JPH1164561A - 原子炉の炉心および燃料集合体 - Google Patents

原子炉の炉心および燃料集合体

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JPH1164561A
JPH1164561A JP9218577A JP21857797A JPH1164561A JP H1164561 A JPH1164561 A JP H1164561A JP 9218577 A JP9218577 A JP 9218577A JP 21857797 A JP21857797 A JP 21857797A JP H1164561 A JPH1164561 A JP H1164561A
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靖 平野
Koichi Sakurada
光一 桜田
Kazutaka Hida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最外周Gd配置型の燃料でも反応度特性の異
なる燃料集合体群を容易に設計する。 【解決手段】 図2の高Gd燃料の方が図1の低Gd燃
料よりも最外周Gd(タイプ7)を正方格子のコーナー
により近い位置に配置し、Gd濃度を高くする。集合体
内部に配置するGd燃料棒(タイプ6)は、最外周Gd
よりGd濃度を低く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉
(以下、ΒWRという。)の燃料集合体と炉心に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、原子力発電の経済性向上のため
に、燃料の高燃焼度化が進められている。このような高
燃焼度用燃料集合体の一例を図7(a)〜(c)により
説明する。なお、図7(a)は燃料集合体の全体構造を
示し、(b)は(a)のB−Β矢視断面を、(c)は
(a)のC−C矢視断面を示している。
【0003】燃料集合体1は、通常の長尺燃料棒2、上
部の燃料を欠如させた短尺燃料棒3、および太径ウォー
タロッド6をスペーサ8で9行9列に正方格子状に束ね
て(以下、9×9正方格子という。)、これを上部タイ
プレート4および下部タイプレート5に固定して燃料棒
束とし、この燃料棒束をチャンネルボックス7で包囲し
て構成される。長尺燃料棒2と上部タイプレート4との
間には外部スプリング9が介在する。
【0004】図8は、図7に示した燃料集合体1の構成
でウラン燃料集合体を設計した場合の例を示すもので、
(a)は燃料棒の配置構成を、(b)は燃料棒タイプに
よる軸方向の濃縮度分布を示す。このウラン燃料集合体
は、燃料集合体平均濃縮度 3.9wt%、可燃性毒物である
ガドリニア(Gd2 3 )を添加した可燃性毒物入り燃
料棒(以下、Gd燃料棒という。)16本(Gd2 3
濃度 5.5wt%)で、運転期間18か月程度、取出燃焼度
45GWd/t程度を目標としたものである。図8(a)にお
いて、升目に付した数字1〜7は、ウラン燃料棒のタイ
プを示し、Wはウォーターロッド、C/Rは制御棒挿入
側を示している。
【0005】この燃料集合体においては、図8(b)に
示すように、1〜5のタイプの燃料棒は、記号aを最高
としてeを最低とするウラン235 濃縮度をもつ長尺ウラ
ン燃料棒であり、6は濃縮度aの短尺燃料棒、7は濃縮
度cのGd燃料棒である。ここでは、濃縮度種類数はa
〜eの5種類であり、軸方向の濃縮度分布は、上下の天
然ウランブランケット領域を除き、一様分布となってい
る。
【0006】現行の炉心では、運転期間(長さ)の変
動に対し融通性を持たせるため、取出燃焼度の高い炉
心に炉心特性を悪化させずスムーズに移行させるため、
炉心の径方向出力分布を平坦化し熱的特性を改善する
ために、反応度特性が異なる2種類の燃料集合体を併用
している。すなわち、各運転サイクルごとに炉心に装荷
する各燃料集合体の体数を調整し、適切な炉心特性(熱
的特性、余剰反応度など)を実現している。
【0007】現行の設計では、基準となる運転期間・取
出燃焼度を固定しており、燃料集合体の反応度特性を変
える方法として、「集合体平均濃縮度は同じとしGd本
数、濃度のみを変える方法」が採用されている。先に示
した図8は、1種類の燃料から炉心を作ると想定して設
計した例であるので、これを基にGd本数が2種類の燃
料集合体群を設計すると、図9、図10のような燃料集
合体群が得られる。ここで、図9は、Gd本数が少なく
Gd反応度価値が低い燃料集合体(以下、低Gd燃料と
略す。)、図10は、Gd本数が多くGd反応度価値が
高い燃料集合体(以下、高Gd燃料と略す。)である。
図8から図10の下部断面の40%ボイド状態での無限増
倍率を比べると、図11のようになる。図11におい
て、曲線Aは図9に示す低Gd燃料、曲線Bは図8に示
す基準燃料、曲線Cは図7に示す高Gd燃料のそれぞれ
無限増倍率の燃焼変化を示している。これより、図9の
低Gd燃料と図10の高Gd燃料の燃料集合体群を50%
ずつ炉心に装荷した場合の余剰反応度は、図8の燃料集
合体を全部炉心に装荷した場合とはほぼ同程度になるこ
とがわかる。現在の炉心管理では、これらの燃料集合体
群を用いて、運転期間が基準より長くなる場合は高G
d燃料の装荷割合を増加させ(逆に、運転期間が短くな
る場合は低Gd燃料の装荷割合を増加させ)、取出燃
焼度の高い炉心に移行する場合は、低Gd燃料の装荷割
合を増加させ、炉心の径方向出力分布を平坦化し熱的
特性を改善する場合は、径方向出力の高い位置に高Gd
燃料を配置するなどを行って、良好な反応度特性、熱的
特性を実現している。
【0008】一般に、高燃焼度化のための燃料集合体平
均濃縮度の増加は、反応度調整に必要なGd燃料棒本数
(以下、Gd本数と略す。)を増加させる。すなわち、
出力運転時の余剰反応度を保つために、平均濃縮度増加
による反応度上昇を抑えるようGdの負の反応度価値を
高める必要があり、通常の設計はGd本数を増加してい
る。また、濃縮度の増加はウラン235 による熱中性子の
吸収量を増加させ、その分Gdによる熱中性子の吸収量
が減少してGd燃料棒1本あたりの負の反応度価値が減
少するので、これを補うためにGd本数をより増加しな
ければならない。しかしながら、一般に、Gd本数の増
加は燃焼初期の局所出力ピーキング(LPF)を増加さ
せる傾向がある。また、通常、Gd燃料棒は熱伝導率が
ウラン燃料棒より劣るので濃縮度を下げウラン燃料棒よ
り局所出力を下げた設計を行っており、燃料集合体平均
濃縮度を増加するためにはGd燃料棒以外の燃料棒の濃
縮度を高める必要がある。この場合、集合体最外周の燃
料棒の濃縮度を増加させた場合は燃焼初期の局所出力ピ
ーキングが、また集合体内部の燃料棒の濃縮度を増加さ
せた場合は燃焼後期の局所出力ピーキングが増加する可
能性がある。さらに、先述の高Gd燃料の場合は、Gd
本数が増加し過ぎ、Gd燃料棒の配置の自由度が少なく
なり燃料設計が難しくなる場合がある。
【0009】Gd本数を減らすには、例えば、特開平7
−301688号公報記載の燃料のように、燃料集合体
の最外周位置にGd燃料棒を配置する(以下、最外周G
dと略す。)のが有効である。なぜなら、燃料集合体最
外周位置はチャンネルボックス間の非沸騰水領域(以
下、水ギャップ領域という。)で減速された熱中性子が
流入するのでGd燃料棒1本あたりの負の反応度価値が
大きいので、その分、Gd本数を低減できるからであ
る。ただし、最外周Gdでは、Gd燃料棒1本あたりの
負の反応度価値が大きいので、場合によっては、これだ
けで所要の反応度に調整できる場合がある。この場合、
仮に、運転期間変更などで反応度を高めるような設計変
更が必要となった場合、1本あたりの反応度価値が大き
い最外周Gdを削除しては反応度が上がり過ぎるし、最
外周Gdを削除したことで周囲の局所出力が高くなる場
合が考えられる。つまり、最外周Gdは1本あたりの反
応度価値が大きいためにGd本数を減らすのには有用で
あるが、反応度価値が大き過ぎる場合は設計の融通性に
かけるところがあり、また、削除した最外周Gdの周囲
の燃料棒の局所出力を高くする。したがって、LPFを
悪化させずに反応度を調整する何らかの方法が必要であ
る。
【0010】また、特開平7−301688号公報に記
載された核分裂性プルトニウムを含むMOΧ燃料集合体
で、高Gd燃料、低Gd燃料を考えた場合、Gdを含有
する燃料棒は照射実績のあるウラン燃料棒を用いている
ので、高Gd燃料の方が燃料集合体1体あたりのプルト
ニウム装荷量が減少することとなり、プルトニウムの消
費の観点からは望ましくない。さらに、特開平7−24
4181号公報に記載されているようにMOX燃料集合
体のプルトニウムの組成は再処理時の使用済み燃料や再
処理後の冷却期間に依存して変動しており、プルトニウ
ムの組成に応じて反応度特性が変わるので、良好な炉心
特性を維持するためにプルトニウムの組成に応じてGd
反応度価値を調整する必要がある。一般に、核分裂性プ
ルトニウムの割合が高い(以下、高Ρuf組成とい
う。)場合は、反応度の燃焼勾配が急となり、核分裂性
プルトニウムの割合が低い(以下、低Puf組成とい
う。)場合は、反応度の燃焼勾配が緩やかとなる傾向が
あるので、炉心特性に大きな影響を与えないよう、プル
トニウム組成に応じて燃料集合体平均PuO2 富化度
や、Gd燃料棒設計を調節する必要がある。しかしなが
ら、最外周Gdは、1本あたりの反応度価値が大きいた
めに、Gd本数を減らしプルトニウム装荷量を高めるの
には有用である一方、抑制反応度の微調整がしにくくな
る。
【0011】さらに、最外周Gdを採用した場合、採用
しない場合に比べ、燃料集合体の軸方向上下の反応度差
が大きくなる傾向がある。というのは、ボイド率の低い
燃料集合体下部領域では、Gdを最外周に配置しようが
内部に配置しようがGd反応度価値は大きく変わらない
が、ボイド率の高い燃料集合体上部領域では、非沸騰水
領域に近い最外周にGdを配置した方がGdの反応度価
値は大きくなるからである。したがって、最外周Gdを
用いない従来までの設計に比べて軸方向上下反応度差が
大きくなり、軸方向出力分布の下部ピークが大きくなる
傾向がある。
【0012】一方、通常、燃料集合体の非制御棒挿入側
のコーナー付近の非沸騰水領域には計装管があり、熱中
性子を計測している。特開平7−301688号公報記
載の燃料では、最外周Gdと制御棒の干渉効果による低
温時制御棒価値の低下(炉停止余裕の悪化)を打ち消す
ために、コーナー位置に上部の燃料を欠如させた短尺燃
料棒(以下、コーナーPLRという。)を配置してい
た。つまり、コーナー位置の水の中性子吸収反応で、低
温時の反応度自体を下げることができたが、短尺燃料棒
の上端で熱中性子分布が大きく歪むため、コーナー位置
に隣接した熱中性子検出器では燃料集合体全体の平均的
な軸方向出力分布を計測するのが難しくなる恐れがあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】高燃焼度化(平均濃縮
度増加)に起因したGd本数の増加に伴う熱的特性の悪
化を改善するために導入した最外周Gd配置型の燃料の
場合、Gd燃料棒1本あたりの反応度価値が大きいこ
と、最外周Gdと燃料集合体内部のGdの燃焼速度が異
なること、また、軸方向上下の反応度差が大きくなるこ
となどにより、軸方向の反応度特性が良好で、かつ、運
転期間変動に対する融通性確保などのために導入された
反応度特性の異なる2種類の燃料集合体を設計するのが
難しくなる。特に、種々のプルトニウム組成をもつΜO
Χ燃料集合体では、最外周Gdの採用により、プルトニ
ウム組成に応じて反応度調整を行った設計が難しくなる
場合がある。また、最外周Gdによる低温時制御棒価値
低下に伴う炉停止余裕の悪化を防ぐために導入したコー
ナーΡLRを有する燃料では、燃料集合体全体の平均的
な軸方向出力分布を計測するのが難しくなる場合があ
る。
【0014】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、最外周Gd配置型の燃料でも、反応度特性
の異なる燃料集合体群を容易に設計可能な原子炉の炉心
を提供することを目的とする。
【0015】また本発明は、コーナーPLR型の燃料で
も、燃料集合体全体の平均的な軸方向出力分布を問題な
く計測可能であるような原子炉用燃料集合体および原子
炉の炉心を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、核燃料物質を含む燃料棒が正方格子状に配置され
る燃料集合体が少なくとも2種類装荷される原子炉の炉
心において、前記燃料集合体が可燃性毒物を含む可燃性
毒物入り燃料棒を最外周位置に有し、この可燃性毒物入
り燃料棒の最外周位置が前記種類の異なる燃料集合体の
間で異なることを特徴とする。
【0017】最外周Gd(最外周位置の可燃性毒物入り
燃料棒)を削除する方法は、1本あたりの反応度価値が
大きいため、反応度調整には適していないが、最外周G
dの位置をずらす方法は反応度調整に適している。すな
わち、水ギャップ領域の大きい燃料集合体コーナー位置
に近づくほどGd反応度価値が大きくなるので、最外周
Gdの位置の変化で反応度調整が可能となる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の原子炉の炉
心において、前記最外周位置に配置される可燃性毒物入
り燃料棒の可燃性毒物濃度が前記種類の異なる燃料集合
体の間で異なることを特徴とする。
【0019】最外周Gdの位置の変化で反応度調整が可
能となるが、最外周Gdの位置によって、可燃性毒物
(Gd)の燃焼速度が変わるので、可燃性毒物入り燃料
棒の位置によって可燃性毒物濃度を調整することが好ま
しい。
【0020】請求項3の発明は、請求項1または2の原
子炉の炉心において、前記燃料集合体が可燃性毒物入り
燃料棒を最外周位置以外の位置に有し、この最外周位置
以外の位置に配置される可燃性毒物入り燃料棒の可燃性
毒物濃度が当該燃料集合体の最外周位置に配置される可
燃性毒物入り燃料棒の可燃性毒物濃度よりも小さいこと
を特徴とする。
【0021】燃料集合体内部の可燃性毒物入り燃料棒
は、水ギャップ領域から離れており、最外周Gd(最外
周位置の可燃性毒物入り燃料棒)に比べて、燃焼速度が
遅くなる。したがって、燃料集合体内部の可燃性毒物入
り燃料棒の可燃性毒物濃度を最外周Gdより小さくする
ことで、運転サイクル末期における可燃性毒物の燃え残
りによる反応度損失を防ぐことができる。
【0022】請求項4の発明は、核燃料物質を含む燃料
棒が正方格子状に配置される燃料集合体が複数装荷され
る原子炉の炉心において、前記燃料集合体が核分裂性プ
ルトニウムを含むMOΧ燃料棒を有するとともに、可燃
性毒物を含む可燃性毒物入り燃料棒を最外周位置に有
し、この可燃性毒物入り燃料棒の最外周位置が前記燃料
集合体間でそれぞれ装荷される全プルトニウム中の核分
裂性プルトニウムの含有割合に応じて異なることを特徴
とする。
【0023】種々のプルトニウム組成をもつMOΧ燃料
集合体では、核分裂性プルトニウムの組成比に応じて最
外周Gdの位置を調整することにより、どの組成の燃料
を装荷しても炉心の反応度特性に大きな影響を与えない
ようにすることができる。
【0024】請求項5の発明は、核燃料物質を含む燃料
棒が正方格子状に配置される燃料集合体が複数装荷され
る原子炉の炉心において、前記燃料集合体が核分裂性プ
ルトニウムを含むMOΧ燃料棒を有するとともに、可燃
性毒物を含む可燃性毒物入り燃料棒を最外周位置に有
し、この可燃性毒物入り燃料棒の可燃性毒物濃度が燃料
集合体間でそれぞれ装荷される全プルトニウム中の核分
裂性プルトニウムの含有割合に応じて異なることを特徴
とする。
【0025】種々のプルトニウム組成をもつMOΧ燃料
集合体では、核分裂性プルトニウムの組成比に応じて最
外周Gdの可燃性毒物濃度を調整することにより、どの
組成の燃料を装荷しても炉心の反応度特性に大きな影響
を与えないようにすることができる。
【0026】請求項6の発明は、請求項4の原子炉の炉
心において、核分裂性プルトニウムの含有割合が高い燃
料集合体は含有割合が低い燃料集合体に比べて、可燃性
毒物入り燃料棒の最外周位置が正方格子の四隅部に近い
ことを特徴とする。
【0027】核分裂性プルトニウムの含有割合が高いM
OΧ燃料集合体は燃焼初期の反応度が高いため、最外周
Gdをコーナー位置に近づけることにより、Gd反応度
価値を高めて適切な反応度特性が得られる。
【0028】請求項7の発明は、請求項1、2、4、
5、または6の原子炉の炉心において、前記燃料集合体
が可燃性毒物入り燃料棒を最外周位置以外の位置に有
し、この最外周位置以外の位置に配置される可燃性毒物
入り燃料棒の少なくとも1部が軸方向下部に可燃性毒物
を含有することを特徴とする。
【0029】軸方向下部のみに可燃性毒物を混入させた
燃料棒を用いることで、最外周Gd配置型の燃料に見ら
れる軸方向出力分布の下部ピークを抑制することができ
る。
【0030】請求項8の発明は、請求項1ないし7の原
子炉の炉心において、前記燃料集合体が、上部の燃料を
欠如させた短尺燃料棒を正方格子の四隅部に有すること
を特徴とする。
【0031】コーナーPLRは、最外周Gd配置型の燃
料における低温時制御棒価値低下に伴う炉停止余裕の悪
化を改善することができる。
【0032】請求項9の発明は、請求項1ないし7の原
子炉の炉心において、前記燃料集合体が、上部の燃料を
欠如させた短尺燃料棒を正方格子の制御棒挿入側の三隅
部に有し、制御棒挿入側と反対側の隅部に上部の燃料を
欠如させない長尺燃料棒を有することを特徴とする。
【0033】中性子検出器に近いコーナー位置のみの燃
料棒を長尺燃料棒とするので、炉停止余裕を大きく悪化
させずに燃料集合体全体の平均的な軸方向出力分布を正
確に計測することができる。
【0034】請求項10の発明は、核燃料物質を含む燃
料棒が正方格子状に配置される燃料集合体において、可
燃性毒物を含む可燃性毒物入り燃料棒が最外周位置およ
び最外周位置以外の位置に配置され、最外周位置以外の
位置に配置される可燃性毒物入り燃料棒の可燃性毒物濃
度が最外周位置に配置される可燃性毒物入り燃料棒の可
燃性毒物濃度よりも小さいことを特徴とする。
【0035】請求項3の発明の場合と同様に、燃料集合
体内部の可燃性毒物入り燃料棒の可燃性毒物濃度を最外
周Gdより小さくすることで、運転サイクル末期におけ
る可燃性毒物の燃え残りによる反応度損失を防ぐことが
できる。
【0036】請求項11の発明は、核燃料物質を含む燃
料棒が正方格子状に配置される燃料集合体において、可
燃性毒物を含む可燃性毒物入り燃料棒が最外周位置およ
び最外周位置以外の位置に配置され、最外周位置以外の
位置に配置される可燃性毒物入り燃料棒の少なくとも1
部が軸方向下部に可燃性毒物を含有することを特徴とす
る。
【0037】請求項7の発明の場合と同様に、軸方向下
部のみに可燃性毒物を混入させた燃料棒を用いること
で、最外周Gd配置型の燃料に見られる軸方向出力分布
の下部ピークを抑制することができる。
【0038】請求項12の発明は、請求項10または1
1の燃料集合体において、上部の燃料を欠如させた短尺
燃料棒が正方格子の四隅部に配置されることを特徴とす
る。
【0039】請求項8の発明の場合と同様に、短尺燃料
棒をコーナーに配置することにより、最外周Gd配置型
の燃料における低温時制御棒価値低下に伴う炉停止余裕
の悪化を改善することができる。
【0040】請求項13の発明は、請求項10または1
1の燃料集合体において、上部の燃料を欠如させた短尺
燃料棒が正方格子の制御棒挿入側の三隅部に配置され、
制御棒挿入側と反対側の隅部に上部の燃料を欠如させな
い長尺燃料棒が配置されることを特徴とする。
【0041】請求項9の発明の場合と同様に、中性子検
出器に近いコーナー位置のみの燃料棒を長尺燃料棒とす
るので、炉停止余裕を大きく悪化させずに燃料集合体全
体の平均的な軸方向出力分布を正確に計測することがで
きる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1および図2は、本発明の第1
の実施の形態の炉心に装荷される反応度特性が異なる2
種類の原子炉用燃料集合体(9×9正方格子)を示すも
ので、図1が低Gd燃料の設計例を、図2が高Gd燃料
の設計例をそれぞれ示している。また、図1(a)およ
び図2(a)は燃料集合体の断面構成を示し、図1
(b)および図2(b)はそれぞれ燃料集合体を構成す
る燃料棒の各タイプの濃縮度およびサイズを示すととも
に、燃料集合体の軸方向の濃縮度分布を併記している。
【0043】図1に示す低Gd燃料と図2に示す高Gd
燃料では、ともに燃料集合体平均濃縮度 3.9wt%、Gd
燃料棒(タイプ6、7)12本、最外周Gd(タイプ
7)8本、タイプ6のGd燃料棒のGd2 3 濃度 4.0
%濃度であり、タイプ1〜6の燃料棒の仕様(ウラン23
5 濃縮度a>b>c>d、Gd2 3 濃度、燃料棒サイ
ズ等)は同じである。
【0044】しかしながら、タイプ7の最外周GdのG
2 3 濃度は低Gd燃料(図1)では 8.0wt%であ
り、高Gd燃料(図2)では10.0wt%と高くなってい
る。また、最外周Gdを除くGd燃料棒(タイプ6)の
Gd2 3 濃度はともに 4.0%と変わらないが、最外周
Gdと比較すると低く設定されている。
【0045】さらに、低Gd燃料と高Gd燃料の異なる
点は、図1(a)と図2(a)を比較して明らかなよう
に、高Gd燃料の最外周Gdが正方格子のコーナーによ
り近い位置に配置されている。
【0046】本実施の形態の低Gd燃料と高Gd燃料の
下部断面の40%状態での無限増倍率を比べると、図3の
ようになる。図3において、曲線Lは低Gd燃料の無限
増倍率の燃焼変化、曲線Hは高Gd燃料の無限増倍率の
燃焼変化をそれぞれ示している。図3に示す本実施の形
態の無限増倍率の燃焼変化(曲線L、H)は、図11に
示す従来のGd本数を変える手法で設計した場合の無限
増倍率の燃焼変化(曲線A、C)とほぼ同程度となって
いる。
【0047】このことから、Gd本数を変えずに最外周
Gdの位置を変えるだけで反応度調整を行うことができ
ることがわかる。
【0048】また、図1(a)および図2(a)からも
明らかなように、取出燃焼度が増加したり運転期間が短
くなりGd本数を増加しなければならなくなっても、G
d配置の自由度は十分にある。
【0049】また、図1と図2ではGd以外の燃料棒本
数は同じで、Gd燃料棒のGd濃度を変えるだけで低G
d燃料と高Gd燃料を作り分けることができるので、運
転期間の変動などで低Gd燃料と高Gd燃料の炉心装荷
体数が変更されても容易に対応することができる。
【0050】なお、本実施の形態では、タイプ6の燃料
棒は燃料集合体内部に配置されているので、ここでは、
Gd濃度がタイプ7の最外周Gd燃料棒の半分以下とな
っている。
【0051】図4および図5は、本発明の第2の実施の
形態の炉心に装荷されるMOX燃料集合体(9×9正方
格子)を示すもので、図4が低Ρuf組成の燃料集合体
(以下、低Ρuf組成燃料という。)の設計例を、図5
が高Puf組成の燃料集合体(以下、高Ρuf組成燃料
という。)の設計例をそれぞれ示している。また、図4
(a)および図5(a)は燃料集合体の断面構成を示
し、図4(b)および図図5(b)はそれぞれ燃料集合
体を構成する燃料棒の各タイプの濃縮度およびサイズを
示し、燃料集合体の軸方向の濃縮度分布を併記してい
る。
【0052】図4において、低Ρuf組成燃料は集合体
平均ウラン235 濃縮度 0.9wt%、集合体平均PuO2
化度 6.6wt%、プルトニウム組成の核分裂性プルトニウ
ム割合59.4%、MOX燃料棒母材濃縮度 0.2wt%であ
り、タイプ1、5、6はUO2燃料棒(ウラン235 濃縮
度a<b)、タイプ2、3、4はMOX燃料棒(PuO
2 富化度A>B)である。また、タイプ1、4は上部が
欠けた短尺燃料棒であり、タイプ5はGd2 3 濃度
5.0wt%の最外周Gd燃料棒、タイプ6は軸方向下部の
みGd2 3 を 1.0wt%濃度で含むGd燃料棒である。
【0053】また図5において、高Ρuf組成燃料は集
合体平均ウラン235 濃縮度 0.9wt%、集合体平均PuO
2 富化度 5.2wt%、プルトニウム組成の核分裂性プルト
ニウム割合67.0%、MOX燃料棒母材濃縮度 0.2wt%で
あり、タイプ1、5、6はUO2 燃料棒(ウラン235 濃
縮度a<b)、タイプ2、3、4はMOX燃料棒(Pu
2 富化度A>B)である。また、タイプ1、4は上部
が欠けた短尺燃料棒であり、タイプ5はGd2 3 濃度
6.0wt%のGd燃料棒、タイプ6は軸方向下部のみGd
2 3 を 1.0wt%濃度で含むGd燃料棒である。
【0054】さらに図6に、本実施の形態の低Ρuf組
成燃料(曲線l)と高Ρuf組成燃料(曲線h)の中央
部断面の40%ボイド状態での無限増倍率の燃焼変化を示
す。これらの燃料集合体群は、炉心平均燃焼度(約 28G
Wd/t)時の無限増倍率が同じになるように燃料集合体平
均PuO2 富化度を調整してある。
【0055】また図12に、図4に示す低Ρuf組成燃
料と燃料棒の配置構成が同じ高Ρuf組成燃料の設計例
を示す。この高Ρuf組成燃料は、図5に示す高Ρuf
組成燃料とは最外周Gdの位置が異なるだけで他の仕様
は全く同じである。この図12に示す高Ρuf組成燃料
の無限増倍率の燃焼変化を図4の低Ρuf組成燃料(曲
線l)と比較して図13に曲線h′で示す。図13にお
いて、高Ρuf組成燃料と低Ρuf組成燃料の無限増倍
率が交差しており、特に燃焼初期において無限増倍率の
差が大きい。
【0056】図13に示すように、高Ρuf組成燃料の
方が低Ρuf組成燃料より反応度の燃焼勾配が急で、G
d燃料棒がない状態では燃焼初期での無限増倍率が高く
なるので、本実施の形態の高Ρuf組成燃料では、図5
(a)に示すようにGd反応度価値が高くなる燃料集合
体コーナー位置に最外周Gdを4本近づけて配置してい
る。
【0057】これにより、図6からも明らかなように、
プルトニウムの組成比にかかわらず高Ρuf組成燃料と
低Ρuf組成燃料の無限増倍率の燃焼変化を近づけるこ
とができる。ただし、反応度の燃焼勾配が異なるので両
者を完全に一致させることは難しい。
【0058】また、本実施の形態では、最外周Gdによ
る低温時制御棒価値の低下による炉停止余裕の悪化を防
ぐために、短尺燃料棒(タイプ1)をコーナー位置に配
置している。
【0059】また、軸方向下部領域にGdを有する燃料
棒(タイプ6)を用いることで、軸方向出力分布の下部
ピークを抑えることができる。
【0060】なお、図4および図5において正方格子の
四隅に短尺燃料棒を配置しているが、非制御棒挿入側コ
ーナー部(図4および図5の斜線部)には、通常の長尺
ウラン燃料棒を配置することもできる。これにより、中
性子検出器に近いコーナー位置において、短尺燃料棒に
よる熱中性子分布の歪みを防ぐことができ、燃料集合体
全体の平均的な軸方向出力分布を正確に計測することが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳しく述べてきたように、本発明に
よれば、最外周Gd配置型の燃料でも、最外周Gdの位
置および濃度の変更により、反応度価値の異なる燃料集
合体群を容易に設計することができ、運転期間の変動に
対する融通性、取出燃焼度の高い炉心へのスムーズな移
行、径方向出力ピーキングの平坦化による熱的特性の改
善、MOΧ燃料集合体におけるプルトニウム組成に応じ
た反応度調整が可能となり、良好な炉心特性を実現する
ことができる。
【0062】また、コーナーΡLR型の燃料でも、非制
御棒挿入側コーナー部の短尺燃料棒のみを長尺燃料棒と
することにより、炉停止余裕を大きく悪化させずに燃料
集合体全体の軸方向平均出力分布を計測することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の沸騰水型原子炉の
炉心に装荷されるウラン燃料集合体の低Gd燃料の設計
例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の沸騰水型原子炉の
炉心に図1の低Gd燃料とともに装荷されるウラン燃料
集合体の高Gd燃料の設計例を示す図である。
【図3】図1の低Gd燃料と図2の高Gd燃料の無限増
倍率の燃焼変化を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の沸騰水型原子炉の
炉心に装荷されるMOX燃料集合体の低Puf組成燃料
の設計例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の沸騰水型原子炉の
炉心に装荷されるMOX燃料集合体の高Puf組成燃料
の設計例を示す図である。
【図6】図4の低Puf組成燃料と図5の高Puf組成
燃料の無限増倍率の燃焼変化を示す図である。
【図7】沸騰水型原子炉の高燃焼度用燃料集合体の縦断
面、Β−B矢視断面およびC−C矢視断面を示す図であ
る。
【図8】従来の沸騰水型原子炉用ウラン燃料集合体の設
計例を示す図である。
【図9】従来の沸騰水型原子炉用ウラン燃料集合体の低
Gd燃料の設計例を示す図である。
【図10】従来の沸騰水型原子炉用ウラン燃料集合体の
高Gd燃料の設計例を示す図である。
【図11】図8〜図9に示す燃料集合体の無限増倍率の
燃焼変化を示す図である。
【図12】図5に対する沸騰水型原子炉用ΜΟX燃料集
合体の高Puf燃料の比較設計例を示す図である。
【図13】図4の低Puf組成燃料と図12の高Puf
組成燃料の無限増倍率の燃焼変化を示す図である。
【符号の説明】
1………高燃焼度用燃料集合体 2………長尺燃料棒 3………短尺燃料棒 4………上部タイプレート 5………下部タイプレート 6………太径ウォータロッド 7………チャンネルボックス 8………スペーサ 9………外部スプリング

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核燃料物質を含む燃料棒が正方格子状に
    配置される燃料集合体が少なくとも2種類装荷される原
    子炉の炉心において、前記燃料集合体が可燃性毒物を含
    む可燃性毒物入り燃料棒を最外周位置に有し、この可燃
    性毒物入り燃料棒の最外周位置が前記種類の異なる燃料
    集合体の間で異なることを特徴とする原子炉の炉心。
  2. 【請求項2】 前記最外周位置に配置される可燃性毒物
    入り燃料棒の可燃性毒物濃度が前記種類の異なる燃料集
    合体の間で異なることを特徴とする請求項1記載の原子
    炉の炉心。
  3. 【請求項3】 前記燃料集合体が可燃性毒物入り燃料棒
    を最外周位置以外の位置に有し、この最外周位置以外の
    位置に配置される可燃性毒物入り燃料棒の可燃性毒物濃
    度が当該燃料集合体の最外周位置に配置される前記可燃
    性毒物入り燃料棒の可燃性毒物濃度よりも小さいことを
    特徴とする請求項1または2記載の原子炉の炉心。
  4. 【請求項4】 核燃料物質を含む燃料棒が正方格子状に
    配置される燃料集合体が複数装荷される原子炉の炉心に
    おいて、前記燃料集合体が核分裂性プルトニウムを含む
    MOΧ燃料棒を有するとともに、可燃性毒物を含む可燃
    性毒物入り燃料棒を最外周位置に有し、この可燃性毒物
    入り燃料棒の最外周位置が前記燃料集合体間でそれぞれ
    装荷される全プルトニウム中の核分裂性プルトニウムの
    含有割合に応じて異なることを特徴とする原子炉の炉
    心。
  5. 【請求項5】 核燃料物質を含む燃料棒が正方格子状に
    配置される燃料集合体が複数装荷される原子炉の炉心に
    おいて、前記燃料集合体が核分裂性プルトニウムを含む
    MOΧ燃料棒を有するとともに、可燃性毒物を含む可燃
    性毒物入り燃料棒を最外周位置に有し、この可燃性毒物
    入り燃料棒の可燃性毒物濃度が前記燃料集合体間でそれ
    ぞれ装荷される全プルトニウム中の核分裂性プルトニウ
    ムの含有割合に応じて異なることを特徴とする原子炉の
    炉心。
  6. 【請求項6】 前記核分裂性プルトニウムの含有割合が
    高い燃料集合体は含有割合が低い燃料集合体に比べて、
    前記可燃性毒物入り燃料棒の最外周位置が正方格子の四
    隅部に近いことを特徴とする請求項4記載の原子炉の炉
    心。
  7. 【請求項7】 前記燃料集合体が可燃性毒物入り燃料棒
    を最外周位置以外の位置に有し、この最外周位置以外の
    位置に配置される可燃性毒物入り燃料棒の少なくとも1
    部が軸方向下部に可燃性毒物を含有することを特徴とす
    る請求項1、2、4、5、または6のいずれか1項に記
    載の原子炉の炉心。
  8. 【請求項8】 前記燃料集合体が、上部の燃料を欠如さ
    せた短尺燃料棒を正方格子の四隅部に有することを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の原子炉
    の炉心。
  9. 【請求項9】 前記燃料集合体が、上部の燃料を欠如さ
    せた短尺燃料棒を正方格子の制御棒挿入側の三隅部に有
    し、制御棒挿入側と反対側の隅部に上部の燃料を欠如さ
    せない長尺燃料棒を有することを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれか1項に記載の原子炉の炉心。
  10. 【請求項10】 核燃料物質を含む燃料棒が正方格子状
    に配置される燃料集合体において、可燃性毒物を含む可
    燃性毒物入り燃料棒が最外周位置および最外周位置以外
    の位置に配置され、前記最外周位置以外の位置に配置さ
    れる可燃性毒物入り燃料棒の可燃性毒物濃度が前記最外
    周位置に配置される可燃性毒物入り燃料棒の可燃性毒物
    濃度よりも小さいことを特徴とする燃料集合体。
  11. 【請求項11】 核燃料物質を含む燃料棒が正方格子状
    に配置される燃料集合体において、可燃性毒物を含む可
    燃性毒物入り燃料棒が最外周位置および最外周位置以外
    の位置に配置され、前記最外周位置以外の位置に配置さ
    れる可燃性毒物入り燃料棒の少なくとも1部が軸方向下
    部に可燃性毒物を含有することを特徴とする燃料集合
    体。
  12. 【請求項12】 上部の燃料を欠如させた短尺燃料棒が
    正方格子の四隅部に配置されることを特徴とする請求項
    10または11記載の燃料集合体。
  13. 【請求項13】 上部の燃料を欠如させた短尺燃料棒が
    正方格子の制御棒挿入側の三隅部に配置され、制御棒挿
    入側と反対側の隅部に上部の燃料を欠如させない長尺燃
    料棒が配置されることを特徴とする請求項10または1
    1記載の燃料集合体。
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