JPH1165136A - 電子写真用感光体 - Google Patents
電子写真用感光体Info
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- JPH1165136A JPH1165136A JP22244997A JP22244997A JPH1165136A JP H1165136 A JPH1165136 A JP H1165136A JP 22244997 A JP22244997 A JP 22244997A JP 22244997 A JP22244997 A JP 22244997A JP H1165136 A JPH1165136 A JP H1165136A
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
低下を抑制し、機械的耐久性、耐摩耗性を維持したま
ま、耐フィルミング性を向上させる。 【解決手段】 導電性基体上に感光層を有する電子写真
用感光体において、該感光層が次式(I−1)、 (式中、Rはアルキル基など、Bは(CH2)x、xは
2〜6、nは0〜200、mは1〜50)の繰り返し単
位を有するポリジアルキルシロキサン含有ポリカーボネ
ートをバインダー樹脂として含有する。
Description
層を有する、電子写真方式のプリンター、複写機などに
用いられる積層型および単層型構造の電子写真用感光体
に関する。
とも称する)は導電性基体上に光導電性を有する感光層
を積層した構造をとり、電荷発生や電荷輸送を担う機能
を併せ持った単層型感光体と、電荷発生に寄与する層と
表面電荷保持および電荷輸送に寄与する層とに機能分離
した層を持つ機能分離積層型感光体が一般的である。ま
た、近年、熱安定性、成膜性などの利点により、有機材
料を用いた電子写真用感光体が実用化されているが、か
かる感光体は電荷発生および電荷輸送の機能材料のみで
は機械的に安定した感光層を形成することが困難なた
め、通常はバインダー樹脂と共に感光層が形成されてい
る。
を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸
送層とからなる機能分離積層型感光体が主流となってお
り、中でも電荷発生物質として有機顔料を蒸着またはバ
インダー樹脂中に分散させ成膜した層を電荷発生層と
し、電荷輸送機能を有する有機低分子化合物を電荷輸送
物質としてバインダー樹脂中に分散させた層を電荷輸送
層として用いた負帯電型感光体が数多く提案されてい
る。
ロシアニン、オキシチタニルフタロシアニン等の金属フ
タロシアニン、アゾ化合物等が使用されている。また、
電荷輸送材料としてはヒドラゾン化合物、スチリル化合
物、ジアミン化合物、ブタジエン化合物等が使用されて
いる。更に、上記の材料を結着させるバインダー樹脂と
してはポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、
ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、
ボリビニルアセタール、フェノキシ樹脂、シリコーン樹
脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、酢酸ビニル樹脂、セルロース樹脂等、またはこれら
の共重合体が単独または混合して用いられる。特に、電
荷輸送層のバインダー樹脂としては透明性や機械的強度
の点、さらには電子写真用感光体として低分子の電荷輸
送物質を分散させ感光層を形成したときの帯電特性や感
度特性の良好な物資として、ビスフェノールA型ポリカ
ーボネート樹脂やビスフェノールZ型ポリカーボネート
樹脂、さらには主要繰り返し構成単位にビスフェノール
A型ポリカーボネートを有する変性ポリカーボネート樹
脂が実用化されている。
より電子写真用感光体を使用する場合、帯電、現像、転
写、クリーニングの各プロセスで、感光体の表面層にト
ナー、用紙、ブレード等が直接機械的に接触するため、
機械的耐久性および耐摩耗性が求められる。しかしなが
ら、耐摩耗性の高いバインダー樹脂を使用して最表面層
を形成した場合、トナーの添加剤や転写時に接触する用
紙の紙粉等、該最表面層に付着する外添剤がクリーニン
グブレードで掻き取られずにクリーニングブレードによ
り圧着されて感光体上にフィルミングする現象が発生
し、印字画像において黒点、白抜け等の画像欠陥が生ず
ることがあった。
自体も小粒径化が進み、更に従来の粉砕トナーに加えて
重合トナー等の球形状に近いトナーが実用化されている
が、それに伴うプロセス側のクリーニング能力が十分に
向上していないことから、感光体表面でのフィルミング
の可能性が一層高くなりつつある。
ると、加速的にフィルミング領域が拡大し、高湿環境下
における画像流れ障害、更には電荷保持能力や感度低下
による電子写真用感光体の寿命低下を引き起こすことが
あった。
式のコロナ帯電や転写プロセスが主流として用いられて
きたが、最近では高電圧を必要とせずオゾン発生のない
帯電ローラーや帯電ブラシを用いたプロセスが一般化し
てきており、従来にも増して耐摩耗性の向上が求められ
ている。かかる対策として、感光層の最表面層にシリコ
ーンオイル等の潤滑剤を添加する方法や、ビスフェノー
ルZ型ポリカーボネート等の耐摩耗性の優れた樹脂を使
用する方法、或いは感光層上に表面保護層を形成する方
法等が採用されてはいるが、未だ十分な解決策とはなっ
ておらず、十分な耐摩耗性と耐フィルミング性を兼ね備
えた電子写真用感光体は得られていないのが実状であ
る。
のフィルミングによる寿命低下を抑制し、機械的耐久
性、耐摩耗性を維持したまま、耐フィルミング性を向上
させた電子写真用感光体を提供することにある。
に本発明の電子写真用感光体は、導電性基体上に感光層
を有する電子写真用感光体において、該感光層が次式(I
−1)、 (式中、Rは夫々同一であっても異なっていてもよい炭
素数1〜6のアルキル基、置換または無置換の炭素数6
〜12の芳香族炭化水素基、Bは(CH2)xで、xは
2〜6の整数、nは0〜200、mは1〜50の範囲内
とする)で表される繰り返し単位を有するポリジアルキ
ルシロキサン含有ポリカーボネートをバインダー樹脂と
して含有することを特徴とするものである。
ーボネートは、好ましくは次式(I−2)、 (式中、x/(x+y+z)の比が0.5〜0.95、
z/(x+y+z)の比が0.0001〜0.1であ
る)で表される。
ポリカーボネートの粘度平均分子量は、好ましくは30
000以上とすることで、より耐フィルミング性を向上
させることができる。
有ポリカーボネートを含む層における該ポリジアルキル
シロキサン含有ポリカーボネートの重量割合は、好まし
くは0.5〜75重量%である。この割合が0.5重量
%未満では耐フィルミング性の向上効果が十分ではな
く、一方75重量%を超えると耐摩耗性が低下する。
ては、前記感光層が電荷発生層と電荷輸送層とからな
り、前記ポリジアルキルシロキサン含有ポリカーボネー
トが該電荷輸送層に含まれている。
おいては、前記感光層の最外層に表面保護層を有し、前
記ポリジアルキルシロキサン含有ポリカーボネートが該
表面保護層に含まれている。
〜図3に基づき説明する。図1は負帯電積層型感光体、
図2は正帯電積層型感光体、図3は単層型感光体を夫々
概念的に示す。図中、1は導電性基体、2は下引き層、
3は電荷発生層、4は電荷輸送層、5は表面保護層、6
は単層型における感光層を示す。
目と同時に他の各層の支持体となっており、円筒状、板
状、フィルム状のいずれでもよく、アルミニウム、ステ
ンレス鋼、ニッケルなどの金属、あるいはガラス、樹脂
等に導電処理を施したものでもよい。
はアルマイト等の酸化皮膜からなり、導電性基体から感
光層への不要な電荷の注入防止、基体表面の欠陥被覆、
感光層の接着性の向上等の目的で必要に応じて設けられ
る。樹脂バインダーとして、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、ポリ
ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂およびこれらの共重合
体などを適宜組み合わせて使用することが可能である。
また樹脂バインダー中に金属酸化物微粒子等を含有させ
てもよく、金属酸化物微粒子としては、SiO2 、Ti
O2 、In2 O3 、ZrO2 等を用いることが可能であ
る。
蒸着または有機光導電性物質の粒子を樹脂バインダー中
に分散させた塗液を塗布して形成され、光を受容し電荷
を発生する。また、電荷発生層3は電荷発生効率が高い
ことと同時に発生した電荷の電荷輸送層4への注入性に
電界依存性が少なく低電界でも注入効率の良いことが望
まれるため、電荷発生物質を主体としてこれに電荷輸送
物質などを添加して使用することもある。電荷発生物質
としては、無金属フタロシアニン、チタニルフタロシア
ニン、スズフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、
アゾ顔料、アントアントロン顔料、ペリレン顔料、ペリ
ノン顔料、スクアリリウム顔料、チアピリリウム顔料、
キナクリドン顔料などを用いることができ、またこれら
の顔料を組み合わせて用いてもよい。樹脂バインダーと
しては、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩
化ビニル系樹脂、フェノキシ樹脂、シリコーン樹脂、メ
タクリル酸エステル樹脂およびこれらの共重合体などを
適宜組み合わせて使用することが可能である。電荷発生
層は電荷発生機能を有すればよいので、その膜厚は電荷
発生物質の光吸光係数により決まり、一般的には5μm
以下、好適には1μm以下である。
質と樹脂バインダーとから構成され、電荷輸送物質とし
ては、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、ピラゾリン
化合物、ピラゾロン化合物、オキサジアゾール化合物、
アリールアミン化合物、ベンジジン化合物、スチルベン
化合物、ブタジエン化合物及びポリビニルカルバゾール
などの電荷輸送性ポリマー等を使用することが可能であ
る。樹脂バインダーとしては、本発明に係るポリジアル
キルシロキサン含有ポリカーボネートの他に、それ以外
のポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチ
レン樹脂、メタクリル酸エステルの重合体及び共重合体
などを含んでもよい。他の樹脂との組み合わせは、電荷
輸送層での相容性が良くなる組み合わせとし、かつ機械
的、化学的及び電気的安定性並びに密着性が確保される
ようにする。また、電荷輸送層4の膜厚は実用的に有効
な表面電位を維持するために10〜50μmの範囲が好
ましい。
く、機械的ストレスに対する耐久性に優れ、さらに化学
的に安定な物質で構成され、暗所ではコロナ放電の電荷
を受容して保持する機能を有しており、かつ電荷発生層
が感応する光を透過する性能を有し、露光時に光を透過
し、電荷発生層に到達させ、発生した電荷の注入を受け
て表面電荷を中和消滅させることが必要である。
アルキルシロキサン含有ポリカーボネートを適用するこ
とができ、さらにその他の樹脂バインダー、例えば、ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイ
ロン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアリレート樹脂、変
性シリコーン樹脂としてアクリル変性シリコーン樹脂、
エポキシ変性シリコーン樹脂、アルキッド変性シリコー
ン樹脂、ポリエステル変性シリコーン樹脂、ウレタン変
性シリコーン樹脂等、さらにまたハードコート剤として
のシリコーン樹脂等を適応することができる。これら変
性シリコーン樹脂は単独でも使用可能であるが、より耐
久性を向上させる目的でSiO2、TiO2、In2O
3、ZrO2を主成分とする皮膜を形成できる金属アル
コキシ化合物の縮合物との混合物が好適である。
ても、本発明に係るポリジアルキルシロキサン含有ポリ
カーボネート樹脂中に上記の電荷発生物質、電荷輸送物
質を分散させ、他の樹脂バインダーと共に用いることが
できる。
の感光層中にさらに熱、オゾン等に対する安定性を向上
させる目的で、酸化防止剤を適宜含有させることができ
る。このような目的に用いられる化合物としては、トコ
フェノールなどのクロマノール誘導体またはエーテル化
化合物もしくはエステル化化合物、ポリアリールアルカ
ン化合物、ハイドロキノン誘導体およびそのモノエーテ
ル化化合物またはジエーテル化化合物、ベンゾフェノン
誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、チオエーテル化合
物、フェニレンジアミン誘導体、ホスホン酸エステル、
亜リン酸エステル、フェノール化合物、ヒンダードフェ
ノール化合物、直鎖アミン化合物、環状アミン化合物、
ヒンダードアミン化合物などが挙げられる。
感光層中に感度の向上や残留電位の減少、あるいは繰り
返し使用時の特性変動を低減させる目的で、必要に応じ
電子受容物質を含有させることができる。かかる電子受
容物質としては、無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブ
ロム無水コハク酸、無水フタル酸、3−ニトロ無水フタ
ル酸、4−ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、
ピロメリット酸、トリメリット酸、無水トリメリット
酸、フタルイミド、4−ニトロフタルイミド、テトラシ
アノエチレン、テトラシアノシノジメタン、クロラニ
ル、ブロマニル、o−ニトロ安息香酸などの電子親和力
の大きな化合物を挙げることができる。
説明する。 (実施例1〜4,比較例1〜3)実施例1 ポリアミド樹脂5重量部とアミノシラン処理された酸化
チタン微粒子5重量部とをジクロロエタン45重量部、
メタノール30重量部およびn−ブタノール15重量部
の混合溶媒に溶解し、ディップ(Dip)法にて下引き
層をアルミ円筒基板上に4μmとなるように塗工した
後、120℃で30分間乾燥した。ついで、その上層
に、チタニルフタロシアンと塩化ビニル系共重合バイン
ダー樹脂とをジクロロエタンに分散せしめた電荷発生層
塗工液をディップ(Dip)法にて0.1μmとなるよ
うに塗工した。
粘度平均分子量40000の次式(II−1)、 で表されるポリジアルキルシロキサン含有ポリカーボネ
ート樹脂10重量部をジクロロメタン溶媒80重量部に
溶解し、更に次式(III−1)、 で表されるヒドラゾン化合物5重量部と、次式(III−
2)、 で表されるブタジエン化合物5重量部と、酸化防止剤と
してα−トコフェノール0.2重量部とから調製した塗
液を用いて、ディップ(Dip)法にて20μmの膜厚
となるように塗工形成させた後、80℃で30分間の乾
燥にて電子写真用感光体を作製した。
平均分子量50000のビスフェノールZ型ポリカーボ
ネート樹脂5重量部と前記(II−1)式で表されるポリ
ジアルキルシロキサン含有ポリカーボネート樹脂5重量
部の混合バインダー樹脂をジクロロメタン溶媒80重量
部に溶解し、その他は実施例1と同様にして電子写真用
感光体を作製した。
は実施例1と同様にして電子写真用感光体を作製した。
い、その他は実施例1と同様にして電子写真用感光体を
作製した。
平均分子量50000の次式(II−2)、 で表されるビスフェノールA型−ビフェニル共重合ポリ
カーボネート樹脂10重量部を用い、その他は実施例1
と同様にして電子写真用感光体を作製した。
平均分子量40000の次式(II−3)、 で表されるビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂1
0重量部を用い、その他は実施例1と同様にして電子写
真用感光体を作製した。
平均分子量50000の次式(II−4)、 で表されるビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂1
0重量部を用い、その他は実施例1と同様にして電子写
真用感光体を作製した。
得られた電子写真用感光体を、非磁性−成分現像方式お
よび非磁性−成分現像方式のレーザープリンタにて2万
枚の耐刷性評価を行なった結果を下記の表1に示す。
した後、以下に示す組成の中間層分散液を浸漬塗工し、
100℃で30分乾燥して膜厚約3μmの中間層を形成
した。 アルコール可溶性ナイロン(CM−8000:東レ(株)製) 5重量部 アミノシラン処理された酸化チタン微粒子 5重量部 メタノール/ジクロロメタン混合溶剤(6重量部/4重量部) 90重量部
漬塗工し、90℃で30分乾燥して膜厚約0.3μmの
電荷発生層を形成した。 X型無金属フタロシアニン 1重量部 塩化ビニル系共重合樹脂(MR−110:日本ゼオン(株)製) 1重量部 ジクロロメタン/1,2−ジクロロエタン混合溶剤(7重量部/3重量部) 98重量部
塗工し、90℃で60分乾燥して膜厚約20μmの電荷
輸送層を形成した。 ヒドラゾン化合物(CTC−191/前記式〔III−1〕:アナン香料(株)) 8.7重量部 ブタジエン化合物(T−405/前記式〔III−2〕:アナン香料(株)製) 0.3重量部 ポリジメチルシロキサン含有ポリカーボネート(粘度平均分子量4.6万)/前 記式〔II−1〕 0.1重量部 ビスフェノールA型ビフェニル共重合ポリカーボネート(タフゼットB−500 (粘度平均分子量5.6万):出光興産(株)製) 10.9重量部 dl−α−トコフェノール(関東化学(株)製) 0.1重量部 ジクロロメタン 100重量部 以上の通り、電子写真用感光体を作製した。
サン含有ポリカーボネート(前記式〔II−1〕)を0.
5重量部、タフゼットB−500を10.5重量部とし
た以外は実施例1と同様にして電子写真用感光体を作製
した。
サン含有ポリカーボネート(前記式〔II−1〕)を1重
量部、タフゼットB−500を10重量部とした以外は
実施例1と同様にして電子写真用感光体を作製した。
サン含有ポリカーボネート(前記式〔II−1〕)を3重
量部、タフゼットB−500を8重量部とした以外は実
施例1と同様にして電子写真用感光体を作製した。
サン含有ポリカーボネート(前記式〔II−1〕)を5重
量部、タフゼットB−500を6重量部とした以外は実
施例1と同様にして電子写真用感光体を作製した。
サン含有ポリカーボネート(前記式〔II−1〕)を7重
量部、タフゼットB−500を4重量部とした以外は実
施例1と同様にして電子写真用感光体を作製した。
サン含有ポリカーボネート(前記式〔II−1〕)を11
重量部、タフゼットB−500を使用しない以外は実施
例1と同様にして電子写真用感光体を作製した。
ーボネートの粘度平均分子量が3万のものを使用した以
外は実施例3と同様にして電子写真用感光体を作製し
た。
サン含有ポリカーボネート(前記式〔II−1〕)を使用
せず、タフゼットB−500を11重量部のみとした以
外は実施例1と同様にして電子写真用感光体を作製し
た。
スフェノールZ型ポリカーボネート(TS−2050
(粘度平均分子量5万):帝人化成((株))製)を使
用した以外は比較例2と同様に電子写真用感光体を作製
した。
方法で得られた感光体を以下に示す方法により評価し
た。即ち、感光体を帯電スコロトロン、転写コロトロ
ン、2成分現像方式、カウンターブレードクリーニング
方式の市販のレーザープリンターに装着し、温度10℃
湿度20%の環境下で印字率約5%の画像を1万枚印字
し、千枚毎に全面黒画像と全面白画像を印刷して下記の
評価を実施した。 (1)画像の目視評価 (2)感光体表面の目視評価 (3)1万枚印字後の感光層削れ量評価 これらの評価結果を下記の表2に示す。
なく耐フィルミンミング性を向上させることで、長寿命
の有機電子写真用感光体を提供することを可能にした。
を示す概念的断面図である。
を示す概念的断面図である。
概念的断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 導電性基体上に感光層を有する電子写真
用感光体において、該感光層が次式(I−1)、 (式中、Rは夫々同一であっても異なっていてもよい炭
素数1〜6のアルキル基、置換または無置換の炭素数6
〜12の芳香族炭化水素基、Bは(CH2)xで、xは
2〜6の整数、nは0〜200、mは1〜50の範囲内
とする)で表される繰り返し単位を有するポリジアルキ
ルシロキサン含有ポリカーボネートをバインダー樹脂と
して含有することを特徴とする電子写真用感光体。 - 【請求項2】 前記ポリジアルキルシロキサン含有ポリ
カーボネートが次式(I−2)、 (式中、x/(x+y+z)の比が0.5〜0.95、
z/(x+y+z)の比が0.0001〜0.1であ
る)で表される繰り返し単位を有する請求項1記載の電
子写真用感光体。 - 【請求項3】 前記ポリジアルキルシロキサン含有ポリ
カーボネートの粘度平均分子量が30000以上である
請求項1または2記載の電子写真用感光体。 - 【請求項4】 前記ポリジアルキルシロキサン含有ポリ
カーボネートを含む層における該ポリジアルキルシロキ
サン含有ポリカーボネートの重量割合が0.5〜75重
量%である請求項1〜3うちいずれか一項記載の電子写
真用感光体。 - 【請求項5】 前記感光層が電荷発生層と電荷輸送層と
からなり、前記ポリジアルキルシロキサン含有ポリカー
ボネートが該電荷輸送層に含まれている請求項1〜4の
うちいずれか一項記載の電子写真用感光体。 - 【請求項6】 前記感光層の最外層に表面保護層を有
し、前記ポリジアルキルシロキサン含有ポリカーボネー
トが該表面保護層に含まれている請求項1〜4のうちい
ずれか一項記載の電子写真用感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22244997A JPH1165136A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22244997A JPH1165136A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 電子写真用感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1165136A true JPH1165136A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16782589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22244997A Pending JPH1165136A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 電子写真用感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1165136A (ja) |
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