JPH0754624Y2 - 油圧モータ又はポンプ - Google Patents
油圧モータ又はポンプInfo
- Publication number
- JPH0754624Y2 JPH0754624Y2 JP7142889U JP7142889U JPH0754624Y2 JP H0754624 Y2 JPH0754624 Y2 JP H0754624Y2 JP 7142889 U JP7142889 U JP 7142889U JP 7142889 U JP7142889 U JP 7142889U JP H0754624 Y2 JPH0754624 Y2 JP H0754624Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder block
- detection port
- hydraulic motor
- piston chamber
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 回転パルスやピストン室内の圧力を検出できる機構を備
えた油圧モータ又はポンプに関する。
えた油圧モータ又はポンプに関する。
(従来の技術) 第3図に示した従来の油圧モータは、流入ポートPを設
けたモータケースaに回転軸1を内装し、この回転軸1
の一側にシリンダブロック2を嵌着している。
けたモータケースaに回転軸1を内装し、この回転軸1
の一側にシリンダブロック2を嵌着している。
上記シリンダブロック2には複数のピストン孔2aを形成
するとともに、ピストン孔2aにピストン3を摺動自在に
装着し、ピストン3の先端にピストン室Rを区画形成し
ている。
するとともに、ピストン孔2aにピストン3を摺動自在に
装着し、ピストン3の先端にピストン室Rを区画形成し
ている。
また、ピストン3の一側には上記ピストン室Rに臨ませ
てポート4を形成する一方、ピストン3の他側にはシュ
ー5を摺動自在に連結している。
てポート4を形成する一方、ピストン3の他側にはシュ
ー5を摺動自在に連結している。
そして、ピストン3のポート4の内端に連通孔3aを形成
し、この連通孔3aを介してポート4とシュー5に形成し
た通孔5aとを常時連通している。
し、この連通孔3aを介してポート4とシュー5に形成し
た通孔5aとを常時連通している。
さらに、シュー5の外側には軸穴6aを形成した斜板6を
設けているが、この斜板6はその軸線を、軸穴6aに挿通
した回転軸1の軸線に対して傾けている。そして、この
斜板の一側である傾斜面6bを、上記シュー5に接触させ
ている。
設けているが、この斜板6はその軸線を、軸穴6aに挿通
した回転軸1の軸線に対して傾けている。そして、この
斜板の一側である傾斜面6bを、上記シュー5に接触させ
ている。
しかして、流入ポートPに圧油が供給されると、この圧
油はポンプケースaの一側に設けたバルブプレート7内
の図示していない流路を経由して、ピストン室Rに導か
れる。
油はポンプケースaの一側に設けたバルブプレート7内
の図示していない流路を経由して、ピストン室Rに導か
れる。
このように、ピストン室Rに圧油が導かれると、この圧
油の圧力作用でピストン3が図面左方向に移動し、ピス
トン3に連結したシュー5が斜板6に押圧される。
油の圧力作用でピストン3が図面左方向に移動し、ピス
トン3に連結したシュー5が斜板6に押圧される。
そして、シュー5が斜板6に押圧されると、シュー5は
傾斜面6bの勾配に案内され、回転軸1を中心にして傾斜
面6b上を回動する。
傾斜面6bの勾配に案内され、回転軸1を中心にして傾斜
面6b上を回動する。
また、上記のようにシュー5が回動すれば、シュー5に
連結したピストン3も回転軸1を中心にして回動するの
で、結局シリンダブロック2が回転する。そして、シリ
ンダブロック2の回転力が回転軸1に伝達され、油圧モ
ータの機能を発揮する。
連結したピストン3も回転軸1を中心にして回動するの
で、結局シリンダブロック2が回転する。そして、シリ
ンダブロック2の回転力が回転軸1に伝達され、油圧モ
ータの機能を発揮する。
(本考案が解決しようとする課題) 上記のようにした従来の油圧モータ又はポンプでは、そ
の回転パルスやピストン室内の圧力を検出できる機構を
備えていなかった。
の回転パルスやピストン室内の圧力を検出できる機構を
備えていなかった。
このようなことから、油圧モータの運動状況に応じた種
々の制御ができないという問題があった。
々の制御ができないという問題があった。
例えば、回転数が所望の回転数より高くなったときに、
これに応じて回転数を自動的に下げるとか、圧力が所望
の圧力より低くなったときに、これに応じて圧力を自動
的に上げるというような制御ができなかった。
これに応じて回転数を自動的に下げるとか、圧力が所望
の圧力より低くなったときに、これに応じて圧力を自動
的に上げるというような制御ができなかった。
本考案の目的は、回転パルスやピストン室内の圧力を検
出できる機構を備えた油圧モータ又はポンプを提供する
ことである。
出できる機構を備えた油圧モータ又はポンプを提供する
ことである。
(課題を解決しようとする手段) 上記の目的を達成するために、この考案は、シリンダブ
ロックに形成した複数のピストン孔にピストンを摺動自
在に内装し、これらのピストンを往復運動させて、斜板
とシリンダブロックとを相対回転させる油圧モータ又は
ポンプにおいて、斜板又はシリンダブロックのいずれか
一方に検出ポートを設け、この検出ポートと上記ピスト
ン孔に区画形成したピストン室とを連通し、斜板又はシ
リンダブロックが回転して、上記検出ポートとピストン
室との連通を断続する構成にしている。
ロックに形成した複数のピストン孔にピストンを摺動自
在に内装し、これらのピストンを往復運動させて、斜板
とシリンダブロックとを相対回転させる油圧モータ又は
ポンプにおいて、斜板又はシリンダブロックのいずれか
一方に検出ポートを設け、この検出ポートと上記ピスト
ン孔に区画形成したピストン室とを連通し、斜板又はシ
リンダブロックが回転して、上記検出ポートとピストン
室との連通を断続する構成にしている。
(本考案の作用) 上記のように、相対回転するシリンダブロック又は斜板
のいずれか一方に検出ポートを設け、この検出ポートと
ピストン室とを連通し、この検出ポートとピストン室と
の連通を断続するようにしているので、シリンダブロッ
ク又は斜板の回転周期に比例した周期のパルスや、ピス
トン室内の圧力を検出ポートへ伝達することができる。
のいずれか一方に検出ポートを設け、この検出ポートと
ピストン室とを連通し、この検出ポートとピストン室と
の連通を断続するようにしているので、シリンダブロッ
ク又は斜板の回転周期に比例した周期のパルスや、ピス
トン室内の圧力を検出ポートへ伝達することができる。
(本考案の効果) この考案の油圧モータ又はポンプによれば、検出ポート
にピストン室内の圧力や、シリンダブロック又は斜板の
回転周期に比例した周期のパルスを伝達することができ
るので、当該油圧モータ又はポンプの回転パルスやピス
トン室内の圧力を検出ポートで検出することができる。
にピストン室内の圧力や、シリンダブロック又は斜板の
回転周期に比例した周期のパルスを伝達することができ
るので、当該油圧モータ又はポンプの回転パルスやピス
トン室内の圧力を検出ポートで検出することができる。
また、上記油圧モータ又はポンプの回転数やピストン室
内の圧力を、例えば油圧回路の制御弁等油圧機器にフィ
ードバックすれば、アクチュエータへ供給する油圧の流
量や圧力を制御することもできる。
内の圧力を、例えば油圧回路の制御弁等油圧機器にフィ
ードバックすれば、アクチュエータへ供給する油圧の流
量や圧力を制御することもできる。
(本考案の実施例) 第1、2図に示したこの考案の実施例は、モータケース
aに固定した斜板6の外側に検出ポート8を形成してい
る。
aに固定した斜板6の外側に検出ポート8を形成してい
る。
上記検出ポート8の内端には、導入孔9を形成し、その
一端を検出ポート8に開口させるとともに、他端をシュ
ー5に対向させて開口している。そして、シュー5に対
向させた上記導入孔9の他端を、開口部9aとしている。
一端を検出ポート8に開口させるとともに、他端をシュ
ー5に対向させて開口している。そして、シュー5に対
向させた上記導入孔9の他端を、開口部9aとしている。
また、上記開口部9aは第2図に示したように、シュー5
が傾斜面6b上を回動するときに画く軌道r上に開口させ
ている。
が傾斜面6b上を回動するときに画く軌道r上に開口させ
ている。
そして、シュー5が矢印y方向に回動して、第1図上側
に示す位置まで移動すると、シュー5に形成した通孔5a
の一端が上記開口部9aに対向し、導入孔9を介して検出
ポート2と通孔5aとを連通するようにしている。
に示す位置まで移動すると、シュー5に形成した通孔5a
の一端が上記開口部9aに対向し、導入孔9を介して検出
ポート2と通孔5aとを連通するようにしている。
上記以外の構成は前記従来と同様なので、前記従来と同
一符号を付けるとともに、前記従来の説明をそのまま引
用し、詳細な説明を省略する。
一符号を付けるとともに、前記従来の説明をそのまま引
用し、詳細な説明を省略する。
いま、流入ポートPに圧油が供給されて、ピストン室R
に圧油が流入すると、ピストン3が図面水平方向に移動
して、シリンダブロック2を回転させる。
に圧油が流入すると、ピストン3が図面水平方向に移動
して、シリンダブロック2を回転させる。
シリンダブロック2が回転すると、ピストン3はシュー
5を介して斜板6上を回動し、第1図上側に示したピス
トン3の位置に向って回動をつづけるとともに、ピスト
ン孔2a内を図面右方向に移動する。
5を介して斜板6上を回動し、第1図上側に示したピス
トン3の位置に向って回動をつづけるとともに、ピスト
ン孔2a内を図面右方向に移動する。
上記のようにして、ピストン3が図面上側に示したピス
トン3の位置まで回動すると、導入孔9の開口部9aに通
孔5aの一端が対向する一方、ピストン3はそのストロー
クエンドである上死点まで移動する。
トン3の位置まで回動すると、導入孔9の開口部9aに通
孔5aの一端が対向する一方、ピストン3はそのストロー
クエンドである上死点まで移動する。
そして、ピストン室Rはポート4→連通孔3a→通孔5a→
導入孔9を介して検出ポート8に連通し、ピストン室R
内の圧油は上記ポート4〜導入孔9を経由して検出ポー
ト8に導入される。
導入孔9を介して検出ポート8に連通し、ピストン室R
内の圧油は上記ポート4〜導入孔9を経由して検出ポー
ト8に導入される。
また、ピストン3がさらに移動して、ピストン3ととも
にシュー5が回動すると、導入孔9の開口部9aは回動す
る複数のシュー5の間に開口し、検出ポート8とピスト
ン室Rとの連通が遮断される。そして、検出ポート8に
導入された圧油の圧力は低下する。
にシュー5が回動すると、導入孔9の開口部9aは回動す
る複数のシュー5の間に開口し、検出ポート8とピスト
ン室Rとの連通が遮断される。そして、検出ポート8に
導入された圧油の圧力は低下する。
言い換えると、検出ポート8には、ピストン3が上死点
に位置したときのピストン室R内の圧油を導入して、ピ
ストン室R内の圧力を伝達するとともに、シュー5の回
動、つまりシリンダブロック2の回転によってピストン
室Rと検出ポート8との連通を継続し、シリンダブロッ
ク2の回転周期に比例したパルスが伝達される。
に位置したときのピストン室R内の圧油を導入して、ピ
ストン室R内の圧力を伝達するとともに、シュー5の回
動、つまりシリンダブロック2の回転によってピストン
室Rと検出ポート8との連通を継続し、シリンダブロッ
ク2の回転周期に比例したパルスが伝達される。
上記の実施例によれば、斜板6に設けた検出ポート8
に、ピストン室R内の圧油の圧力を伝達するとともに、
シリンダブロック2の回転周期に比例した周期のパルス
を伝達することができる。
に、ピストン室R内の圧油の圧力を伝達するとともに、
シリンダブロック2の回転周期に比例した周期のパルス
を伝達することができる。
したがって、当該油圧モータの回転パルスやピストン室
内の圧力を検出ポートで検出することができる。
内の圧力を検出ポートで検出することができる。
そして、上記油圧モータの回転数やピストン室内の圧力
を、例えば油圧回路の制御弁等油圧機器にフィートバッ
クすれば、アクチュエータへ供給する圧油の流量や圧力
を制御することもできる。
を、例えば油圧回路の制御弁等油圧機器にフィートバッ
クすれば、アクチュエータへ供給する圧油の流量や圧力
を制御することもできる。
なお、当該油圧モータと構成を同じくし、その回転軸に
外力を入力してポンプ作用を発揮させる油圧ポンプに、
上記実施例を適用できること当然である。
外力を入力してポンプ作用を発揮させる油圧ポンプに、
上記実施例を適用できること当然である。
また、上記実施例とは反対に、シリンダブロックを固定
し、斜板を回転させるようにした油圧モータ又はポンプ
にも適用できるとともに、シリンダブロックに検出ポー
トを設け、この検出ポートとピストン室とを連通しても
よいこと当然である。
し、斜板を回転させるようにした油圧モータ又はポンプ
にも適用できるとともに、シリンダブロックに検出ポー
トを設け、この検出ポートとピストン室とを連通しても
よいこと当然である。
図面第1、2図は本考案の実施例を示したもので、第1
図は断面図、第2図は第1図のII-II線視要部平面図、
第3図は従来油圧モータの断面図である。 2……シリンダブロック、2a……ピストン孔、3……ピ
ストン、R……ピストン室、5……シュー、6……斜
板、6b……傾斜面、8……検出ポート、9……導入孔、
9a……開口部。
図は断面図、第2図は第1図のII-II線視要部平面図、
第3図は従来油圧モータの断面図である。 2……シリンダブロック、2a……ピストン孔、3……ピ
ストン、R……ピストン室、5……シュー、6……斜
板、6b……傾斜面、8……検出ポート、9……導入孔、
9a……開口部。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダブロックに形成した複数のピスト
ン孔にピストンを摺動自在に内装し、これらのピストン
を往復運動させて、斜板とシリンダブロックとを相対回
転させる油圧モータ又はポンプにおいて、斜板又はシリ
ンダブロックのいずれか一方に検出ポートを設け、この
検出ポートと上記ピストン孔に区画形成したピストン室
とを連通し、斜板又はシリンダブロックが回転して、上
記検出ポートとピストン室との連通を断続する構成にし
た油圧モータ又はポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7142889U JPH0754624Y2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 油圧モータ又はポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7142889U JPH0754624Y2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 油圧モータ又はポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0310080U JPH0310080U (ja) | 1991-01-30 |
JPH0754624Y2 true JPH0754624Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31608451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7142889U Expired - Fee Related JPH0754624Y2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 油圧モータ又はポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754624Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4634599B2 (ja) * | 2000-11-30 | 2011-02-16 | 株式会社ティラド | 水冷ヒートシンク |
JP4626082B2 (ja) * | 2001-04-16 | 2011-02-02 | 株式会社日立製作所 | 冷却水路を備えた電気装置 |
JP2003060145A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-28 | Nippon Alum Co Ltd | 冷却プレート |
JP4967988B2 (ja) * | 2007-10-25 | 2012-07-04 | 株式会社豊田自動織機 | 半導体冷却装置 |
-
1989
- 1989-06-19 JP JP7142889U patent/JPH0754624Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0310080U (ja) | 1991-01-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |