクリーニング装置と、像担持体の回転方向に対し少
    なくともクリーニング装置を含む下流側に設けられ、像
    担持体表面を除電する除電装置とを備えた画像形成装置
    において、 除電装置には、像担持体上の残留電荷状況に応じて除電
    能力が可変設定される除電能力可変手段を付設したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 除電能力可変手段は、除電装置による除電領域を可変設
    定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 除電能力可変手段は、除電装置による除電強度を可変設
    定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 除電装置は、除電バイアスが印加される一若しくは複数
    の除電部材と、像担持体を挟んで除電部材と選択的に対
    向配置される一若しくは複数の対向部材とを備え、除電
    部材及び対向部材の少なくともいずれかに除電能力可変
    手段を付設したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、 除電装置は、除電バイアスが印加される一つの除電部材
    と、像担持体を挟んで除電部材と選択的に対向配置され
    る複数の対向部材とを備え、除電能力可変手段が複数の
    対向部材のいずれか若しくは適宜の組合せを選択するこ
    とで除電能力を可変設定するものであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置において、 除電装置は、除電能力の異なる複数の除電手段からな
    り、除電能力可変手段は複数の除電手段を選択的若しく
    は組み合わせて使用することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像形成装置において、 除電装置は、除電能力が同じ複数の除電手段からなり、
    除電能力可変手段は複数の除電手段を選択的若しくは組
    み合わせて使用することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の画像形成装置において、 像担持体上の残留電荷状況が検出される残留電荷状況検
    出手段を設け、この残留電荷状況検出手段からの検出情
    報に基づいて除電能力可変手段による除電能力を可変設
    定することを特徴とする画像形成装置。
JP23543997A 1997-08-15 1997-08-15 画像形成装置 Pending JPH1165387A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173361A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 放電部材及びそれを備えた除電装置並びに画像形成装置
JP2020052282A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 株式会社沖データ 画像形成ユニット及び画像形成装置

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JP2017173361A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 放電部材及びそれを備えた除電装置並びに画像形成装置
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