JPH1164018A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JPH1164018A
JPH1164018A JP9247845A JP24784597A JPH1164018A JP H1164018 A JPH1164018 A JP H1164018A JP 9247845 A JP9247845 A JP 9247845A JP 24784597 A JP24784597 A JP 24784597A JP H1164018 A JPH1164018 A JP H1164018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自車が走行する走行地理環境に応じて表示手段
における対向車の表示形態を変更することで、通信信頼
性を考慮した表示形態を確保することができ、対向車有
無の信頼性を乗員に正確に表示することができる車両用
ナビゲーション装置の提供を目的とする。 【解決手段】対向車検知を行なう対向車検知機能S5を
備えた車両用ナビゲーション装置であって、自車の現在
位置を検出する現在位置検出手段と、道路地図を記憶す
る記憶手段と、自車の現在位置および道路地図等の必要
情報を可視表示する表示手段と、自車が走行する走行地
理環境に応じて上記表示手段における対向車の表示形態
を変更する第1の表示変更手段R1とを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば無線通信
手段やレーダ探知手段により対向車検知を行なう対向車
検知機能を備えたような車両用ナビゲーション装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の対向車検知機能を備えた
車両用ナビゲーション装置としては、例えば特開平7−
121800号公報に記載の装置がある。すなわち、ナ
ビゲーションシステムの慣性航法装置および地図情報出
力装置の出力に基づいて、コーナー通過制御手段が自車
の走行方向前方にあるコーナーを検出すると共に、自車
の車速がコーナーを通過する適正車速を越えているか否
かを判別し、オーバースピードの場合には車速調整手段
およびアラーム手段を介して減速を行ない、コーナーの
所定距離手前位置に達すると、通信制御手段を介して当
該コーナーを通過する他車(対向車)との間で車速や走
行方向等の情報を通信し、コーナーにおけるすれ違いが
確実に行なえるように成したものである。
【0003】この従来装置によれば、山岳路や狭路でコ
ーナーを曲りきれない速度で走行する対向車がある場合
にドライバに警報表示を行なうことが可能である。しか
し、この従来装置にあっては無線等の通信信頼性を考慮
した表示を実行することができないので、実際に対向車
が存在しない場合と、対向車が存在するにもかかわらず
地理環境により受信状態が悪くて対向車検知ができない
場合との区別がつかず、対向車有無の信頼性を乗員に正
確に表示することができない問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、自車が走行する走行地理環境に応じて表示
手段における対向車の表示形態を変更することで、通信
信頼性を考慮した表示形態を確保することができ、対向
車有無の信頼性を乗員に正確に表示することができる車
両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、対向車
の対向車数に応じて表示形態を変更することで、正確に
対向車を認知させることができる車両用ナビゲーション
装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、通信信頼性の低い地
理環境下において対向車もしくは道路表示をその他の時
(通信信頼性が良好な時)と変更して表示することで、
対向車有無の信頼性をより一層良好に乗員に正確に表示
することができる車両用ナビゲーション装置の提供を目
的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、対向車数が所定値以
下の時には道路上に対向車を表示し、対向車数が所定値
以上の時には道路表示を変更して対向車の有無を警報表
示することができる車両用ナビゲーション装置の提供目
的とする。
【0008】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、所定値以上の対向車
が検知された時、先頭対向車の位置計測の推定頻度を後
続対向車よりも高めて表示することで、コンピュータや
CPUの負荷軽減を入りつつ、先頭対向車の位置を正確
に表示することができる車両用ナビゲーション装置の提
供を目的とする。
【0009】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、所定値以上の対向車
が検知された時、複数車両の対向車表示に変更後、先頭
対向車の位置変化に追従させて後続対向車の位置を変更
表示することで、コンピュータやCPUの負荷軽減を図
りつつ、先頭対向車および後続対向車の位置変化を良好
に表示することができる車両用ナビゲーション装置の提
供を目的とする。
【0010】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、自車が走行する地理
状況に応じて複数対向車の表示形態を変更(例えば自車
が市街路を走行している時には複数対向車を小間隔を隔
てて密に近接表示し、自車が山岳路を走行している時に
は複数対向車を大間隔を隔てて粗に離反表示)すること
で、現実性が高く乗員の間隔に符号した表示を行なうこ
とができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とす
る。
【0011】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、自車が通信信頼性の
低い地理環境下を走行している時、対向車の表示が不可
である旨を表示することで、乗員の対向車表示に対する
過信防止を図り、安全性を確保することができる車両用
ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、対向車検知を行なう対向車検知機能を備えた
車両用ナビゲーション装置であって、自車の現在位置を
検出する現在位置検出手段と、道路地図を記憶する記憶
手段と、自車の現在位置および道路地図等の必要情報を
可視表示する表示手段と、自車が走行する走行地理環境
に応じて上記表示手段における対向車の表示形態を変更
する第1の表示変更手段とを備えた車両用ナビゲーショ
ン装置であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、対向車
検知を行なう対向車検知機能を備えた車両用ナビゲーシ
ョン装置であって、自車の現在位置を検出する現在位置
検出手段と、道路地図を記憶する記憶手段と、自車の現
在位置および道路地図等の必要情報を可視表示する表示
手段と、対向車の対向車数に応じて上記表示手段におけ
る表示形態を変更する第2の表示変更手段とを備えた車
両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記第1の表示変更
手段は通信信頼性の低い地理環境下において対向車もし
くは道路表示をその他の時と変更して表示する車両用ナ
ビゲーション装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第2の表示変更
手段は対向車数が所定値以下の時は道路上に対向車を表
示する一方、対向車数が所定値以上の時は道路表示を変
更して対向車の有無を警報表示する車両用ナビゲーショ
ン装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第2の表示変更
手段は所定値以上の対向車が検知された時、先頭対向車
の位置計測の推定頻度を後続対向車より高めて表示する
車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第2の表示変更
手段は所定値以上の対向車が検知された時、複数車両の
対向車表示に変更後、先頭対向車の位置変化に追従させ
て後続対向車の位置を変更表示する車両用ナビゲーショ
ン装置であることを特徴とする。
【0018】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第2の表示変更
手段は自車が走行する地理状況に応じて複数対向車の表
示形態を変更する車両用ナビゲーション装置であること
を特徴とする。
【0019】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記第1の表示変更
手段は自車が通信信頼性の低い地理環境下を走行してい
る時、対向車の表示が不可である旨を表示する請求項1
記載の車両用ナビゲーション装置であることを特徴とす
る。
【0020】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、現在位置検出手段は自車の現在位置を検出
し、記憶手段は道路地図(詳しくは道路地図情報)を記
憶し、表示手段は自車の現在位置および道路地図等の必
要情報を可視表示するが、上述の第1の表示変更手段は
自車が走行する走行地理環境に応じて上述の表示手段に
おける対向車の表示形態を変更する。
【0021】このため、自車が例えばビル、山、高電
線、トンネル等により通信信頼性が低い道路上を走行し
ているような場合には、その走行地理環境により対向車
の表示形態を変更するので、通信の信頼性を考慮した表
示形態を確保することができて、対向車有無の信頼性を
乗員に正確に表示することができる効果がある。
【0022】この発明の請求項2記載の発明によれば、
現在位置検出手段は自車の現在位置を検出し、記憶手段
は道路地図(詳しくは道路地図情報)を記憶し、表示手
段は自車の現在位置および道路地図等の必要情報を可視
表示するが、上述の第2の表示変更手段は対向車検知機
能にて検知した対向車の対向車数に応じて上述の表示手
段における表示形態を変更する。このように対向車数に
応じた表示形態の変更により、乗員に対して正確に対向
車を認知させることができる効果がある。例えば対向車
数が所定台数以上なのか以下なのかを正確に表示して認
識させることができる。
【0023】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の第1の
表示変更手段は通信信頼性の低い地理環境下において対
向車もしくは道路表示をその他の時(通信信頼性が良好
な地理環境下の時)と変更して表示するので、対向車有
無の信頼性をより一層良好に乗員に正確に表示すること
ができる効果がある。
【0024】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第2の
表示変更手段は対向車数が所定値以下の時は道路上に対
向車を表示する一方、対向車数が所定値以上の時は道路
表示を変更して対向車の有無を警報表示するので、対向
車数が所定値以下か以上かで区別した表示(対向車表示
と道路表示)を行なうことができて、乗員に対して対向
車をより一層正確に認識させることができる効果があ
る。
【0025】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第2の
表示変更手段は所定値以上の対向車が検知された時、先
頭対向車の位置計測の推定頻度は後続対向車よりも高め
て表示する。換言すれば後続対向車の位置計測の推定頻
度は先頭対向車のそれよりも低くてよい。このため、コ
ンピュータやCPUの負荷軽減を図りつつ、先頭対向車
の位置を正確に表示するることができる効果がある。
【0026】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第2の
表示変更手段は所定値以上の対向車が検知された時、複
数車両の対向車表示に変更した後に、先頭対向車の位置
変化に追従させて後続対向車の位置を変更表示する。つ
まり後続対向車については位置計測を省略することがで
きる。このため、コンピュータやCPUの負荷軽減を図
りつつ、先頭対向車および後続対向車の位置変化を良好
に表示することができる効果がある。
【0027】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第2の
表示変更手段は自車が走行する地理状況(例えば市街路
や山岳路など)に応じ複数対向車の表示形態を変更す
る。この結果、例えば自車が市街路を走行している時に
は複数対向車を小間隔を隔てて密に近接表示し、自車が
山岳路を走行している時には複数対向車を大間隔を隔て
て粗に離反表示することが可能となる。このように自車
が走行する地理状況に対応して複数対向車の表示形態を
変更するので、現実性が高く、乗員の感覚に符号(適
合)した表示を行なうことができる効果がある。
【0028】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の第1の
表示変更手段は自車が通信信頼性の低い地理環境下を走
行している時には対向車の表示が不可である旨を表示す
るので、乗員の対向車表示に対する過信防止を図って、
安全性を確保することができる効果がある。
【0029】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用ナビゲータ装置を示すが、図3に
おいて自移動体としての自車Aと他移動体としての対向
車Bとのナビゲーションシステム構成は共に同一である
ので、まず、図1、図2を参照してこのナビゲーション
システム構成について説明する。
【0030】図1、図2において車両1の外部には指向
性を有する送受信兼用のアンテナ2を立設し、このアン
テナ2には受信回路3および送信回路4を接続してい
る。上述のアンテナ2と受信回路3とで受信手段が構成
され、この受信手段で自車A側にあっては対向車Bから
の無線電波(以下単に信号βと略記する)を受信すべく
構成し、対向車B側にあっては車両Aからの無線電波
(以下単に信号αと略記する)を受信すべく構成してい
る。
【0031】また上述のアンテナ2と送信回路4とで送
信手段が構成され、この送信手段で自車A側にあっては
対向車Bに向けて信号αを送信し、対向車B側にあって
は信号αに応答して車両Aに向けて信号βを送信すべく
構成している。なお、この実施例においては双方向通信
により自車Aが信号αを送信し、この信号αに応答する
対向車Bからの信号βを自車Aが受信した時に、対向車
検知を行なうように構成したが、自車Aの受信手段を常
時受任状態に設定すると共に、対向車Bの送信手段を常
時送信状態に設定し、車速情報、座標点情報および進行
方向情報を含む信号β(但し、この場合の信号βは信号
αに応答するものではない)を自車Aが受信した時に対
向車検知を行なうように構成してもよいことは勿論であ
る。
【0032】上述の受信回路3および送信回路4は制御
手段としてのCPU5に接続され、この実施例では対向
車B側のCPU5はアンテナ2および受信回路3が車両
Aからの信号αを受信した際、車両Aに向けて送信回路
4およびアンテナ2を介して信号βを送信制御する。
【0033】一方、GPS衛星(図示せず)からの電波
を受信するGPSアンテナ6にはGPS受信装置7を接
続し、このGPS受信装置7と、相対走行方位検出手段
としてのジャイ口8と、車速検出手段としての車速セン
サ9とをCPU5にそれぞれ接続し、CPU5の内部に
構成された自移動体状態検出手段としての自車位置、進
行方向、速度演算部10(以下単に演算部と略記する)
により車両1の位置、進行方向、走行速度を演算すべく
構成している。
【0034】CPU5の内部には上述の演算部10と、
送受信信号処理部11と、乱数発生部12と、タイマ1
3とが形成されると共に、送受信信号処理部11内には
自車A(図3参照)の状態(詳しくは進行方向)と対向
車B(図3参照)の状態(詳しくは進行方向)とに基づ
いて信号βの送信を禁止する送信禁止処理部14(禁止
手段)が構成されている。
【0035】またCPU5のインプット側には各種の入
力操作を行なうマニュアルスイッチ15と、経路誘導路
を入力設定するジョイステックのような経路誘導入力手
段16と、道路地図情報を記憶するCD−ROMのよう
な地図メモリ17とがインタフェースを介して接続され
ている。
【0036】上述のCPU5のアウトプット側にはナビ
ゲーション画面、各種入力操作用の画面、移動体(車
両)の状態(車速、空調設定など)がタッチ操作可能に
表示される表示手段としてのLCD18と、報知手段と
してのブザー19とがインタフェースを介して接続され
ている。
【0037】そして、上述のCPU5は、GPS受信装
置7、ジャイロ8、車速センサ9、受信回路3、経路誘
導入力手段16、地図メモリ17、マニュアルスイッチ
15からの各種入力信号に基づいて、ROM20に格納
されたプログラムに従って、送信回路4、LCD18、
ブザー19を駆動制御し、またRAM21は必要なデー
タやマップを記憶する。さらにデータベース22は対向
車位置表示データ、対向車存在範囲表示データ、後続車
追従表示データ、後続車位置表示データ、対向車仮想表
示データなどの条件に応じてLCD18の表示内容(表
示形態)を変更するのに必要なデータを記憶する。この
データベース22はCD−ROMにより構成される。
【0038】図4は自車A(図3参照)から送信される
信号α4のデータフォーマットで、この信号αは開始ビ
ット23と、自車IDビット24と、信号β(図5参
照)を得たいエリアを指定するエリア指定種類ビット2
5と、座標点などを指定するエリア指定ビット26と、
自車位置情報ビット27と、自車進行方向ビット28
と、経路誘導中に「1」信号となり経路非誘導中に
「0」信号となる経路誘導路ビット29と、例えば道路
ナンバと車両の進行方向とを含むような経路誘導路進行
方向ビット30と、終了ビット31とから構成されてい
る。
【0039】ここで、上述のエリア指定種類ビット25
は信号β(図3、図5参照)を得たいエリアを指定する
種類ビットであって、例えば多数に区画されたエリアの
うち信号βの得たい特定のエリアを指定したり、或は交
差点などのピンポイントを中心とする所定半径の範囲内
を指定したり、さらには経路誘導先の特定箇所を指定す
るための指定種類ビットである。
【0040】図5は対向車B(図3参照)から返信され
る信号β(つまり返答信号)のデータフォーマットで、
この信号βは開始ビット32と、送信元IDビット33
(図4に示す自車IDビット24と同一)と、時刻ビッ
ト34と、対向車両を特定する認識ビットとしての車両
IDビット35と、座標点などの位置情報ビット36
と、車速ビット37と、検出された車速を平均化してC
PU5が自動的に判定する渋滞ビット38と、進行方向
ビット39と、終了ビット40とから構成されている。
【0041】ところで、図2に示すGPS受信装置7
と、ジャイロ8と、車速センサ9との三者により自車A
(図3参照)の現在地を検出する現在地検出手段が構成
されている。しかも、図2に示すCPU5は自車Aが走
行する走行地理環境に応じて表示手段としてのLCD1
8における対向車Bの表示形態を変更する第1の表示変
更手段(図7に示すフローチャートの各ステップS9、
S10から成るルーチンR1参照)と、対向車検知機能
(図7に示すフローチャートの第5ステップS5参照)
にて検知された対向車Bの対向車数に応じてLCD18
(表示手段)における表示形態を変更する第2の表示変
更手段(図7に示すフローチャートの各ステップS9,
S10から成るルーチンR1参照)と、を兼ねる。つま
り、この実施例ではルーチンR1が第1および第2の両
表示変更手段を兼ねている。
【0042】このように構成した車両用ナビゲーション
装置の作用を、図6、図7に示すフローチャートを参照
して、以下に詳述する。まず、図6のフローチャートを
参照して対向車検知を実行するか否かを判定する処理に
ついて説明する。
【0043】第1ステップQ1で、CPU5はGPS受
信装置7、ジャイロ8、車速センサ9から成る現在地検
出手段と地図メモリ17の道路地図情報とに基づいて自
車Aの走行位置が高架道路か否かを判定し、NO判定時
には次の第2ステップQ2に移行する一方、YES判定
時には別の第7ステップQ7に移行する。上述の第2ス
テップQ2で、CPU5は現在地検出手段と地図メモリ
17の道路地図情報とに基づいて自車Aの走行位置が中
央分離帯を有する道路か否かを判定し、NO判定時には
次の第3ステップQ3に移行する一方、YES判定時に
は第7ステップQ7に移行する。
【0044】上述の第3ステップQ3で、CPU5は現
在地検出手段と地図メモリ17の道路地図情報とに基づ
いて自車Aの走行位置が片側2車線等の複線道路か否か
を判定し、NO判定時には次の第4ステップQ4に移行
する一方、YES判定時には別の第8ステップQ8に移
行する。上述の第4ステップQ4で、CPU5は現在地
検出手段と地図メモリ17の道路地図情報とに基づいて
自車Aの走行位置が市街地か否かを判定し、NO判定時
には次の第5ステップQ5に移行する一方、YES判定
時には第8ステップQ8に移行する。
【0045】上述の第5ステップQ5で、CPU5はマ
ニュアルスイッチ15(このマニュアルスイッチ15の
ON時に対向車検知実行の入力設定が成される)がOF
Fか否かを判定し、NO判定時(マニュアルスイッチO
N時)には次の第6ステップQ6に移行し、YES判定
時(マニュアルスイッチOFF時)には第7ステップQ
7に移行する。上述の第6ステップQ6で、CPU5は
フラグをF=1とする。このフラグFはF=1またはF
=2の時に対向車検知機能がONとなる。
【0046】上述の第7ステップQ7で、CPU5はフ
ラグをF=0とする。つまり対向車検知の必要がない場
合にはF=0とすることで、対向車検知機能をOFFと
成す。一方、上述の第8ステップQ8で、CPU5は対
向車Bからの信号βの受信回数に基づいて車両密度が大
か否かを判定し、YES判定時(対向車が多い場合)に
は第10ステップQ10に移行し、NO判定時(対向車
が少ない場合)には例えば狭路での対向車検知に備えて
次の第9ステップQ9に移行する。
【0047】この第9ステップQ9で、CPU5は上述
のマニュアルスイッチ15がONか否かを判定し、NO
判定時(マニュアルスイッチOFF時)には第10ステ
ップQ10に移行し、YES判定時(マニュアルスイッ
チON時)には別の第11ステップQ11に移行する。
上述の第10ステップQ10で、CPU5はフラグをF
=0とし、対向車検知機能をOFFと成す一方、上述の
第11ステップ11では、CPU5はフラグをF=2と
し、対向車検知機能をONと成す。
【0048】この図6のフローチャートで、F=1また
はF=2に設定されると対向車検知機能が作動し、F=
0に設定されると対向車検知機能が非作動となる。な
お、このフラグFは図7のフローチャートに反映され
る。また、このフラグFはRAM21の所定エリアに更
新可能に記憶される。次に図7のフローチャートを参照
して対向車検知および表示形態変更処理について説明す
る。
【0049】第1ステップS1で、CPU5はフラグが
F=0か否かを判定し、YES判定時(F=0の時)に
は第2ステップS2に移行し、NO判定時(F=1また
はF=2の時)には別の第3ステップS3に移行する。
上述の第2ステップS2で、CPU5はF=0に対応し
て対向車検知機能をOFFと成す一方、上述の第3ステ
ップS3では、CPU5はF=2か否かを判定する。そ
して、YES判定時(F=2の時)には次の第4ステッ
プS4に移行し、NO判定時(F=1の時)には第5ス
テップS5にスキップする。
【0050】上述の第4ステップS4で、CPU5は市
街地走行下においてマニュアルスイッチ15のONによ
り対向車検知を実行するフラグが立っているF=2こと
に対応して、スキャンエリア(受信エリア)を拡大する
と共に、サンプリング頻度を低下させ、かつ図8に示す
如き車両表示モードから図9に示すような道路交通状態
表示モードに変更する。図8、図9においてaは自車
(但し矢印方向は自車の進行方向を示す)、b1,b
2,b3は対向車、cは対向車存在範囲を示す。
【0051】次に第5ステップS5で、CPU5は対向
車検知および車両間通信を実行する。つまり自車Aの送
信回路4、アンテナ2を介して信号αを送信し、この信
号αに応答する対向車Bからの信号βをアンテナ2、受
信回路4にて受信する。この信号βには図5において既
に述べたように対向車の座標点(位置情報ビット36参
照)、車速(車速ビット37)、進行方向(進行方向ビ
ット39参照)が含まれている。
【0052】次に第6ステップS6で、CPU5は対向
車信号βを受信し、次の第7ステップS7で、CPU5
は対向車Bの位置を推定すると共に、自車Aの位置およ
び車速と、対向車Bの位置および車速とに基づいて車両
A,Bがすれ違う位置(すれ違い位置)を推定する。
【0053】次に第8ステップS8で、CPU5は自車
Aの車速と、送受信の状態と、地図メモリ17からの道
路地図上の地理状態とに応じて図10、図11に示すよ
うなすれ違い範囲d,eを演算する。このすれ違い範囲
d,eの演算に際しては車速が大である程、範囲d,e
が広くなるように演算し、また山岳路ではすれ違い範囲
d,eが広くなるように演算し、市街地ではすれ違い範
囲d,eが狭くなるように演算する。さらに送受信状態
が悪い条件下では範囲d,eが広くなるように演算し、
屈曲路(いわゆるカーブ)では範囲eが広くなるように
演算する。
【0054】次に第9ステップS9で、CPU5は車
速、送受信状態、地理状態に対応して表示形態を図2の
データベース22から読出して決定する。次に第10ス
テップS10で、CPU5は第9ステップS9にて決定
された表示形態に基づいて対向車Bを表示すると共に、
第8ステップS8で演算されたすれ違い範囲d,eをL
CD18の道路地図の道路上に可視表示する。
【0055】上述の第9、第10ステップS9,S10
からなるルーチンR1による表示の内容はデータベース
22(図2参照)から読出して決定した表示形態により
それぞれ異なるので、以下、それぞれの表示形態につい
て詳述する。
【0056】図12に示す表示形態(請求項1、3に相
当)は位置が正確に判別できる自車a、対向車b1,b
2(この対向車b1,b2はデータベース22から対向
車位置表示データを読出した場合に対応する)について
は正確に位置表示するが、通信を妨げる山m、ビル、高
電線、トンネル等が存在し、通信信頼性が低い地理環境
下にあっては対向車Bの位置表示をすることなく、同図
に示す如き路線表示fと成す。つまり通信信頼性が低
く、対向車の有無判別がつかない条件下にあるので、こ
のような路線表示fとなす。なおこの路線表示fは当該
路線上の対向車Bの位置が正確に検出されると、対向車
b1,b2と同様の表示に切換えられる。また図中ハッ
チングを施して示す他の路線表示gは通信信頼性が高い
ことを示している。
【0057】図13に示す表示形態(請求項1、3に相
当)は位置が正確に判別できる自車a、対向車b1,b
2(特に自車Aに対して近くに存在する対向車B)につ
いては正確に位置表示するが、自車Aに対して比較的遠
くに存在し、相手車両情報の信頼度低下等に起因して位
置が正確に判別できない対向車b4,b5については上
述の対向車b1,b2と色または形状を変えて表示す
る。例えば、信頼性がある対向車b1,b2の位置表示
は赤色で、信頼性がない対向車b4,b5の位置表示は
黄色で行なう。
【0058】図14に示す表示形態はデータベース22
から対向車仮想表示データを読出した際の表示形態を示
し、自車aについては正確に位置表示するが、対向車B
については位置表示を行なうことなく、所定範囲内に対
向車Bが接近中である旨の案内表示h(警告表示)を実
行する。この場合、CPU5で対向車Bの位置を割り出
す必要がないので、CPU処理の容易化を図ることがで
きる。図15に示す表示形態(請求項8に相当)は位置
が正確に判別できる自車aについては正確に位置表示す
るが、自車Aが通信信頼性の低い地理環境下たとえば山
m、ビル、高電線i、トンネル等が存在する地理条件を
走行している時に対向車Bの表示が不可能である旨の案
内表示jを実行する。
【0059】図16に示す表示形態(請求項2に相当)
はデータベース22から対向車位置表示データを後続車
追従表示データとを読出した場合に対応し、位置が正確
に判別できる自車aを位置表示すると共に、対向車Bの
対向車数に応じて表示形態を変更するものである。つま
り図16に示す大きい三角形は対向車Bが例えば3台未
満の表示位置b6(対向車位置表示データによる表示)
を示し、大きい三角形(先頭車両)の後に小さい三角形
(後続車両)を付随させたものは対向車Bが例えば3台
以上の表示位置b7(後続車追従表示データによる表
示)を示す。要するに対向車Bを1台ずつ表示するので
はなく、対向車Bが接近していることを乗員に認識させ
るべく、所定台数以上か以下かに区別して表示するもの
である。
【0060】この図16に示す表示形態に代えて、図1
7に示すように対向車Bが1台の場合には小さい三角形
b8で、対向車Bが複数台の場合には大きい三角形b9
または矢印形状b10にて表示してもよく、さらには表
示の大きさ、形状の他に表示色を変更してもよく、大き
さ、形状、表示色の組合わせにより区別してもよい。
【0061】図18に示す表示形態(請求項4に相当)
は位置が正確に判別できる自車aを位置表示すると共
に、対向車Bの車数が所定値以下の時は道路上に対向車
b1,b2を正確に位置表示し、また対向車Bの車数が
所定値以上の時には対向車Bを1台ずつ表示することな
く、データベース22からの対向車存在範囲表示データ
読出しに対応して、同図に示す如き道路表示k(警告表
示)に変更して、所定台数以上の対向車Bが存在するこ
とを渋滞表示と類似した形態にて表示する。
【0062】図19に示す表示形態(請求項5,6に相
当)はデータベース22から後続車追従表示データを読
出した場合に対応し、位置が正確に判別できる自車a、
対向車b1については正確に位置表示し、対向車b1と
異なる道路において所定値以上の対向車b11,b12
が検知された時、先頭対向車b11の位置計測の推定頻
度を後続対向車b12のそれよりも高めて正確に表示す
るものである。
【0063】また先頭対向車b11が図19の仮想線位
置に位置変化した場合、これに追従させて後続対向車b
12の位置を変更表示する。この後続対向車b12の追
従変更表示の際には後続対向車b12の位置を演算する
ことなく、単に追従表示することができる。要するに対
向車Bが単独車両(b1参照)であるか或は複数車両
(b11,b12参照)であるかが認識できると共に、
複数車両の場合には先頭対向車b11の位置のみが正確
に把握できれば充分である。
【0064】図20,図21に示す表示形態(請求項7
に相当)は先の図19と同様にデータベース22から後
続車追従表示データを読出した場合に対応するが、この
図20、図21の場合には自車Aが走行する地理状況に
応じて複数対向車b11,b12の表示形態を変更する
ものである。つまり図20に示すように自車Aが走行す
る地理状況が山岳路の場合には、対向車b11,b12
の前後間隔L2が広くなるように表示し、図21に示す
ように自車Aが走行する地理状況が市街地の場合には、
対向車b11,b12の前後間隔L1が狭くなるように
表示するものである。なお、図20、図21において図
19と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説
明を省略する。
【0065】一方、データベース22から後続車位置表
示データを読出した場合には、図10に示す後続対向車
b2のように、その位置を強制的に正確に表示すること
もでき、またデータベース22から対向車存在範囲表示
データを読出した場合には、図9に示す如く対向車が存
在する範囲cを表示することもできる。
【0066】以上要するに上記実施例の車両用ナビゲー
ション装置によれば、現在位置検出手段(GPS受信装
置7、ジャイロ8、車速センサ9参照)は自車Aの現在
位置を検出し、記憶手段(地図メモリ17参照)は道路
地図情報を記憶し、表示手段(LCD18参照)は自車
Aの現在位置および道路地図等の必要情報を可視表示す
るが、上述の第1の表示変更手段(ルーチンR1参照)
は自車Aが走行する走行地理環境に応じて上述の表示手
段(LCD18参照)における対向車Bの表示形態を変
更する(図12、図13参照、請求項1に相当)。
【0067】このため、自車Aが例えばビル、山m、高
電線、トンネル等により通信信頼性が低い道路上を走行
しているような場合には、地図メモリ17から読出した
走行地理環境により対向車Bの表示形態を変更するの
で、通信の信頼性を考慮した表示形態を確保することが
できて、対向車Bの有無の信頼性を乗員に正確に表示す
ることができる効果がある。
【0068】また、現在位置検出手段(GPS受信装置
7、ジャイロ8、車速センサ9参照)は自車Aの現在位
置を検出し、記憶手段(地図メモリ17参照)は道路地
図情報を記憶し、表示手段(LCD18参照)は自車A
の現在位置および道路地図等の必要情報を可視表示する
が、上述の第2の表示変更手段(ルーチンR1参照)は
対向車B検知機能にて検知した対向車Bの対向車数に応
じて上述の表示手段(LCD18参照)における表示形
態を図16(請求項2に相当)に示すように変更する。
【0069】このように対向車B数に応じた表示形態の
変更により、乗員に対して正確に対向車を認知させるこ
とができる効果がある。特に図16に示すように対向車
Bの対向台数が所定値(この所定値は実施例で開示した
3台に限定されるものではない)以上か以下かで表示形
態を変更すると、対向車Bを1台ずつ表示する無駄を省
くことができ、CPU5に対する負荷軽減をも達成でき
る。
【0070】さらに図12、図13(請求項3に相当)
に示すように、上述の第1の表示変更手段(ルーチンR
1参照)は通信信頼性の低い地理環境下において対向車
(図13のb4,b5参照)もしくは道路表示(図12
のf参照)をその他の時(通信信頼性が良好な地理環境
下の時)と変更して表示するので、対向車Bの有無の信
頼性をより一層良好に乗員に正確に表示することができ
る効果がある。
【0071】加えて図18(請求項4に相当)に示すよ
うに、上述の第2の表示変更手段(ルーチンR1参照)
は対向車数が所定値以下の時は道路上に対向車を表示
(図18のb1,b2参照)する一方、対向車数が所定
値以上の時は道路表示を変更して対向車の有無を警報表
示(図18のk参照)するので、対向車数が所定値以下
か以上かで区別した表示を行なうことができて、乗員に
対して対向車をBより一層正確に認識させることができ
る効果がある。
【0072】また、図19(請求項5に相当)に示すよ
うに、上述の第2の表示変更手段(ルーチンR1参照)
は所定値以上の対向車(図19のb11,b12参照)
が検知された時、先頭対向車b11の位置計測の推定頻
度は後続対向車b12よりも高めて表示する。換言すれ
ば先頭対向車b11については精度よく位置計測する
が、後続対向車b12の位置計測の推定頻度は先頭対向
車b11のそれよりも低くてよい。このため、コンピュ
ータやCPUの負荷軽減を図りつつ、先頭対向車b11
の位置を正確に表示するることができる効果がある。
【0073】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第2の
表示変更手段(ルーチンR1参照)は所定値以上の対向
車(図19のb11,b12参照)が検知された時、複
数車両の対向車表示に変更した後に、先頭対向車b11
の位置変化(図19の架装線位置参照)に追従させて後
続対向車P12の位置を変更表示する。つまり後続対向
車P12については位置計測を省略することができる。
このように先頭対向車b11のみ位置を計測して表示
し、後続対向車b12については単に先頭対向車b11
に追従させるのみでよいから、コンピュータやCPU5
の負荷軽減を図りつつ、先頭対向車b11および後続対
向車P12の位置変化を現実に即して良好に表示するこ
とができる効果がある。
【0074】さらにまた図20、図21(請求項7に相
当)に示すように、上述の第2の表示変更手段(ルーチ
ンR1参照)は自車Aが走行する地理状況(例えば市街
路や山岳路など)に応じ複数対向車(図20、図21の
b11,b12参照)の表示形態を変更する。この結
果、例えば自車Aが市街路を走行している時には図21
に示すように複数対向車b11,b12を小間隔L1を
隔てて密に近接表示し、自車Aが山岳路を走行している
時には図20に示すように複数対向車b11,b12を
大間隔L2を隔てて粗に離反表示することが可能とな
る。このように自車Aが走行する地理状況(この地理状
況は地図メモリ17から容易に判定可能)に対応して複
数対向車b11,b12の表示形態を変更(表示車間距
離を変更)するので、現実性が高く、乗員の感覚に符号
した表示を行なうことができる効果がある。
【0075】また、図15(請求項8に相当)に示すよ
うに、上述の第1の表示変更手段(ルーチンR1参照)
は自車Aが通信信頼性の低い地理環境下を走行している
時には対向車Bの表示が不可である旨を表示(案内表示
j参照)するので、乗員の対向車表示に対する過信防止
を図って、安全性を確保することができる効果がある。
なお、この案内表示jに音声による案内を併用してもよ
いことは勿論である。
【0076】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の対向車検知機能は、実施例のCP
U5制御による第5ステップS5(対向車検知手段)に
対応し、以下同様に、現在位置検出手段は、GPS受信
装置7、ジャイロ8、車速センサ9に対応し、記憶手段
は、地図メモリ17に対応し、表示手段は、LCD18
に対応し、第1の表示変更手段および第2の表示変更手
段は、CPU制御によるルーチンR1(図7参照)に対
応し、対向車を検知するのに用いる媒体は、無線電波
(信号α、β参照)に対応するも、この発明は、上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0077】例えば、無線電波による対向車検知機能に
代えて、レーダ探知やその他による対向車検知機能であ
ってもよい。また自車Aが通信信頼性の低い地理環境下
を走行していることの判定は、記憶手段としての地図メ
モリ17から読出した道路地図情報を用いる判定手段に
代えて、道路地図に対応した送受信の信号強度(例えば
電界強度)のマップを設け、このマップから信号強度を
直接読出すことで判定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自車および対向車のナビゲーションシステム
を示すシステム構成図。
【図2】 本発明の車両用ナビゲーション装置を示す制
御回路ブロック図。
【図3】 本発明の車両用ナビゲーション装置の作用説
明図。
【図4】 自車が送信する信号のデータフォーマットを
示す説明図。
【図5】 対向車が送信する信号のデータフォーマット
を示す説明図。
【図6】 対向車検知実行の可否を判定するフローチャ
ート。
【図7】 対向車検知および表示形態変更を示すフロー
チャート。
【図8】 対向車市の車両表示モードを示す説明図。
【図9】 対向車の道路交通状態表示を示す説明図。
【図10】 直線路におけるすれ違い範囲の表示を示す
説明図。
【図11】 屈曲路におけるすれ違い範囲の表示を示す
説明図。
【図12】 通信環境の信頼性による路線表示変更を示
す説明図。
【図13】 相手車両情報の信頼度による対向車表示変
更を示す説明図。
【図14】 対向車接近中の警告表示を示す説明図。
【図15】 対向車表示不能の案内表示を示す説明図。
【図16】 対向車数に応じた表示形態の変更を示す説
明図。
【図17】 対向車数に応じた表示内容の他の実施例を
示す説明図。
【図18】 対向車数に応じた道路表示の変更を示す説
明図。
【図19】 先頭車両および後続車両の位置表示を示す
説明図。
【図20】 山岳路における複数対向車の表示内容を示
す説明図。
【図21】 市街地における複数対向車の表示内容を示
す説明図。
【符号の説明】
A…自車 B…対向車 S5…対向車検知手段 R1…表示変更手段 1…車両 7…GPS受信装置 8…ジャイロ 9…車速センサ 17…地図メモリ(記憶手段) 18LCD(表示手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向車検知を行なう対向車検知機能を備え
    た車両用ナビゲーション装置であって、自車の現在位置
    を検出する現在位置検出手段と、道路地図を記憶する記
    憶手段と、自車の現在位置および道路地図等の必要情報
    を可視表示する表示手段と、自車が走行する走行地理環
    境に応じて上記表示手段における対向車の表示形態を変
    更する第1の表示変更手段とを備えた車両用ナビゲーシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】対向車検知を行なう対向車検知機能を備え
    た車両用ナビゲーション装置であって、自車の現在位置
    を検出する現在位置検出手段と、道路地図を記憶する記
    憶手段と、自車の現在位置および道路地図等の必要情報
    を可視表示する表示手段と、対向車の対向車数に応じて
    上記表示手段における表示形態を変更する第2の表示変
    更手段とを備えた車両用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】上記第1の表示変更手段は通信信頼性の低
    い地理環境下において対向車もしくは道路表示をその他
    の時と変更して表示する請求項1記載の車両用ナビゲー
    ション装置。
  4. 【請求項4】上記第2の表示変更手段は対向車数が所定
    値以下の時は道路上に対向車を表示する一方、対向車数
    が所定値以上の時は道路表示を変更して対向車の有無を
    警報表示する請求項2記載の車両用ナビゲーション装
    置。
  5. 【請求項5】上記第2の表示変更手段は所定値以上の対
    向車が検知された時、先頭対向車の位置計測の推定頻度
    を後続対向車より高めて表示する請求項2記載の車両用
    ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】上記第2の表示変更手段は所定値以上の対
    向車が検知された時、複数車両の対向車表示に変更後、
    先頭対向車の位置変化に追従させて後続対向車の位置を
    変更表示する請求項2記載の車両用ナビゲーション装
    置。
  7. 【請求項7】上記第2の表示変更手段は自車が走行する
    地理状況に応じて複数対向車の表示形態を変更する請求
    項2記載の車両用ナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】上記第1の表示変更手段は自車が通信信頼
    性の低い地理環境下を走行している時、対向車の表示が
    不可である旨を表示する請求項1記載の車両用ナビゲー
    ション装置。
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