JPH1162938A - 雌ねじ部材 - Google Patents

雌ねじ部材

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JPH1162938A
JPH1162938A JP24186797A JP24186797A JPH1162938A JP H1162938 A JPH1162938 A JP H1162938A JP 24186797 A JP24186797 A JP 24186797A JP 24186797 A JP24186797 A JP 24186797A JP H1162938 A JPH1162938 A JP H1162938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄ねじ部材に付着した塗膜等を剥離する機能
を有するナットにおいて、塗膜等をスムーズに除去し、
さらに除去された塗膜等がナット座面と相手方の当接面
との間に入り込むことを防止し、ナット締結力を向上さ
せる。 【解決手段】 本発明のナット等の雌ねじ部材1は、主
雌ねじ部5を有し、この主雌ねじ部5に対し、これと螺
合すべき雄ねじ部材との螺合方向における先行端側に位
置するように、雄ねじ部材の雄ねじ部に付着した塗膜等
の異物を除去するための異物除去雌ねじ部30が形成さ
れている。その異物除去雌ねじ部30の雌ねじ部が螺旋
の先行端から所定位置に至るまでの区間において、当該
異物除去雌ねじ部30の先行端に向かうほど内径が連続
的又は段階的に増大するように形成されている。また、
異物除去雌ねじ部30には、周方向中間部においてこれ
を径方向に切り欠くことにより、この異物除去雌ねじ部
30により除去された塗膜等の異物を収容するための異
物溜まり部10を凹陥部状に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナット等の雌ねじ
部材に関し、特に雄ねじ部材との螺合の際、塗膜やゴミ
等の異物を剥離したり取り除いたりする機能を有する雌
ねじ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナット等の雌ねじ部材で塗膜(塗
料膜)等の付着したボルトを締め付けるには、塗膜等の
厚みによりボルトの径が増大した分、やや強引に締め付
けていた。また、実公平5−39211号公報に記載の
ナットは、相手方と螺合する際に、その螺合方向の先端
よりさらに先行して形成した凸部の進行方向の端部を、
ねじ内周面に対しほぼ垂直に立ち上げたものである。こ
のようなナットによれば、相手方との螺合時に、その螺
合の進行に従って先頭に位置する上記凸部の垂直面が、
例えばボルトのねじ山に付着している塗膜を剥離し、こ
れを螺合の進行に従って排出することができる。そのた
め、ナットのねじ山と相手方のねじ山との間に塗膜等の
異物が入り込みにくく、塗膜等でナットの動きが阻害さ
れることを解消できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常のナッ
トで塗膜等の付着したボルトを締め付けるには、塗膜の
厚み及び粘性などが締め付けの抵抗となって、スムーズ
な締め付けが行えない場合があった。また、上記公報の
ナットによると、ボルトを締め付ける際にボルトに付着
した塗膜等の厚みを上記凸部で一度に削りながら締め付
けるため、塗膜を削る力が抵抗となってスムーズな締め
付けを阻害する場合がある。さらに、上記凸部により剥
離された塗膜等は、ナットの座面側に押し出されること
となるが、この押し出された塗膜等がナット締結時に、
ナット座面と相手方部材の当接面との間に入り込むと、
ナット締結力に好ましくない影響を生じる場合も考えら
れる。
【0004】本発明の課題は、塗膜等の付着したボルト
に、スムーズに締め付けることができ、さらに、例えば
ナット座面と相手方部材の当接面との間に、剥離した塗
膜等の異物が入り込むことを防止ないしは抑制するナッ
ト等の雌ねじ部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】このよう
な課題を解決するために、本発明のナット等の雌ねじ部
材は、主雌ねじ部を有し、該主雌ねじ部に対し、これと
螺合すべき雄ねじ部材との螺合方向における先行端側に
位置するように、雄ねじ部材の雄ねじ部に付着した塗膜
(塗料膜)等の異物を除去するための異物除去雌ねじ部
が形成されるとともに、その異物除去雌ねじ部の雌ねじ
山が、螺旋の先行端から所定位置に至るまでの区間にお
いて、当該異物除去雌ねじ部の先行端に向かうほど内径
が連続的又は段階的に増大するように形成されたことを
特徴とする。
【0006】上記構成によれば、異物除去雌ねじ部の雌
ねじ山が、その先行端に向かうほど内径が連続的又は段
階的に増大するように形成されているので、ボルトに付
着した塗膜等を段階的に削りながら締め付けることがで
き、塗膜等の厚みや粘性による抵抗力が軽減され、ひい
てはスムーズな締め付けを行うことができる。なお、本
発明が対象とする雌ねじ部材は、ボルト等の雄ねじ部材
にねじ込まれるナットが代表的であるが、この他にも、
所定の部材に固着されたウェルドナットや、該部材に直
接孔設された雌ねじ孔等にも本発明を適用できる。その
場合は、当該雌ねじ孔が形成された部材を雌ねじ部材と
して把握することができる。
【0007】上述の異物除去雌ねじ部には、周方向中間
部においてこれを径方向に切り欠くことにより、当該異
物除去雌ねじ部により除去された塗膜等の異物を収容す
るための異物溜まり部を凹陥部状に形成することができ
る。これにより異物除去雌ねじ部で除去された異物を、
その異物溜まり部に収容し、例えばナット座面と相手方
部材の当接面との間に異物が入り込むことを防止ないし
は抑制して、ナット締結力を強化することができる。ま
た、異物溜まり部を異物除去雌ねじ部の谷径より深く形
成することにより、剥離された塗膜等は、螺合完了以降
もその異物溜まり部に収容され続けるので、以降のねじ
の着脱の際に、除去された異物によるねじ山のカス詰ま
り等も生じにくい。
【0008】上記異物溜まり部は、周方向に所定の間隔
で複数個形成することができる。こうすれば、塗膜等の
異物を各異物溜まり部に分散して収容することができる
ので、異物のねじ山からの排除がより効率的に行われ、
ひいてはよりスムーズなねじの締め付けを行うことがで
きる。また、除去される異物の量が多い場合にも対応で
きる。なお、このように異物溜まり部を複数形成するこ
とにより、異物除去雌ねじ部は螺合方向に配列する複数
のねじ山セグメントに分断される。これにより、分断さ
れた各ねじ山セグメントの螺合先行側端縁に異物除去に
好適なエッジ(あるいは刃部)が形成され、異物の除去
をよりスムーズかつ確実に行うことができる。なお、本
発明の雌ねじ部材を例えば冷間鍛造法により製造する場
合、上記ねじ山セグメントのエッジあるいは刃部の先端
は、必要充分な異物除去効果を達成できる範囲内で若干
丸みを帯びたものとなっていてもよい。
【0009】上述の異物除去雌ねじ部の雌ねじ山は、雄
ねじ部の螺合方向において先行端側に近づくほど、1な
いし複数のねじ山セグメントを単位として段階的に高さ
が減少するように形成することができる。この構成によ
れば、特定の雄ねじ山に着目した場合に、1ないし複数
のねじ山セグメントが通過する毎に塗膜等の異物は少し
ずつ段階的に除去されるので、該異物除去をさらにスム
ーズかつ確実に行うことができる。例えば、ボルトに付
着した塗膜を除去する場合、螺合方向先行端側の第一の
ねじ山セグメントで塗膜の全厚さの半分程度を、次の第
二のねじ山セグメントで残った塗膜のさらに半分程度
を、さらに第三のねじ山セグメントで残留している塗膜
の全てを除去するという具合に塗膜除去が進み、一層ス
ムーズな締め付けができる。
【0010】次に、上述の異物除去雌ねじ部より螺合方
向の先行側の内周面に一定幅の非ねじ形成部を設け、そ
の非ねじ形成部を雄ねじ部材との螺合開始時の円筒状ガ
イド部とするとともに、その非ねじ形成部を異物溜まり
部とすることもできる。この場合は、その非ねじ形成部
が異物溜まり部と螺合時のガイド部とに兼用され、これ
ら2つの役割を果たすものとなり好都合である。
【0011】また、上述の非ねじ形成部にさらに、その
異物除去雌ねじ部のねじ下孔径より深い凹陥部を形成
し、この凹陥部を上述の非ねじ形成部とともに異物溜ま
り部とすることもできる。この場合凹陥部は、その周方
向において断続的に複数個形成することもできるし、連
続的に環状の形態で形成することもできる。
【0012】上記凹陥部は、例えばナットの座面まで達
する幅で形成すること、言い換えればその凹陥部がナッ
トの座面側に開口するように形成することもできるし、
ナット等の座面までは達せず、その座面側に螺合の際の
ガイドとなる一定幅の円筒状ガイド部を残すこともでき
る。いずれにしても、凹陥部を異物除去雌ねじ部の下孔
径よりも深い異物溜まり部とした場合は、そこに相当部
分の異物を収容することができるため、異物溜まり部と
して機能する非ねじ形成部(言い換えるとガイド部)の
幅が短くて済み、例えばナットの軸方向の寸法を小さく
できて、寸法的制約が緩和される。
【0013】上述の異物除去雌ねじ部の間に異物溜まり
部を形成するとともに、それより螺合方向の先行側の領
域に前述の非ねじ形成部(ガイド部)を形成してここに
凹陥部を形成すること、つまり異物溜まり部と凹陥部を
同時に設けることもできる。その場合、異物溜まり部と
凹陥部の深さは同じでもよいし、違っていてもよい。そ
して、このように異物溜まり部と凹陥部とを同時に設け
た場合は、剥離された塗膜等が相当多い場合でも、それ
が異物溜まり部と凹陥部に分散して収容できる。例えば
異物溜まり部の収容能力が一杯になれば、凹陥部でオー
バーフロー分を収容することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
基に説明する。図1は塗膜剥離機能あるいはゴミ等の除
去機能を有する本発明の雌ねじ部材の一実施例たるナッ
ト1を、その座面2側から見たものである。このナット
1は六角部3と偏平なフランジ部4との一体構造をな
し、フランジ部4の端面が座面2となっている。ただし
フランジ部4は必須というわけではなく、六角部3の端
面が座面2となっていてもよい。
【0015】六角部3からフランジ部4を貫通する円筒
状の空間には、その六角部3側に主雌ねじ部5が形成さ
れ、この主雌ねじ部5より座面2側には当該主雌ねじ部
5に隣接し、かつ、円周方向の3箇所にほぼ等角度間隔
で分断された異物除去雌ねじ部30(図2)が形成され
ている。このそれぞれの異物除去雌ねじ部30には、図
3(a)に示すように、軸方向に並んで3条(3個)の
ねじ山セグメント31、32、33が形成されており、
このねじ山セグメント31、32、33の高さは、主雌
ねじ部5側から座面2側へ向かうほど段階的に減少して
いる。図3(b)は、3箇所に形成された異物除去雌ね
じ部30のねじ山セグメント31〜33を、直線状に表
し、横軸に異物除去雌ねじ部30の長さ、縦軸にねじ下
孔からの高さを示したものである。なお、3条目のねじ
山セグメント33は、主雌ねじ部5とほぼ同じ高さとな
っている。
【0016】図1に示すように、ねじ山セグメント3
1、32、33の螺合方向の進行側の端面が、径方向に
ほぼ垂直に切り欠かれて塗膜剥離面7が形成されると同
時に、3箇所の凹陥部状の空間が等角度間隔で形成さ
れ、これが塗膜溜まり部10(異物溜まり部)となって
いる。この塗膜剥離面7の縁は、雄ねじ山側に付着した
塗膜層を削り取るエッジあるいは刃部として機能する。
一方、塗膜溜まり部10は、塗膜剥離面7で剥離した塗
膜を主に収容する部分であるが、ゴミ等の異物も併せて
収容できることは言うまでもない。ここで、塗膜溜まり
部10は、図2に示すように、主雌ねじ部5及び異物除
去雌ねじ部30のねじ下孔11の径より一定量深く形成
されており、これが座面2まで達してその面に開放して
いる。なお、図4に示すように、この塗膜溜まり部10
を座面2までは達しないように閉じた形態で形成しても
よい。
【0017】そして、図5に示すように、ボルト等の雄
ねじ部材12の雄ねじ部13と、ナット1とが螺合する
際には、主雌ねじ部5に先立って、異物除去雌ねじ部3
0が雄ねじ部材12の雄ねじ部13と螺合する。この
時、雄ねじ部13に付着した塗膜等を除去するには、図
6に示すように、雄ねじ部材12が螺合方向に螺進して
行くと、第一段階として、異物除去雌ねじ部30に形成
されたねじ山セグメント31の塗膜剥離面7によって塗
膜P1等のうち所定量を除去し、第二段階で第一段階の
除去過程で残った塗膜P2等をねじ山セグメント32の
塗膜剥離面7でさらに部分的に除去する。そして、第三
段階では、3条目のねじ山セグメント33で塗膜除去が
なされるが、該ねじ山セグメント33が主雌ねじ部5と
ほぼ同じ高さとなっていることから、残留している塗膜
P3等のほぼ全てをその塗膜剥離面7で除去することが
できる。
【0018】このように除去された塗膜等は塗膜溜まり
部10に収容される。図7は、雄ねじ部材12にナット
1を螺合する際に、その雄ねじ部材12の雄ねじ部13
に付着した塗膜Pが段階的に剥離され、その剥離された
塗膜P’がナット1の座面2側の塗膜溜まり部10に収
容される様子を示している。なお、符号14は、相手側
の当接面である。
【0019】なお、図8(a)に示すように、全てのね
じ山セグメントの高さを互いに異なるものとすることも
できる。同図では、3箇所に形成された異物除去雌ねじ
部30の合計9個のねじ山セグメント34〜42を、座
面側から9段階に高くなるように形成した例を示してい
る。なお、図8(b)は、ねじ山セグメント34〜42
について、各異物除去雌ねじ部30の長さ(横軸)と高
さ(縦軸)との関係を示したものである。このように、
ねじ山セグメント34〜42間での高さ変化量をさらに
細分化することにより、塗膜等の除去に伴う抵抗をさら
に少なくすることができ、ひいてはよりスムーズなねじ
の締め付けができる。なお、本実施例においては、異物
溜り部10で区切られる異物除去雌ねじ部30の各部分
が、ねじ山セグメントを3条ずつ含む場合について説明
したが、ねじ山セグメントの条数はこれに限定されるも
のではない。なお、異物除去雌ねじ部30に異物溜まり
部10を形成しない場合には、図8(c)に示すよう
に、雌ねじ山の高さを連続的に変化させることもでき
る。
【0020】また、図9に示すように、異物除去雌ねじ
部30を主雌ねじ部5側へ向かって縮径するテーパー状
に形成することもできる。該異物除去雌ねじ部30にお
いては、具体的にはテーパ状の下孔Tにほぼ同じ高さで
各ねじ山セグメント50〜52が形成されている。これ
により、主雌ねじ部5のねじ下孔11に対する上記ねじ
山セグメント50〜52の突出量が、主雌ねじ部5側か
ら座面2側へ向かうほど小さくなっている。なお、図9
では説明の便宜上、テーパーの傾きをやや誇張して描い
ている。
【0021】次に、図10に示すナット18は、六角部
3とフランジ部4が連続したやや軸方向に長い寸法を有
し、その座面2側に、前述のねじ下孔11の径より大き
な(深い)円筒状ガイド部20が形成されて、これが塗
膜溜まり部の一部又は全部を構成している。前述の異物
除去雌ねじ部30の間の周方向領域は、前述と同様の塗
膜溜まり部10となっている。なお、この異物除去雌ね
じ部30の間の周面を例えばねじ下孔11と一致する円
筒面の一部で形成すれば、この部分は塗膜溜まり部とし
ての機能は低く、円筒状ガイド部20が実質的に塗膜溜
まり部として機能することとなる。また円筒状ガイド部
20は、雄ねじ部材と螺合する際にそれをガイドするガ
イド部の役割も果たす。
【0022】また、図11に示すナット21は、図10
の円筒状のガイド部20にさらに第2の塗膜溜まり部2
2が形成されて、この塗膜溜まり部22が円筒状ガイド
部20、第1の塗膜溜まり部10とともに塗膜等を収容
する。この第2の塗膜溜まり部22は、座面2までは達
しないように、かつ周方向に円環状の溝形態で形成する
ことができる。ただし図12に示すように、塗膜溜まり
部22を周方向に断続的に、例えば120°の等角度間
隔に3個形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるナットの斜視図。
【図2】そのナットの断面及び底面を示す図。
【図3】異物除去雌ねじ部の断面を示す図。
【図4】図2の変形例の断面図。
【図5】雄ねじ部材とナットとの螺合状態を示す部分断
面図。
【図6】螺合時の作用説明図。
【図7】同じく作用説明図。
【図8】異物除去雌ねじ部の変形例を示す図。
【図9】異物除去雌ねじ部をテーパ状に形成した場合を
示す図。
【図10】別の実施例のナットを示す図。
【図11】さらに別の実施例のナットを示す図。
【図12】第2の凹陥部を周方向に断続的に形成した場
合の底面図。
【符号の説明】
1,18,21 ナット(雌ねじ部材) 2 座面 5 主雌ねじ部 7 塗膜剥離面 10 塗膜溜まり部(異物溜まり部) 30 異物除去雌ねじ部 31〜42,50〜52 ねじ山セグメント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主雌ねじ部を有し、該主雌ねじ部に対
    し、これと螺合すべき雄ねじ部材との螺合方向における
    先行端側に位置するように、前記雄ねじ部材の雄ねじ部
    に付着した塗膜(塗料膜)等の異物を除去するための異
    物除去雌ねじ部が形成され、その異物除去雌ねじ部の雌
    ねじ山が、螺旋の先行端から所定位置に至るまでの区間
    において、当該異物除去雌ねじ部の先行端に向かうほど
    内径が連続的又は段階的に増大するように形成されたこ
    とを特徴とする雌ねじ部材。
  2. 【請求項2】 前記異物除去雌ねじ部は、周方向中間部
    においてこれを径方向に切り欠くことにより、当該異物
    除去雌ねじ部により除去された異物を収容するための異
    物溜まり部が凹陥部状に形成された請求項1記載の雌ね
    じ部材。
  3. 【請求項3】 前記異物溜まり部は、前記異物除去雌ね
    じ部の周方向において1又は複数個形成され、それによ
    って前記異物除去雌ねじ部は、前記螺合方向に配列する
    複数のねじ山セグメントに分断されるとともに、それら
    ねじ山セグメントは、前記雄ねじ部の螺合方向において
    先行端側に近づくほど、1ないし複数個のねじ山セグメ
    ントを単位として、段階的に高さが減少する請求項2記
    載の雌ねじ部材。
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