JPH1162819A - 斜板式液圧回転機 - Google Patents

斜板式液圧回転機

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JPH1162819A
JPH1162819A JP9228905A JP22890597A JPH1162819A JP H1162819 A JPH1162819 A JP H1162819A JP 9228905 A JP9228905 A JP 9228905A JP 22890597 A JP22890597 A JP 22890597A JP H1162819 A JPH1162819 A JP H1162819A
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JP
Japan
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cylinder block
piston
swash plate
casing
rotation sensor
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JP9228905A
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English (en)
Inventor
Haruo Kokubu
晴雄 国分
Shigetaka Nakamura
重孝 中村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な加工を施すことなく、既存のピストン
を用いて回転数を検出できる斜板式液圧回転機である。 【解決手段】 ケーシング本体2に回転センサ26を取
付け、この回転センサ26の検出部26Aを、シリンダ
ブロック15Aから突出し、下死点に位置するピストン
18Aの突出側に近接して配置する構成としている。こ
れにより、シリンダブロック15Aが回転すると、シリ
ンダブロック15Aと一緒に各ピストン18Aが周回す
るから、このピストン18Aを回転センサ26によって
検出することにより、既存のピストン18Aを利用して
回転数を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に好適に用いられる斜板式液圧回転機に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、斜板式液圧回転機としては、斜
板式液圧ポンプ、斜板式液圧モータ等があり、例えば、
斜板式液圧ポンプは、ケーシングと、該ケーシング内に
回転軸を介して回転可能に設けられたシリンダブロック
と、該シリンダブロックに前記回転軸を中心にして周方
向に等間隔で、かつ軸方向に穿設された複数のシリンダ
と、該各シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、前記シリン
ダブロックから突出した突出側にシューを有する複数の
ピストンと、前記シリンダブロックと対向して前記ケー
シング内に設けられ、前記シリンダブロックが回転する
間に前記シューを摺動案内して前記各ピストンを上死点
と下死点との間で往復動させる斜板とから構成されてい
る。
【0003】また、この種の斜板式液圧ポンプには、回
転数を検出するための回転センサを有したものがあり、
例えば実開昭59−29765号公報等によって知られ
ている。
【0004】そして、この斜板式液圧ポンプでは、シュ
ーを斜板に押し付けるためのリテーナに径方向に突出し
た歯車を形成し、ケーシングには該歯車に対応する位置
に電磁式回転センサを設ける構成としている。
【0005】これにより、前記リテーナに形成された歯
車の通過を電磁式回転センサによって検出することによ
り、回転軸、シリンダブロック等と一体回転するリテー
ナの回転数を検出している。
【0006】一方、回転センサが設けられた他の斜板式
液圧ポンプとしては、例えば実開昭59−29766号
公報等に示すものがある。
【0007】この斜板式液圧ポンプでは、シリンダブロ
ックの外周面に径方向に突出した歯車を形成し、ケーシ
ングに該歯車を検出する電磁式回転センサを設けること
により、シリンダブロックの回転数を検出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した実
開昭59−29765号公報による斜板式液圧ポンプで
はリテーナに歯車を形成している。また、実開昭59−
29765号公報ではシリンダブロックに歯車を形成し
ている。そして、これらの歯車は回転数を検出するため
だけに特別に設けられるものであり、他の機能は有して
いない。
【0009】このため、回転数を検出するためだけに、
リテーナ、シリンダブロック等に歯車を形成しているか
ら、歯車を形成するための特別な金型や加工等が必要に
なり、製造コストの上昇を招くという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、特別な金型や加工等を
必要とすることなく回転数を検出できるようにして、製
造コストを削減できるようにした斜板式液圧回転機を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による斜板式液圧
回転機は、ケーシングと、該ケーシング内に回転軸を介
して回転可能に設けられたシリンダブロックと、該シリ
ンダブロックに前記回転軸を中心にして周方向に等間隔
で、かつ軸方向に穿設された複数のシリンダと、該各シ
リンダ内に摺動可能に挿嵌され、前記シリンダブロック
から突出した突出側にシューを有する複数のピストン
と、前記シリンダブロックと対向して前記ケーシング内
に設けられ、前記シリンダブロックが回転する間に前記
シューを摺動案内して前記各ピストンを上死点と下死点
との間で往復動させる斜板とからなる。
【0012】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1による発明が採用する構成の特徴は、前記ケー
シングには、前記ピストンの突出側の外周面に近接させ
て回転センサを設ける構成としたことにある。
【0013】このように構成したことにより、回転軸と
一緒にシリンダブロックが回転すると、該シリンダブロ
ックから突出した各ピストンの突出側が回転センサに接
近、離間するから、既存のピストンを利用して回転数を
検出することができる。
【0014】請求項2の発明は、回転センサはピストン
の下死点近傍に配置したことにあり、これにより、ピス
トンの突出側がシリンダブロックから軸方向に大きく突
出した位置で該ピストンを回転センサによって検出する
ことができ、該回転センサによるピストンの検出精度を
高めることができる。
【0015】また、請求項3の発明のように、回転セン
サを各ピストンが接近、離間することによって生じる磁
界の変化を検出する電磁式センサとしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
斜板式液圧回転機としてタンデム型斜板式油圧ポンプを
例に挙げ、図1ないし図4に基づいて詳細に説明する。
【0017】1はタンデム型斜板式油圧ポンプの外殻を
なすケーシングで、該ケーシング1は、段付筒状のケー
シング本体2と、該ケーシング本体2の前側を施蓋する
フロントケーシング3と、前記ケーシング本体2の後側
を施蓋するリヤケーシング4とから構成されている。こ
こで、ケーシング本体2は軸方向の両側で略対称に形成
され、ケーシング本体2の前側は筒部5Aとなり、ケー
シング本体2の後側は筒部5Bとなり、該筒部5A,5
B間はケーシング本体2内を隔てる隔壁部6となってい
る。
【0018】また、前記隔壁部6には、吸込通路7と吐
出通路8A,8Bが設けられ、該吸込通路7は後述する
第1、第2のポンプユニット11A,11Bの作動時に
作動油タンク(図示せず)から作動油を吸込み、吐出通
路8A,8Bは第1、第2のポンプユニット11A,1
1Bから吐出された圧油を別々の油圧機器(図示せず)
に供給するものである。
【0019】9はケーシング1内の前側に位置し、該ケ
ーシング1の中心部を軸方向に伸長して設けられた第1
の回転軸で、該第1の回転軸9は、一端部がエンジン等
の駆動源(図示せず)側に接続されている。また、第1
の回転軸9は、一端側がフロントケーシング3に回転可
能に支持され、他端側がケーシング本体2の隔壁部6に
回転可能に支持され、軸方向中間部が後述するシリンダ
ブロック15Aにスプライン結合されている。
【0020】また、10はケーシング1内の後側に位置
し、第1の回転軸9と同軸に伸長して設けられた第2の
回転軸で、該第2の回転軸10は、一端部が第1の回転
軸9の他端部にスプライン結合されている。また、第2
の回転軸10は、一端側がケーシング本体2の隔壁部6
に回転可能に支持され、他端側がリヤケーシング4に回
転可能に支持され、軸方向中間部がシリンダブロック1
5Bにスプライン結合されている。
【0021】このように、第1の回転軸9と第2の回転
軸10とは一体的に連結され、これにより、第1の回転
軸9を駆動源によって回転駆動することにより、第2の
回転軸10を回転させ、シリンダブロック15A,15
Bを同期して回転させる。
【0022】11A,11Bは対をなしてケーシング1
内に設けられた第1のポンプユニット、第2のポンプユ
ニットを示している。ここで、第1、第2のポンプユニ
ット11A,11Bは同一の構成を有しているため、以
下、第1のポンプユニット11Aの構成についてのみ説
明し、第2のポンプユニット11Bの構成についてはポ
ンプユニット11Aに対応する構成要素に符号「B」を
付し、その説明を省略するものとする。
【0023】12Aは筒部5A内に位置して隔壁部6に
固定された円板状の弁板で、該弁板12Aには隔壁部6
に設けられた吸込通路7、吐出通路8Aと連通するまゆ
形の切換ポート13A,14Aが形成されている。
【0024】15Aはケーシング本体2の筒部5A内に
配設されたシリンダブロックで、該シリンダブロック1
5Aは第1の回転軸9とスプライン結合し、該第1の回
転軸9と一体的に回転する。また、シリンダブロック1
5Aの他端面は弁板12Aに摺動可能に密着している。
【0025】16A,16A,…はシリンダブロック1
5Aに第1の回転軸9を中心にして周方向に等間隔で、
かつ軸方向に穿設された複数のシリンダで、該各シリン
ダ16Aは、シリンダブロック15Aの他端面に開口す
る連通ポート17Aを介して弁板12Aの切換ポート1
3A,14Aに連通している。
【0026】18A,18A,…は各シリンダ16A内
に往復動可能に挿嵌されたピストンで、該各ピストン1
8Aは、図2に示す如く、シリンダ16A内を軸方向に
摺動する大径摺動部18A1 と、シリンダ16Aから突
出した小径かしめ部18A2とから段付円柱状に構成さ
れ、該小径かしめ部18A2 には、後述するシュー19
Aが揺動可能に嵌合している。また、図2に示す下死点
位置では、ピストン18Aの突出側となる小径かしめ部
18A2 と大径摺動部18A1 の一部とがシリンダブロ
ック15Aから突出している。
【0027】19A,19A,…は該各ピストン18A
の小径かしめ部18A2 にそれぞれ揺動可能に連結され
たシューで、該各シュー19Aの球形部(図示せず)
は、小径かしめ部18A2 にかしめ状態で保持されてい
る。そして、前記各シュー19Aは、後述する斜板22
Aに沿って環状軌道を描くように摺動し、各ピストン1
8Aを往復動させるものである。
【0028】20Aは各シュー19Aを摺動可能に保持
する環状のリテーナ、21Aはシリンダブロック15A
と該リテーナ20Aとの間に付勢状態で設けられた球状
の外周面を有する押圧部材で、該押圧部材21Aは、そ
の外周面に嵌合したリテーナ20Aを揺動可能に支持
し、該リテーナ20Aを介して各シュー19Aを斜板3
1Aに常時押圧している。
【0029】22Aはシリンダブロック15Aに対向し
てケーシング本体2の筒部5A内に傾転可能に設けられ
た斜板で、該斜板22Aは、フロントケーシング3に取
付けられた斜板支持部材23Aにより傾転可能に支持さ
れている。そして、斜板22Aは、シリンダブロック1
5Aが回転する間に各シュー19Aを摺動案内すること
により、各ピストン18Aをシリンダ16A内に最も進
入した上死点と、シリンダ16Aから最も突出した下死
点との間で往復動させるものである。また、斜板22A
は、傾転ピストン24Aに押圧されることにより傾転角
を変化させ、各ピストン18Aのストローク量を適宜調
整して第1のポンプユニット11Aの容量を可変に制御
するものである。
【0030】25はケーシング本体2の筒部5Aに形成
されたセンサ取付穴で、該センサ取付穴25は、第1の
回転軸9の軸中心に向けて径方向に開口するねじ穴とし
て形成されている。また、センサ取付穴25は、シリン
ダブロック15Aから突出したピストン18Aの突出側
に対応する軸方向位置で、各ピストン18Aの下死点位
置近傍に形成されている。
【0031】26はセンサ取付穴25に螺着された回転
センサで、該回転センサ26は、先端側の検出部26A
がシリンダブロック15Aから突出したピストン18A
の突出側となる大径摺動部18A1 外周面に近接する位
置、例えば0.5〜2.0mm、好ましくは約1.0m
m程度の微小距離Sをもって配設され、これにより、ピ
ストン18Aの揺れ(0.1mm程度)による干渉を防
止している。
【0032】ここで、回転センサ26は、マグネット
と、該マグネットに取付けられ、基端側がピストン18
Aの大径摺動部18A1 外周面と微小距離Sをもって離
間した状態で直交方向に対向配設されたコア部材と、該
コア部材の外周に巻回されたコイル(いずれも図示せ
ず)とからなる電磁ピックアップとして構成されてい
る。これにより、回転センサ26は、シリンダブロック
15Aが回転する間にピストン18Aがコア部材の先端
と接近、離間するとき、コア部材から発生する磁束を変
化させ、コイルからはこの磁束に対応した出力電圧(起
電力)を発生する。
【0033】そして、回転センサ26は、図3、図4に
示すように、シリンダブロック15Aの回転によって検
出部26A(コア部材の先端)に各ピストン18Aが接
近、離間することにより、このピストン18Aに対応し
た出力電圧を発生し、この出力電圧を検出信号としてリ
ード線26Bからコントローラ(図示せず)に出力する
ものである。
【0034】なお、27はリヤケーシング4に取付けら
れたパイロットポンプで、該パイロットポンプ27の入
力軸27Aは第2の回転軸10に連結されている。
【0035】本実施例によるタンデム型斜板式油圧ポン
プは、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作
について説明する。
【0036】まず、エンジン等の駆動源によって第1、
第2の回転軸9,10を回転駆動すると、第1、第2の
ポンプユニット11A,11Bを構成するシリンダブロ
ック15A,15Bが同期して回転する。
【0037】これにより、斜板22A,22Bに摺接す
る各シュー19A,19Bを備えた各ピストン18A,
18Bがシリンダブロック15A,15Bのシリンダ1
6A,16B内で往復動し、このピストン18A,18
Bの往復動により、吸込通路7から吸込んだ作動油を圧
油として吐出通路8A,8Bに吐出し、この圧油を該吐
出通路8A,8Bに接続された油圧機器に供給する。
【0038】また、上述した運転時には、第1の回転軸
9、シリンダブロック15Aの回転によって周回する各
ピストン18Aを回転センサ26によって検出している
から、該各ピストン18Aの接近、離間に伴って出力さ
れる検出信号に基づいて回転数を検出することができ
る。
【0039】従って、本実施例によれば、回転数を検出
するのに各ピストン18Aを回転センサ26によって検
出しているから、既存のピストン18Aを利用して回転
数を検出することができる。これにより、特別な金型を
用いたり、加工を施したりすることなく回転数検出機能
を有する斜板式油圧ポンプを製造することができ、当該
斜板式油圧ポンプの製造コストを削減することができ
る。
【0040】しかも、ケーシング本体2にセンサ取付穴
25を形成し、このセンサ取付穴25に回転センサ26
を取付けるだけで、回転数を検出することができる。こ
れにより、駆動源として用いられるエンジンが回転数検
出機能を有していない場合でも、簡単な作業で回転数を
検出可能とすることができ、様々なエンジンに対応する
ことができる。
【0041】また、回転センサ26を各ピストン18A
の下死点近傍に配置しているから、シリンダブロック1
5Aから大きく突出したピストン18Aを回転センサ2
6によって確実に検出することができ、検出精度を高め
ることができる。さらに、回転センサ26の取付精度を
緩和することもでき、設計時の自由度を高めることがで
きる。
【0042】なお、実施例では、ケーシング本体2の筒
部5Aに回転センサ26を取付け、該回転センサ26に
よって第1のポンプユニット11Aのピストン18Aを
検出した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば、ケーシング本体2の筒部5Bに回転セ
ンサ26を取付け、該回転センサ26によって第2のポ
ンプユニット11Bのピストン18Bを検出してもよ
い。
【0043】また、実施例では、斜板22A,22Bを
それぞれ1個の傾転ピストン24A,24Bによって傾
転させるものとして図示したが、これに替えて、例えば
回転軸を挟んで径方向に対向する位置に2個の傾転ピス
トンを設け、該各傾転ピストンによって斜板を傾転させ
るようにしてもよい。この場合には、回転センサを傾転
ピストンを避ける位置に配置すればよい。
【0044】また、実施例では、ピストン18A,18
Bを大径摺動部18A1 、小径かしめ部18A2 から段
付円柱状に形成した場合を例示したが、本発明はこれに
限らず、例えば、ピストン18A,18Bを軸方向で同
一外径寸法となる円柱状に形成してもよい。
【0045】一方、実施例では、斜板式液圧回転機とし
てタンデム型斜板式油圧ポンプを例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、例えば、ケーシ
ング内に1個のポンプユニットが設けられたシングル型
の斜板式油圧ポンプ、油圧モータ等の他の斜板式液圧回
転機に適用してもよい。
【0046】さらに、実施例では、回転センサ26とし
て電磁ピックアップコイルを例示したが、例えば、磁気
抵抗素子、ホール素子等を用いた他の電磁式回転センサ
として構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、ケーシングにピストンの突出側の外周面に近接さ
せて回転センサを設け、回転軸と一緒にシリンダブロッ
クが回転したときには、該シリンダブロックから突出し
た各ピストンの突出側を回転センサに接近、離間させる
ことにより、既存のピストンを利用して回転数を検出す
ることができる。これにより、特別な金型を用いたり、
加工を施したりすることなく回転数検出機能を有する斜
板式液圧回転機を製造することができ、該斜板式液圧回
転機の製造コストを削減することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、回転センサをピ
ストンの下死点近傍に配置しているから、ピストンの突
出側がシリンダブロックから軸方向に大きく突出した位
置で該ピストンを回転センサによって検出することがで
き、回転センサによるピストンの検出精度を高めて信頼
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるタンデム型斜板式油圧ポ
ンプを示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示a部を拡大して示す要部拡大縦断
面図である。
【図3】回転センサにピストンが接近した状態を示す図
2中の矢示 III−III 方向からみた横断面図である。
【図4】回転センサからピストンが離間した状態を示す
図3と同様位置からみた横断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ケーシング本体 9 第1の回転軸 10 第2の回転軸 11A 第1のポンプユニット 11B 第2のポンプユニット 15A,15B シリンダブロック 16A,16B シリンダ 18A,18B ピストン 19A,19B シュー 22A,22B 斜板 26 回転センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に回転軸
    を介して回転可能に設けられたシリンダブロックと、該
    シリンダブロックに前記回転軸を中心にして周方向に等
    間隔で、かつ軸方向に穿設された複数のシリンダと、該
    各シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、前記シリンダブロ
    ックから突出した突出側にシューを有する複数のピスト
    ンと、前記シリンダブロックと対向して前記ケーシング
    内に設けられ、前記シリンダブロックが回転する間に前
    記シューを摺動案内して前記各ピストンを上死点と下死
    点との間で往復動させる斜板とからなる斜板式液圧回転
    機において、 前記ケーシングには、前記ピストンの突出側の外周面に
    近接させて回転センサを設ける構成としたことを特徴と
    する斜板式液圧回転機。
  2. 【請求項2】 前記回転センサは、前記ピストンの下死
    点近傍に配置してなる請求項1に記載の斜板式液圧回転
    機。
  3. 【請求項3】 前記回転センサは、前記各ピストンが接
    近、離間することによって生じる磁界の変化を検出する
    電磁式センサである請求項1または2に記載の斜板式液
    圧回転機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036895A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Iseki & Co Ltd トラクタのpto軸回転センサ及び取付構造
CN111577524A (zh) * 2019-02-18 2020-08-25 纳博特斯克有限公司 液压马达

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